JPH06185956A

JPH06185956A - 自動車舵角計

Info

Publication number: JPH06185956A
Application number: JP30576191A
Authority: JP
Inventors: Gunji Haga; 軍治芳賀
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-03-18
Filing date: 1991-09-07
Publication date: 1994-07-08

Abstract

(57)【要約】【目的】駐車場などで車庫入れする時、ハンドル操作
して車両を車庫に正対させ、前輪を中立に戻し、一直線
に後進させるが、中立を勘に頼るため、車両を動かすま
で、果たして一直線に後進するか不安である。本発明の
自動車舵角計は、その解決が目的であって、独立した小
型の計器である。車のハンドルに取付く事で計器自身
が回転し、ハンドルに比例して動く、前輪の舵角を表示
するものである。【構成】計器の箱（１）と、計器の箱（１）の底の中心
軸に固定されたシャフト（２）と、シャフト（２）に軸
支される減速ギアー（３）と、この減速ギアー（３）の
ケーシングの下方に設けられた静止錘（４）と、前記減
速ギアー（３）のケーシングと、静止錘（４）の前面に
固着した文字盤（６）と、減速ギアー（３）の出力側
に接続された指針（５）からなる事を、特徴とする自動
車舵角計。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車のハンドルに取
付ける、自動車舵角計に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の技術は、舵角計として、航空機等
に使用される例がある。舵角を電気信号に変える発信器
と、その信号を表示する電気的表示計器から構成される
技術である。しかしこの技術は複雑高価で、自動車には
採用されていない。

【０００３】尚先の出願特願平３−１５４１６１
に於ては、ハンドルを回転させると、計器の文字盤も一
緒に回転する問題があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】駐車場などで車庫入れ
する時、ハンドルを切って車を車庫に正対させてから、
車を止めて前輪を中立に戻し、更に後進させるが、前輪
の中立が判らず、勘に頼る事から、車が予想外の動きを
し、何うしてよいか、パニックになる事がある。本発明
が解決しようとする課題は、勘に頼る事なく、前輪中立
を計器により明視する事にあり、併せて先の出願特願
平３−１５４１６１の改善にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係わる自動車舵
角計は、上記の課題を解決するものであって、その構成
は以下の通りである。計器の箱（１）と、計器の箱
（１）の底の中心軸に固定されたシャフト（２）と、シ
ャフト（２）に入力側が軸支された減速ギアー（３）
と、この減速ギアー（３）のケーシングの下方に、設け
られた静止錘（４）と、前記減速ギアー（３）のケーシ
ングと静止錘（４）の前面に固着した文字盤（６）と、
前記文字盤（６）に軸支され、前記減速ギアー（３）の
出力側に接続される指針（５）からなる事を特徴とす
る、自動車舵角計である。

【０００７】

【作用】図２において、計器の箱（１）を車のハンドル
の中心に接着し、ハンドルを回せば、計器の箱（１）
と、シャフト（２）は同時に回転するが、内蔵の静止
錘（４）があり、減速ギアー（３）のケーシングと静止
錘（４）文字盤（６）は静止のままである。そして指針
（５）はハンドルの動きに比例し、かつ縮小されて動く
ことになる。車の前輪舵角もそれと同じに連動し動くか
ら、指針（５）は、自動車舵角計の指針として機能す
る。

【０００８】

【実施例】図１．は、本発明の自動車舵角計を、自動車
のハンドルに一体に組み込むか、または取付ける事をし
た、自動車舵角計付きの自動車ハンドルである。取付け
る時は計器の中立と、舵角の中立とを合わせ、ハンドル
の中央に、取付けるか又は接着をする。尚この減速ギ
ア（３）の構造は、時計の長針と短針の間と同じで、減
速比は、１２：１である。また、シャフト（２）に透明
な材質を用い、シャフト（２）の裏側に豆電球を組み込
んだ、照明つきの自動車舵角計とする事も可能である。

【０００９】

【発明の効果】

１．本発明の自動車舵角計をハンドルに装着すれば、計
器自身は回転するが、内部の文字盤は静止したまま、そ
して刻々変化する前輪の舵角を表示する、とにかく運転
を楽しくさせる効果がある。

【００１０】２．バックで車庫入れの時、車を止め舵角
計を見ながらハンドル操作し、舵角の中立が確認出来る
ので、迅速にして的確な車庫入れ、接触防止に有効であ
る。

【００１１】３．フォクリフトのように、舵輪が後方に
あり、前進後退旋回前進を、繰り返す車両は、実際の操
縦については、この舵角計に依る効果は絶大である。

【００１２】４．免許証や家に車がありながら、運転を
しない主婦は多い。駐車場での厳しい車庫入れに自信が
ないからである。本発明の自動車舵角計はそれに有効で
ある。

【００１３】５．国内だけで６千万台の車があり、価格
が安価で、既存の車に簡単に取付けられるこの舵角計
は、全ての車に適応し、膨大な潜在需要が見込まれる。
そしてその産業分野を発展させる効果あある。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例を示す図

【図２】断面図

【符号の説明】

１．は、計器の箱２．は、シャフト３．は、減速ギ
アー４．は、静止錘５．は、指針６．は、文字盤である。

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【手続補正書】

【提出日】平成３年９月１１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実施例

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００８】

【実施例】図１．は、本発明の自動車舵角計を、自動車
のハンドルに組み込むか、または取付ける事をした、自
動車舵角計である。取付ける時は計器の中立と、舵角の
中立とを合わせ、ハンドルの中央に、取付けるか又は接
着をする。尚この減速ギア（３）の構造は、時計の長
針と短針の間と同じで、減速比は、１２：１である。な
お、自動車舵角計の裏側、つまりにシャフト（２）の裏
側に、豆電球を組み込み、シャフト（２）および指針
（５）そして文字盤（６）に、透明な材質を用いて光ら
せる、照明つきの自動車舵角計とする事も可能である。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成５年８月１８日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００８

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００８】

【実施例】図１．は、本発明の自動車舵角計を、自動車
のハンドルに組み込むか、または取付ける事をした、自
動車舵角計である。取付ける時は計器の中立と、舵角の
中立とを合わせ、ハンドルの中央に、取付けるか又は接
着をする。尚この減速ギア（３）の構造は、時計の長
針と短針の間と同じで、減速比は、１２：１である。な
お、シャフト（２）および指針（５）、文字盤（６）
に、透明な材質を用い、自動車舵角計の裏側に、豆電球
を組み込んだ、照明つきの自動車舵角計、とする事も可
能である。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】計器の箱（１）と、計器の箱（１）の底の
中心軸に固定されたシャフト（２）と、シャフト（２）
に入力側が軸支される減速ギアー（３）と、この減速ギ
アー（３）のケーシングの下方に設けられた静止錘
（４）と、前記減速ギアー（３）のケーシングと静止錘
（４）の前面に固着した文字盤（６）と、前記文字盤
（６）に軸支され、前記減速ギアー（３）の出力側に接
続される指針（５）からなる事を特徴とする、自動車舵
角計。
【請求項２】請求項１に記載の、自動車舵角計を、自動
車のハンドルに一体に組み込むか、または取付ける事を
した、自動車舵角計付きの自動車ハンドル
【請求項３】請求項１に記載の、自動車舵角計に、豆電
球を組み込んだ、照明つきの自動車舵角計