JPH0630923Y2 - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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JPH0630923Y2
JPH0630923Y2 JP1988089909U JP8990988U JPH0630923Y2 JP H0630923 Y2 JPH0630923 Y2 JP H0630923Y2 JP 1988089909 U JP1988089909 U JP 1988089909U JP 8990988 U JP8990988 U JP 8990988U JP H0630923 Y2 JPH0630923 Y2 JP H0630923Y2
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water
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tap
water purifier
valve
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JP1988089909U
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JPH0211857U (ja
Inventor
剛 柳本
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、浄水器、特に、浄水器内部の水が水道蛇口へ
逆流することを防止するバルブを有する浄水器に関す
る。
(従来の技術) 従来の浄水器としては第5図に示す浄水器100がある。
浄水器100は、たとえば、水道水中に含まれるカルキ
臭の原因となる残留塩素やカビ臭の原因となるジオスミ
ン、2−メチルイソボルネオール等の有機物質を除去す
るための活性炭等の吸着剤層101と、吸着剤層101
に繁殖した雑菌等を除去する膜モジュール102とを備
えている。すなわち浄水器100を使用しない間に吸着
剤層101に繁殖した雑菌等が通水初期に濾過水に混入
することを防止するものである。
一方、このような膜モジュール102を用いると、膜モ
ジュール102によって除去した物質が膜面に徐々に堆
積し、膜の目詰まりによって膜モジュール102の通水
抵抗が増大し、所望の流量が得られなくなるので、予め
大量の中空系膜を膜モジュール102に充填する必要が
ある。また水道水中に錆等の微粒子が多いものにおいて
は膜モジュール102の寿命が著しく低下する。
そこで、上記膜モジュール102を洗浄する洗浄手段が
浄水器100に設けられている。すなわち、第6図に示
すように、浄水器100内に水道水の原水を吸着剤層1
01と膜モジュール102に順に通過させて濾過する濾
過系水路103,112と、膜モジュール102表面を
洗浄する洗浄系水路113とを備えている。両水路を経
た水は出口116から排出されるようになっている。一
方、浄水器には水道水の流路を濾過系水路103と洗浄系
水路104に切換えるための切換弁114が設けられてい
る。
第6図には上記浄水器100の具体的構成を示してお
り、図において第5図に示したと同一要素には同一符号
を付して説明すると、120は有底円筒状のハウジング
で、このハウジング120内に筒状に構成された円筒状
隔壁121を介して膜モジュール102が挿入され、隔
壁121とハウジング120の間に形成される通水路1
03に膜モジュール102を取囲むように吸着剤層10
1が配設されている。一方、この膜モジュール102下
方、すなわちハウジング120の底部には逆止弁130
が配設され、膜モジュール102の上方には、ハウジン
グ120の開口部を閉塞する蓋体122に保持される切
換バルブ114が配設されている。この切換バルブ11
4は切換レバー114aを回動操作することにより流路を切
換えるようになっている。
ところで水道水中に含まれる異臭味のうち、最も一般的
なものは前述したカルキ臭である。したがって、上記し
た浄水器100の大きな目的は、このカルキ臭を取り除
く事にある。しかし、カルキは、水道水中にあって、細
菌の繁殖を防ぐ目的で0.1〜1.0ppm程度存在させるべく
調整されている。したがって一度浄水器中でカルキ(残
留塩素)が取り除かれると、異臭味は無くなるが雑菌の
繁殖しやすい状態におかれる事になる。一般に浄水器1
00内部に取付けられる吸着剤層101として活性炭が
使用されるが、未使用時には、滞留水中にカルキが存在
しなくなり活性炭層による吸着剤層101が雑菌繁殖の
温床になる。このため活性炭に銀を担持し、雑菌繁殖を
抑制する改良も試みられているが、充分では無い。一方
滞留水に汚染が起きた場合、水道水蛇口方向へ滞留水が
逆流すると、新たな汚染が、水道蛇口まわりに広がるお
それがある。このため、浄水器100には水道水入口部
分に上記した逆止弁130が設けられ逆汚染を防止する
ようになっている。
この逆止弁130は円筒のバルブ本体130aの室13
1中にボール130bが移動自在に配置されている。水
道蛇口からの水道水が通路132から室131の方へ流
れるときには、ボール130bは上方へ移動し水道水が浄水
器内へ入り込む。水道水が止められた場合にはボール1
30bは、通路132を閉鎖し、浄水器100内の水が
水道蛇口の方へ逆流しないようになっている。
さらに他の従来例を第7図及び第8図に示す。まず第7
図を参照すると逆止弁140は有底円筒状のバルブ本体
141を備える。バルブ本体141には水道水を導入する
導入口142が設けられており壁143で上室145及
び下室144に分けられている。壁143には上室14
5と、下室144とを連通する連通孔150が設けられ
連通孔150中に上下に移動自在に樹脂製の弁体147が
設けられている。
弁体147の中間部にはOリング148が取り付けられ
ている。またバルブ本体141の上部には有孔板149
が取り付けられている。
水道蛇口が開かれたときには、水道水が導入口142か
ら下室144に流れ込み弁体147を上方に押し上げて
有孔板149の孔を介して浄水器中に流入する。
水道水が流れないときには弁体147は下方に降下して
おり孔150を閉鎖しているので浄水器中の水が逆流す
ることがない。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術の浄水器の逆止弁130に
よれば、ボール130bによりシールするためシール性
がよくないとの問題がある。また他の実施例の逆止弁1
40は樹脂製の弁体147とOリング148との組わ合
せによって形成されているため部品点数が多くなりコス
トが高くなり組立作業が複雑になるとの問題がある。
さらに弁体147が樹脂製であるため弁体147の移動時
にバルブ本体141と衝突した際に衝突音が生じるとの
問題がある。
本考案は上記従来技術の浄水器の諸問題に鑑みてなされ
たものでその目的とするところは、部品点数を少なくす
る事ができ、ゴムの可撓性を利用して組立性を向上させ
さらに音の発生を防止し得る浄水器を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を有する本考案は、水道蛇口から供給される水
道水中に含まれる異味臭を除去する吸着剤層と、殺菌類
を除去する膜モジュールとを有する浄水器におい、浄水
器中の蒸溜水が水道蛇口へ逆流することを防ぐべく可撓
性材料で形成された傘形の係止部と係止部の下方に取り
付けられた常時開口している通水部とからなる傘形バル
ブを設けてなる。
(作用) 而して、本考案は、浄水器中の蒸留水が水道水蛇口へ逆
流することを防ぐ傘形バルブを有する。
水道蛇口が開かれ水道水が導入口から下室に導入され
る。下室に入った水道水は水圧によって弁体を上方に押
し上げる。弁体が上方に押し上げられると弁体の下部に
設けられた常時開口している通水部が上室と下室とを分
離する隔壁に押し付けられる。通水部は有孔円板である
ため、水道水は有孔円板の孔部、隔壁の通水部及び傘形
バルブの係止部及び隔壁の間を通って上室から浄水器内
部に導入されて濾過される。
一方、水道蛇口が閉じられて水道水が供給されない場合
に、浄水器内部の水が上室に入り込んだときには、水圧
によって弁体が下方に押圧され弁体の係止部が隔壁の通
水部を閉鎖する。従って浄水器本体中の水がバルブ本体
中を介して流れ水道蛇口部が雑菌繁殖の温床となるよう
なことがない。また、弁体が可撓性を有する材質で形成
されているため、組立作業性がよく、作動中に作動音を
発生しない。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例に基づいて説明する。第1図
に本考案の浄水器の傘形バルブの縦断面図を示し、全体
を1で表わす。傘形バルブ1は有底円筒状のバルブ本体
2を備える。バルブ本体2には水道水を導入する導入口
3が設けられており、内部は隔壁4で上室5と下室6に
分けられている。なお隔壁4には上室5と下室6とを連
通する連通孔7が設けられ、連通孔7中にゴム製の弁体
8が上下に移動自在に取り付けられている。弁体8の上
部は断面が円弧状で傘形の係止部8aを有し、係止部8
aの下部に軸部8bを有する。さらに軸部8bの下方に
は円周方向に複数の孔部9を有する常時開口している通
水部としての有孔円板部10が取り付けられている。
一方、第4図には、本考案の浄水器の模式的構成を示
す。図において水道蛇口11に接続されるパイプ12は
切換バルブ13に接続され、切換バルブ13からはパイ
プ14,15がそれぞれ導出しており、一方のパイプ1
5には本考案に係る浄水器Aが接続されている。浄水器
Aにおいて、1は前記パイプ15に接続された傘形バル
ブであり、該傘形バルブ1からは通水路17が導出して
おり、通水路17の中間には吸着剤層19が介設され、
該通水路17は多数の中空系膜にて構成される膜モジュ
ール21に接続されている。そして、膜モジュール21
からは2つの通水路22,23が導出しており、これら
通水路22,23は安全弁機構付きの切換バルブ24に
接続されており、切換バルブ24からは1つの通水路2
5が導出している。而して吸着剤層19および膜モジュ
ール21が接続される上記通水路17および通水路22
が濾過系水路Bを構成し、通水路23が洗浄系水路Cを
構成している。
次に本考案の浄水器の動作を説明する。まず、水道蛇口
11を開き水道水を導入口3から下室6に導入する。下
室6に入った水道水は水圧によって弁体8を上方に押し
上げる。弁体8が上方に押し上げられると弁体8の下部
に設けられた有孔円板部10が上室5と下室6とを分離
する隔壁4に押し付けられる。有孔円板部10は孔部9
を有するため、水道水は有孔円板10の孔部9、隔壁4
の連通孔7及び弁体8の係止部8aと隔壁4の間を通っ
て上室5から浄水器内部に導入される。このとき、洗浄
系水路Cを構成する通水路23は閉じられる。したがっ
て吸着剤層19および中空系膜モジュール21を順次通
過した水は、通水路22を通って出口25から流出する。
一方、水道蛇口11が閉じられて水道水が供給されない
場合、浄水器内部の水が上室5に入り込んだ場合には、
水圧によって弁体8が下方に押圧され弁体8の係止部8
aが隔壁4の連通孔7を閉鎖する。従って浄水器1中の
水がバルブ本体2中を介して水道蛇口11に流れ、水道
蛇口11が雑菌繁殖の温床となるようなことがない。ま
た、弁体8が可撓製を有する材質で形成されているた
め、組立作業性がよく、作動中に作動音を発生しない。
第2図(ハ)(ニ)には弁体8の他の実施例を示す。本実施例
では弁体8の上部は断面が円弧状の係止部8aを有し、
係止部8aの下部に軸部8bを有する。一方軸部8bの
下方には、常時開口している通水部としての半径方向に
延びる突状部26を有する。突状部26は、90°間隔
で4本設けられており、水道水が水道蛇口11から供給
された場合、弁体8が上方に移動して、弁体8の突状部
26が隔壁4に係止して、弁体8の突状部26の間の間
隙及び連通孔7を介して下室6から上室5へ流入する。
また水道水が供給されない場合には、係止部8aが連通孔
7を閉鎖して、浄水器内の水を水道蛇口側へ流されない
作用を行なうことは、第1実施例と同様である。
(考案の効果) 本考案は、浄水器中の滞留水が水道蛇口へ逆流すること
を防ぐべく可撓性材料で形成された弁体を設けてなる故
に、バルブの部品点数を少なくすることができ、またゴ
ムの可撓性を利用することによって組立性を向上でき、
さらに弁体とバルブ本体との間の衝突音の発生を防止す
ることができる。また、弁体には常時開口している通水
部を有しているため、浄水器内に水道水を供給する場合
において圧力損失を生じることなく供給することができ
るので、所望の浄水量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の浄水器の部分断面図、第2図(イ)(ロ)
は、浄水器の弁体は第1実施例を示し、第2図(イ)は縦
断面図、(ロ)は底面図、第2図(ハ)(ニ)は、浄水器の弁体
の第2実施例を示し、第2図(ハ)は縦断面図、(ニ)は底面
図、第3図は本考案の浄水器の概略構成図、第4図は、
本考案の浄水器の概略構成説明図、第5図は従来技術の
概略構成説明図、第6図は従来技術の浄水器の縦断面
図、第7図は、従来技術の浄水器の弁体の縦断面図、第
8図は、第7図の弁体の平面図である。 符号の説明 1……傘系バルブ、2……バルブ本体 3……導入口、4……隔壁 5……上室、6……下室 7……連通孔、8……弁体 9……孔部、10……有孔円板部 11……水道蛇口、12……パイプ 13……切換バルブ、14,15……パイプ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道蛇口から供給される水道水中に含まれ
    る異味臭を除去する吸着剤層と、細菌類を除去する膜モ
    ジュールとを有する浄水器において、 浄水器中の滞留水が水道蛇口へ逆流することを防ぐべく
    可撓性材料で形成された弁体を有するバルブを設け、 前記弁体は傘形の係止部と係止部の下方に取り付けられ
    た常時開口している通水部とからなることを特徴とする
    浄水器。
  2. 【請求項2】通水部は有孔円板であることを特徴とする
    請求項1記載の浄水器。
  3. 【請求項3】通水部は半径方向に伸びる複数の突状部で
    あることを特徴とする請求項1記載の浄水器。
JP1988089909U 1988-07-08 1988-07-08 浄水器 Expired - Lifetime JPH0630923Y2 (ja)

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JPH0211857U JPH0211857U (ja) 1990-01-25
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JPS59135964U (ja) * 1983-02-28 1984-09-11 象印マホービン株式会社 浄水器用切換バルブ

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JPH0211857U (ja) 1990-01-25

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