JPH0618356A - 漏洩箇所検出装置 - Google Patents

漏洩箇所検出装置

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JPH0618356A
JPH0618356A JP17436892A JP17436892A JPH0618356A JP H0618356 A JPH0618356 A JP H0618356A JP 17436892 A JP17436892 A JP 17436892A JP 17436892 A JP17436892 A JP 17436892A JP H0618356 A JPH0618356 A JP H0618356A
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JP
Japan
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fluorescent
smoke
fluorescent smoke
inspected
engine
Prior art date
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Pending
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JP17436892A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Goto
勝利 後藤
Tetsuhiko Nomura
哲彦 野村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0618356A publication Critical patent/JPH0618356A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検査体から漏出してくる蛍光煙を精度良く
検出し、簡単に漏洩箇所の検出を行う。 【構成】 1つの開口部を蛍光煙圧入口として残し、他
の開口部が閉塞された被検査体1に蛍光煙発生手段8で
発生した蛍光煙17を蛍光煙圧入手段により圧入し、紫
外線照射手段2により紫外線を断続的に照射し、紫外線
照射手段2が照射を開始してから所定時間経過後に蛍光
煙検出手段3によって被検査体1から漏出してくる蛍光
煙17の発光を検出して被検査体1の漏洩箇所を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に蛍光成分を含有す
る気体を用いて被検査体の漏洩箇所を検出する漏洩箇所
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のエンジンのように気密
性が要求される製品は、製品の性能面でその気密性が保
障されなければならない。そこで、気密であるべき製品
の欠陥箇所を検出する方法としては、例えば特開昭61
−217734号および特開昭61−217735号や
特開昭61−212741号および特開昭63−204
126号に開示されるものが提案されている。
【0003】以下に上記公報に示される従来技術につい
て説明する。
【0004】まず、特開昭61−217734号および
特開昭61−217735号は、被検査体にアルコール
などのガスを注入し、その被検査体から漏洩するガスを
特別なセンサを用いて検出することによって漏洩箇所の
検出を行うものである。すなわち、アルコールなどのガ
スを圧入する装置を被検査体に接続し、ガスを被検査体
に圧入する。すると、被検査体内の内圧が上がり、被検
査体に漏洩箇所が存在する場合にはこの漏洩箇所からガ
スが洩れ出してくるので、この漏出ガスを検出すること
により被検査体の漏洩箇所を検出することができる。
【0005】次に、特開昭61−212741号および
特開昭63−204126号においては、有色ガスを被
検査体に圧入し、その漏出ガスを目視で検出することに
より、被検査体の漏洩箇所の検出を行っている。ここで
被検査体にガスを圧入する手段は前述の従来技術と同様
であるが、被検査体に圧入されるガスが有色の気体であ
るため漏出ガスの状況が目視検査できるものとなってい
る。
【0006】しかしながら、特開昭61−217734
号および特開昭61−217735号においては媒体に
アルコールガスなどの無色のガスを使用しているため、
漏洩箇所から漏出してくるガスを検出するためには特別
なセンサを必要とし、また検査に際して被検査体の全面
をセンサでくまなく検査しなければならず、被検査体が
大きな場合に時間と労力がかかってしまう。一方、特開
昭61−212741号および特開昭63−20412
6号においては有色気体を使用して目視で検査を行うも
のであるので、微量な漏出ガスの場合には有色ガスとい
えども全体量が少ないためにまわりの大気中への拡散な
どにより目視では感知が困難な場合があるという問題点
があった。
【0007】そこで、本出願人はこれらの問題を解決す
べく、特願平3−2822号によって被検査体に圧入す
る気体に蛍光物質を含有したものを用い、被検査体から
漏出してくる蛍光煙に紫外線ランプで紫外線の連続光を
照射し、蛍光煙の発光をカメラで撮像して漏洩箇所の検
出を行うものを提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本出願
人の提案した従来の漏洩箇所検出装置においては、紫外
線を連続的に被検査体に照射するものであるため、発光
した蛍光煙をカメラで検出するときに被検査体の紫外線
の反射光がノイズとなることがあり蛍光検出の精度が落
ちるという問題が生じた。
【0009】本発明は以上のような問題点に鑑みて成さ
れたものであり、その目的は蛍光検出時に蛍光煙以外の
紫外線反射光のエネルギーを皆無とすることで、被検査
体からの漏出ガスを感度よく検出し、被検出体の漏洩箇
所の検出を行うことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の漏洩箇所検出装置は、蛍光成分を含有する
蛍光煙を発生させる蛍光煙発生手段と、少なくとも1つ
の開口部が圧入口として残され、他の開口部が密閉され
た被検査体の前記圧入口から前記蛍光煙を圧入する蛍光
煙圧入手段と、前記被検査体から漏洩する蛍光煙に紫外
線を所定の時間間隔をおいて断続的に照射する紫外線照
射手段と、発光した蛍光煙を検出する蛍光煙検出手段
と、前記紫外線照射手段と連動し、前記紫外線照射手段
が照射を開始してから所定時間経過後に前記蛍光煙検出
手段に発光した蛍光煙を検出する信号を出力する信号出
力手段とを有し、蛍光成分含有気体により被検査体の漏
洩箇所を検出することを特徴とする。
【0011】
【作 用】上記手段によれば、蛍光煙発生手段により発
生した蛍光煙が蛍光煙圧入手段によって被検査体に圧入
される。ここで、被検査体に漏洩箇所が存在する場合に
は、この漏洩箇所から前記蛍光煙圧入手段によって被検
査体に圧入された蛍光煙が漏出してくるので、前記紫外
線照射手段によって蛍光煙に紫外線を所定の時間間隔を
おいて断続的に照射する。紫外線照射手段と連動する信
号出力手段は紫外線照射手段が照射を開始してから所定
時間経過後に蛍光煙検出手段へ蛍光煙を検出する信号を
出力する。その信号を受けて蛍光煙検出手段が発光した
蛍光煙を検出することにより、被検査体の漏洩箇所が検
出される。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例について図1ないし図
4を参照しながら説明する。
【0013】図1は本発明の漏洩箇所検出装置の一例を
示す装置全体図である。図中に示されるエンジン1は検
査の対象となる被検査体であり、開口部21の1つが後
述する蛍光煙の圧入口として残され、他の開口部は閉塞
されており、組付不良、素材の欠陥、オイルシール部の
密閉性などの検査が行われるものである。本実施例にお
いてはオイル系経路の漏出箇所検出を例にとり、開口部
21はエンジン1の上部に設けられたオイルの注油口と
している。図中9はコンプレッサ、8は後述する構造を
有する蛍光煙発生装置であり、ここで蛍光物質を含有す
る蛍光煙17を発生する。コンプレッサ9と蛍光煙発生
装置8はパイプ14で接続されている。また蛍光煙発生
装置8はパイプ13によってエンジン1の開口部21に
接続されている。11はパイプ13接続され、エンジン
1内の空気を外部に排出するための真空ポンプであり、
接続部には切換えバルブ12が設けられている。10は
蛍光煙発生装置8に接続され、蛍光煙発生装置8で発生
する蛍光煙17の濃度を調節するための電流制御装置で
ある。
【0014】被検査体であるエンジン1は暗室6内に位
置決めされて置かれており、暗室6内にはエンジン1に
対して断続的に紫外線を照射するストロボ2と、発光し
た蛍光煙を検出するためのカメラ3が設置されている。
実施例において、これらストロボ2とカメラ3は図示し
ないロボットなどの移動装置に載置され、エンジン1に
対して所定の位置に移動可能とされ、エンジン1の全面
を検査できるものとなっている。ただし、これらストロ
ボ2およびカメラ3はエンジン1の全面を隈なく検出す
るために所定の位置に複数台設置してもよい。前記スト
ロボ2およびカメラ3は遅延回路4にそれぞれ接続され
ており、またカメラ3は画像処理装置等の蛍光煙判定装
置5に接続されている。7は暗室6内に漏出した蛍光煙
を外部に排出するためのエアクリーナーである。
【0015】図3は先に述べた本実施例に用いられる蛍
光煙発生装置8の構成を示す図である。この蛍光煙発生
装置8は蛍光煙17を生成するもので、蛍光成分が0.
1%程度添加された油脂を蒸発させることにより、蛍光
成分を含んだ蛍光煙17を発生させるものである。
【0016】この蛍光煙発生装置8においては、蛍光成
分が0.1%程度添加された油脂15が貯蔵されてお
り、ニクロム線16を巻き付けられたグラスウール18
の束の下端がこの油脂15に浸されている。このため油
脂15はグラスウール18の下端から毛細管現象により
吸い上げられ、ニクロム線16の発熱により順次蒸発さ
せられ、コンプレッサ9からの空気20に触れて蛍光煙
17となる。ニクロム線16は電流制御装置10からの
電流でその発熱量を変化させることができ、また油脂1
5の供給量はコック19により調整できるので、これら
を調整することにより蛍光煙17の量および濃度を変化
させることができる。ここで、油脂15はスピンドル
油、機械油、軽油などの石油を原料とするものでも、ご
ま油、オリーブ油などの植物性のものでもよく、ニクロ
ム線程度の発熱で煙を発生しうるものであれば、これら
に限られるものではない。
【0017】次に、以上のように構成された本実施例の
漏洩箇所検出装置の作用を図2のフローチャートを用い
て説明する。
【0018】被検査体であるエンジン1の漏洩箇所の検
出を行うに当たっては、まずエンジン1を暗室6内に位
置決めして置き、次に蛍光煙圧入口としてのエンジン1
の開口部21にパイプ13を接続し、他の開口部を閉塞
する(S201)。そして、真空ポンプ11を作動させ
てエンジン1内の空気を外部に排出する。エンジン1内
が真空引きされたあと、切換えバルブ12を切り換えて
エンジン1と蛍光煙発生装置8とを接続する。ここで、
本実施例においては蛍光煙発生装置8とコンプレッサ9
とはパイプ14により接続されており、更に蛍光煙発生
装置8とコンプレッサ9とは同時に作動するので、蛍光
煙発生装置8で発生した蛍光煙17はコンプレッサ9に
よって空気と共にエンジン1内へ圧入される(S20
2)。ここで、もしエンジン1に漏洩箇所が存在した場
合には、この漏洩箇所を介して蛍光物質を含有した蛍光
煙17が外部に漏出してくる。そこでストロボ2を発光
させ、エンジン1に向けて瞬間的に紫外線を照射する
(S203)。ストロボ2による紫外線照射の信号を遅
延回路4に送り、遅延回路4ではその信号をうけて所定
時間経過後にカメラ3に撮像の指令信号を送るようにし
ている。遅延回路4からの撮像の指令信号を受けてカメ
ラ3は画像を取り込み、その画像信号を判定装置5に送
り、漏出した蛍光煙を検出してエンジン1の漏洩箇所を
検出する(S204)。続いてS205で所定の回数の
測定が終了したかどうかを判断し、予め決められた回数
の測定が終了していなければ、ストロボ2およびカメラ
3を図示しないロボット等によりエンジン1に対して次
の所定の位置まで移動させ、S203からのステップを
繰り返す。ストロボ2はカメラ3と共に次の所定の位置
に移動するまで間はその発光を停止して断続的に紫外線
を照射するものとなっている。そして予め決められた所
定の位置での測定がすべて終了、すなわち予め決められ
た回数の測定が終了したらエアクリーナー7によって暗
室6内のエンジン1から漏出した蛍光煙17を外部に排
出して(S206)エンジン1の漏洩箇所の検出を終了
する。
【0019】本実施例において、ストロボ2の発光が開
始されてカメラ3の撮像を行うまでの所定時間を以下に
説明する蛍光発光の性質に基づいて決定している。
【0020】一般に、蛍光の発光期間は10-8〜10-4
秒となっている。一方ストロボ2の発光期間は4〜7*
10-6秒である。ここで蛍光の発光期間を10-4秒と
し、ストロボ2の発光期間を4*10-6秒とすると、光
の明るさと時間との関係は図4のようになり、図4中の
斜線で示されるように蛍光のみの発光期間が存在するこ
とがわかる。したがって、ストロボ2の発光後10-5
後にカメラ3の撮像を開始することで、蛍光煙のみをカ
メラ3で撮像することができる。
【0021】本実施例によれば、エンジン1から漏出し
てくる蛍光煙17にストロボ2によってエネルギーの大
きい紫外線を瞬間的に照射しているので、蛍光煙17の
漏出量が微量な場合にでも蛍光煙17を十分に発光させ
ることができる。さらにストロボ2を発光させて10-5
秒遅延させてカメラ3の撮像を開始するようにしている
ので、蛍光煙17以外のものによる紫外線の反射光の影
響が大幅に小さくなり、S/N比の良い測定が可能とな
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被検査体から漏出してくる蛍光物質を含む蛍光煙に断続
的に紫外線を照射し、その照射が開始されてから所定時
間経過の後、発光した蛍光煙のみを検出するようにし、
蛍光煙検出時において紫外線反射光のエネルギーを皆無
とすることができるため、発光した蛍光煙の検出精度が
向上し、被検査体の漏洩箇所の検出が正確に行えるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる漏洩箇所検出装置の一実施例の
構成図。
【図2】本発明の実施例における蛍光煙発生装置の構成
を示した図。
【図3】本発明の漏洩箇所検出装置による操作の流れを
示すフローチャート。
【図4】蛍光とストロボ光の明るさと時間の関係の説明
図。
【符号の説明】
1 ・・・ エンジン(被検査体) 2 ・・・ ストロボ 3 ・・・ カメラ 4 ・・・ 遅延回路 5 ・・・ 蛍光煙判定装置 6 ・・・ 暗室 8 ・・・ 蛍光煙発生装置 9 ・・・ コンプレッサ 11 ・・・ 真空ポンプ 12 ・・・ 切換えバルブ 21 ・・・ 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光成分を含有する蛍光煙を発生させる
    蛍光煙発生手段と、 少なくとも1つの開口部が圧入口として残され、他の開
    口部が密閉された被検査体の前記圧入口から前記蛍光煙
    を圧入する蛍光煙圧入手段と、 前記被検査体から漏洩する蛍光煙に紫外線を所定の時間
    間隔をおいて断続的に照射する紫外線照射手段と、 発光した蛍光煙を検出する蛍光煙検出手段と、 前記紫外線照射手段と連動し、前記紫外線照射手段が照
    射を開始してから所定時間経過後に前記蛍光煙検出手段
    に発光した蛍光煙を検出する信号を出力する信号出力手
    段とを有し、 蛍光成分含有気体により被検査体の漏洩箇所を検出する
    ことを特徴とする漏洩箇所検出装置。
JP17436892A 1992-07-01 1992-07-01 漏洩箇所検出装置 Pending JPH0618356A (ja)

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JPH0618356A true JPH0618356A (ja) 1994-01-25

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10311771A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Toshiba Corp 油検知装置
KR101307354B1 (ko) * 2011-12-21 2013-09-11 주식회사 포스코 고로 설비의 누설 검지 장치 및 방법
CN107389275A (zh) * 2017-08-04 2017-11-24 大唐东北电力试验研究所有限公司 热网加热器查漏系统及方法

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