JPH06183794A - 電気炉排出物の処理方法 - Google Patents
電気炉排出物の処理方法Info
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B5/00—Treatment of metallurgical slag ; Artificial stone from molten metallurgical slag
- C04B5/06—Ingredients, other than water, added to the molten slag or to the granulating medium or before remelting; Treatment with gases or gas generating compounds, e.g. to obtain porous slag
-
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- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/0075—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for road construction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気炉排出物であって産業廃棄物とされてい
る電気炉ダストと、同じく電気炉排出物であってこれも
又産業廃棄物とされている還元スラグとを同時に有効利
用できるようにする。 【構成】 電気炉排出物である電気炉ダストと、同じく
電気炉排出物である還元スラグとを溶融混合して酸化ス
ラグ化する。
る電気炉ダストと、同じく電気炉排出物であってこれも
又産業廃棄物とされている還元スラグとを同時に有効利
用できるようにする。 【構成】 電気炉排出物である電気炉ダストと、同じく
電気炉排出物である還元スラグとを溶融混合して酸化ス
ラグ化する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気炉排出物であって
産業廃棄物とされている電気炉ダストと、同じく電気炉
排出物であってこれも又産業廃棄物とされている還元ス
ラグとを同時に有効利用するのに好適な電気炉排出物の
処理方法に関するものである。
産業廃棄物とされている電気炉ダストと、同じく電気炉
排出物であってこれも又産業廃棄物とされている還元ス
ラグとを同時に有効利用するのに好適な電気炉排出物の
処理方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】鋼材スクラップ等の製鋼原料の溶解に際
しては、電気炉が用いられることが多く、このような電
気炉を用いた製鋼作業においても、炉容量の大型化，高
電力化（ＵＨＰ），水冷ボックスの採用，脱ガス法（Ｄ
Ｈ法，ＲＨ法）や取鍋精錬の併用，直流炉の導入などと
いった幅広い面での改良がなされてきている。
しては、電気炉が用いられることが多く、このような電
気炉を用いた製鋼作業においても、炉容量の大型化，高
電力化（ＵＨＰ），水冷ボックスの採用，脱ガス法（Ｄ
Ｈ法，ＲＨ法）や取鍋精錬の併用，直流炉の導入などと
いった幅広い面での改良がなされてきている。
【０００３】このような電気炉を用いた製鋼作業におい
て、大気汚染防止のために直接式や建屋式などの集塵装
置が設置されており、この集塵装置からは電気炉ダスト
が排出される。
て、大気汚染防止のために直接式や建屋式などの集塵装
置が設置されており、この集塵装置からは電気炉ダスト
が排出される。
【０００４】また、同じく、このような電気炉を用いた
製鋼作業において、装入された鋼材スクラップ等は、溶
解期，酸化期，除滓，還元期を経て出鋼されるが、この
間において、酸化スラグおよび還元スラグが排出され
る。
製鋼作業において、装入された鋼材スクラップ等は、溶
解期，酸化期，除滓，還元期を経て出鋼されるが、この
間において、酸化スラグおよび還元スラグが排出され
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような電気炉排出
物のうち、電気炉ダストは、Ｚｎ含有量が多い（例え
ば、１０〜２０重量％）ものの、殆んど再活用されてい
ないのが実情である。
物のうち、電気炉ダストは、Ｚｎ含有量が多い（例え
ば、１０〜２０重量％）ものの、殆んど再活用されてい
ないのが実情である。
【０００６】また、この電気炉ダストは、ＦｅＯとして
Ｆｅ含有量が多いものとなっており、このＦｅＯを還元
してＦｅとして回収することが可能ではあるものの、経
済的でないというのが実情である。
Ｆｅ含有量が多いものとなっており、このＦｅＯを還元
してＦｅとして回収することが可能ではあるものの、経
済的でないというのが実情である。
【０００７】一方、酸化スラグは、例えば、アスファル
ト舗装道路の路盤材として再利用されているが、還元ス
ラグは、成分中にＣａＯ含有量が多く、このＣａＯは水
分と反応して、ＣａＯ（生石灰）＋Ｈ２Ｏ（水）→Ｃａ
（ＯＨ）２（消石灰）へと変化することにより体積は約
２倍に膨張するため、この還元スラグをそのまま路盤材
として使用したときには、日数が経るにつれて雨水等と
の反応が進行することにより体積膨張してアスファルト
舗装面を持ち上げてしまうこととなるので好ましくな
い。
ト舗装道路の路盤材として再利用されているが、還元ス
ラグは、成分中にＣａＯ含有量が多く、このＣａＯは水
分と反応して、ＣａＯ（生石灰）＋Ｈ２Ｏ（水）→Ｃａ
（ＯＨ）２（消石灰）へと変化することにより体積は約
２倍に膨張するため、この還元スラグをそのまま路盤材
として使用したときには、日数が経るにつれて雨水等と
の反応が進行することにより体積膨張してアスファルト
舗装面を持ち上げてしまうこととなるので好ましくな
い。
【０００８】したがって、還元スラグを路盤材として使
用する場合には、工場敷地等において長期間にわたって
雨水にさらしたり、貯水池に浸漬させたり、蒸気と接触
させたりするいわゆるエージング処理を行って体積が膨
張したＣａ（ＯＨ）２に変えておく必要があるが、この
ようなエージング作業は長日数を必要としたり、蓄積す
るために広い用地を必要としたりしてあまり好ましいも
のではなかった。
用する場合には、工場敷地等において長期間にわたって
雨水にさらしたり、貯水池に浸漬させたり、蒸気と接触
させたりするいわゆるエージング処理を行って体積が膨
張したＣａ（ＯＨ）２に変えておく必要があるが、この
ようなエージング作業は長日数を必要としたり、蓄積す
るために広い用地を必要としたりしてあまり好ましいも
のではなかった。
【０００９】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の課題にかんが
みてなされたものであって、電気炉排出物である電気炉
ダストと、同じく電気炉排出物である還元スラグとを同
時に再利用することが可能である電気炉排出物の処理方
法を提供することを目的としている。
みてなされたものであって、電気炉排出物である電気炉
ダストと、同じく電気炉排出物である還元スラグとを同
時に再利用することが可能である電気炉排出物の処理方
法を提供することを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる電気炉排
出物の処理方法は、電気炉排出物である電気炉ダスト
と、同じく電気炉排出物である還元スラグとを溶融混合
して酸化スラグ化する構成としたことを特徴としてい
る。
出物の処理方法は、電気炉排出物である電気炉ダスト
と、同じく電気炉排出物である還元スラグとを溶融混合
して酸化スラグ化する構成としたことを特徴としてい
る。
【００１１】そして、本発明に係わる電気炉排出物の処
理方法の実施態様においては、電気炉ダストと還元スラ
グとの混合割合を重量比率で、電気炉ダスト：還元スラ
グ＝１：１〜３とすることができ、また、同じく実施態
様において、電気炉より排出された溶融還元スラグ中
に、同じく電気炉より排出された電気炉ダストを例えば
粉末のインジェクションやペレットの投入などにより混
入して必要に応じて熱を与えて溶融混合することにより
酸化スラグ化することができ、同じく実施態様におい
て、電気炉ダストと還元スラグとを溶融混合する際に、
電気炉ダスト中に含まれていて蒸発するＺｎを高Ｚｎダ
ストとして回収してＺｎ原料とすることができる。
理方法の実施態様においては、電気炉ダストと還元スラ
グとの混合割合を重量比率で、電気炉ダスト：還元スラ
グ＝１：１〜３とすることができ、また、同じく実施態
様において、電気炉より排出された溶融還元スラグ中
に、同じく電気炉より排出された電気炉ダストを例えば
粉末のインジェクションやペレットの投入などにより混
入して必要に応じて熱を与えて溶融混合することにより
酸化スラグ化することができ、同じく実施態様におい
て、電気炉ダストと還元スラグとを溶融混合する際に、
電気炉ダスト中に含まれていて蒸発するＺｎを高Ｚｎダ
ストとして回収してＺｎ原料とすることができる。
【００１２】
【発明の作用】本発明に係わる電気炉排出物の処理方法
では、上述した構成としているので、電気炉ダストと還
元スラグとの溶融混合により酸化スラグが得られること
となり、この酸化スラグはエージング処理することなく
アスファルト舗装道路の路盤材として使用しうるものと
なることから、電気炉排出物であって産業廃棄物とされ
ている電気炉ダストと、同じく電気炉排出物であってこ
れも又産業廃棄物とされている還元スラグの両方共が同
時に有効利用されうることとなり、また、電気炉ダスト
中に含まれているＺｎも高Ｚｎダストとして再回収され
ることによりＺｎ原料として有効利用されうることとな
る。
では、上述した構成としているので、電気炉ダストと還
元スラグとの溶融混合により酸化スラグが得られること
となり、この酸化スラグはエージング処理することなく
アスファルト舗装道路の路盤材として使用しうるものと
なることから、電気炉排出物であって産業廃棄物とされ
ている電気炉ダストと、同じく電気炉排出物であってこ
れも又産業廃棄物とされている還元スラグの両方共が同
時に有効利用されうることとなり、また、電気炉ダスト
中に含まれているＺｎも高Ｚｎダストとして再回収され
ることによりＺｎ原料として有効利用されうることとな
る。
【００１３】
【実施例】電気炉排出物である表１に示す主要成分の電
気炉ダストと、同じく電気炉排出物である表１に示す主
要成分の還元スラグとを１：１，１：２，１：３の３種
類の割合で配合し、１４００℃に加熱して溶融混合する
ことにより酸化スラグ化して、表２に示す主要成分の酸
化スラグを得た。また、溶融混合した際に、電気炉ダス
ト中に含まれていて蒸発したＺｎを高Ｚｎダストとして
回収した。
気炉ダストと、同じく電気炉排出物である表１に示す主
要成分の還元スラグとを１：１，１：２，１：３の３種
類の割合で配合し、１４００℃に加熱して溶融混合する
ことにより酸化スラグ化して、表２に示す主要成分の酸
化スラグを得た。また、溶融混合した際に、電気炉ダス
ト中に含まれていて蒸発したＺｎを高Ｚｎダストとして
回収した。
【００１４】
【表１】
【００１５】
【表２】
【００１６】このようにして得た酸化スラグは、そのま
まないしは従来の還元スラグよりも軽微なエージング処
理によってアスファルト舗装道路の路盤材として使用可
能であり、また、高ＺｎダストはＺｎ原料として再利用
できることが確かめられた。
まないしは従来の還元スラグよりも軽微なエージング処
理によってアスファルト舗装道路の路盤材として使用可
能であり、また、高ＺｎダストはＺｎ原料として再利用
できることが確かめられた。
【００１７】
【発明の効果】本発明に係わる電気炉排出物の処理方法
によれば、電気炉排出物である電気炉ダストと、同じく
電気炉排出物である還元スラグとを溶融混合して酸化ス
ラグ化する構成としたから、この酸化スラグは例えばア
スファルト舗装道路の路盤材等として使用することが可
能であるので、産業廃棄物とされている電気炉ダスト
と、同じく産業廃棄物とされている還元スラグとを同時
に有効利用することが可能になるという著しく優れた効
果がもたらされる。
によれば、電気炉排出物である電気炉ダストと、同じく
電気炉排出物である還元スラグとを溶融混合して酸化ス
ラグ化する構成としたから、この酸化スラグは例えばア
スファルト舗装道路の路盤材等として使用することが可
能であるので、産業廃棄物とされている電気炉ダスト
と、同じく産業廃棄物とされている還元スラグとを同時
に有効利用することが可能になるという著しく優れた効
果がもたらされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２７Ｄ 15/00 Ｂ 7141−4Ｋ
Claims (4)
- 【請求項１】 電気炉排出物である電気炉ダストと、同
じく電気炉排出物である還元スラグとを溶融混合して酸
化スラグ化することを特徴とする電気炉排出物の処理方
法。 - 【請求項２】 電気炉ダストと還元スラグとの混合割合
を重量比率で、電気炉ダスト：還元スラグ＝１：１〜３
とする請求項１に記載の電気炉排出物の処理方法。 - 【請求項３】 電気炉より排出された溶融還元スラグ中
に、同じく電気炉より排出された電気炉ダストを混入し
て溶融混合することにより酸化スラグ化する請求項１ま
たは２に記載の電気炉排出物の処理方法。 - 【請求項４】 電気炉ダストと還元スラグとを溶融混合
する際に、電気炉ダスト中に含まれていて蒸発するＺｎ
を高Ｚｎダストとして回収してＺｎ原料とする請求項１
ないし３のいずれかに記載の電気炉排出物の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33901092A JP3259739B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 電気炉排出物の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33901092A JP3259739B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 電気炉排出物の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06183794A true JPH06183794A (ja) | 1994-07-05 |
| JP3259739B2 JP3259739B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=18323422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33901092A Expired - Fee Related JP3259739B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 電気炉排出物の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3259739B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0716153A1 (en) * | 1994-12-08 | 1996-06-12 | Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha | Method and furnace for disposal of steel-making waste, and operating method of the furance |
| WO2001053543A1 (fr) * | 2000-01-21 | 2001-07-26 | Paul Wurth S.A. | Procede de traitement de laitiers d'acieries electriques |
| WO2020175764A3 (ko) * | 2019-02-26 | 2020-10-22 | 주식회사 에코마이스터 | 급냉 제강환원슬래그분말과 전기로 제강분진을 이용한 초속경 모르타르 조성물 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101287986B (zh) | 2005-06-14 | 2012-01-18 | 三美电机株式会社 | 场效应晶体管、具备该场效应晶体管的生物传感器及检测方法 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP33901092A patent/JP3259739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0716153A1 (en) * | 1994-12-08 | 1996-06-12 | Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha | Method and furnace for disposal of steel-making waste, and operating method of the furance |
| US5876483A (en) * | 1994-12-08 | 1999-03-02 | Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha | Method and furnace for disposal of steel-making waste, and operating method of the furnace |
| US5968230A (en) * | 1994-12-08 | 1999-10-19 | Daido Tokushuko Kabushiki Kaisha | Method and furnace for disposal of steel-making waste, and operating method of the furnace |
| KR100374778B1 (ko) * | 1994-12-08 | 2003-05-09 | 다이도 도꾸슈꼬 가부시끼가이샤 | 제강배출물처리로및그처리방법,및상기처리로의작동방법 |
| WO2001053543A1 (fr) * | 2000-01-21 | 2001-07-26 | Paul Wurth S.A. | Procede de traitement de laitiers d'acieries electriques |
| US6945077B2 (en) | 2000-01-21 | 2005-09-20 | Paul Wurth S.A. | Method for treating steel plant slag |
| WO2020175764A3 (ko) * | 2019-02-26 | 2020-10-22 | 주식회사 에코마이스터 | 급냉 제강환원슬래그분말과 전기로 제강분진을 이용한 초속경 모르타르 조성물 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3259739B2 (ja) | 2002-02-25 |
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|---|---|---|---|
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