JP3476472B2 - 斜め差し防止ポイントつき締結材とその組立方法 - Google Patents

斜め差し防止ポイントつき締結材とその組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】 この出願は「斜め差し防止ポイントつき締結材」と題
する1996年9月24日付仮出願第60/026,608号の優先権を
主張する。
発明の背景 この発明は、一般に、雄ねじ締結材とそれに対応する
雌ねじ材との係合時に、前記締結材が斜め差しされない
ように防止する新規な先端形状を有する雄ねじ締結材
と、その組み立て方法に関する。組み立て中には雄ねじ
締結材又は雌ねじ材のどちらかを締め込み、もう一方の
部材を固定しておく。以下の説明では、主として締結材
が締め込まれる素子であり、メス又は内ねじを切ってあ
る部材が固定される状況に指向されるが、締結材を固定
しておき内ねじを切ってある部材たとえばナットを締め
込むことができることを心すべきである。
外ねじを切ってある締結材と内ねじを切ってある部材
たとえばナットや、部品のタップした孔又は部品に打ち
込まれ内ねじを切ってあるリベットとの自動又は手動の
組み立て中、多数の条件のひとつが組み立てで発生す
る。第1に、雄ねじ締結材と雌ぬじ材との間における係
合が正しく受け入れ可能な条件である。第2に、受け入
れ不可能な条件として斜め差しが発生する。第3に、雄
ねじを切ってある構成要素が雌ねじ材とねじ係合せず空
転してしまう空回りとなることがあり、これも受け入れ
不可能な条件である。
正しい係合が得られた場合、締結材の外ねじがメス部
材の内ねじと係合して外ねじは内ねじの螺旋状の経路に
沿って進む。内ねじと外ねじの螺旋角の一致が傾斜面を
提供し、それに加えられたトルクが接合における把持力
に変換される。
斜め差しは、締結材をメス部材と係合する場合に、締
結材のねじとメス部材のねじとの最初の係合時にねじが
正しくそろっていない場合に発生する。締結材の外ねじ
とメス部材の内ねじとがねじ込み操作の開始時に正しく
そろっていない場合、外ねじは内ねじの山を乗り越えて
しまい、これがねじの変形を発生させたり、所望する深
さの係合が得られる前に部材同士の咬み込みが起こる。
締結材又はメス部材をこの時点で手で揃え直さない限
り、外ねじは内ねじに食い込んでしまい組み立てできな
くなる、及び/又はねじを壊してしまう。斜め差しは従
来技術の締結材で共通に発生し、自動組み立て操作にお
いては極めて厄介な問題である。
自動組み立て状況において、斜め差しの発生が生産性
に極めて大きな悪影響をおよぼすことがあり、場合によ
っては、組み立て作業員がネジ山2個分だけ締結材とメ
ス部材とを手作業で係合させてから自動装置を整列させ
てある締結材に適用しなければならなくなる。
空回り条件は、回転する締結材がタップした孔と位置
がずれ、締結材の外ねじ導入部が指定された時間間隔の
間にタップした孔に係合しない場合に発生することがあ
る。つまり、締結材はタップした孔の上で「空転」す
る。幾つかの組み立て操作において、締結材の端部が
「揺れ」、締結材を係合できなくしたり、締結材がタッ
プした孔からすぐに動いてしまうことがある。この急速
移動が接合の表面に損傷を与えることがある。たとえ
ば、接合部が塗装面の場合、締結材は表面に擦り傷をつ
けたり表面を損傷することがある。
タップした孔内部での斜め差しを防止しようとした従
来技術の締結材は各種設計されている。これらの従来技
術の設計は、一般に締結材の非対称のポイント又は導入
端によるもので、その一部だけが非対称ポイント又は導
入端に設けてある。従来技術の締結材の例としては、
「P」型ポイント、MATポイント、米国特許第4,981,406
号、第5,419,667号に開示されているCTPポイント、米国
特許第4,789,288号と第4,915,560号に開示されているAC
Tポイント、米国特許第5,064,327号に開示されているTR
U−STARTポイント等がある。
CTPポイント、ACTポイント、TRU−STARTポイントはす
べてタップした孔と締結材との係合前に、タップした孔
に挿入されるテーパー状の導入ねじを使用している。こ
れにより楔作用が発生し、斜め差しを起こすことがあ
る。他のポイント設計は、丸めた端部を有し、これは角
度が一致しない条件で空回り状態を作り出すことがあ
る。
斜め差しと空回りの問題を排除することが望まれ、こ
の発明による締結材はこのような締結材を提供する。こ
の発明による締結材は、従来技術の締結材に対して幾つ
かの新規な改良を行うことにより従来技術に見られた問
題を最小限に押さえている。さらに、この発明の設計
は、自動組み立て装置並びに操作で使用した場合に、性
能を向上することができる新規な締結具設計を提供す
る。第1に、締結材は斜め差しに抵抗する。第2に、締
結材はタップした孔と急速に係合することができるので
組み立て導入時間を短縮し、代表的な導入の人間工学を
向上させることができる。第3に、締結材は自己整列ポ
イントを提供することにより、締結材とタップした孔と
がずれているか又は互いに傾いている条件を補償するこ
とで、又締結部材とタップした孔とが互いにオフセット
している条件を補償することで、タップした孔への「大
きな係合許容度(large“window of engagement")」を
持っている。さらに、外ねじを切ってある係合材は、こ
れの導入端に丸め部分があり、ここが比較的スムース
で、内ねじに絡まる又は引っ掛かるような鋭利なエッジ
や角がない。これらの特徴のすべてが互いに作用して、
タップした孔と係合部材のスムーズな係合を提供するよ
うにはたらく。この発明による締結材で使用されるポイ
ントは、締結材の端部の揺らぎを補償するもので、接合
の表面を損傷する可能性を低減する。第4に、締結材の
ポイント長を最小限とすることで材料費を低減し、締結
材の重量を減らし締結材のポイントと他の構成要素との
干渉の問題を最小限に抑える。第5に、この発明による
締結材は締結材のねじとポイントが1パスでロールねじ
切りされるため製造コストを引き下げる。前述したよう
なこの発明による締結材の構造的特徴と、これらの特徴
が性能の改善を達成するように機能する方法について
は、特に添付の図面を参照すれば後述の説明から明らか
になるであろう。
発明の目的と要約 この発明の一般的目的は、新規なポイントを端部に有
し、ナットや、部品のタップした孔、又は部品に打ち込
まれ内ねじが切ってあるリベットなどの内ねじを切った
部材のタップした孔と係合する際に、斜め差しや空回り
の問題に抵抗する締結材を提供することである。
この発明の目的は、組み立て導入時間を短縮し、タッ
プした孔による締結材の代表的な導入の人間工学を改善
するように、タップした孔との迅速な係合ができ、又、
自動組み立て工程、又は、装置で使用した場合に、性能
の改善を提供し得る締結材を提供することである。
この発明の別の目的は、自己整列ポイントを提供する
ことで締結材とタップした孔とがずれた又は互いに傾い
た条件を補償することにより、又締結材とタップした孔
とが互いにオフセットしている条件を補償することによ
り、タップした孔への大きな「係合許容度」を有する締
結材を提供することである。
この発明のさらに別の目的は、長さを最小限として材
料費を低減し、締結材の重量を軽減し、締結材のポイン
トと他の構成要素との干渉の問題を最小限に抑えるよう
にした新規なポイントを有する締結材を提供することで
ある。
この発明の更なる目的は、1パスで締結材のねじとポ
イントをロールねじ切りできることで製造コストを削減
する締結材を提供することである。
要約すると、又、上記の目的において、この発明は、
所定の大きな内径と所定の小さな内径とでねじ切りした
孔を有するメス部材との係合のための締結材とその適用
方法を開示する。メス部材は、たとえば、ナットや、部
品にタップした孔、又は、部品に打ち込まれ内ねじを切
ってあるリベットなどである。締結材は、ねじを回して
あるシャンク部と、これの端部の一方にある新規なポイ
ントと、対向する端部にあって複数面からなる凹部が形
成されている頭部とを含む。ねじ切りしたシャンク部に
回るねじが所定の大径と所定の小径を形成する。ポイン
トは、メス部材のねじ切りした孔に挿入されて締結材
と、メス部材の係合の前又は係合時に部品の同軸整列を
達成する丸め部分とを含む。
この発明の幾つかの実施例において、締結材のポイン
トは、丸めた部分とねじ切りしたシャンク部とを互いに
接続するねじ切りしていない部分をさらに含む。ねじ切
りしていない部分は、ねじ切りしたシャンク部の小径よ
りわずかに小さい直径を有する。さらに、ねじ切りして
いない部分は、ねじ切りしたシャンク部のねじの回るピ
ッチ一つ分に少なくともほぼ等しい長さを有する。
丸め部分はメス部材の内ねじを切ってある孔の小径よ
りわずかに小さい最大径を有する。丸め部分は、丸め部
分が比較的スムーズで、内ねじに絡まったり引っ掛かる
ような鋭利なエッジや角がなければ、様々な形とするこ
とができ、たとえば、球形、半球形としたり、互いに一
体成形された所定数の丸め部分から形成したりできる。
これが係合部材とタップした孔とのスムースな係合を提
供する。一つの実施例において、ポイントはテーパー状
の部分を有し、これが丸めた部分と一体的に成形されて
いる。別の実施例において、ポイントは、丸めた部分と
一体的に成形されている一般に円筒状の部分を含む。
丸め部分には、メス部材で内ねじを切ってある孔の小
径より小さい直径を形成する切り詰めた端部表面を設け
てある。切り詰めた端部表面は丸め部分の最大径より小
さい。
この発明は、前述したポイント構造で使用して自己整
列斜め差し防止締結材としての性能を拡張し得る新規な
先導ねじ設計の使用も意図している。この点に関して、
ねじ切りしたシャンク部はポイントに近い先導ねじを含
め複数のねじを有する。先導ねじは、一般に標準的断面
のもので、締結材の中心線に対して一般に直角に切り詰
めて急な端部を形成する。このようにすると切り詰めは
ねじの回転の1ピッチ以内で起こる。つまり、先導ねじ
はねじ1回転分以下で一番小さいねじ断面から徐々に漸
増的に最大ねじ断面にまで移行する。この切り詰めの目
的は以下の説明から明らかになるであろう。
締結材とメス部材とを係合させるには、丸め部分をメ
ス部材のねじ切りした孔に挿入する。回転移動と端部負
荷が締結材にかかってねじ切りしたシャンク部のねじと
メス部材のねじ切りした孔のねじとを係合させる。ねじ
切りしたシャンク部とねじ切りした孔のねじとの係合以
前に、丸め部分は完全にねじ切りした孔に差し込まれて
いる。ポイントの球形又は一般に球形の部分は、内ねじ
の山と係合し締結材の軸旋回運動を許容促進するので、
締結材の軸と内ねじを切った孔の軸とが一般に整列する
ように移動する。このようにすることで、締結材の外ね
じが内ねじと係合する前、又は、係合時に、締結材と内
ねじを切った孔の相互整列が達成され、正しい係合が促
進され、斜め差し又は空回りの条件を回避できる。新規
な切り詰めた先導ねじの設計は、正しいねじ係合を促進
するためにも役立つ。より具体的には、締結材がメス部
材の孔へずれた/傾いた又はオフセットした条件で挿入
された場合に、急な又は切り詰めた端部がねじ切りした
シャンク部の係合前にメス部材の頂部表面と当接して締
結材が旋回してシャンク部を正しい整列位置へ移動させ
る軸旋回位置を提供する。段階的、漸増的な先導ねじの
性質は正しいねじ係合も促進する。
多くの用途で、新規な斜め差し防止ポイント設計を備
えた締結材又は外ねじを切った部材は、固定部品の内ね
じを切った孔内部に係合する被動要素であり、この状況
が図10から図22に示されている。しかし、図23から図28
で示すように、この発明にかかる新規な斜め差し防止ポ
イント設計を有する外ねじ要素を固定要素とし、内ねじ
を切った部材を被動要素とすることができる。つまり、
締結部材は固定要素に打ち込まれるか、又は、一体的に
取り付けられるか、又は、その一部となるようなねじ切
りしたスタッドの形で提供され、被動要素はナットなど
の内ねじを切った部材である。
図面の簡単な説明 この発明の構造及び操作の構造と様式は、その更なる
目的及び利点と併せて、添付の図面との関連において以
下の説明を参照することによりもっとも良く理解するこ
とができよう。図面において同一の参照符号は同一の要
素を識別する。
図1は、この発明の第1の実施例の特徴を含む斜め差
し防止締結材の好適な態様の側面図である。
図2は、図1に示した斜め差し防止締結材の導入端部
の部分的拡大側面図である。
図3は、図1に示した斜め差し防止締結材の導入端部
の部分的拡大側面図で、締結材のねじ切りシャンク部の
ねじの終り端を示す。
図4は、図1に示した斜め差し防止締結材の導入端部
の部分的拡大側面図で、締結材のねじ切りシャンク部の
ねじの終り端を図3に図示したそれからほぼ90度回転さ
せて示す。
図5は、図1に示した斜め差し防止締結材の導入端部
の拡大斜視図で、締結材のねじ切りシャンク部のねじの
終端を示す。
図6は、この発明の第2の実施例の特徴を組み込んだ
斜め差し防止締結材の導入端部の部分的拡大側面図であ
る。
図7は、この発明の第3の実施例の特徴を組み込んだ
斜め差し防止締結材の導入端部の部分的拡大側面図であ
る。
図8は、この発明の第4の実施例の特徴を組み込んだ
斜め差し防止締結材の導入端部の部分的拡大側面図であ
る。
図9は、この発明の第5の特徴を組み込んだ斜め差し
防止締結材の導入端部分の部分的拡大側面図である。
図10から図14は、図1から図5に示した斜め差し防止
締結材の側面図と、この発明にかかる斜め差し防止締結
材が挿入されている部品又はナットの部分的断面図であ
って、この発明による斜め差し防止締結材をナット又は
部品のタップした孔にずれて又は傾けて装着する段階を
図示する。
図15から図18は、工具によって駆動される図1から図
5に示した斜め差し防止締結材の側面図と、この発明に
かかる斜め差し防止締結材が挿入されている一対の部品
に打ち込んである内ねじリベットの部分的断面図であっ
て、リベットのタップした孔に斜め差し防止締結材をず
らして又は傾けて装着する段階を示す。
図19から図22は、図1から図5に示した斜め差し防止
締結材の側面図と、この発明にかかる斜め差し防止締結
材が挿入されている部品又はナットの部分断面図であっ
て、部品にタップした孔又はナットに斜め差し防止締結
材をオフセットして装着する段階を示す。
図23から図25は、部品に打ち込まれた図1から図5に
示した斜め差し防止締結材の側面図と、この発明の斜め
差し防止締結材と係合している内ねじを切ったナットの
部分的断面図であって、斜め差し防止締結材とナットの
オフセットした装着の段階を示す。
図26から図28は、図1から図5に示した斜め差し防止
締結材の側面図と、内ねじを切ったナットの部分的断面
図であって、ナットが本発明の斜め差し防止締結材と係
合しており、斜め差し防止締結材とナットとのオフセッ
トした装着の段階を示す。
実施例の詳細な説明 この発明は様々な形で実現することができるが、特定
の実施例を図示し本明細書で詳細に説明しており、この
開示が本発明の原理の例示であることと、この発明は、
この明細書において図示し説明されるものに制限される
べきものではないことが理解されるべきである。
この発明は、締結材22の新規なポイント20を提供し、
これが締結材22を部品、ナット68、又は部品100に打ち
込んだリベット98にタップした孔24などのねじ切りした
メス部材へ挿入した時に斜め差しが防止されるようにな
っている。タップした孔24は標準的な内ねじを切った孔
で、大きな内径26と小さな内径28とを有する螺旋形の内
ねじ25を含み、たとえば図10及び図19における参照符号
26と28は、図15、23又は26には特に図示しないが、これ
らの各々においてタップした孔24が同じ方法で形成され
ることは理解されるべきである。
締結材22の新規なポイント20の第1の実施例は図1か
ら図5に示す。新規なポイント20bの第2の実施例は図
6に示し、新規なポイント20cの第3の実施例は図7に
示し、新規なポイント20dの第4の実施例は図8に示
し、新規なポイント20eの第5の実施例は図9に示す。
各実施例において同一の部材は同一の参照符号で表わさ
れ、第2の実施例には参照符号の後に接尾辞「b」を付
け、第3の実施例では参照符号の後に接尾辞「c」を付
け、第4の実施例では参照符号の後に接尾辞「d」を付
け、第5の実施例では参照符号の後に接尾辞「e」を付
けてある。
図10から図14と、図15から図18は、メス部材68、98へ
ずらした又は傾けた取り付けで挿入されている図1から
図5に示した締結材22を示す。図19から図22は、メス部
材68へ(傾いた方向に対向するものとして)オフセット
した取り付けで挿入される図1から図5に示した締結材
22を示す。図23から図25は、ずれた又は傾いた取り付け
で図1から図5に示した締結材22と係合しているメス部
材68を示す。図26から図28は、(傾いた方向に対向する
ものとして)オフセットした取り付けで挿入されている
図1から図5に示した締結材22と係合したメス部材68を
示す。
各々の締結材22、22b、22c、22d、22eの一般性につい
て、締結材22の第1の実施例に関して説明する。第1の
実施例に関して説明する締結材設計の一般性は、特に記
載しない限り各々の実施例に適用されるものである。各
々の実施例の特殊性については後で説明する。
一般に、この発明の締結材22は頭部30を有し、ここか
らねじ切りしたシャンク部34が延出し、ねじ切りしたシ
ャンク部34の端部には新規なポイント20を備える。複数
小葉からなる凹部32は、トルクス(TORX PLUS)用凹部
が望ましく、頭部30に設けてある。ねじ切りしたシャン
ク部34は複数の機械スクリュー螺旋ねじターン36を有す
る。ポイント20は頭部30からねじ部34の対向する端部に
設けてあり、ねじ切りしたシャンク部34の端部から延出
するねじを切っていない円筒状部分38と、ねじ切りして
いない円筒状部分38の対向する端部でねじ切りしていな
い膨らんだ部分48とを含む。締結材22の中心線は参照符
号39で示す。
ねじ切りしたシャンク部34のねじターン36は大きな外
形40と小さな又は根元の直径42とを形成する。ねじ切り
したシャンク部34のスクリューねじターン36は標準の機
械スクリューねじで、この明細書で説明するように新規
な設計である先導ねじ44を除き60゜の断面を有する。
ポイント20の円筒状部分38は、ねじ切りしたシャンク
部34の外ねじターン36の小径より僅かに小さいブランク
径46を形成する。ねじのない膨らんだ部分48は丸める
か、又はこの明細書で説明しているように、一般に球形
として所定の最大径50を有する。膨らんだ部分48によっ
て決まる最大径50は、孔24の内ねじ25の小径28より僅か
に小さく、望ましくは孔24の内ねじ25の小径28の90%な
いし99.8%程度とする。丸め部分の最大径50はポイント
56で円筒状部分38のブランク径46と交差する。
図3から図5に示すように、締結材22の先導ねじ44ハ
ねじ切りしてあるシャンク部34の残りの部分の標準の60
゜ねじ断面から円筒状部分38のはじめの切り詰め又は急
激な端面58を有する切り詰めたねじ断面へ変化するよう
なねじ断面形状を有している。この発明による新規な切
り詰めた先導ねじ設計は、締結材22を孔に係合する際に
正しいねじ係合を促進するために供する。先導ねじ44の
急な端面58はねじ高さの方向に締結材の中心線39に一般
に直角に切り詰められているねじ断面を形成する。これ
は言うなれば、急な端面58を含む平面が一般に軸39と交
差する又はこれにほぼ直交する。先導ねじ44の切り詰め
は、締結材22の中心線39の周回方向にも提供される。先
導ねじの切り詰めは、外ねじターン36の最大1ピッチ分
で起こる、即ち、ねじ断面の変化はゼロ又は最少から最
大ねじ断面までねじ螺旋の1回転以内で起こる。ねじタ
ーン又はピッチのおよそ半分でこれが起こるのが望まし
い。
ねじ切りしてあるシャンク部34の急な端面58から膨ら
んだ部分48の中心までの距離60は、急な端面58がこの明
細書で説明するずれた/傾いた又はオフセットした条件
で孔24の上部表面に接触する際に、ポイント20の膨らん
だ部分48が、孔24の内ねじ25とねじ切りしてあるシャン
ク部34の外ねじターン36の係合前に、孔24の内側にくる
ことを保証するように選択する。つまり、円筒状部分38
の長さは、ねじ切りしてあるシャンク部34で外ねじター
ン36のほぼ1ピッチに少なくとも等しい。これにより締
結材22はこの明細書で説明するように斜め差しになるこ
となく孔24の内部に自己整列する。
第1の実施例の特徴に関して、図2の破線52で示すよ
うに、新規なポイント20の膨らんだ部分48を完全な球形
にしたり、他の図面に示すように、切り詰めた端面54の
ある部分球形とすることができる。端面54は直径72を形
成する。
図6に示すねじ切りしてあるシャンク部34bの一端に
おいて新規なポイント20bを有する締結材22bの第2の実
施例の特徴に関して、ポイント20bの膨らんだ部分48b
は、一般に円筒状の部分74と、膨らんだ部分48bの中心
から延出する半径78で形成される丸めた部分76とを有す
る。切り詰めた端面54bは円筒状部分74の端部に設けて
あり、直径72bを形成する。
締結材22cの第3の実施例は、図7に示し、締結材22c
はねじ切りしてあるシャンク部34cの一端に新規のポイ
ント20cを含む。締結材22cの本実施例において、他の実
施例で図示する円筒状部分38が排除され、その代わりと
して、膨らんだ部分48cがねじ切りしてあるシャンク部3
4cの端部に直接接続されている。膨らんだ部分48cは半
径82によって形成された丸め部分80から形成される。切
り詰めた端面54cは丸めた部分80の端部に設けてあり、
直径72cを形成する。
締結材22dの第4の実施例は、図8に示し、締結材22d
はねじ切りしてあるシャンク部34dの一端に新規なポイ
ント20dを含む。ポイント20dの膨らんだ部分48dは、半
径84によって形成された第1の丸め部分と、半径86によ
って形成された第2の丸め部分と、半径88によって形成
された第3の丸め部分と、半径90によって形成された第
4の丸め部分とを有する。切り詰めた端面54dは半径90
によって形成された丸め部分の端部に設けてあり、直径
72dを形成する。
図9に示すように、ねじ切りしてあるシャンク部34e
の一端に新規なポイント20eを有する締結材22eの第5の
実施例の特徴に関して、ポイント20eの膨らんだ部分48e
は、半径92によって形成された第1の丸め部分と、半径
94によって形成された第2の丸め部分と、角度96によっ
て形成された一般にテーパー状の部分とを有する。直径
72eを形成する切り詰めた端面54eは膨らんだ部分48eの
端部に設けられている。
実施例の各々において、端面54、54b、54c、54d、54e
の直径72、72b、72c、72d、72eは内ねじ25によって形成
される小径28より小さく、膨らんだ部分48、48b、48c、
48d、48eの最大径50、50b、50c、50d、50eよりも小さ
い。これによって膨らんだ部分48、48b、48c、48d、48e
が孔24に入る時に、タップした孔24の内ねじ25に端面5
4、54b、54c、54d、54eが噛み込むのを防止している。
膨らんだ部分48、48b、48c、48d、48eの切り詰めは、直
径72、72b、72c、72d、72eがゼロになり膨らんだ部分4
8、48b、48c、48d、48eの端部が丸められるか、又はポ
イントに来るように排除しても良い。
各種実施例の特徴について説明したので、図10から図
14及び図15から図18に示すように、ずれた又は傾いた条
件と、図19から図22に図示するように、オフセット条件
の2つの条件について、締結材22、22b、22c、22d、22e
を部品、ナット68又はリベット98の固定してあるタップ
した孔24へ挿入する方法について説明する。その後で、
図23から図25に示すように、ずれた又は傾いた条件と、
図26から図28に示すように、オフセット条件の2つの条
件について、固定した締結材22、22b、22c、22d、22eを
ナット24に係合させる方法について説明する。係合過程
は締結材22の第1の実施例に関連して説明するが、締結
材22b、22c、22d、22eの第2から第5の実施例とメス部
材との係合の方法が同じように行なわれることは理解さ
れるべきである。
この発明の締結材22は、部品、ナット68又はリベット
98にタップした孔24と自己整列して、ずれ又は傾きを補
正する(図10から図14、及び図15から図18参照)ことで
締結材の外ねじターン36がタップした内ねじ25と斜め差
しにならないようにしている。孔24へ締結材22がずれて
又は傾いて挿入されるのは、締結材22の中心線39が孔24
の中心線62に対して角度を持っている場合に起こる。回
転している締結材22(矢印64で示す)を部品又はナット
68にタップした孔24へ取り付けようとする際のずれ又は
傾いた装着は、図10から図14に示し、部品100に打ち込
んだリベット98にタップした孔24への取り付けは、図15
から図18に示す。
ここで図10から図14に注意する。まず、図11に示すよ
うに、膨らんだ部分48はタップした孔24の内側にあるね
じと最初に接触する。タップした孔24を有するメス部材
はこの係合過程の間固定したままである。締結材22の中
心線39は、締結材22に対して掛かる端部負荷(矢印66で
示す)による慣性作用のため、タップした孔24の内ねじ
25と丸めた又は膨らんだ部分48との当接のため膨らんだ
部分48の周囲を回転又は旋回することにより孔24の中心
線62との整列をはじめる。更に具体的には、膨らんだ部
分48は丸めてあるので、表面部分が内ねじ25の山と係合
し、端部負荷66と端部負荷66によって発生した力ベクト
ルの印加により、締結材22が整列位置に向かってロック
する又は旋回する傾向を発生する。ねじ切りしてあるシ
ャンク部34の急な端面58がタップした孔24を包囲する部
品又はナット68の上面70と当接するまで慣性作用がポイ
ント20を更に孔24へ動かし続ける。図12参照。この接触
は締結材22が孔24へ軸方向に動くのを一時的に防止し
て、膨らんだ部分48とタップした孔24の内ねじ25との係
合のため、又は急な端面58と部品又はナット68の係合の
ため、旋回動作を増大又は発生させる支点位置を提供
し、これが更に孔24の中心線62と締結材22の中心線39と
を整列させる。図13参照。ポイント20はねじ切りしてあ
るシャンク部34の外ねじターン36と孔24の内ねじ25との
間のねじ係合が行なわれる前又はこれに関連して孔24内
部に配置される。締結材22の中心線39がタップした孔24
の中心線62と整列すると、矢印64で示してある回転と矢
印66で示した端部負荷の印加によって、締結材22は図14
で示すように、タップした孔24へねじ込まれる。中心線
39、62が整列しているので、斜め差しの原因となる整列
ミスが大幅に減少する。これはタップした孔24への締結
材22のスムースな挿入を提供して、ねじ25、36の間の楔
作用の可能性を減少させる。又、自己整列作用が空回り
条件の可能性を減少するので、装着時間を減少する。
又、切り詰めによって作られた先導ねじの断面の漸増的
な性質のため、オスねじとメスねじの初期の正しい係合
が促進され、斜め差し条件の可能性を更に減少してい
る。
ここで図15から図18に注意する。これらの図面におい
て、リベット98は部品100に打ち込まれている。第2の
部品102が部品100に当接する。リベットは部品100、102
の開口104、106の各々を貫通している。最初に、図15か
ら図17に示すように、部品102は当接しているだけなの
で部品100と切り離すことができる。
リベット98は通常のもので従来周知である。リベット
98は頭部108とここから延在するシャンク110を含む。頭
部108は部品100に打ち込まれるか、又は何らかの方法で
適当に接続される。内ねじを切ってある孔24はシャンク
110の一部を貫通して設ける。頭部108を貫通して、又シ
ャンク110の一部を貫通してカウンターシンク通路112を
設け、内ねじを切ってある孔24と軸方向に整列させてあ
る。カウンターシンク通路112は内ねじ25がリベット98
で始まる点に肩114を形成する。
締結材22とリベット98との係合を開始するには、図15
に示すように、膨らんだ部分48が最初に孔24内部のねじ
と接触する。リベット98はこの係合過程の間固定された
ままである。締結材22の中心線39は、工具116によって
締結材22にかけられた端部負荷(矢印66によって示す)
により起される慣性作用のため、タップした孔24の内ね
じ25と丸めた又は膨らんだ部分48の接触のため膨らんだ
部分48の周囲を回転又は旋回することにより、孔24の中
心線62と整列しはじめる。ねじ切りしてあるシャンク部
34の急な端面58がタップした孔24の上部でリベット98内
部の肩114と接触するまで慣性作用がポイント20をタッ
プした孔24へ更に移動させ続ける。図16参照。この接触
は、締結材22が孔24へ軸方向に動くのを一時的に防止し
て、膨らんだ部分48とタップした孔24の内ねじ25との係
合のため、又急な端面58とリベット98との係合のため、
旋回動作を増大又は発生させる支点位置を提供し、これ
が更に、孔24の中心線62と締結材22の中心線39とを整列
させる。図17参照。ポイント20はねじ切りしてあるシャ
ンク部34の外ねじターン36と孔24の内ねじ25との間のね
じ係合が行なわれる前又はこれに関連して孔24内部に配
置される。締結材22の中心線39がタップした孔24の中心
線62と整列すると、矢印64で示す回転と矢印66で示す端
部負荷の印加によって、締結材22は図17で示すように、
タップした孔24へねじ込まれる。読者には理解されるよ
うに、この手順は、図10から図14に関して説明した締結
材22の部品への挿入に関して説明した手順と同様であ
る。
この実施例において、図18で示すように、締結材22は
工具116が部品100の上面に当接するまでリベット98にね
じ込まれる。矢印64で示すように、連続して回転が締結
材22に伝えられ、工具116が部品100の上面に当接して連
続して回転が締結材22に伝えられるため、締結材22のね
じ切りしてあるシャンク部34に沿って上向きにシャンク
110が動かされることになり、これによってシャンク110
の一部を変形させ、変形した部分118を形成して、図18
で示すように、部品102の下側に当接させる。これで部
品102を部品100と固定し、締結材22のねじ切りしてある
シャンク部34がリベット98と係合する。所望なら、逆回
転によりリベット98との係合から締結材22を取り外すこ
とができる。変形した部分118はそのまま残り、締結材2
2を外した場合にも伸びないので、これにより部品100へ
の部品102のロック条件が維持される。この後、同様の
締結材、又は他の締結材をリベット98に挿入しなおすこ
とができる。
この発明の締結材22は、又、孔24に対して自己整列し
て、オフセット状態を訂正し、内ねじ25と外ねじターン
36の斜め差しを防止する。タップした孔24への締結材22
のオフセット装着は、締結材22の中心線39が、一般には
タップした孔24の中心線62と平行だが、その中心線から
オフセットしている場合に発生する。部品又はナット68
にタップした孔24へ装着しようとする際に回転する(矢
印64で示す)ところのこの発明の締結材22のオフセット
装着は、図19から図22で示す。
図19で示すように、膨らんだ部分48が最初にタップし
た孔24を包囲する部品又はナット68の上面70と接触す
る。タップした孔24を有する部品又はナット68は、この
係合過程の間固定したままである。端部負荷66のかかっ
た締結材22は、ポイント20の膨らんだ部分48がタップし
た孔24の第1のねじと接触するまで移動する。図20参
照。端部負荷66と回転64から発生する力ベクトルは、膨
らんだ又は球形のポイント部分48とタップした孔24のリ
ムとの係合により結合し、各々の軸39と62の整列した位
置へ向かう締結材22の力ベクトル又は動きとなり、図21
では充分な整列が得られる。端部負荷66が締結材22に加
えられると、締結材22は膨らんだ部分48の周囲の動きに
よって発生したタップした孔24の中心線62に向かって内
側へのカム作用のため半径方向内側へ動く。図20及び図
21参照。図21に図示してあるように、ポイント20は、ね
じ切りしてあるシャンク部34の外ねじターン36とタップ
した孔24の内ねじ25が行なわれる前にタップした孔24の
内側にある。中心線39、62が整列すると、締結材22は矢
印64で示された回転と矢印66で示された端部負荷の印加
によってタップした孔24へねじ込まれる。図22参照。中
心線39と62が整列しているので、斜め差しを発生させる
整列ミスは大幅に減少する。更に、新規の漸増的形状の
先導ねじ断面又は構造も初期に正しくねじ係合を行なわ
せるように機能する。これはタップした孔24への締結材
22のスムースな挿入を提供して、締結材22の外ねじター
ン36とタップした孔24の内ねじ25との間の楔作用の可能
性を減少させる。又、自己整列作用は空回り条件の可能
性を減少するので、装着時間を減少する。締結材22のね
じ係合は締結材22の中心線39がタップした孔24の中心線
62と整列している時にだけ許容される。
図23から図25と、図26から図28は、締結材22が固定さ
れ、内ねじを切ってある孔24を収容する部材がナット68
の形をなして被動部材である条件を示している。図23か
ら図25は、オフセット条件を示し、図26から図28は、ず
れ又は傾き条件を示す。ナット68が被動要素であり、こ
れに回転力64と端部負荷66がかけられる。締結材22が固
定されている場合、これは部品120(図26から図28では
図示されてない)に打ち込まれているか又は一体的に形
成される。第2の部品122(図26から図28では図示され
てない)は、部品120と当接し、ナット68が締結材22と
係合する際に、第2の部品122が第1の部品120にロック
されるようにする。締結材22は部品120、122に設けた孔
を貫通する。締結材22は部品120に打ち込まれているの
で、これの駆動ヘッド30は所望なら排除できる。
図23から図25において、締結材22と68の組み立て操作
は、基本的には図10から図14のそれと同じであるが、締
結材22が固定されてナット68を動かす点で異なってい
る。同様に、図26から図28において、締結材22とナット
68の組み立て操作は、基本的には図19から図22のそれと
同じであるが、締結材22が固定されてナット68を動かす
点で異なっている。つまり、これらの図面の各々におい
て、ナット68は回転力及び端部負荷64、66がかけられる
構成要素である。
ここで図23から図25に注意する。図23を参照すると、
締結材22の中心線39はナット68の中心線62に対して傾い
ている。動作において、図10から図14に関連して図示し
説明したのと同様に、回転駆動されるナット68は、膨ら
んだ部分48にロックして各々の軸39、62の整列を達成し
ようとする。更に、締結材22の急な端面58及び表面70と
の係合で支点を提供し、これが傾いた整列ミス状態から
軸方向に整列した条件へとナット68の旋回作用を促進
し、ねじ25と36が斜め差しにならずに係合できるように
なる。
ここで図26から図28に注意する。図26を参照すると、
締結材22の中心線39はナット68の中心線62に対してオフ
セットしている。動作において、図19から図22に関連し
て図示し説明したのと同様に、ナット68の表面70は膨ら
んだ部分48と接触する。ナット68にかかる回転端部負荷
のため、膨らんだ部分48とタップした孔24との係合で力
ベクトルを発生し、これによりカム作用で図面で見た時
に右手へナット68を移動させて各々の軸39と62を整列さ
せる。図27及び図28参照。正しい整列が達成されると、
図28に図示してあるように、ねじ25と26は斜め差しの危
険なしに係合し得る。
つまり、図23から図25と、図26から図28に図示したよ
うに、ナット68が駆動され締結材22が固定されているこ
れらの方法での機能は、任意の傾き条件で図10から図14
に図示した、又は任意のオフセット条件で図19から図22
に図示したのと同じ構成要素の相対移動によるものであ
る。
この発明の締結材22は、締結材22の中心線39がタップ
した孔24の中心線62と整列している時にだけ、またポイ
ント20がタップした孔24の内側にある時にだけ、タップ
した孔24とねじ係合が可能であることに注意すべきであ
る。標準的な、従来技術のヘッダ・ポイントは、代表的
にはテーパー状になっている2個から4個の先導ねじを
有しており、これが締結材ねじをねじ係合の前にタップ
した孔の内部に入り込めるようにしている。テーパー状
のねじは内ねじとの楔作用を起すことがあるので斜め差
しを発生する。
更に、締結材22で使用しているポイント20は、締結材
22の端部の揺らぎを保証することで、接合の表面を損傷
する可能性を減少している。
ポイント20の長さは締結材22の公称径の0.75倍で、締
結材の公称径の1倍又はそれ以上の従来技術による
「P」ポイント設計より小さい。これが材料費の低減と
重量削減により競合設計に対する節約を提供している。
更に、これは他の構成要素と締結材22のポイント20との
干渉の問題を最小限に抑さえている。
この発明による締結材22は経済的かつ迅速に製造でき
る。締結材22はロールねじ製造器で1パスでねじ25及び
ポイント20と一緒にロール整形することができる。これ
は生産性を向上させ、製造コストを削減するものであ
る。
この明細書で説明した以外の他の形状をポイント設計
に提供できることには注意すべきである。好適な形状に
おいて、膨らんだ部分には少なくとも一つの一般に湾曲
した表面を設ける。膨らんだ又は部分球形の部分は様々
な形を取ることができることと、断面で見た時に、一連
の一般に平坦な表面を用いて一般に膨らんだ部分を提供
できることが想定される。このように、膨らんだと言う
術語は球形に湾曲した表面に限定されるものではなく、
本発明の方法で機能する一般に球形の性質を備えた全て
の表面を含むように用いられる。
この発明の好適実施例を図示し説明したが、添付され
た請求項の趣旨及び範囲から逸脱することなく、この発
明に対して当業者が各種の変更を工夫し得ることが想定
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−182613(JP,A) 実開 昭55−46899(JP,U) 実開 昭47−8859(JP,U) 実開 昭58−146114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 35/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじターンを有するとともに、急な端面を
    定めた切り詰められた先導ねじを含む作業導入部を有す
    るシャンク部と、最大径を形成する丸めた部分を含み、
    前記ねじターンの前記急な端面の近くのねじ切りしてい
    ない膨らんだポイントと、を備えた内ねじを切った孔を
    有するメス部材と係合する締結材であって、 該切り詰められた先導ねじの急な端面は、前記シャンク
    部の中心線に対して直角で周回方向に形成され、 前記ポイントは、前記メス部材の前記内ねじを切った孔
    に係合するように適合し、 前記丸めた部分は、前記締結材のねじと前記メス部材の
    前記内ねじを切ってある孔との係合の開始前に整列する ことを特徴とする締結材。
  2. 【請求項2】前記ねじ切りしていない膨らんだポイント
    は、前記ポイントの最大径を形成する第1丸めた部分
    と、該第1丸めた部分と前記ねじの切ってあるシャンク
    部の間の第2部分と、を備え、該第2部分は、前記最大
    径よりも小さい径を定めていることを特徴とする請求項
    1記載の締結材。
  3. 【請求項3】前記ポイントの前記第2部分の径は、前記
    ねじ切りしてあるシャンク部分の小径より僅かに小さい
    直径を有することを特徴とする請求項2に記載の締結
    材。
  4. 【請求項4】前記ポイントは、球形の部分を含んでいる
    ことを特徴とする請求項2記載の締結材。
  5. 【請求項5】前記ポイントは、部分的に球形であること
    を特徴とする請求項2に記載の締結材。
  6. 【請求項6】前記ポイントは、切り詰めた端部表面を有
    することを特徴とする請求項2に記載の締結材。
  7. 【請求項7】前記丸めた部分は、互いに一体的に形成さ
    れた所定数の丸めた部分から形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の締結材。
  8. 【請求項8】前記ポイントは、テーパー状の部分をさら
    に含み、該テーパー状の部分は前記丸めた部分と一体的
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載の締結
    材。
  9. 【請求項9】前記先導ねじは、部分的断面から完全な断
    面へねじピッチ1回転以内で増加することを特徴とする
    請求項1に記載の締結材。
  10. 【請求項10】前記シャンク部分は、更に前記作業導入
    端に対向する端部を形成し、前記対向する端部に頭部を
    更に含むことを特徴とする請求項1に記載の締結材。
  11. 【請求項11】工具による係合のため前記頭部に多面凹
    部を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の締結材
  12. 【請求項12】前記第2部分は、前記シャンク部分から
    前記第1丸めた部分のスペースに対して、前記ねじ切り
    したシャンク部分のねじの回るピッチのほぼ一つ分の長
    さを有することを特徴とする請求項2記載の締結材。
  13. 【請求項13】締結材とメス部材とを係合する方法であ
    って、 ねじターンを備えるとともに軸を定めたシャンク部材を
    有し、該シャンク部材がその端部にねじ切りしていない
    膨らんだポイントを有するとともにそのポイント近くに
    先導ねじを有し、該先導ねじが急な端面を形成するよう
    に前記シャンク部の中心線に対して直角で周回方向に切
    り詰められた締結材を提供する段階と、 内ねじを切ってある孔を有し、中心軸を定めたメス部材
    を提供する段階と、 前記締結材が前記ねじを切ってある孔の前記中心軸に対
    して角度を有する傾いた条件において、前記ポイントを
    前記メス部材の前記内ねじを切ってある孔と係合する段
    階と、 前記締結材又は前記メス部材の一方又は他方に回転する
    動きと端部負荷を加えることによって被動部材を定め、
    同時に前記締結材又は前記メス部材の他方を固定してお
    くことによって固定部材を定め、これにより前記ポイン
    トをメス部材と係合させて、前記締結材の軸を前記メス
    部材の孔の軸に整列させるように前記締結材に前記ポイ
    ントの周囲を動かさせる段階と、 さらなる回転と前記被動部材に対する端部負荷によって
    前記急な端面が前記メス部材の上面と接触して前記締結
    材と前記メス部材を正しい整列状態に移動する段階と、 これによって前記ねじ切りしてあるシャンク部分の前記
    ねじターンと前記メス部材の前記ねじ切りしてある孔の
    内ねじとを係合させる段階と、 を含むことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】前記丸めた部分は、前記ねじ切りしてあ
    るシャンク部分と前記メス部材の前記ねじ切りしてある
    孔の前記ねじとの係合前に前記内ねじを切ってある孔に
    完全に挿入されることを特徴とする請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】締結材とメス部材とを係合する方法であ
    って、 ねじターンを備えるとともに軸を定めたシャンク部材を
    有し、該シャンク部材がその端部にねじ切りしていない
    膨らんだポイントを有するとともにそのポイント近くに
    先導ねじを有し、該先導ねじが急な端面を形成するよう
    に前記シャンク部の中心線に対して直角で周回方向に切
    り詰められた締結材を提供する段階と、 内ねじを切ってある孔を有し、中心軸を定めたメス部材
    を提供する段階と、 前記締結材の中心軸が前記ねじを切ってある孔の前記中
    心軸に対して平行であるが整列されていないオフセット
    した条件において、前記ポイントを前記メス部材の前記
    内ねじを切ってある孔と係合する段階と、 前記ねじ切りされたシャンク部材の係合前に前記メス部
    材の上面を前記急な面に接触させる段階と、 前記締結材又は前記メス部材の一方又は他方に回転する
    動きと端部負荷を加えることによって被動部材を定め、
    同時に前記締結材又は前記メス部材の他方を固定してお
    くことによって固定部材を定める段階と、 前記被動部材に対し横方向に動かして前記中心軸を前記
    締結材と前記メス部材と正しい整列状態にし、これによ
    って前記ねじ切りしてあるシャンク部分の前記ねじター
    ンと前記メス部材の前記ねじ切りしてある孔の内ねじと
    を係合させる段階と、 を含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】前記丸めた部分は、前記ねじ切りしてあ
    るシャンク部分と前記メス部材の前記ねじ切りしてある
    孔の前記ねじとの係合前に前記内ねじを切ってある孔に
    完全に挿入されることを特徴とする請求項15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】前記ポイントは、前記ポイントの最大径
    を定める第1丸めた部分と、該第1丸めた部分と前記ね
    じの切ってあるシャンク部の間の第2部分と、を備え、
    該第2部分は、前記最大径よりも小さい径を定めるとと
    もに、前記シャンク部分から前記第1丸めた部分のスペ
    ースに対して、前記ねじ切りしたシャンク部分のねじの
    回るピッチのほぼ一つ分の長さを有し、前記第1丸めた
    部分と前記ねじの切ってあるシャンク部の間の第2部分
    によって提供されるスペースは、前記第1丸めた部分の
    周囲の前記締結材の動きを許容することを特徴とする請
    求項13記載の方法。
  18. 【請求項18】前記シャンク部の前記ねじは、60゜のね
    じ断面であることを特徴とする請求項1記載の締結材。
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