JPH0618185A - 回転式空気予熱器のセクタプレート押込み制御装置 - Google Patents

回転式空気予熱器のセクタプレート押込み制御装置

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JPH0618185A
JPH0618185A JP19776392A JP19776392A JPH0618185A JP H0618185 A JPH0618185 A JP H0618185A JP 19776392 A JP19776392 A JP 19776392A JP 19776392 A JP19776392 A JP 19776392A JP H0618185 A JPH0618185 A JP H0618185A
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JP
Japan
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sector plate
rotor
gap
air preheater
rotary air
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19776392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Tamashima
国彦 玉島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0618185A publication Critical patent/JPH0618185A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転式空気予熱器の高温ラジアルシール部よ
りのエアリークを防止するため、シール間隙を非接触型
センサで検出し、その隙間の値に応じてセクタプレート
2をロータ1の端面へ向けて押込んだり端面から引抜い
て間隙を基準値内に収めるようにしているが、その制御
系を簡素化したセクタプレート押込み制御装置を提供す
ること。 【構成】 ロータ1の外周部に設けたロータタイヤ20
にロータ1の軸方向位置を与えるターゲット付ロッドを
摺動可能に載置し、セクタプレート2上にはターゲット
23,24によって作動されるリミットスイッチ25,
26の接触式センサを設け、これらリミットスイッチ2
5,26のON,OFFに従ってセクタプレート駆動装
置5を運転制御し、常に最適隙間量を得るようにしたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転式空気予熱器の高温
ラジアルシール部よりのエアリークを防止するセクタプ
レート押込み制御装置に関し、回転式空気予熱器全機種
に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来の回転式空気予熱器においては、ロ
ータ外周の端面とセクタプレートとの間のシール部でロ
ータの熱変形に基づく間隙増大によってエアリークが増
大するのを防止するため、セクタプレートをロータ軸方
向に移動させてシール部を常に最適間隙量とする装置が
設けられている。
【0003】たとえば、実公昭61−19343号公報
には、図5に示したようなシール間隙調整装置が開示さ
れている。図5において、符号1はロータ、2はセクタ
プレート、3は非接触型センサ、4はシール間隙制御装
置、5はセクタプレート駆動装置である。図5の実施例
によれば、ロータ1の外周の端面とセクタプレート2と
の間隙を相対変位として非接触型センサ3で検出し、シ
ール間隙制御装置4によって相対変位量が常に最少とな
るようにセクタプレート駆動装置5を運転制御してい
る。
【0004】また、特公昭60−37391号公報に
は、図6に示したようなシール間隙調整装置が開示され
ている。図6に示したその制御系において、6はシール
間隙設定器、7は比例調節器、8はアナログスイッチ、
9及び10はアナログタイマ、11及び12は不感帯設
定器、13及び14はスイッチ回路、15はセクタプレ
ート駆動モータ、16は作動部、17は非接触型センサ
であり、ロータの熱変形は外乱で示してある。この実施
例では、ロータ外周の端面とセクタプレートとの間隙を
相対変位として非接触型センサ17で検出し、シール間
隙設定器6によって設定された目標間隙値と偏差を生じ
た時比例調節器7及びアナログスイッチ8を介してアナ
ログタイマ9,10に与えられて偏差量に比例した時間
幅を有するパルスを発生させ、そのパルス幅に比例した
時間だけ不感帯設定器11,12及びスイッチ回路1
3,14を介してセクタプレート駆動モータ15を運転
制御して常に最適間隙量が得られるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ロータ外周の端面とセ
クタプレートとの間のシール間隙を調整する従来の装置
においては、ロータ外周の端面とセクタプレート面との
間隙を相対変位として非接触型センサで検出し、その変
位量に基づいてセクタプレートをロータ軸方向に駆動
し、シール間隙が所定の値に納まるように運転制御して
いる。
【0006】ところで、従来の装置では、間隙の測定は
非接触型センサによっているので、図6に例示の如く、
制御系が複雑になりがちである。したがって、本発明
は、制御系を単純化して故障の要因を低減せしめた回転
式空気予熱器のセクタプレート押込み制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に対し、本発明
によれば、回転式空気予熱器のロータタイヤ上を摺動し
ロータ軸方向の位置を与えるターゲット付ロッドと、回
転式空気予熱器で二流体間を仕切るセクタプレート上に
設けられ前記ロッドのターゲットの動きにより作動され
る接触式センサと、この接触式センサの作動に応じて前
記セクタプレートをロータ軸方向に移動させるセクタプ
レート駆動装置とを備えていることを特徴とする回転式
空気予熱器のセクタプレート押込み制御装置が提供され
る。
【0008】
【作用】上記手段によれば、ロッドはロータタイヤ上に
摺動自在に載せることで常にロータの熱変形に追随した
動きをし、この動きは間隙の基準値の範囲に相当する位
置に設けられたターゲットの動きとなり、ターゲットは
これらの位置で接触式センサを作動させ、セクタプレー
ト駆動装置を作動させて、セクタプレートをロータ軸方
向に動かし、セクタプレートとロータ端面に設けたロー
タタイヤとの間隙を最適に保つようにしている。
【0009】
【実施例】以下図1ないし図4に例示した本発明の好適
な実施例を参照しながら本発明について詳述する。図1
は本発明による回転式空気予熱器のセクタプレート押込
み制御装置の概要を示し、図2は図1のA−A矢視図で
ある。図3はボイラ排ガスを利用して空気を予熱する回
転式空気予熱器の全体図であり、図中符号Bが図1及び
図2で示した部分である。図4は冷間時及び熱間時にお
けるロータの熱変形を示している。
【0010】図1ないし図4において、符号1はロー
タ、2はセクタプレート、5はセクタプレート駆動装
置、20はロータタイヤ、21はシールプレート、22
はロッド、23,24はターゲット、25,26はリミ
ットスイッチ、27はセンターセクション、28はダイ
アフラム、29はエレメント、30はロータハウジン
グ、31はハンガーをそれぞれ示している。
【0011】ロータ1の外周にはロータタイヤ20が設
けられており、その上に高さ方向(竪型熱交換器の場
合)のレベルを表すターゲット23,24を取り付けた
ロッド22を載せる。このロッド22の摺動部には固体
摺動材が止着されており、摺動時の摩擦抵抗を小さくし
て摺動時の焼付けを防止するようにしている。また、セ
クタプレート2の上には適当なロッドを介して接触式セ
ンサとする2つのリミットスイッチ25,26が設けて
ある。これらリミットスイッチ25,26はこれらの接
点状態によってセクタプレート駆動装置5を押込・引抜
方向へ動かすよう運転制御する図示しない制御装置に接
続されている。
【0012】ターゲット23,24及びリミットスイッ
チ25,26の位置に関する初期設定は冷間時において
行う。すなわち、図4の左側に示したように、ロータ1
が熱膨張していない時に、リミットスイッチ25又はタ
ーゲット23の位置関係を、リミットスイッチ25がO
Nとなる側にリミットスイッチ25又はターゲット23
を所定距離(たとえば1mm)相対移動させた位置に設
定し、一方、リミットスイッチ26又はターゲット24
の位置関係は、セクタプレート2が所定距離(たとえば
1mm)押込まれたときONとなるようターゲット24
と所定距離離れた位置にリミットスイッチ26が位置す
るよう初期設定される。
【0013】回転式空気予熱器が運転開始された熱間時
には、ロータ1が熱膨張により負荷に応じて変形するよ
うになる。この時、ロータ1の外周部のロータタイヤ2
上のターゲット付ロッド22はロータ1の変形に追随し
て上下動するようになる。
【0014】ロッド22が移動することにより、セクタ
プレート2上に設けたリミットスイッチ25,26はタ
ーゲット23,24と接触又は離れることになり、O
N,OFF動作をする。このON,OFF動作に従っ
て、セクタプレート駆動装置が押込、引抜又は停止作動
が行われる。この関係を表にすると以下のようになる。
【0015】
【表1】
【0016】すなわち、冷間時にて設定した状態である
リミットスイッチ25がON、リミットスイッチ26が
OFFの状態では、セクタプレート駆動装置5の作動は
停止される。熱間時にて、ロータ1が熱変形により図4
に示した隙間が大きくなると、リミットスイッチ25が
OFFの状態になり、セクタプレート駆動装置5はセク
タプレート2を押込む方向に駆動し、隙間を小さくす
る。逆に熱変形によって隙間が小さくなると、リミット
スイッチ26がONの状態となり、セクタプレート2を
引抜く方向に駆動し、隙間を大きくし、ロータ1とセク
タプレート2との接触を回避する。このようにして、ロ
ータ1とセクタプレート2との間の隙間を常に基準範囲
内の最適位置に保つことができるのである。
【0017】なお、変形例として、横置型の空気予熱器
の場合には、ロッド22をロータタイヤ20上へ押圧す
る手段が必要となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ロータとセクタプレー
トとの間の隙間測定を、リミットスイッチのような接触
式センサとしたことにより、従来の非接触式センサを用
いた方式に比べて制御系を非常に簡素化することができ
る。このため、制御系のコストを低減させることがで
き、かつ簡素化により故障要因が低減して電気的トラブ
ルを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転式空気予熱器のセクタプレー
ト押込み制御装置の要部を示した概略説明図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】回転式空気予熱器の全体を示した図である。
【図4】ロータの冷間時及び熱間時における変形を示し
た説明図である。
【図5】従来のシール間隙調整装置の一例を示す構成図
である。
【図6】従来のシール間隙調整装置の一例を示す制御系
統図である。
【符号の説明】
1 ロータ 2 セクタプレート 20 ロータタイヤ 21 シールプレート 22 ロッド 23,24 ターゲット 25,26 リミットスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転式空気予熱器のロータタイヤ上を摺動
    しロータ軸方向の位置を与えるターゲット付ロッドと、
    回転式空気予熱器で二流体間を仕切るセクタプレート上
    に設けられ前記ロッドのターゲットの動きにより作動さ
    れる接触式センサと、この接触式センサの作動に応じて
    前記セクタプレートをロータ軸方向に移動させるセクタ
    プレート駆動装置とを備えていることを特徴とする回転
    式空気予熱器のセクタプレート押込み制御装置。
JP19776392A 1992-07-01 1992-07-01 回転式空気予熱器のセクタプレート押込み制御装置 Withdrawn JPH0618185A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1777478A1 (de) * 2005-10-19 2007-04-25 Balcke-Dürr GmbH Regenerativ-Wärmetauscher sowie Verfahren zum Überprüfen eines Dichtspalts zwischen einem Heizflächenträger eines Regenerativ-Wärmetauschers und einer Dichtung
CN113117619A (zh) * 2021-05-27 2021-07-16 魏小龙 一种改进型不锈钢反应釜

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1777478A1 (de) * 2005-10-19 2007-04-25 Balcke-Dürr GmbH Regenerativ-Wärmetauscher sowie Verfahren zum Überprüfen eines Dichtspalts zwischen einem Heizflächenträger eines Regenerativ-Wärmetauschers und einer Dichtung
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CN113117619B (zh) * 2021-05-27 2022-07-05 山东亿博润新材料科技有限公司 一种改进型不锈钢反应釜

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Effective date: 19991005