JPH06182999A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JPH06182999A
JPH06182999A JP35663392A JP35663392A JPH06182999A JP H06182999 A JPH06182999 A JP H06182999A JP 35663392 A JP35663392 A JP 35663392A JP 35663392 A JP35663392 A JP 35663392A JP H06182999 A JPH06182999 A JP H06182999A
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flow path
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ink
nozzle plate
hole
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Toshio Inada
俊生 稲田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械振動、ゴミなどによって噴射方向が乱さ
れにくいノズルを提供する。 【構成】 未加工のノズルプレート20(a)の流路連
通部側にくぼみ23を形成し(b)、このくぼみ部に吐
出側に向けて貫通穴23を形成する(c)。くぼみ部2
2の断面を、60°以下の角22aを1箇所有する三角
形とし、インク滴噴射のバランスをとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッ
ド、より詳細には、インク中において圧力波を発生さ
せ、ノズル開口からインクを吐出させて印字を行うイン
クジェットヘッドのノズル形状に関する。
【0002】
【従来技術】図6は、本発明が適用されるインクジェッ
ト記録装置のインクジェットヘッドの基本構成を示す図
で、図(a)は構成要素を示す斜視図、図(b)は流路
板の裏面を示す斜視図、図(c)は各構成要素を一体に
接合したときの斜視図で、図中、1は流路板、2はノズ
ルプレート、3はノズル、4は隔壁、5は加圧室、6は
インク室、7はインク供給口、8は圧電体、9は仕切ス
リット、10は歪部、11は充填剤、12は基板であ
る。
【0003】図6において、流路板1には、インク供給
口7よりインクの供給を受けてインクを収容するインク
室6が、図(b)に示すごとく、裏面に凹部として設け
られており、更に、該インク室6に連通して隔壁4によ
り区画されてインクの流路となり、加圧によりインク内
に圧力波を発生させる加圧室5が複数平行して設けられ
ている。流路板1には、圧電体8と基板12とが順に接
合され、圧電体8には加圧室5に対応してインクを加圧
する歪部10が設けられている。歪部10は仕切スリッ
ト9により区画され、該仕切スリット9内には弾性のあ
る軟質な充填剤11が充填されている。流路板1の加圧
室5のノズル側5aには、加圧室5に対応したノズル3
を有するノズルプレート2が接合され、図(c)に示す
如く、一体構成されている。歪部10に画像情報に基づ
く信号が印加されると、加圧室5内は体積変化して圧力
波を発生し、ノズルよりインク液を噴射する。
【0004】図7は、上述のごときインクジェットヘッ
ドにおいて、ノズル3が、従来の点対称断面形状(円
状)である場合の、インク滴噴射の様子を示す図で、
(a)はノズルプレート20に形成されたノズル口形状
21が円形であることを示している。(b)はインク2
5の吐出の様子、(c)はインク25の吐出と引き込み
が同時に起こっている様子、(d)は引き込みが最大と
なっている時の様子、(e)はメニスカス25aが平常
状態に戻った様子を示す。
【0005】
【課題を解決するための手段】而して、図7に示した様
子は、メニスカス25aがノズル断面から見て中心対称
に保たれている場合のものであり、実際には機械的な振
動、ゴミなどによりバランスが乱されがちで、噴射方向
も乱されることが多い。更に、ノズルプレートのノズル
口の形状のうち、流路側の輪郭が波形のものが提案され
ているが(特開平4−22644号公報)、このように
ノズル口の形状が波状のようなもの、あるいは、前述の
ように一般的に円状のものは、穴形状が点対称となって
いる。そのため、ノズル口から、曲がりなくまっすぐイ
ンク滴を噴射することができる。しかし、バランスよく
点対称に力が働いていることが前提であるため、振動、
ゴミなどのノイズによって容易に噴射方向が曲げられた
り、最悪の場合、噴射不能となる。
【0006】本発明は、上述のごとき問題点を解決する
ためのものであり、機械振動、ゴミなどによって噴射方
向が乱されにくいノズルを提供することを目的としてな
されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、インクの流路が形成された流路基板と、
前記流路に連通するノズルを有するノズルプレートとを
接合したインクジェットヘッドにおいて、前記ノズルプ
レートは、該ノズルプレートの前記流路連通部にくぼみ
を有し、かつ、該くぼませた部に吐出側に向けて貫通穴
を有し、(1)前記くぼみ断面が、60°以下の角を1
箇所有する三角形であること、或いは、(2)くぼみ断
面が、円形等の点対称な形状に一部鋭角的な狭部を有す
ること、或いは、(3)前記くぼみ部の中心と前記貫通
穴の中心とをずらしたことを特徴としたものである。
【0008】
【実施例】図1は、本発明によるノズル平断面(上段)
方に側断面(下段)を示す図で、図(a)は、ノズル加
工前のノズルプレート20の状態図、図(b)は、該ノ
ズルプレート20のインク流路側の面に前加工を行った
もので、図示のように、二等辺三角形状のくぼみ22が
形成されている。図(c)は、くぼみ部22に貫通穴2
3の加工を行って、ノズルを形成した状態を示してい
る。22aはくぼみの頂角部で、この場合、従来のよう
に、ノズル上部に位置するノズル穴からの液の吐出、メ
ニスカスの引き込みに関し、流体的な抵抗は、ノズル上
部が大きく、ノズル下部は小さくなる。
【0009】図2に、図1に示したノズルを用いた場合
の滴形成動作について示す。図(a)はインク24の吐
出の様子であり、抵抗の小さい下側を中心に液柱24a
が伸びる。図(b)は吐出と引き込みが同時に起こって
いる様子を示し、抵抗の小さい下側を中心に引き込みが
進行する。そして、滴尾は上側でつながりやがて切れ
る。図(c)は引き込みが最大となっている時の様子
で、滴尾は上側に曲がっている。図(d)はメニスカス
24bが平常状態に戻った様子である。
【0010】上述のように、本発明によると、インク滴
の滴尾に曲がりが生じるという不具合がある。しかし、
ノズル断面の中に流体的抵抗の大きい部分と小さい部分
を設けることによって、バランスに依存することなく安
定的な噴射を得ることができる。
【0011】図3,図4は、それぞれ本発明の他のノズ
ル断面の例を示す図で、図1に示した例と同様の作用す
る部分には、図1の場合と同一の参照番号が付してあ
る。共に、図(a)は未加工状態図、図(b)は前加工
のみ施した時の状態図、図(c)は前加工および穴加工
を施した時の状態図で、図3は、ひし形を変形した形状
のくぼみ221を形成したもの、図4は、円錐状のくぼ
み222を形成したもので、円錐222の中心と加工穴2
3の中心をずらしている。
【0012】図5は、その他のノズル断面の例を示す図
で、図(a),(b),(c)は、前加工くぼみ22の断
面を、60°以下の角22aを1箇所有する三角形であ
ることを特徴としたものの例である。図(d),(e),
(f)は、前加工くぼみの断面22を点対称な形状に一
部鋭角的な狭部22bを設けた形状であることを特徴と
したものの例である。図(g),(h),(i)は、前く
ぼみ22の加工部中心と貫通穴23の加工中心とをずら
したことを特徴とするものの例である。これらの前加工
は、射出成形加工、プレス加工等にて行うことができ
る。また、穴加工としては、レーザ加工、マイクロドリ
ル加工、パンチ加工にて行うことができる。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、インクジェットヘッドノズルにおいて、吐出
断面に流体的抵抗の大きい部分と小さい部分を設けてい
るので、メニスカスバランスに依存しない安定した噴射
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるノズルの一例を示す断面図であ
る。
【図2】 図1に示したノズルを用いた場合のインク滴
形成動作を説明するための図である。
【図3】 本発明によるノズルの他の例を示す断面図で
ある。
【図4】 本発明によるノズルの他の例を示す断面図で
ある。
【図5】 本発明によるノズルの他の例を示す断面図で
ある。
【図6】 本発明が適用されるインクジェットヘッドの
一例を説明するための図である。
【図7】 図6に示したインクジェットヘッドを用いた
場合のインク滴形成の様子を示す図である。
【符号の説明】
1…流路板、2…ノズルプレート、3…ノズル、4…隔
壁、5…加圧室、6…インク室、7…インク供給口、8
…圧電体、9…仕切スリット、10…歪部、11…充填
剤、12…基板、20…ノズルプレート、21…ノズル
口、22…くぼみ、23…加工穴、24…インク、24
a…インク柱、25…インク、25a…メニスカス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクの流路が形成された流路基板と、
    前記流路に連通するノズルを有するノズルプレートとを
    接合したインクジェットヘッドにおいて、該ノズルプレ
    ートは、ノズルプレートの前記流路連通部にくぼみを有
    し、かつ、該くぼみ部位に吐出側に向けて貫通穴を有
    し、前記くぼみ部の断面が、60°以下の角を1箇所有
    する三角形であることを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 インクの流路が形成された流路基板と、
    前記流路に連通するノズルを有するノズルプレートとを
    接合したインクジェットヘッドにおいて、該ノズルプレ
    ートは、ノズルプレートの前記流路連通部にくぼみを有
    し、かつ、該くぼみ部位に吐出側に向けて貫通穴を有
    し、前記くぼみ断面が、円形等の点対称な形状に一部鋭
    角的な狭部を有する形状であることを特徴とするインク
    ジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 インクの流路が形成された流路基板と、
    前記流路に連通するノズルを有するノズルプレートとを
    接合したインクジェットヘッドにおいて、該ノズルプレ
    ートは、ノズルプレートの前記流路連通部にくぼみを有
    し、かつ、該くぼみ部位に吐出側に向けて貫通穴を有
    し、前記くぼみ部の中心と前記貫通穴の中心とがずれて
    いることを特徴とするインクジェットヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3815906A1 (en) * 2019-10-28 2021-05-05 Seiko Epson Corporation Liquid ejection head and liquid ejection apparatus

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