JPH0618632Y2 - 浄水器 - Google Patents

浄水器

Info

Publication number
JPH0618632Y2
JPH0618632Y2 JP1986181031U JP18103186U JPH0618632Y2 JP H0618632 Y2 JPH0618632 Y2 JP H0618632Y2 JP 1986181031 U JP1986181031 U JP 1986181031U JP 18103186 U JP18103186 U JP 18103186U JP H0618632 Y2 JPH0618632 Y2 JP H0618632Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
membrane module
adsorbent layer
water purifier
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986181031U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6386897U (ja
Inventor
英雄 赤堀
剛 柳本
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌオーケー株式会社 filed Critical エヌオーケー株式会社
Priority to JP1986181031U priority Critical patent/JPH0618632Y2/ja
Publication of JPS6386897U publication Critical patent/JPS6386897U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0618632Y2 publication Critical patent/JPH0618632Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、膜モジュールの洗浄機構を付加した浄水器に
関する。
(従来の技術) 一般に水道水蛇口に取付けられる浄水器は、第3図に示
す如く、水道水中に含まれるカルキ臭の原因となる残留
塩素やカビ臭の原因となるジオスミン、2−メチルイソ
ボルネオール等の有機物質を除去するための活性炭等の
吸着剤層109を有し、水道水を飲用に使用する場合は
第3図(b)に示す如く切換バルブ103を操作して水道
水を前記吸着剤層109を通過させて濾過水を得、皿洗
い用等として使用する場合は第3図(a)に示す如く吸着
剤層109を経ないで蛇口101から直接原水を得る方
法が採られる。
しかし、斯かる方式を採用した場合、浄水器を使用しな
い間(即ち、第3図(a)に示す状態を長時間継続してい
る間)に吸着剤層109の内部において雑菌の繁殖が著
しく、再度濾過水を必要とするとき、通水初期に雑菌の
多数混入した水が出るという問題があった。
斯かる問題を解決すべく第4図に示すように吸着剤層1
09の下流に微細孔を有する膜モジュール111を取付
け、吸着剤層109内部で繁殖した細菌や吸着剤として
多用される活性炭の微粒子を完全に除去する浄水器が提
案されている。而して、この浄水器によれば前述の雑菌
の繁殖による飲用水の汚染や活性炭微粒子の漏洩等の問
題を解決することができる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記浄水器にあっては、濾過方式として
行止り濾過方式を採らざるを得ず、従って除去した物質
は膜面に徐々に堆積し、膜の目詰まりによって膜モジュ
ール111の通水抵抗が増大し、所望の流量が得られな
くなるという問題が生ずる。このため、通水量の経時的
な低下を予測し、予め大量の中空糸膜を膜モジュール1
11に充填する必要があった。又、水道水中に含まれる
錆等他の微粒子の多い水道においては、膜モジュール1
11の寿命が著しく低下するという問題がある。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的と
する処は、通水量の低下、吸着剤層内で雑菌の繁殖及び
膜モジュールの寿命低下を防ぐことができるとともに、
小型化を図ることができる浄水器を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、水道水中に含まれる異
味臭を除去する吸着剤層と、細菌類を除去する膜モジュ
ールを含んで構成される浄水器において、前記膜モジュ
ールを洗浄する洗浄手段を設けて成り、該洗浄手段は洗
浄に使用する水の一部を前記吸着剤層に分流させる構成
を有することとした。
(作用) 而して、洗浄手段は洗浄に使用する水の一部を吸着剤層
に分流させる機構を有するものであることから、大部分
の水は膜モジュールに流れることになり、膜モジュール
に堆積した物質は除去されるため、膜モジュールの目詰
まりが防止され、膜モジュールの通水抵抗が低く押えら
れて所望の流量を得ることができるようになるととも
に、膜面積を設計階段から小さく見積ることが可能とな
って浄水器の小型化を図ることができる。また、吸着剤
層には膜モジュールの洗浄に使用される水の一部が供給
されるので、その一部の水になって吸着剤層に滞留して
いた水を新鮮な水に置換して、ここでの雑菌の繁殖を阻
止することができる。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図(a),(b),(c)は本考案に係る浄水器の模式的構成
図、第2図は同浄水器の縦断面図である。
第1図に示す如く水道蛇口1に接続されるパイプ2は切
換バルブ3に接続され、切換バルブ3からはパイプ4,
5がそれぞれ導出しており、一方のパイプ5には本考案
に係る浄水器Aが接続されている。浄水器Aにおいて6
は前記パイプ5に接続された切換バルブであり、該切換
バルブ6からは通水路7,8が導出しており、一方の通
水路7の中間には吸着剤層9が介設され、該通水路7は
多数の中空糸膜10(第2図参照)にて構成される膜モ
ジュール11に接続されている。又、他方の通水路8の
中間には分流器23を介設しており、該分流器23から
分岐する通水路24を吸着剤層9に導いている。そし
て、膜モジュール11からは2つの通水路12,13が
導出しており、これら通水路12,13は切換バルブ1
4に接続されており、切換バルブ14からは1つの通水
路15が導出している。
以上説明した浄水器Aの具体的構成は第2図に示される
が、同図においては第1図に示したと同一要素には同一
符号を付し、それらについての説明は省略する。尚、第
2図中、16はフラッシング水入口、17は吸着剤層出
口、18は濾過用入口、19は膜モジュール入口、20
はフラッシング水出口、21はフラッシング水排出路、
22は吸着層入口である。
而して、原水を使用する場合においては、第1図(a)に
示す如く切換バルブ3を操作して水道蛇口1から流出す
る水道水をパイプ4側へ流すようにすればよい。
又、濾過水(浄水)を得る場合においては、第1図(b)
に示す如く切換バルブ3,6を操作して水道蛇口1から
流出する水道水を先ず吸着剤層9へ導き、ここで該水道
水中に含まれる異味臭が除去される。次にこの水道水を
膜モジュール11を通過させれば、該水道水は膜モジュ
ール11の中空糸膜10(第2図参照)によって濾過さ
れ、濾過水として浄水器A外へ排出される。この過程を
第2図について考察するに、切換バルブ3,6は図示実
線にて示す位置に切換えられており、水道水は濾過用入
口18を通過して吸着剤層入口22から吸着剤層9へ導
かれ、その後吸着剤層出口17から出て膜モジュール入
口19から膜モジュール11内へ流入し、ここで濾過さ
れた後に通水路15から浄水器A外へ排出される。
そして、膜モジュール11の中空糸膜10をフラッシン
グによって洗浄する場合には、第1図(c)に示す如く切
換バルブ3,6を操作すれば、水道蛇口1から流出する
大部分の水道水は通水路8を経て膜モジュール11へ導
かれ、該水道水は中空糸膜10表面を高速で流れて中空
糸膜10に堆積した物質を除去して該中空糸膜10の目
詰まりを防ぐ。この結果、通常の濾過時における膜モジ
ュール11の通水抵抗の増大が抑えられ、所望の水量を
得ることができるようになるとともに、通水量の経時的
な低下を予測し、予め大量の中空糸膜10を膜モジュー
ル11に充填する必要がなく、又膜モジュール11自体
の寿命も高めることができることとなる。他の残りの水
は分流器23によって分流され、通水路24を経て吸着
剤層9に供給され、該吸着剤層9に滞留していた水が新
鮮な水に置換され、ここでの雑菌の繁殖が阻止される。
また、吸着剤層9に供給される水は膜モジュール11の
洗浄に使用される水の一部であるので、吸着剤層9自体
の能力(寿命)に影響を与えることがない。尚、膜モジ
ュール11のフラッシングに使用された水は皿洗い等に
有効に利用される。以上の過程を第2図に基づいて考察
するに、切換バルブ3,6は図示破線にて示す位置に切
り換えられており、水道蛇口1から流出する大部分の水
道水はフラッシング水入口16を通って膜モジュール入
口19へ導かれ、中空糸膜10の表面を高速で流れてフ
ラッシング水出口20からフラッシング水排出路21を
経て浄水器A外へ排出される。
尚、分流器23における分流比はその目的から吸着剤層
9には小流量が、膜モジュール11には大流量が流れる
よう設定されるが、通常は1/10〜1/100の範囲の値が採
られる。この分流比の最適値は、浄水器の使用形態、膜
モジュール11の目詰まりによる流量低下の度合い、活
性炭の寿命等によって異なるが、本考案に係る浄水器に
おいては容易に分流比の変更ができ、又微調整機構を付
加することができる。
ところで、分流比0(つまり、フラッシング時に吸着剤
層9に水を流さない場合)と1/50に設定した2つの浄水
器について、フラッシング時間5分、放置時間5時間の
サイクル試験を行なった結果、吸着剤層9内に滞留した
水道水1ml当りの生菌数は24時間後には、分流比0の
浄水器については10,000個、分流比1/50の浄水器につい
ては30個であった。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、水道水中に
含まれる異味臭を除去する吸着剤層と、細菌類を除去す
る膜モジュールを含んで構成される浄水器に前記膜モジ
ュールを洗浄する洗浄手段を設け、該洗浄手段は洗浄に
使用する水の一部を前記吸着剤層に分流させる機構を有
しているため、膜モジュールの洗浄のために使用する大
部分の水は膜モジュールに流れることになり、膜モジュ
ールに堆積した物質が除去されて、該膜モジュールの目
詰まりが防がれ、通水量の低下、膜モジュールの寿命低
下を防ぐことができるとともに、浄水器自体の小型化を
図ることができるという効果が得られる。また、吸着剤
層には膜モジュールの洗浄に使用される水の一部が供給
されるので、その一部の水によって吸着剤層に滞留して
いた水を新鮮な水に置換して、ここでの雑菌の繁殖を阻
止することができる。さらに、吸着剤層には一部の水し
か供給されないので、吸着剤層自体の能力(寿命)に影
響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本考案に係る浄水器の模式的構成
図、第2図は同浄水器の縦断面図、第3図(a),(b)及び
第4図(a),(b)は従来の浄水器の模式的構成図である。 符号の説明 A……浄水器、3,6……切換バルブ 8……通水路、9……吸着剤層 11……膜モジュール、23……分流器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道水中に含まれる異味臭を除去する吸着
    剤層と、細菌類を除去する膜モジュールを含んで構成さ
    れる浄水器において、 前記膜モジュールを洗浄する洗浄手段を設けて成り、該
    洗浄手段は洗浄に使用する水の一部を前記吸着剤層に分
    流させる機構を有することを特徴とする浄水器。
JP1986181031U 1986-11-27 1986-11-27 浄水器 Expired - Lifetime JPH0618632Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986181031U JPH0618632Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27 浄水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986181031U JPH0618632Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27 浄水器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6386897U JPS6386897U (ja) 1988-06-06
JPH0618632Y2 true JPH0618632Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31125529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986181031U Expired - Lifetime JPH0618632Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27 浄水器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618632Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2541278Y2 (ja) * 1990-03-20 1997-07-16 九州日立マクセル株式会社 浄水器
JP2554175Y2 (ja) * 1990-05-10 1997-11-12 株式会社ガスター 水栓装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639184U (ja) * 1979-08-31 1981-04-13
JPS5739689U (ja) * 1980-08-18 1982-03-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6386897U (ja) 1988-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101423284B (zh) 上向流滤池的反冲洗方法及反冲洗配水结构
CN108715475A (zh) 一种带纯水冲洗的净水系统
JPH0618632Y2 (ja) 浄水器
CN109084073A (zh) 一种过滤水龙头
KR200392652Y1 (ko) 쾌속 이중 세척식 수질정화장치
CN111140671A (zh) 一种多功能流体控制阀及其水处理装置
CN101284702A (zh) 复合式滤芯
CN212504295U (zh) 一种新型超滤净水机
CN112047505A (zh) 一种市政排水管道口的除污净化设备
CN108328792B (zh) 智能过滤净化水机及其使用方法
JP2541278Y2 (ja) 浄水器
JPH09248557A (ja) 浄水器
JPH0647594Y2 (ja) 浄水器
CN113522027B (zh) 一种自动冲洗机构及基于该机构的超滤设备
JP2737468B2 (ja) 逆洗機能を備えた脱気装置
CN216073106U (zh) 双过滤模块反冲洗过滤装置
CN219752000U (zh) 一种旋拧调节的反冲洗末端净水器
CN211394050U (zh) 一种净水器
CN209245452U (zh) 一种过滤水龙头
JPH0630924Y2 (ja) 浄水器
JPH0334319Y2 (ja)
JPH0884989A (ja) 中空糸膜型浄水器
JPH0630923Y2 (ja) 浄水器
CN220779169U (zh) 一种高纳污能力的快速滤池
CN220034093U (zh) 一种免拆的反冲洗净水系统