JPH06183124A - 転写箔の製造方法 - Google Patents
転写箔の製造方法Info
- Publication number
- JPH06183124A JPH06183124A JP4334299A JP33429992A JPH06183124A JP H06183124 A JPH06183124 A JP H06183124A JP 4334299 A JP4334299 A JP 4334299A JP 33429992 A JP33429992 A JP 33429992A JP H06183124 A JPH06183124 A JP H06183124A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】転写箔、特に箔切れの良い転写箔をスリットす
る際に、スリット屑の出ない様にした転写箔の製造方
法。 【構成】離型フィルム上に、剥離ニス層を隙間部をあけ
て数本の帯状に設け、さらにインキ層、接着ニスアンカ
ー層、接着ニス層、金属蒸着用アンカー層、金属蒸着層
等の転写ニスを有する転写箔の隙間部をスリットする、
転写箔の製造方法。
る際に、スリット屑の出ない様にした転写箔の製造方
法。 【構成】離型フィルム上に、剥離ニス層を隙間部をあけ
て数本の帯状に設け、さらにインキ層、接着ニスアンカ
ー層、接着ニス層、金属蒸着用アンカー層、金属蒸着層
等の転写ニスを有する転写箔の隙間部をスリットする、
転写箔の製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、転写箔、特に箔切れの
良い転写箔をスリットする際に、スリット屑の出ない様
にした転写箔の製造方法に関するものである。
良い転写箔をスリットする際に、スリット屑の出ない様
にした転写箔の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】転写箔は、離型フィルム上に、転写ニス
として少なくとも最内層に剥離ニス層と最外層に接着ニ
ス層とを有する多層構成になっており、剥離ニス層と接
着ニス層との間には、印刷インキ層、金属蒸着用アンカ
ー、金属蒸着層、接着ニスアンカー層を有することが多
い。転写箔は、転写箔の転写ニスを被転写体に転写させ
る。即ち離型フィルムと剥離ニス層との間から剥離して
転写させるようになっている。転写するには、被転写体
に被転写体より寸法の大きい転写箔を重ね、熱と圧とを
かけることにより、熱と圧とをかけられた部分の転写ニ
スを被転写体に転写させる。転写時に、転写ニスが、離
型フィルムより簡単に剥がれると同時に、熱と圧とをか
けられた部分と、熱と圧とをかからない部分のとの境界
で、綺麗に別れて切れ、所謂箔切れが良いことが必要で
あり、この為転写ニスは比較的脆く出来ている。又、巻
取り状の転写箔は、被転写体が小さい場合には、必要幅
にスリットされて、小幅の巻取りで使用される。
として少なくとも最内層に剥離ニス層と最外層に接着ニ
ス層とを有する多層構成になっており、剥離ニス層と接
着ニス層との間には、印刷インキ層、金属蒸着用アンカ
ー、金属蒸着層、接着ニスアンカー層を有することが多
い。転写箔は、転写箔の転写ニスを被転写体に転写させ
る。即ち離型フィルムと剥離ニス層との間から剥離して
転写させるようになっている。転写するには、被転写体
に被転写体より寸法の大きい転写箔を重ね、熱と圧とを
かけることにより、熱と圧とをかけられた部分の転写ニ
スを被転写体に転写させる。転写時に、転写ニスが、離
型フィルムより簡単に剥がれると同時に、熱と圧とをか
けられた部分と、熱と圧とをかからない部分のとの境界
で、綺麗に別れて切れ、所謂箔切れが良いことが必要で
あり、この為転写ニスは比較的脆く出来ている。又、巻
取り状の転写箔は、被転写体が小さい場合には、必要幅
にスリットされて、小幅の巻取りで使用される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、小幅の巻取
りに、スリッター機で転写箔をスリットすると、転写箔
の転写ニスが、簡単に剥がれる様に出来ているのと脆い
為に、スリット部分で転写ニスが剥がれて欠け屑（スリ
ット屑）が発生しやすく、このスリット屑が転写箔内に
付着して、そのまま巻き取られ、転写時にはスリット屑
が転写され、製品に不良品が出ると言う問題点が起こ
る。又、スリッター機でスリットするスピードを遅くす
ると、スリット屑の発生が抑えられるが、２０ｍ／ｍｉ
ｎから３０ｍ／ｍｉｎの遅いスピードでも、スリット屑
の発生することがあると言う問題点がある。
りに、スリッター機で転写箔をスリットすると、転写箔
の転写ニスが、簡単に剥がれる様に出来ているのと脆い
為に、スリット部分で転写ニスが剥がれて欠け屑（スリ
ット屑）が発生しやすく、このスリット屑が転写箔内に
付着して、そのまま巻き取られ、転写時にはスリット屑
が転写され、製品に不良品が出ると言う問題点が起こ
る。又、スリッター機でスリットするスピードを遅くす
ると、スリット屑の発生が抑えられるが、２０ｍ／ｍｉ
ｎから３０ｍ／ｍｉｎの遅いスピードでも、スリット屑
の発生することがあると言う問題点がある。
【０００４】本発明は、前記問題点を解決する転写箔の
製造方法を提供するものである。
製造方法を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明は、
離型フィルム上に、少なくとも剥離ニス層、インキ層、
接着ニスアンカー層、及び接着ニス層を有する転写ニス
層を設けた転写箔の製造方法において、離型フィルム上
に、剥離ニス層を隙間部をあけて数本の帯状に設け、次
にこの帯状剥離ニス層上にインキ層を設け、さらに全面
に接着ニスアンカー層と接着ニス層とを順次設けて、前
記隙間部をスリットすることを特徴とする転写箔の製造
方法である。
離型フィルム上に、少なくとも剥離ニス層、インキ層、
接着ニスアンカー層、及び接着ニス層を有する転写ニス
層を設けた転写箔の製造方法において、離型フィルム上
に、剥離ニス層を隙間部をあけて数本の帯状に設け、次
にこの帯状剥離ニス層上にインキ層を設け、さらに全面
に接着ニスアンカー層と接着ニス層とを順次設けて、前
記隙間部をスリットすることを特徴とする転写箔の製造
方法である。
【０００６】本発明の第二の発明は、離型フィルム上
に、少なくとも剥離ニス層、接着ニス層、金属蒸着用ア
ンカー層及び金属蒸着層を有する転写ニス層を設けた転
写箔の製造方法において、離型フィルム上に、剥離ニス
層を隙間部をあけて数本の帯状に設け、次にこの帯状剥
離ニス層上にインキ層を設け、さらに全面に金属蒸着用
アンカー層と金属蒸着層と接着ニスアンカー層と接着ニ
ス層とを順次設けて、前記隙間部をスリットすることを
特徴とする転写箔の製造方法である。
に、少なくとも剥離ニス層、接着ニス層、金属蒸着用ア
ンカー層及び金属蒸着層を有する転写ニス層を設けた転
写箔の製造方法において、離型フィルム上に、剥離ニス
層を隙間部をあけて数本の帯状に設け、次にこの帯状剥
離ニス層上にインキ層を設け、さらに全面に金属蒸着用
アンカー層と金属蒸着層と接着ニスアンカー層と接着ニ
ス層とを順次設けて、前記隙間部をスリットすることを
特徴とする転写箔の製造方法である。
【０００７】本発明の第一の発明又は第二の発明におい
て、離型フィルム上に、スリット用又は見当合わせ用の
印刷柄を設けた転写箔の製造方法である。
て、離型フィルム上に、スリット用又は見当合わせ用の
印刷柄を設けた転写箔の製造方法である。
【０００８】
【作用】離型フィルム上に隙間部があり、この部分は直
接に接着ニスアンカー層又は金属蒸着用アンカー層が接
着しているので、隙間部をスリッター機でスリットして
も転写ニスが離型フィルムから剥離してスリット屑が出
ることを防ぐことが出来る。
接に接着ニスアンカー層又は金属蒸着用アンカー層が接
着しているので、隙間部をスリッター機でスリットして
も転写ニスが離型フィルムから剥離してスリット屑が出
ることを防ぐことが出来る。
【０００９】本発明を詳細に説明する。転写箔の一般的
構成は、（ａ）離型フィルム上に転写ニスとして、順に
剥離ニス層、印刷インキ層、接着ニスアンカー層、接着
ニス層を設けたもの、（ｂ）又は金属蒸着層を含むもの
として、離型フィルム上に転写ニスとして、順に剥離ニ
ス層、印刷インキ層、金属蒸着用接着アンカー層、金属
蒸着層、接着ニスアンカー層、接着ニス層を設けたもの
である。
構成は、（ａ）離型フィルム上に転写ニスとして、順に
剥離ニス層、印刷インキ層、接着ニスアンカー層、接着
ニス層を設けたもの、（ｂ）又は金属蒸着層を含むもの
として、離型フィルム上に転写ニスとして、順に剥離ニ
ス層、印刷インキ層、金属蒸着用接着アンカー層、金属
蒸着層、接着ニスアンカー層、接着ニス層を設けたもの
である。
【００１０】離型フィルムは、ポリエステル樹脂等のプ
ラスチックフィルムか、又はプラスチックフィルムや紙
の上にシリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の離型樹脂（以
後離型ニスと称する）層を設けたものである。離型ニス
は、剥離性の調整、転写後の転写ニスの艶調整等を図る
ものである。
ラスチックフィルムか、又はプラスチックフィルムや紙
の上にシリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の離型樹脂（以
後離型ニスと称する）層を設けたものである。離型ニス
は、剥離性の調整、転写後の転写ニスの艶調整等を図る
ものである。
【００１１】剥離ニスは転写ニスが被転写体に転写され
た時に、被転写体の最外層に来るもので透明であり、転
写箔の製造時、運搬時、取扱い時には、離型フィルムか
ら剥離ニスが剥がれることのない程度の離型フィルムと
の接着力を持ち、転写時には、離型フィルムから簡単に
剥がれる必要がある。印刷インキ層は転写ニスが被転写
体に転写された時に、表面に見える印刷柄である。接着
ニスの働きは、被転写体と接着を受け持つものである。
接着ニスは、接着ニス単独の場合もあるが、接着ニス層
を設ける前に、接着ニスアンカー層を設けることが多
い。接着ニスアンカー層は剥離ニス、印刷インキ、又は
金属蒸着層等の接着ニス層を設けた時の前の層と接着ニ
ス層との接着を良くする為である。本発明の場合は、接
着ニスアンカー層は離型フィルムとの接着が良いことも
考慮する必要がある。金属蒸着用アンカーは、金属蒸着
層の前に設けるもので、金属蒸着層と剥離ニス、印刷イ
ンキ等の金属蒸着層を設ける前の層との接着を良くする
ものである。本発明の場合は、離型フィルムとの接着の
良いことも考慮する必要がある。金属蒸着層は、転写ニ
スが被転写体に転写された時に、表面に金属光沢が必要
な時に設けられる。
た時に、被転写体の最外層に来るもので透明であり、転
写箔の製造時、運搬時、取扱い時には、離型フィルムか
ら剥離ニスが剥がれることのない程度の離型フィルムと
の接着力を持ち、転写時には、離型フィルムから簡単に
剥がれる必要がある。印刷インキ層は転写ニスが被転写
体に転写された時に、表面に見える印刷柄である。接着
ニスの働きは、被転写体と接着を受け持つものである。
接着ニスは、接着ニス単独の場合もあるが、接着ニス層
を設ける前に、接着ニスアンカー層を設けることが多
い。接着ニスアンカー層は剥離ニス、印刷インキ、又は
金属蒸着層等の接着ニス層を設けた時の前の層と接着ニ
ス層との接着を良くする為である。本発明の場合は、接
着ニスアンカー層は離型フィルムとの接着が良いことも
考慮する必要がある。金属蒸着用アンカーは、金属蒸着
層の前に設けるもので、金属蒸着層と剥離ニス、印刷イ
ンキ等の金属蒸着層を設ける前の層との接着を良くする
ものである。本発明の場合は、離型フィルムとの接着の
良いことも考慮する必要がある。金属蒸着層は、転写ニ
スが被転写体に転写された時に、表面に金属光沢が必要
な時に設けられる。
【００１２】剥離ニス、接着ニス、接着ニスアンカー、
金属蒸着用アンカーの各層は二度重ね刷りすることもあ
る。箔切れを良くする為には、各層、即ち剥離ニス、接
着ニス、接着ニスアンカー、金属蒸着用アンカー、印刷
インキの材料は、合成樹脂主体に出来ているが、合成樹
脂そのものが脆いもの、合成樹脂に充填材（顔料、無機
質粉末）を混ぜる、層の厚み等を考慮して選ばれる。特
に離型フィルムとの接着を考慮する必要がある接着ニ
ス、接着ニスアンカー、又は金属蒸着用アンカーは接着
性改良添加材を加えると良い。剥離ニスの離型フィルム
との接着を良くすればスリット屑の発生は防げると考え
られるが、剥離ニスが離型フィルムから離型し憎くなく
なることが予想され、対策としては、採りえない。金属
蒸着層は極めて薄い為に箔切れは良好である。
金属蒸着用アンカーの各層は二度重ね刷りすることもあ
る。箔切れを良くする為には、各層、即ち剥離ニス、接
着ニス、接着ニスアンカー、金属蒸着用アンカー、印刷
インキの材料は、合成樹脂主体に出来ているが、合成樹
脂そのものが脆いもの、合成樹脂に充填材（顔料、無機
質粉末）を混ぜる、層の厚み等を考慮して選ばれる。特
に離型フィルムとの接着を考慮する必要がある接着ニ
ス、接着ニスアンカー、又は金属蒸着用アンカーは接着
性改良添加材を加えると良い。剥離ニスの離型フィルム
との接着を良くすればスリット屑の発生は防げると考え
られるが、剥離ニスが離型フィルムから離型し憎くなく
なることが予想され、対策としては、採りえない。金属
蒸着層は極めて薄い為に箔切れは良好である。
【００１３】離型フィルムには、予め見当合わせ用のマ
ークを印刷して設けておくと良い。特に部分的に剥離ニ
ス層を設ける場合に、透明な剥離ニス層を二回重ね刷り
する場合にに必要である。又はスリット位置を示すマー
クであっても良い。
ークを印刷して設けておくと良い。特に部分的に剥離ニ
ス層を設ける場合に、透明な剥離ニス層を二回重ね刷り
する場合にに必要である。又はスリット位置を示すマー
クであっても良い。
【００１４】見当合わせ用のマーク、剥離ニス、印刷イ
ンキ、接着ニスアンカー、接着ニス金属蒸着用アンカー
の各層は、通常グラビヤ多色印刷機で同時に印刷され
る。金属蒸着層を有する転写箔については、金属蒸着層
を設けるのに、別機即ち金属蒸着機を用いる。
ンキ、接着ニスアンカー、接着ニス金属蒸着用アンカー
の各層は、通常グラビヤ多色印刷機で同時に印刷され
る。金属蒸着層を有する転写箔については、金属蒸着層
を設けるのに、別機即ち金属蒸着機を用いる。
【００１５】
【実施例】本発明の実施例を図１から図３を使用して詳
細に説明する。
細に説明する。
【００１６】＜実施例１＞図１のように、多色グラビヤ
印刷機で、巻取り状のポリエステルフィルム（厚み３８
μｍ）１０を繰り出し、１色目の版で全面に離型ニス
（ウレタン系樹脂）１１を印刷して離型フィルム１２と
し、２色目の版で見当合わせ用マーク１３及びスリッタ
ー用マーク１４を黒色インキで印刷し、３と４色目の版
で剥離ニス（塩化ゴムを）１５を図３の様に隙間部１７
を残して三ケの帯状１６に２度重ね印刷し、５と６色目
の版で、剥離ニス１５上に印刷インキ１８（塩化ゴム系
インキ）で柄を印刷し、７色目の版で、全面に接着ニス
アンカー１９を印刷し、８と９色目の版で接着ニス層２
０（アクリル系樹脂）を２度重ね印刷した。この様にし
て転写箔２１を製造した。
印刷機で、巻取り状のポリエステルフィルム（厚み３８
μｍ）１０を繰り出し、１色目の版で全面に離型ニス
（ウレタン系樹脂）１１を印刷して離型フィルム１２と
し、２色目の版で見当合わせ用マーク１３及びスリッタ
ー用マーク１４を黒色インキで印刷し、３と４色目の版
で剥離ニス（塩化ゴムを）１５を図３の様に隙間部１７
を残して三ケの帯状１６に２度重ね印刷し、５と６色目
の版で、剥離ニス１５上に印刷インキ１８（塩化ゴム系
インキ）で柄を印刷し、７色目の版で、全面に接着ニス
アンカー１９を印刷し、８と９色目の版で接着ニス層２
０（アクリル系樹脂）を２度重ね印刷した。この様にし
て転写箔２１を製造した。
【００１７】スリッター機で、転写箔２１の隙間部１７
のほぼ中央をスリットした。隙間部部１７はポリエステ
ルフィルム１０上に直接接着アンカー層１９が乗ってい
るので、離型フィルム１２から転写ニス２２が剥がれる
ことがなく、従ってスリット屑が発生することはなかっ
た。又、スリットのスピードを７０ｍ／ｍｉｎにして
も、スリット屑が発生することはなかった。
のほぼ中央をスリットした。隙間部部１７はポリエステ
ルフィルム１０上に直接接着アンカー層１９が乗ってい
るので、離型フィルム１２から転写ニス２２が剥がれる
ことがなく、従ってスリット屑が発生することはなかっ
た。又、スリットのスピードを７０ｍ／ｍｉｎにして
も、スリット屑が発生することはなかった。
【００１８】＜実施例２＞図３のように、本多色グラビ
ヤ印刷機を使用し、巻取り状のポリエステルフィルム１
０（厚み３８μｍ）を繰り出し、１色目の版で全面に離
型ニス１１（ウレタン系樹脂）を印刷して離型フィルム
１２とし、２色目の版で見当合わせ用マーク１３及びス
リッター用マーク１４を黒色インキで印刷し、３と４色
目の版で剥離ニス（塩化ゴム）１５を図３の様に隙間部
１７を残して三ケの帯状１６に２度重ね印刷し、５色目
の版で剥離ニス１５上に印刷インキ１８（塩化ゴム系イ
ンキ）で柄を印刷し、６色目の版で全面に金属蒸着用ア
ンカー層２３を設けて巻き取った。
ヤ印刷機を使用し、巻取り状のポリエステルフィルム１
０（厚み３８μｍ）を繰り出し、１色目の版で全面に離
型ニス１１（ウレタン系樹脂）を印刷して離型フィルム
１２とし、２色目の版で見当合わせ用マーク１３及びス
リッター用マーク１４を黒色インキで印刷し、３と４色
目の版で剥離ニス（塩化ゴム）１５を図３の様に隙間部
１７を残して三ケの帯状１６に２度重ね印刷し、５色目
の版で剥離ニス１５上に印刷インキ１８（塩化ゴム系イ
ンキ）で柄を印刷し、６色目の版で全面に金属蒸着用ア
ンカー層２３を設けて巻き取った。
【００１９】金属蒸着機で、金属蒸着用アンカー層２３
上に全面にアルミニウム蒸着層２４を設けた。再度多色
グラビヤ印刷機を使用し、１色目の版で全面に接着ニス
アンカー１９を印刷し、３と４色目の版で接着ニス層２
０（アクリル系樹脂）を２度重ね印刷した。このように
して転写箔２１を製造した。
上に全面にアルミニウム蒸着層２４を設けた。再度多色
グラビヤ印刷機を使用し、１色目の版で全面に接着ニス
アンカー１９を印刷し、３と４色目の版で接着ニス層２
０（アクリル系樹脂）を２度重ね印刷した。このように
して転写箔２１を製造した。
【００２０】スリッター機で、転写箔２１の隙間部１７
のほぼ中央をスリットした。スリット部１２は離型フィ
ルム１２上にに直接金属蒸着用アンカー層２３が乗って
いるので、離型フィルム１２から転写ニス２２が剥がれ
ることがなく、従ってスリット屑が発生することはなか
った。又、スリットのスピードを７０ｍ／ｍｉｎにして
も、スリット屑が発生することはなかった。
のほぼ中央をスリットした。スリット部１２は離型フィ
ルム１２上にに直接金属蒸着用アンカー層２３が乗って
いるので、離型フィルム１２から転写ニス２２が剥がれ
ることがなく、従ってスリット屑が発生することはなか
った。又、スリットのスピードを７０ｍ／ｍｉｎにして
も、スリット屑が発生することはなかった。
【００２１】
【発明の効果】以上実施例に示すとおり、転写箔のスリ
ッターにおいてスリット屑が発生を抑えることができ
た。又スリット屑が発生を抑えられたのでスリッター機
のスリッターのスピードを従来のスピードより大幅にあ
げられ、生産性が高まった。
ッターにおいてスリット屑が発生を抑えることができ
た。又スリット屑が発生を抑えられたのでスリッター機
のスリッターのスピードを従来のスピードより大幅にあ
げられ、生産性が高まった。
【図１】本発明の実施例１における転写箔の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の実施例２における金属蒸着層を有する
転写箔の断面図である。
転写箔の断面図である。
【図３】本発明の実施例１と実施例２におけるポリエス
テルフィルム上に剥離ニスを三本の帯状に印刷し、即ち
剥離ニスを部分的に設けた状態の平面図である。
テルフィルム上に剥離ニスを三本の帯状に印刷し、即ち
剥離ニスを部分的に設けた状態の平面図である。
１０…ポリエステルフィルム １１…離型ニス １２…離型フィルム １３…見当合わせ用マーク １４…スリッター用マーク １５…剥離ニス １６…帯状 １７…隙間部 １８…印刷インキ層 １９…接着ニスアンカー ２０…接着ニス ２１…転写箔 ２２…転写ニス
Claims (3)
- 【請求項１】離型フィルム上に、少なくとも剥離ニス
層、インキ層、接着ニスアンカー層、及び接着ニス層を
有する転写ニス層を設けた転写箔の製造方法において、
離型フィルム上に、剥離ニス層を隙間部をあけて数本の
帯状に設け、次にこの帯状剥離ニス層上にインキ層を設
け、さらに全面に接着ニスアンカー層と接着ニス層とを
順次設けて、前記隙間部をスリットすることを特徴とす
る転写箔の製造方法。 - 【請求項２】離型フィルム上に、少なくとも剥離ニス
層、接着ニス層、金属蒸着用アンカー層及び金属蒸着層
を有する転写ニス層を設けた転写箔の製造方法におい
て、離型フィルム上に、剥離ニス層を隙間部をあけて数
本の帯状に設け、次にこの帯状剥離ニス層上にインキ層
を設け、さらに全面に金属蒸着用アンカー層と金属蒸着
層と接着ニスアンカー層と接着ニス層とを順次設けて、
前記隙間部をスリットすることを特徴とする転写箔の製
造方法。 - 【請求項３】離型フィルム上に、スリット用又は見当合
わせ用の印刷柄を設けた請求項１又は請求項２記載の転
写箔の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4334299A JPH06183124A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 転写箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4334299A JPH06183124A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 転写箔の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06183124A true JPH06183124A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18275794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4334299A Pending JPH06183124A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 転写箔の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06183124A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010036480A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Reiko Co Ltd | 箔こぼれ防止転写フイルム |
| US11104047B2 (en) * | 2016-07-07 | 2021-08-31 | Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg | Transfer film, method for producing a transfer film, use of a transfer film, and method for coating a component |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP4334299A patent/JPH06183124A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010036480A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Reiko Co Ltd | 箔こぼれ防止転写フイルム |
| US11104047B2 (en) * | 2016-07-07 | 2021-08-31 | Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg | Transfer film, method for producing a transfer film, use of a transfer film, and method for coating a component |
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