JPH06181702A - 粒状コンニャクの製造法 - Google Patents

粒状コンニャクの製造法

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JPH06181702A
JPH06181702A JP43A JP33691392A JPH06181702A JP H06181702 A JPH06181702 A JP H06181702A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 33691392 A JP33691392 A JP 33691392A JP H06181702 A JPH06181702 A JP H06181702A
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JP
Japan
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granular
konjak
liquid
paste
devil
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Pending
Application number
JP43A
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English (en)
Inventor
Shinya Hosoda
真也 細田
Yukie Hosoda
幸江 細田
Yoshinobu Kato
榮信 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSODA SHOTEN KK
Original Assignee
HOSODA SHOTEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観が丸くて食感が優れているダイエット食
品素材の粒状コンニャクの製造法を提供する。 【構成】 0.5〜8重量%のグルコマンナン糊を枝付
き細管の糊状物導入口1に送液ポンプで送り,枝管の注
入口2から気体又は液体を一定間隔でパルス状に注入し
て粒状の糊として排出口3より押し出し,加熱アルカリ
液中でゲル化させて粒状コンニャクを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,低カロリーの植物繊維
からなり,ダイエット食品素材として好適な粒状コンニ
ャクの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンニャクは,低カロリーの植物繊維が
主成分であるが故に肥満防止のためのダイエット食品と
してだけでなく成人病予防効果や排便促進効果を有する
食品としても広く利用されている。その使われ方を見る
と,板コンニャクや糸コンニャクを適当な大きさに切断
して煮物やあえ物などの調理用が大部分である。最近,
肥満者用ダイエット食として糸コンニャクを細断して米
と共に混合炊飯し,米の摂取量を減らしてカロリー量を
低くする提案が「寿美花代の低カロリー料理(エッセ別
冊,フジテレビジョン,p.44)」によってなされて
いる。しかし,糸コンニャクを米粒のように包丁で小さ
く切って粒状とするにはかなり面倒であり,粒状のコン
ニャクがあれば便利である。
【0003】粒状コンニャク及びその製造法は,特開平
3−49653,特開平3−65148,特開平3−1
64142,特開平3−164147及び特開平3−2
06862に開示されているが,いずれも細孔を有する
目皿状の板を通してコンニャク糊を押し出し,カッター
で切断する方法である。しかしながら,切断方法では切
断部が角を生じ,丸みがないのでゴツゴツした食感を与
え,好ましいものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,前記のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的
は,外観が丸くてゴツゴツ感のない粒状コンニャクの製
造法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは,上記の課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果,コンニャク糊をT
字管に注入し,側管より空気を送ってコンニャク糊を押
し出すと楕円形の粒状となることを見い出し,本発明を
完成するに到った。即ち,本発明は,グルコマンナンの
単一又は多糖類との混合物の糊状物を枝付き細管に導
き,一定間隔で気体又は液体をパルス状に枝管より送っ
て粒状の糊状物となして押し出し,加熱アルカリ液中に
落下してゲル化させることを特徴とする粒状コンニャク
の製造法を提供するものである。
【0006】本発明において使用する糊状物は,グルコ
マンナンを濃度が0.5〜8重量%の範囲になるような
量の水にかきまぜながら加えた後,十分膨潤させる一般
的方法により調製することができる。更に,その糊状物
の粘度調整或は与える粒状コンニャクの食感を変えるた
めに多糖類を配合することもできる。配合方法として
は,予め多糖類を水に溶解又は膨潤後グルコマンナンを
添加,多糖類とグルコマンナンの混合物を水に添加又は
グルコマンナンを水に加えた後多糖類を添加する方法な
どがあり,適宜選択して糊状物を得ることができる。
【0007】本発明で言うグルコマンナンとは,コンニ
ャク粉,コンニャク精粉,精製グルコマンナンなどを指
し,その使用量は,少なくとも細管から自重量で容易に
落下しない粘度となるような濃度が好ましく,粒状コン
ニャクの望む固さに応じて適宜増減することができる。
【0008】本発明で言う多糖類とは,アルギン酸及び
その塩,ペクチン,カラギーナン,ジェランガム,キサ
ンタンガム,グアーガム,ローカストビーンガム,寒
天,カードラン,キトサンなどの増粘多糖類,澱粉,セ
ルロースなどを指し,それらの一種又は複数をグルコマ
ンナンに混合して使用することにより,糊状物の粘度や
粒状コンニャクの食感を種々変えることができる。ま
た,その使用量によっても粘度や粒状コンニャクの食感
を要望に応じて変えることができる。
【0009】本発明で用いる枝付き細管は,図1に示す
ように主管と枝管から構成され,糊状物の送液ポンプと
パイプで連結する糊状物導入口1,一定間隔でパルス状
の気体又は液体を送るパイプと連結する注入口2及び気
体又は液体で切断されて粒状になった糊状物の排出口3
を有している。その材質は,数気圧の圧力に耐え得るも
のならばよく,プラスチック製,ガラス製,セラミック
製及び金属製のいずれでもよい。主管の排出口から枝管
の付け根までの距離と直径を変えることにより,種々の
大きさの粒状コンニャクを得ることができる。枝管は,
糊状物の流入が抑えられるように主管より細くする方が
好ましい。更に,主管と枝管の付け根の上部に弁を付け
ることによって流入を完全に抑えることができる。ま
た,枝付き細管と同様な空洞をブロック内に設けること
によっても代用することができる。
【0010】本発明において,送液ポンプから枝付き細
管に導かれてくる糊状物を一定間隔に切断して押し出す
ための気体及び液体とは,圧搾空気,加圧窒素,ゲル化
用アルカリ液,塩化カルシウムなどの金属塩を溶かした
液のことであり,糊状物にかかる圧力より高い圧力で電
磁弁などでパルス状にして送られる。圧搾空気はコンプ
レッサーなどで得られ,加圧窒素は高圧ボンベからレギ
ュレターで適当な圧力に下げることによって得られる。
液体は送液ポンプで流量を適度に調節することによって
使用される。パルス間隔を変えることにより,種々の大
きさの粒状コンニャクを得ることができる。
【0011】本発明で粒状の糊状物をコンニャクゲルに
変えるアルカリ液は,塩基性物質の液であれば特に限定
されない。例えば,水酸化カルシウムなどのアルカリ土
類金属化合物の懸濁液,水酸化ナトリウム,炭酸ナトリ
ウムなどのアルカリ金属化合物の溶液,リジンなどの塩
基性アミノ酸の溶液などが挙げられるが,好ましくは水
酸化カルシウムの懸濁液である。なお,グルコマンナン
に多糖類を配合した場合,必要ならばアルカリ液に塩化
ナトリウム,塩化カルシウムなどの金属塩を共存させて
もよい。
【0012】本発明の製造法においては,70〜90℃
に加熱したアルカリ液中に粒状の糊状物を落下してゲル
化させた後,水洗,薄いクエン酸などの有機酸及び塩酸
などの無機酸の液で中和することにより,無臭で角がな
くて丸みのある粒状コンニャクが得られ,必要ならば9
0℃以上で加熱殺菌することもできる。
【0013】本発明は,1個の枝付き細管に限定される
ものではなく,複数個の枝付き細管及び複数個の空洞を
設けたブロックとすることができ,量産化が可能であ
る。また,本発明では,グルコマンナンの単一又は多糖
類との混合物の糊状物にリン酸カルシウムなどの不溶性
カルシウム塩などを配合することもできる。
【0014】
【実施例】以下に,本発明を実施例により詳細に説明す
る。 実施例1 コンニャク個10gを攪拌しながら水400mlに加
え,1時間攪拌した後,30分間70℃に保って十分膨
潤させる。膨潤した糊状物を送液ポンプのホッパーに入
れ,送液パイプを枝付き細管(内径:4mm,長さ:3
cm)の導入口に連結し,25ml/分の流速で送液す
る。枝管(内径:2mm)から圧搾空気(2kg/cm
2)を2秒毎に0.2秒注入し,排出口から押し出され
る粒状の糊状物を80℃の0.3%水酸化カルシウム液
2000ml中に落下させる。送液終了後,約15分間
同温度に保って飯粒に酷似した楕円形のコンニャク38
5gを得る。この飯粒様コンニャクは水洗,pH3のク
エン酸水溶液に浸漬して中性とし,食用に供される。
【0015】実施例2 コンニャク粉5g,アルギン酸ナトリウム3g,グアー
ガム2g,ローカストビーンガム1gの混合物を攪拌し
ながら水500mlに加え,1時間攪拌後,30分間7
0℃に保って十分膨潤させた後,送液ポンプで実施例1
と同様にして送液する。枝管から0.5%塩化カルシウ
ム液を1.5秒毎に5ml/秒の流速で0.2秒注入
し,排出口から押し出される粒状の糊状物を80℃に保
持された0.6%水酸化カルシウム液1000ml中に
落下させる。送液終了後,約15分間同温度に保って球
状のコンニャク490gを得る。この球状コンニャクは
水洗,pH3のクエン酸水溶液に浸漬して中性とし,食
用に供される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の粒状コンニ
ャクの製造法は,グルコマンナンの糊状物を枝付き細管
に導き,一定間隔で気体又は液体をパルス状に枝管より
送って得られる粒状の糊状物を加熱アルカリ液でゲル化
させるものであり,外観が丸く角のない粒状コンニャク
を与える。したがって,本発明の粒状コンニャクの製造
法によって得られる粒状コンニャクは,丸みがあるため
にゴツゴツした食感がなく,ソフトな感じの優れた食感
を示し,他の食材と混合したとき,即ち,米飯,ハンバ
ーグ,シュウマイなどに使用したとき違和感を与えず,
ダイエット食品素材として好適であり,本製造法は有用
である。また一般に,糊状物を丸みのあるゲルに変えた
いとき,本発明で用いる枝付き細管を利用すると便利で
ある。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】枝付き細管の説明図である。
【符号の説明】
1 糊状物導入口 2 気体又は液体注入口 3 粒状の糊状物排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グルコマンナンの単一又は多糖類との混
    合物の糊状物を枝付き細管に導き,一定間隔で気体又は
    液体をパルス状に枝管より送って粒状の糊状物となして
    押し出し,加熱アルカリ液中に落下してゲル化させるこ
    とを特徴とする粒状コンニャクの製造法。
JP43A 1992-12-17 1992-12-17 粒状コンニャクの製造法 Pending JPH06181702A (ja)

Priority Applications (1)

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JP43A JPH06181702A (ja) 1992-12-17 1992-12-17 粒状コンニャクの製造法

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JP43A JPH06181702A (ja) 1992-12-17 1992-12-17 粒状コンニャクの製造法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009297011A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Food Business Supply:Kk 菊芋こんにゃく
JP2013126401A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Ina Food Industry Co Ltd 米様食品の製造方法及びそれによって得られた米様食品
CN115137048A (zh) * 2022-05-24 2022-10-04 安琪酵母股份有限公司 一种富含酵母蛋白的低脂高蛋白素肉馅料及其制法和应用

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