JPH06182665A - ベルト／ディスク研摩機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 被加工物の研摩に際し、揺動自在のベルト・
ベッドをその水平位置から垂直位置まで選択的に９０°
回転させ、それを正確な位置へロックし得る揺動自在ベ
ルト・ベッド用の急速解放およびロック装置を備えた新
規なベルト／ディスク研摩装置を提供する。 【構成】 フレーム１１と、フレームの一部分を形成す
るＣ字形カラー７６と、ベルト・ベッド１６に取り付け
られ且つＣ字形カラー内にはめ合い係合された円形支持
構造体７４と、ベルト・ベッドの何れかの位置でＣ字形
カラーを円形支持構造体の回りへ締め付け、選定位置に
ベッドを保持する装置と、ベッド位置割出しピン１００
およびそれに係合する装置とが主要構成要素として急速
解放およびロック装置に包含されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は概してベルト研摩機に関
し、特に被加工物を研摩する場合のための、揺動自在ベ
ッドの水平または垂直位置の何れかにベッドをロックす
る、揺動自在ベッド用の急速解放およびロック装置を備
えたベルト研摩機に関する。

【０００２】

【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】ベル
ト型研摩機は歴史が長く、技術上周知されている。それ
らは、一端に遊動プーリ、他端に従動プーリを備えた長
いベルト・ベッドを有する。遊動プーリは、調整機構に
より、研摩のためのエメリー形式の表面を有するエンド
レス・ベルトをそこへ配置し得るに足りるだけ遠方へ移
動される。次いで遊動プーリは、駆動プーリと遊動プー
リとの回りにベルトが張られるまで外方へ調整される。
ベルト・ベッドにより、研摩される被加工物がベルト上
に置かれ、その間にベルトが駆動され、従って被加工物
を研摩することができる。

【０００３】想像し得る如く、研摩作業により相当な量
のダストが生成される。従来の技術にあっては、駆動プ
ーリの回りに集じん器が置かれ、集じん器へダストを運
ぶベルトの端部を包囲している。何れか周知の型の真空
形態を集じん器のオリフィスへ結合し、ダストを、それ
が集じん器へ入る際、この真空形態により除去すること
もできる。

【０００４】エンド・ストップは一般に、集じん器の前
方、且つベルトの表面の真上に置かれる。このエンドス
トップは、被加工物が研摩されている間、それを支持す
るため、それに接して被加工物が支えられることを可能
にさせる。それはベルトの上方へわずかな距離だけ持ち
上げられており、従って生成されるダストを、ベルトで
集じん器内へ運ぶことができる。

【０００５】更に、ベルト・テーブルは、若干の種類の
研摩を容易にするため、その水平位置から垂直位置へ移
動する能力を有する。一般に、ベルトがその水平位置に
ある場合、それは、ベルト・ベッド内へフレームを貫通
する２本のボルトでかたく保持されている。従ってベッ
ドを上方へ９０°傾けるためには、２本のボルトを取り
外し、ベルトを９０°傾け、フレームおよびベルト・ベ
ッド内へボルトを再挿入しなければならない。これは明
らかに時間の浪費であり、研摩機の使用者にとっては不
便である。加えて、ベルトがその垂直および水平位置に
ある時を可成り正確に知らなければならない。水平また
は垂直面の何れかへベッドを正確な様態で置く能力は、
機械の使用者にとり比較的に迅速且つ容易な方法で達成
されるべきである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、ベルト
・ベッドを何れか所望の位置でフレームへロックする単
一の止めねじまたはボルトを有するベルト研摩機を提供
することにより、従来技術の不利点が克服される。これ
は、フレームの一部分を形成するＣ字形カラーを備える
ことにより達成される。周囲に広い面を備える車輪状装
置のような円形支持構造体がベルト・ベッドに取り付け
られ、フレームの一部分を形成するＣ字形カラー内に位
置付けされる。この円形支持構造体はＣ字形カラー内に
支えられて回り、ベルト・ベッドが水平位置から垂直位
置まで選択的に９０°回転することを可能にさせる。Ｃ
字形カラー上の止めねじまたはボルトを緩めることによ
り、円形支持装置の回りで圧力が低減され、ベルト・ベ
ッドが旋回することが可能になる。しかし、止めねじが
締め付けられると、Ｃ字形カラーの両端部が互いに向か
って移動し、ベルト・ベッドが回転することを防止すべ
く、円形支持装置の回りをクランプする。Ｃ字形クラン
プは平たんな内面を有し、円形支持構造体の平たんな外
面はＣ字形カラーの平たんな内面とはめ合い接触をして
配置され、従ってＣ字形カラーが止めねじで締め付けら
れると、それにより円形支持構造体の平たんな外面が把
握され、固定された関係にそれが保持される。Ｃ字形カ
ラーの各外端部には凹所が形成される。一方の凹所のオ
リフィスは、他方の凹所のオリフィスと整合して延在
し、整合された両オリフィスに止めねじまたはボルトが
挿入され、それが締め付けられるとＣ字形カラーの両端
部が引張られて円形支持構造体の回りにそれがクランプ
され、選定された位置にベッドがロックされる。

【０００７】ベッド位置割出しピンは、Ｃ字形カラーか
ら外方へ延びている。０°および９０°での確実な止め
によりベルト・ベッドを位置決めするため、０°および
９０°の位置でピンに係合すべく、ベッド上の円形支持
構造体に装置が結合されている。この装置は、Ｃ字形カ
ラーを貫いて延びる環状取付具である。環状取付具の第
一端部の内方へ延びる第一フランジは、ベルト・ベッド
へ硬直に取り付けられた円形支持構造体への取付けのた
め、Ｃ字形カラーの内側にある。環状取付具の他端部の
外方へ延びる第二フランジはＣ字形カラーの外側にあ
り、ベルト・ベッドが０°から９０°の位置まで回転さ
れる際にそれと共に回転する。割出しピンを受けるた
め、第二フランジ内に弧状凹所が形成されている。それ
には、正確な０°および９０°のベルト・ベッド位置で
自動的な止めを生成するための、０°の水平ベルト・ベ
ッド位置で割出しピンと係合する第一肩と、９０°の垂
直ベルト・ベッド位置で割出しピンと係合する第二肩と
がある。

【０００８】従って本発明の目的は、水平位置（０°）
から垂直位置（９０°）まで移動され得るベッドを有し
且つ、ベッドを所望の位置へ移動するために緩め、次い
でベッドを定位置にロックするために締め付け得る単一
のボルトまたは止めねじを有するベルト型研摩機を提供
することにある。

【０００９】本発明の目的はまた、第一位置において、
凹所内の第一肩が０°位置で割出しピンに係合し、凹所
内の第二肩が９０°位置で割出しピンに係合し、かくし
て確実な止めが生成され且つベルト・ベッドが０°およ
び９０°位置へ正確に位置決めされるように、ベルト・
ベッドへ取り付けられたフランジ内の弧状スロットに係
合するフレーム上の割出しピンを提供することにある。

【００１０】従って本発明は、ベルト・ベッドが水平位
置から垂直位置へ選択的に９０°回転されることを可能
にする急速解放装置を有するベルト研摩機に関する。Ｃ
字形カラーは研摩機フレームの一部分を形成する。ベル
ト・ベッドが水平位置から垂直位置へ選択的に９０°回
転されることを可能にすべく、支持装置がベルト・ベッ
ドに取り付けられ、且つＣ字形カラー内に位置付けされ
ている。ベルト・ベッドの水平または垂直位置の何れか
でＣ字形カラーを支持装置の回りへ締め付け、選定され
た位置にベッドを保持するために装置が設けられてい
る。Ｃ字形クランプには平たんな内面があり、円形支持
構造体には、Ｃ字形カラーの平たんな内面に接触する平
たんな外面がある。Ｃ字形カラーの各外端部には凹所が
形成され、一方の凹所から、整合する他方の凹所を貫い
てオリフィスが延在している。ボルトまたは止めねじが
オリフィスへ挿入され、締め付けられると、円形支持構
造体の回りへＣ字形カラーの両端を押圧し、ベルト・ベ
ッドが移動し得ないように円形支持構造体をＣ字形カラ
ーへロックする。

【００１１】フレームと結合された割出しピンによりベ
ルトに対する確実な止めが生成され、水平または垂直面
の何れにおいてもベルト・ベッドが正確に位置決めされ
る。

【００１２】

【実施例】本発明の以上その他の諸目的は、類似の構成
諸要素を同様の番号で表示した添付図面に関連して更に
充分に理解されよう。

【００１３】ここで図１について説明する。同図には本
発明の新規なベルト／ディスク研摩機が示され、全体と
して数字１０で表示されている。それは、ベルト研摩機
１２とディスク研摩機１４とを備えている。ベルト研摩
機１２には、研摩機１８から成るエンドレス・ベルトを
上に載せたベルト・ベッド１６が包含されている。調整
機構２０は、エンドレス研摩ベルト１８上の圧力を解放
してそれを取り外し且つ必要に応じて取り替え得るに足
りるだけ内方へ前部遊動プーリ２１が移動することを可
能にさせる。全体として数字２２で示されるダスト・カ
バーは、図２に示す如く駆動軸６０を被覆して、図１の
集じん器２２に向かい研摩紙ベルト１８が移動する際に
生成されるダストを集収する。集じん器２２の直ぐ前に
エンド・ストップ２４が取り付けられ、研摩紙ベルト１
８のわずか上方に位置付けされて、研摩作業により生成
されるダストがストップ２４の下を集じん器２２内へ運
ばれるようにさせる。エンド・ストップ２４は、研摩機
で研摩されている品物を支持する。それにより、研摩さ
れている品物がベルト１８と一緒に移動されることが防
止される。

【００１４】同様に、ディスク研摩機１４には、研摩紙
ディスク２７で研摩されている部片を位置決めするため
に使用できる可調整ストップ２６がある。研摩紙ディス
ク２７をダスト・カバー・ハウジング２８が包囲し、研
摩作業のために、その前面部分のみを露出させている。
ダスト・カバー２８の下方部分１５４に結合されたオリ
フィス３０へ真空付属装置を連結することもできる。追
ってわかるように、ディスク研摩機ダスト・カバー２８
は、３部分で構成されている。それには上方後面部分１
８４（図１３）と、下方後面部分１２８（図６）と、真
空システムへの取付け用のオリフィス３０を有する下方
前面部分１５４（図１０）とがある。従ってディスク２
７は、下半分の前後面双方および後面の上半分を包囲さ
れ、それにより完全且つ効果的なダスト集収システムを
作っている。ブラケット１３８，１４０、１４２，１４
４（図６）は、図示の如き水平位置から垂直位置へベル
ト研摩機ベッドを移動させるように急速解放装置を作動
させるべく以降に説明するように使用されるアレン（Ａ
ｌｌｅｎ）・レンチ３４を受容するため、ダスト・カバ
ー２８の下方後面部分の最下方部分に形成される。フレ
ーム１１のスイッチ３６は、ベルトおよびディスク研摩
機を作動、停止させる。ベルト研摩機１２およびディス
ク研摩機１４は何れも同じ駆動軸で駆動され、従ってス
イッチ３６が作動されると両者が一緒に回転する。

【００１５】ベルト研摩機１２およびその関連する構成
諸要素の部分的に分解された略図が図２に示されてい
る。図２に見られる如く、ベルト・ベッド１６は一方の
端部にオリフィス６２，６４を備え、それを貫いて駆動
軸６０を取り付けることができる。研摩ベルト１８を搬
送するため、円筒型プーリ６６が軸６０に取り付けられ
る。軸６０の端部６１は、軸受７０と、ボルトまたはね
じによるなどして何れかの周知された方法でベルト・ベ
ッド１６にかたく取り付けられ円形支持ホイール７４と
を貫いて延びる。軸６０の他方の端部は、ベルト・ベッ
ド１６の他方側に取り付けられた取付けブラケット７２
内のくぼんだカップ内にはまる軸受６８内に取り付けら
れている。

【００１６】円形支持ホイール７４は、矢張り幅広い内
面７７を有するＣ字形クランプまたはカラー７６の内部
にはまる幅広い外面７５を備えている。支持構造体７４
の幅広い外面およびＣ字形カラー７６の幅広い内面７７
ははめ合い接触をなしている。Ｃ字形カラー７６の上方
部分の凹所７８は、その中にオリフィス７９を有する。
Ｃ字形カラー７６の下方部分の凹所８０は、オリフィス
７９と整合するオリフィス（図示せず）を有する。整合
する両オリフィス内に挿入された６角ボルト９０は凹所
８０内のナット９２と接触し、Ｃ字形カラー７６の外端
部を圧縮しまたは緩めて、円形支持構造体７４の回りで
Ｃ字形カラー７６を締め付けまたはＣ字形カラー７６を
緩めるために用いることができる。ベルト・ベッド１６
が水平位置にある場合には、６角ねじ９０を締め付けて
ベッドをフレーム１１へロックすることができる。ベッ
ド１６を垂直位置へ持ち上げることが望ましければ、デ
ィスク研摩機１４のダスト・カバーの下方前面部分にあ
る６角レンチ３４を、急速解放装置としてボルト９０を
緩め、垂直位置へベッド１６を移動させるために用いる
ことができる。次いでボルト９０を再び締め付けること
ができ、Ｃ字形カラー７６が円形支持ホイール７４と係
合して垂直位置にベッド１６をロックする。

【００１７】Ｃ字形カラー７６のオリフィス１０２へ割
出しピン１００がかたくはめ込まれて、研摩機ベッド１
６の水平および垂直位置の双方のための確実な止めを生
成している。ベルト研摩機ベッド１６が０°および９０
°位置へ正確に位置決めされることを可能にするため、
割出しプレート１０４が割出しピン１００に結合され
る。プレート１０４は、Ｃ字形カラー７６の中心を通っ
て延在する環状面１０６を備えている。Ｃ字形カラー７
６の内側の、環状面１０６の第一端部の内方へ延びる第
一フランジ１０８は、言うまでもなくベルト・ベッド１
６に取り付けられた円形支持ホイール７４に取り付けら
れている。環状面１０６の他端部の外方へ延びる第二フ
ランジ１１０は、ベルト・ベッド１６が０°から９０°
まで回転する際に第二フランジ１１０がベルト・ベッド
と共に回転するよう、Ｃ字形カラー７６の外側にある。
割出しピン１００を受けるため、第二フランジ１１０内
に弧状凹所１１１が形成される。正確な０°および９０
°のベルト・ベッド位置で自動的な止めを生成すべく、
凹所１１１内の第一肩１１２が０°の水平ベルト・ベッ
ド１６位置で割出しピン１００に係合し、第二肩１１４
がベルト・ベッド１６の９０°垂直位置で割出しピン１
００に係合する。

【００１８】エンド・ストップ２４の詳細が図３、図４
および図５に示されている。図３は、複数のＵ字形オリ
フィス１１８が形成されている細長い長方形プレート１
１６を有するエンド・ストップ２４の正面図である。エ
ンド・ストップ２４が側方延長部１２０のオリフィス１
２２を通し、ボルトまたはねじによりベルト・ベッド１
６に取り付けられると、長方形プレート１１６の底面が
ベルトの真上にあって、移動するベルトにより生成され
るダストが集じん器に向かいオリフィスを通過すること
を可能にさせる。Ｕ字形オリフィス１１８は、長方形プ
レート１１６の下方エッジに向かい下方へ延びる開口端
部を各Ｕ字について備え、それにより、くし状構造体を
形成している。上方集じん器部分３８および長方形プレ
ート１１６の双方を支えるべく、上方集じん器部分３８
の外端部をエンド・ストップに取り付けるため、図５に
示す如く、横方向に延在するプレート１２４が長方形プ
レート１１６の後方へ延び、図４に示す如く、オリフィ
ス１２６をそこに備えている。

【００１９】さきに述べた如く、研摩ベルトを駆動する
軸６０はＣ字形カラーまたはクランプ７６を貫いて延
び、そこでそれが、図示されていないが、電動機により
駆動される。軸６０の外端部はまた、ディスク研摩機２
７をそこに取り付けている。図６から図１５に示す如
く、研摩機２７のために集じんシステムが設けられてい
る。図６には、下方後面ハウジング１２８が示されてい
る。それには、集じん器の頂部後面部分および前面下方
部分への取付けのための、オリフィス１３４，１３５，
１３７，１３９をそこに有する半円形部分１３２が含ま
れている。ダストは、半円形部分１３２内で研摩ディス
クが回転するため、その中でのみ集収される。半円形部
分１３２の下方のハウジング部分１４８は研摩機の外側
にあり、ダストは集収しない。ハウジング１４８は半円
形部分１３２と一体に形成され、そこから下方へ延びて
いる。半円形ハウジング部分１３２の中心部にはオリフ
ィス１３０が形成され、軸６０の端部が、それを貫き且
つ点１５２にその中心線を通過させて突出する。オリフ
ィス１３６，１４６は、下方後面ハウジング１２８をフ
レーム１１へボルトで取り付けるために用いられる。突
起１３８，１４０は、突起１４２，１４４と同様に、下
方ハウジング１４８の外側で一直線をなしている。これ
らの突起は、図１に部分的に示す如く、ベッド急速分離
およびベッド調整ボルトのために用い得るレンチを受容
し且つ保持するために、６角オリフィスをそこに備えて
いる。図７は、集じん器１４の下方後面部分１２８の背
面図である。図７では、図６に関して述べた全ての構成
要素をユニット１２８の後から見ることができる。

【００２０】図８は、集じん器１４の下方後面部分１２
８の側面図である。この側面図では、延長されたハウジ
ング１４８の前面に半円形部分１３２が延在している点
が注目される。研摩機ディスク２７は、半円形部分１３
２に包囲されたディスクのフラットな軸線について回転
する。図９は、図７の線９−９についての集じん器１４
の部分１２８の断面図である。図９においては、ボルト
取付けオリフィス１３６，１４６を明確に見ることがで
きる。更に、中心線１５２に沿ったオリフィス１３０を
貫いて軸６０が延びる部分１４８の前面に半円形部分１
３２が明確に示されている。回転するディスク研摩機の
平面１５０が半円形部分１３２内に囲まれていることに
留意されたい。

【００２１】集じん器１４の下方前面部分が図１０に示
され、数字１５４で表示されている。それは、要すれ
ば、研摩の目的でディスク全体を露出させるため、取り
外すことができる。このような場合、ダスト集収は行わ
れない。それには、ほぼ半円形の部分１５６があり、そ
こから真空ノズル１６２が延び、これと共にそれが一体
に形成される。オリフィス１５８，１６０は、図６に示
す如きオリフィス１３５，１３９への取付けによる、前
面下方部分１５４の後面下方部分１２８への取付けを可
能にさせる。図１１は、集じん器１４の下方前面部分１
５４の側面図である。内側の肩１６６は、集じん器１２
８の下方後面部分の半円形部分１３２の底面１５１（図
９）とかみ合い且つその下にある。図１２は、人が真空
連結部１６２内に指を挿入して研摩機に触れることを防
止するため、真空連結部１６２のオリフィス内に置かれ
た指防護器１６４を示す集じん器１５４の下方前面部分
の背面図である。

【００２２】集じん器の上方後面部分は数字１８４で表
示され、図１３に示されている。それには補強リブ１９
２もあり、弧状部分１８６が形成されている。オリフィ
ス１８８は図６のオリフィス１３４と合い、オリフィス
１９０は図６のオリフィス１３７と合って、集じん器１
４の上方後面部分を下方部分に取り付ける。図１４は、
集じん器１４の上方後面部分１８４の背面図である。更
にまた、オリフィス１８８，１９０や軸６０の中心線１
５２と共に弧状部分１８６も見られる。図１５は、集じ
ん器１４の上方後面部分１８４の側面図である。それに
は、１９４において、後面部分１９６に向かい下方へテ
ーパを付された第一フランジ部分１９２がある。ディス
ク研摩機を駆動する軸６０の中心線１５２が図示されて
いる。

【００２３】図１６、図１７、図１８、図１９は全て、
ベルト研摩機集じん器２２の頂部部分３８に関するもの
である。図１６は、その前面の平たん部分１７４と、図
２に示す如きベルト研摩機集じん器２２の下方部分４０
の平たん面１８０に合う平たんな下面１７８に至る曲面
１７６に細まる第二平たん面１７５へ向かう傾斜面１７
２とを有する上方部分３８の平面図である。下方後面部
分１７６がその裏側に、図２に示す如き下方部分４０の
対応的なオリフィス５６，５８にはまり込むＬ字形ラッ
チ装置１６８，１７０を備えていることに留意された
い。集じん器２２の頂部部分３８をエンド・ストップ２
４と共に取り外すことにより、研摩ベルト・ベッド１６
よりも長い、細長い被加工物を研摩ベルト上に載せるこ
とができる。使用者は、頂部部分３８とエンドストップ
２４とを研摩ベルト・ベッド１６へ保持するオリフィス
１２２（図４）内のボルトを取り外すことしか必要とし
ない。エンド・ストップ２４および上方ダスト・カバー
部分３８は、それらを、Ｌ字形装置１６８，１７０がオ
リフィス５６，５８から離れるまで後方へ傾けることに
より取り外される。下方部分４０の上方面１８０は研摩
ベルト１８の真下にあり、従ってベルト１８に載せられ
た被加工物をかわしている。

【００２４】従って、水平位置から垂直位置へ９０°、
ベルト・ベッドが選択的に回転されることを可能にする
急速解放装置を有する新規なベルト／ディスク研摩装置
が開示された。フレームの一部分を形成するＣ字形カラ
ーが、ベルト・ベッドに取り付けられた支持装置に係合
し、それにより、ベッドの水平または垂直位置の何れか
で支持装置の回りにＣ字形カラーを締め付けて、選択的
にベッドを保持することができる。ベッド位置割出しピ
ンがフレームへかたく取り付けられ、ベルト・ベッドに
取り付けられたフランジ内の凹所に係合する。フランジ
は、０°および９０°位置の双方で割出しピンと係合す
る、９０°隔置された第一および第二肩をその上に備
え、それらの位置での迅速且つ正確なベッドの位置決め
を可能にさせている。

【００２５】本発明を好適な実施例に関連して説明した
が、説明した特定の形式に本発明の範囲を限定しようと
するものではなく、むしろ逆に、この種の代替物、変更
態様および同等物を、特許請求の範囲により定義された
本発明の精神および範囲の中に包含され得るものとして
保護すべく意図するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】ベルト・ディスク研摩機の斜視図。

【図２】迅速な解放をもたらし且つベッドが正確な様態
で水平位置から垂直位置へ迅速に移動されることを可能
にするＣ字形カラーおよび割出しピンを示すベルト・デ
ィスク研摩機の部分分解図。

【図３】ベルト・ベッドと共に使用されるエンド・スト
ップの正面図。

【図４】図３のエンド・ストップの端面図。

【図５】図３に示したエンド・ストップの平面図。

【図６】ベルト／ディスク研摩機上のディスク研摩機用
集じん器の下方後面部分の正面図。

【図７】図６に示した集じん器の下方後面部分の背面
図。

【図８】図６に示す集じん器の下方後面部分の側面図。

【図９】図７に示した集じん器の下方後面部分の線９−
９についての断面図。

【図１０】ディスク研摩機の集じん器の下方前面部分の
正面図。

【図１１】図１０に示した集じん器の下方前面部分の側
面図。

【図１２】図１０に示す下方前面ダスト・カバーの下方
端部の背面図。

【図１３】ディスク研摩機用ダスト・カバーの上方部分
の正面図。

【図１４】図１３のディスク研摩機用上方カバーの背面
図。

【図１５】図１３および図１４に示すディスク研摩機用
ダスト・カバーの側面図。

【図１６】ベルト研摩機集じん器用ダスト・カバーの平
面図。

【図１７】図１６の研摩ベルト集じん器の頂部部分の右
側面図。

【図１８】図１６に示したベルト研摩機集じん器の頂部
部分の左側面図。

【図１９】図１６に示したベルト研摩機用ダスト・カバ
ーの上方部分の端面図。

【符号の説明】

１０ ベルト／ディスク研摩機 １１ フレーム １２ ベルト研摩機 １４ ディスク研摩機 １６ ベルト・ベッド ７４ 円形支持構造体 ７５ 外面 ７６ Ｃ字形カラー ７７ 内面 ７８ 凹所 ７９ オリフィス ８０ 凹所 ９０ ６角ボルト １００ 割出しピン １０８ 第一フランジ １１０ 第二フランジ １１１ 弧状凹所 １１２ 第一肩 １１４ 第二肩

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ディスク研摩機およびベルト研摩機の双
   方を備えるベルト／ディスク研摩機において、前記ベル
   ト研摩機のベルト・ベッドが水平位置から垂直位置へ選
   択的に９０°回転されることを可能にする急速解放装置
   に、 フレームと、 前記フレームの一部分を形成する平滑な内面を備えたＣ
   字形カラーと、 前記ベルト・ベッドに取り付けられ、また、前記ベルト
   ・ベッドが水平位置から垂直位置へ選択的に９０°回転
   されることを可能にすべく前記Ｃ字形カラーの前記の平
   滑な内面の中に位置し且つそれとはめ合い接触する平滑
   な外面を有する円形支持構造体と、 前記ベルト・ベッドの水平または垂直位置の何れかで前
   記Ｃ字形カラーを前記支持装置の回りへ締め付け、選定
   された位置に前記ベッドを保持する装置と、 前記Ｃ字形カラーから外方へ延びるベッド位置割出しピ
   ンと、 前記ベルト・ベッドの０°および９０°位置で前記ベッ
   ド位置割出しピンと係合して０°および９０°位置へ前
   記ベルト・ベッドを正確に位置決めするための確実な止
   めを生成すべく前記円形支持構造体と結合されたピン係
   合装置とが含まれているベルト／ディスク研摩機。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のベルト研摩機におい
   て、前記Ｃ字形カラーを締め付ける前記装置に、 前記Ｃ字形カラーの各外端部にある凹所と、 一方の凹所から他方の凹所を通り、互いに一直線をなし
   て延びるオリフィスと、 前記オリフィスへ挿入され、締め付けられた場合に選定
   された位置へ前記ベッドをロックすべく、前記Ｃ字形カ
   ラーを前記円形支持構造体へロックするボルトとが含ま
   れているベルト研摩機。
3. 【請求項３】 請求項１に記載のベルト研摩機におい
   て、前記ピン係合装置に、 前記Ｃ字形カラーを貫いて延びる環状取付具と、 前記円形支持構造体への取付けのための、前記Ｃ字形カ
   ラーの内側にある前記環状取付具の第一端部の内方へ延
   びる第一フランジと、 前記ベルト・ベッドが０°から９０°まで回転される際
   に前記ベルト・ベッドと共に回転する、前記Ｃ字形カラ
   ーの外側にある前記環状取付具の他端部の外方へ延びる
   第二フランジと、 前記割出しピンを受ける前記第二フランジ内の弧状凹所
   と、 正確な０°および９０°のベルト・ベッド位置で自動的
   な止めを生成するための、０°の水平ベッド位置で前記
   割出しピンと係合する前記凹所の第一肩と、９０°の垂
   直ベルト・ベッド位置で前記割出しピンと係合する第二
   肩とが含まれているベルト研摩機。