JPH06182796A - 箔材料の連続積層方法と装置 - Google Patents
箔材料の連続積層方法と装置Info
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- JPH06182796A JPH06182796A JP5066470A JP6647093A JPH06182796A JP H06182796 A JPH06182796 A JP H06182796A JP 5066470 A JP5066470 A JP 5066470A JP 6647093 A JP6647093 A JP 6647093A JP H06182796 A JPH06182796 A JP H06182796A
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- JP
- Japan
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- cold
- belt
- hot
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B38/00—Ancillary operations in connection with laminating processes
- B32B38/04—Punching, slitting or perforating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B37/00—Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
- B32B37/10—Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding characterised by the pressing technique, e.g. using action of vacuum or fluid pressure
- B32B37/1027—Pressing using at least one press band
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】機械出費をかなり低く抑え且つかなり低い製造
コストで薄い多層フィルムを処理できる箔材料の連続積
層方法と装置を提供する。 【構成】水平に循環するエンドレスベルト6を使用し、
熱間ロール対2,3及び冷間ロール対4,5のロールギャ
ップを通して案内される。積層すべき材料は熱間ロール
対2,3の第1ロールギャップで予熱され熱間ロール対
2,3の第2ロールギャップ内に案内され、その多層材
料の熱可塑性液化が起こる。エンドレスベルト6上にあ
る材料は熱間ロールギャップを過ぎると直ちに冷間ロー
ル対4,5のロールギャップ内に搬送され、第1ロール
ギャップで依然熱可塑的に成形可能な材料がセットさ
れ、下流の冷間ロール対4,5の第2ロールギャップで
積層すべき材料の最終的な接合が起こる。材料は共動す
るテキスチャーフィルムによって一つのあるいは複数の
表面上で処理され得る。
コストで薄い多層フィルムを処理できる箔材料の連続積
層方法と装置を提供する。 【構成】水平に循環するエンドレスベルト6を使用し、
熱間ロール対2,3及び冷間ロール対4,5のロールギャ
ップを通して案内される。積層すべき材料は熱間ロール
対2,3の第1ロールギャップで予熱され熱間ロール対
2,3の第2ロールギャップ内に案内され、その多層材
料の熱可塑性液化が起こる。エンドレスベルト6上にあ
る材料は熱間ロールギャップを過ぎると直ちに冷間ロー
ル対4,5のロールギャップ内に搬送され、第1ロール
ギャップで依然熱可塑的に成形可能な材料がセットさ
れ、下流の冷間ロール対4,5の第2ロールギャップで
積層すべき材料の最終的な接合が起こる。材料は共動す
るテキスチャーフィルムによって一つのあるいは複数の
表面上で処理され得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箔材料の連続積層方法
と装置に関する。
と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種類の方法は、例えばドイツ特許
第 DE 37 19 976号 の提案で知られている。
この既知の方法は、ベルトプレスを採用し、上部循環ベ
ルトがその下部ベルト側によって、被覆すべき素地体に
平行な方向に案内される。共動する裏当て板の上で圧力
及び温度によって積層される被覆フィルムは被覆すべき
素地体と下部ベルト側の間のスペースに導入される。被
覆すべき素地体上にこの方式でフィルムを付けるため
に、そのフィルムが熱溶融される熱間ゾーンがある。こ
の熱間ゾーンの次には冷間ゾーンが直ちに続き、付けら
れたフィルムのある形状安定化が得られるとされてい
る。
第 DE 37 19 976号 の提案で知られている。
この既知の方法は、ベルトプレスを採用し、上部循環ベ
ルトがその下部ベルト側によって、被覆すべき素地体に
平行な方向に案内される。共動する裏当て板の上で圧力
及び温度によって積層される被覆フィルムは被覆すべき
素地体と下部ベルト側の間のスペースに導入される。被
覆すべき素地体上にこの方式でフィルムを付けるため
に、そのフィルムが熱溶融される熱間ゾーンがある。こ
の熱間ゾーンの次には冷間ゾーンが直ちに続き、付けら
れたフィルムのある形状安定化が得られるとされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この既知の方
法では、被覆すべき素地体の形状の安定がそれ以上保証
されないので、比較的薄い素地体を被覆することが不可
能である。この既知のプレスでは、熱間ゾーン及び冷間
ゾーンは下降箔押ダイ方式で被覆すべき表面に下降し、
さらにそのダイによって1つあるいは複数の圧力媒体を
導入するための気密シールも得られる。密封されたリッ
プを周囲に持つ下降箔押ダイを使う必要性により、被覆
すべき素地体に圧力が加わるという欠点が生じ、素地体
を変形させるので素地体を薄く設計する可能性をなく
す。その既知の方法では、下方へ及ぼす圧力を適当に加
減できるという裏付けがないので、既知の方法を使用し
て被覆あるいは積層される材料ストリップは比較的厚く
なくてはならない。
法では、被覆すべき素地体の形状の安定がそれ以上保証
されないので、比較的薄い素地体を被覆することが不可
能である。この既知のプレスでは、熱間ゾーン及び冷間
ゾーンは下降箔押ダイ方式で被覆すべき表面に下降し、
さらにそのダイによって1つあるいは複数の圧力媒体を
導入するための気密シールも得られる。密封されたリッ
プを周囲に持つ下降箔押ダイを使う必要性により、被覆
すべき素地体に圧力が加わるという欠点が生じ、素地体
を変形させるので素地体を薄く設計する可能性をなく
す。その既知の方法では、下方へ及ぼす圧力を適当に加
減できるという裏付けがないので、既知の方法を使用し
て被覆あるいは積層される材料ストリップは比較的厚く
なくてはならない。
【0004】事実、この既知の方法では下敷き支持板の
使用が知られていて、それは動かずそしてその事が次に
は不利な点に関係してくることも知られている。そのよ
うな方法の実施中、この方式で設計された機械は、重負
荷スチールベルトが必要なので製造するのに比較的高く
つくという欠点があり、その内部にはダイ付きの下降し
得る熱間及び冷間チャンバーが配置され、高い機械出費
を伴う。さらに、その既知の方法では、加熱がゾーンに
よってのみに実施されるという欠点があり比較的薄い多
層フィルム製品の積層には不利である。
使用が知られていて、それは動かずそしてその事が次に
は不利な点に関係してくることも知られている。そのよ
うな方法の実施中、この方式で設計された機械は、重負
荷スチールベルトが必要なので製造するのに比較的高く
つくという欠点があり、その内部にはダイ付きの下降し
得る熱間及び冷間チャンバーが配置され、高い機械出費
を伴う。さらに、その既知の方法では、加熱がゾーンに
よってのみに実施されるという欠点があり比較的薄い多
層フィルム製品の積層には不利である。
【0005】他の欠点は、この既知の方法では平面によ
って加えられた圧力で仕事することが可能なだけであ
り、それは同様に薄層フィルムのストリップの処理に不
利であることもわかっている。
って加えられた圧力で仕事することが可能なだけであ
り、それは同様に薄層フィルムのストリップの処理に不
利であることもわかっている。
【0006】そこで、本発明の目的は、処理精度を向上
するのと同様に機械出費をかなり低く抑え且つかなり低
い製造コストで薄い多層フィルムを処理できる箔材料の
連続積層方法と装置を提供することである。
するのと同様に機械出費をかなり低く抑え且つかなり低
い製造コストで薄い多層フィルムを処理できる箔材料の
連続積層方法と装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上部の循環ベ
ルトが、被覆すべき素地体に平行な方向に案内され、被
覆フィルムがベルトと被覆すべき素地体の間のスペース
に導入されそして被覆フィルムが、圧力と温度を加える
ことによって、被覆すべき素地体の上に積層されるフィ
ルム材料の連続積層方法において、該方法が、多層材料
を熱間ロール対の第1ロールギャップ内で予熱し、第1
ロールギャップに続いて直ちに配置された熱間ロール対
の第2ロールギャップ内でその多層材料を熱可塑的に液
化し、エンドレスベルトであるベルトの上側の材料を第
1冷間ロール対のロールギャップ内に搬送し、そこで依
然熱可塑的に成形可能な材料をセットし、そしてその材
料を第2冷間ロール対のロールギャップ内に搬送し、多
層材料における材料接合を最終的にセットする工程を有
するものである。
ルトが、被覆すべき素地体に平行な方向に案内され、被
覆フィルムがベルトと被覆すべき素地体の間のスペース
に導入されそして被覆フィルムが、圧力と温度を加える
ことによって、被覆すべき素地体の上に積層されるフィ
ルム材料の連続積層方法において、該方法が、多層材料
を熱間ロール対の第1ロールギャップ内で予熱し、第1
ロールギャップに続いて直ちに配置された熱間ロール対
の第2ロールギャップ内でその多層材料を熱可塑的に液
化し、エンドレスベルトであるベルトの上側の材料を第
1冷間ロール対のロールギャップ内に搬送し、そこで依
然熱可塑的に成形可能な材料をセットし、そしてその材
料を第2冷間ロール対のロールギャップ内に搬送し、多
層材料における材料接合を最終的にセットする工程を有
するものである。
【0008】
【作用】本発明に依る方法は以下の様に特徴づけられ
る。熱間ロールギャップの第1ロール間のギャップで多
層材料がその個々の層が熱可塑性接合することなくまず
予熱され、その第1ギャップにつづき近接して配置され
た第2熱間ロールギャップで材料ストリップの熱可塑性
液化が生じ、依然液化している材料がこの液化の直後に
その下にあるスチールベルトによって第1冷間ロールギ
ャップのある近接してつづく冷間ロールゾーンに運ば
れ、ここでは、材料は依然熱可塑的に成形可能であるが
粘着状態であり、この場所ではさらに他の歪みを起こす
ことがなく、材料は下流側にある次の冷間ロール対の冷
間ロールギャップに運ばれて、材料の接合が最終的にな
される。
る。熱間ロールギャップの第1ロール間のギャップで多
層材料がその個々の層が熱可塑性接合することなくまず
予熱され、その第1ギャップにつづき近接して配置され
た第2熱間ロールギャップで材料ストリップの熱可塑性
液化が生じ、依然液化している材料がこの液化の直後に
その下にあるスチールベルトによって第1冷間ロールギ
ャップのある近接してつづく冷間ロールゾーンに運ば
れ、ここでは、材料は依然熱可塑的に成形可能であるが
粘着状態であり、この場所ではさらに他の歪みを起こす
ことがなく、材料は下流側にある次の冷間ロール対の冷
間ロールギャップに運ばれて、材料の接合が最終的にな
される。
【0009】
【実施例】本発明に依る装置を図1及び図2を参照して
より詳細に記載する。図1及び図2は、この明細書で考
慮されているように本発明の範囲内の一つの実施例だけ
を示している。図で示したその方法の実施のための装置
は基本的に、機械フレーム1(図2参照);二つの熱間
ロール対2及び3;二つの冷間ロール対4及び5;従動
ガイドロール7及び軸位置が移動可能な第2ガイドロー
ル8を用いた従動エンドレスベルト6;ストリップエッ
ジコントロール9;下部で{一般的に0.5mストリッ
プ幅で0〜30Kpm(300Nm)の巻取りにて}制
動されるテキスチャーフィルム10、下部で(送り出し
にて)駆動されるテキスチャーフィルム11、上部で
{一般的には0.5mストリップ幅で0〜30Kpm
(300Nm)の巻取りにて}制動されるテキスチャー
フィルム12及び上部で(送り出しにて)駆動されるテ
キスチャーフィルム13のための制動及び駆動される種
々の巻取り及び供給部分;上部で(巻取りゾーンにて)
制動されるオーバーレイフィルム14;挿入部15;及
び完成積層製品取出し部16、から成っている。
より詳細に記載する。図1及び図2は、この明細書で考
慮されているように本発明の範囲内の一つの実施例だけ
を示している。図で示したその方法の実施のための装置
は基本的に、機械フレーム1(図2参照);二つの熱間
ロール対2及び3;二つの冷間ロール対4及び5;従動
ガイドロール7及び軸位置が移動可能な第2ガイドロー
ル8を用いた従動エンドレスベルト6;ストリップエッ
ジコントロール9;下部で{一般的に0.5mストリッ
プ幅で0〜30Kpm(300Nm)の巻取りにて}制
動されるテキスチャーフィルム10、下部で(送り出し
にて)駆動されるテキスチャーフィルム11、上部で
{一般的には0.5mストリップ幅で0〜30Kpm
(300Nm)の巻取りにて}制動されるテキスチャー
フィルム12及び上部で(送り出しにて)駆動されるテ
キスチャーフィルム13のための制動及び駆動される種
々の巻取り及び供給部分;上部で(巻取りゾーンにて)
制動されるオーバーレイフィルム14;挿入部15;及
び完成積層製品取出し部16、から成っている。
【0010】熱間ロール対2は、エアシリンダー17及
び18によって共に圧接(press)されたり緊急時(過
度温度)には開かれたりする。熱間ロール3にはシリン
ダー19及び20によって、そして冷間ロール4及び5
にはシリンダー21及び22によって圧力が供給され
る。適当な電子キャビネットは必要な電源、制御素子、
あるいはプログラマブルプロセス制御装置を有する。
び18によって共に圧接(press)されたり緊急時(過
度温度)には開かれたりする。熱間ロール3にはシリン
ダー19及び20によって、そして冷間ロール4及び5
にはシリンダー21及び22によって圧力が供給され
る。適当な電子キャビネットは必要な電源、制御素子、
あるいはプログラマブルプロセス制御装置を有する。
【0011】一巡の動作としては、模様の付いたあるい
は無地のフィルムシートか、フィルム束である積層すべ
き製品(積層品)は、挿入部15内に挿入されそして下
部テキスチャーフィルム上にあるいはエンドレススチー
ルベルト上に置かれ、押え・取込みロール23によって
さらに搬送される。また、代わりにオーバーレイフィル
ムがシート形状であるいはオーバーレイフィルム部14
からガイドロール24を経由して加えられ、そして上部
テキスチャーフィルム部からの上部テキスチャーフィル
ムあるいは分離フィルム(separation film)12が加
圧ガイドロール25によってフィルムパケット上で圧接
(press)されそして第1熱間ロール対2に進む。代表
的な搬送積層速度1〜2m/minで、第1熱間ロール
対2は予熱を実施し、そして第2熱間ロール対3は種々
のテキスチャーフィルム及び搬送フィルムを通して積層
パケットを必要な積層温度、代表的には150℃〜25
0℃まで加熱する。特別な製品用に、熱間ロールから冷
間ロールまでの間での追加の輻射加熱を、上部からある
いは熱間ロールの上流から行なうことも可能である。2
つの冷間ロール4及び5は積層品を冷やし、加圧しそし
て型押しする。熱間ロール及び冷間ロールの代表的な圧
力は100〜400kg/シリンダーである。完成した
積層品は取り出し部16でシートの形状で取り除かれた
り、“エンドレス”の形状で取り除かれ、巻取り部か追
加処理のための場所かを分離する。
は無地のフィルムシートか、フィルム束である積層すべ
き製品(積層品)は、挿入部15内に挿入されそして下
部テキスチャーフィルム上にあるいはエンドレススチー
ルベルト上に置かれ、押え・取込みロール23によって
さらに搬送される。また、代わりにオーバーレイフィル
ムがシート形状であるいはオーバーレイフィルム部14
からガイドロール24を経由して加えられ、そして上部
テキスチャーフィルム部からの上部テキスチャーフィル
ムあるいは分離フィルム(separation film)12が加
圧ガイドロール25によってフィルムパケット上で圧接
(press)されそして第1熱間ロール対2に進む。代表
的な搬送積層速度1〜2m/minで、第1熱間ロール
対2は予熱を実施し、そして第2熱間ロール対3は種々
のテキスチャーフィルム及び搬送フィルムを通して積層
パケットを必要な積層温度、代表的には150℃〜25
0℃まで加熱する。特別な製品用に、熱間ロールから冷
間ロールまでの間での追加の輻射加熱を、上部からある
いは熱間ロールの上流から行なうことも可能である。2
つの冷間ロール4及び5は積層品を冷やし、加圧しそし
て型押しする。熱間ロール及び冷間ロールの代表的な圧
力は100〜400kg/シリンダーである。完成した
積層品は取り出し部16でシートの形状で取り除かれた
り、“エンドレス”の形状で取り除かれ、巻取り部か追
加処理のための場所かを分離する。
【0012】本発明の他の実施例では、エンドレスベル
ト6が下部テキスチャーフィルム10及び11だけで成
り立っている。この場合、エンドレススチールベルト6
が省略され、そして製品に平行に下部を走る下部テキス
チャーフィルム10及び11だけが搬送媒体として使用
される。この場合には下部テキスチャーフィルム10及
び11の伸張が上部テキスチャーフィルム12及び13
に対して差がないようにするために、熱間ロール及び冷
間ロールの表面ができるだけほとんど同じでなければな
らない。
ト6が下部テキスチャーフィルム10及び11だけで成
り立っている。この場合、エンドレススチールベルト6
が省略され、そして製品に平行に下部を走る下部テキス
チャーフィルム10及び11だけが搬送媒体として使用
される。この場合には下部テキスチャーフィルム10及
び11の伸張が上部テキスチャーフィルム12及び13
に対して差がないようにするために、熱間ロール及び冷
間ロールの表面ができるだけほとんど同じでなければな
らない。
【0013】本発明に依れば、内部に熱間ゾーンと冷間
ゾーンが配置された高価な大型のベルトプレスを使わず
に済み,その代わり前記熱間ゾーン及び冷間ゾーンがこ
のベルトの外側に、実際にはこのベルトに向かいあって
あるいは背を向けて配置される連続積層方法と装置が提
供される。このことが、ベルトによって運ばれる積層す
べきフィルムの支持面としてこのベルトを使用すること
ができ、熱間ゾーン及び冷間ゾーンをこのベルトに向か
いあって且つこのベルトの外側に配置することができる
という非常に重要な長所をもたらす。
ゾーンが配置された高価な大型のベルトプレスを使わず
に済み,その代わり前記熱間ゾーン及び冷間ゾーンがこ
のベルトの外側に、実際にはこのベルトに向かいあって
あるいは背を向けて配置される連続積層方法と装置が提
供される。このことが、ベルトによって運ばれる積層す
べきフィルムの支持面としてこのベルトを使用すること
ができ、熱間ゾーン及び冷間ゾーンをこのベルトに向か
いあって且つこのベルトの外側に配置することができる
という非常に重要な長所をもたらす。
【0014】特に、熱間ゾーン及び冷間ゾーンとして適
宜設計された熱間ロール及び冷間ロールが使用されるな
ら、その熱間ロール及び冷間ロールは、特定の液体媒体
が供給される必要のある引用特許で記載された熱間ゾー
ン及び冷間ゾーンよりも製造するのにかなり安いので一
層のコスト節減の利点が得られる。その様なロールの配
置により、積層すべき多層材料がギャップの間を通るこ
とによって、まず加熱及び冷却が点々と(ストリップ
に)加えられ、処理品質が向上できるという一層の長所
が得られる。このことが、熱間ゾーン及び冷間ゾーンを
面として配置する必要がなく加熱及び冷却を比較的短い
インターバルで材料の長さに沿って加えることができる
という長所をもたらす。熱間ゾーン及び冷間ゾーンが近
接し連続する結果、複数の熱間ゾーンと複数の冷間ゾー
ンを交互に繰り返すことさえ可能となり、ある特定のポ
イントを目標に制御する方式で処理される材料に加熱を
取り入れることができるという長所が得られる。然るに
これは従来技術方法では得られないことである。そのよ
うな熱間ロール及び冷間ロールと、くせ取りロール等の
補助ロールの使用によって、フィルムは平滑にされ、フ
ィルム間で起こるどの様なエアーポケットもそれらのロ
ールによって確実に避けることができるという別な長所
もある。ところが、従来技術方法ではこれがいつも保証
されてはいない。
宜設計された熱間ロール及び冷間ロールが使用されるな
ら、その熱間ロール及び冷間ロールは、特定の液体媒体
が供給される必要のある引用特許で記載された熱間ゾー
ン及び冷間ゾーンよりも製造するのにかなり安いので一
層のコスト節減の利点が得られる。その様なロールの配
置により、積層すべき多層材料がギャップの間を通るこ
とによって、まず加熱及び冷却が点々と(ストリップ
に)加えられ、処理品質が向上できるという一層の長所
が得られる。このことが、熱間ゾーン及び冷間ゾーンを
面として配置する必要がなく加熱及び冷却を比較的短い
インターバルで材料の長さに沿って加えることができる
という長所をもたらす。熱間ゾーン及び冷間ゾーンが近
接し連続する結果、複数の熱間ゾーンと複数の冷間ゾー
ンを交互に繰り返すことさえ可能となり、ある特定のポ
イントを目標に制御する方式で処理される材料に加熱を
取り入れることができるという長所が得られる。然るに
これは従来技術方法では得られないことである。そのよ
うな熱間ロール及び冷間ロールと、くせ取りロール等の
補助ロールの使用によって、フィルムは平滑にされ、フ
ィルム間で起こるどの様なエアーポケットもそれらのロ
ールによって確実に避けることができるという別な長所
もある。ところが、従来技術方法ではこれがいつも保証
されてはいない。
【0015】既知の方法では、処理される材料にゾーン
ごとに熱が加えられる為に、材料の表面全体にわたった
均一な熱伝達をいつも保証することができないという他
の欠点がある。そのような平面の熱間ゾーンは、内部の
より暖かい熱間ゾーンに比較して冷たい縁に囲まれてい
る周辺部を持つ。従って、周辺部分では処理すべき材料
が中心部分とは異なって接合され、処理の品質が不揃い
になる。これに対して、本発明では、熱間ロールの構成
によって正確に規定されたロール間のギャップが形成さ
れ、その部分で材料がストリップ状に幅全体にわたって
一様に熱せられ、従来技術で起こるような縁現象は本発
明では起こる恐れがない。ドイツ特許第 DE 37 1
9 976号 に依る方法では、スチールベルトの内部で
処理される材料の層に向かって加圧が行なわれるので、
材料の層が熱可塑性成形中に歪み、つまり横にあるいは
縦にあるいはランダムに形が崩れ、寸法精度(再現精
度)に悪い影響を与えるような欠点がある。その結果、
ドイツ特許 第 37 19976号 に依る構成では、P
VCフィルム、紙及び磁気フィルム、ストリップ、及び
一般的には、例えば60μmから最大略2mmまでの範
囲の比較的薄い材料厚さの合成物及び紙製品のような薄
いフィルム状材料を処理することができないであろう。
ごとに熱が加えられる為に、材料の表面全体にわたった
均一な熱伝達をいつも保証することができないという他
の欠点がある。そのような平面の熱間ゾーンは、内部の
より暖かい熱間ゾーンに比較して冷たい縁に囲まれてい
る周辺部を持つ。従って、周辺部分では処理すべき材料
が中心部分とは異なって接合され、処理の品質が不揃い
になる。これに対して、本発明では、熱間ロールの構成
によって正確に規定されたロール間のギャップが形成さ
れ、その部分で材料がストリップ状に幅全体にわたって
一様に熱せられ、従来技術で起こるような縁現象は本発
明では起こる恐れがない。ドイツ特許第 DE 37 1
9 976号 に依る方法では、スチールベルトの内部で
処理される材料の層に向かって加圧が行なわれるので、
材料の層が熱可塑性成形中に歪み、つまり横にあるいは
縦にあるいはランダムに形が崩れ、寸法精度(再現精
度)に悪い影響を与えるような欠点がある。その結果、
ドイツ特許 第 37 19976号 に依る構成では、P
VCフィルム、紙及び磁気フィルム、ストリップ、及び
一般的には、例えば60μmから最大略2mmまでの範
囲の比較的薄い材料厚さの合成物及び紙製品のような薄
いフィルム状材料を処理することができないであろう。
【0016】従って、本方法では、熱間ロール及び冷間
ロールのロール間のギャップが配置された側と向かい合
う底部の共動するベルトを使用することによって、実際
には片側だけの圧力が加わらないので、非常に薄いフィ
ルム状材料を高い再現精度で処理することが可能であ
る。ドイツ特許 第 DE 37 19 976号 では、片
側だけの圧力は、循環ベルト内に配置されたダイとして
可動する組み込み品目によって生じるが、本発明では避
けられる現象である。本発明では処理される材料ストリ
ップ上に実際に圧力が加わるが、しかしロール間の均一
に加熱されたギャップのあるいはロール間の冷却ギャッ
プの間をこの材料が通過するので、上からも下からも均
一である。このことが上部から底部まで一定圧力が均一
に加わるという利点を生み、処理される材料ストリップ
の形状の安定性向上につながる。
ロールのロール間のギャップが配置された側と向かい合
う底部の共動するベルトを使用することによって、実際
には片側だけの圧力が加わらないので、非常に薄いフィ
ルム状材料を高い再現精度で処理することが可能であ
る。ドイツ特許 第 DE 37 19 976号 では、片
側だけの圧力は、循環ベルト内に配置されたダイとして
可動する組み込み品目によって生じるが、本発明では避
けられる現象である。本発明では処理される材料ストリ
ップ上に実際に圧力が加わるが、しかしロール間の均一
に加熱されたギャップのあるいはロール間の冷却ギャッ
プの間をこの材料が通過するので、上からも下からも均
一である。このことが上部から底部まで一定圧力が均一
に加わるという利点を生み、処理される材料ストリップ
の形状の安定性向上につながる。
【0017】本発明の方法の好ましい実施例の他の特徴
は、模様付けをこの処理される材料ストリップに行なう
こともできることであり、本発明に依ればその模様付け
は非常に簡単に起こり、模様付けは追加の処理工程で起
こり、その模様付けは第1冷間ロールギャップと第2冷
間ロールギャップの間のスペースで好ましくは起こる。
ここで、処理される材料ストリップの上端から充分な案
内を確実にするためには、共動するテキスチャーベルト
がいつも存在しなければならないことは重要である。
は、模様付けをこの処理される材料ストリップに行なう
こともできることであり、本発明に依ればその模様付け
は非常に簡単に起こり、模様付けは追加の処理工程で起
こり、その模様付けは第1冷間ロールギャップと第2冷
間ロールギャップの間のスペースで好ましくは起こる。
ここで、処理される材料ストリップの上端から充分な案
内を確実にするためには、共動するテキスチャーベルト
がいつも存在しなければならないことは重要である。
【0018】ここで、本発明の好ましい実施例に依れ
ば、テキスチャーベルトの設計にはいくつかの可能性が
ある。第1の実施例では、テキスチャーベルトが、処理
された材料ストリップに光沢面を与える高光沢の紙材料
から造られる。他の実施例では、テキスチャーベルト
が、革模様、粒状模様、荒目模様、艶消し模様等のどの
様なテキスチャー(表面模様)や、処理された材料スト
リップの表面に特に3次元形状を与える構造を有するこ
とができる。
ば、テキスチャーベルトの設計にはいくつかの可能性が
ある。第1の実施例では、テキスチャーベルトが、処理
された材料ストリップに光沢面を与える高光沢の紙材料
から造られる。他の実施例では、テキスチャーベルト
が、革模様、粒状模様、荒目模様、艶消し模様等のどの
様なテキスチャー(表面模様)や、処理された材料スト
リップの表面に特に3次元形状を与える構造を有するこ
とができる。
【0019】底部ベルトを上部スチールベルトに向かい
合わせて配置し、材料の層の処理をこれらの2つのスチ
ールベルト間のスペースで行なうことで知られている従
来技術の2つのベルトプレスとは注目すべき違いがあ
る。これらの2つのベルトプレスでは、上部の共動する
スチールベルトは非常に高価であり、本発明で上述した
有利な方法では加熱及び冷却をもはや適用することがで
きないという注目すべき欠点がある。高価な機械を有す
るそのような2つのベルトプレスは、循環スチールベル
トに損傷を与える危険性が高いので、薄層フィルム構造
の製品には適していない。もしそれらのスチールベルト
の1つが単に掻き傷によって損傷するなら、この掻き傷
は材料ストリップ上に写し出され、そのスチールベルト
は高価な方法で交換しなければならない。これは、本発
明に依れば好ましくは紙あるいは他の比較的安い材料か
らなる共動するテキスチャーベルトを用いて回避され
る。
合わせて配置し、材料の層の処理をこれらの2つのスチ
ールベルト間のスペースで行なうことで知られている従
来技術の2つのベルトプレスとは注目すべき違いがあ
る。これらの2つのベルトプレスでは、上部の共動する
スチールベルトは非常に高価であり、本発明で上述した
有利な方法では加熱及び冷却をもはや適用することがで
きないという注目すべき欠点がある。高価な機械を有す
るそのような2つのベルトプレスは、循環スチールベル
トに損傷を与える危険性が高いので、薄層フィルム構造
の製品には適していない。もしそれらのスチールベルト
の1つが単に掻き傷によって損傷するなら、この掻き傷
は材料ストリップ上に写し出され、そのスチールベルト
は高価な方法で交換しなければならない。これは、本発
明に依れば好ましくは紙あるいは他の比較的安い材料か
らなる共動するテキスチャーベルトを用いて回避され
る。
【0020】このように、上記方法については、概して
上述した寸法範囲を有する材料ストリップであれば薄層
の材料ストリップでも問題なしに積層することが可能で
あるという注目すべき長所がある。それらは非常に高い
形状安定性をもって積層され、例えば、化粧皮膜を眼
鏡、時計バンド、クレジット及びカスタマーカードに、
そしてそれらの皮膜で3次元的に被覆したその他の対象
物に付けることが初めて可能となる。本発明により生成
したフィルムによる被覆は例えば成形処理工程で起こ
り、その工程では方法により生成されたフィルムが、例
えば射出成形用金型内に置かれ、そして次に対象物の上
に直接吹き付けられる。
上述した寸法範囲を有する材料ストリップであれば薄層
の材料ストリップでも問題なしに積層することが可能で
あるという注目すべき長所がある。それらは非常に高い
形状安定性をもって積層され、例えば、化粧皮膜を眼
鏡、時計バンド、クレジット及びカスタマーカードに、
そしてそれらの皮膜で3次元的に被覆したその他の対象
物に付けることが初めて可能となる。本発明により生成
したフィルムによる被覆は例えば成形処理工程で起こ
り、その工程では方法により生成されたフィルムが、例
えば射出成形用金型内に置かれ、そして次に対象物の上
に直接吹き付けられる。
【0021】本発明に依る方法によって、ロールから直
接作用することがこのように初めて可能となり、材料の
連続層がロールから引き出され本発明に依って処理され
る。繰り返して動作するプレス、例えば30×50cm
あるいは50×70cmの材料サイズが処理できるプレ
スが現在まで使われてきたので、以前は不可能であっ
た。これらの多段プレスは薄鋼板のプレス板を有し、そ
れらの板の間に材料層を持つパケットではそのプレス板
は加熱装置に導入され、圧力及び温度の下でそこで適当
に積層されるが、プレス板のパケット類配置のために不
規則な圧力が材料の個々の層に加わり、そして、不規則
な熱が加わるという欠点につながる。その事実が積層の
品質低下の要因となる。これにより、再現精度もまた悪
い影響を受け、プレスプレートのパケット類配置は全体
として加熱及び冷却される必要があるので、その工程時
間は非常に長い。
接作用することがこのように初めて可能となり、材料の
連続層がロールから引き出され本発明に依って処理され
る。繰り返して動作するプレス、例えば30×50cm
あるいは50×70cmの材料サイズが処理できるプレ
スが現在まで使われてきたので、以前は不可能であっ
た。これらの多段プレスは薄鋼板のプレス板を有し、そ
れらの板の間に材料層を持つパケットではそのプレス板
は加熱装置に導入され、圧力及び温度の下でそこで適当
に積層されるが、プレス板のパケット類配置のために不
規則な圧力が材料の個々の層に加わり、そして、不規則
な熱が加わるという欠点につながる。その事実が積層の
品質低下の要因となる。これにより、再現精度もまた悪
い影響を受け、プレスプレートのパケット類配置は全体
として加熱及び冷却される必要があるので、その工程時
間は非常に長い。
【0022】これが、本発明の方法の利点が必要になっ
てくるところである。というのは、この方法が、処理さ
れた材料ストリップの各点が同じ熱工程の後に1つの同
じロールギャップを通り抜け、それでその材料が1つの
同じ処理を受ける結果となる連続工程を提供するからで
ある。ところがこれは前記多段プレスの場合にはなかっ
たことである。
てくるところである。というのは、この方法が、処理さ
れた材料ストリップの各点が同じ熱工程の後に1つの同
じロールギャップを通り抜け、それでその材料が1つの
同じ処理を受ける結果となる連続工程を提供するからで
ある。ところがこれは前記多段プレスの場合にはなかっ
たことである。
【0023】ロールの働きにより実施される上記の連続
工程の代わりに、ロール製品のように常に連続工程で処
理されるシート製品を処理する可能性もある。その入力
に供給されたシートから材料の連続ストリップを作り出
すために積層工程を使用することも可能である。
工程の代わりに、ロール製品のように常に連続工程で処
理されるシート製品を処理する可能性もある。その入力
に供給されたシートから材料の連続ストリップを作り出
すために積層工程を使用することも可能である。
【0024】本発明の好ましい実施例では、ロールギャ
ップを走り抜けるスチールベルトの変形は許されないの
で、熱間ロール及び冷間ロールの底ロールは鋼材質で造
られる。これに対して、加熱及び冷却部分の全ての上ロ
ールは各々シリコムゴム被覆鋼ロールコア等のようなエ
ラストマー材質で造られている。
ップを走り抜けるスチールベルトの変形は許されないの
で、熱間ロール及び冷間ロールの底ロールは鋼材質で造
られる。これに対して、加熱及び冷却部分の全ての上ロ
ールは各々シリコムゴム被覆鋼ロールコア等のようなエ
ラストマー材質で造られている。
【0025】また、本発明の他の実施例では、テキスチ
ャーベルトの除去はすでに第1冷間ロールギャップと第
2冷間ロールギャップとの間のスペースで起こっている
が、第2冷間ロールギャップ以後、上部の共動するテキ
スチャーベルトが材料のプロセス層から離れては動かず
対応するガイドロール上に進むことが可能である。従っ
て、もはやテキスチャーベルトが材料ストリップに接触
していないこのゾーンに独立したテキスチャーロールを
配し、積層された材料ストリップに必要な表面模様を付
けることができる。このテキスチャーロールは、例えば
表面模様付きの紙で被覆されたロールであり、処理され
る材料ストリップに圧力を作用させながら回りそしてそ
の構造を付ける(模様を転写する)。
ャーベルトの除去はすでに第1冷間ロールギャップと第
2冷間ロールギャップとの間のスペースで起こっている
が、第2冷間ロールギャップ以後、上部の共動するテキ
スチャーベルトが材料のプロセス層から離れては動かず
対応するガイドロール上に進むことが可能である。従っ
て、もはやテキスチャーベルトが材料ストリップに接触
していないこのゾーンに独立したテキスチャーロールを
配し、積層された材料ストリップに必要な表面模様を付
けることができる。このテキスチャーロールは、例えば
表面模様付きの紙で被覆されたロールであり、処理され
る材料ストリップに圧力を作用させながら回りそしてそ
の構造を付ける(模様を転写する)。
【0026】各々対で配置されたロールを使用するこ
と、つまり2つの熱間ロールギャップ及び2つの冷間ロ
ールギャップにプロセス方向に出来るだけ短いその間の
スペースを設けることが特に有利であることを上述し
た。選択されるその間隔は処理される材料ストリップの
種類と厚さとその通過速度及びその他のプロセスパラメ
ータに依存する。
と、つまり2つの熱間ロールギャップ及び2つの冷間ロ
ールギャップにプロセス方向に出来るだけ短いその間の
スペースを設けることが特に有利であることを上述し
た。選択されるその間隔は処理される材料ストリップの
種類と厚さとその通過速度及びその他のプロセスパラメ
ータに依存する。
【0027】本発明の他の実施例に依れば、各々対で互
いに向かい合って配置された2つの熱間ロールギャップ
及び2つの冷間ロールギャップを選択する代わりに、例
えば、2つの冷間ロールギャップに対して3つの熱間ロ
ールギャップ、あるいは反対に3つの冷間ロールギャッ
プに対して2つの熱間ロールギャップでも選択すること
ができる。各ロールギャップは少なくとも2つの向かい
合ったロールによって定まる。
いに向かい合って配置された2つの熱間ロールギャップ
及び2つの冷間ロールギャップを選択する代わりに、例
えば、2つの冷間ロールギャップに対して3つの熱間ロ
ールギャップ、あるいは反対に3つの冷間ロールギャッ
プに対して2つの熱間ロールギャップでも選択すること
ができる。各ロールギャップは少なくとも2つの向かい
合ったロールによって定まる。
【0028】本発明の他の実施例に依れば、下部の共動
するスチールベルトとの完全な同期を得るために、ゴム
ロールとして設計された全ての上熱間ロール及び冷間ロ
ールはトルク制御される。全体の構成は、主駆動がスチ
ールベルトから得られ、そして上部テキスチャーベルト
が共動する材料ストリップによって運ばれ、また上ロー
ル構成の成形トルク調整ゴムロールがペーパーベルト
を、従ってその下にある材料ストリップをプレスし、下
部の共動する金属ベルトと完全に同期してそれらの材料
を運んでゆくように選択される。
するスチールベルトとの完全な同期を得るために、ゴム
ロールとして設計された全ての上熱間ロール及び冷間ロ
ールはトルク制御される。全体の構成は、主駆動がスチ
ールベルトから得られ、そして上部テキスチャーベルト
が共動する材料ストリップによって運ばれ、また上ロー
ル構成の成形トルク調整ゴムロールがペーパーベルト
を、従ってその下にある材料ストリップをプレスし、下
部の共動する金属ベルトと完全に同期してそれらの材料
を運んでゆくように選択される。
【0029】材料ストリップのゾーンでそり現象を防ぐ
ために、平滑ロールは最後の熱間ロール(熱間ロールギ
ャップ)と第1冷間ロールギャップとの間のスペースに
配置され、また平滑ロールがスチールベルト下に配置さ
れてこのスチールベルトをこのゾーン内の全幅にわたっ
て支持する他の改良がなされる。このように、スチール
ベルトに対し平滑効果が得られ、それによって起こり得
るスチールベルトの波しわが取り除かれ、そして材料ス
トリップの上を走るテキスチャーベルトも平らにされ、
そのことがまたテキスチャーベルトの形状安定を維持す
るのにも寄与する。
ために、平滑ロールは最後の熱間ロール(熱間ロールギ
ャップ)と第1冷間ロールギャップとの間のスペースに
配置され、また平滑ロールがスチールベルト下に配置さ
れてこのスチールベルトをこのゾーン内の全幅にわたっ
て支持する他の改良がなされる。このように、スチール
ベルトに対し平滑効果が得られ、それによって起こり得
るスチールベルトの波しわが取り除かれ、そして材料ス
トリップの上を走るテキスチャーベルトも平らにされ、
そのことがまたテキスチャーベルトの形状安定を維持す
るのにも寄与する。
【0030】テキスチャーベルトが、その片側では上部
ゴムロールによって、そしてその反対側では材料ストリ
ップによって運ばれてゆく為、テキスチャーベルト用の
テークアップロールの制動動作は、このテキスチャーベ
ルトの同期制御を確実にするために正確に制御される必
要がある。
ゴムロールによって、そしてその反対側では材料ストリ
ップによって運ばれてゆく為、テキスチャーベルト用の
テークアップロールの制動動作は、このテキスチャーベ
ルトの同期制御を確実にするために正確に制御される必
要がある。
【0031】本発明に従えば、文献に記載された 0.1
5〜0.30N/mmの範囲では、65g/m2以下のあ
るいは 0.35〜0.50N/mmの範囲では65g/
m2以上の紙の比ウエブ力(Specific web force)に対
して、この2倍あるいは3倍の制動力及び駆動力が使用
されるべきである。さらに、紙及び支持体ストリップの
縦方向での作用点の位相ズレとのバランスを示す文献で
公知の能力が利用され、すなわち、縦方向の伸びを補償
するために、下流側の一対のロールはその前(上流側)
のロール対より幾らか早く回転されるだろう。
5〜0.30N/mmの範囲では、65g/m2以下のあ
るいは 0.35〜0.50N/mmの範囲では65g/
m2以上の紙の比ウエブ力(Specific web force)に対
して、この2倍あるいは3倍の制動力及び駆動力が使用
されるべきである。さらに、紙及び支持体ストリップの
縦方向での作用点の位相ズレとのバランスを示す文献で
公知の能力が利用され、すなわち、縦方向の伸びを補償
するために、下流側の一対のロールはその前(上流側)
のロール対より幾らか早く回転されるだろう。
【0032】さらに又、好ましくは固いロール表面を持
った中央のロール対は調整可能なロールギャップを持
ち、それで厚さが限られた支持体の取入れ角度を小さく
保つことが好ましいとされる。これは、接合される層が
十分な可塑性状態で存在する貼合せ機(Laminator)の
領域で特に重要である。
った中央のロール対は調整可能なロールギャップを持
ち、それで厚さが限られた支持体の取入れ角度を小さく
保つことが好ましいとされる。これは、接合される層が
十分な可塑性状態で存在する貼合せ機(Laminator)の
領域で特に重要である。
【0033】15゜未満の巻付け角を持つ所謂平滑ロー
ルが積層ロールと取込み及び供給ロールから上流と下流
に設けられる改良がなされている。それらは、所謂しわ
形成の可能性を低減しあるいは防止するように企図され
ている。
ルが積層ロールと取込み及び供給ロールから上流と下流
に設けられる改良がなされている。それらは、所謂しわ
形成の可能性を低減しあるいは防止するように企図され
ている。
【0034】さらに又、全ての紙ストリップの制動及び
駆動装置は、0.5〜3.0m/minの比較的遅い積層
速度でも、絶対に急な動きがないようになされている。
紙のストリップのほんのわずかな凹凸が積層接合に許容
できないそりや変形をもたらすことが経験的に示され
た。
駆動装置は、0.5〜3.0m/minの比較的遅い積層
速度でも、絶対に急な動きがないようになされている。
紙のストリップのほんのわずかな凹凸が積層接合に許容
できないそりや変形をもたらすことが経験的に示され
た。
【0035】圧力ロールは、その対向するロールに、高
い定圧の精密減圧器を経由した容易に動き得る特別なシ
リンダーによってプレスされることが好ましい。このよ
うにして、必要な積層品質が均一な接合厚さで得られ
る。
い定圧の精密減圧器を経由した容易に動き得る特別なシ
リンダーによってプレスされることが好ましい。このよ
うにして、必要な積層品質が均一な接合厚さで得られ
る。
【0036】さらに、熱間ロールは、その端部で温度が
上昇するように適当な温度に加熱されるように設計され
ることが好ましい。これにより、コスト効果があって維
持が容易な加熱素子を用いて、ロールの中央と端との間
の温度差を最小にすることができる。
上昇するように適当な温度に加熱されるように設計され
ることが好ましい。これにより、コスト効果があって維
持が容易な加熱素子を用いて、ロールの中央と端との間
の温度差を最小にすることができる。
【0037】また、熱間ロールの加熱のために熱流体が
使用されることが好ましい。この比較的高価な方法は温
度に厳密な処理に対してのみ使用される。
使用されることが好ましい。この比較的高価な方法は温
度に厳密な処理に対してのみ使用される。
【0038】
【発明の効果】本発明は、処理精度を向上するのと同様
に機械出費をかなり低く抑え且つかなり低い製造コスト
で薄い多層フィルムを処理できる箔材料の連続積層方法
と装置を実現できる。そして、本発明の方法と装置によ
ってさまざまな長所が同時に得られる。例えば、今まで
循環スチールベルトに必要とされた組み込み品目が省略
され、結果的に本発明におけるスチールベルトのサイズ
を相当小さくすることもできるので、かなり安価な設計
が得られる。熱間ゾーン及び冷間ゾーンをスチールベル
トの外側に配置することによって、従来技術で見られた
ような気密洩れの可能性がもはや見出せず、全体的に機
械は製造するのにかなり安価になる。
に機械出費をかなり低く抑え且つかなり低い製造コスト
で薄い多層フィルムを処理できる箔材料の連続積層方法
と装置を実現できる。そして、本発明の方法と装置によ
ってさまざまな長所が同時に得られる。例えば、今まで
循環スチールベルトに必要とされた組み込み品目が省略
され、結果的に本発明におけるスチールベルトのサイズ
を相当小さくすることもできるので、かなり安価な設計
が得られる。熱間ゾーン及び冷間ゾーンをスチールベル
トの外側に配置することによって、従来技術で見られた
ような気密洩れの可能性がもはや見出せず、全体的に機
械は製造するのにかなり安価になる。
【図1】本発明の装置の実施例の略側面図である。
【図2】図1の実施例の端面図である。
1 機械フレーム 2, 3 熱間ロール対 4, 5 冷間ロール対 6 従動エンドレスベルト 7 従動ガイドロール 8 軸位置が移動可能な第2ガイドロール 9 ストリップエッジコントロール 10 下部で制動されるテキスチャーフィルム 11 下部で駆動されるテキスチャーフィルム 12 上部で制動されるテキスチャーフィルム 13 上部で駆動されるテキスチャーフィルム 14 上部で制動されるオーバーレイフィルム 15 挿入部 16 完成積層製品取出し部 17,18 エアシリンダー 19,20,21,22 シリンダー 23 押え・取込みロール 24 ガイドロール 25 加圧ガイドロール 26 平滑ロール
Claims (9)
- 【請求項1】 上部の循環ベルトが、被覆すべき素地体
に平行な方向に案内され、被覆フィルムが前記ベルトと
被覆すべき前記素地体の間のスペースに導入されそして
前記被覆フィルムが、圧力と温度を加えることによっ
て、被覆すべき前記素地体上に積層されるフィルム材料
の連続積層方法において、該方法が多層材料を熱間ロー
ル対の第1ロールギャップ内で予熱し、 前記第1ロールギャップに続いて直ちに配置された熱間
ロール対の第2ロールギャップ内で前記多層材料を熱可
塑的に液化し、 エンドレスベルトである前記ベルトの上側の前記材料を
第1冷間ロール対の前記ロールギャップ内に搬送し、そ
こで依然熱可塑的に成形可能な材料をセットし、そして
前記材料を第2冷間ロール対の前記ロールギャップ内に
搬送し、前記多層材料における材料接合を最終的にセッ
トする工程を有することを特徴とするフィルム材料の連
続積層の方法。 - 【請求項2】 前記材料が、前記第1冷間ロール対と前
記第2冷間ロール対との間の区域でその表面に模様が付
けられることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 機械フレームと、そして次々と直ちに配
置された少なくとも2つの熱間ロール対のロールギャッ
プを通して案内され、そして次々と直ちに配置された少
なくとも2つの冷間ロール対のロールギャップを通して
案内される上部ベルト側を持って配置され、積層すべき
前記多層フィルム材料が前記ベルトの上側に置かれる水
平に循環するエンドレスベルトを備えてなる素地体上の
被覆の連続積層装置。 - 【請求項4】 前記熱間ロール対及び前記冷間ロール対
の下ロールが鋼材質で造られることを特徴とする請求項
3記載の装置。 - 【請求項5】 前記熱間ロール対及び前記冷間ロール対
の上ロールがエラストマー被覆を備えた鋼材質で造られ
ることを特徴とする請求項3記載の装置。 - 【請求項6】 前記材料の表面を処理する少なくとも一
つのテキスチャーロールが熱間ロール対と冷間ロール対
との間のスペースに配置されることを特徴とする請求項
3記載の装置。 - 【請求項7】 前記エンドレスベルトが駆動されそして
前記熱間ロール対及び前記冷間ロール対の上ロールがト
ルク制御によって駆動及び制動され得ることを特徴とす
る請求項3記載の装置。 - 【請求項8】 平滑ロールが前記最後の熱間ロール対と
前記第1冷間ロール対との間のスペース内で前記エンド
レスベルトの下に配置されることを特徴とする請求項3
記載の装置。 - 【請求項9】 前記下部エンドレスベルトがテキスチャ
ーベルトとして設計されることを特徴とする請求項3記
載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4209683:9 | 1992-03-25 | ||
DE19924209683 DE4209683C2 (de) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | Verfahren und Vorrichtung zur Durchlauf-Laminierung von Folienmaterial |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06182796A true JPH06182796A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=6454981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5066470A Pending JPH06182796A (ja) | 1992-03-25 | 1993-03-25 | 箔材料の連続積層方法と装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06182796A (ja) |
DE (1) | DE4209683C2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7127923B2 (en) | 1994-12-30 | 2006-10-31 | Black & Decker, Inc. | Method and apparatus for forming parts from a continuous stock material and associated forge |
CN102700123A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-03 | 上海交通大学 | 聚合物薄膜类产品微细结构卷对卷热辊压成形装置 |
CN115416199A (zh) * | 2022-08-31 | 2022-12-02 | 青岛中集创赢复合材料科技有限公司 | 一种复合材料实心板的生产设备及生产工艺 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2451597A (en) * | 1944-08-23 | 1948-10-19 | Bakelite Corp | Annealing of calendered thermoplastic material |
FR1248473A (fr) * | 1959-11-02 | 1960-12-16 | Machine pour la fabrication continue de plaques stratifiées de thermoplastiques | |
DE2553802A1 (de) * | 1975-11-29 | 1977-06-02 | Friz Gmbh Adolf | Band-praege-presse |
US4170511A (en) * | 1976-09-13 | 1979-10-09 | Pace Incorporated | Surface laminating machine |
US4259143A (en) * | 1978-12-01 | 1981-03-31 | General Binding Corporation | Laminating machine |
EP0134820B1 (de) * | 1983-07-01 | 1987-09-02 | Roland Melzer | Verfahren zum Herstellen von Kunststoffkarten |
DE3719976A1 (de) * | 1987-06-15 | 1988-12-29 | Hymmen Theodor Gmbh | Verfahren und vorrichtung zum aufbringen einer flaechenpressung auf pressbandgetriebene werkstuecke |
-
1992
- 1992-03-25 DE DE19924209683 patent/DE4209683C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5066470A patent/JPH06182796A/ja active Pending
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4209683A1 (de) | 1993-09-30 |
DE4209683C2 (de) | 1994-06-01 |
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