JPH06183215A - スクーター用タイヤ - Google Patents
スクーター用タイヤInfo
- Publication number
- JPH06183215A JPH06183215A JP4342667A JP34266792A JPH06183215A JP H06183215 A JPH06183215 A JP H06183215A JP 4342667 A JP4342667 A JP 4342667A JP 34266792 A JP34266792 A JP 34266792A JP H06183215 A JPH06183215 A JP H06183215A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- main groove
- water
- tire equator
- tread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C2200/00—Tyres specially adapted for particular applications
- B60C2200/10—Tyres specially adapted for particular applications for motorcycles, scooters or the like
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウェット路面において水深が深い場合や走行
速度が速い場合でも、車体前方への水のはね上げ高さを
低減することを可能にしたスクーター用タイヤを提供す
る。 【構成】 トレッド展開幅Wに対して、トレッド面1の
タイヤ赤道を中心とするW/3の領域内に、タイヤ赤道
を横切りながらタイヤ周方向に連続する主溝2を設け、
この主溝2のタイヤ赤道に対する傾斜角度αを20°以
上にする。
速度が速い場合でも、車体前方への水のはね上げ高さを
低減することを可能にしたスクーター用タイヤを提供す
る。 【構成】 トレッド展開幅Wに対して、トレッド面1の
タイヤ赤道を中心とするW/3の領域内に、タイヤ赤道
を横切りながらタイヤ周方向に連続する主溝2を設け、
この主溝2のタイヤ赤道に対する傾斜角度αを20°以
上にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクーター用の空気入
りタイヤに関し、更に詳しくは、ウェット路面走行時に
おける車体前方への水のはね上げ高さを低減するように
したスクーター用タイヤに関する。
りタイヤに関し、更に詳しくは、ウェット路面走行時に
おける車体前方への水のはね上げ高さを低減するように
したスクーター用タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】スクーターは簡便な走行手段として前部
にカゴを取り付ける場合が多い。一方、このスクーター
は、図3に示すように、タイヤTの断面高さに対してウ
ェット路面の水深dが深い場合には、タイヤ側方ばかり
でなく車体前方へはね上げる水の量が多くなり、しかも
水深dが深くなるにしたがってはね上げ角度θが大きく
なり、水をより高くはね上げるようになる。
にカゴを取り付ける場合が多い。一方、このスクーター
は、図3に示すように、タイヤTの断面高さに対してウ
ェット路面の水深dが深い場合には、タイヤ側方ばかり
でなく車体前方へはね上げる水の量が多くなり、しかも
水深dが深くなるにしたがってはね上げ角度θが大きく
なり、水をより高くはね上げるようになる。
【0003】そのため、車高が低く、タイヤ外径が小さ
いスクーターでは、水深が深いウェット路面を走行する
場合に、車体前方へ高くはね上げた水がカゴの中の荷物
に付着したり、場合によっては操縦者の視界を妨げてし
まうという問題があった。
いスクーターでは、水深が深いウェット路面を走行する
場合に、車体前方へ高くはね上げた水がカゴの中の荷物
に付着したり、場合によっては操縦者の視界を妨げてし
まうという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ウェ
ット路面において水深が深い場合や走行速度が速い場合
でも、車体前方への水のはね上げ高さを低減することを
可能にしたスクーター用タイヤを提供することにある。
ット路面において水深が深い場合や走行速度が速い場合
でも、車体前方への水のはね上げ高さを低減することを
可能にしたスクーター用タイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のスクーター用タイヤは、トレッド面のタイヤ
赤道を中心とするトレッド展開幅の1/3の領域内に、
タイヤ赤道をジグザグ状に横切りながらタイヤ周方向に
連続する主溝を設け、この主溝のタイヤ赤道に対する傾
斜角度を20°以上にしたことを特徴とするものであ
る。
の本発明のスクーター用タイヤは、トレッド面のタイヤ
赤道を中心とするトレッド展開幅の1/3の領域内に、
タイヤ赤道をジグザグ状に横切りながらタイヤ周方向に
連続する主溝を設け、この主溝のタイヤ赤道に対する傾
斜角度を20°以上にしたことを特徴とするものであ
る。
【0006】このようにトレッド面のタイヤ赤道近傍に
タイヤ周方向に連続するジグザグ形状の主溝を配置し、
その主溝のタイヤ赤道に対する傾斜角度を20°以上に
したことにより、ウェット路面においてタイヤ赤道近傍
の水を前記主溝に導き、トレッド面が水膜上に浮き上が
ることを防止できると共に、水深が深い場合でも、進行
方向前方の水を前記主溝の傾斜角度に沿ってタイヤ側方
へ分散させて排出するので、車体前方への水のはね上げ
高さを低減することができる。
タイヤ周方向に連続するジグザグ形状の主溝を配置し、
その主溝のタイヤ赤道に対する傾斜角度を20°以上に
したことにより、ウェット路面においてタイヤ赤道近傍
の水を前記主溝に導き、トレッド面が水膜上に浮き上が
ることを防止できると共に、水深が深い場合でも、進行
方向前方の水を前記主溝の傾斜角度に沿ってタイヤ側方
へ分散させて排出するので、車体前方への水のはね上げ
高さを低減することができる。
【0007】以下、本発明の構成について添付の図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例からな
るスクーター用タイヤのトレッド面を示す展開図であ
る。図において、トレッド面1には、トレッド展開幅W
に対して、タイヤ赤道を中心とするW/3の領域内に、
タイヤ周方向に連続するジグザグ形状の主溝2が設けら
れている。この主溝2はタイヤ赤道に対する傾斜角度α
が20°以上となるように設定されている。また、主溝
2において、隣接する屈曲部2a,2aの内壁間距離h
は0mm以上となるように設定されており、これにより
直線状に連通するシースルー形状を形成しないようにな
っている。
参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例からな
るスクーター用タイヤのトレッド面を示す展開図であ
る。図において、トレッド面1には、トレッド展開幅W
に対して、タイヤ赤道を中心とするW/3の領域内に、
タイヤ周方向に連続するジグザグ形状の主溝2が設けら
れている。この主溝2はタイヤ赤道に対する傾斜角度α
が20°以上となるように設定されている。また、主溝
2において、隣接する屈曲部2a,2aの内壁間距離h
は0mm以上となるように設定されており、これにより
直線状に連通するシースルー形状を形成しないようにな
っている。
【0008】また、トレッド面1には、主溝2の屈曲部
2aから主溝2を延長するように副溝3が設けられてい
る。この副溝3は端部がタイヤ赤道を中心とするW/2
の領域外にまで延びている。また、副溝3はタイヤ赤道
に対する傾斜角度βが主溝2の傾斜角度αよりも大きく
なるように設定されている。上述したスクーター用タイ
ヤによれば、トレッド面1のタイヤ赤道を中心とするW
/3の領域内に、タイヤ赤道に対する傾斜角度αを20
°以上にしたジグザグ形状の主溝2を設けたことによ
り、図2のようにウェット路面においてタイヤTに対し
て水深dが深い場合でも、進行方向前方の水を主溝2の
傾斜角度αに沿ってタイヤ側方へ分散させて排出するの
で、車体前方への水のはね上げ高さを低減することがで
きる。また、主溝2は、タイヤ赤道近傍において路面の
水を良好に排水するので、トレッド面1が水膜上に浮き
上がることを防止することができる。
2aから主溝2を延長するように副溝3が設けられてい
る。この副溝3は端部がタイヤ赤道を中心とするW/2
の領域外にまで延びている。また、副溝3はタイヤ赤道
に対する傾斜角度βが主溝2の傾斜角度αよりも大きく
なるように設定されている。上述したスクーター用タイ
ヤによれば、トレッド面1のタイヤ赤道を中心とするW
/3の領域内に、タイヤ赤道に対する傾斜角度αを20
°以上にしたジグザグ形状の主溝2を設けたことによ
り、図2のようにウェット路面においてタイヤTに対し
て水深dが深い場合でも、進行方向前方の水を主溝2の
傾斜角度αに沿ってタイヤ側方へ分散させて排出するの
で、車体前方への水のはね上げ高さを低減することがで
きる。また、主溝2は、タイヤ赤道近傍において路面の
水を良好に排水するので、トレッド面1が水膜上に浮き
上がることを防止することができる。
【0009】本発明において、主溝2はタイヤ赤道を中
心とするW/3の領域内に収めるようにする。主溝2の
隣接する屈曲部2a,2aの内壁間距離hが大きくて主
溝2がタイヤ赤道を中心とするW/3の領域からショル
ダー側へはみ出た場合、直進時のタイヤ接地面内に主溝
2が入りきれなくなり、接地面の一部がリブ状をなすた
め、水のはね上げが高くなってしまう。逆に、内壁間距
離hが小さくなり、主溝2がシースルー形状を形成する
ようになると、水を分散させる効果が得られなくなる。
この隣接する屈曲部2a,2aの内壁間距離hはW/2
0〜W/5にすることが好ましい。
心とするW/3の領域内に収めるようにする。主溝2の
隣接する屈曲部2a,2aの内壁間距離hが大きくて主
溝2がタイヤ赤道を中心とするW/3の領域からショル
ダー側へはみ出た場合、直進時のタイヤ接地面内に主溝
2が入りきれなくなり、接地面の一部がリブ状をなすた
め、水のはね上げが高くなってしまう。逆に、内壁間距
離hが小さくなり、主溝2がシースルー形状を形成する
ようになると、水を分散させる効果が得られなくなる。
この隣接する屈曲部2a,2aの内壁間距離hはW/2
0〜W/5にすることが好ましい。
【0010】また、主溝2はタイヤ赤道に対する傾斜角
度αが20°以上に設定するようにする。これは、傾斜
角度αが20°未満であると、水を分散させる効果が得
られなくなるからである。この傾斜角度αの上限は、4
5°以下にすることが好ましい。更に、主溝2のジグザ
グピッチは、タイヤ外径の13%以下にすることが好ま
しい。すなわち、上記のようなW/3の領域内におい
て、タイヤ外径の13%を超えるピッチでジグザグ状の
主溝2を設けると、結果的に傾斜角度αが小さくなり、
水を分散させる効果が低下してしまうからである。
度αが20°以上に設定するようにする。これは、傾斜
角度αが20°未満であると、水を分散させる効果が得
られなくなるからである。この傾斜角度αの上限は、4
5°以下にすることが好ましい。更に、主溝2のジグザ
グピッチは、タイヤ外径の13%以下にすることが好ま
しい。すなわち、上記のようなW/3の領域内におい
て、タイヤ外径の13%を超えるピッチでジグザグ状の
主溝2を設けると、結果的に傾斜角度αが小さくなり、
水を分散させる効果が低下してしまうからである。
【0011】また、本発明では、上記実施例のように主
溝2の屈曲部2aからショルダー側に延長する副溝3を
設けるようにすることにより、タイヤ側方への排水性を
向上させることができる。しかも、副溝3がトレッド中
央付近の水をタイヤ側方に排水することにより、その分
だけタイヤ前方へ排出する水の量が減少し、車体前方の
水のはね上げ高さを低減することができる。このように
水をタイヤ側方に排水するためには、副溝3の端部を少
なくとも車両直立状態におけるトレッド接地幅端部より
も外側に配置する必要がある。このため、副溝3の端部
はタイヤ赤道を中心とするW/2の領域外に配置するこ
とが好ましい。
溝2の屈曲部2aからショルダー側に延長する副溝3を
設けるようにすることにより、タイヤ側方への排水性を
向上させることができる。しかも、副溝3がトレッド中
央付近の水をタイヤ側方に排水することにより、その分
だけタイヤ前方へ排出する水の量が減少し、車体前方の
水のはね上げ高さを低減することができる。このように
水をタイヤ側方に排水するためには、副溝3の端部を少
なくとも車両直立状態におけるトレッド接地幅端部より
も外側に配置する必要がある。このため、副溝3の端部
はタイヤ赤道を中心とするW/2の領域外に配置するこ
とが好ましい。
【0012】
【実施例】タイヤサイズを3.00−8とし、トレッド
面に溝を設けていない比較タイヤ1と、トレッド中央に
ストレート溝を設けた比較タイヤ2と、トレッド面のタ
イヤ赤道を中心とするトレッド展開幅の1/3の領域内
にジグザグ形状の主溝を設けた本発明タイヤ1をそれぞ
れ製作した。なお、本発明タイヤ1において、主溝のタ
イヤ赤道に対する傾斜角度αを20°とした。
面に溝を設けていない比較タイヤ1と、トレッド中央に
ストレート溝を設けた比較タイヤ2と、トレッド面のタ
イヤ赤道を中心とするトレッド展開幅の1/3の領域内
にジグザグ形状の主溝を設けた本発明タイヤ1をそれぞ
れ製作した。なお、本発明タイヤ1において、主溝のタ
イヤ赤道に対する傾斜角度αを20°とした。
【0013】これら3種類のタイヤをそれぞれスクータ
ーの前輪に装着し、下記の方法により車両前方への水は
ね防止性能を評価し、その結果を表1に示した。 水はね防止性能 水深20mmのウェット路面を速度40km/hで走行
し、フロントフェンダーに付着した水滴の最大高さ位置
を測定した。評価結果は、測定値の逆数を求め、これを
比較タイヤ1を100とする指数により示した。この指
数値が大きいほど水はね防止性能が優れている。
ーの前輪に装着し、下記の方法により車両前方への水は
ね防止性能を評価し、その結果を表1に示した。 水はね防止性能 水深20mmのウェット路面を速度40km/hで走行
し、フロントフェンダーに付着した水滴の最大高さ位置
を測定した。評価結果は、測定値の逆数を求め、これを
比較タイヤ1を100とする指数により示した。この指
数値が大きいほど水はね防止性能が優れている。
【0014】 この表1から明らかなように、トレッド中央部にジグザ
グ形状の主溝を設けた本発明タイヤ1は、比較タイヤ
1,2に比べて車両前方への水はね防止性能が向上して
いた。
グ形状の主溝を設けた本発明タイヤ1は、比較タイヤ
1,2に比べて車両前方への水はね防止性能が向上して
いた。
【0015】次に、タイヤサイズを3.00−8とし、
トレッド面のタイヤ赤道を中心とするトレッド展開幅の
1/3の領域内にジグザグ形状の主溝を設け、その主溝
のタイヤ赤道に対する傾斜角度αをだけを種々異ならせ
た比較タイヤ3〜5と本発明タイヤ2,3をそれぞれ製
作した。これら5種類のタイヤをそれぞれスクーターの
前輪に装着し、上記と同様の方法により車両前方への水
はね防止性能を評価し、その結果を表2に示した。但
し、評価結果は、比較タイヤ3を100とする指数によ
り示した。
トレッド面のタイヤ赤道を中心とするトレッド展開幅の
1/3の領域内にジグザグ形状の主溝を設け、その主溝
のタイヤ赤道に対する傾斜角度αをだけを種々異ならせ
た比較タイヤ3〜5と本発明タイヤ2,3をそれぞれ製
作した。これら5種類のタイヤをそれぞれスクーターの
前輪に装着し、上記と同様の方法により車両前方への水
はね防止性能を評価し、その結果を表2に示した。但
し、評価結果は、比較タイヤ3を100とする指数によ
り示した。
【0016】 この表2から明らかなように、主溝のタイヤ赤道に対す
る傾斜角度αを20°以上にすることにより、水はね防
止性能が顕著に向上することが判った。
る傾斜角度αを20°以上にすることにより、水はね防
止性能が顕著に向上することが判った。
【0017】次に、タイヤサイズを3.00−8とし、
トレッド面のタイヤ赤道を中心とするトレッド展開幅の
1/3の領域内にジグザグ形状の主溝を設け、その主溝
のタイヤ赤道に対する傾斜角度αを20°にすると共
に、この主溝の屈曲部からショルダー側に延びる副溝を
設け、その副溝の形成領域を種々異ならせた本発明タイ
ヤ4〜6をそれぞれ製作した。
トレッド面のタイヤ赤道を中心とするトレッド展開幅の
1/3の領域内にジグザグ形状の主溝を設け、その主溝
のタイヤ赤道に対する傾斜角度αを20°にすると共
に、この主溝の屈曲部からショルダー側に延びる副溝を
設け、その副溝の形成領域を種々異ならせた本発明タイ
ヤ4〜6をそれぞれ製作した。
【0018】これら3種類のタイヤをそれぞれスクータ
ーの前輪に装着し、上記と同様の方法により車両前方へ
の水はね防止性能を評価し、その結果を表3に示した。
但し、評価結果は、上述の比較タイヤ3を100とする
指数により示した。 この表3から明らかなように、ジグザグ形状の主溝に加
えて、この主溝の屈曲部から延長する副溝を設けること
により、水はね防止性能が更に向上することが判った。
ーの前輪に装着し、上記と同様の方法により車両前方へ
の水はね防止性能を評価し、その結果を表3に示した。
但し、評価結果は、上述の比較タイヤ3を100とする
指数により示した。 この表3から明らかなように、ジグザグ形状の主溝に加
えて、この主溝の屈曲部から延長する副溝を設けること
により、水はね防止性能が更に向上することが判った。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
クーター用タイヤにおいて、トレッド面のタイヤ赤道を
中心とするトレッド展開幅の1/3の領域内に、タイヤ
赤道をジグザグに横切りながらタイヤ周方向に連続する
主溝を設け、この主溝のタイヤ赤道に対する傾斜角度を
20°以上にしたことにより、ウェット路面において水
深が深い場合や走行速度が速い場合でも、進行方向前方
の水を主溝の傾斜角度に沿ってタイヤ側方へ分散させて
排出するので、車体前方への水のはね上げ高さを低減す
ることができる。従って、車高が低く、タイヤ外径が小
さいスクーターにおいて、車体前部に設けたカゴの中の
荷物が被水したり、操縦者の視界が妨げられたりするこ
とを防止できる。
クーター用タイヤにおいて、トレッド面のタイヤ赤道を
中心とするトレッド展開幅の1/3の領域内に、タイヤ
赤道をジグザグに横切りながらタイヤ周方向に連続する
主溝を設け、この主溝のタイヤ赤道に対する傾斜角度を
20°以上にしたことにより、ウェット路面において水
深が深い場合や走行速度が速い場合でも、進行方向前方
の水を主溝の傾斜角度に沿ってタイヤ側方へ分散させて
排出するので、車体前方への水のはね上げ高さを低減す
ることができる。従って、車高が低く、タイヤ外径が小
さいスクーターにおいて、車体前部に設けたカゴの中の
荷物が被水したり、操縦者の視界が妨げられたりするこ
とを防止できる。
【図1】本発明の実施例からなるスクーター用タイヤの
トレッド面を示す展開図である。
トレッド面を示す展開図である。
【図2】スクーターの前輪部を示す正面図である。
【図3】スクーターの前輪部を示す側面図である。
1 トレッド面 2 主溝 2a 主溝の屈曲部 3 副溝
Claims (1)
- 【請求項1】 トレッド面のタイヤ赤道を中心とするト
レッド展開幅の1/3の領域内に、タイヤ赤道をジグザ
グ状に横切りながらタイヤ周方向に連続する主溝を設
け、この主溝のタイヤ赤道に対する傾斜角度を20°以
上にしたスクーター用タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4342667A JPH06183215A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | スクーター用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4342667A JPH06183215A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | スクーター用タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06183215A true JPH06183215A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18355562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4342667A Pending JPH06183215A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | スクーター用タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06183215A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223453A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Bridgestone Corp | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
JP2013193518A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
CN111201147A (zh) * | 2017-10-11 | 2020-05-26 | 株式会社普利司通 | 机动二轮车用轮胎 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP4342667A patent/JPH06183215A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223453A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Bridgestone Corp | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
JP2013193518A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
CN111201147A (zh) * | 2017-10-11 | 2020-05-26 | 株式会社普利司通 | 机动二轮车用轮胎 |
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