JPH061871Y2 - シートスライド装置 - Google Patents
シートスライド装置Info
- Publication number
- JPH061871Y2 JPH061871Y2 JP1989141590U JP14159089U JPH061871Y2 JP H061871 Y2 JPH061871 Y2 JP H061871Y2 JP 1989141590 U JP1989141590 U JP 1989141590U JP 14159089 U JP14159089 U JP 14159089U JP H061871 Y2 JPH061871 Y2 JP H061871Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation rod
- shaft
- shaft holding
- transmission lever
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 17
- 230000003187 abdominal effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシートスライド装置、特に左右両側のスライド
レールにロック機構を有し、一方のスライドレール側に
加えられるロック解除操作力を他方へ伝達する機構を備
えたシートスライド装置に関する。
レールにロック機構を有し、一方のスライドレール側に
加えられるロック解除操作力を他方へ伝達する機構を備
えたシートスライド装置に関する。
従来、かかるシートスライド装置は、車体フロアに固設
され長手方向に複数のロック孔を備えるロアーレール部
材と、座席シート等が固設されロアーレール部材に移動
自在に係合されるアッパーレール部材と、上記ロック孔
に係合するラッチが固着された操作ロッドと、アッパー
レールに固設され操作ロッドを回動自在に支承する第1
および第2の支承部材と、操作ロッドに加えられる操作
力を他側のスライドレールに伝達すべく操作ロッドに固
着された伝達レバーとを有している。
され長手方向に複数のロック孔を備えるロアーレール部
材と、座席シート等が固設されロアーレール部材に移動
自在に係合されるアッパーレール部材と、上記ロック孔
に係合するラッチが固着された操作ロッドと、アッパー
レールに固設され操作ロッドを回動自在に支承する第1
および第2の支承部材と、操作ロッドに加えられる操作
力を他側のスライドレールに伝達すべく操作ロッドに固
着された伝達レバーとを有している。
しかして、第1支承部材はラッチの係合強度を確保すべ
く、ラッチの両側に配置され、カール成形された軸支承
部を有している。
く、ラッチの両側に配置され、カール成形された軸支承
部を有している。
また、第2支承部材は上記第1支承部材と離間されて設
けられ、第1の例では第1支承部材と同様にカール成形
された軸支承部を有し、第2の例では操作ロッドの軸径
と略々等しい軸支承孔が穿設されている。そして、この
第2支承部材に近接した操作ロッド位置に上述の伝達レ
バーが固着されている。
けられ、第1の例では第1支承部材と同様にカール成形
された軸支承部を有し、第2の例では操作ロッドの軸径
と略々等しい軸支承孔が穿設されている。そして、この
第2支承部材に近接した操作ロッド位置に上述の伝達レ
バーが固着されている。
しかしながら、かかる従来のシートスライド装置におい
て、第1の例にあっては軸支承部がカール成形によって
形成されていることから、その寸法精度が出し難く操作
ロッドとの間にガタ付が存在するのが避けられない。
て、第1の例にあっては軸支承部がカール成形によって
形成されていることから、その寸法精度が出し難く操作
ロッドとの間にガタ付が存在するのが避けられない。
また、第2の例にあっては軸支承孔が穿設されているの
で、第1の例に比べ寸法精度は向上するが、組付時にお
ける操作ロッドの挿通作業性の点から孔径をそれ程小さ
くとることは出来ず、やはり操作ロッドとの間にガタ付
が存在するのは避けられない。
で、第1の例に比べ寸法精度は向上するが、組付時にお
ける操作ロッドの挿通作業性の点から孔径をそれ程小さ
くとることは出来ず、やはり操作ロッドとの間にガタ付
が存在するのは避けられない。
この結果、伝達レバーによる他のスライドレールのロッ
ク機構のラッチに対する伝達量が充分にとれず、左右ス
ライドレールのロック解除を同期させて滑らかに行うこ
とが出来難いという問題があった。
ク機構のラッチに対する伝達量が充分にとれず、左右ス
ライドレールのロック解除を同期させて滑らかに行うこ
とが出来難いという問題があった。
本考案の目的は、かかる従来の問題を解消し、操作ロッ
ドとのガタを無くしロック解除操作力を確実に伝達する
ことができるシートスライド装置を提供することにあ
る。
ドとのガタを無くしロック解除操作力を確実に伝達する
ことができるシートスライド装置を提供することにあ
る。
上記目的を達成するために、本考案は車体フロアに固設
され長手方向に複数の係合部を備えるロアーレール部材
と、該ロアーレール部に移動自在に係合されるアッパー
レール部材と、該アッパーレール部材に設けられ、前記
係合部に係合するラッチと他側のスライドレールに操作
力を伝達する伝達レバーとが固着された操作ロッドを回
動自在に支承する第1および第2の支承部材と、を備え
たシートスライド装置において、前記伝達レバーを前記
第2支承部材に近接させると共に、前記第2支承部材を
その中央部に半円弧状の軸保持部とその両側に軸保持部
と共に前記操作ロッドを挾持する軸押え部とを有する如
く形成したことを特徴とする。
され長手方向に複数の係合部を備えるロアーレール部材
と、該ロアーレール部に移動自在に係合されるアッパー
レール部材と、該アッパーレール部材に設けられ、前記
係合部に係合するラッチと他側のスライドレールに操作
力を伝達する伝達レバーとが固着された操作ロッドを回
動自在に支承する第1および第2の支承部材と、を備え
たシートスライド装置において、前記伝達レバーを前記
第2支承部材に近接させると共に、前記第2支承部材を
その中央部に半円弧状の軸保持部とその両側に軸保持部
と共に前記操作ロッドを挾持する軸押え部とを有する如
く形成したことを特徴とする。
本考案によれば、伝達レバーが固着された操作ロッドは
第1支承部材および第2支承部材でもって回動自在に支
承される。しかして、伝達レバーに近接する第2支承部
材は、操作ロッドを支承するに際し、半円弧状の軸保持
部とこの両側に配置された軸押え部とでもって操作ロッ
ドを挾持しつつ支承する。
第1支承部材および第2支承部材でもって回動自在に支
承される。しかして、伝達レバーに近接する第2支承部
材は、操作ロッドを支承するに際し、半円弧状の軸保持
部とこの両側に配置された軸押え部とでもって操作ロッ
ドを挾持しつつ支承する。
従って、操作ロッドと第2支承部材との間にはガタが存
在せず、操作ロッドの回動による伝達レバーの回転量が
そのまゝ他のスライドレール側に伝達されることにな
る。
在せず、操作ロッドの回動による伝達レバーの回転量が
そのまゝ他のスライドレール側に伝達されることにな
る。
以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつつ説明す
る。
る。
第1図ないし第4図に本考案の一実施例を示す。
図において、1はブラケット2を介して不図示の車体フ
ロアに固設されるロアーレールであり、その長手方向に
沿って形成された複数個のロック孔3Aを備えたロックプ
レート3が固設されている。このロアーレール1とロッ
クプレート3とでもってロアーレール部材が構成され
る。4は該ロアーレール1に移動自在に係合され不図示
の座席シートが固設されるアッパーレールである。
ロアに固設されるロアーレールであり、その長手方向に
沿って形成された複数個のロック孔3Aを備えたロックプ
レート3が固設されている。このロアーレール1とロッ
クプレート3とでもってロアーレール部材が構成され
る。4は該ロアーレール1に移動自在に係合され不図示
の座席シートが固設されるアッパーレールである。
アッパーレール4には後述する操作ロッドを支承するた
め、略々その中腹部において上面に第1支承部材として
の第1支承ブラケット5が、やゝ前方部において側面に
第2支承部材としての第2支承ブラケット6がそれぞれ
固着されている。
め、略々その中腹部において上面に第1支承部材として
の第1支承ブラケット5が、やゝ前方部において側面に
第2支承部材としての第2支承ブラケット6がそれぞれ
固着されている。
第1支承ブラケット5は前後方向に離間して円弧状にカ
ール成形された軸支承部5A,5Bを備えている。
ール成形された軸支承部5A,5Bを備えている。
第2支承ブラケット6は第2図に詳細に示すようにその
中央部に半円弧状にカール成形された軸保持部6Aと、そ
の両側に軸保持部6Aと高さを略々等しく形成され軸保持
部6Aと共に操作ロッドを挾持する軸押え部6B,6Cとを備
えている。
中央部に半円弧状にカール成形された軸保持部6Aと、そ
の両側に軸保持部6Aと高さを略々等しく形成され軸保持
部6Aと共に操作ロッドを挾持する軸押え部6B,6Cとを備
えている。
7は上述した第1および第2支承ブラケット5および6
に回転自在に支承された前述の操作ロッドであり、先端
の折曲げ部には把持部7Aが設けられて、後端の半割り部
の軸上にはコイルスプリング8が巻装されている。さら
に、前述の軸支承部5A,5Bの間における操作ロッド7に
はラッチ9が固着され、ラッチ9は前述のロック孔3Aに
係合する。また、操作ロッド7の第2支承ブラケット6
に近接する位置には、不図示の他側のスライドレールに
おけるロック解除レバーにワイヤー11を介して操作力を
伝達するための伝達レバー10が固設されている。なお、
上述のコイルスプリング8はその一端が半割り部に挾持
され固定されると共に他端が第1支承ブラケット5に係
止され操作ロッドのラッチ9をロック孔3Aとの係合方向
に付勢している。
に回転自在に支承された前述の操作ロッドであり、先端
の折曲げ部には把持部7Aが設けられて、後端の半割り部
の軸上にはコイルスプリング8が巻装されている。さら
に、前述の軸支承部5A,5Bの間における操作ロッド7に
はラッチ9が固着され、ラッチ9は前述のロック孔3Aに
係合する。また、操作ロッド7の第2支承ブラケット6
に近接する位置には、不図示の他側のスライドレールに
おけるロック解除レバーにワイヤー11を介して操作力を
伝達するための伝達レバー10が固設されている。なお、
上述のコイルスプリング8はその一端が半割り部に挾持
され固定されると共に他端が第1支承ブラケット5に係
止され操作ロッドのラッチ9をロック孔3Aとの係合方向
に付勢している。
上記構成になる本実施例においては、第1および第2支
承ブラケット5および6の軸支承部5A,5Bおよび軸保持
部6Aと軸押え部6B,6Cに操作ロッド7を挿通した後、こ
の操作ロッド7の所定位置に前述のラッチ9および伝達
レバー10が溶接等により固着され、さらにコイルスプリ
ング8が装着される。
承ブラケット5および6の軸支承部5A,5Bおよび軸保持
部6Aと軸押え部6B,6Cに操作ロッド7を挿通した後、こ
の操作ロッド7の所定位置に前述のラッチ9および伝達
レバー10が溶接等により固着され、さらにコイルスプリ
ング8が装着される。
尚、このとき、操作ロッド7は第2支承ブラケット6に
おいてはその軸体の略々半周面が半円弧状の軸保持部6A
内に収容され、その両側で逆側に配置された軸押え部6
B,6Cとでもって挾持されることになる。
おいてはその軸体の略々半周面が半円弧状の軸保持部6A
内に収容され、その両側で逆側に配置された軸押え部6
B,6Cとでもって挾持されることになる。
従って、今、座席シートの前後位置調整のために、操作
ロッド7が回動されると、ラッチ9のロック孔3Aとの係
合が解除されると共に伝達レバー10とこれに一端が係合
されたワイヤー11を介して他側のスライドレールのロッ
クも解除されることになるが、操作ロッド7は第2支承
ブラケット6でもってガタ無く支承されており、伝達レ
バー10の回転量がそのまゝ他のスライドレール側に伝達
されるのである。
ロッド7が回動されると、ラッチ9のロック孔3Aとの係
合が解除されると共に伝達レバー10とこれに一端が係合
されたワイヤー11を介して他側のスライドレールのロッ
クも解除されることになるが、操作ロッド7は第2支承
ブラケット6でもってガタ無く支承されており、伝達レ
バー10の回転量がそのまゝ他のスライドレール側に伝達
されるのである。
尚、本実施例においては、ロックプレートを備えた型式
のロアーレールを示したが、ロアーレールに直接ロック
孔が形成されている型式のスライドレールであっても、
また、その他の型式のスライドレールであっても本考案
が適用できることはいうまでもない。
のロアーレールを示したが、ロアーレールに直接ロック
孔が形成されている型式のスライドレールであっても、
また、その他の型式のスライドレールであっても本考案
が適用できることはいうまでもない。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば伝達レ
バーに近接する第2支承部材をその中央部に半円弧状の
軸保持部とその両側に軸保持部と共に操作ロッドを挾持
する軸押え部とを有する如く形成したので、操作ロッド
をガタ付なく支承することができ、ロック解除操作を確
実に伝達することが可能なシートスライド装置を得るこ
とができる。
バーに近接する第2支承部材をその中央部に半円弧状の
軸保持部とその両側に軸保持部と共に操作ロッドを挾持
する軸押え部とを有する如く形成したので、操作ロッド
をガタ付なく支承することができ、ロック解除操作を確
実に伝達することが可能なシートスライド装置を得るこ
とができる。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、 第2図は本考案実施例の第2支承部材を示す斜視図、 第3図は本考案実施例の一部平面図、 第4図は第1図のA−A矢視断面図である。 1…ロアーレール、 3…ロックプレート、 4…アッパーレール、 5…第1支承ブラケット、 5A,5B…軸支承部、 6…第2支承ブラケット、 6A…軸保持部、 6B,6C…軸押え部、 7…操作ロッド、 9…ラッチ、 10…伝達レバー、 11…ワイヤー。
Claims (1)
- 【請求項1】車体フロアに固設され長手方向に複数の係
合部を備えるロアーレール部材と、該ロアーレール部材
に移動自在に係合されるアッパーレール部材と、該アッ
パーレール部材に設けられ、前記係合部に係合するラッ
チと他側のスライドレールに操作力を伝達する伝達レバ
ーとが固着された操作ロッドを回動自在に支承する第1
および第2の支承部材と、を備えたシートスライド装置
において、 前記伝達レバーを前記第2支承部材に近接させると共
に、前記第2支承部材をその中央部に半円弧状の軸保持
部とその両側に軸保持部と共に前記操作ロッドを挾持す
る軸押え部とを有する如く形成したことを特徴とするシ
ートスライド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989141590U JPH061871Y2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | シートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989141590U JPH061871Y2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | シートスライド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0381136U JPH0381136U (ja) | 1991-08-20 |
JPH061871Y2 true JPH061871Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31688470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989141590U Expired - Lifetime JPH061871Y2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | シートスライド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061871Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08282347A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-10-29 | Nhk Spring Co Ltd | シート等の位置調整装置 |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP1989141590U patent/JPH061871Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0381136U (ja) | 1991-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4542254B2 (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
KR100610431B1 (ko) | 자동차용 시트 슬라이드 장치 | |
US6478376B2 (en) | Vehicle seat construction | |
JP2007091052A (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP3646356B2 (ja) | シートスライド装置 | |
JP2013166418A (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JP3449227B2 (ja) | シートスライド装置のスライドロック機構 | |
JPH061871Y2 (ja) | シートスライド装置 | |
JP4771793B2 (ja) | シートトラック装置 | |
JP4010155B2 (ja) | シートトラック装置 | |
JP5601907B2 (ja) | シートのロック解除レバー装置 | |
JP2785705B2 (ja) | 車両用シートの取付構造 | |
JP2525788Y2 (ja) | 乗用車前席用シートスライド装置 | |
JP4007599B2 (ja) | ヘッドレスト支持構造 | |
JPS6123477Y2 (ja) | ||
JPH0511068Y2 (ja) | ||
EP1759945B1 (en) | Base frame and parking brake device | |
JPH0350779Y2 (ja) | ||
JP3708408B2 (ja) | スプリットベンチシートのスライドロック装置 | |
JPS625701Y2 (ja) | ||
JPH0333536Y2 (ja) | ||
JP4019501B2 (ja) | 車両用シートスライド装置 | |
JPH0567452B2 (ja) | ||
JPH0346971Y2 (ja) | ||
JPS5816927A (ja) | シ−トアジヤスタ−のロツク機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |