JPH06185469A - 成形機の制御方法 - Google Patents
成形機の制御方法Info
- Publication number
- JPH06185469A JPH06185469A JP35384692A JP35384692A JPH06185469A JP H06185469 A JPH06185469 A JP H06185469A JP 35384692 A JP35384692 A JP 35384692A JP 35384692 A JP35384692 A JP 35384692A JP H06185469 A JPH06185469 A JP H06185469A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- control
- variable pump
- flow rate
- pressure
- Prior art date
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- Pending
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- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可変ピストンポンプを用いた成形機の制御方
法において可変ポンプを駆動する電動機に改良を加え、
制御分解能の向上及び制御範囲の拡大を可能とする
制御方法を提供する。 【構成】 可変ポンプを用いた成形機において、可変ポ
ンプ駆動モ−タに対し極数変換モ−タ、インバ−タ駆
動、サ−ボモ−タ、摩擦抵抗による無段変換器、トラン
スミッション等の変速器を用いて入力回転数及びトルク
の特性を変えるようにした。
法において可変ポンプを駆動する電動機に改良を加え、
制御分解能の向上及び制御範囲の拡大を可能とする
制御方法を提供する。 【構成】 可変ポンプを用いた成形機において、可変ポ
ンプ駆動モ−タに対し極数変換モ−タ、インバ−タ駆
動、サ−ボモ−タ、摩擦抵抗による無段変換器、トラン
スミッション等の変速器を用いて入力回転数及びトルク
の特性を変えるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形機の制御方法に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来可変ポンプを用いて成形機を制御す
る際、商用周波数による電源をそのまま使用した誘導電
動機に可変ポンプを装着し、可変ポンプの斜板角度を操
作量とすることによって、圧力・流量を制御するのが一
般的であった。しかし、成形機の動きに要求される動作
には以下のようなものがある。金型や樹脂は様々に変
わり、高速高圧で成形するものや、低速低圧など様々で
ある。必ずしも成形機と金型とのマッチングがとれる
とは限らず、やむをえず大型の成形機に小さな金型をつ
けることがある。動作サイクルも様々で金型寿命のた
めに極低速で動作をさせることもある。成形機に1つ
の可変ポンプを用いて各々のアクチュエ−タに対し切換
によりすべて適用する場合などもその要求される動作範
囲は広い。これに対し従来は、斜板の角度のみを操作量
として制御していたため、ポンプの持つ制御分解能に限
りがあるため、上記のような様々な要求にすべて適合す
ることは困難であった。またポンプとモ−タの組合わせ
特性も最大流量・圧力が固定であるため、この固定の範
囲外の動作はできない。
る際、商用周波数による電源をそのまま使用した誘導電
動機に可変ポンプを装着し、可変ポンプの斜板角度を操
作量とすることによって、圧力・流量を制御するのが一
般的であった。しかし、成形機の動きに要求される動作
には以下のようなものがある。金型や樹脂は様々に変
わり、高速高圧で成形するものや、低速低圧など様々で
ある。必ずしも成形機と金型とのマッチングがとれる
とは限らず、やむをえず大型の成形機に小さな金型をつ
けることがある。動作サイクルも様々で金型寿命のた
めに極低速で動作をさせることもある。成形機に1つ
の可変ポンプを用いて各々のアクチュエ−タに対し切換
によりすべて適用する場合などもその要求される動作範
囲は広い。これに対し従来は、斜板の角度のみを操作量
として制御していたため、ポンプの持つ制御分解能に限
りがあるため、上記のような様々な要求にすべて適合す
ることは困難であった。またポンプとモ−タの組合わせ
特性も最大流量・圧力が固定であるため、この固定の範
囲外の動作はできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】可変ピストンポンプ
(以後可変ポンプ)を用いた成形機の制御方法において
可変ポンプを駆動する電動機に改良を加え、制御分解
能の向上及び制御範囲の拡大を可能とする制御方法を
提供する。
(以後可変ポンプ)を用いた成形機の制御方法において
可変ポンプを駆動する電動機に改良を加え、制御分解
能の向上及び制御範囲の拡大を可能とする制御方法を
提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】可変ポンプを用いた成形
機において、可変ポンプ駆動モ−タに対し極数変換モ−
タ、インバ−タ駆動、サ−ボモ−タ、摩擦抵抗による無
段変換器、トランスミッション等の変速器を用いて入力
回転数及びトルクの特性を変えるようにした。
機において、可変ポンプ駆動モ−タに対し極数変換モ−
タ、インバ−タ駆動、サ−ボモ−タ、摩擦抵抗による無
段変換器、トランスミッション等の変速器を用いて入力
回転数及びトルクの特性を変えるようにした。
【0005】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。この実施例で
は変速装置としてポ−ルチェンジ(極数変換)誘導電動
機を用いたが、その他インバ−タ,サ−ボモ−タ,摩擦
抵抗による無段変速器,トランスミッション等で構成し
ても構わない。
は変速装置としてポ−ルチェンジ(極数変換)誘導電動
機を用いたが、その他インバ−タ,サ−ボモ−タ,摩擦
抵抗による無段変速器,トランスミッション等で構成し
ても構わない。
【0006】モ−タ2により可変ポンプ1を回すと、可
変ポンプ1の斜板の傾斜角に応じた作動油が負荷13に
供給され仕事をする。この際の流路に流量センサ10と
圧力センサ9が設けてあり、これらによって流量及び負
荷圧力が検出できる。流量センサ10及び圧力センサ9
の検出信号は、それぞれアンプ12,11を通し、コン
トロ−ラ14に入力される。圧力検出値は圧力設定値P
rと流量検出値は流量設定値Qrとそれぞれ演算器7と8
により、その偏差ep,eqが計算され、それぞれ圧力制
御補償器5及び流量制御補償器6に入力され、補償演算
をする。補償器5と6よりの出力mpとmqは圧力制御系
及び流量制御系のそれぞれの可変ポンプ斜板角の指令と
なっているが、両制御系は同時に制御することはできな
いので、最小値選択回路4に入力され、小さい方が選択
出力されてパワ−アンプ3を通し、可変ポンプ斜板角の
操作をする。
変ポンプ1の斜板の傾斜角に応じた作動油が負荷13に
供給され仕事をする。この際の流路に流量センサ10と
圧力センサ9が設けてあり、これらによって流量及び負
荷圧力が検出できる。流量センサ10及び圧力センサ9
の検出信号は、それぞれアンプ12,11を通し、コン
トロ−ラ14に入力される。圧力検出値は圧力設定値P
rと流量検出値は流量設定値Qrとそれぞれ演算器7と8
により、その偏差ep,eqが計算され、それぞれ圧力制
御補償器5及び流量制御補償器6に入力され、補償演算
をする。補償器5と6よりの出力mpとmqは圧力制御系
及び流量制御系のそれぞれの可変ポンプ斜板角の指令と
なっているが、両制御系は同時に制御することはできな
いので、最小値選択回路4に入力され、小さい方が選択
出力されてパワ−アンプ3を通し、可変ポンプ斜板角の
操作をする。
【0007】ところが補償器にて演算された操作量によ
り、パワ−アンプ3を通し可変ポンプ1の斜板をコント
ロ−ルする場合、ポンプにはヒステリシスや摺動抵抗な
どが存在するため、斜板コントロ−ルの分解能には限度
がある。従って可変ポンプ1の動作に要求される動作が
ポンプの圧力・流量の定格範囲内で全範囲にわたって常
に用いられるように設計されればよいが、前記のような
条件下では困難である。又商用電源をモ−タ2に投入し
一定回転数最大トルク一定の範囲で用いていればこの固
定の範囲外は当然制御不可能となる。
り、パワ−アンプ3を通し可変ポンプ1の斜板をコント
ロ−ルする場合、ポンプにはヒステリシスや摺動抵抗な
どが存在するため、斜板コントロ−ルの分解能には限度
がある。従って可変ポンプ1の動作に要求される動作が
ポンプの圧力・流量の定格範囲内で全範囲にわたって常
に用いられるように設計されればよいが、前記のような
条件下では困難である。又商用電源をモ−タ2に投入し
一定回転数最大トルク一定の範囲で用いていればこの固
定の範囲外は当然制御不可能となる。
【0008】そこで図2に示すようにモ−タ2をポ−ル
チェンジモ−タ(極数変換モ−タ)としてポンプの回転
速度を可変にする。図2に示したモ−タ2はその一例
で、2/4/6極の3段速度を持った極数変換モ−タで
ある。図中コンタクタ15のみをONさせると低速(同
期速度1000rpm/50Hz)、コンタクタ16と18
のみをONさせると標準(1500rpm/50Hz)、コ
ンタクタ17のみONさせると高速(3000rpm/50
Hz)となる。又モ−タ2の特性を定出力特性のものを用
いれば図3の実線で表わされる従来の標準特性に対し、
点線で示したような低速(1/2Q0)高圧(3/2P0)
や一点鎖線で示した高速(3/2Q0)低圧(1/2P0)
が可能となる。
チェンジモ−タ(極数変換モ−タ)としてポンプの回転
速度を可変にする。図2に示したモ−タ2はその一例
で、2/4/6極の3段速度を持った極数変換モ−タで
ある。図中コンタクタ15のみをONさせると低速(同
期速度1000rpm/50Hz)、コンタクタ16と18
のみをONさせると標準(1500rpm/50Hz)、コ
ンタクタ17のみONさせると高速(3000rpm/50
Hz)となる。又モ−タ2の特性を定出力特性のものを用
いれば図3の実線で表わされる従来の標準特性に対し、
点線で示したような低速(1/2Q0)高圧(3/2P0)
や一点鎖線で示した高速(3/2Q0)低圧(1/2P0)
が可能となる。
【0009】又低速モ−ドを用いれば標準仕様と同一の
動作をさせた場合、コントロ−ラからの操作量は2倍、
斜板角の動きも2倍となるため、制御分解能もその分向
上する。この時圧力が大きくなる特性が不要な場合は、
定トルク特性や低減トルク特性をもった極数変換モ−タ
を用いればよい。図4に点線で定トルク特性時、一点鎖
線で低速トルク特性時のPQ特性を示す。
動作をさせた場合、コントロ−ラからの操作量は2倍、
斜板角の動きも2倍となるため、制御分解能もその分向
上する。この時圧力が大きくなる特性が不要な場合は、
定トルク特性や低減トルク特性をもった極数変換モ−タ
を用いればよい。図4に点線で定トルク特性時、一点鎖
線で低速トルク特性時のPQ特性を示す。
【0010】
【効果】可変ポンプを用いた成形機において、可変ポン
プを駆動する電動機に変速手段を設けたので、制御分解
能の向上及び制御範囲の拡大が可能となった。
プを駆動する電動機に変速手段を設けたので、制御分解
能の向上及び制御範囲の拡大が可能となった。
【図1】本発明の制御方法を実施する回路図。
【図2】モ−タをポ−ルチェンジモ−タにした場合の回
転速度可変回路図。
転速度可変回路図。
【図3】モ−タの特性を定出力特性とした場合のP−Q
特性図。
特性図。
【図4】定トルク特性とした場合のP−Q特性図。
【符号の説明】 1 可変ポンプ 2 モ−タ 3 パワ−アンプ 4 最小値選択回路 5 圧力制御補償器 6 流量制御補償器 7,8 演算器 9 圧力センサ 10 流量センサ 11,12 アンプ 13 負荷 14 コントロ−ラ 15〜18 コンタクタ
Claims (2)
- 【請求項1】 可変ポンプを用いた成形機において、可
変ポンプ駆動モ−タに対し変速器を用いて入力回転数及
びトルクの特性を変えるようにしたことを特徴とする成
形機の制御方法。 - 【請求項2】 変速器が極数変換モ−タ、インバ−タ駆
動、サ−ボモ−タ、摩擦抵抗による無段変換器、トラン
スミッション等である請求項1の成形機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35384692A JPH06185469A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 成形機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35384692A JPH06185469A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 成形機の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06185469A true JPH06185469A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18433618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35384692A Pending JPH06185469A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 成形機の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06185469A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009257288A (ja) * | 2008-04-21 | 2009-11-05 | Yuken Kogyo Co Ltd | 可変容量型ポンプ |
JP4601187B2 (ja) * | 2001-02-20 | 2010-12-22 | 東京計器株式会社 | 液圧システム |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP35384692A patent/JPH06185469A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4601187B2 (ja) * | 2001-02-20 | 2010-12-22 | 東京計器株式会社 | 液圧システム |
JP2009257288A (ja) * | 2008-04-21 | 2009-11-05 | Yuken Kogyo Co Ltd | 可変容量型ポンプ |
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