JPH06182558A - 溶接ステンレス材、プロセス装置、超純水製造供給装置、超高純度ガス供給配管系及び溶接方法 - Google Patents

溶接ステンレス材、プロセス装置、超純水製造供給装置、超高純度ガス供給配管系及び溶接方法

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JPH06182558A
JPH06182558A JP4303681A JP30368192A JPH06182558A JP H06182558 A JPH06182558 A JP H06182558A JP 4303681 A JP4303681 A JP 4303681A JP 30368192 A JP30368192 A JP 30368192A JP H06182558 A JPH06182558 A JP H06182558A
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stainless
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忠弘 大見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、溶接部表面近傍への金属ヒューム
の発生・再付着の防止、クロム炭化物の析出量の低減が
可能な溶接方法を提供することを目的とする。また、ヒ
ュームの付着のない溶接ステンレス材、半導体製造装
置、超純水製造供給装置並びに超高純度ガス供給配管系
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の溶接方法は、複数のステンレス材の
それぞれの所定の部分(溶接部)を溶融凝固して前記複
数のステンレス部材を接続する溶接方法において、溶接
部への入熱量を600ジュール/cm以下とすることを
特徴とする。さらに、溶接速度を20cm/min以上
とする事を特徴とする。またステンレス材は、溶接後に
被溶接体を超純水(15L/hrの流量、6時間)で、
洗浄したときのFe,Ni,Cr及びMn溶出量の総和
が溶接長さ1cmあたり0.1μg以下であることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接後に金属原子等の
ヒュームの付着を防止した溶接ステンレス材、プロセス
装置、超純水製造供給装置、超高純度ガス供給配管系及
び溶接方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属部材の接合としてタングステンーイ
ナートガス溶接、アークガス溶接、電子ビーム溶接等が
広く用いられている。これら従来の溶接技術において
は、溶接部の表面粗度、溶融部から発生する金属ヒュ−
ムの付着について殆ど考慮が払われていない。そのた
め、溶接部において、やけの発生、表面割れ、クロム炭
化物の析出等が起こり、金属粉を中心とする不純物の発
生や機械強度の長期的な信頼性の低下という問題が生じ
る。
【0003】従来の溶接技術では、溶接箇所である金属
溶融部から金属原子ならびにその塊となった金属ヒュー
ムの蒸発飛散がおこり、溶接部近傍で冷却されて再び付
着する。この付着金属は、特に腐食性ガスを流すと剥離
することが分かり、その結果プロセス雰囲気の汚染・劣
化を招くこと、特に高清浄度雰囲気が要求される半導体
製造装置、ガス供給配管系及び超純水製造供給系におい
ては大きな問題となることが分かった。
【0004】更に、従来の溶接技術では、溶接ビードは
広く、その表面は粗くなる。また、クロム炭化物の析出
が著しく、粒界腐食等が生ずるという問題がある。
【0005】以上の金属ヒュームの付着、溶接部の表面
荒れ、表面クロム炭化物の析出について図を用いて更に
詳しく述ベる。従来法における配管材料のタングステン
イナートガス溶接の構成を図13に示す。図において、
403はタングステン電極であり、401は溶接を行う
配管材料である。406は溶接部を示し、408はこの
溶融部で発生する金属ヒュームである。この金属ヒュー
ム408はアークガスやバックシールガスの流れにより
溶接部407の下流側の配管材料401の表面に付着
し、付着金属409となる。また従来の溶接法では、溶
接雰囲気は特に制御されていないため、大気が混入し溶
接部表面に焼け406が発生する。付着金属409は、
不活性ガスに対しては剥離という問題は生じないが腐食
性ガス、例えば塩化水素ガス等を流すと剥離し、ガス雰
囲気を汚染してしまう。剥離する金属としては、金属材
料に主として含まれるFe,Ni,Cr,Mn等であ
り、これらがガス雰囲気中に検出されている。これらの
不純物はLSIの特性を著しく劣化させるため、半導体
製造において重大な問題となっている。
【0006】従って現在ヒュームの付着のない半導体製
造装置、超純水製造供給装置、超高純度ガス供給配管系
の要望が強く、同時にヒューム付着を発生しない溶接方
法が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の点に鑑み、本発
明は、溶接部表面近傍への金属ヒュームの発生・再付着
の防止、クロム炭化物の析出量の低減することを可能に
する溶接方法を提供することを目的とする。また、本発
明はヒュームの付着のない溶接ステンレス材、更にはヒ
ュームの付着のない半導体製造装置、超純水製造供給装
置並びに超高純度ガス供給配管系を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の溶接方法は、複
数のステンレス部材のそれぞれの所定の部分(溶接部)
を溶融凝固して前記複数のステンレス部材を接続する溶
接方法において、溶接部への入熱量を600ジュール/
cm以下としたことを特徴とする。また、溶接速度は2
0cm/min以上が望ましい。
【0009】さらに、本発明の溶接方法は、溶接部の表
面に対し垂直な成分を有する磁場を印加しながら溶接す
ることを特徴とする。また、配管内溶接ビードの幅を1
mm以下とすることが好ましい。さらに、溶接時に発生
するヒュームの主原因となるMnを低減するために、溶
接に使用するステンレス材のMn含有率は、0.8重量
%以下で構成されたステンレス材を用いることが好まし
い。特に、0.5重量%以下のMn含有量のステンレス
材を用いることがより好ましい。
【0010】
【作用】本発明者は、半導体関連装置を開発する過程
で、前述したように溶接により発生するヒュームが半導
体デバイスの性能を劣化させ、素子の更なる高性能化を
阻む要因となることを見いだし、この知見を基に溶接条
件とヒューム発生の関係を鋭意研究した結果、本発明の
完成に至ったものである。
【0011】図1に、アーク溶接時の入熱量と発熱量の
関係を示す。図1において、縦軸は溶接後に15L/h
rの流量で6時間超純水を流したときのFe,Ni,C
r,Mnの溶出量の総和を単位溶接長について示したも
のである。図から明らかなように、溶接時に発生するヒ
ュームは、入熱量と大きく係わり、発生量は入熱量の対
数値と比例関係にある。入熱量を70A・sec(60
0ジュール/cmに対応)以下にするとヒュームの発生
は確認されなくなる。
【0012】即ち、本発明において、入熱量は600ジ
ュール/cm以下であり、また、同じ入熱量でも溶接速
度の速い方がヒューム発生量は少なくなる。溶接速度は
20cm/min以上が好ましく、20cm/min以
上とする事でヒューム発生量は更に低減させることがで
きる。
【0013】さらに、電磁石または永久磁石等を用いて
溶融部に表面に対し垂直な成分を有する磁場を形成する
ことにより、溶接時に発生する金属ヒュームを溶融部に
とどめ、溶接施工部の下流側への流れをより一層防止
し、被溶接部材上に金属ヒュームが析出するのを防止す
る。また、金属溶融物は電気伝導が大きいため、上記磁
場により溶接部の平坦性は向上する。
【0014】また、前記磁場は、溶融手段にて発生した
イオンまたは電子を収束させることが可能なため、ビー
ムを絞り込むことができ、溶接ビード幅を狭く仕上げる
ことが可能となる。同時に、溶接入熱量を低減すること
が可能となり、クロム炭化物の析出量は大きく低減さ
れ、粒界腐食は著しく低減される。
【0015】本発明における好適な磁場の強さは、溶接
部表面で50ガウス以上である。より好ましくは300
ガウス以上である。300ガウス以上でヒューム飛散防
止効果はより向上する。
【0016】磁場を印加する手段は、例えば永久磁石ま
たは電磁石が用いられる。永久磁石としては、通常アル
ニコ系の磁石が用いられるが、透磁率の高い材料の溶接
をする場合にはサマリウム・コバルト系の磁石が用いら
れる。
【0017】溶接部を溶融する手段としては、例えば放
電、電子ビーム、レーザーを用いたものが用いられる。
放電を用いたものとして、例えばタングステンイナート
ガス溶接、アークガス溶接等が例示される。
【0018】本発明のプロセス装置とは、半導体製造装
置、超電導薄膜製造装置、磁性薄膜製造装置、金属薄膜
製造装置、誘電体薄膜製造装置等であり、例えばスパッ
タ、蒸着、CVD,PCVD,MOCVD,MBE,ド
ライエッチング、イオン注入、拡散・酸化炉等の成膜装
置及び処理装置、また、例えばオージェ電子分光、XP
S,SIMS,RHEED,TREX等の評価装置であ
る。
【0019】配管内部の溶接ビード幅を従来のビード幅
からlmm以下に縮小することにより、溶接時において
ビード部下流側に付着する金属ヒュームlが低減でき、
その結果Mn量を低減させることが可能となる。さら
に、これは溶接速度を速めることにより電流値を下げる
ことが可能となり、その結果入熱量が低減されなお一層
の効果がはかられる。
【0020】また、溶接ステンレス中に含まれるMn量
を、現状の0.5〜0.8%からさらにそれ以下に低減
することにより、溶接時においてビード部下流側に付着
するMn量をより一層低減させることが可能となる。特
に、溶接ビード幅を1mm以下に縮小した場合には、な
お一層の効果がはかられる。
【0021】
【実施例】以下本発明実施例を挙げて詳細に説明する。
【0022】(実施例1及び比較例1)1/4インチ径
(6.35mm径)、長さ40cmのSUS316L配
管をタングステンイナートガス溶接法により、配管内に
Ar及び5%H2を流しながら表1に示す本発明と従来
例の溶接条件でそれぞれ10本溶接し、長さ4mの配管
を作製した。
【0023】
【表1】
【0024】その後、配管中に超純水(UPW:ult
ra pure water)を10L/hrの流量で
流し、配管から溶出する金属濃度を経時的に測定した。
結果を図2に示す。なお、超純水は、電気抵抗が18.
25MΩ以上のものを用いることが好ましい。
【0025】図2が示す様に、本実施例の溶接方法で溶
接した配管の内部のヒューム付着量は、従来例に比べ無
視できる程度であり、本実施例で作製したステンレス配
管が高清浄装置に適用できることが分かった。
【0026】また、溶接後配管内部に1.4ppmの水
分を含むHClガスを2.5Kg/cm2で封入して1
2時間放置した後、配管を切断し内表面を観察したとこ
ろ、比較例1の溶接部は粒界腐食がみられたのに対し、
実施例1の溶接部に腐食は全く起こっていないことが確
認された。
【0027】(実施例2)図3に示すように、配管をコ
イル302、302’を巻き付け、溶接部で配管表面に
対し垂直な磁界を形成して、溶接条件は実施例1と同様
にして溶接を行い長さ4mの配管を作製した。
【0028】実施例1と同様にして金属の溶出量を求め
た。磁場の強さを変えたときの溶出量の変化を図2に示
す。図2から明らかなように、磁場を印加しながら低入
熱量で溶接することにより、ヒュームの発生はより一層
抑えられることが分かる。特に300ガウス以上では、
金属溶出は全く認められなかった。
【0029】また、実施例1と同様に溶接後配管内部に
HClガスを封入して12時間放置した後、配管を切断
しない表面を観察したところ、粒界腐食は全く観察され
ず、しかも溶接のビードは更に狭くなり、また平坦とな
った。なお、本発明の実施例に示すような高速溶接(回
転数19.8RPM)の場合にあっては、図5に示すよ
うに、ステンレス管の外側に約0.1mmの深さを有す
るすじが肉眼により認められた。それに対し、回転数
7.5RPMの場合には、かかるすじは認められなかっ
た。
【0030】(実施例3)1/4インチ径(6.35m
m径)、長さ40cmのEP(電解研磨)処理したSU
S316L配管をタングステンイナートガス溶接法によ
り、実施例1と同様の条件で7.5RPMの2回転溶接
と7.5〜60RPMの1回転溶接の突き合わせ自動溶
接を行った。
【0031】図5に突き合わせ溶接によるビード部の表
面粗度と溶接速度との関係を示す。
【0032】溶接部の内表面粗度には図5に示す挙動が
見られた。なお、図5において、表面粗度は中心線平均
粗度(Ra)によって示されている。
【0033】30RPM以下の溶接速度においてはほぼ
Raが0.3μmの表面粗度をもつ溶接部表面となって
いるが、40RPM以上の溶接速度においては溶接速度
の増加とともにRaの値が増加していることがわかる。
【0034】図6に各溶接条件における回転数と電流値
及び入熱量との関係を示す。
【0035】図6中(○)が突き合わせ自動溶接の入熱
量を示している。30RPMを超えると入熱量がほぼ一
定の値に収束していることがわかる。
【0036】図7に溶接条件の違いによるビード部近傍
における最表面でのMn含有率を示す。すなわち、溶接
部を中心として、バックシールデイングガスの流れ方向
に対し上流側15mm、下流側35mmの範囲における
配管内面のMn付着量を評価した結果である。
【0037】7.5RPMで2回転溶接による結果が、
Mn付着量が最も多く、溶接速度が上昇するにつれMn
付着量が低減していることがわかる。
【0038】図8に溶接条件の違いによる超純水清浄
(リンス)の金属ヒューム除去効果を示す。
【0039】すなわち、溶接部近傍に付着した金属ヒュ
ームを18.25MΩ以上の超純水で洗浄する場合の洗
浄効果を溶接速度似たいし確認した結果である。
【0040】溶接速度が上昇するにつれ金属ヒュームの
付着量が減少するため、洗浄を繰り返す毎に金属ヒュー
ムの減少傾向が速くなっている。
【0041】図8の結果より、溶接部近傍に付着した金
属ヒュームの総量わかり、その結果を図9に溶接速度と
発生した金属ヒューム量との関係として示す。
【0042】ほぼ30RPM近傍の溶接速度において金
属ヒュームの付着量が一定化しており、図6に示した溶
接部への入熱量の結果と近似している。
【0043】結局、溶接部内表面の表面粗度、溶接部へ
の入熱量、金属ヒュームの発生量の観点から見て、30
RPM近傍における溶接条件が最適であることがわか
る。
【0044】なお、1/2インチ径(12.7mm径)
のものについても上記と同様の結果が得られた。
【0045】(実施例4)図l0に溶接ビード幅1mm
における溶接条件の違いによるビード部近傍における最
表面でのMn含有率を示す。すなわち、溶接部を中心と
して、バックシールガスの流れ方向に対し上流側l5m
m、下流側35mmの範囲における配管内面のMn付着
量を評価した結果である。
【0046】この結果から、図7に示す溶接ビード幅2
mmでのMn付着量と比較してビード幅を1mmに縮小
することによりMn付着量は低減していることがわか
る。図llに各溶接速度における溶接ビード部から下流
35mm秒範囲で付着したMnの総量と溶接ビード幅と
の関係を示す。なお、この図において7.5回転2周溶
接でのMnの総量を100とする。
【0047】この図から溶接ビード幅が一定の場合、溶
接速度が速くなるにつれMnの総量は減少し、溶接速度
が一定の場合はビード幅が縮小するにつれてMn総量は
減少することが分かる。図12に3種類のMn含有率の
異なる溶接ステンレス材を用いて、各溶接速度における
ビード部下流側に付着した最表面のMn量を測定した結
果を示す。ここで、Mn含有率としては0.24%、
0.65%、1.7%のステンレス材をそれぞれ用い
た。又、溶接ビード幅は1mmとしビード部から下流3
5mmの範囲で付着したMnの総量を相対的に比較し
た。7.5回転2周溶接でのMnの総量をl00とす
る。この結果から、溶接ステンレス中に含まれるMn量
が少ないほど溶接時に発生するMnヒューム量は減少
し、これは溶接速度が速くなるほどその効果がより一層
高められる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、溶
融部から発生した金属フュームによる溶接部表面近傍の
付着金属の汚染が低減でき、るクロム炭化物の析出量の
低減することが可能となる。
【0049】また、溶融部表面に対し垂直な成分を有す
る磁場を設けることにより、金属ヒュームの発生・再付
着を一層防止でき、被溶接体の汚染を防止することが可
能となる。更には溶接部表面の平坦性向上並びに溶接ビ
ード幅の縮小化が可能となる。
【0050】本発明の溶接方法により、ヒューム付着の
ないステンレス材、プロセス装置、超高純度ガス供給配
管系、超純水製造供給装置等を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】入熱量とヒューム発生量の関係を示すグラフで
ある。
【図2】超純水で洗浄したときの金属溶出量を示すグラ
フである。
【図3】実施例2の溶接方法を示す概略図である。
【図4】高速溶接時に発生するすじを示すステンレス材
の外観図である。
【図5】突き合わせ溶接によるビード部の表面粗度と溶
接速度との関係を示すグラフである。
【図6】各溶接条件における回転数と電流値及び入熱量
との関係を示すグラフである。
【図7】溶接条件の違いによるビード部近傍における最
表面でのMn含有率を示すグラフである。
【図8】溶接条件の違いによる超純水清浄(リンス)の
金属ヒューム除去効果を示すグラフである。
【図9】溶接速度と発生した金属ヒューム量との関係を
示すグラフである。
【図10】ビード幅のMn付着量に与える影響を示すグ
ラフである。
【図11】ビード幅及び溶接速度のMn付着量に与える
影響を示すグラフである
【図12】ステンレス母材中のMn含有量のMn付着量
に与える影響を示すグラフである
【図13】従来の溶接方法を示す概念図である。
【符号の説明】
301,301’ 溶接ステンレス管、 302、302’ コイル 303 電極、 304 絶縁体、 406 焼け、 407 溶接部、 408 ヒューム、 409 金属付着物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 9/095 501 B 7920−4E 9/23 B 7920−4E (72)発明者 中村 雅一 埼玉県東松山市新郷75番1号大阪酸素工業 株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接後に溶接放しの被溶接体を、15L
    /hrの流量で6時間超純水で洗浄したときのFe,N
    i,Cr及びMn溶出量の総和が溶接長さ1cmあたり
    0.1μg以下であることを特徴とするステンレス材。
  2. 【請求項2】 溶接後に溶接放しの被溶接体を、15L
    /hrの流量で6時間超純水で洗浄したときのFe,N
    i,Cr及びMn溶出量の総和が溶接長さ1cmあたり
    0.1μg以下であるステンレス材により構成されたプ
    ロセス装置。
  3. 【請求項3】 溶接後に溶接放しの被溶接体を、15L
    /hrの流量で6時間超純水で洗浄したときのFe,N
    i,Cr及びMn溶出量の総和が溶接長さ1cmあたり
    0.1μg以下であるステンレス材により構成された超
    純水製造供給装置。
  4. 【請求項4】 溶接後に溶接放しの被溶接体を、15L
    /hrの流量で6時間超純水で洗浄したときのFe,N
    i,Cr及びMn溶出量の総和が溶接長さ1cmあたり
    0.1μg以下であるステンレス材により構成された超
    高純度ガス供給装置。
  5. 【請求項5】 複数のステンレス材のそれぞれの所定の
    部分(溶接部)を溶融凝固して前記複数のステンレス部
    材を接続する溶接方法において、溶接部への入熱量を6
    00ジュール/cm以下とすることを特徴とするステン
    レス溶接方法。
  6. 【請求項6】 溶接速度を20cm/min以上とする
    ことを特徴とする請求項5記載のステンレス溶接方法。
  7. 【請求項7】 前記溶接部の表面に対し垂直な成分を有
    する磁場を印加しながら溶接することを特徴とする請求
    項5または6記載のステンレス溶接方法。
  8. 【請求項8】 前記溶接部における磁場の強さは、50
    ガウス以上であることを特徴とする請求項7記載のステ
    ンレス溶接方法。
  9. 【請求項9】 配管内部の溶接ビード幅を1mm以下と
    することを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1項
    記載のステンレス溶接方法。
  10. 【請求項10】 溶接ステンレス材として材料中に含ま
    れるMn含有量が、0.8重量%以下で構成されたステ
    ンレス材を用いることを特徴とする請求項5ないし9の
    いずれか1項記載のステンレス溶接方法。
JP30368192A 1992-05-29 1992-11-13 溶接ステンレス材、プロセス装置、超純水製造供給装置、超高純度ガス供給配管系及び溶接方法 Expired - Lifetime JP3261768B2 (ja)

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JP28271192 1992-10-21
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