JPH061823U - 通電機構用ネジ部の構造 - Google Patents

通電機構用ネジ部の構造

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JPH061823U
JPH061823U JP4717292U JP4717292U JPH061823U JP H061823 U JPH061823 U JP H061823U JP 4717292 U JP4717292 U JP 4717292U JP 4717292 U JP4717292 U JP 4717292U JP H061823 U JPH061823 U JP H061823U
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JP
Japan
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screw
screw portion
thread
female
screwing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4717292U
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English (en)
Inventor
霽 虹 閔
克彦 伊藤
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH061823U publication Critical patent/JPH061823U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ込みを容易かつ正確に行う。 【構成】 三角ネジからなる雌ネジ部4を先端部に形成
した第1の導電部材5とその雌ネジ部4を螺合させる雄
ネジ部3を一端部に形成した第2の導電部材2とからな
る通電機構用ネジ部の構造であって、雌ネジ部4および
雄ネジ部3の少なくとも一方の他方とのかみ合い始端部
における少なくとも1ピッチ分のネジ山3a,4aの頂
部を、円弧状断面となるよう削り落して、、その部分の
ネジを丸ネジとした。かみ合い始端部のネジ山の剛性が
高くなるうえに、両方のネジ部の軸戦を一致させるよう
作用して、ネジかみなどのを生じずに、連結することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電力ケーブルの接続部に使用される通電機構用のネジ部に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
図3は通電機構の一例であるロードブレークエルボ1の断面図であって、ピン コンタクト2の先端部は三角ネジからなる雄ネジ部3で形成され、圧縮端子5の 先端部は三角ネジからなる雌ネジ部4で形成されている。雄ネジ部3を雌ネジ部 4にねじ込むことにより、ピンコンタクト2と圧縮端子5とが接続されている。
【0003】 したがってピンコンタクト2と圧縮端子5とは、それらのネジ部3,4による 接続によって導通が確保されるものであるから、そのねじ込みを確実かつ強固に 行う必要があるが、それらのネジ部3,4はロードブレークエルボ1の内部にあ って目視することができないので、勘にたよって挿入・ねじ込みの作業を行って いるのが実情である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した接続部分では、雌ネジ部4を形成した圧縮端子5をロードブレークエ ルボ1に挿入して、これにピンコンタクト2を螺合させるが、その挿入の際に圧 縮端子5を完全にガイドする部材がないため、各ネジ部3,4の中心軸線がずれ たり、傾いたりすることがある。その状況は目視することができないうえに、そ の接続作業は足場が悪く、あるいは狭い箇所での現場作業となる場合が多いから 、各ネジ部3,4の嵌め合いが不完全なまま大きいトルクをかけてねじ込んでし まうことがある。このような場合、ネジ山を崩しながら両者を螺合させてしまう 所謂ネジかみや、ネジ込み不良が生じ、それに伴い通電時のオーバーヒートが発 生するおそれがあった。
【0005】 この考案は上記の事情を背景としてなされたもので、導電部材同士のねじ込み を容易かつ正確に行うことのできるネジ部の構造を提供することを目的とするも のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成するために、三角ネジからなる雄ネジ部を先端 部に形成した第1の導電部材とその雄ネジ部を螺合させる雌ネジ部を一端部に形 成した第2の導電部材とからなる通電機構用ネジ部の構造において、前記雄ネジ 部および雌ネジ部の少なくとも一方の他方とのかみ合い始端部における少なくと も1ピッチ分のネジ山の頂部を、円弧状断面となるよう削り落してなることを特 徴とするものである。
【0007】
【作用】
この考案の構造では、互いにかみ合い始める始端部のネジ山の少なくとも一方 が、頂部を円弧状に削られて低くなっているから、雄ネジ部と雌ネジ部とを突き 合わせた際の嵌合深さは、ネジ山に加工を施していないものに対して若干深くな る。また、各ネジ部を突き合わせた際に相互に接触するネジ山の頂部が丸みをも っているから、両者の中心軸線が傾いていてもネジ山を崩すような螺合が生じず に、両者の中心軸線を一致させるよう案内しつつ螺合させる。さらにネジ山頂部 を円弧状断面に形成したので、その強度が高くなっている。
【0008】 したがってある程度ラフな作業を行っても、始端部でのネジ山の崩れが生じな いうえに、その部分から次第に各ネジ部が正確に螺合するので、作業性が向上し 、また通電時のオーバーヒートなどの不都合を未然に防止することができる。
【0009】
【実施例】
つぎにこの考案を図3に示す通電機構に適用した実施例について説明する。図 1は互いに接続されるピンコンタクト2と圧縮端子5との端部を示しており、ピ ンコンタクト2の端部に雄ネジ部3が形成され、また圧縮端子5の端部に雌ネジ 部4が形成されている。これらのネジ部3,4は、ネジ山の断面形状をほぼ三角 形とした三角ネジであり、またそれぞれのかみ合い始端部でのネジ山は、加工が 施されてその頂部が円弧状断面となっている。
【0010】 すなわち前記雄ネジ部3のうち図1における上端部の1ピッチ分のネジ山3a は、図2に示すように頂部が削り落されて円弧状断面のネジ山となっている。ま た前記雌ネジ部4のうち図1における下端部の1ピッチ分のネジ山4aは、図2 に示すように頂部が削り落されて円弧状断面のネジ山となっている。
【0011】 上述したネジ部3,4では、かみ合い始端部におけるネジ山3a,4aの高さ が低く、かつその部分が所謂丸ネジとなっているから、両者を螺合させるべく突 き合わせた場合、1ピッチ目のネジ山3a,4aが低いことにより、その分だけ 深く嵌合する。その状態で相対的に回転させると、ネジ山がかみ合って相互に螺 合する。その場合、両者の中心軸線に相対的なずれや傾きがあっても、1ピッチ 目のネジ山は所謂丸ネジとなっていて剛性が高いから、そのネジ山が変形するこ とがない。またこの1ピッチ目のネジ山3a,4aは頂部が円弧状となっている から、中心軸線のわずかな傾きやずれを許容し、かつ螺合することによってその ようなずれや傾きを是正する。その結果、各ネジ部3,4は、それぞれのネジ山 同士がかみ合ってネジ山を変形させる所謂ネジかみを生じるおそれが少なく、ラ フな作業であっても両者が所期どおりにねじ込み、連結することができる。
【0012】 なお、上記のネジ部は各種の締結部に転用することができる。またこの考案お いては、1ピッチ以上のネジ山についてその頂部を円弧状にする加工を行っても よい。さらに頂部を円弧状に削り落す加工は、作業性の面から雄ネジ部のネジ山 だけについて行ってもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、三角ネジからなるネジ部のかみ合い始 端部の少なくとも1ピッチ分のネジ山の頂部を円弧状に削り落した構成としたの で、その部分のネジ山の強度が高くなるうえに、軸線のずれや傾きを是正しつつ 両方のネジ部を螺合させることができ、したがって所謂ネジかみやそれに伴うね じ込み不良を防止し、締結作業を容易かつ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す部分図である。
【図2】そのネジ山の一部を示す部分拡大図である。
【図3】ロードブレークエルボの断面図である。
【符号の説明】
2…ピンコンタクト、 3…雄ネジ部、 3a…ネジ
山、 4…雌ネジ部、4a…ネジ山、 5…圧縮端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三角ネジからなる雄ネジ部を先端部に形
    成した第1の導電部材とその雄ネジ部を螺合させる雌ネ
    ジ部を一端部に形成した第2の導電部材とからなる通電
    機構用ネジ部の構造において、 前記雄ネジ部および雌ネジ部の少なくとも一方の他方と
    のかみ合い始端部における少なくとも1ピッチ分のネジ
    山の頂部を、円弧状断面となるよう削り落してなること
    を特徴とする通電機構用ネジ部の構造。
JP4717292U 1992-06-12 1992-06-12 通電機構用ネジ部の構造 Pending JPH061823U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11509915A (ja) * 1995-07-21 1999-08-31 ガーバー、マイケル、エイ. クロスネジ防止ネジ締結装置
JP2008007130A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Nihon Yamamura Glass Co Ltd 斜め被り防止ねじ構造
JP2011173600A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Japan Crown Cork Co Ltd 合成樹脂製容器蓋

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