JPH06182075A - 被縫製物の縁部を正確に定寸バーにそえて整向する装置を備えた縫製ユニット - Google Patents

被縫製物の縁部を正確に定寸バーにそえて整向する装置を備えた縫製ユニット

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JPH06182075A
JPH06182075A JP4123918A JP12391892A JPH06182075A JP H06182075 A JPH06182075 A JP H06182075A JP 4123918 A JP4123918 A JP 4123918A JP 12391892 A JP12391892 A JP 12391892A JP H06182075 A JPH06182075 A JP H06182075A
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sewing
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定寸バーに被縫製物を縁部が正しくそえられ
るように整向するための装置を備えた縫製ユニットを提
供すること。 【構成】 この縫製ユニットの定寸バーに被縫製物を縁
部が正しくそえられるように整向するための装置は、本
質的に布挿入装置6、固定スライダ5および定寸バー2
0から成る。被縫製物55は降下可能な締付けトング1
3,13′と載置台7もしくは脚部8との間で手により
布挿入装置6内に載置挿入され、被縫製物はその整向さ
れた縁部でもって上方に傾倒された定寸バー20の近傍
に位置する。基準バー20は傾斜方向で指向された吹出
し空気流を締付けトング13の下方に流出させて被縫製
物55に対して吸気を作用させ、これにより被縫製物5
5は定寸バー20に縁部が正しくそえられて整向された
状態に保持され、この状態でずれることなく固定スライ
ダ5の締付けレバー40に引渡される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲の請求
項1の上位概念に記載した様式の被縫製物の縁部を定寸
バーに正確にそえて整向する装置を備えた縫製ユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】特許請求の範囲の請求項1の上位概念に
記載した特徴を備えた、被縫製物を定寸バーに沿って整
向する装置はドイツ連邦共和国実用新案第88 07
378号(米国特許第4,945,843号に含まれて
いる)から公知である。この公知の装置は本質的に供給
された被縫製物のための載せ台となるテーブル板、この
テーブル板上に設けられている定寸バー並びにこのテー
ブル板上に設けられていてかつ互いに全く等しい四つの
整向装置とから成る。これらの整向装置の各々の主要な
構成要素はテーブル板上に固定されていて往復動する押
圧シリンダ並びに板ばねから成りかつ上記の押圧シリン
ダにより出入動可能なピストンロッドに固定されている
整向フインガである。この整向フインガはそのその往復
運動にあって捩れを生じないように構成されており、か
つの整向フインガの自由端に設けられているアーチ状の
フックがピストンロッドが吐出した際テーブル板の上方
の高い位置に存在し、他方ピストンロッドが入り込んだ
際はアーチ状のフックは入込み運動の終期において被縫
製物をその折畳まれた縁部で把持するまで被縫製物方向
に降下するように構成されている。四つの整向装置が定
寸バーに対して横方向で設けられているので、テーブル
板上に載置された被縫製物は−アーチ状のフックがこの
被縫製物の二重に折畳まれたへりの折畳み縁部を掴んだ
後−押圧シリンダのピストンロッドが更に入込むことに
より定寸バー方向に送られる。これにより載置された被
縫製物の定寸バーに沿った最終的な問題のない整向が可
能となる。従って被縫製物のへりを正確に整向する目的
で行われる被縫製物のこの問題のない定寸バー方向への
送りは、被縫製物、例えばシャツ前身頃のボタンしろの
折畳み縁部が二重に折返されたへりによって形成されて
いることを前提としている。上記整向フインガのアーチ
状のフックはこの極めて明白に形成された折畳み縁部の
みを把持することが可能である。
【0003】被縫製物を整向するための公知の装置の欠
点は、規則的にシャツの前身頃或いはブラウスの前身頃
のボタンしろのために形成される、またしばしばボタン
孔しろのためにも形成されるへりが単純に折返されたへ
りである際、被縫製物を縁部が正確に定寸バーにそうよ
うに整向することは不可能であることである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、一重に折返されたもしくは二重に折返された縁が
に当たる接縁部の近傍において整向された大表面積の被
縫製物の縁部の正しい整向と、これに続くずれの少ない
引渡しが可能であるように冒頭に記載した様式の装置を
改良することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題特許請求の範
囲の請求項1の特徴部に記載した構成によって解決され
る。
【0006】本発明による装置により有利な方法で、薄
い傷み易い被縫製物、例えば絹或いはマイクロ繊維織物
から成るシャツ或いはブラウスの前身頃にあって手作業
によらなくとも、例えば機械的な部分による被縫製物の
取扱い或いは作業員が被縫製物に接触することなく、こ
れらの被縫製物の縁部を正しく定寸バーに沿った整向
と、整向された被縫製物の被縫製物保持体への引渡しを
行うことが可能となる。これにより整向工程をへりの形
状(即ちへりが単純な折返しであるか或いは二重の折返
しであるかに)関係なく行うことが可能となる。
【0007】自動的に行われる整向行程は作業条件が一
定しており、従って品質の向上が達せられる。更に作業
員の労力を軽減し、また機械サイクルのための時間が節
約される。
【0008】被縫製物に対して傾斜した方向で指向され
て圧縮空気ノズルから流出する吹出し空気による被縫製
物の当接縁部に沿った整向に関して、公知技術(米国特
許第3,886,877号とドイツ連邦共和国公開特許
第33 25 389号公報参照)により、ノズルから
流出する気体もしくは吸込み室に流入する気体を被縫製
物案内ユニットに使用することが知られている。
【0009】特許請求の範囲の請求項2による特徴を有
する装置の構成は、整向ささた被縫製物を載置台に固定
する締付けトングの上昇と降下を許容し、しかもこの場
合このために独自の駆動機構を設ける必要がない。更
に、領域が吸込み室−開口の直ぐ近傍内に区画され、従
って吸込み室内に流入する空気が増強されて十分に被縫
製物に作用する。
【0010】特許請求の範囲の請求項3の特徴部に記載
の構成により、整向された被縫製物が被縫製物保持体か
ら引取られると直ちに、締付けトングはこの整向された
被縫製物から持上げられることが可能となる。
【0011】特許請求の範囲の請求項4の特徴を有する
装置は、被縫製物のための整向力を付加的な吹出し空気
により変えられ、従って整向作用を異なる被縫製物の材
料に適合することが可能であるように構成されている。
【0012】特許請求の範囲の請求項5の特徴部に記載
の構成により、整向運動を被縫製物の一定領域に集中さ
せることが可能となる。これは例えばボタン取付け或い
はボタン孔縫製のような縫製行程を行うのに有効であ
る。
【0013】特許請求の範囲の請求項6の特徴部に記載
の特徴を備えた装置は、整向された被縫製物を保持する
引渡し装置が被縫製物を引取るための被縫製物室内に入
込むことが可能であるように構成されており、これによ
りずれ或いは歪みを伴うことのない引渡しのための好都
合な装置の挙動が達せられる。
【0014】特許請求の範囲の請求項7により特徴によ
り、整向された被縫製物を引取る締付け要素のための経
費が適切でありかつ作業に信頼性を有する構造が達せら
れる。
【0015】
【実施例】図1に、被縫製物にステッチ群を順次形成す
るための、例えばシャツ前身頃或いはブラウス前身頃を
縫製するための、既にドイツ連邦共和国特許第38 1
9277号から公知の縫製ユニットを示した。この縫製
ユニットは本質的に以下の構造要素、即ち機枠1、この
機枠に摺動可能に支承されたスライダ2、このスライダ
に固定されていてかつ上部にミシン4−例えば自動ボタ
ン孔かがり装置或いはボタン孔自動形成装置−が固定さ
れている台板3、機枠に摺動可能に支承されている固定
スライダ5および布挿入装置6から成る。この布挿入装
置は載置台7から成り、この載置台は前方の領域におい
て僅かに湾曲されている脚部8、上記の載置台7に固定
された二つのブラケット9およびこれら二つのブラケッ
ト間に設けられている締付け体10とを備えている。こ
の締付け体10はロッド11と多数の締付け片12から
成り、この締付け片12はロッド11と一体的に結合さ
れている。締付け片12の各々内には旋回可能な締付け
トング13,13′が支承されている。布挿入装置6と
締付け片12の構造と作動態様はドイツ連邦共和国特許
第38 19 277号から公知であるので、ここでは
詳細な説明は省いた。
【0016】図4から認められように、各々の締付けト
ング13には少なくとも一つの圧縮空気−供給部14が
設けられており、この圧縮空気供給部は管片から成り、
例えば締付けトング13の上側15に例えばはんだ付け
により固定されている。前方に僅かに傾斜して指向して
いている領域16内で圧縮空気−供給部14が締付けト
ング13を貫通しており、これにより圧縮空気−供給部
14は下側17において流出口18に開口している(図
8参照)。圧縮空気−供給部14はホース片19を介し
てここには図示しなかった外部の圧縮空気源と結合され
ている。このような構造の一方、締付け体10の両端部
に設けられている両締付けトング13′が圧縮空気−供
給部14を備えていなことが分かる。作業員が載置され
る被縫製物55をその両端部で保持して、両締付けトン
グ13′の近傍においてはね上げられた位置(作用位置
Hと称する)に存在している定寸バー20にそえるので
この圧縮空気−供給部を必要としない。従って取扱を良
好にすると言う理由から図2と図3に図示した締付けト
ング13′は適当に形成された傾斜部を備えている。
【0017】図4から明瞭であるように、締付けトング
13はウエッブ13aを備えており、このウエッブは締
付け片12内の詳しく図示していない切欠き部内に遊び
をもって収容されており、ピン13bを介してこの締付
け片と回転可能に結合されている。締付け片12内には
押さえばねとして形成されているばね13cが支承され
ており、このばねはその自由端部でウエッブ13aに支
持されている。ばね13cは締付けトング13を時計の
針の回転方向で回転させる。更に締付け片12内には押
圧シリンダ13dが設けられており、このシリンダのピ
ストン13eは適当に圧縮空気により負荷が行われた際
締付けトング13を時計の針と反対方向に回転させる。
【0018】図4および図7から認められる定寸バー2
0はトラバース21とこれと固く結合されている横ロッ
ド22とから成る。このよこロッドは図8に示すよう
に、ここでは詳しく図示しなかった固定手段により一体
的にそれぞれ一つの保持ブロック23と固定されてい
る。管体24はこれらの両保持ブロック23と固く結合
されており、この管体両端部はそれぞれ一つのカバー2
5で閉じられている。このカバーはピン26を備えてお
り、このピンは回転可能に担持体27内に支承されてい
る。両担持体27は機枠1に固定されている。図7に示
すように、レバー28も両カバー25の一つと固く結合
されており、このレバーの自由端には機枠に固定して設
けられている圧縮空気シリンダ30のピストンロッド2
9が自体公知のリンク結合部を介して枢着されている。
この圧縮空気シリンダが適当に負荷されることにより定
寸バー20は、作用位置H(図5)から静止位置T(図
6)に或いは反対の手順で移動可能であるように、旋回
可能に構成されている。アングル位置IIにおいて、定
寸バー20は載置台7もしくは脚部8の上側から領域3
1だけ突出している。この領域内には多数の孔群32が
形成されており、これらの孔群の各々は多数の隣接して
いる吸込み孔33から成る。これらの吸込み孔群32は
トラバース22に、締付けトング13が下降した際−こ
れは図4および図5に示すようにはね上げらた定寸バー
20の上側に支持されている−によって屋根状に覆われ
るように形成されている。定寸バー20、即ちトラバー
ス21並びに両横ロッド22は、このトラバース21並
びに横ロッド22が例えば4角形の管体として形成する
ことにより吸込み室34として形成されている。この際
もちろん、トラバース21の両端部は公知の封隙手段に
より密閉されており、トラバース21と当該横ロッド2
2間の結合位置は流通開口を有している(図9参照)。
保持ブロック23内にはアングル状の孔35が形成され
ており、この孔は一方では横ロッド22内の吸込み孔3
4に通じている流通開口を、他方では管体24に通じて
いる他の流通開口を備えている(図4参照)。横ロッド
22と保持ブロック23の間で上記の結合位置にパッキ
ン36が設けられている。管体24には流出接続管37
が設けられており、この流出接続管はホースを介して負
圧発生器、例えば市販のエジェクタ−ノズルと結合され
ている。上記のホース並びにこのエジェクタ−ノズルは
図面を見やすくするためにここには図示しなかった。図
4、図6および図7に示したように、定寸バー20、保
持ブロック23および管体24は自体閉鎖された吸込み
室構造を形成しており、この吸込み室構造の入口はトラ
バース21内に形成されている孔群32から、その出口
は管体24に設けられている流出接続管37から構成さ
れている。
【0019】本発明による装置の他の構成要素は、冒頭
に記載した固定スライダ5である。この固定スライダの
本発明にとって重要な構造要素は、ねじ38′により保
持ロッド38上に互いに並列して締付け固定された多数
の締付け具39である。これらの締付け具39の各々は
締付けレバー40を一体的に収容している。この締付け
レバーは板41とこの板41と固く結合されている敷き
台42とから成る。締付け具39内には凹部43が形成
されている。この凹部内には敷き台42と締付けレバー
40が一体的に収容されている。敷き台42の後方端部
には横スリット44が形成されている。この横スリット
内には図11に示したように締付け具39内に押嵌めさ
れた軸受ピン45が把持されている。上記の構造により
軸受ピン45と横スリット44は摺動−回転−案内部を
形成している。これにより締付けレバー40は締付け具
39に対して相対的に一定の範囲で摺動および回転運動
することが可能である。
【0020】図10に示すように、締付け具39内に
は、一種のプランジャーの様式で形成されている詳しく
図示しなかったピストンを備えた、単動の圧縮空気シリ
ンダ16が設けられており、この圧縮空気シリンダのピ
ストンロッド47は締付けレバー40に対して相対的に
傾斜した運動路で出入り運動可能である。ピストンロッ
ド47の端部にはU−字形の凹部48が形成されてお
り、この凹部は敷き台42内に押嵌めされたピン49を
把持している。これにより圧縮空気シリンダ46は締付
けレバー40と作用結合している。上記の構成により、
直線状に案内されるピストンロッド47とピン49とが
摺動−回転支承部を形成している。
【0021】敷き台42内に設けられている他のピン5
0は図10に示したように締付け具39内にルーズに支
承されているボルト51の関節点を形成しており、この
ボルト51の頭部51′は球形に形成されている。ボル
ト51の締付け具39から突出している前方の部分はピ
ン50と関節的に結合されている。ボルト51に挿入さ
れた押圧ばね52により、締付けレバー40の傾斜路に
沿って行われる降下運動が常にこの押圧ばね52の力に
抗して行われる。締付けレバー40の他方の前端部には
加圧弾性的な合成物質或いはゴムから成る押圧片53が
設けられている。従って、固定スライダ5に所属してい
る担持板54と上記の押圧片53とが共働することによ
り折畳まれた被縫製物55−その当接縁部56は手で作
業によることなく予め定寸バー20にその縁部が正確に
沿うように整向されている−のずれを伴わない締付けが
可能となる。
【0022】締付けレバー40を上記のようにピストン
39に支承することにより、即ち摺動−回転−案内部と
摺動−回転支承部とにより、締付けレバーの前端部、即
ち締付けレバーの押圧片53を備えた領域が押圧シリン
ダ46が負荷された際殆ど平行摺動運動をこおむる。こ
の場合、この平行摺動は担持板54において行われる基
準に相当する殆ど直線状の軌跡Bで行われる。
【0023】各々の圧縮空気シリンダ46に加圧媒体を
供給するにはホース46′が使用される。このホースは
図3の右側に図示した締付け具39をここには図示しな
かった圧縮空気源と結合している。保持ロッド38に設
けられている他のすべての締付け具39は図3に示した
ホース46″を介して互いに結合されている。ホース4
6′並びにホース46″はピストン39上に設けられて
いるホースニップル57に挿入されており、供給される
圧縮空気は孔58(図11参照)を経て当該圧縮空気シ
リンダ46に達する。
【0024】固定スライダ5−ドイツ連邦共和国特許第
38 19 277号において固定装置と称されている
−は全く公知であり、従ってここではその詳細な構造お
よび機能の説明は省略した。
【0025】押圧シリンダ30,13cと46を正しく
機能するように作動させること、並びに圧縮空気を締付
けトング13の供給部14に供給すること、および定寸
バー20のために負圧を発生させることは、これらの作
業の開始および時間に関連して、この縫製ユニットの納
入の際のオプションである制御機構61によって行われ
る(図1参照)。圧縮空気の消費を低く抑えるには、供
給部41内に供給される吹込み空気並びに定寸バー20
内で負圧形成を発生させるのに必要な吸込み空気を、載
置部1に載置される被縫製物55の縁部整向を行う場合
にのみ流動させるのが有利である。もちろん供給される
圧縮空気を準備するためにここには詳しく図示しも説明
もしなかった適当な市販の空圧機器の要素、例えば絞り
弁、水分離装置等および圧縮空気を供給するための電磁
弁が設けられる。
【0026】以下に本発明による、被縫製物55の縁部
の正確な整向とずれを伴うことのない引渡しを行うため
の装置の作動態様を説明する。作動態様は先ず、縫製ユ
ニット内に被縫製物が存在しておらず、布挿入装置6が
被縫製物保持体60に対して相対的に図3に示した位置
に存在している作業出発状態から出発する。この場合、
押圧シリンダ13dが圧縮空気で負荷されている。これ
により、締付けトング13と13′がそれぞれ所属して
いるばね13cの力に抗して時計の針と反対方向に回転
し、これにより締付けトング13と13′が載置台7の
脚部8上でに当接する。圧縮空気シリンダ30は適当に
圧縮空気で負荷された際その入込み位置を占め、従って
定寸バー20は降下した位置、即ち静止位置Tに存在す
る。
【0027】更に、作動態様は押圧シリンダ46が無圧
状態であり、従って加圧片53が担持板54の上方に位
置決めされていることから出発する(図11参照)。載
置台7の脚部8上に被縫製物55を載せる直前に、圧縮
空気シリンダ30を作動させて、そのピストンロッド2
9を繰出してレバー28により定寸バー20をその作用
位置Hへと旋回させる。
【0028】圧縮空気シリンダ30と46およびこれら
によって作動される部分の位置により、定寸バー20
は、そのトラバース21で締付けトング13と13′の
前端部を負荷された押圧シリンダ13dの力に抗して持
上げることが可能となる。定寸バー20が旋回する以前
および旋回した後の状態は図5と図6に示した。
【0029】定寸バー20はその作用位置H内で領域3
1で載置台7、特に脚部8の上側から突出する。ここで
作業員は保持している被縫製物55を突出したこの縁部
(図4参照)に対して両締付けトング13′の近傍で定
寸バー20に当接させる。この時点で、負圧発生源から
定寸バー20に負圧が与えられ、同時にこれらの締付け
トング13の各々から定寸バー20に対して斜め方向に
指向された吹出し空気が被縫製物55に対して噴射され
る。被縫製物は吸気作用と吹出し作用とにより手で触れ
ることなくその全折畳縁部56に沿って定寸バー20の
縁部に当接するように引かれる。従って被縫製物55が
定寸バー20方向に指向して運動する。何故なら吸引作
用を行うため孔32の各々に吹出し空気流のための流出
口18が直接相対して存在しているからである。これに
より定寸バー20の近傍における吹出し空気の渦流が回
避される。整向されるべき被縫製物55に対する吸込み
および吹出し作用は、作用位置H内に存在している定寸
バー20がそのトラバース21と被縫製物55を支持し
ている脚部8と持上げられた締付けトング13、13′
との組合わせでそれぞれ狭い断面を形成し、これにより
空気流(吸込み空気と吹込み空気)が高い速度になるこ
とにより、増強される。
【0030】上記の渦流が発生すると、被縫製物の生地
が極めて薄い際、例えば絹或いはマイクロ繊維織物地で
ある際、被縫製物の正確に縁部が整向された当接が不可
能となる。しかも、吸込み空気でのみ作業が行われる場
合、一定の材料の整向が良好に達せられることが分かっ
た。
【0031】上記のように被縫製物55を整向した後、
圧縮空気シリンダ30の空気が抜かれ(排気され)、定
寸バー20をその静止位置Tに旋回される。この位置で
は定寸バーは載置台7、特に脚部8から突出しない。定
寸バー20が上記のように旋回されると同時に締付けト
ング13、13′は押圧シリンダ13dの力により予め
整向されて載置された被縫製物55上に降下される。そ
の際トング13、13′は締付け体12内に設けられて
いる押圧シリンダと作用結合する。この押圧シリンダは
既に公知(ドイツ連邦共和国特許第38 19 277
号参照)であるのでここでは詳細に図示および説明を省
略した。
【0032】整向された被縫製物55を脚部8上に上記
のように固定した後、布挿入装置6をドイツ連邦共和国
特許第38 19 277号から公知の様式で固定スラ
イダ5の方向で移動させる。この際、締付けレバー40
は図9に明瞭に示されている位置に存在する。布挿入装
置6は脚部8内に設けられている凹部59を介してその
最も前方の位置に存在しており、この位置で凹部59は
その締付け具39により櫛状に囲繞される。これにより
脚部8と締付けトング13,13′の間で保持されてい
る被縫製物は55は、これが正しく各々の押圧片53と
担持板54との間に存在するように固定スライダ5内に
移動される(図10参照)。
【0033】布挿入装置6がその前方位置に到達した
際、圧縮空気シリンダ46が作動され、これにより締付
けレバー40はその押圧片53で被縫製物55と担持板
54上に降下する。
【0034】この降下運動が幾分傾斜した運動軌跡Bで
行われるので、正確に縁部を整向されて載置された被縫
製物55は固定スライダ5に引渡される際にずれること
がない。
【0035】降下された締付けレバー40はこの状態で
担持板54と作用結合して多数の機素から成る被縫製物
締付け体60の機能を行う。被縫製物55上に締付けレ
バー40が載置された後、締付け体10の締付け12の
各々内の図示していない圧縮空気シリンダ13dが排気
され、これによりばね13cの作用により締付けトング
13,13′の先端が持上げられ、もはや被縫製物55
と載置台7の脚部8を押圧しない。ここで布挿入装置6
が再び図2と図3に示した出発位置に戻り、次の被縫製
物55が縫製のため供給される。この被縫製物は上記し
た様式で縁部が正しく整向されて定寸バー20に当接さ
れる。
【0036】この布挿入装置6がその出発位置に達する
直前に、ミシン4のここに図示しなかった押さえが固定
スライダ5内に位置固定されて保持されている被縫製物
55上に降下され、引続き被縫製物55内で形成される
多数のステッチ群の第一のステッチが形成される。押さ
えの降下並びにこれに続いて行われる縫製工程はドイツ
連邦共和国特許第38 19 277号に詳しく記載さ
れているので、これ以上詳しくは説明しない。最後のス
テッチ群を形成した後、縫製仕上げられた被縫製物55
は上記のドイツ連邦共和国特許第38 19 277号
から公知の方法で被縫製物締付け体60から取出され
る。その後、その出発位置に戻されている固定スライダ
5にその間に布挿入装置6内に縁部を正しく整向されて
供給されている被縫製物55が再び挿入される。
【0037】
【発明の効果】上記のように本発明による縫製ユニット
により被縫製物、特に絹或いはマイクロ繊維織物地のよ
うな傷みやすい生地から成るシャツ、ブラウス或いは他
の被縫製物の縫製或いはボタンしろ形成、或いはボタン
孔形成の際、この被縫製物の縁部が正しく整向された状
態で固持されて縫製装置に引渡され、これにより被縫製
物を作業員が手により調整することなく相応するステッ
チ群の縫製プログラムに即応した正しい形成が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】被縫製物を縁部正しく整向しかつ引渡すための
装置を簡略化して示した本発明による縫製ユニットの透
視図である。
【図2】本発明による縫製ユニットの平面図である。
【図3】本発明による縫製ユニットの透視図である。
【図4】図3の切断線IV−IVに沿った簡略断面図で
ある。
【図5】当接部分を持上げられた位置(作用位置)で示
した図4に示した部分の拡大断面図である。
【図6】被縫製物が取去られ、当接部分が降下した位置
(静止位置)に存在した状態での図5に相当する図であ
る。
【図7】旋回可能な定寸バーの簡略透視図である。
【図8】図3の切断線IV−IVに沿った拡大断面図で
ある。
【図9】締付け具およびこの締付け具内に収容された締
付けレバーの簡略透視図である。
【図10】へりが一重に折畳まれた被縫製物の図であ
る。
【符号の説明】
1 機枠 2 スライダ 3 台板 4 ミシン 5 固定スライダ 6 布挿入装置 7 載置台 8 脚部 9 ブラケット 10,60 締付け体 11 ロッド 12 締付け体 13,13′,13″ 締付けトング 13a ウエッブ 13b ピン 13c ばね 13d 押圧シリンダ 14 圧縮空気供給部 20 定寸バー 21 トラバース 22 横ロッド 23 保持ブロック 24 管体 27 担持体 28 レバー 29 ピストンロッド 30,46 圧縮空気シリンダ 31 領域 33 吸込み孔 34 吸込み室 37 流出接続管 39 ピストンロンド 40 締付けレバー 42 ブロック 46′ ホース 53 押圧片 55 被縫製物 56 当接縁部(折畳み縁部) 61 制御機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハインツ・レンゲル ドイツ連邦共和国、メムメルスドルフ、ウ イーゼンストラーセ、5

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 被縫製物(55)を布挿入装置(6)
    の載置台(7)上に載せかつ整向させた後被縫製物締付
    け体に引渡しを行う様式の、被縫製物(55)の縁部を
    正確に定寸バー(20)にそえて整向する装置を備えた
    縫製ユニッとにおいて、上記装置が以下の特徴、即ち −定寸バー(20)が載置台(7)方向に整向されてい
    る少なくとも一つの開口(33)を備えた吸込み孔(3
    4)を備えて形成されていて、かつこの定寸バー(2
    0)がそこにおける吸込み空気の作用の下に被縫製物
    (55)を整向するために静止位置(T)から載置台
    (7)から突出している作用位置(H)に移動可能であ
    るように構成されていること、 −載置台(7)に所属している締付け体(10)が互い
    に並列して設けられている多数の締付けトング(13,
    13′)をもって形成されていること、および −被縫製物締付け体(60)が被縫製物(55)を引取
    るための締付けレバー(40)を有し互いに並列して設
    けられている多数の締付け具(39)をもって形成され
    ていることを特徴とする被縫製物の縁部を正確に定寸バ
    ーにそえて整向する装置を備えた縫製ユニット。
  2. 【請求項02】 定寸バー(20)がその作用位置
    (H)で締付けトング(13,13′)に当接するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の縫
    製ユニット。
  3. 【請求項03】 締付けトング(13,13′)を被縫
    製物(55)から持上げるためにばね13cが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1或いは2に記載の縫製
    ユニット。
  4. 【請求項04】 締付けトング(13)が定寸バー(2
    0)の作用位置(H)内に存在している開口(33)方
    向に整向ささている流出開口(18)を備えた圧縮空気
    供給部(14)を有していることを特徴とする請求項1
    から3までのいずれか一つに記載の縫製ユニット。
  5. 【請求項05】 定寸バー(20)における開口(3
    3)が吸込み孔を備えた多数の孔群(32)から成るこ
    とを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記
    載の縫製ユニット。
  6. 【請求項06】 載置台(7)が櫛様の切欠き(59)
    を備えており、この切欠き内に被縫製物(55)を引取
    る際に締付けレバー(40)が入込み可能であり、かつ
    締付けトング(13,13′)が上記の切欠き(59)
    の側方に設けられていることを特徴とする請求項1から
    5までのいずれか一つに記載の縫製ユニット。
  7. 【請求項07】 締付けレバー(40)がピストン(3
    9)内で摺動回転案内部である横スリット44と軸受け
    ピン45と摺動回転支承部であるピストンロッド47,
    ピン49内に支承されていることを特徴とする請求項1
    から6までのいずれか一つに記載の縫製ユニット。
  8. 【請求項08】 締付けレバー(40)の各々に敷き台
    (42)が固定されており、この敷き台が締付け具(3
    9)内に形成されている凹部(43)により一体的に収
    容されており、 −敷き台(42)内に形成されている横スリット(4
    4)が締付け具(39)内にはめ込まれた軸受ピン(4
    5)を囲繞しており、 −締付け具(39)内に傾斜して設けられている押圧シ
    リンダ(46)がそのピストンロッド(47)と敷き台
    (42)内にはめ込まれたピン(49)とを介して同様
    に締付け具(39)内に設けられている押圧ばね(5
    2)の作用に抗して締付けレバー(40)と作用結合し
    ていることを特徴とする請求項7の縫製ユニット。
  9. 【請求項09】 ピストンロッド(47)の前端部に設
    けられている凹部(48)が敷き台(42)内にはめ込
    まれたピン(49)を囲繞していることを特徴とする請
    求項7の縫製ユニット。
  10. 【請求項10】 締付け具(39)内で傾斜して支承さ
    れているボルト(51)が押圧ばね(52)を収容して
    おり、かつボルト(51)の自由端が他のピン(50)
    を介して敷き台(42)と関節的に結合されていること
    を特徴とする請求項7の縫製ユニット。
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