JPH061863Y2 - 自動定速走行装置 - Google Patents

自動定速走行装置

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JPH061863Y2
JPH061863Y2 JP1986147137U JP14713786U JPH061863Y2 JP H061863 Y2 JPH061863 Y2 JP H061863Y2 JP 1986147137 U JP1986147137 U JP 1986147137U JP 14713786 U JP14713786 U JP 14713786U JP H061863 Y2 JPH061863 Y2 JP H061863Y2
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JP
Japan
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potentiometer
point
output shaft
constant speed
automatic constant
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JP1986147137U
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JPS6352933U (ja
Inventor
彰 渡辺
Original Assignee
株式会社カンセイ
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、車両を運転者の希望する速度で定速走行させ
ることができる自動定速走行装置に関するものである。
〔考案の背景〕
従来のこの種の自動定速走行装置(以下これはASCD
と称す)としては、例えば第5図に示すような構成のも
のがある。これは、制御回路31と、アクチュエータ3
2を有し、その制御回路31では、設定された車速と現
在の走行車速とを比較し、その差に応じた増速または減
速信号を、アクチュエータ32に伝え、同時にアクチュ
エータ32のポテンショメータ32a信号(スロットル開
度に相当する電圧)のフィードバックを受けて比例制御
を行なっているものである。このようなASCDにおけ
る制御時のポテンショメータ32a信号と車速との関係に
ついて、第6図により説明すると、A線はスロットルバ
ルブの開度と車速との関係を示している。この特性A
は、車種によって異るが、概ね図示の様な曲線となって
いる。B線はスロットルバルブの開度とアクチュエータ
の作動角の関係を示し、C線はアクチュエータの作動角
とポテンショメータ信号との関係を示し、さらにD線
は、上記A線,B線,C線により導かれるポテンショメ
ータ信号と車速との関係を示すものである。
ところが上記ASCDにおけるアクチュエータとスロッ
トルバルブとは、通常アクセルワイヤにより連結し、ア
クチュエータによるアクセルワイヤの引張り力によりス
ロットルバルブを開閉するものであるが、このアクセル
ワイヤに具有するワイヤのたるみにより、アクチュエー
タの動作角と、スロットルバルブの動作角との間に動作
ずれaを生じ、このため、B線がB′線の位置に移動し
てしまい、またD線はD′の位置に移動してしまう。従
って、制御回路1は、基本制御線、即ちD線に基いて比
例制御を行なっているものであるから、常に偏差を残し
た制御となってしまう。これを車両の挙動で見ると、ハ
ンチングと呼ばれる車速の波打ち現象や、記憶車速と実
車速との間の誤差が大きくなるという問題点が生じてい
た。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、アクチュエータとスロットルバルブとの間を連
結しているアクセルワイヤのたるみに起因する作動ずれ
aを相殺するために、上記アクチュエータのポテンショ
メータに不感体を設けて、アクチュエータの作動角とポ
テンショメータ信号との関係を示すC線を、bだけずら
してC′位置に修正、即ちアクセルワイヤ25が緊張し
てスロットルバルブが始動するタイミングとポテンショ
メータ信号の変動開始時期とを合致せしめることによ
り、上記の問題点を解消することができる自動定速走行
装置を提供することを目的とするものである。
〔考案の実施例〕
以下に本考案を第1図乃至第4図に示す実施例に基いて
詳細に説明する。
1はこの実施例のASCDに設備されるアクチュエータ
を示すものであって、このアクチュエータ1はモータ2
の回転歯車2′の回転力により回転され、かつ、この回
転を順次減速する減速ギヤ3,4,5,6を有し、その
末端の減速ギヤ6には、出力軸7に固着された平面扇形
に形成された扇形ギヤ8が噛合っている。該扇形ギア8
の下面にはポテンショメータ9の可動接点板10が扇形
ギア8と一体に回転するように取付けられている。この
可動接点板10には、一対の接点11,11′が設けられ
ており、この接点11,11′が夫々に摺接するポテンシ
ョ用抵抗体12および導体12′が、基板13上面におい
てパターン形成されている。14はソレノイドコイル、
15はその鉄片であって、この両者によってクラッチを
形成しており、ASCDを作動させる場合には、ソレノ
イドコイル14へ通電することにより、鉄片15を、第
2図において、実線で示す位置に鉄片15とハウジング
16との間に張設されたばね17の弾性力に抗して移動
し、鉄片15に固着されたブラケット18に上端が枢支
された回転軸19を左方に移動する。これによりギヤ6
が扇形ギア8に噛合って、モータ2による駆動力が減速
ギヤ3,4,5,6群を介して出力軸である回転軸7を
回動させ、第3図に示すようにこの出力軸7に固着され
たスプロケット24及びアクセルワイヤ25を介して不
図示のエンジンのスロットル23を回動制御するように
なっている。また上記ポテンショメータ9の可動接点板
10の出力軸7に固定されているので、その出力軸7の
回動量が、抵抗体12及び導体12′による抵抗変化によ
って検出され、不図示の制御用コントローラにフィード
バックされるものである。また、20は扇形ギア8のボ
スを取巻くようにして、その扇形ギア8とハウジング1
6の突起21との間に張設されたコイル状の復帰用スプ
リングであって、ソレノイド14への通電が解除された
とき、扇形ギア8を旧位に復帰させる役目を果してい
る。22は出力軸7の軸受である。上記のポテンショメ
ータ9を構成している基板13上に形成されているポテ
ンショ用抵抗体12及び導体12′のパターンは第4図に
示すものであって、特にそのポテンショ用抵抗体12
は、出力軸7と一体に回転する可動接点板10に固着さ
れた接点11が、エンジンスロットルのアイドリング点
Pから、フルスロットル点Qまでの角αの範囲で往復回
動されるように形成されている。
ところが、この実施例においては、点Pから点Rまでは
抵抗不感帯12″とし、その点Rから点Qまでの間をポテ
ンショ用抵抗体12に構成したものであるから、出力軸
7の回動により接点11が点Pより点Q方向へ移動する
とき、その接点11が点Pから点Rまで移動する間、即
ち移動角βの範囲ではその不感帯12″により、ポテンシ
ョメータの信号は一定であり、接点11が点Rを越える
とポテンショ用抵抗体12との摺接により、信号が変動
されることになる。即ち、接点11が点Pから点Rに移
動する間に、スロットルバルブを引き込むアクセルワイ
ヤ25のたるみが解消できるので、爾後、接点11が点
Rから点Qに移動する動作と、スロットルバルブとの動
作とが比例動作して精度の高い定速走行制御特性が得ら
れるものである。
〔考案の概要〕
以上のように本考案は、モータ2を有し、該モータ2の
回転を減速歯車機構及びクラッチを介して出力軸7に伝
達し、該出力軸7からアクセルワイヤ25を介してエン
ジンスロットルを回動するとともに、該出力軸7の回動
に応じたレベルの信号を出力するポテンショメータ9を
有する自動定速走行装置において、前記ポテンショメー
タ9に、エンジンスロットルのアイドリングのときの点
Pからのアクセルワイヤのたるみが解消されるときの点
Rまでの移動角βの範囲に、前記出力軸7の回動にもか
かわらず一定信号を出力する不感帯12″を設けたことを
特徴とする自動定速走行装置である。
〔考案の効果〕
従ってこの自動定速走行装置によれば、そのポテンショ
メータに、不感帯12″を設けたことにより、接点がその
不感帯12″を通過する間にアクセルワイヤ25のたるみ
が解消されるので、機構上避け得ない機械的ガタ、即ち
アクセルワイヤのたるみ(一定)によるストロークロス
を、変極点をもった不感帯特性のポテンシヨメータによ
り補正し、該接点が不感帯12″を通過した直後からスロ
ットルバルブの動作と、ポテンショメータの信号変化が
開始され、これによって精度の高い定速走行制御特性が
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案よりなるASCDの実施例を示した断面
説明図、第2図はその平断面図、第3図はその内部構造
を示した斜視図、第4図はそのポテンショメータのパタ
ーン形成説明図、第5図は従来のASCDを示した回路
ブロック図、第6図はASCDの特性説明図である。 1…アクチエータ、2…モータ 2′,3,4,5,6…減速ギヤ 7…出力軸、8…扇形ギア 9…ポテンショメータ、10…可動接点板 11,11′…接点、12…抵抗体 12′…導体、12″…不感帯 13…基板、14…ソレノイドコイル 15…鉄片、16…ハウジング 17…ばね、18…ブラケット 19…回転軸、20…復帰用スプリング 21…突起、22…軸受け 23…スロットル 24…スプロケット 25…アクセルワイヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ(2)を有し、該モータ(2)の回転を減
    速歯車機構及びクラッチを介して出力軸(7)に伝達し、
    該出力軸(7)からアクセルワイヤ(25)を介してエンジン
    スロットルを回動するとともに、該出力軸(7)の回動に
    応じたレベルの信号を出力するポテンショメータ(9)を
    有する自動定速走行装置において、前記ポテンショメー
    タ(9)に、エンジンスロットルのアイドリングのときの
    点(P)からアクセルワイヤのたるみが解消されるとき
    の点(R)までの移動角(β)の範囲に、前記出力軸
    (7)の回動にもかかわらず一定信号を出力する不感帯(1
    2″)を設けたことを特徴とする自動定速走行装置。
JP1986147137U 1986-09-26 1986-09-26 自動定速走行装置 Expired - Lifetime JPH061863Y2 (ja)

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JP1986147137U JPH061863Y2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26 自動定速走行装置

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JPS6352933U JPS6352933U (ja) 1988-04-09
JPH061863Y2 true JPH061863Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=31060226

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JP2708753B2 (ja) * 1987-09-10 1998-02-04 マツダ株式会社 車両用アクチュエータの制御装置
JP2909905B2 (ja) * 1988-05-27 1999-06-23 富士通テン株式会社 定速走行制御装置
JP4822220B2 (ja) * 2004-03-04 2011-11-24 コンティ テミック マイクロエレクトロニック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 直線駆動装置を有する操作駆動装置

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