JPH06183062A - 文字処理装置 - Google Patents

文字処理装置

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JPH06183062A
JPH06183062A JP4353891A JP35389192A JPH06183062A JP H06183062 A JPH06183062 A JP H06183062A JP 4353891 A JP4353891 A JP 4353891A JP 35389192 A JP35389192 A JP 35389192A JP H06183062 A JPH06183062 A JP H06183062A
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JP
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character
font
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JP4353891A
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English (en)
Inventor
Yozo Kashima
洋三 鹿島
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォントキャッシュメモリの使用効率を大幅
に向上することができる文字処理装置を提供すること。 【構成】 出現傾向検出手段100は、文書の予定の範
囲を対象に、各文字の出現傾向を予め検出する。分類手
段200は、前記出現傾向に基づいて、各文字を、文書
中の狭い範囲で出現するローカル文字および広範囲にわ
たって出現するグローバル文字に分類する。展開手段3
00は、印字要求のあった文字をベクトルフォント40
0から読み出して展開し、ローカル文字はローカルフォ
ントキャッシュメモリ500Lへ登録し、グローバル文
字はグローバルフォントキャッシュメモリ500Gへ登
録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字処理装置に係り、特
に、ベクトル形式で表された文字等の図形データ(ベク
トルフォント)をドット形式のデータに展開して登録す
るフォントキャッシュメモリを備えた文字処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、日本語ワードプロセッサ等におけ
るプリント装置においては、24×24〜56×56ド
ット程度の点の集まりで一つの文字パターンを表すドッ
トフォントか、ベクトルデータを組合わせることにより
一つの文字を表すベクトルフォントのどちらかを採用し
ている。
【0003】そのうち、ベクトルフォントは、ドットフ
ォントに比較して、文字を大きく拡大しても輪郭がなめ
らかで綺麗に印字できるという利点があるため、多くの
プリント装置で採用されている。
【0004】ベクトルフォントにおいては、ある印字要
求があった時、その文字コードに対応するベクトルデー
タをベクトルデータ記憶部から読み出した後、ベクトル
演算を行ってフォントの輪郭を描き、輪郭内部を塗り潰
すことにより、ドットパターンを生成することができ
る。
【0005】このようにして生成されたベクトルフォン
トのドットパターンは、フォントキャッシュに記憶され
る。つまり、フォントキャッシュメモリは、ベクトル演
算、輪郭作成、塗り潰しによって生成されたベクトルフ
ォントのドットパターンを記憶するメモリである。
【0006】生成されたドットパターンは、次々に、フ
ォントキャッシュメモリに格納される。もし、新たに印
字したい文字がフォントキャッシュメモリ内に既に存在
すれば、新たにベクトル演算、輪郭作成、塗り潰し作業
を行う必要がなく、フォントキャッシュメモリ内の文字
のドットパターンを使って印字することができるため、
印字速度が向上する。
【0007】理想的には、あらゆるフォントを次々にフ
ォントキャッシュメモリに格納すれば、最終的には、ド
ットパターンを生成する必要がなくなり、全てのフォン
トをフォントキャッシュメモリ内の文字のドットパター
ンを使って印字することができるため、印字速度はドッ
トフォントを使った場合と同等になる。
【0008】しかし、フォントキャッシュメモリの記憶
領域は有限であるため、使われなくなったドットパター
ンは追出して、新しいドットパターンを格納するとい
う、ドットパターンの入替えを行わなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来は、どのドットパ
ターンが必要でないかを判定するために、FIFO方
式、LRU方式などの方式が一般的に使用されている。
【0010】FIFO(First in First out) 方式フォ
ントキャッシュは、フォントキャッシュメモリに格納さ
れた時刻の古いものから先に追出していく方式であり、
簡単に実現できるというメリットがある。この方式を開
示している公報として、例えば特開平3−48286号
公報「文字処理系におけるフォントキャッシュ制御方
式」がある。
【0011】しかしながら、使用頻度が高い文字であっ
ても、フォントキャッシュメモリに格納された時刻が古
くなれば、フォントキャッシュメモリから追出されてし
まうので、フォントキャッシュメモリ内のドットパター
ンの再利用率(すなわち、フォントキャッシュメモリ内
に格納されているデータが再び利用される割合)が低い
という問題がある。
【0012】LRU(Least Recentry Used) 方式フォン
トキャッシュは、フォントキャッシュメモリに格納され
ているもののうち、使用された時刻の古いものから先に
追出されていく方式であるので、必然的に使用頻度の低
いものから順に追出されていくことになる。よって、フ
ォントキャッシュメモリ内には、使用頻度の高いものが
残されることになり、ドットパターンの再利用率は向上
するというメリットがある。
【0013】この方式を開示している公報として、例え
ば特開昭61−190382号公報「文字フォント管理
方式」、特開昭61−230189号公報「文字パター
ンローディング方式」、および特開平3−200196
号公報「文字表示方式」等がある。
【0014】しかしながら、文書の局所において頻繁に
使用される文字と、文書の全般にわたって平均的に使用
される文字とがあると、平均的に使用される文字が局所
的に使用される文字のためにフォントキャッシュメモリ
から削除されてしまい、フォントキャッシュメモリの使
用効率を十分に上げることができないという問題があっ
た。
【0015】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、フォントキャッシュメモリの再利用率を向
上することができるプリント装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、ベクトルフォントをドットパター
ンに展開して登録するフォントキャッシュメモリを備え
た文字処理装置において、文書の予定の範囲を対象に、
各文字の出現傾向を予め検出する手段と、前記出現傾向
に基づいて、各文字を局部的に出現するローカル文字お
よび全体的に出現するグローバル文字に分類する手段
と、ローカル文字のドットパターンを記憶する第1のフ
ォントキャッシュメモリと、グローバル文字のドットパ
ターンを記憶する第2のフォントキャッシュメモリとを
具備した点に特徴がある。
【0017】
【作用】上記した構成によれば、各文字が予めローカル
文字またはグローバル文字に分類され、それぞれ別々の
フォントキャッシュメモリへ登録されるので、ローカル
文字が多数登録されることによって、グローバル文字が
フォントキャッシュメモリから追い出されることが防止
される。
【0018】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明を詳細に説明
する。図1は、本発明の文字処理装置の機能ブロック図
である。
【0019】同図において、出現傾向検出手段100
は、文書の予定の範囲を対象に、各文字の出現傾向を予
め検出する。分類手段200は、前記出現傾向に基づい
て、各文字を、文書中の狭い範囲で出現する局部的出現
文字(ローカル文字)および広範囲にわたって出現する
全体的出現文字(グローバル文字)に分類する。
【0020】展開手段300は、印字要求のあった文字
をベクトルフォント400から読み出して展開し、ロー
カル文字は第1のフォントキャッシュメモリ(ローカル
フォントキャッシュメモリ:LFCM)500Lへ登録
し、グローバル文字は第2のフォントキャッシュメモリ
(グローバルフォントキャッシュメモリ:GFCM)5
00Gへ登録する。
【0021】図2は、本発明の一実施例である文字処理
装置(プリンタ装置)のハード構成を示すブロック図で
ある。
【0022】図において、ROM2には、当該文字処理
装置の全体の動作を制御するプログラム、フォントキャ
ッシュメモリ8を制御するプログラム、電源を入れた直
後のプリンタの動作を規定するプログラム、各文字の出
現範囲を予め検出するためのプログラム、各文字をロー
カル文字およびグローバル文字に分類するためのプログ
ラム等が格納されている。RAM3は、CPU1のスタ
ックの退避エリアやワークエリア等に使用される。
【0023】フォントキャッシュメモリ8は、ローカル
文字を記憶するローカルフォントキャッシュメモリ部8
Lとグローバル文字を記憶するグローバルフォントキャ
ッシュメモリ部8Gとを有する。
【0024】CPU1は、プリンタインタフェイス4を
通じて、プリンタエンジン5に命令やイメージデータを
送信し、逆に、プリンタエンジン5は、該プリンタイン
タフェイス4を通じて、プリンタエンジン内部の状態を
CPU1に送信する。プリンタエンジン5は、プリンタ
インタフェイス4を通じて送信されたイメージデータ
を、実際に紙に印字する。
【0025】前記CPU1は、ホストインタフェイス7
を介して、ホストワークステーション6から印字すべき
文書のデータやプリント制御命令等を受取り、それらを
もとに、ベクトルフォントメモリ9に記憶されたベクト
ル形式のデータをドット形式のデータに展開してページ
メモリ10に1ページ分のビットマップイメージを形成
し、プリンタエンジン5に送出するという動作を制御す
る。
【0026】次に、前記ホストワークステーション6か
らCPU1が受取る文書データの構成の一例を、図13
を参照して説明する。
【0027】文書データ1ページ分の構成は、位置指定
命令と、文書の内容である一字々々に対する命令と、ペ
ージ印刷命令等からなっている。位置指令命令は文書の
一字目の印字位置を指示する命令である。前記一字々々
に対する命令は、フォント設定命令、文字印字命令等か
らなっている。また、ページ印刷命令は、文書データの
各ページの末尾に設けられている。さらに、最終ページ
の末尾にはファイル終了記号(図示せず)が設けられて
いる。
【0028】なお、図13には、本発明の動作と関係す
る命令のみが記されており、他の命令の記載は省略され
ている。
【0029】次に、図3〜図7に示されているフローチ
ャート、および図13の文書データを参照して、文書処
理装置のCPU1によるフォントキャッシュメモリ8の
制御動作を説明する。
【0030】図3のステップS1において、CPU1は
まずホストワークステーション6から文書データを受取
る。該文書データは、ページメモリ10の空き領域、又
はRAM3に保存される。
【0031】次に、ステップS2へ進んで、文字の出現
範囲を調べる単位の設定が行われる。例えば、1文書が
該範囲として設定される。この範囲の設定は、どのよう
に行っても良いが、本実施例では、ホストワークステー
ション6からの指示によって決定するものとする。
【0032】いま、前記ステップS2の範囲設定によ
り、図13に示されている文書データが設定されたとす
ると、ステップS3では、各文字の出現傾向を求める為
のプレスキャン処理が実行される。具体的には、文書
(ファイル)中に出現する全ての文字に関して、文書中
での最初の出現場所と最後の出現場所とを求め、これに
基づいて各文字をグローバル文字またはローカル文字の
いずれかに分類する。
【0033】図4は、当該プレスキャンを詳細に示した
フローチャートである。
【0034】プレスキャンでは、図4のステップS30
2において、指定された範囲から1命令が読み込まれ
る。初めは位置指定命令が入力されるので、ステップS
303の判断は否定になり、ステップS306では、フ
ォント設定命令であるか否かの判断がなされる。この判
断が否定になると、ステップS308では、文字印字命
令か否かの判断がなされる。この実施例では、この判断
も否定となり、当該処理はステップS302へ戻って次
の1命令が入力される。
【0035】図13から明らかなように、今度はフォン
ト設定命令(12ポ、明朝体)が入力されるので、ステ
ップS303の判断は再び否定になり、ステップS30
6に進む。今度はステップS306の判断が肯定となる
のでステップS307へ進み、カレント・フォントが更
新される。すなわち、本例では、カレント・フォント
(サイズと書体)が「12ポ、明朝体」に設定される。
【0036】ステップS307の処理が終わるとステッ
プS302に戻り、次の1命令が入力される。本例で
は、文字印字命令(あ)が入力される。このため、ステ
ップS302に続くステップS303、S306の各判
断は否定となり、ステップS308の判断が肯定となっ
てステップS309へ進む。
【0037】ステップS309では、先に読み込まれた
カレント・フォント(12ポ、明朝体)および(あ)の
文字コードをキーとして、文字出現場所記憶テーブルが
検索される。
【0038】ステップS310では、当該文字に関する
エリアが文字出現場所記憶テーブルに設定されているか
否かの判断がなされる。設定されていない時にはステッ
プS312に進んで、前記カレント・フォント「12
ポ、明朝体」と文字コード(あ)に対応するエリアが設
定され、“最初の出現場所”を登録するエリアに現在の
スキャンアドレス(バイト)が登録される。
【0039】図8は、文字出現場所記憶テーブルの一例
を示した図であり、例えばRAM3上に設けられる。文
字出現場所記憶テーブルでは、文字ごとに最初の出現場
所と最後の出現場所とがバイトで管理されている。図に
おいて、「明12あ」は、書体が明朝体でサイズが12
ポの文字[あ]を示し、「ゴ8た」は、書体がゴシック
体でサイズが8ポの文字[た]を示している。
【0040】なお、実際には、このときの文字出現場所
記憶テーブルには「明12あ」のみが登録されるが、図
8では、便宜上「明12あ」以外の文字も記録されてい
るように記載している。
【0041】上記の処理が行われると、再度ステップS
302に戻り、次の1命令の入力が行われる。ここで、
前記ページ印刷命令、フォント設定命令、文字印字命令
以外の命令が入力してきた場合には、ステップS30
3、S306およびS308がいずれも否定となり、ス
テップS302に戻って次の命令が入力されることとな
る。
【0042】ステップS302において、次の文字であ
る文字コード(い)に対するフォント設定が入力される
と、前記と同様の動作により、ステップS307でカレ
ント・フォント「12ポ、明朝体」が設定され、ステッ
プS302に戻る。
【0043】ステップS302で文字印字命令(い)が
入力されると、ステップS303、S306が否定、S
308が肯定になってステップS310に進む。文字出
現場所記憶テーブルには、文字コード(い)に対するエ
リアが確保されていないので、ステップS312に進ん
で、カレント・フォント「12ポ、明朝体」と文字コー
ド(い)に対応するエリアが設定され、現在のスキャン
アドレスが“最初の出現場所”として登録される。
【0044】次に、ステップS302において、3つ目
の文字である文字コード(う)に対するフォント設定が
入力されると、ステップS307ではカレント・フォン
ト「13ポ、ゴシック体」が設定され、ステップS31
2では、カレント・フォント「13ポ、ゴシック体」と
文字コード(う)に対応するエリアが設定され、そこに
現在のスキャンアドレスが最初の出現場所として登録さ
れる。
【0045】次いで、ステップS302において、4つ
目の文字である文字コード(あ)に対するフォント設定
命令が入力されると、ステップS307では再びカレン
ト・フォント「12ポ、明朝体」が設定され、今度はス
テップS310の判断が肯定となるので、当該処理はス
テップS311へ進み、文字出現場所記憶テーブルの前
記文字(あ)に関する“最後の出現場所”に、現在のス
キャンアドレスが登録される。
【0046】なお、フローチャートから明らかなよう
に、“最初の出現場所”は書き換えられることはない
が、“最後の出現場所”は再び文字が出現したときに順
次書き換えられることになる。
【0047】以上の動作が、1文書分繰返されると、前
記文字出現場所記憶テーブルには、該1文書に現れた各
文字の“最初の出現場所”と“最後の出現場所”が登録
されたことになる。
【0048】文書データの最後の命令であるファイル終
了記号が、ステップS302で入力されると、ステップ
S303の判断は肯定となり、当該処理はステップS3
04へ進む。ステップS304では、図5のフローチャ
ートに詳細を示したように、各文字をグローバル文字ま
たはローカル文字のいずれかに分類するための分類処理
が実行される。
【0049】分類処理がスタートすると、ステップS3
042では、前記文字出現場所記憶テーブルを用いて各
文字の出現範囲を求める。この出現範囲は、“最後の出
現場所”から“最初の出現場所”を差し引くことによっ
て求められる。
【0050】ステップS3043では、RAM3上に設
けられたグローバル文字テーブルに空き領域があるか否
かが判定され、空き領域があると、ステップS3044
では、前記出現範囲の最も広い文字がグローバル文字テ
ーブル(図9参照)へ登録されると共に、当該文字が文
字出現場所記憶テーブルから削除される。このグローバ
ル文字テーブルも、RAM3上に設けることができる。
【0051】以後、前記と同様にして、残りの文字を対
象に、出現範囲が最も広い文字のグローバル文字テーブ
ルへの登録が行われる。グローバル文字テーブルの空き
領域がなくなると、当該処理は図3のステップS4へ進
み、CPU1はホストワークステーション6から文書デ
ータを受取ってビットマップイメージに展開する処理を
実行する。
【0052】展開処理の一例を、図6のフローチャート
を参照して説明する。
【0053】展開処理がスタートすると、ステップS4
02では、1命令の読み込みが行われる。ステップS4
03、S405およびS407では、読込まれた命令が
ページ印刷記号か、フォント設定命令か、文字印字命令
かの判断がなされる。
【0054】ページ印刷記号の場合には、ステップS4
03が肯定となってメインルーチンのステップS5へ進
む。フォント設定命令の場合には、ステップS405が
肯定となってステップS406に進み、カレントフォン
トを更新する動作が行われる。さらに、文字印字命令で
あった場合には、ステップS407が肯定となってステ
ップS408へ進み、文字コードおよびカレントフォン
トをキーにしてグローバル文字テーブルを検索する動作
が行われる。
【0055】一方、前記の三つの命令以外の命令であっ
た場合には、ステップS409へ進んで、その命令に応
答した処理が実行される。
【0056】CPU1が前記文字印字命令を読込んだ場
合には、前記ステップS408においてグローバル文字
テーブルが検索され、ステップS410では、当該文字
がグローバル文字テーブルに登録されているか否かの判
断が行われる。
【0057】登録されていると判定されると、ステップ
S411では、文字コードおよびカレントフォントをキ
ーにしてグローバルフォントキャッシュメモリ部8G
(以下、GFCMと表現する場合もある)が検索され
る。ステップS412において、GFCMに登録されて
いないと判断されると、ステップS413では、GFC
Mに登録可能か否かが判断され、登録不可能であると、
ステップS414では、LRU方式によりGFCMの文
字が削除される。
【0058】また、ステップS413において、登録可
能であると判断されると、ステップS415では、ベク
トルフォントが展開されてGFCMへ登録される。ステ
ップS416では、展開された文字がページメモリへ出
力される。
【0059】一方、前記ステップS410において、グ
ローバル文字ではないと判定されると、ステップS41
7では、文字コードおよびカレントフォントをキーにし
てローカルフォントキャッシュメモリ部8L(以下、L
FCMと表現する場合もある)が検索される。ステップ
S418において、LFCMに登録されていないと判断
されると、ステップS419では、LFCMに登録可能
か否かが判断され、登録不可能であると、ステップS4
20では、LRU方式によりLFCMの文字が削除され
る。
【0060】また、ステップS419において、登録可
能であると判断されると、ステップS421では、ベク
トルフォントが展開されてLFCMへ登録される。ステ
ップS422では、展開された文字がページメモリへ出
力される。
【0061】本実施例によれば、各文字を、文書中の狭
い範囲で出現するローカル文字および広範囲にわたって
出現するグローバル文字に分類し、それぞれを別のキャ
ッシュメモリへ登録するようにしたので、文書中にロー
カル文字とグローバル文字が混在しても、グローバル文
字がローカル文字によってフォントキャッシュメモリ上
から追い出されてしまうことがなく、フォントキャッシ
ュメモリの再利用率を向上することができる。
【0062】次に、本発明の第2実施例を、図11、図
12のフローチャートを参照して説明する。なお、前記
と同一の符号を付したステップでは同一または同等の処
理が実行されるので、その説明は省略する。
【0063】上記した第1実施例では、各文字をグロー
バル文字またはローカル文字に分類する基準を、“最初
の出現場所”と“最後の出現場所”との差である出現範
囲としていたが、本実施例では、各文字が出現したペー
ジ数に基づいて各文字を分類するようにした点に特徴が
ある。
【0064】プレスキャンが開始されると、図11に示
したように、ステップS301ではページカウンタが初
期化される。その後、ステップS302において文字印
字命令が読み込まれ、ステップS310において、当該
文字に関するエリアが出現ページ数記憶テーブルに設定
されているか否かの判断がなされる。
【0065】図10は、出現ページ数記憶テーブルの一
例を示した図であり、例えばRAM3上に設けられる。
出現ページ数記憶テーブルでは、文字ごとに“最終出現
ページ”と“出現ページ数”が登録される。
【0066】設定されていない時にはステップS312
に進んで、前記カレント・フォント「12ポ、明朝体」
と文字コード(あ)に対応するエリアが設定され、“最
終出現ページ”を登録するエリアに前記ページカウンタ
の値がセットされ、“出現ページ数”を登録するエリア
に“1”がセットされる。
【0067】一方、ステップS310において、当該文
字に関するエリアが出現ページ数記憶テーブルに設定さ
れていると判定されると、ステップS316では、その
最終出現ページがページカウンタの値と比較され、両者
が一致していないと、ステップS311において、最終
出現ページがページカウンタの値に更新されると共に、
“出現ページ数”がインクレメントされる。
【0068】その後、文書データの最後の命令であるフ
ァイル終了記号が、ステップS302で入力されると、
ステップS303の判断は肯定となり、当該処理はステ
ップS304aへ進む。ステップS304aでは、図1
2のフローチャートに詳細を示したように、各文字をグ
ローバル文字またはローカル文字のいずれかに分類する
ための分類処理が実行される。
【0069】分類処理がスタートすると、ステップS3
043では、RAM3上に設けられたグローバル文字テ
ーブルに空き領域があるか否かが判定され、空き領域が
あると、ステップS3044aでは、“出現ページ数”
の最も大きい文字がグローバル文字テーブルへ登録され
ると共に、当該文字が出現ページ数記憶テーブルから削
除される。
【0070】本実施例によっても、各文字を、文書中の
狭い範囲で出現するローカル文字および広範囲にわたっ
て出現するグローバル文字に分類し、それぞれを別のキ
ャッシュメモリへ登録するようにしたので、フォントキ
ャッシュメモリの再利用率を向上することができる。
【0071】なお、上記した各実施例では、文書の展開
前にプリンタ側でプレスキャン行って各文字の出現傾向
を調べ、各文字をローカル文字またはグローバル文字に
分類するものとして説明したが、本発明はこれのみに限
定されず、例えば平仮名の“は”、“や”などのような
頻出文字を予めグローバル文字として登録しておくよう
にすれば、プリンタ側で文書データの解析を行う必要が
なくなり、プリンタの負担を軽減することができる。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、各文字を、文書中の狭い範囲で出現するロー
カル文字および広範囲にわたって出現するグローバル文
字に分類し、それぞれを別のキャッシュメモリへ登録す
るようにしたので、文書中にローカル文字とグローバル
文字が混在しても、グローバル文字がローカル文字によ
ってフォントキャッシュメモリ上から追い出されてしま
うことがなく、フォントキャッシュメモリの再利用率を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の機能ブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例である文書処理装置のブロ
ック図である。
【図3】 本発明の第1実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】 図3のフローチャートのステップS3の詳細
を示すフローチャートである。
【図5】 図4のフローチャートのステップS304の
詳細を示すフローチャートである。
【図6】 図3のフローチャートのステップS4の詳細
を示すフローチャート(その1)である。
【図7】 図3のフローチャートのステップS4の詳細
を示すフローチャート(その2)である。
【図8】 文字出現場所記憶テーブルの構造を模式的に
示した図である。
【図9】 グローバル文字テーブルの構造を模式的に示
した図である。
【図10】 出現ページ数記憶テーブルの構造を模式的
に示した図である。
【図11】 第2実施例のプレスキャン処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】 第2実施例の文字分類処理を説明するため
のフローチャートである。
【図13】 文書データの概要を示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…プリンタI
/F、5…プリンタエンジン、6…ホストW/S、7…
ホストI/F、8、500…フォントキャッシュメモ
リ、9…ベクトルフォントメモリ、10…ページメモ
リ、100…出現傾向検出手段、200…分類手段、3
00…展開手段、400…ベクトルフォント、500G
…グローバルフォントキャッシュメモリ、500L…ロ
ーカルフォントキャッシュメモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベクトルフォントをドットパターンに展
    開して登録するフォントキャッシュメモリを備え、未登
    録データはベクトルフォントから展開し、既登録データ
    はフォントキャッシュメモリから読み出す文字処理装置
    において、 文書の予定の範囲を対象に、各文字の出現傾向を予め検
    出する手段と、 前記出現傾向に基づいて、各文字を局部的出現文字およ
    び全体的出現文字に分類する手段と、 局部的出現文字のドットパターンを記憶する第1のフォ
    ントキャッシュメモリと、 全体的出現文字のドットパターンを記憶する第2のフォ
    ントキャッシュメモリとを具備したことを特徴とする文
    字処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054018B1 (en) 1994-07-22 2006-05-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Printing apparatus and printing control method and character font pattern control method in printing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7054018B1 (en) 1994-07-22 2006-05-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Printing apparatus and printing control method and character font pattern control method in printing apparatus

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