JPH06181903A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
磁気共鳴イメージング装置Info
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- JPH06181903A JPH06181903A JP4341803A JP34180392A JPH06181903A JP H06181903 A JPH06181903 A JP H06181903A JP 4341803 A JP4341803 A JP 4341803A JP 34180392 A JP34180392 A JP 34180392A JP H06181903 A JPH06181903 A JP H06181903A
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- correction
- coil
- field coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部環境の磁場変動による計測空間内の磁場
補正を精度よくする。 【構成】 計測空間を間にして互いに対向配置された永
久磁石を内臓する磁気共鳴イメージング装置において、
この装置から遠隔配置された第1磁場センサ21bと、
この第1磁場センサによる磁場変動の検知に基づいて前
記計測空間内の磁場の補正を行う第1補正磁場コイル2
3bと、この第1補正磁場コイルによって発生する磁界
からなる物理空間と同じ物理空間を形成する磁場コイル
(23b)と、この磁場コイルの物理空間内に配置され
た第2磁場センサ21aと、この第2磁場センサによる
磁場変動の検知に基づいて前記計測空間の磁場の補正を
行う第2補正磁場コイル23aとを備え、前記第1補正
磁場コイルは、前記装置の外部にて該装置に内臓される
永久磁石とほぼ平行に配置され、第2補正磁場コイル
は、前記装置の内部にて該装置に内臓される永久磁石と
ほぼ平行に配置されている。
補正を精度よくする。 【構成】 計測空間を間にして互いに対向配置された永
久磁石を内臓する磁気共鳴イメージング装置において、
この装置から遠隔配置された第1磁場センサ21bと、
この第1磁場センサによる磁場変動の検知に基づいて前
記計測空間内の磁場の補正を行う第1補正磁場コイル2
3bと、この第1補正磁場コイルによって発生する磁界
からなる物理空間と同じ物理空間を形成する磁場コイル
(23b)と、この磁場コイルの物理空間内に配置され
た第2磁場センサ21aと、この第2磁場センサによる
磁場変動の検知に基づいて前記計測空間の磁場の補正を
行う第2補正磁場コイル23aとを備え、前記第1補正
磁場コイルは、前記装置の外部にて該装置に内臓される
永久磁石とほぼ平行に配置され、第2補正磁場コイル
は、前記装置の内部にて該装置に内臓される永久磁石と
ほぼ平行に配置されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置に係り、特に、外部環境の磁場変動による計測空間
内の磁場補正を行う手段が備えられた磁気共鳴イメージ
ング装置に関する。
装置に係り、特に、外部環境の磁場変動による計測空間
内の磁場補正を行う手段が備えられた磁気共鳴イメージ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング装置は、所定の磁
場が形成される計測空間内に配置される被検体の検査部
位における核磁気共鳴現象を利用して、該被検体の断層
像を映像させる画像診断装置である。
場が形成される計測空間内に配置される被検体の検査部
位における核磁気共鳴現象を利用して、該被検体の断層
像を映像させる画像診断装置である。
【0003】このため、計測空間内の磁場を所定通りに
設定することが断層像の画質劣化をもたらすことなく映
像できることになり、この対策は種々なされている。
設定することが断層像の画質劣化をもたらすことなく映
像できることになり、この対策は種々なされている。
【0004】そして、外部環境の磁場変動が生じる場合
にも、計測空間内の磁場が変動しないように、いわゆる
磁場補正手段が備えられている。
にも、計測空間内の磁場が変動しないように、いわゆる
磁場補正手段が備えられている。
【0005】従来にあっては、装置に内臓させた磁場補
正コイルと、該装置から遠隔配置された磁場センサとを
備えさせるようにし、この磁場センサによる磁場変動の
検知量に基づいて磁場補正コイルを駆動させ、これによ
って、計測空間内における変動磁場を相殺させるように
構成していた。
正コイルと、該装置から遠隔配置された磁場センサとを
備えさせるようにし、この磁場センサによる磁場変動の
検知量に基づいて磁場補正コイルを駆動させ、これによ
って、計測空間内における変動磁場を相殺させるように
構成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された磁気共鳴イメージング装置は、外部環境
における磁場変動を検知する磁場センサは該装置から遠
隔配置された状態で備えられたものとなっている。
うに構成された磁気共鳴イメージング装置は、外部環境
における磁場変動を検知する磁場センサは該装置から遠
隔配置された状態で備えられたものとなっている。
【0007】けだし、該磁場センサを装置に近接して配
置させた場合、該装置に内臓されている永久磁石からの
強力な磁場に影響され、外部環境における磁場変動を精
度よく検知できなくなるからである。
置させた場合、該装置に内臓されている永久磁石からの
強力な磁場に影響され、外部環境における磁場変動を精
度よく検知できなくなるからである。
【0008】したがって、このように磁場センサが装置
から遠隔配置されていると、磁場センサが検知する磁場
変動は装置の周辺に生じている磁場変動と必ずしも一致
していないという問題が残され、正確な磁場変動補正が
できないものとなっていた。
から遠隔配置されていると、磁場センサが検知する磁場
変動は装置の周辺に生じている磁場変動と必ずしも一致
していないという問題が残され、正確な磁場変動補正が
できないものとなっていた。
【0009】それ故、本発明は、このような事情に基づ
いてなされたものであり、その目的とするところのもの
は、外部環境の磁場変動による計測空間内の磁場補正を
精度よく行うことのできる磁気共鳴イメージング装置を
提供することにある。
いてなされたものであり、その目的とするところのもの
は、外部環境の磁場変動による計測空間内の磁場補正を
精度よく行うことのできる磁気共鳴イメージング装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、計測空間を間にして
互いに対向配置された永久磁石を内臓する磁気共鳴イメ
ージング装置において、この装置から遠隔配置された第
1磁場センサと、この第1磁場センサによる磁場変動の
検知に基づいて前記計測空間の磁場の補正を行う第1補
正磁場コイルと、この第1補正磁場コイルによって発生
する磁界からなる物理空間と同じ物理空間を形成する磁
場コイルと、この磁場コイルの物理空間内に配置された
第2磁場センサと、この第2磁場センサによる磁場変動
の検知に基づいて前記計測空間の磁場の補正を行う第2
補正磁場コイルとを備え、前記第1補正磁場コイルは、
前記装置の外部にて該装置に内臓される永久磁石とほぼ
平行に配置され、第2補正磁場コイルは、前記装置の内
部にて該装置に内臓される永久磁石とほぼ平行に配置さ
れていることを特徴とするものである。
るために、本発明は、基本的には、計測空間を間にして
互いに対向配置された永久磁石を内臓する磁気共鳴イメ
ージング装置において、この装置から遠隔配置された第
1磁場センサと、この第1磁場センサによる磁場変動の
検知に基づいて前記計測空間の磁場の補正を行う第1補
正磁場コイルと、この第1補正磁場コイルによって発生
する磁界からなる物理空間と同じ物理空間を形成する磁
場コイルと、この磁場コイルの物理空間内に配置された
第2磁場センサと、この第2磁場センサによる磁場変動
の検知に基づいて前記計測空間の磁場の補正を行う第2
補正磁場コイルとを備え、前記第1補正磁場コイルは、
前記装置の外部にて該装置に内臓される永久磁石とほぼ
平行に配置され、第2補正磁場コイルは、前記装置の内
部にて該装置に内臓される永久磁石とほぼ平行に配置さ
れていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】このように構成された磁気共鳴イメージング装
置は、まず、第1磁場センサによって外部環境の磁場の
変動を検知することができるようになる。ここで、この
第1磁場センサは該装置に内臓されている永久磁石等に
よる磁場を影響が及ばされないように通常遠隔配置され
たものとなっている。
置は、まず、第1磁場センサによって外部環境の磁場の
変動を検知することができるようになる。ここで、この
第1磁場センサは該装置に内臓されている永久磁石等に
よる磁場を影響が及ばされないように通常遠隔配置され
たものとなっている。
【0012】そして、この第1磁場センサによる磁場変
動の検知に基づいて該装置の計測空間内の磁場の補正を
第1補正磁場コイルによって行うようになっている。こ
の第1補正磁場コイルは、装置の外部にて該装置に内臓
される永久磁石とほぼ平行に配置されたものであり、装
置それ自体およびその周囲の磁場を適正なものとなるよ
うにしている。
動の検知に基づいて該装置の計測空間内の磁場の補正を
第1補正磁場コイルによって行うようになっている。こ
の第1補正磁場コイルは、装置の外部にて該装置に内臓
される永久磁石とほぼ平行に配置されたものであり、装
置それ自体およびその周囲の磁場を適正なものとなるよ
うにしている。
【0013】一方、この第1補正磁場コイルのみの磁場
補正では充分な補正ができないことから、これを検知す
る第2磁場センサを備えたものとなっている。
補正では充分な補正ができないことから、これを検知す
る第2磁場センサを備えたものとなっている。
【0014】すなわち、この第2磁場センサは、前記第
1補正磁場コイルによって発生する磁界からなる物理空
間と同じ物理空間を形成する磁場コイル内に配置された
ものとなっており、該第1補正磁場コイルによる磁場補
正が充分なものか否かを検知できるようになっている。
1補正磁場コイルによって発生する磁界からなる物理空
間と同じ物理空間を形成する磁場コイル内に配置された
ものとなっており、該第1補正磁場コイルによる磁場補
正が充分なものか否かを検知できるようになっている。
【0015】このことから、前記磁場コイルは、第1補
正磁場コイルを充分に延在させて形成し、その延在部に
おいて形成するようにしても同様の効果を奏することは
いうまでもない。
正磁場コイルを充分に延在させて形成し、その延在部に
おいて形成するようにしても同様の効果を奏することは
いうまでもない。
【0016】そして、第2磁場センサによるこのような
検知に基づいて、装置の内部にて該装置に内臓される永
久磁石とほぼ平行に配置されている第2補正磁場コイル
を駆動させ、前記計測空間の磁場の完全なる補正を行う
ようになっている。
検知に基づいて、装置の内部にて該装置に内臓される永
久磁石とほぼ平行に配置されている第2補正磁場コイル
を駆動させ、前記計測空間の磁場の完全なる補正を行う
ようになっている。
【0017】したがって、外部環境の磁場変動による計
測空間内の磁場補正を精度よくできる磁気共鳴イメージ
ング装置を得ることができる。
測空間内の磁場補正を精度よくできる磁気共鳴イメージ
ング装置を得ることができる。
【0018】
【実施例】図2は、本発明による磁気共鳴イメージング
装置の一実施例を示す全体ブロック構成図である。
装置の一実施例を示す全体ブロック構成図である。
【0019】同図に示す磁気共鳴イメージング装置は、
基本的には、中央処理装置(CPU)8と、シーケンサ
7と、送信系4と、静磁場発生磁石2と、受信系5と、
信号処理系6とから構成されている。
基本的には、中央処理装置(CPU)8と、シーケンサ
7と、送信系4と、静磁場発生磁石2と、受信系5と、
信号処理系6とから構成されている。
【0020】中央処理装置(CPU)8は、予め定めら
れたプログラムに従ってシーケンサ7、送信系4、受信
系5、信号処理系6のそれぞれを制御するようになって
いる。シーケンサ7は、中央処理装置8からの制御指令
に基づいて動作し、被検体1の断層画像のデータ収集に
必要な種々の命令を送信系4、静磁場発生磁石2内の傾
斜磁場コイル9、あるいは受信系5に送出するようにな
っている。
れたプログラムに従ってシーケンサ7、送信系4、受信
系5、信号処理系6のそれぞれを制御するようになって
いる。シーケンサ7は、中央処理装置8からの制御指令
に基づいて動作し、被検体1の断層画像のデータ収集に
必要な種々の命令を送信系4、静磁場発生磁石2内の傾
斜磁場コイル9、あるいは受信系5に送出するようにな
っている。
【0021】ここで、前記静磁場発生磁石2は、前記被
検体1が配置される計測空間を間にして上下方向(装置
の配置状態における上下方向:ここではZ軸方向とす
る)に互いに対向配置された永久磁石で構成されてい
る。そして、傾斜磁場コイル9は該永久磁石にて発生す
る均一な磁場に重畳させてZ軸方向、X軸方向、あるい
はY軸方向にそれぞれ所定の傾斜角を持たせた磁場を発
生するようになっている。
検体1が配置される計測空間を間にして上下方向(装置
の配置状態における上下方向:ここではZ軸方向とす
る)に互いに対向配置された永久磁石で構成されてい
る。そして、傾斜磁場コイル9は該永久磁石にて発生す
る均一な磁場に重畳させてZ軸方向、X軸方向、あるい
はY軸方向にそれぞれ所定の傾斜角を持たせた磁場を発
生するようになっている。
【0022】送信系4は、高周波発信器11と変調器1
2と照射コイルとしての高周波コイル14aを有し、シ
ーケンサ7の指令によって高周波発振器11からの高周
波パルスを変調器12で振幅変調し、この振幅変調され
た高周波パルスを高周波増幅器13を介して増幅して高
周波コイル14aに供給するようになっている。これに
より、高周波コイル14aは所定のパルス状の電磁波を
被検体1に照射するようになっている。
2と照射コイルとしての高周波コイル14aを有し、シ
ーケンサ7の指令によって高周波発振器11からの高周
波パルスを変調器12で振幅変調し、この振幅変調され
た高周波パルスを高周波増幅器13を介して増幅して高
周波コイル14aに供給するようになっている。これに
より、高周波コイル14aは所定のパルス状の電磁波を
被検体1に照射するようになっている。
【0023】上述のように永久磁石から構成される静磁
場発生磁石2は、被検体1が配置される計測空間に上下
方向(Z軸方向)に均一な静磁場を発生させるようにな
っている。この静磁場発生磁石2の内部には、前記高周
波コイル14a、傾斜磁場コイル9の他に、受信系5の
受信コイルとしての高周波コイル14bが配置されてい
る。なお、傾斜磁場コイル13には、それに電流を供給
する傾斜磁場電源10が接続されており、この傾斜磁場
電源12はシーケンサ7によって制御されるようになっ
ている。
場発生磁石2は、被検体1が配置される計測空間に上下
方向(Z軸方向)に均一な静磁場を発生させるようにな
っている。この静磁場発生磁石2の内部には、前記高周
波コイル14a、傾斜磁場コイル9の他に、受信系5の
受信コイルとしての高周波コイル14bが配置されてい
る。なお、傾斜磁場コイル13には、それに電流を供給
する傾斜磁場電源10が接続されており、この傾斜磁場
電源12はシーケンサ7によって制御されるようになっ
ている。
【0024】受信系5は、高周波コイル14aと、この
高周波コイル14bに接続された増幅器15と、直交位
相検波器16と、A/D変換器17とから構成されてい
る。被検体1からの受信信号であるNMR信号を高周波
コイル14bが検出すると、その信号を増幅器15、直
交位相検波器16、A/D変換器17を介しデジタル量
に変換するとともに、シーケンサ7からの指令によるタ
イミングで直交位相検波器16によってサンプリングさ
れた二系列の収集データに変換して中央処理装置8に送
出するようになっている。
高周波コイル14bに接続された増幅器15と、直交位
相検波器16と、A/D変換器17とから構成されてい
る。被検体1からの受信信号であるNMR信号を高周波
コイル14bが検出すると、その信号を増幅器15、直
交位相検波器16、A/D変換器17を介しデジタル量
に変換するとともに、シーケンサ7からの指令によるタ
イミングで直交位相検波器16によってサンプリングさ
れた二系列の収集データに変換して中央処理装置8に送
出するようになっている。
【0025】信号処理系6は、磁気ディスク18、磁気
テープ19、CRT等からなるディスプレィ20とを有
し、受信系5からのデータが中央処理装置1に入力され
ると、該中央処理装置1が信号処理、画像再構成等の処
理を実行し、その結果の被検体1の所望の断面像をディ
スプレィ20に表示するとともに、磁気テープ19、磁
気ディスク20等に記録されるようになっている。
テープ19、CRT等からなるディスプレィ20とを有
し、受信系5からのデータが中央処理装置1に入力され
ると、該中央処理装置1が信号処理、画像再構成等の処
理を実行し、その結果の被検体1の所望の断面像をディ
スプレィ20に表示するとともに、磁気テープ19、磁
気ディスク20等に記録されるようになっている。
【0026】そして、本実施例では、次に示すように、
外部環境による磁場変動を補正するための手段が備えら
れている。
外部環境による磁場変動を補正するための手段が備えら
れている。
【0027】すなわち、まず、装置から充分に離れた個
所に磁場センサ21bが配置されている。この磁場セン
サ21bは、Z軸方向の外部環境による磁場変動量を検
知することができるようになっている。
所に磁場センサ21bが配置されている。この磁場セン
サ21bは、Z軸方向の外部環境による磁場変動量を検
知することができるようになっている。
【0028】磁場センサ21bの出力は、補正制御回路
22bを介して補正磁場コイル23bに入力され、該補
正磁場コイル23bに前記磁場変動量を相殺させる磁場
を発生するようになっている。
22bを介して補正磁場コイル23bに入力され、該補
正磁場コイル23bに前記磁場変動量を相殺させる磁場
を発生するようになっている。
【0029】この補正磁場コイル23bは、被検体1の
計測空間を形成するガントリ24を間にして上下方向
(Z軸方向)にそれぞれ対向して配置された一対の磁場
コイルから構成され、これら各磁場コイルの間に発生す
る磁場によって、外部環境における変動磁場を相殺する
ようになっている。
計測空間を形成するガントリ24を間にして上下方向
(Z軸方向)にそれぞれ対向して配置された一対の磁場
コイルから構成され、これら各磁場コイルの間に発生す
る磁場によって、外部環境における変動磁場を相殺する
ようになっている。
【0030】すなわち、図3に示すように、磁場センサ
21bに対してたとえば図面下方向に変動磁場Fが生じ
た場合、一対の磁場コイルからなる補正磁場コイル23
bに図中上方向に相殺磁場Fを生じさせるようにしてい
るものである。
21bに対してたとえば図面下方向に変動磁場Fが生じ
た場合、一対の磁場コイルからなる補正磁場コイル23
bに図中上方向に相殺磁場Fを生じさせるようにしてい
るものである。
【0031】なお、補正制御回路22bは、磁場センサ
21bの出力に基づいて前記補正磁場コイル23bに電
流(2〜3A)を流すようになっている。
21bの出力に基づいて前記補正磁場コイル23bに電
流(2〜3A)を流すようになっている。
【0032】そして、前記補正磁場コイル23bは、ガ
ントリ24が配置されていない領域まで充分に延在され
ており、この延在された補正磁場コイル23b内(一対
の磁場コイルの間)に磁場センサ21aが配置されてい
る。
ントリ24が配置されていない領域まで充分に延在され
ており、この延在された補正磁場コイル23b内(一対
の磁場コイルの間)に磁場センサ21aが配置されてい
る。
【0033】この磁場センサ21aは、前記磁場センサ
21bと同様に、Z軸方向の外部環境による磁場変動量
を検知することができるようになっている。
21bと同様に、Z軸方向の外部環境による磁場変動量
を検知することができるようになっている。
【0034】この磁場センサ21aの出力は、補正制御
回路22aを介して補正磁場コイル23aに入力され、
該補正磁場コイル23aに前記磁場変動量を相殺させる
磁場を発生するようになっている。
回路22aを介して補正磁場コイル23aに入力され、
該補正磁場コイル23aに前記磁場変動量を相殺させる
磁場を発生するようになっている。
【0035】この補正磁場コイル23aは、被検体1の
計測空間を形成するガントリ24内において計測空間を
囲む静磁場発生磁石2を間にして上下方向(Z軸方向)
にそれぞれ対向して配置された一対の磁場コイルから構
成され、これら各磁場コイルの間に発生する磁場によっ
て、外部環境における変動磁場を相殺するようになって
いる。この場合における変動磁場の相殺も図3に示した
原理と同様である。
計測空間を形成するガントリ24内において計測空間を
囲む静磁場発生磁石2を間にして上下方向(Z軸方向)
にそれぞれ対向して配置された一対の磁場コイルから構
成され、これら各磁場コイルの間に発生する磁場によっ
て、外部環境における変動磁場を相殺するようになって
いる。この場合における変動磁場の相殺も図3に示した
原理と同様である。
【0036】図1は、図2に示した磁気共鳴イメージン
グ装置を診断部屋に配置させている構成を示した説明図
である。
グ装置を診断部屋に配置させている構成を示した説明図
である。
【0037】診断部屋30の床面の全域にわたって補正
磁場コイル23b(一対のうち一方)が、また天井の全
域にわたって補正磁場コイル23b(一対のうち他方)
が配置されている。そして、この補正磁場コイル23b
は、補正制御回路22bを介した磁場センサ21bから
の出力によって、それらの間の空間、すなわち磁気共鳴
イメージング装置が配置されている空間に発生する変動
磁場を相殺するようになっている。
磁場コイル23b(一対のうち一方)が、また天井の全
域にわたって補正磁場コイル23b(一対のうち他方)
が配置されている。そして、この補正磁場コイル23b
は、補正制御回路22bを介した磁場センサ21bから
の出力によって、それらの間の空間、すなわち磁気共鳴
イメージング装置が配置されている空間に発生する変動
磁場を相殺するようになっている。
【0038】さらに、前記補正磁場コイル23bの間の
空間には、磁場センサ21aが配置され、この磁場セン
サ21aからの出力によって、磁気共鳴イメージング装
置の内部、すなわち、計測空間を囲む永久磁石を間にし
て配置される補正磁場コイル23aに変動磁場に対する
相殺磁場を発生させるようになつている。
空間には、磁場センサ21aが配置され、この磁場セン
サ21aからの出力によって、磁気共鳴イメージング装
置の内部、すなわち、計測空間を囲む永久磁石を間にし
て配置される補正磁場コイル23aに変動磁場に対する
相殺磁場を発生させるようになつている。
【0039】本実施例のように構成された磁気共鳴イメ
ージング装置は、まず、第1の磁場センサ21bによっ
て外部環境の磁場の変動を検知することができるように
なる。ここで、この第1の磁場センサ21bは該装置に
内臓されている永久磁石等による磁場を影響が及ばされ
ないように遠隔配置されたものとなっている。
ージング装置は、まず、第1の磁場センサ21bによっ
て外部環境の磁場の変動を検知することができるように
なる。ここで、この第1の磁場センサ21bは該装置に
内臓されている永久磁石等による磁場を影響が及ばされ
ないように遠隔配置されたものとなっている。
【0040】そして、この第1の磁場センサ21bによ
る磁場変動の検知に基づいて該装置の計測空間内の磁場
の補正を第1の補正磁場コイル23bによって行うよう
になっている。この第1の補正磁場コイル23bは、装
置の外部にて該装置に内臓される永久磁石とほぼ平行に
配置されたものであり、装置それ自体およびその周囲の
磁場を適正なものとなるようにしている。
る磁場変動の検知に基づいて該装置の計測空間内の磁場
の補正を第1の補正磁場コイル23bによって行うよう
になっている。この第1の補正磁場コイル23bは、装
置の外部にて該装置に内臓される永久磁石とほぼ平行に
配置されたものであり、装置それ自体およびその周囲の
磁場を適正なものとなるようにしている。
【0041】一方、この第1の補正磁場コイル23bの
みの磁場補正では充分な補正ができないことから、これ
を検知する第2の磁場センサ21aを備えたものとなっ
ている。
みの磁場補正では充分な補正ができないことから、これ
を検知する第2の磁場センサ21aを備えたものとなっ
ている。
【0042】すなわち、この第2の磁場センサ21a
は、前記第1の補正磁場コイル23bによって発生する
磁界からなる物理空間と同じ物理空間を形成する補正磁
場コイル23a内に配置されたものとなっており、該第
1の補正磁場コイル23bによる磁場補正が充分なもの
か否かを検知できるようになっている。
は、前記第1の補正磁場コイル23bによって発生する
磁界からなる物理空間と同じ物理空間を形成する補正磁
場コイル23a内に配置されたものとなっており、該第
1の補正磁場コイル23bによる磁場補正が充分なもの
か否かを検知できるようになっている。
【0043】そして、第2の磁場センサ21aによるこ
のような検知に基づいて、装置の内部にて該装置に内臓
される永久磁石とほぼ平行に配置されている第2の補正
磁場コイル23aを駆動させ、前記計測空間の磁場の完
全なる補正を行うようになっている。
のような検知に基づいて、装置の内部にて該装置に内臓
される永久磁石とほぼ平行に配置されている第2の補正
磁場コイル23aを駆動させ、前記計測空間の磁場の完
全なる補正を行うようになっている。
【0044】したがって、外部環境の磁場変動による計
測空間内の磁場補正を精度よくできる磁気共鳴イメージ
ング装置を得ることができる。
測空間内の磁場補正を精度よくできる磁気共鳴イメージ
ング装置を得ることができる。
【0045】上述した実施例では、装置に内臓される永
久磁石は、計測空間を間にして上下方向(装置の配置状
態における上下方向)に対向配置されたものを示したも
のである。しかし、これに限定されることはなく永久磁
石が計測空間を間にして左右方向(装置の配置状態にお
ける左右方向)に対向配置されたものにも適用できるこ
とはいうまでもない。この場合、図1の説明図におい
て、磁場補正コイル23bは部屋の対向する側面のそれ
ぞれに配置されることになる。
久磁石は、計測空間を間にして上下方向(装置の配置状
態における上下方向)に対向配置されたものを示したも
のである。しかし、これに限定されることはなく永久磁
石が計測空間を間にして左右方向(装置の配置状態にお
ける左右方向)に対向配置されたものにも適用できるこ
とはいうまでもない。この場合、図1の説明図におい
て、磁場補正コイル23bは部屋の対向する側面のそれ
ぞれに配置されることになる。
【0046】上述した実施例では、磁場センサ21a
は、磁場補正コイル23bにて発生す磁界内に配置した
ものである。しかし、この磁場補正コイル23bは装置
の周辺にのみ形成し、この磁場補正コイル23bによっ
て発生する磁界からなる物理空間と同じ物理空間を形成
する別個の磁場コイルを設け、この磁場コイル内に前記
磁場センサ21aを配置するようにしても同様の効果が
得られることはいうまでもない。
は、磁場補正コイル23bにて発生す磁界内に配置した
ものである。しかし、この磁場補正コイル23bは装置
の周辺にのみ形成し、この磁場補正コイル23bによっ
て発生する磁界からなる物理空間と同じ物理空間を形成
する別個の磁場コイルを設け、この磁場コイル内に前記
磁場センサ21aを配置するようにしても同様の効果が
得られることはいうまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による磁気共鳴イメージング装置によれば、、外
部環境の磁場変動による計測空間内の磁場補正を精度よ
くできるようになる。
本発明による磁気共鳴イメージング装置によれば、、外
部環境の磁場変動による計測空間内の磁場補正を精度よ
くできるようになる。
【図1】本発明による磁気共鳴イメージング装置の一実
施例を診断部屋に配置した状態を示した構成図である。
施例を診断部屋に配置した状態を示した構成図である。
【図2】本発明による磁気共鳴イメージング装置の一実
施例を示す全体ブロック構成図である。
施例を示す全体ブロック構成図である。
【図3】本発明による磁気共鳴イメージング装置におい
て、変動磁場を相殺させる原理を示した説明図である。
て、変動磁場を相殺させる原理を示した説明図である。
2 静磁場発生磁石 21a、21b 磁場センサ 23a、23b 補正磁場コイル
Claims (1)
- 【請求項1】 計測空間を間にして互いに対向配置され
た永久磁石を内臓する磁気共鳴イメージング装置におい
て、 この装置から遠隔配置された第1磁場センサと、この第
1磁場センサによる磁場変動の検知に基づいて前記計測
空間内の磁場の補正を行う第1補正磁場コイルと、この
第1補正磁場コイルによって発生する磁界からなる物理
空間と同じ物理空間を形成する磁場コイルと、この磁場
コイルの物理空間内に配置された第2磁場センサと、こ
の第2磁場センサによる磁場変動の検知に基づいて前記
計測空間の磁場の補正を行う第2補正磁場コイルとを備
え、前記第1補正磁場コイルは、前記装置の外部にて該
装置に内臓される永久磁石とほぼ平行に配置され、第2
補正磁場コイルは、前記装置の内部にて該装置に内臓さ
れる永久磁石とほぼ平行に配置されていることを特徴と
する磁気共鳴イメージング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341803A JPH06181903A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341803A JPH06181903A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181903A true JPH06181903A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18348884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4341803A Pending JPH06181903A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06181903A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0899576B1 (en) * | 1997-08-01 | 2005-09-14 | ITEL Telecomunicazioni S.r.l. | System for active compensation of magnetic field disturbances in nuclear magnetic resonance tomography |
EP3276366A1 (en) * | 2016-07-26 | 2018-01-31 | Esaote S.p.A. | Method and system for compensating magnetic noise caused by environmental noise in a spatial volume |
EP4369017A1 (de) * | 2022-11-11 | 2024-05-15 | Siemens Healthineers AG | Magnetresonanztomograph und verfahren zur reduktion von bildstörungen durch niederfrequente magnetfelder |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP4341803A patent/JPH06181903A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0899576B1 (en) * | 1997-08-01 | 2005-09-14 | ITEL Telecomunicazioni S.r.l. | System for active compensation of magnetic field disturbances in nuclear magnetic resonance tomography |
EP3276366A1 (en) * | 2016-07-26 | 2018-01-31 | Esaote S.p.A. | Method and system for compensating magnetic noise caused by environmental noise in a spatial volume |
US10718836B2 (en) | 2016-07-26 | 2020-07-21 | Esaote Spa | Method and device for compensating for magnetic noise fields in spatial volumes, and nuclear magnetic resonance imaging apparatus |
EP4369017A1 (de) * | 2022-11-11 | 2024-05-15 | Siemens Healthineers AG | Magnetresonanztomograph und verfahren zur reduktion von bildstörungen durch niederfrequente magnetfelder |
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