JPH06185644A - 逆止弁 - Google Patents
逆止弁Info
- Publication number
- JPH06185644A JPH06185644A JP4355114A JP35511492A JPH06185644A JP H06185644 A JPH06185644 A JP H06185644A JP 4355114 A JP4355114 A JP 4355114A JP 35511492 A JP35511492 A JP 35511492A JP H06185644 A JPH06185644 A JP H06185644A
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- Japan
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- seat
- float
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リブ及びフロ―ト座の摩耗を軽減できる逆止
弁を得ること。 【構成】 弁座７に離着座する球形弁体を金属殻から成
る中空フロ―ト８で形成する。中空フロ―トの下方と側
方に中空フロ―トを弁座方向に案内するリブ９を形成す
る。中空フロ―トの上方に中空フロ―トが弁座に着座し
た位置で中空フロ―トに当接するフロ―ト座１０を形成
する。
弁を得ること。 【構成】 弁座７に離着座する球形弁体を金属殻から成
る中空フロ―ト８で形成する。中空フロ―トの下方と側
方に中空フロ―トを弁座方向に案内するリブ９を形成す
る。中空フロ―トの上方に中空フロ―トが弁座に着座し
た位置で中空フロ―トに当接するフロ―ト座１０を形成
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液体配管に取り付けて、
液体の一方向の流れは許すが、その逆方向の流れは止め
る逆止弁に関し、特に、弁座に離着座する弁体を球形に
形成したものに関する。球形弁体を用いた逆止弁では、
球形弁体が転動し易いので弁座に着座する位置に案内す
ると共に着座位置で保持しなければならない。また、球
形弁体と弁室内壁との間に液体が通過する通路を形成し
なければならない。
液体の一方向の流れは許すが、その逆方向の流れは止め
る逆止弁に関し、特に、弁座に離着座する弁体を球形に
形成したものに関する。球形弁体を用いた逆止弁では、
球形弁体が転動し易いので弁座に着座する位置に案内す
ると共に着座位置で保持しなければならない。また、球
形弁体と弁室内壁との間に液体が通過する通路を形成し
なければならない。
【０００２】
【従来の技術】従来の球形弁体を用いた逆止弁は、弁ケ
―シングで水平方向に開口した入口と弁室と出口とを形
成し、入口と弁室の間に弁座を設け、弁座に離着座する
球形弁体を弁室に配置すると共に、弁室内壁に複数のリ
ブを形成し、球形弁体の下方に位置するリブをフロ―ト
座としていた。この例が特公昭４８−２７６４４号公報
に示されている。球形弁体はリブの内面によって弁座方
向に案内されると共に、フロ―ト座によって弁座に着座
した位置で保持される。また液体はリブの間の通路を通
って流れることができる。
―シングで水平方向に開口した入口と弁室と出口とを形
成し、入口と弁室の間に弁座を設け、弁座に離着座する
球形弁体を弁室に配置すると共に、弁室内壁に複数のリ
ブを形成し、球形弁体の下方に位置するリブをフロ―ト
座としていた。この例が特公昭４８−２７６４４号公報
に示されている。球形弁体はリブの内面によって弁座方
向に案内されると共に、フロ―ト座によって弁座に着座
した位置で保持される。また液体はリブの間の通路を通
って流れることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この場合、球形弁体は
その重量が重いので、加えて、球形弁体はその外表面全
体が接触面になるが、弁室内壁はリブの内面だけが接触
面になるので、リブが摩耗して球形弁体の案内が悪くな
る問題があった。また特に、球形弁体はその自重で下方
に変位するので、下方に位置するフロ―ト座の摩耗が著
しく進み、完全閉弁できなくなる問題があった。
その重量が重いので、加えて、球形弁体はその外表面全
体が接触面になるが、弁室内壁はリブの内面だけが接触
面になるので、リブが摩耗して球形弁体の案内が悪くな
る問題があった。また特に、球形弁体はその自重で下方
に変位するので、下方に位置するフロ―ト座の摩耗が著
しく進み、完全閉弁できなくなる問題があった。
【０００４】従って本発明の技術的課題は、リブの摩
耗、特にフロ―ト座の摩耗を軽減できる逆止弁を得るこ
とである。
耗、特にフロ―ト座の摩耗を軽減できる逆止弁を得るこ
とである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シング
で水平方向に開口した入口と弁室と出口とを形成し、入
口と弁室の間に弁座を設け、弁座に離着座する球形弁体
を弁室に配置し、球形弁体を弁座に案内する複数のリブ
を弁室内壁に設けたものにおいて、球形弁体を金属殻か
ら成る中空フロ―トで形成し、中空フロ―トの上方に位
置するリブを、中空フロ―トが弁座に着座した位置で中
空フロ―トに当接するフロ―ト座としたことを特徴とす
るものである。
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シング
で水平方向に開口した入口と弁室と出口とを形成し、入
口と弁室の間に弁座を設け、弁座に離着座する球形弁体
を弁室に配置し、球形弁体を弁座に案内する複数のリブ
を弁室内壁に設けたものにおいて、球形弁体を金属殻か
ら成る中空フロ―トで形成し、中空フロ―トの上方に位
置するリブを、中空フロ―トが弁座に着座した位置で中
空フロ―トに当接するフロ―ト座としたことを特徴とす
るものである。
【０００６】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
中空フロ―トで形成した球形弁体は、その重量を従来の
ものよりも軽く作ることができるので、球形弁体が接触
するリブの摩耗を軽減できる。また、球形弁体は浮力に
よって上方のフロ―ト座に当接するので、自重によって
下方のフロ―ト座に当接するものよりも、フロ―ト座の
摩耗を軽減できる。
中空フロ―トで形成した球形弁体は、その重量を従来の
ものよりも軽く作ることができるので、球形弁体が接触
するリブの摩耗を軽減できる。また、球形弁体は浮力に
よって上方のフロ―ト座に当接するので、自重によって
下方のフロ―ト座に当接するものよりも、フロ―ト座の
摩耗を軽減できる。
【０００７】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する（図１参照）。弁ケ―シングは入口側部材１と出
口側部材２をガスケットを介在してねじ結合して作る。
入口側部材１に水平方向に開口した入口３を形成し、出
口側部材２に水平方向に開口した弁室４及び出口５を形
成する。入口３と出口５には配管に連結するためのねじ
を形成する。入口側部材１の内端側の弁口６を囲んで環
状の溝を形成し、その溝に弁座７を嵌め込む。弁室４内
にステンレス鋼薄板で中空に作った球形弁体としての中
空フロ―ト８を自由状態で配置する。
明する（図１参照）。弁ケ―シングは入口側部材１と出
口側部材２をガスケットを介在してねじ結合して作る。
入口側部材１に水平方向に開口した入口３を形成し、出
口側部材２に水平方向に開口した弁室４及び出口５を形
成する。入口３と出口５には配管に連結するためのねじ
を形成する。入口側部材１の内端側の弁口６を囲んで環
状の溝を形成し、その溝に弁座７を嵌め込む。弁室４内
にステンレス鋼薄板で中空に作った球形弁体としての中
空フロ―ト８を自由状態で配置する。
【０００８】弁室４の内壁に中空フロ―ト８を弁座７方
向に案内する４個のリブ９，１０を設ける。中空フロ―
ト８の下方及び側方に位置する３個のリブ９の内面は同
心円上に形成し、中空フロ―ト８の直径よりも少し大き
くして中空フロ―ト８が緩く摺接するようにする。中空
フロ―ト８の上方に位置するリブをフロ―ト座１０とし
て形成する。フロ―ト座１０の内面は、中空フロ―ト８
が弁座７に着座して完全閉弁した位置で中空フロ―ト８
に当接する位置に形成する。
向に案内する４個のリブ９，１０を設ける。中空フロ―
ト８の下方及び側方に位置する３個のリブ９の内面は同
心円上に形成し、中空フロ―ト８の直径よりも少し大き
くして中空フロ―ト８が緩く摺接するようにする。中空
フロ―ト８の上方に位置するリブをフロ―ト座１０とし
て形成する。フロ―ト座１０の内面は、中空フロ―ト８
が弁座７に着座して完全閉弁した位置で中空フロ―ト８
に当接する位置に形成する。
【０００９】弁室４に形成した段部１１にばね受け１２
を当てて配置する。ばね受け１２は中央に孔１３を開
け、またその周囲に孔１４を複数個開ける。中央の孔１
３の縁は入口３側に向かって曲げ、この曲がった角と中
空フロ―ト８との間に中空フロ―ト８を弁座７方向に付
勢するコイルばね１５を配置する。
を当てて配置する。ばね受け１２は中央に孔１３を開
け、またその周囲に孔１４を複数個開ける。中央の孔１
３の縁は入口３側に向かって曲げ、この曲がった角と中
空フロ―ト８との間に中空フロ―ト８を弁座７方向に付
勢するコイルばね１５を配置する。
【００１０】入口３側の液体の圧力が出口５側よりも高
ければ、中空フロ―ト８はコイルばね１５を圧縮して出
口５側に変位し、弁座７から離座して弁口６を開ける。
入口３の液体はリブ９及びフロ―ト座１０の間の通路を
通り、ばね受け１２の孔１３，１４を通って出口５に流
れる。出口５側の液体の圧力が入口３側よりも高くなれ
ば、中空フロ―ト８は流体圧力とコイルばね１５の作用
を受けて、リブ９及びフロ―ト座１０に案内されながら
入口３側に変位し、弁座７に着座した位置でフロ―ト座
１０に保持されて完全閉弁し、逆流を防止する。
ければ、中空フロ―ト８はコイルばね１５を圧縮して出
口５側に変位し、弁座７から離座して弁口６を開ける。
入口３の液体はリブ９及びフロ―ト座１０の間の通路を
通り、ばね受け１２の孔１３，１４を通って出口５に流
れる。出口５側の液体の圧力が入口３側よりも高くなれ
ば、中空フロ―ト８は流体圧力とコイルばね１５の作用
を受けて、リブ９及びフロ―ト座１０に案内されながら
入口３側に変位し、弁座７に着座した位置でフロ―ト座
１０に保持されて完全閉弁し、逆流を防止する。
【００１１】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、リブやフロ―ト座の摩耗を
軽減できるので、球形弁体を弁座方向に確実に案内で
き、球形弁体が弁座に着座した位置で確実に保持でき、
逆流を完全に防止することができる。球形弁体を合成樹
脂で作って重量を軽減したものでは高温高圧の液体系に
用いることができない。本発明は球形弁体を金属殻から
なる中空フロ―トで作っているので、高温高圧の液体系
にも用いることができる。
記のように本発明によれば、リブやフロ―ト座の摩耗を
軽減できるので、球形弁体を弁座方向に確実に案内で
き、球形弁体が弁座に着座した位置で確実に保持でき、
逆流を完全に防止することができる。球形弁体を合成樹
脂で作って重量を軽減したものでは高温高圧の液体系に
用いることができない。本発明は球形弁体を金属殻から
なる中空フロ―トで作っているので、高温高圧の液体系
にも用いることができる。
【図１】本発明の実施例の逆止弁の断面図である。
【符号の説明】 １ 入口側部材 ２ 出口側部材 ３ 入口 ４ 弁室 ５ 出口 ７ 弁座 ８ 中空フロ―ト ９ リブ １０ フロ―ト座
Claims (1)
- 【請求項１】 弁ケ―シングで水平方向に開口した入口
と弁室と出口とを形成し、入口と弁室の間に弁座を設
け、弁座に離着座する球形弁体を弁室に配置し、球形弁
体を弁座に案内する複数のリブを弁室内壁に設けたもの
において、球形弁体を金属殻から成る中空フロ―トで形
成し、中空フロ―トの上方に位置するリブを、中空フロ
―トが弁座に着座した位置で中空フロ―トに当接するフ
ロ―ト座としたことを特徴とする逆止弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4355114A JP2916732B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 液体用逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4355114A JP2916732B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 液体用逆止弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06185644A true JPH06185644A (ja) | 1994-07-08 |
| JP2916732B2 JP2916732B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=18442022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4355114A Expired - Fee Related JP2916732B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 液体用逆止弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2916732B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001504931A (ja) * | 1997-09-11 | 2001-04-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 逆止弁、殊にピストンポンプのためのもの |
| WO2007058055A1 (ja) * | 2005-11-17 | 2007-05-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車輌用伝動装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4827644B1 (ja) * | 1969-08-02 | 1973-08-24 | ||
| JPS5520739U (ja) * | 1978-07-29 | 1980-02-09 | ||
| JPS624668U (ja) * | 1985-06-25 | 1987-01-12 |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP4355114A patent/JP2916732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4827644B1 (ja) * | 1969-08-02 | 1973-08-24 | ||
| JPS5520739U (ja) * | 1978-07-29 | 1980-02-09 | ||
| JPS624668U (ja) * | 1985-06-25 | 1987-01-12 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001504931A (ja) * | 1997-09-11 | 2001-04-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 逆止弁、殊にピストンポンプのためのもの |
| WO2007058055A1 (ja) * | 2005-11-17 | 2007-05-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車輌用伝動装置 |
| JP2007139060A (ja) * | 2005-11-17 | 2007-06-07 | Toyota Motor Corp | 車輌用伝動装置 |
| JP4499021B2 (ja) * | 2005-11-17 | 2010-07-07 | トヨタ自動車株式会社 | 車輌用伝動装置 |
| US8287425B2 (en) | 2005-11-17 | 2012-10-16 | Aisin Aw Co., Ltd. | Vehicular transmission |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2916732B2 (ja) | 1999-07-05 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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