JPH0618533Y2 - 車輌用シートのサポート装置 - Google Patents

車輌用シートのサポート装置

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JPH0618533Y2
JPH0618533Y2 JP1986099312U JP9931286U JPH0618533Y2 JP H0618533 Y2 JPH0618533 Y2 JP H0618533Y2 JP 1986099312 U JP1986099312 U JP 1986099312U JP 9931286 U JP9931286 U JP 9931286U JP H0618533 Y2 JPH0618533 Y2 JP H0618533Y2
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support
air bag
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seat
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車輌用シートのサポート装置に関する。
(従来技術) 従来、車輌用シートの表面、即ち座部面と背凭面及びヘ
ッドレスト面における所定部位を適度に膨出させ、シー
トに着座するドライバーの体を理想的な状態でサポート
せしめる車輌用シートのサポート装置が開発されてい
る。
上記したサポート装置は、上記したシート表面を構成す
る部材内面における所定部位、例えば、使用者の大腿
部,背中,両側部,及び後頭部などをサポートする部位
に沿ってサポート板を設け、これらの各サポート板を駆
動モーターによって機械的に駆動させ、シート表面方向
へ進退させる構成を取っている。
しかし、上記したサポート装置は、各部のサポート板を
作動機構を介し駆動モーターによって作動させている
為、各サポート板に1個ずつの駆動モーターを必要とす
る他、作動機構や各駆動モーターへの配線が複雑になる
ので製造コストの高いものであり、また、サポート板を
一旦膨出方向へ突出動させると、没入方向へ戻る逃げが
全くないので、使用者の両側部をサポートするサポート
板などは少しでも突出させ過ぎると、使用者の体がきつ
くサポートされてしまう欠点があった。
(技術的課題) 本考案の技術的課題は構造を簡素化して製造コストを低
下させ、且又、サポート板に没入方向への逃げを適度に
作用させて、サポート時において使用者の体がきつくサ
ポートされることを防止することである。
(技術的課題を解決する為の手段) 本考案が上記した技術的課題を解決する為に講ずる手段
は、空気供給用のエアーポンプと、車輌用シートの所定
位置に内蔵し、上記エアーポンプから送られた空気を供
給及び排出することにより伸縮動する伸縮体と、同車輌
用シート表面部を構成する表面層部材の裏面における所
定部位に沿わせて設け、且つ上記伸縮体の伸縮道により
シート表面方向へ進退自在に成すサポート板とから構成
し、前記伸縮体は、非伸縮性且つ高張力性の糸で織った
布材を2枚の熱可塑性合成樹脂シートで挟んで一体に熱
溶着して成形したシートを2枚重ねると共にその周縁で
封着してエアーバッグ体を構成し、該エアーバッグ体を
複数個重ね合わせると共に、隣り合うエアーバッグ体同
士の接触面における所定箇所を接合し、この接合箇所に
上記エアーバッグ体の気室同士を連通する通気孔を開設
して形成してなるものである。
(作用) 以上の構成によれば、エアーポンプから送られる空気を
伸縮体内に供給すると、該伸縮体が伸長して、同伸縮体
に接続されたサポート板がシート表面側へ移動し、この
サポート板を設けた部分のシート表面が膨出する。そし
て、伸縮体内に供給された空気を排出すると、該伸縮体
が収縮して、サポート板がシート表面と面一、若しくは
同表面より没入し、同サポート板を設けた部分のシート
面が他のシート表面と面一になる。
また、上記伸縮体内に空気を供給した際において、伸縮
体を構成する一エアーバッグ体内に空気が供給され、こ
の空気が通気孔を通過して隣り合う各エアーバッグ体の
気質内に流入する。これによって各エアーバッグ体が膨
張し、伸縮体は各エアーバッグ体が重なる方向へ伸長す
る。
サポート時において、サポート板が使用者の体に当接
し、同サポート板を没入方向へ戻す力が加わると、各エ
アーバッグ体内の空気が圧縮されて、同サポート板が没
入方向へ逃げる。
また、一エアーバッグ内の空気を排出すると、各エアー
バッグ体内の空気は通気孔を通過して一エアーバッグ体
より排出され、これにより、各エアーバッグが収縮して
伸縮体が収縮する。
更に、そのエアーバッグ体を構成しているシートは、非
伸縮性且つ高張力性の糸で織った布材によって伸びが抑
制されると共に、該布材を挾持する熱可塑性合成樹脂シ
ートによって柔軟性が損なわれない程度に肉厚が抑制さ
れる。
(効果) 本考案は以上の如く、エアーバッグ体を複数個重ね合わ
せて構成した伸縮体にサポート板を接続し、この伸縮体
にエアーポンプからの空気を供給、若しくは供給された
空気を排出して、伸縮体を直線的に膨張,収縮させ、こ
れによってシート表面における所定部位を膨出させ、且
つシート表面と面一になる様に没入させるものであるか
ら、従来のサポート装置と比較してサポート板を直線的
に作動させる為の構造を大幅に簡素化することができ、
且又、伸縮体及びこれに接続するサポート板を複数個装
備する場合においても、これらを1台のエアーポンプに
て作動させることができ、高価な駆動モーターを、エア
ーポンプを作動させる為のものだけにすることができる
ので、製造コストを大幅に低下させると共にサポート装
置自体の重量軽減が可能である。
そして、サポート板の作動は、伸縮体の各エアーバッグ
体内に空気を供給し、これを膨張させることによって行
っているものであるから、サポート時において使用者が
空気を供給し過ぎた際にも、各エアーバッグ体内の空気
が適度に圧縮されて、サポート板が没入方向へ逃げるの
で、使用者の体がきつくサポートされることがなく、ま
た、上記したサポート板の逃げは、サポート板が体に押
し当てられることによって生じる違物感を和らげるもの
である。
さらに、伸縮体を複数のエアーバッグ体を重ね合わせて
構成したので、同伸縮体のストロークを長くすることが
可能であり、サポート部分のシート表面を十分に膨出さ
せることができるものである。
しかも、その伸縮体を構成するエアーバッグ体は、非伸
縮性且つ高張力性の糸で織った布材を2枚の熱可塑性合
成樹脂シートで挟んで一体に熱溶着して成形したシート
を2枚重ねると共にその周縁で封着して形成されている
ので、過度の伸びが抑制されると共に適度な柔軟性を維
持し、気室内に高圧力が加わってもそれによる変形が少
なく、また、膨張時における柔軟性不足によるシワの発
生もないため、エアーバッグ体の気室内に空気を供給し
た際、サポート板が押圧されることによる適度の逃げ作
用を維持しながらも、その保形力に優れると共に、空気
を供給する前の状態からその膨出方向へ向けて速やかに
膨張し得て伸縮動作が確実に行なえる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示した(D)は、サポート装置(A)を装備し
た車輌用シートであり、座部(d)と、ヘッドレスト
部(d)を一体的に設けた背凭部(d)とから成
り、上記背凭部(d)が座部(d)との接続部分か
ら前後方向へ揺動する様に成したものである。また、上
記シート(D)の構造は、座部(d)及び背凭部(d
)の骨格になる座部フレーム(101)及び背凭フレーム
(102)をパイプと鋼板によって形成し、この同フレーム
(101),(102)の周りを第2図乃至第4図に示す如く所要
肉厚のクッション材(103)とトリムカバー(104)とで被覆
して構成してある。
上記したシート(D)に装設するサポート装置(A)
は、シート(D)のフレーム(101),(102)における所定
位置に取付固定し、且つ後述するエアーポンプ(a)か
ら送られた空気を供給及び排気することにより伸縮動す
る伸縮体(b),(b),(b),(b),
(b)と、この各伸縮体(b)〜(b)に直接、
若しくは作動機構を介して接続し、且つシート(D)の
表面層部材となるクッション材(103)裏面の各所定部位
に沿わせて設けるサポート板(c),(c),(c
),(c),(c)と、上記各伸縮体(b)〜
(b)に空気を供給するエアーポンプ(a)とから成
る。
前記した各伸縮体(b)〜(b)は、シート(D)
の両フレーム(101),(102)の各所定位置に取付固定する
ものである。そして、エアーポンプ(a)からの送気パ
イプ(7)を分岐バルブ(6)に介在して必要本数に分
岐させ、これらの送気パイプ(7′)を上記したそれぞ
れの伸縮体(b)〜(b)に接続することにより、
エアーポンプ(a)からの空気を分岐バルブ(6)によ
り振り分けて任意の伸縮体(b)〜(b)に空気を
送る様に構成してある。
各サポート板(c)〜(c)は、前述した様に身体
の各所定部位をサポートする為のものであり、サポート
板(c)は座部(d)の座部面(d′)における
大腿部に対応する部分、サポート板(c)は背凭部
(d)背凭面(d′)の背中に当る部分、また、サ
ポート板(c)(c)及び(c)(c)は座部
面(d′)の大股部両側部と背凭面(d′)の腰部
両側部分、サポート板(c)はヘッドレスト部
(d)の表面に配設してある。そして、シート(D)
表面におけるサポート板(c)〜(c)を配設した
各部分は、サポートする身体の各部位に応じて夫々サイ
サポート(1)、ランバーサポート(2)、サイドサポ
ート(3),(4′)、ヘッドサポート(5)と称す。
上記した各部分の伸縮体(b)〜(b)及びサポー
ト板(c)〜(c)は、サポートする身体の部位に
応じて構造,表面形状,及び作動構成を選定するもので
あるが、後述する如きエアーバッグ体(e)を複数個重
ね合わせて伸縮体(b)〜(b)を構成し、この伸
縮体(b)〜(b)にサポート板(c)〜
(c)を接続し、上記伸縮体(b)〜(b)にエ
アーポンプ(a)から送られる空気を供給及び排出し
て、同伸縮体(b)〜(b)に接続したサポート板
(c)〜(c)をシート表面方向へ進退動させる基
本構成から成るものである。
上記伸縮体(b)〜(b)は、第10図に示した如き
3層構造の成形用シート(g)を用いて形成する。この
成形用シート(g)は、非伸縮性と高張力性とを兼ね備
える太さ50〜100ミクロンの糸で織ったメッシュ数70〜2
00の布材(g)を、2枚の熱可塑性合成樹脂シート
(g)(g)で挾むと共に、この両熱可塑性合成樹
脂シート(g)(g)同士を全面的に熱溶着して3
者(g)(g)(g)を一体に成形したものであ
り、上記布材(g)を構成する糸には、例えばポリエ
ステル、若しくはポリアミド製のものを用い、また、熱
可塑性合成樹脂シート(g)(g)には通常のもの
より幾分硬めの熱可塑性軟質ウレタン樹脂製のものを用
いる。
上記構成の成形用シート(g)は布材(g)によって
伸びを防止すると共に、成形用シート(8)自体の肉厚
を同シート(g)の柔軟性が損なわれない程度に押える
ことができる。
而るに、この成形用シート(g)を用いて成形したエア
ーバッグ体(e)は、気室(h)内に高圧力が加わった
際の変形が少なく、且又、膨張時において、柔軟性不足
によるシワが発生することのないものである。
サイサポート(1)の伸縮体(b)とサポート板(c
)とは、座面(d′)の最前部に内設する。
そして、上記サイサポート(1)の伸縮体(b)は、
前記した如き成形用シート(g)を第9図にて示す如
く、略長方形に裁断し、この成形用シート(g)を2枚
重ね合わせると共に、第5図及び第6図にて示す如く、
その周縁同士を熱熔着してエアーバッグ体(e)及び
(e′)を構成。これらエアーバッグ体(e)(e
′)を重ね合わせ、両者(e)(e′)の接触面
における中央部を熱熔着して両エアーバッグ体(e
(e′)を一体に接合し、この接合個所の区域内には
両エアーバッグ体(e)(e′)の気室(h
(h′)同士を連通する通気孔(i)(i)を開
設して成る。
また、上記伸縮体(b)の下側のエアーバッグ体(e
)の両端縁部からは取付耳片(8)(8)を突設する
と共に、上側のエアーバッグ体(e′)の両端縁には
上記取付耳片(8)(8)と同様な支持耳片(9)
(9)を突設し、また、エアーバッグ体(e)の周縁
には同エアーバッグ体(e)の気室(h)内に空気
を出し入れする為の給気口(10)を付設すると共に、この
給気口(10)に前記分岐バルブ(6)より分岐させた送気
パイプ(7′)を接続管(28)を介して接続する。
取付耳片(8)(8)は伸縮体(b)を座部フレーム
(101)に取付固定する為のものであって、同片(8)
(8)を座部フレーム(101)の所定部前端付近に取付け
た基板(11)に固定金具(12)若しくはビスなどで固定す
る。(第4図) また、エアーバッグ体(e′)の支持耳片(9)
(9)は、前記サポート板(c)をエアーバッグ体
(e′)の表面に接続して支持する為のもので、サポ
ート板(c)の裏面両端付近に固定金具(12)若しくは
接着して固定するものである。
上記したサポート板(c)は、合成樹脂若しくは鋼板
から成り、その表面を座面(d′)における大腿部部
分の面に合わせた自然な曲面に成形すると共に、通常時
においてサポート板(c)表面がサイサポート(1)
部のクッション材(103)裏面に宛てがわれる様に成す。
而して、上記エアーバッグ体(e)の給気口(10)より
空気を供給せしめると、該空気はエアーバッグ体
(e)の気室(h)内から通気孔(i)(i
を通過してエアーバッグ体(e′)の気室(h′)
内に流入し、両エアーバッグ体(e)(e′)を膨
張させて伸縮体(b)自体を伸長せしめる。これによ
り、上記伸縮体(b)表面に接続したサポート板(c
)が座面(d′)表面側へ向けて移動し、同座面
(d′)のサイサポート(1)部が上記伸縮体
(b)の伸長量に応じて膨出する。
大腿部両側のサイドサポート(3)の伸縮体(b
(b)は、第3図及び第8図に示す如き構成を取って
いる。
この伸縮体(b)は、矩形に裁断した成形用シート
(g)同士を重ね合わせ、その周縁同士を熱溶着して構
成したエアーバッグ体(e)と(e′)とを重ね、
両者(e)(e′)の接触面における長辺側の一側
縁に沿う部分を熱溶着して両エアーバッグ体(e
(e′)を一体に接合し、その接合部分の区域内には
エアーバッグ体(e)及び(e′)の気室(h
(h′)同士を連通する通気孔(i)(i)を開
設して構成する。
伸縮体(b)(b)は、座部フレーム(101)両側部
より外方へ向けて幾分傾斜させて起立せしめた基板(13)
(13)の表面に接合側を下向きにして取付けるものであ
り、同伸縮体(b)(b)のエアーバッグ(e
の一側縁に突設した取付耳片(14)(14)を上記基板(13)(1
3)の表面にビス(15)によって固定して同基板(13)(13)表
面に取付固定する。
また、伸縮体(b)(b)の表面には座面
(d′)のサイドサポート(3)面に合わせて成形し
たサポート板(c)(c)を宛てがうと共に、エア
ーバッグ体(e′)両端縁部に突設した支持耳片(16)
(16)を上記サポート板(c)(c)の裏面に固定金
具(12)にて固定することにより、サポート板(c
(c)を伸縮体(b)(b)表面に対して接続す
る。また、伸縮体(b)(b)表面に接続したサポ
ート板(c)(c)はその表面がサイドサポート
(3)部のクッション材(103)裏面に沿う様に成すもの
である。
そして、上記エアーバッグ体(e)の一側縁に付設し
た給気口(17)には、分岐バルブ(6)より分岐した送気
パイプ(7′)を接続管(28)を介してそれぞれ接続して
置く。
上記伸縮体(b)(b)は、エアーバッグ体
(e)(e′)の一側縁に沿う部分を接合したもの
であるから、同伸縮体(b)(b)に空気を供給し
てエアーバッグ体(e)(e′)を膨張させた際に
は、伸縮体(b)(b)の他側縁側が開き、第3図
にて示す如く断面略V字状に成る様に伸長するものであ
り、これによって、伸縮体(b)(b)表面に接続
したサポート板(c)(c)は、座面(d′)の
中央へ向けて傾斜角度を増す様に移動し、サイドサポー
ト(3)(3)面をも同様に膨出せしめる。
第2図にて示す様に、背凭部(d)側のサイドサポー
ト(4)(4)のサポート板(c)(c)は、伸縮
体(b)(b)に作動機構(18)を介して接続するも
のである。
作動機構(j)は、背凭フレーム(102)両側端の軸受板
(19)(19)よりシート(D)中央へ向けて起立させた軸持
片(20)(20)間に支軸(18)を架設し、この支軸(18)にて腕
板(21)を回動自在に支持して構成したものである。そし
て、サイドサポート(4)(4)面の曲面に合わせて成
形したサポート板(c)(c)を、同サイドサポー
ト(4)(4)部のクッション材(103)裏面に宛てがっ
た状態にて腕板(21)先端部の内面側に取付固定する。
且つまた、腕板(21)後端部と軸受板(19)(19)よりシート
(D)中央へ向けてL字形に突出せしめた固定片(22)(2
2)の固定面(22a)(22a)間に伸縮体(b)(b)を挟
み入れ、その固定面(22a)(22a)側のエアーバッグ体(e
)の両端部より突設した取付耳片(23)(23)を同固定面
(22a)(22a)に固定金具(12)にて固定すると共に、腕板(2
1)側のエアーバッグ体(e″)の両端より突設した支
持耳片(2a)(2a)をサポート板(c)の裏面に取付金具
(12)にて固定する。
上記伸縮体(b)(b)は、3個のエアーバッグ体
(e),(e′),(e″)を重ね合わせると共
に、エアーバッグ体(e)と(e′)、及び
(e′)と(e″)の接触面における中央部分を熱
溶着して各エアーバッグ体(e),(e′),(e
″)を一体に接合し、この接合個所の区域内にエアー
バッグ体(e),(e′),(e″)の各気室
(h)(h′)(h″)同士を連通する通気孔
(i)(i)を開設し、且つ固定面側(22a)のエア
ーバッグ体(e)に給気口(24)を付設し、この給気口
(24)に分岐バルブ(6)より分岐させた送気パイプ
(7′)を接続管(28)を介してそれぞれ接続する。
而して、サイドサポート(4)(4)の伸縮体(b
(b)に空気を供給し、各エアーバッグ体(e
(e′)(e″)を膨張させて、該伸縮体(b
(b)を伸長させると、腕板(21)の後端を外方へ押動
させて腕板(21)を回動させる。すると、上記腕板(21)の
先端側に設けたサポート板(c)が支軸(18)を中心に
してシート(D)中央へ向けて回動し、これによって、
サイドサポート(4)(4)面が膨出する。
ランバーサポート(2)部の伸縮体(b)とサポート
板(c)は、前記したサイサポート(1)部の伸縮体
(b)及びサポート板(c)と同じ構成であり、第
1図に示す如く、2個のエアーバッグ体(e
(e′)から成る伸縮体(b)を背凭フレーム(10
2)の両軸受板(19)(19)間に架設した背凭基板(25)に取付
固定すると共に、同伸縮体(b)の表面にランバーサ
ポート(2)面の曲面に合わせて成形したサポート板
(c)を、ビス若しくは固定金具(12)を用いて接続し
て構成し、上記伸縮体(b)内に通気口(26)より空気
を供給し、伸縮体(b)を伸長させてサポート板(c
)をランバーサポート(2)面側へ移動させることに
よって、同ランバーサポート(2)面が膨出する様に成
してある。
そして、ヘッドサポート(5)の伸縮体(b)とサポ
ート板(c)の構成も前記したサイサポート(1)及
びランバーサポート(2)の伸縮体(b)(b)及
びサポート板(c)(c)の構成と略同じである
が、ヘッドサポート(5)の伸縮体(b)は、サポー
ト時にエアーバッグ体(e)(e′)同士が上下左
右にブレない様に、同エアーバッグ体(e
(e′)の縦及び横幅を広く構成し、両エアーバッグ
体(e)(e′)同士の接合面の区域を正方形状に
広く取っている。
サポート板(c)も十分に大きく、且つ後頭部に自然
に沿う様に湾曲させて成形するものであり、伸縮体(b
)内に空気を供給してヘッドサポート(5)面を膨出
させた際に、使用者の後頭部をブレることなく確実にサ
ポートできる様にしてある。
前記した各サポート部(1)〜(5)の各伸縮体
(b)〜(b)にエアーポンプ(a)から送られる
空気を分配して供給する分岐バルブ(6)は、送気パイ
プ(7)を介してエアーポンプ(a)と連絡する通気流
路(図示せず)を分岐させた5つの分岐流路(図示せ
ず)を備えると共に、この各分岐流路に、該流路を開閉
し且つ同流路内の空気を外部へ排出する3方弁(図示せ
ず)をそれぞれ付設して構成したものである。上記各3
方弁の開閉,及び排出の操作は操作ボタン(k)〜
(k)によって操作するものであり、所望するサポー
ト部(1)〜(5)を膨出させる際には、そのサポート
部(1)〜(5)の操作ボタン(k)〜(k)を開
弁位置にセットし、、エアーポンプ(a)から送られる
空気を上記各分岐流路に接続した各空気パイプ(7′)
内を通過して各サポート部の伸縮体(b)〜(b
にそれぞれ供給する。
任意のサポート面が膨出し、所望の状態にサポートされ
た時、そのサポート部の操作ボタン(k)〜(k
を閉弁位置に移動して空気の供給を停止させるものであ
る。
また、所望するサポート(1)〜(5)部のサポートを
緩めるか、若しくは元の様に他のシート(D)表面と面
一になる様に凹ませる際には、上記サポート部の操作ボ
タン(k)〜(k)を排出位置へ移動させ、同サポ
ート部の伸縮体(b)〜(b)内の空気を同伸縮体
(b)〜(b)に通ずる分岐流路から外部へ排出す
ることによって行なうものである。
上記分岐バルブ(6)はエアーポンプ(a)の作動スイ
ッチ(27)などと共に使用者の手の届く座部(d)の側
部に設置する。
尚、上述したエアーサポート装置(A)は、全部で7組
の伸縮体(b)とサポート板(c)とを用いたが、伸縮
体(b)とサポート板(c)とは一組以上であれば何組
設けるも任意であり、その設置位置もシート表面であれ
ばどこに設けるも任意なものである。しかし、伸縮体
(b)とサポート板(c)とを複数組設けた場合には、
エアーポンプ(a)からの空気を任意の伸縮体(b)に
分配して供給しなければならないので、エアーサポート
装置(A)に用いた如き分岐バルブ(6)が必要とな
る。
また、サポート板(c)を伸縮体(b)に接続するに
は、前記したサポート装置(A)のサポート(1),
(2),(3),(5)の様に伸縮体(b)の表面側に
直接的に接続しても良いし、また、サイドサポート
(4)の様に作動機構(j)を介して接続しても良いも
のであり、設計上の要求に応じて選択するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したエアーサポート装置を装備し
た車輌用シートの内部を示す一部切欠斜視図、第2図は
第1図のX−X線断面図、第3図は第1図のY−Y線断
面図、第4図は第1図のZ−Z線断面図、第5図は第4
図のW部の拡大図、第6図はサイサポート部の伸縮体を
示す一部切欠斜視図、第7図は背凭側サイドサポート部
の伸縮体を示す一部切欠斜視図、第8図は座部側サイド
サポート部の伸縮体を示す一部切欠斜視図、第9図は長
方形に裁断した成形用シートを示す一部切欠斜視図、第
10図は成形用シートの断面図である。 図中、A:エアーサポート装置、D:車輌用シート、
a:エアーポンプ、b〜b:伸縮体、c〜c
サポート板、e〜e,e′〜e′,e″:エ
アーバッグ体、g:成形用シート、g:布材、g
熱可塑性合成樹脂シート、h〜h:気室、i〜i
:通気孔、j:作動機構、1:サイサポート、2:ラ
ンバーサポート、3:サイドサポート(座部)、4:サ
イドサポート(背凭部)、5:ヘッドサポート、6:分
岐弁、103:クッション材(シート表面層部材)、104:
トリムカバー(シート表面層部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−27748(JP,U) 実開 昭59−36756(JP,U) 実開 昭57−171750(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気供給用のエアーポンプと、車輌用シー
    トの所定位置に内蔵し、上記エアーポンプから送られた
    空気を供給及び排出することにより伸縮動する伸縮体
    と、同車輌用シート表面部を構成する表面層部材の裏面
    における所定部位に沿わせて設け、且つ上記伸縮体の伸
    縮動によりシート表面方向へ進退自在に成すサポート板
    とから構成し、前記伸縮体は、非伸縮性且つ高張力性の
    糸で織った布材を2枚の熱可塑性合成樹脂シートで挟ん
    で一体に熱溶着して成形したシートを2枚重ねると共に
    その周縁で封着してエアーバッグ体を構成し、該エアー
    バッグ体を複数個重ね合わせると共に、隣り合うエアー
    バッグ体同士の接触面における所定箇所を接合し、この
    接合箇所に上記エアーバッグ体の気室同士を連通する通
    気孔を開設して形成してなることを特徴とする車輌用シ
    ートのサポート装置。
JP1986099312U 1985-07-16 1986-06-28 車輌用シートのサポート装置 Expired - Lifetime JPH0618533Y2 (ja)

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