JPH06186173A - 倒立検壜機 - Google Patents

倒立検壜機

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JPH06186173A
JPH06186173A JP35714092A JP35714092A JPH06186173A JP H06186173 A JPH06186173 A JP H06186173A JP 35714092 A JP35714092 A JP 35714092A JP 35714092 A JP35714092 A JP 35714092A JP H06186173 A JPH06186173 A JP H06186173A
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JP
Japan
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bottle
inverted
light
yoke
container
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Pending
Application number
JP35714092A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Wada
嘉信 和田
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Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP35714092A priority Critical patent/JPH06186173A/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/90Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents
    • G01N21/9018Dirt detection in containers
    • G01N21/9027Dirt detection in containers in containers after filling
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/90Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents
    • G01N21/9009Non-optical constructional details affecting optical inspection, e.g. cleaning mechanisms for optical parts, vibration reduction

Abstract

(57)【要約】 【目的】 壜内に充填された液中の異物を検出する倒立
検壜機をロータリ型にする。 【構成】 回転板2の外周側に壜6を保持する壜保持機
構4が設けられている。壜保持機構4は、水平軸20の
周囲を回転自在なヨーク22と、このヨーク22に固定
され、壜台30が取付けられた壜台サポート28と、昇
降ロッド34に固定され、ヨーク22に対して昇降可能
なガイドコーン32とを備えており、壜台30とガイド
コーン32との間に壜6を挾持する。ヨーク22には一
体的にギア40が設けられ、セクタギア42に噛み合っ
ている。このセクタギア42を円筒カム50によって回
転させてヨーク22を反転させることにより、壜6を倒
立させる。倒立した壜6の背後にライト56からの光線
を照射し、オペレータ68等の検出手段によって検壜を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体が充填された壜を倒
立させて、液中に浮遊する異物等を検出する倒立検壜機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】充填機によって液体が充填され、キャッ
パによって口栓が取付けられた壜は、その後、液中に異
物等が混入していないことを確認するため、検壜機によ
って検査される。充填液の検査を行なう検壜機は、通
常、正立状態で連続的に搬送されてきた壜を途中で倒立
させ、壜内の液体を流動させることにより、液中に異物
等が混入している場合にこの異物等が浮遊することを利
用したもので、壜内の液中に浮遊物があった場合に、人
間の視覚またはカメラによる撮像等の手段によって検出
するようになっている。
【0003】従来、このような検壜機は、直線の搬送手
段によって多数の壜を正立状態で連続的に搬送し、その
搬送中に反転させ、液中の浮遊物を確認した後、正立状
態に戻して次の工程に送るようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のライン(直
線)式検壜機では、全長が長くなり装置全体が大型化す
るという問題があり、また、検壜機は、通常、フィラ
(充填機)、キャッパ、ラベラ等の各壜処理装置間に組
込まれているが、これら各装置は、一般にロータリ式の
構成のものが用いられており、ライン式の検壜機では、
これらの装置と一体的にブロック化することが困難であ
った。
【0005】本発明は上記問題点を除くためになされた
もので、フィラ、キャッパ、ラベラ等の各装置と一体的
にブロック化することが可能な、ロータリタイプの倒立
検壜機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る倒立検壜機
は、回転体の外周側に設けられ、容器を上下から挟んで
保持する容器保持手段と、回転体の回転中に、容器保持
手段を回転体の半径方向外方側を通って反転させる反転
手段と、容器保持手段の反転によって倒立した容器の背
後から光線を照射するライトと、容器内の浮遊物を検出
する検出手段とを備えている。
【0007】
【作用】上記ロータリ型の倒立検壜機では、回転体の回
転中に容器保持手段に保持されている容器を、反転手段
によって容器保持手段ごと反転させる。正立状態で搬送
されてきた容器が反転されて倒立すると、容器内に充填
された液体が流動するため、液中に異物が混入している
場合には、この異物が液中を浮遊する。この浮遊物を、
背後からライトで照らし、人間の視覚により、あるいは
カメラ等の検出手段によって検出する。
【0008】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明を説明
する。図1は本発明の一実施例に係るロータリ型の倒立
検壜機の平面図、図2はその縦断面図である。この倒立
検壜機は、回転板2の周囲に円周方向等間隔で、複数の
壜保持機構4が設けられており、スターホイール等の供
給手段5によって各壜保持機構4に供給された壜6は、
回転板2が垂直な中心軸8の回りを回転する間に、壜保
持機構ごと反転されて倒立状態にされる。倒立された壜
6は、検壜ゾーンAにおいて液中の浮遊物の有無を検査
された後、正立状態に戻され、排出手段(排出側スター
ホイール)10によって、良品は次の工程へ送られ(矢
印B方向)、異物等が発見された不良品はリジェクトさ
れる(矢印C方向)。
【0009】次に、図3および図4によって壜保持機構
4の構成について説明する。回転板2の外周にはブラケ
ット14が固定されており、このブラケット14の上端
に、水平な支持軸16を介して一対のアーム18が回転
体2の外方を向けて固定されている。水平な両アーム1
8の先端間に第2の支持軸20が水平に固定され、この
第2の支持軸20の周囲に、ヨーク22の両腕22a,
22bが回転自在に嵌合している。ヨーク22の両腕2
2a,22b間には、第2の支持軸20と直交する方向
の筒状部22cが設けられており、この筒状部22c内
にロッド24が貫通している。このロッド24の上記第
2支持軸20側の端部にはベベルギア26が固定され、
他端側にはフランジ24aが形成されている。ヨーク2
2の筒状部22cの端面と、このロッド24のフランジ
24aとの間のロッド外周に、ほぼコ字状の壜台サポー
ト28の一方の端部28aが嵌合され挾持されている。
この壜台サポート28の、ヨーク22とフランジ24a
との間に挾持されている端部28aは、そのフランジ2
4aに固定されており、ロッド24および壜台サポート
28が一体としてヨーク22の筒状部22c内で回転で
きるようになっている。また、壜台サポート28の他方
の端部28bの、上記ヨーク22側の端部28aに向い
合う面上には、壜台30が取付けられている。
【0010】上記回転するロッド24の壜台サポート2
8側には、摺動穴24bが設けられて昇降ロッド34が
摺動自在に嵌合している。回転するロッド24の摺動穴
24bの内部側にはスプリング36が収容され、昇降ロ
ッド34を摺動穴24bの外方(すなわち壜台30の方
向)へ向けて付勢している。この昇降ロッド34の上記
摺動穴24b内に挿入されている端部には、ストッパ3
4aが設けられており、このストッパ34aが摺動穴2
4b内の段部24cに当って停止するようになってい
る。昇降ロッド34の外部側(図3,4の下方側)端部
には、壜6の口部6aに密着されてその壜6を上記壜台
30との間に保持するガイドコーン32が取付けられて
いる。このガイドコーン32が取付けられた昇降ロッド
34は、上記スプリング36によって常時壜台30方向
へ付勢されており、壜台30上から壜6を排出する排出
部Dと壜台30上に壜6を供給する供給部Eとの間に亘
って設けられた円弧状のコーンリフトカム38(図1お
よび図3参照)に、カムフォロア39が係合することに
よって、その区間だけ上昇される。そして、このガイド
コーン32が上昇している間に、壜保持機構4への壜6
の供給、排出が行なわれるようになっている。
【0011】第2の支持軸20の周囲に回転自在に嵌合
しているヨーク22の一方の腕22bの内面側にギア4
0が設けられている。一方、第1の支持軸16には、セ
クタギア42が回転自在に嵌合されて上記ヨーク22の
ギア40に噛み合っている。回転板2上に固定されたブ
ラケット14の下部には、垂直方向のガイド筒14aが
形成され、このガイド筒14a内に摺動ロッド44が嵌
合している。摺動ロッド44の上端はリンク46を介し
て上記セクタギア42に連結され、下端にはカムフォロ
ア48が取付けられている。上記回転板2の下方には円
筒カム50が固定配置されており、そのカム溝50aに
上記カムフォロア48が係合している。円筒カム50の
周囲を、回転体2と一体的に摺動ロッド44が回転する
と、このカム溝50aの軌跡に従ってカムフォロア48
が移動して摺動ロッド44が昇降する。すると、このロ
ッド44にリンク46を介して連結されたセクタギア4
2が回転運動をし、このセクタギア42に噛み合ってい
るヨーク22のギア40が回転する。その結果、ヨーク
22の筒状部22c内に挿入されている昇降ロッド34
および壜台サポート28が一体的に、回転体2の半径方
向外方に向けて回転し反転する(図3の2点鎖線参
照)。このようにヨーク22のギア40、セクタギア4
2、摺動ロッド44およびカム機構48,50等によっ
て容器保持機構4を反転させる反転手段51が構成され
ている。
【0012】上記第2の支持軸20の外周には、回転す
るロッド24に設けられたベベルギア26に噛み合う第
2のベベルギア52が固定されている。この第2の支持
軸20に固定されている第2のベベルギア52は回転し
ないので、上述のように、壜保持機構4が下方から上方
へ向けて反転すると、昇降ロッド34に固定されたベベ
ルギア26が第2のベベルギア52の周囲を回転し、昇
降ロッド34と壜台サポート28を回転させる。これら
両ベベルギア26,52は、壜台サポート28等が一体
として下方から上方へ180度回転する間に、昇降ロッ
ド34および壜台サポート28が、昇降ロッド34の軸
線を中心に90度回転するようにギア比が設定されてい
る。
【0013】本実施例に係る倒立検壜機の壜供給部Eお
よび壜排出部Dのほぼ反対側の位置(検壜ゾーンA)
に、中心軸8の上端に固定された扇形の取付板54が配
置されている(図1参照)。扇形の取付板54はほぼ9
0°の角度を有しており、この扇形取付板54の外周側
に等間隔で3個のライト56が固定されている。また、
取付板54には、各ライト56の周囲をほぼ1/2程度
(但し、この範囲に限定されるものではない)覆う、断
面が半円弧状(図6参照)のマスク58が回転自在に取
付けられている。マスク58の下端部には、水平面内で
回転するピニオンギア60が固定されている。一方、こ
のピニオンギア60の同一平面内には、回転板2上に支
柱62を介して固定されて一体的に回転する大ギア64
が設けられており、この大ギア64がピニオンギア60
に噛み合って回転することにより上記マスク58を回転
させる。
【0014】各ライト56およびマスク58の背面側
(半径方向内方側)には、断面が円弧状の反射板66が
配置固定されている。この反射板66は、本実施例で
は、ライト56の光線を反射した場合に3本分の壜6を
同時に背後から照らすことができる曲率および長さを有
している。但し、反射板66の形状はこの実施例のもの
に限定されるものではなく、適宜選択しうるものであ
る。
【0015】以上の構成に係るロータリ型の倒立検壜機
の作用について、上記図1ないし図4、およびこの倒立
検壜機による壜の移動の過程を順次示す斜視図(図5)
によって説明する。上記壜保持機構4は、壜排出部Dか
ら壜供給部Eに亘って設けられたコーンリフトカム38
によって、昇降ロッド34に取付けられたカムフォロア
39が押し上げられてガイドコーン32が上昇した状態
で、壜供給部Eに達する。供給側スターホイール5によ
って各壜保持機構4の壜台30上に壜6が供給される。
回転板2の回転によって壜保持機構4がコーンリフトカ
ム38を通過すると、昇降ロッド34のカムフォロア3
9がコーンリフトカム38から外れるため、昇降ロッド
34がスプリング36によって下降し、ガイドコーン3
2が壜6の口部6aに圧着されてこのガイドコーン32
と壜台30との間に壜6を保持する。
【0016】回転板2がさらに回転し、壜保持機構4が
上記ライト56を備えた扇形の取付板54に達する手前
で、円筒カム50のカム溝50aの曲線が下降して、カ
ムフォロア48が取付けられている摺動ロッド44を下
降させる。すると、リンク46を介してセクタギア42
が下方(図3の矢印F方向)へ回転して、このセクタギ
ア42に噛み合っているヨーク22のギア40を回転さ
せる。ギア40はヨーク22と一体になっており、ギア
40の回転によってヨーク22およびこのヨーク22に
支持されている昇降ロッド34、壜台サポート30およ
び壜6等が下方から半径方向外方に向けて180度回転
され(図3の矢印G方向)て、壜6は倒立する(図3の
2点鎖線に示す位置)。このように、壜6を保持してい
る壜保持機構4を回転板2の半径方向外方側を通って反
転させるようにしたので、壜保持機構4の間隔を狭くし
て多数配置することができる。
【0017】この壜保持機構4の半径方向の回転に伴な
って、第2の支持軸20に固定された第2のベベルギア
52に噛み合っている第1のベベルギア26が、この第
2のベベルギア52の周囲を回転し、回転ロッド24は
その軸線を中心に90度自転する。その結果、壜台サポ
ート28は、壜6を正立状態で保持していた際に位置し
ていた回転板2の回転中心(中心軸8)と壜6の中心と
を結ぶ線上の位置(すなわち、壜6の半径方向内方側の
位置)から、90度ずれた横の位置へと移動する。従っ
て、オペレータ68等によって検壜を行なう際に、壜台
サポート28が邪魔になることがない。
【0018】検壜ゾーンAには、オペレータ68が、回
転板2の外側から中心方向を向いて配置されており、ラ
イト56によって背後から照射された壜6の検査を行な
う。上述のように壜6が倒立されると壜6内の液が流動
するため、壜6の底部側に異物等が沈殿していた場合に
は、この異物が浮遊して次第に下降し、オペレータ68
の視覚により検出される。なお、図1には3名のオペレ
ータ68が描かれているが、オペレータ68の数は、こ
の検壜機の運転速度に応じて1名あるいは複数名配置す
る。
【0019】オペレータ68が浮遊物を検出しなかった
場合には、壜6は、排出スターホイール10を介して、
ラベラ等の次の壜処理装置へ送られる。また、オペレー
タ68が浮遊物を検出した場合には、図示しないリジェ
クト用のレバーの切換えを行なう。切換えられたレバー
はリジェクトポジションで検出壜6をリジェクトテーブ
ル12(図5参照)上に排出する。
【0020】本実施例に係る検壜機が低速で運転されて
いる場合には、1人のオペレータ68が搬送されてくる
すべての壜6を順次検壜することができるが、処理能力
を向上させるために高速運転を行なう場合には、1人の
オペレータ68が搬送されてくるすべての壜6を検壜す
ることが困難なので、その場合には、複数のオペレータ
68を配置して1本おきまたは2本おきに検壜を行な
う。次に、2人のオペレータ68が、1本おきの壜6を
交互に検壜する場合について一例をあげて説明する。図
6に示すように、反射板66の前方に3本の壜6a,6
b,6c(先頭に位置する壜を6a,2番目以降を順次
6b,6c,6d…とする)が移動してきた場合で、マ
スク58が回転板2の中心方向を向いている状態で検壜
を開始すると仮定する。マスク58が第2番目の壜6b
とライト56との間に位置し、その開放面を反射板66
側にむけており、中央に位置している壜6bには光線が
当らないため、検壜は行なわれない。また、その中央の
壜6bの前後の壜6a,6cには、ライト56から投射
され反射板66に当って反射した光線が背後から照射さ
れ、オペレータ68によって検壜が行なわれる。
【0021】回転板2の回転によって壜6が図6の位置
から半ピッチ前進して図7の状態になると、先頭の壜6
aは反射板66の前面側の領域から外れ、2番目の壜6
bと3番目の壜6cとが反射板66の前面の領域内に位
置する。上記回転板2の回転に伴なって、その上方に支
柱62を介して固定されている大ギア64もともに回転
する。そのため、この大ギア64に噛み合っているピニ
オンギア60が回転してマスク58が回転する。本実施
例では、大ギア64とピニオンギア60とのギア比が、
壜6が1ピッチ移動するとマスク58はほぼ1/2回転
するように設定されており、壜6が1/2ピッチ移動す
るとマスク58は1/4回転して図7のように下方を向
いた状態になる。ライト56から投射された光線は、マ
スク58に遮蔽されて2番目の容器6bに対しては照射
されず、3番目の容器6cに対しては、ライト56から
直接および反射板66を介した反射光によって背後から
照射される。その結果、図7の位置でも、図6の状態と
同様に、2番目の壜6bは検壜されず、3番目の壜6c
のみが検壜される。
【0022】さらに、回転体2が回転して各壜6a,6
b,6c,6d…が半ピッチ移動する(図8の位置)。
この位置では、図6における2番目の壜6bが1つ前方
の位置(図6において先頭の壜6aがあった位置)に移
動し、以下の壜6c,6dもそれぞれ1ピッチづつ前進
する。このように各壜6a,6b,6c,6d…が1ピ
ッチ前進する角度だけ回転板2が回転すると、大ギア6
4の回転によってマスク58は図6の位置から1/2回
転して、そのマスク58の開放側が回転板2の半径方向
外方を向いた状態になる。マスク58が半径方向外方に
向けて開放した状態になると、反射板66とライト56
との間がマスク58によって遮蔽され、反射板66を介
して反射する光線はなく、マスク58の開放部の正面に
位置する壜6cに直接ライト56の光線が照射される。
この位置では、2番目の壜6bおよび4番目の壜6dに
は光線が照射されず検壜は行なわれない。そして、3番
目の壜6cのみが検壜される。
【0023】回転板2の回転により各壜6a,6b,6
c,6d…がさらに半ピッチ移動して図9に示す状態に
なると、マスク58もさらに1/4回転する。ライト5
6からの光線は、直接および反射板66からの反射によ
って3番目の壜6cを背後から照射する。4番目の壜6
dに対しては、光線がマスク58に遮蔽されて当らない
ので、3番目の壜6cは検壜が行なわれ、4番目の壜6
dは検壜が行なわれない。
【0024】さらに1/2ピッチ分だけ壜6a,6b,
6c,6d…が回転移動すると(図10の状態)、各壜
6a,6b,6c,6d…は、図6の状態から2ピッチ
分移動したことになり、マスク58は1回転して図6の
状態、すなわち、その開放部が反射板66と向い合う方
向を向いた状態に戻る。この時には、ライト56から投
射され、反射板66によって反射された光線は、中央に
位置する第4の壜6dには当らず、その前後の第3の壜
6cおよび第5の壜6eに照射され、この2本の壜6
c,6eの検壜を行なう。このように本実施例では、壜
6a,6b,6c,6d…の移動に伴ってライト56の
光線の一部を遮蔽するマスク58を回転させるので、第
1番目、第3番目、第5番目と1つおきに奇数番目の壜
6a,6c,6e…だけを検壜し、第2番目、第4番目
…の偶数番目の壜6b,6d…は検壜しない。そのた
め、検壜機の速度が高速であっても、検壜すべき壜を確
実に追うことができ精度の良い検壜を行なうことができ
る。そして、偶数番目の壜6b,6d…は、別の位置に
配置された他のオペレータ68によって検壜を行なう。
このように1人のオペレータ68がすべての壜について
検壜を行なうのではなく、複数のオペレータ68が1つ
おきにまたは2つおきに検壜を行なうので、高速化に対
応することができる。また、複数人による検壜の際に、
各人の検壜対象のみに光線を照射し、その他の壜に対し
てはライト56からの光線を遮蔽することができるの
で、各人が検壜すべき対象を確実に検査することができ
る。なお、人間の視覚によらず、壜内の液中の浮遊物を
検出可能なセンサにより検壜を行なってもよいことは勿
論である。例えば、カメラにより2ステーションで撮像
を行ない、その2画面を比較し、浮遊物があった場合に
は画面に差が生ずることから検出を行なうことができ
る。
【0025】図11は上記実施例に係るロータリ型の倒
立検壜機を、その他の壜処理装置と一体的にブロック化
した場合の一例を示すもので、コンベア100によって
連続的に搬送されてきた壜は、供給スターホイール10
2を介してフィラ104に供給されて内部に液体が充填
された後、排出スターホイール106によって排出され
てキャッパ108へ送られキャッピングが行なわれる。
次に、これらの壜はスターホイール110を介して上記
実施例に係るロータリ型の倒立検壜機112に供給され
る。この倒立検壜機112によって液中に異物が検出さ
れた壜はリジェクトホイール114によってリジェクト
され、それ以外の正常な壜は、排出スターホイール11
6によってラベラ118に送られ、ラベルが貼られた
後、排出スターホイール120を介してコンベア122
上に排出されて図示しないケーサ等に送られる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、回
転体の外周側に容器保持手段を設け、回転体の回転中
に、各容器保持手段を反転手段によって反転させ、容器
の背後からライトの光線を照射して容器内の浮遊物を検
出するようにしたので、フィラ(充填機)やキャッパ、
ラベラ等のロータリタイプの容器処理装置と一体的にブ
ロック化することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る倒立検壜機の平面図で
ある。
【図2】上記倒立検壜機の縦断面図である。
【図3】上記倒立検壜機の要部の縦断面図である。
【図4】容器支持機構の縦断面図である。
【図5】上記倒立検壜機の作動の概略を説明する斜視図
である。
【図6】複数の検出手段によって検壜を行なう場合の一
例について、その過程を順次示す説明図である。
【図7】複数の検出手段によって検壜を行なう場合の一
例について、その過程を順次示す説明図である。
【図8】複数の検出手段によって検壜を行なう場合の一
例について、その過程を順次示す説明図である。
【図9】複数の検出手段によって検壜を行なう場合の一
例について、その過程を順次示す説明図である。
【図10】複数の検出手段によって検壜を行なう場合の
一例について、その過程を順次示す説明図である。
【図11】ロータリ型の倒立検壜機を他の容器処理装置
と一体にブロック化した場合の一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
2 回転体(回転板) 4 容器保持手段(容器保持機構) 6 容器(壜) 51 反転手段 56 ライト 68 検出手段(オペレータ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直な軸線の回りを回転する回転体と、
    回転体の外周側に設けられ、容器を上下から挟んで保持
    する容器保持手段と、回転体の回転中に、容器保持手段
    を回転体の半径方向外方側を通って反転させる反転手段
    と、容器保持手段の反転によって倒立した容器の背後か
    ら光線を照射するライトと、容器内の浮遊物を検出する
    検出手段とを備えたことを特徴とする倒立検壜機。
  2. 【請求項2】 上記ライトには、その周囲に配置され所
    定の角度範囲の光線を遮蔽するマスクと、上記回転体の
    移動に伴なってマスクを回転させる回転手段と、これら
    ライトおよびマスクの背後に配置された反射板とが設け
    られ、このマスクからの光線を、所定個数毎の容器にの
    み照射させることを特徴とする請求項1に記載の倒立検
    壜機。
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