JPH06186395A - 配管路の除染装置 - Google Patents

配管路の除染装置

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JPH06186395A
JPH06186395A JP34080192A JP34080192A JPH06186395A JP H06186395 A JPH06186395 A JP H06186395A JP 34080192 A JP34080192 A JP 34080192A JP 34080192 A JP34080192 A JP 34080192A JP H06186395 A JPH06186395 A JP H06186395A
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JP
Japan
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decontamination
fluid
sphere
liquid
tube line
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34080192A
Other languages
English (en)
Inventor
Heihachi Harashina
平八 原科
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管路の除染装置に係り、配管路の除染効率
を高めるとともに、内部に付着した汚染物の除染を行な
う。 【構成】 化学除染液を球体とともに被処理管路に送り
込む流動体移送手段と、回収された流動体から球体と液
分とを分離するボールコレクタと、化学除染液を分離す
る炉過手段と、流動体を繰り返し循環させるバイパス手
段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配管路の除染装置に係
り、特に配管路の内面に付着した汚染物の除染を効率良
く実施する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電関連のプラントの配管が、放
射性物質によって汚染された場合には、クエン酸,ギ
酸,しゅう酸等の有機酸を主成分とする化学除染液を配
管路に挿通させることによって除染が実施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、配管の内面に
汚染物質が付着している場合には、化学除染液を挿通さ
せるだけでは、除染効率を高めることが困難であるとい
う課題が残されている。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、配管路の除染効率を高めるとともに、軟質あるい
は硬質の汚染物の除染を行なうことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配管路の除
染装置にあっては、化学除染液を球体とともに被処理管
路に送り込む流動体移送手段と、回収された流動体から
球体と液分とを分離するボールコレクタと、該ボールコ
レクタと流動体移送手段との間に介在状態に配され化学
除染液を分離する炉過手段と、ボールコレクタの上流管
路と流動体移送手段との間に配され流動体を繰り返し循
環させるバイパス手段とを具備する構成を採用してい
る。
【0006】
【作用】流動体移送手段の作動によって、化学除染液と
球体とを混合した流動体が被処理管路に送り込まれる
と、化学除染に加えて、球体が内壁に衝突することによ
る汚染物の研削や、球体の存在によって乱流が発生して
攪拌されること等に基づく除染が行なわれる。回収され
た流動体は、バイパス手段によって引き続き循環させら
れ、球体と液分とを分離する場合には、ボールコレクタ
によって分離されて液分中の化学除染分が炉過手段から
取り出される。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る配管路の除染装置の一実
施例を図1に基づいて説明する。図1にあって、符号X
は被処理管路、Bは球体、1は流動体移送手段、2はボ
ールコレクタ、3は炉過手段、4A,4Bはバイパス手
段、5は除染剤供給系、6は除染剤含浸タンク、7は固
液分離器、8は固定化処理系、9は清水供給系、10は
洗浄水貯槽、11は制御弁である。
【0008】前記被処理管路Xは、例えば前述したよう
に、放射性物質によって汚染された配管部品等であり、
接続コネクタ12を介して流動体移送手段1及びボール
コレクタ2に接続される。
【0009】前記球体Bは、例えば多孔質状の耐熱性の
硬質ゴム球、軟質ゴム球であり、配管部品を挿通する直
径及び小径状に設定される。
【0010】前記流動体移送手段1は、図1例にあって
は炉過手段3,バイパス手段4A,4B,除染剤含浸タ
ンク6,固液分離器7,洗浄水貯槽10と接続コネクタ
12とに対して接続状態に配され、液とともに球体Bを
移送し得る機能を有するポンプ(例えばブレードレスポ
ンプ)とされる。
【0011】前記ボールコレクタ2は、被処理管路Xの
下流位置の接続コネクタ12と、炉過手段3及び除染剤
含浸タンク6との間に介在状態に配されるもので、ケー
シング2aの中に配され球体Bを捕捉して液分を通過さ
せる網状をなすホッパ2bと、該ホッパ2bの出口に配
され球体Bの落とし込みを開度によって制御するシャッ
タ2cとを有している。
【0012】前記炉過手段3は、流動体移送手段1とボ
ールコレクタ2との間に介在状態に配されるもので、液
分中に含まれる放射性物質等の固体分を捕捉して、液分
を流動体移送手段1に送り込むフィルターを有してい
る。
【0013】前記バイパス手段4Aはボールコレクタ2
に対して並列状態に、そしてバイパス手段4Bは炉過手
段3に対して並列状態に配される。
【0014】前記除染剤供給系5は、除染剤含浸タンク
6に対して接続状態に配され、前述した化学除染液、つ
まりクエン酸,ギ酸,しゅう酸,EDTA(エチレン・
デアミン・テトラアセティック)等の有機酸を主成分と
するものであり、80〜110℃の温度範囲の化学除染
液を供給する。
【0015】前記除染剤含浸タンク6は、ボールコレク
タ2と流動体移送手段1との間に介在状態に配されるも
ので、ボールコレクタ2における脱液により化学除染液
とともにスラッジ等を除去した球体Bに再び化学除染液
を含浸させる等の処理をして、化学除染液と球体Bとの
混合流動体を流動体移送手段1に送り込むものである。
【0016】前記固液分離器7は、流動体移送手段1、
炉過手段3及び固定化処理系8の間に介在状態に配さ
れ、炉過手段3からスラッジ等の含液状態の固体分が送
り込まれたときに、固体分と液分とを分離する機能を備
えており、液分が流動体移送手段1にそして固体分が固
定化処理系8に送られる。
【0017】前記固定化処理系8は、固液分離器7の固
体分が送り込まれて、例えばドラム缶詰め等の処分を行
なうものである。
【0018】前記清水供給系9は、被処理管路Xの内部
を洗浄するための清水を洗浄水貯槽10に供給して貯留
させるものであり、洗浄水貯槽10は、洗浄水供給管1
0a及び洗浄水回収管10bを介して流動体移送手段1
の上流部と被処理管路Xの下流部とに接続される。
【0019】「配管路の除染工程」除染剤供給系5の作
動によって所望の化学除染液を除染剤含浸タンク6に供
給し、予め除染剤含浸タンク6に投入しておいた球体B
との攪拌を行なって混合状態の流動体として、流動体移
送手段1の作動により被処理管路Xの内部に送り込む。
被処理管路Xの下流から排出される流動体をボールコレ
クタ2に一時的に送り込み、流動体が被処理管路Xの内
部を円滑に挿通している状態のときに、バイパス手段4
A,4Bを開放するとともに、除染剤含浸タンク6から
の流動体の送り込みを停止し、以後、閉管路の循環を行
なう。この流動体の循環によって、被処理管路Xの内面
は、化学除染に加えて、球体Bが被処理管路Xの内面に
衝突すること、球体Bが移動する際に付着物を研削する
こと、あるいは流動体の乱流発生によって化学除染液の
接触性が高められること等に基づいて除染が行なわれ
る。
【0020】「球体及びスラッジの回収工程」バイパス
手段4A,4Bを閉路状態にして流動体移送手段1を引
き続き作動させると、被処理管路Xから排出された流動
体がボールコレクタ2に送り込まれて、球体Bがホッパ
2bによって捕捉されるとともに、液分が炉過手段3に
送り込まれて化学除染液分が炉過されるとともに、液分
に含まれているスラッジを捕捉する。したがって、この
循環を繰り返し行なうことによって、球体Bとスラッジ
とが流動体から除去される。
【0021】「固体分の処理工程」炉過手段3によって
捕捉されたスラッジ分は、固液分離器7に送り込まれる
ことによって液分と固体分とに分離され、液分にあって
は流動体移送手段1に送り込まれて再利用されるが、固
体分にあっては適宣時期に取り出されて固定化処理系8
に送り込まれることにより処理される。
【0022】「配管路の洗浄工程」流動体移送手段1及
び被処理管路X等に送り込まれていた化学除染液を除去
した後、洗浄水供給管10aを開放状態にするとともに
洗浄水回収管10bを閉塞状態にして流動体移送手段1
を作動させ、洗浄水貯槽10に貯留されている洗浄水を
被処理管路Xの内部に送り込んで洗浄を行なう。この場
合にあっては、洗浄水が洗浄水回収管10bによって回
収されて洗浄水貯槽10に戻されることになる。このよ
うな洗浄を行なうことによって、被処理管路Xの内部
は、汚染物質、付着物及び化学除染液等が除去された清
浄状態に復元する。
【0023】〔他の実施態様〕本発明に係る配管路の除
染装置にあっては、一実施例に代えて以下の技術を採用
することができる。 a)被処理管路Xが複数の配管部品であり、これらが並
列または直列接続されているものに対して適用するこ
と。 b)球体が多孔質である場合にあって、球体Bに含浸さ
せる化学除染液と、球体Bを被処理管路Xの内部で移動
させる移送用流体とを異種のものとすること。 c)配管路の洗浄に使用される洗浄水が、清水以外のも
の、つまり、配管路の挿通流体に対応させて設定したも
のを使用すること。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る配管路の除染装置によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1) 化学除染液を球体とともに被処理管路に送り込
むことにより、配管内面等に付着した汚染物をスラッジ
等とともに剥離して、効率の高い除染を行なうことがで
きる。 (2) ボールコレクタによって球体と液分とを分離
し、さらに炉過手段によって液分から化学除染液を炉過
分離するものであるから、化学除染液の繰り返し使用が
可能であることに加えて、除染時に回収されたスラッジ
等を効率良く分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管路の除染装置の一実施例を示
す配管系統図である。
【符号の説明】
X 被処理管路 B 球体 1 流動体移送手段 2 ボールコレクタ 2a ケーシング 2b ホッパ 2c シャッタ 3 炉過手段 4A,4B バイパス手段 5 除染剤供給系 6 除染剤含浸タンク 7 固液分離器 8 固定化処理系 9 清水供給系 10 洗浄水貯槽 10a 洗浄水供給管 10b 洗浄水回収管 11 制御弁 12 接続コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学除染液を球体とともに被処理管路に
    送り込む流動体移送手段と、回収された流動体から球体
    と液分とを分離するボールコレクタと、該ボールコレク
    タと流動体移送手段との間に介在状態に配され化学除染
    液を分離する炉過手段と、ボールコレクタの上流管路と
    流動体移送手段との間に配され流動体を繰り返し循環さ
    せるバイパス手段とを具備することを特徴とする配管路
    の除染装置。
JP34080192A 1992-12-21 1992-12-21 配管路の除染装置 Withdrawn JPH06186395A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122076A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器の除染方法および装置
RU2505872C2 (ru) * 2011-10-24 2014-01-27 Открытое акционерное общество "Атомэнергоремонт" (ОАО "Атомэнергоремонт") Способ дезактивации труб и трубных пучков - кислотно-абразивная дезактивация
RU2681301C1 (ru) * 2018-03-23 2019-03-06 Владимир Витальевич Виноградов Способ дезактивации поверхностей твердых объектов

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