JPH06185593A - ギヤ駆動機構 - Google Patents

ギヤ駆動機構

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Publication number
JPH06185593A
JPH06185593A JP4353632A JP35363292A JPH06185593A JP H06185593 A JPH06185593 A JP H06185593A JP 4353632 A JP4353632 A JP 4353632A JP 35363292 A JP35363292 A JP 35363292A JP H06185593 A JPH06185593 A JP H06185593A
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JP
Japan
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gear
motor
cam
state
roller
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Application number
JP4353632A
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English (en)
Inventor
Naoki Sasaki
直樹 佐々木
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータの部品点数を減らして簡単な構成にし、
省スペース化を図る。 【構成】1個のモータ2のモータ軸2aにモータギヤ3
とクラッチ5を介して連接されたカム4を配し、カムと
係合する2つのレバー6,7にギヤ10,11を配する
ファクシミリ装置の紙送りローラ機構である。モータが
一の方向に回転するとカムが回転するので、レバーが制
御されてギヤ3とギヤ10,11とが噛合あるいは離間
する。ギヤ3がギヤ10,11と噛合したモードでモー
タが他の方向に回転するとギヤ3によってギヤ10,1
1が駆動される。従って、クラッチを介して連接された
カムによって複数のレバーを制御でき、ギヤ3によって
ギヤ10,11を駆動できるので、従来の場合に比べて
部品点数を減らすことができ、構成を簡単にできる。ま
た、コストを下げることができると共に占有スペースを
小さくでき、装置を小型にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばファクシミリ
装置の紙送りローラ等を回転駆動するために適用して好
適なギヤ駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置の紙送りローラとし
て、印字ローラ(受信用ローラ)と読取用ローラ(送信
用ローラ)が配されている。また、ファクシミリ装置に
は、送受信機能の他にコピー機能を有するものもある。
このようなファクシミリ装置においては、送信時および
受信時に送信用ローラおよび受信用ローラをそれぞれ駆
動し、コピー時には両ローラを同時に駆動するように構
成されている。
【0003】従来のファクシミリ装置には、送信用ロー
ラと受信用ローラとに対してそれぞれ別々に駆動モータ
を配しているものがある。
【0004】また、従来のファクシミリ装置の紙送りロ
ーラ駆動機構には、部品点数を減らす目的で送信用ロー
ラと受信用ローラとを1個のモータで駆動するように構
成したものもある。図7は従来の紙送りローラの駆動機
構を示している。
【0005】同図において、40は後述するモードの状
態を変換する部材であるソレノイドスイッチ、43は制
御レバーであり、この制御レバー43の一端にピン42
を介してソレノイドスイッチ40のプランジャー41が
連接されている。制御レバー43には、その他端に後述
するレバー48と当接して係合する係入部44が形成さ
れている。また、制御レバー43には、その略中央に図
示しないシャーシに固定された支軸45が連接されてい
る。そして、制御レバー43は、プランジャー41が進
退することによって支軸45を中心に回転する。なお、
ソレノイドスイッチ40は、図示しない制御部によって
制御され、ソレノイドスイッチ40がオンになると、プ
ランジャー41が吸引される。
【0006】46は図示しないモータのモータ軸であ
り、このモータ軸46にはギヤ47が取付けられてい
る。48,49はレバーであり、このレバー48,49
の一端がモータ軸46に取付けられている。そして、レ
バー48,49は、モータ軸46を中心にして回転す
る。
【0007】また、レバー48は、その他端が制御レバ
ー43の係入部44に対応するように配されている。な
お、モータは、図示しない制御部の指令に基づいて正逆
方向に回転するように設定されている。
【0008】50は後述する送信用ローラ54を駆動す
るギヤ、51は後述する受信用ローラ57および送信用
ローラ54を駆動するギヤである。ギヤ50,51は、
その噛合するギヤ53,52または55との間をギヤ4
7の回転力により移動し結合するように構成されてい
る。また、ギヤ50,51は常にギヤ47に噛合してい
る。そして、後述するように、レバー48,49は、ギ
ヤ50,51の回転に伴って回転する。なお、レバー4
8は、その他端と制御レバー43の係入部44との係合
が解除される場合に回転する。
【0009】52,53は送信側のギヤ、54は送信用
ローラである。ギヤ52はギヤ51と噛合できるような
位置に、ギヤ53はギヤ50と噛合できるような位置に
それぞれ配されている。また、ギヤ52と53およびギ
ヤ53とローラ54の図示しないギヤ部とは常に噛合し
ている。そして、ギヤ52または53が駆動されること
によってローラ54が回転して図示しない送信原稿を送
る。
【0010】55,56は被駆動部材である受信側のギ
ヤ、57は受信用ローラである。ギヤ55はギヤ51と
噛合できるような位置に配されている。また、ギヤ55
と56およびギヤ56とローラ57の図示しないギヤ部
とは常に噛合している。そして、ギヤ55が駆動される
ことによってローラ57が回転して図示しない記録紙を
送る。
【0011】なお、図7の例のファクシミリ装置は、常
に初期状態が送信モードの状態になるように設定されて
いる。図7の実線(破線)に示す状態は送信モードの状
態であり、この送信モードの状態からレバー49が2点
鎖線に示す状態に移動して受信モードの状態になる。ま
た、ギヤ50がギヤ53と噛合し、ギヤ51がギヤ55
と噛合する状態はコピーモードの状態である。
【0012】本例においては、送信時には図示しない制
御部の指令に基づいて図示しないモータ(モータ軸4
6)が時計方向に回転するので、ギヤ47と噛合してい
るギヤ51が反時計方向に回転する。ギヤ47の回転に
よって、図7の破線に示す状態にあるレバー49のギヤ
51がギヤ52を時計方向に駆動する。そのため、送信
用ローラ53が時計方向に回転するので、図示しない送
信原稿が送られる。
【0013】受信時には、図示しない制御部の指令に基
づいて図示しないモータ(ギヤ47)が反時計方向に回
転するので、レバー49が反時計方向に回転してギヤ5
1がギヤ55に噛合する(図7の2点鎖線参照)。
【0014】ギヤ51が時計方向に回転するので、受信
用ローラ57が反時計方向に回転して図示しない記録紙
が送られる。なお、受信終了後は、モータ軸46(ギヤ
47)が時計方向に回転してレバー49を時計方向に回
転させる。そのため、レバー49が図7の破線に示す状
態に保持されて送信モードの状態となる。
【0015】コピー時には、図示しない制御部の指令に
基づいて図示しないモータ(ギヤ47)が反時計方向に
回転するので、レバー49が反時計方向に回転してギヤ
51がギヤ55に噛合する(図7の2点鎖線参照)。ギ
ヤ51が時計方向に回転するので、受信用ローラ57が
反時計方向に回転する。従って、受信用ローラ57によ
って図示しない記録紙が送られる。
【0016】また、コピー時には、図示しない制御部か
らの制御信号がソレノイドスイッチ40に供給され、ソ
レノイドスイッチ40がオンになる。すると、プランジ
ャー41が吸引されて制御レバー43が支軸45を中心
にして反時計方向に回転する。制御レバー43が図7の
実線に示す状態から図7の2点鎖線に示す状態となるの
で、制御レバー43の係入部44とレバー48との係合
が解除される。
【0017】図示しないモータ(ギヤ47)が反時計方
向に回転するので、レバー48が反時計方向に回転して
図7の実線の状態から図7の2点鎖線の状態になる。そ
のため、ギヤ50がギヤ53と噛合して送信用ローラ5
4が時計方向に回転するので、図示しないコピー原稿が
送られる。
【0018】なお、コピー終了後は、図示しないモータ
(ギヤ47)が時計方向に回転してレバー48,49を
時計方向に回転させる。そして、レバー48が時計方向
に回転すると同時に制御レバー43が時計方向に回転し
てレバー48の他端が制御レバー43の係入部44に係
入する。
【0019】そのため、ギヤ50と53とが離間すると
共に、レバー49が時計方向に回転するので、ギヤ51
と52とが噛合する。従って、送信モードの状態とな
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、送信用ロー
ラおよび受信用ローラに対してそれぞれモータを配する
場合には、部品点数が増えてコストが上がると共に、電
源の容量を大きく設定する必要があるので、モータと電
源の占有スペースを大きくとる必要がある。また、図7
の例においては、レバー48を制御するためにソレノイ
ドスイッチ40と制御レバー43を設ける必要があり、
構成が複雑になる。また、部品点数が増えてコストが上
がると共に、占有スペースを大きくとる必要もある。
【0021】そこで、この発明は、部品点数を減らして
簡単な構成にすると共に、省スペース化を図ることを目
的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】1個のモータと、このモ
ータに連接された第1のギヤと、モータにクラッチ機構
を介して連接されたカムと、このカムと係合する少なく
とも1個のレバーと、このレバーに連接された第2のギ
ヤとを備え、モータを一の方向に回転させることでカム
を一の方向に回転させて第1のギヤと第2のギヤとの噛
合を制御すると共に、モータを他の方向に回転させるこ
とで第1のギヤと噛合している第2のギヤを駆動させる
ものである。
【0023】
【作用】モータ2を一の方向に回転させると、カム4が
回転する。この回転によってレバー6,7が制御されて
第1のギヤ3と第2のギヤ10または11とが噛合ある
いは離間する。そして、例えば、第1のギヤ3が第2の
ギヤ10または11と噛合したモードの状態でモータ2
が他の方向に回転すると、第1のギヤ3によって第2の
ギヤ10または11が駆動される。クラッチ機構5を介
して連接されたカム4が第1のギヤ3と第2のギヤ10
または11との噛合を制御してモードの状態の変換を行
い、第1のギヤ3が第2のギヤ10または11を駆動す
るので、モードの状態を変換するカム4と、第2のギヤ
10または11を駆動させる第1のギヤ3とを1個のモ
ータ2で動作させることができる。つまり、モードの状
態を変換する部材と被駆動部材を駆動させる部材(ギ
ヤ)を別々に配して動作させる等の従来の場合に比べて
部品点数を減らすことができ、構成を簡単にできる。従
って、コストを下げることができると共に、占有スペー
スを小さくでき、装置を小型にできる。
【0024】
【実施例】以下、図1〜図6を参照しながら、この発明
の一実施例について説明する。本例はファクシミリ装置
の紙送り用の印字ローラ(送信用ローラ)と読取用ロー
ラ(受信用ローラ)を駆動する駆動機構に適用した例で
あり、ファクシミリ装置は送信機能、受信機能、コピー
機能を有する。また、本例のファクシミリ装置は、送信
用ローラおよび受信用ローラがそれぞれ送信時および受
信時に駆動し、コピー時に両ローラを同時に駆動するよ
うに構成されている。
【0025】なお、図1はローラの駆動機構を示す図、
図2は図1のI−I線の断面図である。また、図1およ
び図2はコピーモードの状態を示すものである。
【0026】図2において、1はシャーシであり、この
シャーシ1にはその下面にモータ2(図1では破線、図
2では実線で示す)が配されている。2aはモータ2の
モータ軸であり、このモータ軸2aがシャーシ1の上面
より突出している。モータ軸2aには、モータギヤ3が
取付けられている。また、モータ軸2aの先端には、図
1および図2に示すようなカム4が取付けられている。
【0027】後述するモードの状態を変換する部材であ
るカム4には、図1に示すように、その外周面4aに後
述するレバー6,7のピン8,9と係合してレバー6,
7の位置を保持するカム部4b,4cが形成されてい
る。このカム部4b,4cは、後述する送信モード、受
信モードおよびコピーモードのそれぞれの状態でピン8
または9と係合するように形成されている。また、カム
4が回転することによってその外周面4aと後述するレ
バー6,7のピン8,9とが当接した状態でレバー6,
7を回転させる。
【0028】モータ軸2aとカム4との間には、カム4
を一の方向(反時計方向)にのみ回転できるように構成
したクラッチ5が配されている。そして、モータ2が反
時計方向に回転する場合はクラッチ5がモータ軸2aと
噛んでカム4がモータ軸2aと一体となって回転し、モ
ータ2が時計方向に回転する場合で、後述するレバー
6,7のピン8または9がカム4のカム部4bまたは4
cと係合している状態ではクラッチ5によってカム4が
空振りしてモータギヤ3と噛合する後述するギヤ10ま
たは11が回転するように設定されている。
【0029】図1において、6,7はレバーであり、略
く字状のレバー6,7は支軸6a,7aを介してシャー
シ1に回転可能に固定されている。レバー6は送信用の
もの、レバー7は受信用のものである。また、支軸6
a,7aには、それぞれレバー6,7の下面側にギヤ3
0,31が回転可能に固定されている。
【0030】そして、レバー6,7は、ギヤ30,31
と同軸上で回転する。また、ギヤ30,31は、それぞ
れ常に後述するギヤ10,11および32,33Aと噛
合する。
【0031】レバー6,7には、それぞれその一端側に
レバー部6b,7bが、他端側に支持部6c,7cが形
成されている。レバー部6b,7bには、図1に示すよ
うに、その一方にピン8,9が形成されている。このピ
ン8,9は、カム4の外周面4aと当接するように上端
に配されている。
【0032】また、ピン8,9は、レバー6,7の下面
側にも延設されており、この下面側のピン8,9にはギ
ヤ10,11が回転可能に固定されている。このギヤ1
0,11は、レバー6,7が回転することによってモー
タギヤ3と噛合するように設定されている。なお、下面
側のピン8,9は、図2の破線に示すように、その先端
がシャーシ1に形成された孔(図示せず)に嵌入してレ
バー6,7の回転を規制している。
【0033】また、レバー6,7には、図1の破線に示
すように、そのレバー部6b,7bの他方に係合ピン1
2,13が形成されている。この係合ピン12,13
は、常に後述するモード検出用のスイッチ18,19の
レバー20,21と当接するようにレバー6,7の下面
側に形成されている。
【0034】14,15はバネであり、このバネ14,
15はレバー6,7の支持部6c,7cとシャーシ1に
立設された軸16,17との間に配されている(図2以
下は省略)。そして、レバー6,7は、バネ14,15
の付勢力によって常に反時計方向に付勢されている。そ
して、ギヤ10または11がモータギヤ3に噛合する場
合に、後述するスイッチ18,19のレバー20,21
の付勢力にバネ14,15の付勢力を加えることでギヤ
の噛み合いを確実にする。
【0035】18,19はモード検出用のスイッチであ
り、このスイッチ18,19のレバー20,21がレバ
ー6,7を反時計方向に付勢するように設定されてい
る。つまり、レバー20,21は、レバー6,7の係合
ピン12,13と常に当接する。
【0036】また、スイッチ18,19には、図1に示
すような操作子22,23が配されている。レバー2
1,22によって操作子22,23が押圧されることで
スイッチ18,19がオンする。そして、レバー6,7
のピン8または9がカム4のカム部4bまたは4cと係
合する場合に、スイッチ18または19がオフするよう
に設定されている。スイッチ18,19の検出信号は、
図示しない制御部に供給される。
【0037】なお、操作子22,23が図1の状態では
スイッチ18,19がオフ状態であり、22,23が図
5の状態ではスイッチ18,19がオン状態である。
【0038】32,33A,33Bはギヤ、34,35
は被駆動部材であるローラであり、ギヤ32、ローラ3
4は送信用のものであり、ギヤ33A,33B、ローラ
35は受信用のものである。
【0039】本例の動作について説明する。図3の状態
は送信モードの状態を示しており、この送信モードの状
態が常に初期状態になるように設定されている。
【0040】送信モードの状態では、図3に示すよう
に、送信用のレバー6のピン8がカム4のカム部4bと
係合してモータギヤ3(図3の破線参照)とギヤ10と
が噛合している。そして、モータギヤ3が時計方向に回
転することによって送信用のローラ34(図1参照)が
時計方向に回転する。そのため、図示しない送信原稿が
ローラ34によって送られる。
【0041】また、送信モードでは、受信用のレバー7
のピン9がカム4の外周面4aと当接した状態で保持さ
れているので、ギヤ11がモータギヤ3と離間してい
る。そのため、モータギヤ3が時計方向に回転してもこ
の回転がギヤ11に伝達されず、受信用のローラ35
(図1参照)を駆動しない。
【0042】なお、送信モードでは、図3に示すよう
に、スイッチ18がオフの状態で、スイッチ19がオン
の状態で保持されている。そのため、図示しない制御部
が送信モードの状態であることを検出できる。
【0043】次に、ファクシミリ装置に受信信号が供給
されると、図3の送信モードの状態からモータギヤ3が
反時計方向に120度回転して図4の受信モードの状態
になる。この状態では、受信用のレバー7がバネ15
(図1参照)の付勢力によって反時計方向に回転するの
で、ピン9がカム4の外周面4aよりカム部4bに当接
して係合する。そのため、ギヤ11がモータギヤ3と噛
合する。
【0044】また、レバー6は、図4に示すように、そ
のピン8がカム4の外周面4aと当接した状態に保持さ
れているので、ギヤ10がモータギヤ3より離間した状
態に保持されている。そして、図4に示す状態でモータ
ギヤ3が時計方向に回転して受信用のローラ35(図1
参照)が反時計方向に回転するので、図示しない記録紙
がローラ35によって送られる。
【0045】なお、スイッチ18がオン状態で保持さ
れ、スイッチ19がオフ状態で保持されており、図示し
ない制御部が受信モードの状態であることを検出でき
る。
【0046】そして、受信が終了すると、図4の受信モ
ードの状態から図5の状態を経て図3の送信モードの状
態になる。つまり、受信終了の信号が制御部に供給され
て制御部の指令によってモータ2が反時計方向に240
度回転する。なお、図5の状態は、レバー6,7のピン
8,9がカム4の外周面4aの規制を受けてレバー6,
7がバネ14,15(図1参照)の付勢力に抗して時計
方向に回転する。そのため、ギヤ10,11がモータギ
ヤ3より離間した状態となる。また、この状態では、図
5に示すように、スイッチ18,19が共にオン状態に
なっている。そして、図示しない制御部が受信モードの
状態から送信モードの状態に移動する途中の状態である
ことを検出できる。
【0047】最後に、図示しないファクシミリ装置のコ
ピー釦を操作すると、図3の送信モードの状態からモー
タギヤ3が反時計方向に240度回転して図1のコピー
モードの状態になる。つまり、モータギヤ3が反時計方
向に240度回転すると、レバー6,7がバネ14,1
5の付勢力によって反時計方向に回転する。そのため、
レバー6,7のピン8,9がそれぞれカム4のカム部4
b,4cと係合するので、ギヤ10,11がモータギヤ
3と噛合する。
【0048】そして、スイッチ18,19がオフの状態
になるので、図示しない制御部がコピーモードの状態で
あることを検出できる。このコピーモードの状態で制御
部の指令によってモータが時計方向に回転してローラ3
4,35が駆動される。これによって、図示しないコピ
ー原稿がローラ34によって送られ、図示しない記録紙
がローラ35によって送られる。
【0049】そして、コピーが終了すると、図1のコピ
ーモードの状態から制御部の指令によってモータギヤ3
が反時計方向に120度回転して図3の送信モードの状
態になる。
【0050】図6はモード切換を示すフローチャートで
ある。まず、図2に示すモータ2が常に送信モードの状
態となるように設定する(ステップ70)。次に、図示
しないファクシミリ装置の送信モードスイッチがオンさ
れているか否か判断する(ステップ71)。送信モード
スイッチがオンであると判断する場合は、モータ2が時
計方向(CW)に回転して、ローラ34(図1参照)を
駆動して送信原稿を送る(ステップ72)。そして、送
信処理をする(ステップ73)。
【0051】次に、送信処理が終了したか否か判断する
(ステップ74)。この判断処理は送信が終了するまで
行なわれる。そして、送信が終了したと判断する場合
は、モータ2の回転を停止して、ステップ71に戻る。
【0052】ステップ71で、送信モードでないと判断
する場合は、図示しない受信モードスイッチがオンされ
ているか否か判断する(ステップ75)。なお、受信モ
ードスイッチは受信時にオンになるように設定されてい
る。受信モードスイッチがオンであると判断する場合
は、モータ2(図1参照)が反時計方向(CCW)に1
20度回転して(ステップ76)、カム4(図1参照)
を反時計方向に回転させる。その後、カム4が所定位置
で停止したことを図示しない制御部が判断すると、モー
タ2が時計方向に回転して、ローラ35(図1参照)を
駆動して記録紙を送る(ステップ77)。そして、受信
処理をする(ステップ78)。
【0053】次に、受信処理が終了したか否か判断する
(ステップ79)。この判断処理は受信が終了するまで
行なわれる。そして、受信が終了したと判断する場合
は、モータ2が反時計方向に240度回転する(ステッ
プ80)。この回転によって、カム4(図1参照)も反
時計方向に240度回転するので、ステップ71に戻
る。
【0054】ステップ71およびステップ75で、送信
モードおよび受信モードでないと判断する場合には、図
示しないコピーモードスイッチがオンされているか否か
判断する(ステップ81)。コピーモードスイッチがオ
ンであると判断する場合は、モータ2(図1参照)が反
時計方向に240度回転する(ステップ82)。この回
転によってカム4も240度回転するので、コピーモー
ドの状態(図1に示す状態)になる。そして、図示しな
い制御部によってモータ2が時計方向に回転して、ロー
ラ34,35を駆動してコピー原稿を送る(ステップ8
3)。そして、コピー処理をする(ステップ84)。
【0055】次に、コピー処理が終了したか否か判断す
る(ステップ85)。この判断処理はコピーが終了する
まで行なわれる。そして、コピーが終了したと判断する
場合は、モータ2を反時計方向に120度回転する(ス
テップ86)。この回転によって、カム4(図1参照)
も反時計方向に120度回転するので、ステップ71に
戻る。
【0056】本例によれば、クラッチ5を介して連接さ
れたカム4が2つのレバーつまり送信用のレバー6およ
び受信用のレバー7を制御して送信モード、受信モー
ド、コピーモードの各状態にでき、モータギヤ3がギヤ
10または11を駆動できるので、モードの状態を変換
するカム4と、ギヤ10または11を駆動させるモータ
ギヤ3とを1個のモータ2で動作させることができる。
【0057】つまり、本例によれば、モードの状態を変
換する部材と被駆動部材を駆動させる部材(ギヤ)を別
々に配して動作させる等の従来の場合に比べて部品点数
を減らすことができ、構成を簡単にできる。従って、本
例によれば、コストを下げることができると共に、占有
スペースを小さくでき、ファクシミリ装置を小型にでき
る。
【0058】なお、上述実施例においては、レバー6,
7の付勢力を増すためにバネ14,15を配したものを
示したが、スイッチ18,19のレバー20,21の付
勢力によってレバー6,7を付勢することもできるた
め、必ずしもバネ14,15を配する必要がない。
【0059】また、上述実施例においては、モータ2の
回転によって2個の紙送り用のローラ34,35を駆動
させるギヤ10,11が2個のものを示したが、モータ
によって駆動されるギヤは1個または3個以上であって
も同様に適用できる。この場合には、カム4にギヤの個
数に対応するカム部を形成する。
【0060】さらに、上述実施例においては、ファクシ
ミリ装置の紙送りローラに適用した駆動機構の例を示し
たが、この発明はモードの状態を選択してモータがギヤ
を駆動するものであれば、例えばテープカセット等にも
同様に適用できる。
【0061】
【発明の効果】この発明によれば、モードの状態を変換
するカムと、第2のギヤを駆動させる第1のギヤとを1
個のモータで動作させることができるので、モードの状
態を変換する部材と被駆動部材を駆動させる部材を別々
に配して動作させる等の従来の場合に比べて部品点数を
減らすことができ、構成を簡単にできる。従って、この
発明によれば、コストを下げることができると共に、占
有スペースを小さくでき、装置を小型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の駆動機構を示す図である。
【図2】図1のI−I線の断面図である。
【図3】実施例の送信モードの状態を示す図である。
【図4】実施例の受信モードの状態を示す図である。
【図5】実施例の受信モードの状態から送信モードの状
態に移動する途中の状態を示す図である。
【図6】実施例のモード切換を示すフローチャートであ
る。
【図7】従来例の紙送りローラの駆動機構を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 モータ 2a モータ軸 3 モータギヤ 4 カム 4a 外周面 4b,4c カム部 5 クラッチ 6 送信側のレバー 7 受信側のレバー 8,9ピン 10,30,32 送信側のギヤ 11,31,33A,33B 受信側のギヤ 18 送信側のスイッチ 19 受信側のスイッチ 34 送信用ローラ 35 受信用ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個のモータと、このモータに連接され
    た第1のギヤと、上記モータにクラッチ機構を介して連
    接されたカムと、このカムと係合する少なくとも1個の
    レバーと、このレバーに連接された第2のギヤとを備
    え、 上記モータを一の方向に回転させることで上記カムを一
    の方向に回転させて上記第1のギヤと上記第2のギヤと
    の噛合を制御すると共に、 上記モータを他の方向に回転させることで上記第1のギ
    ヤと噛合している上記第2のギヤを駆動することを特徴
    とするギヤ駆動機構。
JP4353632A 1992-12-14 1992-12-14 ギヤ駆動機構 Pending JPH06185593A (ja)

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JP4353632A JPH06185593A (ja) 1992-12-14 1992-12-14 ギヤ駆動機構

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