JP3016826U - エアコン機器 - Google Patents
エアコン機器Info
- Publication number
- JP3016826U JP3016826U JP1995004305U JP430595U JP3016826U JP 3016826 U JP3016826 U JP 3016826U JP 1995004305 U JP1995004305 U JP 1995004305U JP 430595 U JP430595 U JP 430595U JP 3016826 U JP3016826 U JP 3016826U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- air conditioner
- set target
- wall surface
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 床温度や壁温度と室内空気温度とを等しくで
きるエアコン機器を提供する。 【構成】 室内空気温度を検出する第1温度センサ3の
検出値と設定目標温度との差に基づいて室内冷房を行な
うエアコン機器1において、壁面温度を検出する第2温
度センサ4を備え、冷房時に室内空気温度よりも壁面温
度が高い場合は、設定目標温度よりも所定温度だけ低い
温度を設定目標温度とする。
きるエアコン機器を提供する。 【構成】 室内空気温度を検出する第1温度センサ3の
検出値と設定目標温度との差に基づいて室内冷房を行な
うエアコン機器1において、壁面温度を検出する第2温
度センサ4を備え、冷房時に室内空気温度よりも壁面温
度が高い場合は、設定目標温度よりも所定温度だけ低い
温度を設定目標温度とする。
Description
【0001】
本考案は、エアコン機器、とりわけ室内空気温度と室内床温度の不均一を解消 するエアコン機器に関するものである。
【0002】
従来、エアコン機器は室内空気温度を検出する空気温度センサの検出値と設定 目標温度との差に基づいて室内温度制御を行なうものであった。すなわち、室内 空気温度を設定目標温度に等しく制御する構成であった。 ところで、例えば、冷房の立ち上がりにおいては、室内の空気温度を比較的短 時間に低下でき、よって、短時間で空気温度が設定温度に等しくなって、エアコ ンはこの時点で定温度運転に移ることになる。しかしながら、室内の床温度や壁 温度は立ち上がりが遅いので、この時点で床温度や壁温度がいまだ設定温度にま で低下していない。このため、部屋の空気温度は所定の温度になっているが、床 が設定温度に達していないという好ましくない状態をまねくことになる。
【0003】 暖房立ち上がりにおいても同様に、室内の空気温度を比較的短時間に上昇でき 、よって短時間で空気温度が設定温度に等しくなって、エアコンはこの時点で定 温度運転に移るが、室内の床温度や壁面温度は立ち上がりが遅いので、この時点 で床温度や壁面温度がいまだ設定温度にまで上昇していない。このため、部屋の 空気温度は暖まっているが、床がいまだ冷たいという好ましくない状態をまねく ことになる。
【0004】
このため、例えば、図3に示すように、非接触温度センサとして、室内の床か らの輻射熱を検知する輻射センサーを取付けて、床温度を検出する構成も検討さ れたが、このような常温領域での輻射センサーは精度が粗く、又、精度の高い輻 射センサーは非常に高価で、民生用機器への使用は適当とはいえなかった。
【0005】 本考案は、従来技術の有するこのような課題や欠点を解決するためなされたも ので、その目的は床温度や壁面温度と、室内空気温度とを等しくできるエアコン 機器を提供することにある。
【0006】
前記課題を実現するため本考案に係るエアコン機器は、室内空気温度を検出す る第1温度センサの検出値と設定目標温度との差に基づいて室内冷房を行なうエ アコン機器において、壁面温度を検出する第2温度センサを備え、前記室内空気 温度よりも前記壁面温度が高い場合は、前記設定目標温度よりも所定温度だけ低 い温度を設定目標温度に設定して冷房するように構成としたことを特徴とする。
【0007】 又、室内空気温度を検出する第1温度センサの検出値と設定目標温度との差に 基づいて室内暖房を行なうエアコン機器において、壁面温度を検出する第2温度 センサを備え、前記室内空気温度よりも前記壁面温度が低い場合は、前記設定目 標温度よりも所定温度だけ高い温度を設定目標温度に設定して暖房するように構 成としたことを特徴とする。 又、第2温度センサを機器の室内壁面に接する部分に取付けたことを特徴とす る。
【0008】
本考案に係るエアコン機器では、冷房において室内空気温度よりも第2温度セ ンサの検出する壁面温度が高い場合は、設定目標温度よりも所定温度だけ低い温 度を設定目標温度に設定するから、冷房立ち上がり時に壁面温度が設定目標温度 に達する時間が短縮される。 また、暖房において室内空気温度よりも第2温度センサの検出する壁面温度が 低い場合は、設定目標温度よりも所定温度だけ高い温度を設定目標温度に設定す るから、暖房立ち上がり時に壁面温度が設定目標温度に達する時間が短縮される 。 しかも、第2温度センサを機器の室内壁面に接する部分に取付けるので、安価 な接触型センサが使用でき、低価格になる。
【0009】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係るエアコン機器の要部を示す図である。更に、図2は、図1 のエアコン機器のブロック図である。 同図で、本考案に係るエアコン機器1は、室内機1A内に、制御器2と、室内 空気温度を検出する第1温度センサ3と、室内壁温度を検出する第2温度センサ 4とを備える。 第2温度センサは、エアコン室内機の室内壁面Wに接する取付面に取付けられ ている。エアコン室内機は、通常、壁面に取付けられるから、第2温度センサ4 は取付部付近の壁面温度を伝熱により検出することになる。第2温度センサには 、サーミスタ等の汎用部品が使用できる。
【0010】 図2はエアコン機器のブロック図で、制御器2は目標室温設定手段21、温度 比較手段22、目標温度修正手段23を備える。 温度比較手段22は、まず第1温度センサ3から入力される室内空気温度と、 第2温度センサ4から入力される室内壁面温度との差を演算して、この差が所定 の値よりも大であれば、室温が設定温度に達しても、更に、目標温度修正手段2 3で設定温度を低めに設定しなおし、又、この差が所定の値よりも小であれば、 設定温度値を無修正で、冷却機30に駆動信号を出力する。
【0011】 したがって、冷房において、第1温度センサ3から入力される室内空気温度よ りも、第2温度センサ4から入力される壁面温度が高い場合は、目標室温設定手 段21から与えられた設定目標温度よりも所定温度だけ低い温度を、目標温度修 正手段で設定しなおして、冷却機(コンプレッサ)やヒートポンプ機構の作動を 制御する。 また、暖房において前記室内空気温度よりも前記壁面温度が低い場合は、与え られた設定目標温度よりも所定温度だけ高い温度を設定目標温度に設定して、ヒ ートポンプ機構の作動を制御する。
【0012】
以上説明した様に、本考案に係るエアコン機器では、冷房において、室内空気 温度よりも第2温度センサの検出する壁面温度が高い場合は、設定目標温度より も所定温度だけ低い温度を設定目標温度に設定し、また、暖房において室内空気 温度よりも第2温度センサの検出する壁面温度が低い場合は、設定目標温度より も所定温度だけ高い温度を設定目標温度に設定する構成であるから、冷暖房いず れの立ち上がり時おいても、壁面温度が設定目標温度に達する時間を短縮できる 。このため、室内の空気温度と床温度のむらをなくすことができる。 しかも、第2温度センサを、室内に取付けられる機器の室内壁面に接する部分 に取付けるので、安価な接触型センサが使用でき、コスト低減が実現される。
【図1】本考案に係るエアコン機器の一実施例を示す図
である。
である。
【図2】図1のエアコン機器のブロック図である。
【図3】従来のエアコン機器の説明図である。
1 エアコン機器 2 制御器 3 室内空気温度センサ(第1温度センサ) 4 壁面温度センサ(第2温度センサ)
Claims (3)
- 【請求項1】 室内空気温度を検出する第1温度センサ
の検出値と設定目標温度との差に基づいて室内冷房を行
なうエアコン機器において、壁面温度を検出する第2温
度センサを備え、前記室内空気温度よりも前記壁面温度
が高い場合は、前記設定目標温度よりも所定温度だけ低
い温度を設定目標温度に設定して冷房するように構成と
したことを特徴とするエアコン機器。 - 【請求項2】 室内空気温度を検出する第1温度センサ
の検出値と設定目標温度との差に基づいて室内暖房を行
なうエアコン機器において、壁面温度を検出する第2温
度センサを備え、前記室内空気温度よりも前記壁面温度
が低い場合は、前記設定目標温度よりも所定温度だけ高
い温度を設定目標温度に設定して暖房するように構成と
したことを特徴とするエアコン機器。 - 【請求項3】 第2温度センサを機器の室内壁面に接す
る部分に取付けたことを特徴とする請求項1または2記
載のエアコン機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995004305U JP3016826U (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | エアコン機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995004305U JP3016826U (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | エアコン機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3016826U true JP3016826U (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=43152340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995004305U Expired - Lifetime JP3016826U (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | エアコン機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016826U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10281538A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-23 | Yamatake:Kk | 室内の空気調和方法およびその装置 |
-
1995
- 1995-04-11 JP JP1995004305U patent/JP3016826U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10281538A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-23 | Yamatake:Kk | 室内の空気調和方法およびその装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10001291B2 (en) | Two mode thermostat with set-back temperature and humidity set-point feature | |
US10712067B2 (en) | Air-conditioning apparatus | |
JP2723339B2 (ja) | ヒートポンプ暖房装置 | |
JP3016826U (ja) | エアコン機器 | |
JP3162880B2 (ja) | 空調制御システム | |
JP3213662B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3518353B2 (ja) | ヒートポンプ式暖房装置 | |
JP2001012789A (ja) | 空気調和システムの温度検出装置 | |
JPH0552379A (ja) | 空気調和機の制御方法 | |
JP2722928B2 (ja) | 空気調和機の制御方法 | |
JP2919597B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP3149933B2 (ja) | 空気調和機の運転制御方法 | |
JP2573361B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH0521975A (ja) | 冷却装置 | |
JPH0599472A (ja) | 空気調和機の制御方法 | |
JPH10170052A (ja) | 空気調和機 | |
US20240318863A1 (en) | Automated sweat prevention for climate control systems | |
JP2580319B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3024219B2 (ja) | 暖房機の制御装置 | |
JPH0719575A (ja) | 空気調和機 | |
KR100211599B1 (ko) | 에어컨의 온도 조절 제어장치 | |
JP3182904B2 (ja) | 空気調和機及びその制御方法 | |
JPH04158171A (ja) | 空気調和機 | |
CN115523597A (zh) | 一种优化空调送风舒适性的方法、装置及一种空调 | |
JPS6317955Y2 (ja) |