JPH06181898A - 心電図情報記録方法及び装置 - Google Patents

心電図情報記録方法及び装置

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JPH06181898A
JPH06181898A JP5096152A JP9615293A JPH06181898A JP H06181898 A JPH06181898 A JP H06181898A JP 5096152 A JP5096152 A JP 5096152A JP 9615293 A JP9615293 A JP 9615293A JP H06181898 A JPH06181898 A JP H06181898A
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JP
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waveform
recording
electrocardiographic
recorded
area
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JP5096152A
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English (en)
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Mutsuo Kaneko
睦雄 金子
Shinji Sato
真司 佐藤
Yumi Nishimura
由美 西村
Keiichi Hirano
恵一 平野
Minako Sakai
美奈子 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuda Denshi Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Denshi Co Ltd
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Publication date
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    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/316Modalities, i.e. specific diagnostic methods
    • A61B5/318Heart-related electrical modalities, e.g. electrocardiography [ECG]
    • A61B5/333Recording apparatus specially adapted therefor
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    • A61B5/318Heart-related electrical modalities, e.g. electrocardiography [ECG]
    • A61B5/346Analysis of electrocardiograms
    • A61B5/349Detecting specific parameters of the electrocardiograph cycle
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    • A61B5/349Detecting specific parameters of the electrocardiograph cycle
    • A61B5/358Detecting ST segments

Abstract

(57)【要約】 【目的】 重畳波形によつてS−Tの偏位を知ることが
できると共に、切り出した波形によりS−Tの傾きを知
ることができるため、虚血等の狭心症の診断も容易に行
える心電図記録方法及び装置を提供するにある。 【構成】 測定心電波形を所定特徴点に同期させて重畳
し、所定時間の心電波形を重畳するごとに当該重畳波形
を記録紙の第1の記録領域に順次表示位置を変えながら
記録し(151,152)、更に、重畳波形のに隣接し
て当該重畳心電図波形の内のST波形部分の切り出し波
形のトレンドフラフを記録する(x,y)。また、同一
方向時間軸に心拍数(170)及びS−Tレベルのトレ
ンドグラフ(161,162)を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は診断が容易な心電図情報
記録方法及び装置に関し、例えば容易に虚血等の診断が
容易な心電図情報記録方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、心臓疾患の発見及びその状況を正
確に認識するため、長時間連続して心電波形を記録し、
後にこの記録波形を再生して波形変化を判別する装置が
登場してきている。従来は、これらの装置で記録した心
電図波形を圧縮して、圧縮した心電図波形を連続記録又
は表示していた。
【0003】この従来の長時間心電図情報の記録方法と
して、例えば特開平1−170440号の如き方法もあ
つた。この方法は、心電波形を該波形中の所定特徴点に
同期して重畳し、該重畳波形を一定量毎に表示位置を変
えて記録した方法である。この方法による心電図情報記
録例を図9に示す。この方法によればS−Tの偏位を容
易に目視出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の診断に
おいては、狭心症を発見するためには、S−Tの偏位を
見るだけでは無く、むしろS−Tの傾きを見る事が重要
視されているのが現状である。以上の点を考慮すれば、
上述の重畳波形とS−Tトレンドグラフの記録のみで
は、例えば心臓に異常がある場合等にもS−Tの偏位の
みしか把握できず、S−Tの傾きを知る事(S−Tの傾
きの変化を知る事)は不可能であつた。このため、結局
S−Tの偏位のみより判断するしか方法が無く、判断に
非常な困難性を伴うことが避けられなかつた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、ペー
ジバツフアを備え、該ページバツフアに心電図情報を展
開してページごとに印刷出力する心電図情報記録装置で
あつて、測定心電波形を所定特徴点に同期させて重畳す
る重畳手段と、該重畳手段が所定時間の心電波形を重畳
するごとにページバツフアの第1の記録領域に当該重畳
波形を順次表示位置を変えながら記録可能に展開する第
1の展開手段と、ページバツフアの第1の記録領域に隣
接する及びまたは少なくとも一部が重複する第2の記録
領域に、第1の記録領域の重畳心電図波形の内のST波
形部分の切り出し波形のトレンドグラフを記録可能に展
開する第2の展開手段と、心電図情報の展開されたパー
ジバツフアの内容を印刷出力する出力手段とを備える。
【0006】
【作用】以上の構成において、重畳波形によつてS−T
の偏位を知ることができると共に、切り出した波形によ
りS−Tの傾きを知ることができるため、虚血等の狭心
症の診断も容易に行える。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。図1は本発明に係る一実施例の心電
図解析装置のブロツク図であり、図中、11はROM1
2に格納された、例えば図7、図8に示すプログラムに
従い本実施例全体の制御を司どる制御部、12は上述の
プログラムの外各種パラメータ等を記憶するROM、1
3は心電記録装置により心電波形の記録されたカセツト
テープ30より心電波形を読出すカセツトテープリー
ダ、14はカセツトテープリーダ13を制御してカセツ
トテープより心電波形を読取り、2値化してメモリ15
に出力する読取回路、15は読取回路14よりの少なく
とも2ビート分の心電波形を保持可能なメモリである。
【0008】16はメモリ15より心電波形を読出し、
制御部11で指定された特徴点、例えばR波ピーク点等
を検出する特徴点検出回路、17は特徴点検出回路16
で検出された特徴点に同期をとり、メモリ15よりの心
電波形を所定時間毎に抽出し、一定数重畳する重畳回路
であり、本実施例では30秒毎に1つの心電波形をサン
プリングする。そして、一定数のサンプリング波形を抽
出して重畳すると、重畳波形をプリタ制御部22及び表
示制御部25に送り、ページバツフア22a,25aの
所定重畳波形記憶領域に書き込む。
【0009】18はメモリ15より読出した心電波形の
SーT間の定められた任意のタイミングにおける値をサ
ンプリングしてSTトレンドグラフを作成するST偏位
サンプリング回路、19は心電波形の例えばR波ピーク
時間間隔を計測し、心拍数(Heart rate)HRを検出す
るHR検出回路である。20は心電波形中のST部分の
みを切り出す切り出し回路であり、切り出し波形をプリ
ンタ制御部22及び表示制御部25に送る。プリンタ制
御部22及び表示制御部25は、このST部分の切り出
し波形を、出力情報を記憶するページバツフア22a,
25aの表示出力位置に展開する。
【0010】22は重畳回路17よりの心電波形の重畳
波形と、ST偏位サンプリング回路18よりのSTトレ
ンドグラフ、HR検出回路19よりのHRトレンドグラ
フデータ及び切り出し回路20よりの切り出しS−T波
形を集約して、プリンタ23より印刷出力させるプリン
タ制御部、24はページバツフア22aに記憶された波
形情報をプリントアウトするプリンタである。
【0011】25は重畳回路17よりの心電波形の重畳
波形とST偏位サンプリング回路18よりのSTトレン
ドグラフ、HR検出回路19よりのHRトレンドグラフ
データ及び切り出し回路20よりの切り出しS−T波形
を集約して表示装置21の表示画面より表示させる表示
制御部、26は例えばCRT画面上に所定データを表示
する表示装置である。
【0012】また図2は被検査者より心電波形をカセツ
トテープ30に記録する心電波形記録装置のブロツク図
であり、31、32、〜33は生体表面に固定されて心
電波形を導出する生体誘導電極、41は生体誘導電極3
1〜33よりの導出心電波形を増幅して書込回路42に
出力するアンプ回路、42はアンプ回路41よりの心電
波形をカセツトテープレコーダ45に記録させる書込回
路、45は書込回路42よりのデータをカセツトテープ
30に記録するカセツトテープレコーダである。
【0013】以上の構成における生体誘導電極により導
出される心電波形は、通常図3に示す棘波の繰返しであ
り、順次P,Q,R,S,Tと命名されている。P波は
心房の興奮により生じ、QRSは心室の興奮によって生
じる。またT波は心室の興奮消退によって生じる。な
お、T波に続いてしばしばゆるい起状であるU波が生ず
ることがある。
【0014】そしてこれらの棘波の時間的関係から不整
脈や興奮伝導の障害の判定を行ない、棘波の形の変化か
ら心筋硬塞等の虚血性心疾患、心筋炎、心膜炎を、また
左右心房、心室肥大を、更に電解質異常、薬物作用、内
分秘異常の診断等を行なう。これらの診断を行なうのに
は、波の形の変化状態を容易に認識できることが不可欠
であり、診断部位により変化の生ずる箇所も略定まるた
め、特徴点検出回路16にはこの診断に重要な棘波変化
部位の変化を認識し易いように、その部位の直前の特徴
点を検出するよう指示すればよい。
【0015】これらの診断に一番多く用いられるのがS
T部位の傾き及び偏位である。このため、第1にはST
トレンドグラフ作成用として、ST偏位サンプリング回
路18で任意の計測点での波高値を計測する。ST偏位
サンプリング回路18は、R波ピークに同期を取り、R
波より所定時間経過した一点鎖線で示す特定ライン上の
特定点の、基準レベルにある基準点bよりの電位差であ
る波高値をサンプリングする。特定点は、図3に実線で
示すa1 の場合もあり、また鎖線で示すa2 である場合
もある。
【0016】図でa1 の場合には波高値はマイナスとな
り、a2 の場合にはプラスの値となる。これらの各波高
値を順次トレンドグラフとして表示したのがSTトレン
ドグラフとなる。また、本実施例では、このSTトレン
ドグラフの他に、重畳回路17により、例えばSTの直
前の特徴点であるR波ピークを同期点として所定心電波
形毎に1つの心電波形を抽出し、該抽出心電波形を所定
量重畳して、順次記録位置を変えて出力する。これによ
り、ST偏位を一見して認識することができる。
【0017】即ち、本実施例においては、図4の下段に
示す如くR波のピーク点を特徴点とし、ここに同期させ
て所定時間毎の(例えば30秒毎に1つの)心電波形を
抽出して一定時間分重畳し、一定数のサンプリング波形
を抽出して重畳する毎に記録位置を変えて(151,1
52)表示/出力させる。これにより、波形の大きさも
大きな重畳波形を表示/出力することができ、またST
偏位も一見して判別できる。
【0018】更に、この重畳波形と同時にHRグラフ
(170)や上述したST部位の任意の位置の波高値を
記録したSTトレンドグラフ(161,162)を集約
して同時に表示/出力させることにより、多数の導出心
電波形偏位を容易に認識可能としている。更にまた、本
実施例においては、以上の表示に加えて、この重畳波形
に隣接した位置又は一部重なり合う位置にST部分の切
り出し波形を表示している(180)。
【0019】この切り出し波形を生成する切り出し回路
20は、図5にαで示す心電波形110のST部分のみ
を切り出す。そして、プリンタ制御部22及び表示制御
部25は、このST部分の切り出し波形αのみを順次受
け取り、ページバツフア22a,25aの表示出力位置
に順次展開していく。このST部分波形を表示するため
に必要とする表示領域は、圧縮心電波形をすべて表示す
る場合よりも少なくてすみ、表示レイアウトの余裕度が
大きくなる。
【0020】このため、図6に示す様に、図5で切り出
したαで示すST部分の切り出し波形を、重畳波形12
0の表示位置の上部に、順次α1 ,α2 ,α3 の如く順
次表示位置をずらして表示し、重畳波形とST部分の切
り出し波形の関係がよく分かる様にできる。図6におい
て、切り出し波形は、重畳波形表示領域の幅方向を時間
軸として、この重畳波形表示領域に重畳表示されるすべ
ての心電波形のST部分切り出し波形がちょうどt9 の
時間内に納まる様にすれば良い。
【0021】このため、図4に示す様に、各表示項目を
表示する場合の時間軸を各表示項目ごとに変えること無
く、すべて同一方向の時間軸とすることが可能となる。
例えば、心拍数(ハートレート)のトレンドグラフ、S
Tレベルのトレンドグラフ、ST部分の切り出し波形の
表示、及び心電波形の重畳波形の表示のすべての時間軸
を同一方向とできる。
【0022】図4において、151,152が心電波形
の重畳波形を示している。また、161はチヤンネル1
の切り出した2点のトレンドの開始STレベルのトレン
ドグラフ、162はチヤンネル1の切り出した2点のト
レンドの終了STレベルのトレンドグラフを示してい
る。なお、図4においては、両トレンドグラフを容易に
区別可能に表現したが、色を変えて表示することにより
容易に区別をつけることが可能となる。
【0023】又,以上の例では心電波形の重畳波形等は
全て同一のチヤンネルの波形であるが、151がチャン
ネル1の心電波形の重畳波形、152がチヤンネル2の
心電波形の重畳波形のように1つおきに表示する波形の
チヤンネルを変えてもよい。また、161はチヤンネル
1のSTレベルのトレンドグラフ、162はチヤンネル
2のSTレベルのトレンドグラフを示ように制御しても
よい。
【0024】また、170は心拍数(ハートレート)の
トレンドグラフである。更に、180はST部分波形表
示であり、図4の例では重畳波形のチヤンネルのST部
分波形が当該重畳波形表示上部に、対応つけて表示され
ている。しかし、この重畳波形の表示も以上の例に限定
されるものでは無く、2段に分ける等してチヤンネルご
とにすべてのST部分波形を表示する様に構成しても良
い。
【0025】以下、図1に示す本実施例装置の図4に示
す心電図出力を得るための制御を、図7及び図8に示す
フローチヤートを参照して詳細に説明する。装置のカセ
ツトテープリーダ13に心電波形の記録されたカセツト
テープ30が挿入され、起動がかけられると、図7のス
テツプS1に進む。ステツプS1で制御部11は読取回
路14に指示してカセツトテープリーダ13を制御し、
順次記録されている心電波形を読み出させ同時にメモリ
15内に書く込む。このメモリ15の容量は心電波形2
ビート分以上の容量があることが望ましい。なおこの
時、読み出した時刻情報をタイマ回路24にセツトし、
記録時と同じ計時をさせる。この読み取り処理は以後連
続して行なわれる。
【0026】ステツプS2で重畳回路17及び切り出し
回路20を起動し、続くステツプS3で特徴点検出回路
16を起動する。以後、ステツプS4でST偏位サンプ
リング回路18及びHR検出回路19を起動し、ステツ
プS5で表示制御部20を起動する。そしてステツプS
6でプリント指示がなされているか否かを調べ、プリン
ト指示がなされていなければステツプS8に進む。
【0027】一方、プリント指示がなされていればステ
ツプS7でプリンタ制御部22を起動してステツプS8
に進む。ステツプS8では、カセツトテープ30に記録
されている心電図情報の読み取りが終了したか、または
不図示の指示キー等による表示/プリント処理の終了が
指示され、データの終了になつたか否かを調べる。デー
タの終了でなければステツプS6に戻り、データの終了
であればステツプS9で先に起動した各回路を消勢して
処理を終了する。
【0028】以上の処理において、各回路を起動する
と、おのおのの回路に割り当てられた処理を独自に、ま
たは制御部11への割り込み処理等を利用して各回路毎
に実行する。なお、この心電波形を解析する処理及び該
心電波形より圧縮波形を生成する方法等は、第19回日
本ME学会大会「Holter長時間心電図・自動解析装置の
開発」等に詳細に説明されているため、詳細説明は省略
する。
【0029】次に、重畳回路17、ST偏位サンプリン
グ回路18、HR検出回路19及び切り出し回路20の
制御を図8を参照して説明する。なお、図8では各回路
の処理が時系列に行われているかの如く示しているが、
実際には各回路の処理が独立に行われている。以下の説
明は、説明簡略化のため、時系列的に各回路の動作説明
を行う。
【0030】なお、特徴点検出回路16、重畳回路17
及び切り出し回路20は、消勢されるまでの間メモリ1
5内に書込まれた心電波形を常時読み出している。特徴
点検出回路16は、ステツプS10で指定された特徴
点、即ち、R波のピーク点の検出処理を行う。そして指
定特徴点の検出結果を各回路に出力する。HR検出回路
19では、続くステツプS11で1ビート前のR波ピー
ク検出よりの時間を計測する。これはタイマ回路24の
計時データを読み込むことより行なう。
【0031】続いて、ステップS12で重畳回路17は
タイマ回路24の計時データを読み込み、時間経過を監
視し、30秒毎にこの特徴点検出タイミングに同期し
て、以前に重畳したのと同じタイミングで当該特徴点の
検出された心電波形のうち、圧縮されている波形を重畳
する。従つて、この重畳された心電波形のR波ピーク点
は全て同一位置となる。
【0032】但し、ここで重畳波形を表示/記録するの
は、あくまでST偏位を観察し、虚血等の診断の一助と
するためであるため、異常波形についてはサンプリング
を止め、次の正常心電波形を重畳する。以上の処理によ
り、診断に不適切な波形の重畳が避けることができ、よ
り確実な診断を実現している。切り出し回路20は、ス
テツプS20で特徴点検出された心電波形のうちの上記
重畳回路17で重畳された心電波形の図5にαで示すS
−T波形部分を切り出す。そしてステツプS21でプリ
ンタ制御部22及び表示制御部25に切り出し波形を出
力する。プリンタ制御部22及び表示制御部25は、こ
のST部分の切り出し波形αのみを順次受け取り、ペー
ジバツフア22a,25aの表示出力位置に順次展開し
ていく。
【0033】HR検出回路19はステツプS30で、ス
テツプS11で計測した特徴点(R波ピーク)の検出時
間間隔より心拍数を計算し、続くステツプS31で心拍
数を時間情報と同時に表示制御部20及びプリンタ制御
部22に出力する。表示制御部20及びプリンタ制御部
22は、このHR値を内蔵する出力情報を所定量記憶す
るページバツフア20a,22aの表示出力位置の対応
する時間軸上に展開する。
【0034】そして次のステツプS35でST偏位サン
プリング回路18を起動して上述の如く特徴点より所定
時間経過した位置のST波高値(基準レベルよりの波高
値)を求めてそれをその位置でのST偏位値としてサン
プリングする。そして続くステツプS36でST偏位サ
ンプリング回路18は、時間情報と同時にプリンタ制御
部22及び表示制御部25に送る。プリンタ制御部22
及び表示制御部25は、このST偏位サンプリング値を
内蔵する出力情報を所定量記憶するページバツフア22
a,25aの表示出力位置の対応する時間軸上に展開す
る。
【0035】続いてステツプS40でデータ終了(デー
タ表示/プリント処理の終了)か否かを調べる。データ
の終了でない場合にはステツプS46に進み、またデー
タの終了である場合にはステツプS41に進む。ステツ
プS41では、心電波形の重畳が所定時間分行なわれた
か否かを調べる。所定量の波形の重畳が行なわれていな
い時にはステツプS10に戻り、次の心電波形の特徴点
検出処理を行なう。
【0036】ここで所定量の心電波形の重畳処理が行な
われた時にはステツプS41よりステツプS42に進
み、重畳回路17、プリンタ制御部22及び表示制御部
25に重畳する波形チヤンネルの変更及び重畳波形の表
示/記録位置の変更指令を出力する。これを受けた重畳
回路17はステツプS43で今までの重畳波形を表示制
御部25及びプリンタ制御部22に出力して保持してい
る重畳波形をリセツトする。これを受け取つた表示制御
部25及びプリンタ制御部22は、ページバツフア中の
この重畳波形を表示位置に対応する位置に展開する。そ
して続くステツプS45で両制御部22,25がページ
バツフア内に展開したデータを出力可能か否か、即ち、
1頁分の出力が可能か(または1行分の出力が可能か)
否かを調べる。まだデータを出力可能でない場合にはス
テツプS10に戻り、次の心電波形の圧縮処理や重畳処
理等を実行する。
【0037】一方、ステツプS45で出力可能である場
合にはステツプS46に進み、表示制御部25の制御で
表示装置26に一頁分(1列分)のデータが表示され、
プリンタ制御部22の制御でプリンタ23に一頁分のデ
ータがプリントアウトされる。そして、データの表示及
びプリントアウトが終了するとステツプS47に進み、
記録情報の終了でステツプS40から進んできた処理か
否かを調べる。ここで記録情報の終了でない場合にはス
テツプS10に戻り、次の心電波形に対する処理を行
う。
【0038】一方、記録情報の終了であった時には処理
を終了する。以上の制御により、例えば図4に示す出力
波形が得られる。なお、図4において、151及びxが
第1のチヤンネルの心電波形であれば、152及びyが
第2のチヤンネルの心電波形である。以上説明した様に
本実施例によれば、長時間圧縮心電波形を出力すると共
に、該圧縮波形と対応付けて、検出されたR波を所定時
間毎にRピーク点に同期させて重ね書きし、圧縮心電波
形の表示行数が一定行となる毎に、書く位置をづらせ
る。そしてこれらの波形と共に従来からの方法であるS
Tトレンドグラフ及びHRトレンドグラフと組合せて出
力することによりST変化の度合と、その形の変化を容
易に認識できることになる。
【0039】更に、切り出した波形によりS−Tの傾き
を知ることができるため、虚血等の狭心症の診断も容易
に行うことが出来る。 [他の実施例]なお、以上の説明では圧縮心電波形と共
に、該圧縮波形と対応付けてR波のピーク点を特徴点と
して検出し、このピーク点に同期させて所定時間毎の心
電波形を重畳し、これと共に生体情報としてHR及びS
Tを表示する例について述べてたが、これらの同期すべ
き特徴点及び他の表示生体情報は以上の例に限るもので
はなく、他の生体情報であつても、カセツトテープある
いはその他の記録媒体に記録されているものであればよ
い。
【0040】また以上の実施例では、心電波形を2チヤ
ンネルとして説明したが、チヤンネル数は任意であり、
1チヤンネルであつても、また3チヤンネルまたはそれ
以上であつても、同様の方法で出力でき、略同様の作用
効果を達成できる。また、本実施例では波形の重畳を3
0秒毎に行ったが、この重畳間隔も任意であり、15秒
毎であつても、また他の間隔であっても任意の時間間隔
で良い。これは心電波形のチヤンネル切り替え時間も同
様であり、任意の時間とすることが出来る。
【0041】更に、表示及び出力する方法も以上に限定
されるものではない。以上説明した様に本実施例によれ
ば、心電波形を心電波形の例えばP波、R波に同期して
所定量重ね合わせ、これを順次表示位置を変えて表示す
ることにより、これらの全波形を同一時間軸で定まる範
囲内に圧縮して表示する場合に対し、大きな波形として
表示することができる。このため心電波形の形状が細部
まで容易に把握するこができる。
【0042】また、多数の波形を重ね合わせているた
め、波形間の偏位が極めて容易に認識できる。そしてこ
の重畳波形と共にS−Tの切り出し波形を同じ時間軸で
近接して、又は一部重ね合わせて表示しているため、S
T変化の度合等が一見して認識でき、非常に迅速かつ確
実に多数の心電波形の変化、S−T波形の傾きの変化を
認識できる。
【0043】このため、24時間分の心電波形を印刷出
力、又は表示出力した様な場合にも、短時間で確実にそ
の変化の度合を認識でき、これを見ることにより適格な
診断を行なうことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、重畳
波形によつてS−Tの偏位を知ることができると共に、
切り出した波形によりS−Tの傾きを知ることができる
ため、虚血等の狭心症の診断も容易に行うことが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の心電図情報記録装置の
ブロツク図である。
【図2】本実施例で用いる心電波形を記録する心電波形
記録装置のブロツク図である。
【図3】心電波形を説明するための図である。
【図4】本実施例の心電波形出力例を示す図である。
【図5】本実施例における心電波形中の切り出し波形を
説明するための図である。
【図6】本実施例における切り出し波形の表示例を説明
するための図である。
【図7】本実施例の心電波形出力制御フローチヤートで
ある。
【図8】本実施例の心電波形出力制御フローチヤートで
ある。
【図9】従来の心電波形の出力例を示す図である。
【符号の説明】
11 制御部 12 ROM 13 カセツトテープリーダ 14 読取回路 15 メモリ 16 特徴点検出回路 17 重畳回路 18 ST偏位サンプリング回路 19 HR検出回路 20 切り出し回路 22 プリンタ制御部 22a25a ページバツフア 23 プリンタ 25 表示制御部 26 表示装置 30 カセツトテープ 31〜33 生体誘導電極 41 アンプ回路 42 書込回路 45 カセツトテープレコーダ 151,152 重畳波形 161,162 STトレンドグラフ 170 HRグラフ 180 ST部分の切り出し波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 恵一 東京都文京区本郷2丁目35番8号 フクダ 電子株式会社本郷事業所内 (72)発明者 酒井 美奈子 東京都文京区本郷2丁目35番8号 フクダ 電子株式会社本郷事業所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定心電波形を所定特徴点に同期させて
    重畳し、所定時間の心電波形を重畳するごとに当該重畳
    波形を記録紙の第1の記録領域に順次表示位置を変えな
    がら記録し、 更に、前記第1の記録領域に隣接するか少なくとも一部
    が重複する第2の記録領域に前記第1の記録領域の重畳
    心電図波形の内のST波形部分の切り出し波形のトレン
    ドグラフを記録することを特徴とする心電図情報記録方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の記録領域に隣接する
    第3の領域に、測定心電図波形の解析結果を表示するこ
    とを特徴とする請求項1記載の心電図情報記録方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の記録領域に記録される解析結
    果は、心電波形のSTトレンドグラフ及び心拍数である
    ことを特徴とする請求項2記載の心電図情報記録方法。
  4. 【請求項4】 測定心電波形は2チヤンネル分の心電波
    形であり、前記第1の領域に記録される重畳波形は、第
    2の記録領域の時間軸と平行に前記2チヤンネル分の心
    電波形を交互に記録したものであり、 前記第2の記録領域に記録される切り出し波形は、平行
    記録位置の重畳波形に対応するチヤンネルの切り出し波
    形であり、前記第1の領域に記録される1つの重畳波形
    の記録幅の中に当該領域に記録される重畳波形すべての
    切り出し波形のトレンドグラフを記録することを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の心電図情
    報記録方法。
  5. 【請求項5】 測定心電波形の所定特徴点をR波ピーク
    とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の心電図情報記録方法。
  6. 【請求項6】 ページバツフアを備え、該ページバツフ
    アに心電図情報を展開してページごとに印刷出力する心
    電図情報記録装置であつて、 測定心電波形を所定特徴点に同期させて重畳する重畳手
    段と、 該重畳手段が所定時間の心電波形を重畳するごとに前記
    ページバツフアの第1の記録領域に当該重畳波形を順次
    表示位置を変えながら記録可能に展開する第1の展開手
    段と、 前記ページバツフアの前記第1の記録領域に隣接する及
    びまたは少なくとも一部が重複する第2の記録領域に、
    前記第1の記録領域の重畳心電図波形の内のST波形部
    分の切り出し波形のトレンドグラフを記録可能に展開す
    る第2の展開手段と、 心電図情報の展開されたパージバツフアの内容を印刷出
    力する出力手段とを備えることを特徴とする心電図情報
    記録装置。
  7. 【請求項7】 更に、ページバツフアの第1及び第2の
    記録領域に隣接する第3の領域に、測定心電図波形の解
    析結果を記録可能に展開する第3の展開手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項6記載の心電図情報記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第3の記録領域に展開される解析結
    果は、心電波形のSTトレンド及びハートレートである
    ことを特徴とする請求項7記載の心電図情報記録装置。
  9. 【請求項9】 測定心電波形は2チヤンネル分の心電波
    形であり、前記第1の領域に展開される重畳波形は、第
    2の記録領域の時間軸と平行に前記2チヤンネル分の心
    電波形を交互に記録したものであり、 前記第2の記録領域に記録される切り出し波形は、平行
    記録位置の重畳波形に対応するチヤンネルの切り出し波
    形であり、前記第1の領域に記録される1つの重畳波形
    の記録幅の中に当該領域に記録される重畳波形すべての
    切り出し波形のトレンドグラフを記録することを特徴と
    する請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の心電図情
    報記録装置。
  10. 【請求項10】 測定心電波形の所定特徴点をR波ピー
    クとすることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいず
    れかに記載の心電図情報記録装置。
JP5096152A 1992-12-16 1993-04-22 心電図情報記録方法及び装置 Pending JPH06181898A (ja)

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