JPH06185432A - 蓄圧式燃料噴射装置の異常判断装置 - Google Patents

蓄圧式燃料噴射装置の異常判断装置

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JPH06185432A
JPH06185432A JP33750692A JP33750692A JPH06185432A JP H06185432 A JPH06185432 A JP H06185432A JP 33750692 A JP33750692 A JP 33750692A JP 33750692 A JP33750692 A JP 33750692A JP H06185432 A JPH06185432 A JP H06185432A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常気筒に対応した噴射装置を正確に判断す
る。 【構成】 三方電磁弁114を開閉動作することによ
り、コモンレール104に蓄えられた高圧燃料を各気筒
に噴射供給して運転している際、集合リーク管120に
設けられた低圧センサ118が燃料リーク圧力を検出す
る。そして、この燃料リーク圧力のリーク上昇に対応す
る整形波(タイムチャートd)が、所定のサンプリング
期間ts(タイムチャートe)内にあるか否かを判断
し、整形波が一つもない場合は、該当する気筒のインジ
ェクタ103に関連した異常があると判断する。図6に
示す場合では、気筒3に対応する整形波がサンプリング
期間ts内に存在しないので、気筒3に関連する噴射系
が異常であると判断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料供給制御弁を開閉
動作させることにより、蓄圧手段内に蓄えた高圧燃料を
ディーゼル機関に噴射供給する蓄圧式燃料噴射装置の異
常判断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のメカニカルな燃料噴射ポンプ・ノ
ズルからなるシステムに代わり、近年、より制御性に優
れた電子制御式噴射装置として、圧力調整機構により所
定の圧力に調整可能な燃料の蓄圧手段を有する、いわゆ
る蓄圧式燃料噴射装置が提案されている。この種の蓄圧
式燃料噴射装置では、ディーゼル機関の運転状態(回転
速度、負荷等)に基づき、蓄圧手段であるコモンレール
内の燃料圧力(コモンレール圧)、燃料噴射量、及び燃
料噴射時期の目標値を算出し、コモンレール圧がその算
出した目標値となるように燃料供給ポンプからの燃料吐
出量をフィードバック制御すると共に、上記算出した燃
料噴射量及び燃料噴射時期に応じて、高圧燃料をディー
ゼル機関に噴射供給する燃料噴射手段(インジェクタ)
の燃料供給制御弁を開閉制御するものである。
【0003】一方、この蓄圧式燃料噴射装置において
は、インジェクタやそのインジェクタとコモンレールと
の間の高圧燃料通路等に異常が生じた場合、該当する気
筒に燃料が供給されなくなることがあり、また燃料が異
常に流出する場合には、コモンレール出口に設けた燃料
遮断装置によって流れを止めるため、インジェクタに燃
料が供給されなくなる。
【0004】このような場合、速やかに異常を検出して
警告等を発する必要がある。従来、任意の気筒の燃料噴
射装置が故障した場合の異常判断装置としては、例え
ば、実開平2−132849号に開示されているよう
に、燃料を供給する通路内の圧力を検出し、その圧力異
常によって異常判断するものや、実開平3−21565
号に開示されているように、燃料供給通路に設けられた
振動検出器によって噴射時に発生する振動を検出し、そ
の振動レベルに基づいて異常を判断するものが知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燃料供
給通路内を燃料が通過するときの状態変化、特に特定タ
イミングでのサイクル間変化に基づいて異常を検出しよ
うとするため、燃料の少量噴射時や過渡状態においては
判別が難しく、理想的な状態でないと正確な異常判断が
困難であった。例えば、コモンレール内やインジェクタ
とコモンレールとの間の高圧燃料通路を通過する燃料に
関係する値(例えば上記圧力や振動)を検出するセンサ
は、低レベル(低圧・低振動)から高レベル(高圧・高
振動)までの広い範囲を検出する必要があるため、微少
な圧力変動等を検出するには不向きである。
【0006】そこで本発明は、高圧となる燃料供給系に
検出手段を配置するのでなく、噴射時に生じる燃料噴射
装置の動的リークによる圧力上昇に着目し、該圧力上昇
に基づいて異常気筒に対応した噴射装置を正確に判断す
る異常判断装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次の構成を取った。即ち、ディーゼル機関
へ供給する燃料を高圧状態で一旦蓄えておく蓄圧手段
と、燃料供給制御弁を開閉動作することにより、上記蓄
圧手段に蓄えられた高圧燃料を上記ディーゼル機関の各
気筒に噴射供給し、かつ上記燃料供給制御弁の開弁時に
はリーク通路を介して燃料をリークさせる構造の燃料噴
射手段と、を備える蓄圧式燃料噴射装置において、上記
リーク通路に設けられ、燃料リーク圧力値に関連する物
理量を検出する検出手段と、該検出手段により検出され
た各気筒に対応する上記燃料リーク圧力値関連物理量の
変化状態に基づいて、特定の気筒の燃料噴射手段に関連
した異常を判断する異常判断手段と、を備えたことを特
徴とする蓄圧式燃料噴射装置の異常判断装置をその要旨
とする。
【0008】なお、上記燃料リーク圧力値関連物理量と
しては、圧力値そのものの他に、燃料リーク流量等、リ
ーク圧力値に対応して変化するあらゆる値が含まれる。
【0009】
【作用】上記のように構成された本発明の蓄圧式燃料噴
射装置の異常判断装置は、燃料供給制御弁を開閉動作す
ることにより、蓄圧手段に蓄えられた高圧燃料をディー
ゼル機関の各気筒に噴射供給して運転している際、リー
ク通路に設けられた検出手段が燃料リーク圧力値に関連
する物理量を検出する。そして、異常判断手段が上記検
出手段により検出された各気筒に対応する燃料リーク圧
力値関連物理量の変化状態に基づいて、特定の気筒の燃
料噴射手段に関連した異常を判断する。
【0010】例えば、燃料噴射時の燃料供給制御弁の開
閉動作に伴って、燃料噴射手段からの燃料動的リークに
より急激なリーク通路には急激な圧力上昇が生じる。従
って、例えばリーク通路の圧力を検出して動的リーク圧
力上昇の有無を判断し、有るべき期間においてその圧力
上昇がなければ、該当する気筒の燃料噴射手段に関連し
た異常があると判断することができる。そして、このリ
ーク燃料の圧力は蓄圧手段であるコモンレール等の高圧
となる燃料供給系における圧力に比して小さいので、微
少な圧力値変動あるいは圧力値関連物理量の変動を検出
することが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は実施例の蓄圧式燃料噴射装置の異常判断
装置の構成を表す概略構成図である。
【0012】図1に示す如く本実施例の蓄圧式燃料噴射
装置CFIは、6気筒のディーゼルエンジン102と、
ディーゼルエンジン102の各気筒に燃料を噴射供給す
る燃料噴射弁(インジェクタ)103と、このインジェ
クタ103に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧配管(コ
モンレール)104と、コモンレール104に高圧燃料
を圧送する燃料供給ポンプ105と、これらを制御する
電子制御装置(ECU)106とを備える。
【0013】ECU106は、運転状態を検出する手段
として回転速度センサ107及びアクセルセンサ108
にて検出されるエンジン回転速度やエンジン負荷を表す
アクセル開度を取り込み、ディーゼルエンジン102の
燃焼状態がこの検出された運転状態に応じて最適となる
ような燃料噴射圧を実現するための目標燃料圧力を算出
し、コモンレール104に設けた圧力検出手段としての
コモンレール圧センサ109にて検出された実際の燃料
圧力が目標燃料圧力と一致するように燃料供給ポンプ1
05を駆動制御する、コモンレール圧のフィードバック
制御を行う。
【0014】燃料供給ポンプ105は、このECU10
6からの制御指令に従って、燃料タンク110に蓄えら
れた燃料を低圧ポンプ111を経て吸入し、自身の内部
にて高圧に加圧し、この加圧された高圧燃料を供給配管
112を介してコモンレール104に圧送する。
【0015】各インジェクタ103は、配管113によ
って、高圧燃料を蓄圧したコモンレール104と連結さ
れている。そして、各インジェクタ103に配設された
燃料給制御弁としての三方電磁弁114を開閉動作する
ことで、このコモンレール104にて蓄圧されて目標燃
料圧力となった高圧燃料が、ディーゼルエンジン102
の各気筒の燃焼室へ噴射される。このインジェクタ10
3の三方電磁弁114の開閉動作は、ECU106から
のインジェクタ制御指令に基づいて実行される。
【0016】このインジェクタ制御指令は燃料噴射量や
燃料噴射時期を調節するためのものであって、回転速度
センサ107やアクセルセンサ108等からの検出信号
に基づいて算出され、クランク角センサ115や後述の
気筒判別センサ116等の検出値に基づいて、所定のタ
イミングでECU106から出力される。なお、燃料供
給ポンプ105に対する制御指令も回転速度センサ10
7や気筒判別センサ116等からの検出値に基づいた所
定のタイミングで出力される。
【0017】次に、インジェクタ103の構成を図2〜
図5に基づき詳細に説明する。図2においてインジェク
タ103のケーシング部材1は、第1のボディロア1a
と第2のボディロア1bと連結部1cと弁ケーシング1
dからなり、第1のリテーニングリング1eにより両ボ
ディロア1a,1bが一体に結合され、第2のリテーニ
ングリング1fにより第2のボディロア1b、連結部1
c、弁ケーシング1dが一体に結合されている。その弁
ケーシング1d内には弁体摺動孔2及び燃料溜り室3が
形成され、その燃料溜り室3に連通する弁体摺動孔2に
ノズルニードル5の大径部6が摺動自在に嵌合されてい
る。
【0018】このノズルニードル5の大径部6には連結
部7が形成されると共に、さらに下方には小径部8及び
弁体部9が一体形成されている。そして、弁体部9によ
りシート部Sの噴孔4が開閉される。ノズルニードル5
の連結部7の先端には、フランジ10を介してピストン
ピン11が連結されている。
【0019】第1のピストン12は、第1のボディロア
1aに形成されるシリンダ14内に摺動自在に嵌合さ
れ、第1のピストン12の上部には第1制御室16が形
成されている。第1制御室16内の燃料の圧力が上昇す
るとノズルニードル5が降下する。図2に示す通路36
と第1制御室16との間にはワンウェイオリフィスが設
けられている。また、ノズルニードル5は、圧縮コイル
スプリング13により閉方向に付勢されている。
【0020】第2のピストン15は、第1のピストン1
2に一体に形成され、第1のピストン12の外径より大
径であり、シリンダ14よりも大内径のシリンダ18に
摺動可能に設けられている。またれ、第2のピストン1
5の下には第2制御室17が形成されている。第2制御
室17内の燃料の圧力が上昇するとノズルニードル5が
上昇する。すなわち、室内の燃料の圧力を上昇させた際
にノズルニードル5に作用する力の方向は前記第1制御
室16の場合と反対である。
【0021】第1のピストン12の上方には上述した三
方電磁弁114が設けられている。すなわち、図2に示
すように、シリンダボディ97の内部孔97aにアウタ
バルブ98が摺動自在に嵌合され、そのアウタバルブ9
8の内部孔98aにはインナバルブ99が配設されてい
る。シリンダボディ97に形成されるアウタシート40
はアウタバルブ98が離接する弁座部であり、アウタバ
ルブ98に形成されるインナシート42はインナバルブ
99が離接する弁座部である。アウタバルブ98の上方
の外周壁には可動鉄心43が固定されている。
【0022】図2に示すように、コイル20を固定する
ステータ47は、ソレノイドハウジング48内に収容さ
れ、このソレノイドハウジング48はOリング49を介
して円筒状のケース50内に嵌合されている。またケー
ス50の上部にはコイル20に導通するリード線を接続
するための端子51が設けられ、この端子51を固定す
るコネクタ52がカシメ部48aによってカシメ固定さ
れている。アウタバルブ98の上端には圧縮コイルスプ
リング21が設けられている。
【0023】そして、コイル20が消磁されていると
き、図3に示すように、圧縮コイルスプリング21の付
勢力により可動鉄心43が下降位置にありアウタバルブ
98は下方位置にある。これにより、高圧燃料通路22
と第1制御室16とはグルーブ32、インナシート4
2、内部孔58、通路36を介して連通した状態とな
る。
【0024】一方、コイル20が消磁状態から励磁状態
へ、または励磁状態から消磁状態へ切り替わる過渡状態
では、アウタバルブ98は図3に示す位置から図4に示
す上方へ移動し、アウタバルブ98はアウタシート40
から離間し、インナバルブ99もインナシート42から
離間する。これにより、高圧燃料通路22がグルーブ3
2、インナシート42、内部孔58、通路36、アウタ
シート40を介してリーク通路23と連通した状態とな
る。
【0025】また、コイル20が励磁されているとき、
アウタバルブ98は図5に示す上方へ移動した位置にあ
る。これにより、インナシート42は閉じ、アウタシー
ト40は開き、第1制御室16は通路36、アウタシー
ト40を介してリーク通路23と連通した状態となる。
【0026】そして、リーク通路23は図2に示すよう
に、リーク通路60に連通し、このリーク通路60は溝
61を介して第2制御室17に連通している。またリー
ク通路60はオリフィス63を介してリーク通路62に
連通している。リーク通路62は、圧縮コイルスプリン
グ13が設けられるスプリング室64に連通している。
また、図2中に破線で示すように、一端が第2ピストン
15の背面側のシリンダ18に連通し、他端がアウトレ
ット68に連通するリーク通路66が設けられており、
このリーク通路66は図示しないリーク通路によりスプ
リング室64と連通されている。
【0027】このように各気筒のアウトレット68を介
してリークされる燃料は図1に示す集合リーク管120
に至り、それに続く流路121を介して燃料タンク11
0に戻される。この集合リーク管120と流路121と
の接続部には、噴射時に生じるインジェクタ103から
の燃料リーク圧を計測するための低圧センサ118が設
けられており、低圧センサ118の検出値はECU10
6に送られる。なお、低圧センサ118よりも下流側
(燃料タンク110側)の流路121には、低圧センサ
118においてリーク圧上昇が検出できるように絞り1
19が設けられている。
【0028】図2に戻り、ケーシング部材1には燃料供
給通路24が形成され、この燃料供給通路24の一端は
燃料溜り室3と接続されるとともに、他端は三方電磁弁
114の高圧燃料通路22に接続されている。コモンレ
ール104は、図1に示す燃料供給ポンプ105から供
給された高圧燃料を蓄圧し、各気筒毎に設けられたイン
ジェクタ103にインレット25を介して高圧燃料を供
給する。
【0029】次に、本実施例の蓄圧式燃料噴射装置CF
Iの作動に付いて説明する。コモンレール104の高圧
燃料は、インレット25を介してインジェクタ103内
に供給される。この燃料は燃料供給通路24を介して燃
料溜り室3に供給されると共に、三方電磁弁114に供
給される。
【0030】三方電磁弁114が消磁されている場合に
は、アウタバルブ98は圧縮コイルスプリング21によ
りアウタシート40に着座しており、図3に示すよう
に、高圧燃料は高圧燃料通路22からグルーブ32、イ
ンナシート42の周囲、内部孔58を経由して通路36
に流入する。これによりノズルニードル5が開弁状態を
保持する。
【0031】そして、三方電磁弁114が励磁される
と、アウタバルブ98は図3に示す位置から図4に示す
位置に図中上方へ吸引され、第1制御室16及び通路3
6の高圧燃料はアウタシート40の周囲を通ってリーク
通路23,60を介して低圧側へ流される。第1制御室
16の高圧が低圧側へ流されると、図2に示すピストン
12は所定のストッパ当接位置まで上昇し、これにより
燃料の噴射が開始される。その後、アウタバルブ98が
図4に示す位置からさらに上昇して図5に示す位置にな
りインナバルブ99がインナシート42に着座する。こ
のとき、ノズルニードル5はフルリフト状態となり、噴
射率は最大時期に至る。
【0032】次いで、三方電磁弁114が消磁される
と、圧縮コイルスプリング21の付勢力によりアウタバ
ルブ98は下方に移動し、アウタシート40に着座す
る。アウタバルブ98がアウタシート40に着座する
と、通路36からリーク通路23への燃料の流れは停止
されると共に、高圧燃料がインナシート42の周囲を通
って内部孔58を経由して通路36から第1制御室16
に作用し、燃料の噴射を終了する。
【0033】次に、上述した作動を行う蓄圧式燃料噴射
装置CFIの異常を判断する異常判断装置の動作を説明
する。上述したように、三方電磁弁114が消磁されて
いる場合には高圧燃料通路22と背圧室である通路36
とが連通し、三方電磁弁114が励磁されている場合に
は通路36とリーク通路23,60とが連通し、どちら
の場合も高圧燃料通路22とリーク通路23,60とは
連通しない。しかし、消磁状態から励磁状態あるいは励
磁状態から消磁状態への切替時には、高圧燃料通路22
とリーク通路23,60とが一瞬連通することになり、
リーク通路66、アウトレット68を介して集合リーク
管120に燃料がリークされ、一回の噴射でリーク量が
2回急激に増加する。
【0034】図6中のタイムチャートaに示すように、
ECU106からのインジェクタ制御指令に基づいて、
各気筒のインジェクタ103に対し所定のタイミングで
所定の通電期間t1の通電指令が送られる。そして、タ
イムチャートbに示すように、各通電指令の開始時及び
終了時付近に対応して、低圧センサ118において検出
されるリーク圧力の急上昇が見られる。
【0035】このように、噴射時に生じるインジェクタ
103の動的リークによる圧力上昇を低圧センサ118
で検出し、このリーク圧力上昇の有無を判断することに
より気筒毎に異常を判断可能である。このような特性を
考慮して、蓄圧式燃料噴射装置CFIの異常を判断する
処理ルーチンを図7のフローチャートに示す。
【0036】図示しないメイン制御ルーチンにおいて、
インジェクタ103に対する通電指令信号を受けインジ
ェクタ103が通電オンとなると、計測開始信号が出力
される。この計測開始信号が出力されると、異常判断処
理ルーチン(図7)が開始される。
【0037】まず、ステップ100で気筒番号を入力
し、ステップ110で噴射系の判定を行うための判定値
Xを初期値(X=0)に設定する。そして、ステップ1
20で上記エンジン状態を検出する各種センサからの検
出信号等に基づいて算出された通電期間t1を入力し、
ステップ130で、サンプリング期間tsを決定する。
このサンプリング期間tsはステップ120における通
電期間t1に所定の設定期間t2を加えたもの(ts=
t1+t2)である。
【0038】続くステップ140でタイマをオンしてリ
ーク圧力上昇の検出を開始する。ステップ150で低圧
センサ118の出力を入力し、ステップ160でAC変
換、ステップ170で整形波変換を行う。図7のタイム
チャートcがAC変換後の波形、同じくタイムチャート
dが整形波変換後の波形を示している。
【0039】そして、ステップ180では整形波がオン
状態か否かを判断し、オン状態ならばステップ190で
判定値X=1とし、オフ状態ならばステップ200でX
=Xとする。ステップ210に示すように、ステップ1
40でタイマがオンしてからの時間Tがサンプリング期
間tsとなるまで、上記ステップ150〜200の処理
を繰り返す。従って、図7のタイムチャートeに示すサ
ンプリング期間ts内に一度でも整形波オン状態があれ
ばX=1とされ、一度もない場合はX=0となる。
【0040】続くステップ220以下の処理で、判定値
Xの値に基づき異常を判定する。ステップ220でX=
1か否かを判断し、X=1の場合は整形波のオン状態が
あったのでステップ230で正常と判定し、ステップ1
00に戻る。一方、X=0の場合は整形波のオン状態が
無かったのでステップ240で異常と判定し、ステップ
250でその異常気筒番号を記憶し、さらにステップ2
60で異常ランプを点滅させて運転者に知らせる。
【0041】図6に示す場合では、気筒3に対応する整
形波がサンプリング期間ts内に存在しないので、異常
判断される。なお、図7に示すフローチャートの場合
は、例えば気筒3に対応する整形波が1サイクル内に存
在しないとすぐに異常判断をしているが、該当する気筒
に対応する判定値X=0が所定の複数サイクル続いた場
合に異常判定をするように構成しても良い。こうする
と、ノイズ等による誤判定を防止することができる。ま
た、リーク圧力値そのものではなく、燃料リーク流量
等、リーク圧力値に対応して変化する燃料リーク圧力値
関連物理量であれば同様に実施可能である。
【0042】上述したように、本実施例の蓄圧式燃料噴
射装置CFIの異常判断装置によれば、三方電磁弁11
4を開閉動作することにより、コモンレール104に蓄
えられた高圧燃料を各気筒に噴射供給して運転している
際、集合リーク管120に設けられた低圧センサ118
が燃料リーク圧力を検出する。そして、この燃料リーク
圧力のリーク上昇に対応する図6のタイムチャートdに
示す整形波が、所定のサンプリング期間ts内にあるか
否かを判断し、整形波が一つもない場合は、該当する気
筒のインジェクタ103に関連した異常があると判断す
る。
【0043】そのため、異常気筒に対応した噴射装置に
関連した異常の発生、例えばコモンレール104から先
の配管113及びインジェクタ103の部品異常、また
はECU106のインジェクタ103駆動制御に関わる
制御異常、インジェクタ103へのハーネス異常等が生
じていることを正確に判断することができる。また、こ
のリーク燃料の圧力はコモンレール104等の高圧とな
る燃料供給系における圧力に比して小さいので、微少な
圧力値変動あるいは圧力値関連物理量の変動を検出する
ことが可能であり、コモンレール圧等に基づいて判断す
るよりも誤判定が少なくなる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の蓄圧式燃
料噴射装置の異常判断装置によれば、噴射時に生じるイ
ンジェクタの動的リークによる圧力上昇を検出し、その
動的リーク圧力上昇の有無に基づいて特定の気筒の燃料
噴射手段に関連した異常があると判断する。そのため、
噴射装置に関連した異常の発生を気筒毎に正確に判断す
ることができ、またリーク燃料の圧力は蓄圧手段である
コモンレール等の高圧となる燃料供給系における圧力に
比して小さいので、微少な圧力値変動あるいは圧力値関
連物理量の変動を検出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のシステムを示す構成図である。
【図2】 インジェクタの構成を示す断面図である。
【図3】 消磁状態における三方電磁弁114付近の位
置関係を説明する断面図である。
【図4】 消磁から励磁、励磁から消磁状態に切り替わ
る過渡状態における三方電磁弁114付近の位置関係を
説明する断面図である。
【図5】 励磁状態における三方電磁弁114付近の位
置関係を説明する断面図である。
【図6】 インジェクタ通電指令、リーク圧力等を説明
するタイムチャートである。
【図7】 異常判断処理ルーチンを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
22…高圧燃料通路、 23,60,62,6
6…リーク通路、103…インジェクタ、 104…コ
モンレール、 105…燃料供給ポンプ、110…燃料
タンク、 111…低圧ポンプ、 113…配管、
114…三方電磁弁、 118…低圧センサ、 1
19…絞り、120…集合リーク管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼル機関へ供給する燃料を高圧状
    態で一旦蓄えておく蓄圧手段と、 燃料供給制御弁を開閉動作することにより、上記蓄圧手
    段に蓄えられた高圧燃料を上記ディーゼル機関の各気筒
    に噴射供給し、かつ上記燃料供給制御弁の開弁時にはリ
    ーク通路を介して燃料をリークさせる構造の燃料噴射手
    段と、 を備える蓄圧式燃料噴射装置において、 上記リーク通路に設けられ、燃料リーク圧力値に関連す
    る物理量を検出する検出手段と、 該検出手段により検出された各気筒に対応する上記燃料
    リーク圧力値関連物理量の変化状態に基づいて、特定の
    気筒の燃料噴射手段に関連した異常を判断する異常判断
    手段と、 を備えたことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置の異常判
    断装置。
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