JPH0618129A - 第二世代冷媒使用冷凍サイクルの製造方法 - Google Patents
第二世代冷媒使用冷凍サイクルの製造方法Info
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- JPH0618129A JPH0618129A JP19656592A JP19656592A JPH0618129A JP H0618129 A JPH0618129 A JP H0618129A JP 19656592 A JP19656592 A JP 19656592A JP 19656592 A JP19656592 A JP 19656592A JP H0618129 A JPH0618129 A JP H0618129A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 冷凍機油を注入した圧縮機1を加熱手段5に
より70〜90℃程度に加熱・保持し、下部側のチャー
ジ口11から窒素ガスボンベ3の低水分窒素ガス(水分
量20ppm以下)を吹き込み、同時に、上部側の排気
口12から真空ポンプ3によって吸引排気し、内部を減
圧状態に保って機内に残留している水分と洗浄溶剤など
を排出し、前記真空ポンプ4による吸引排気のみを停止
し、前記低水分窒素ガスの吹き込みを継続し、内圧を大
気圧を越える状態に保持しながら圧縮機1を配管接続す
る。 【効果】 加熱され、かつ機内が減圧されているため、
機内に残留した水分や溶剤は容易に気化し、下から上に
向かっているガス気流に乗って容易に排出される。この
ため、氷結して膨張弁を詰まらせることがないし、フロ
ンや冷凍機油が加水分解して有機酸を生じることもない
ので、金属部を腐食することがない。
より70〜90℃程度に加熱・保持し、下部側のチャー
ジ口11から窒素ガスボンベ3の低水分窒素ガス(水分
量20ppm以下)を吹き込み、同時に、上部側の排気
口12から真空ポンプ3によって吸引排気し、内部を減
圧状態に保って機内に残留している水分と洗浄溶剤など
を排出し、前記真空ポンプ4による吸引排気のみを停止
し、前記低水分窒素ガスの吹き込みを継続し、内圧を大
気圧を越える状態に保持しながら圧縮機1を配管接続す
る。 【効果】 加熱され、かつ機内が減圧されているため、
機内に残留した水分や溶剤は容易に気化し、下から上に
向かっているガス気流に乗って容易に排出される。この
ため、氷結して膨張弁を詰まらせることがないし、フロ
ンや冷凍機油が加水分解して有機酸を生じることもない
ので、金属部を腐食することがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルの製造方
法に関し、特に詳しくは第二世代の冷媒を使用した冷凍
サイクルの製造方法に関するものである。
法に関し、特に詳しくは第二世代の冷媒を使用した冷凍
サイクルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷媒の圧縮/膨張を繰り返して、冷/暖
房運転や冷凍などを行うタイプの冷凍サイクルでは、昔
はアンモニアが、近年はフロンが広く冷媒として使用さ
れている。フロンは周知のように燃性、爆発性、毒性が
なく、また、通常の状態では金属を腐食することがない
など、極めて使用特性に優れている。
房運転や冷凍などを行うタイプの冷凍サイクルでは、昔
はアンモニアが、近年はフロンが広く冷媒として使用さ
れている。フロンは周知のように燃性、爆発性、毒性が
なく、また、通常の状態では金属を腐食することがない
など、極めて使用特性に優れている。
【0003】しかし、化学的に極めて安定であるとして
広く使用されてきたフロンも、大気中に放出されると成
層圏に入り、紫外線によって分解されるまで極めて長期
間に渡って滞留し、紫外線を遮って地上の人間を含む生
物を保護しているオゾン層を破壊するとして、その使用
が国際的に制限されて来ている。このため、従来使用の
フロンに代替し得る無害なフロンの開発が鋭意進められ
ており、一部には既に第二世代冷媒と呼ばれているHC
FC−22、−123、−141b、HFC−134a
などのフロンが開発されている。
広く使用されてきたフロンも、大気中に放出されると成
層圏に入り、紫外線によって分解されるまで極めて長期
間に渡って滞留し、紫外線を遮って地上の人間を含む生
物を保護しているオゾン層を破壊するとして、その使用
が国際的に制限されて来ている。このため、従来使用の
フロンに代替し得る無害なフロンの開発が鋭意進められ
ており、一部には既に第二世代冷媒と呼ばれているHC
FC−22、−123、−141b、HFC−134a
などのフロンが開発されている。
【0004】しかし、新規に開発されたこれら第二世代
のフロンは、何れも従来使用のフロンCFC−11、−
12、−502、−131b1などに比べると、冷凍機
油として従来使用してきた鉱油や合成油との相性が悪
く、二液に分離するので駆動部が摩耗したり、スラッジ
を生成し易いと云った問題点がある。
のフロンは、何れも従来使用のフロンCFC−11、−
12、−502、−131b1などに比べると、冷凍機
油として従来使用してきた鉱油や合成油との相性が悪
く、二液に分離するので駆動部が摩耗したり、スラッジ
を生成し易いと云った問題点がある。
【0005】このため、第二世代フロンと相性の良い冷
凍機油の開発・改良も鋭意進められており、例えば新規
に開発したヒンダードエステルなどの特殊エステル油を
使用することにより、この問題を解決しようとする試み
があるが、この特殊エステル油には水分吸着性が大凡2
000ppmと従来の鉱油の水分吸着性50ppm程度
より極めて高いと云った性質があり、従来と同様にシス
テムを組み上げたのでは、システム内に多量の水分が残
留することになり、この水分が冷媒の断熱膨張時に氷結
して膨張弁を詰まらせ、冷凍作用が行われなくなる。ま
た、水分がHFCと特殊エステル油に作用して加水分解
して有機酸を生じ、金属部を腐食すると云った問題点も
あった。
凍機油の開発・改良も鋭意進められており、例えば新規
に開発したヒンダードエステルなどの特殊エステル油を
使用することにより、この問題を解決しようとする試み
があるが、この特殊エステル油には水分吸着性が大凡2
000ppmと従来の鉱油の水分吸着性50ppm程度
より極めて高いと云った性質があり、従来と同様にシス
テムを組み上げたのでは、システム内に多量の水分が残
留することになり、この水分が冷媒の断熱膨張時に氷結
して膨張弁を詰まらせ、冷凍作用が行われなくなる。ま
た、水分がHFCと特殊エステル油に作用して加水分解
して有機酸を生じ、金属部を腐食すると云った問題点も
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、現在開発
されているHCFC−22、−123、−141b、H
FC−134aなどの第二世代冷媒と、ヒンダードエス
テルなどの特殊エステル油を冷凍機油として使用しなが
ら、冷凍サイクル内に残留する水分量を可能な限り減少
させ、実用可能な冷凍サイクルの製造方法を開発する必
要があった。
されているHCFC−22、−123、−141b、H
FC−134aなどの第二世代冷媒と、ヒンダードエス
テルなどの特殊エステル油を冷凍機油として使用しなが
ら、冷凍サイクル内に残留する水分量を可能な限り減少
させ、実用可能な冷凍サイクルの製造方法を開発する必
要があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するための具体的手段として、第二世代冷媒
を使用すると共に冷凍機油として特殊エステル油を使用
する冷凍サイクルの製造方法であって、冷凍機油を注入
した圧縮機を加熱し、該圧縮機の下部側に設けたチャー
ジ口から水分が20ppm以下の低水分ガスを吹き込む
と同時に、上部側に設けた排気口から吸引排気し、内部
を減圧状態に保ってガス置換と水分排出とを行い、前記
吸引排気を終了し、前記低水分ガスの吹き込みを継続し
て内圧を大気圧を越える状態に保持し、該圧縮機を配管
接続することを特徴とする第二世代冷媒使用冷凍サイク
ルの製造方法を提供することにより、前記した従来技術
の課題を解決するものである。
課題を解決するための具体的手段として、第二世代冷媒
を使用すると共に冷凍機油として特殊エステル油を使用
する冷凍サイクルの製造方法であって、冷凍機油を注入
した圧縮機を加熱し、該圧縮機の下部側に設けたチャー
ジ口から水分が20ppm以下の低水分ガスを吹き込む
と同時に、上部側に設けた排気口から吸引排気し、内部
を減圧状態に保ってガス置換と水分排出とを行い、前記
吸引排気を終了し、前記低水分ガスの吹き込みを継続し
て内圧を大気圧を越える状態に保持し、該圧縮機を配管
接続することを特徴とする第二世代冷媒使用冷凍サイク
ルの製造方法を提供することにより、前記した従来技術
の課題を解決するものである。
【0008】
【作用】圧縮機は上部の排気口から吸引排気されて減圧
状態になっており、しかも、加熱されているため内部に
残留している水分や溶剤などは容易に蒸発する。そし
て、下部のチャージ口から水分量が20ppm以下(好
ましくは10ppm以下)の低水分ガスが吹き込まれて
いるので、下部から上部に向かう気流が生じており、こ
の気流に乗って前記蒸発した水や溶剤の蒸気が容易に排
出される。
状態になっており、しかも、加熱されているため内部に
残留している水分や溶剤などは容易に蒸発する。そし
て、下部のチャージ口から水分量が20ppm以下(好
ましくは10ppm以下)の低水分ガスが吹き込まれて
いるので、下部から上部に向かう気流が生じており、こ
の気流に乗って前記蒸発した水や溶剤の蒸気が容易に排
出される。
【0009】圧縮機の内部が低水分ガスに置換された
後、前記吸引排気のみを停止し、前記低水分ガスの吹き
込みは続けて、内圧を大気圧より大きい状態に保って配
管接続するため、冷凍機油による水分の吸収が効果的に
防止される。
後、前記吸引排気のみを停止し、前記低水分ガスの吹き
込みは続けて、内圧を大気圧より大きい状態に保って配
管接続するため、冷凍機油による水分の吸収が効果的に
防止される。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明すると、符号1は冷凍サイクルの圧縮機であり、下部
側に設けたチャージパイプ口11に接続したゴムホース
2Aを介して、例えば水分量が20ppm以下(好まし
くは10ppm以下)の窒素ガスが充填された窒素ガス
ボンベ3を連結し、ゲージ圧0.2〜0.5Kgf/c
m2 gの圧力に減圧して注入可能となっている。
明すると、符号1は冷凍サイクルの圧縮機であり、下部
側に設けたチャージパイプ口11に接続したゴムホース
2Aを介して、例えば水分量が20ppm以下(好まし
くは10ppm以下)の窒素ガスが充填された窒素ガス
ボンベ3を連結し、ゲージ圧0.2〜0.5Kgf/c
m2 gの圧力に減圧して注入可能となっている。
【0011】また、圧縮機1の上部側の排気口12に、
真空排気用のゴムホース2Bを介して排気能力が、例え
ば100〜300l/分、0.01〜0.04torr程度
の真空ポンプ4を接続し、内部に存するガスを吸引・排
気することができるようになっている。
真空排気用のゴムホース2Bを介して排気能力が、例え
ば100〜300l/分、0.01〜0.04torr程度
の真空ポンプ4を接続し、内部に存するガスを吸引・排
気することができるようになっている。
【0012】なお、符号5は圧縮機1を、例えば70〜
90℃程度に加熱するための加熱手段であり、熱量を調
節して所定の温度に保持できるようになっている。
90℃程度に加熱するための加熱手段であり、熱量を調
節して所定の温度に保持できるようになっている。
【0013】そして、組み立てと有機溶剤(例えば、塩
素系の1.1.1トリクロロエタンなど)による洗浄お
よび乾燥が終了した圧縮機に冷凍機油としての特殊エス
テル油を封入し、加熱手段5により例えば大略80℃に
加熱・保持し、
素系の1.1.1トリクロロエタンなど)による洗浄お
よび乾燥が終了した圧縮機に冷凍機油としての特殊エス
テル油を封入し、加熱手段5により例えば大略80℃に
加熱・保持し、
【0014】続いて、真空ポンプ4を駆動して、例えば
300l/分の吸引排気を行いながら、窒素ガスボンベ
3の圧力をレギュレータ31を介して、例えばゲージ圧
0.4Kgf/cm2 gに減圧して、チャージ口11か
ら窒素ガスを1〜15ml/分の割合で注入し、15分
間に渡ってガス置換と水分排出とを行った。
300l/分の吸引排気を行いながら、窒素ガスボンベ
3の圧力をレギュレータ31を介して、例えばゲージ圧
0.4Kgf/cm2 gに減圧して、チャージ口11か
ら窒素ガスを1〜15ml/分の割合で注入し、15分
間に渡ってガス置換と水分排出とを行った。
【0015】そして、真空ポンプ4による吸引排気のみ
を中止し、別のラインに移し、冷凍サイクル組み付け時
に圧縮機1の冷媒吸入口13と冷媒吐出口14とに、銅
製の冷媒管(図示せず)を、銀ろう付けにより冷媒管を
ろう付け接続した。このろう付け時の酸化スケール生成
防止に、前記低水分の窒素ガスを利用することで作業効
率も向上する。さらに、冷媒に第二世代冷媒の一つであ
るフロンR−134aを封入して、冷凍サイクルを製造
した。
を中止し、別のラインに移し、冷凍サイクル組み付け時
に圧縮機1の冷媒吸入口13と冷媒吐出口14とに、銅
製の冷媒管(図示せず)を、銀ろう付けにより冷媒管を
ろう付け接続した。このろう付け時の酸化スケール生成
防止に、前記低水分の窒素ガスを利用することで作業効
率も向上する。さらに、冷媒に第二世代冷媒の一つであ
るフロンR−134aを封入して、冷凍サイクルを製造
した。
【0016】上記ガス置換中の圧縮機1の内部は、40
0〜500mmHgに減圧されており、しかも、圧縮機
1は上記したように大略80℃に加熱されているため、
内部に残留していた水分や溶剤は容易に蒸発してガス置
換のために注入された低水分窒素ガスと共に排出され
る。
0〜500mmHgに減圧されており、しかも、圧縮機
1は上記したように大略80℃に加熱されているため、
内部に残留していた水分や溶剤は容易に蒸発してガス置
換のために注入された低水分窒素ガスと共に排出され
る。
【0017】表1は、冷凍機油としての特殊エステル油
に平衡水分量が10ppmのA(共同石油社製、品番α
−32S−C)と、B(ICI社製、品番106)とを
使用して冷凍サイクルを製造し、大略3ケ月の冷凍運転
を行った後に、冷媒蒸気を分析した結果である。
に平衡水分量が10ppmのA(共同石油社製、品番α
−32S−C)と、B(ICI社製、品番106)とを
使用して冷凍サイクルを製造し、大略3ケ月の冷凍運転
を行った後に、冷媒蒸気を分析した結果である。
【0018】
【表1】
【0019】表1から明らかなように、本発明の方法に
よって製造した冷凍サイクルでは、従来法により製造し
た場合より、HFC−134aの純成分が増加してい
る。また、水分量に関係するHFC−23、−125、
反応生成物と見られるC3 HF5 、C3 H2 F6 、C4
H2 F6 、その他のF化合物、それに毒性のあるCFC
−1123などが従来法では検出されたが、本発明の方
法で製造したときには、これら何れの化合物は全く検出
されなかった。
よって製造した冷凍サイクルでは、従来法により製造し
た場合より、HFC−134aの純成分が増加してい
る。また、水分量に関係するHFC−23、−125、
反応生成物と見られるC3 HF5 、C3 H2 F6 、C4
H2 F6 、その他のF化合物、それに毒性のあるCFC
−1123などが従来法では検出されたが、本発明の方
法で製造したときには、これら何れの化合物は全く検出
されなかった。
【0020】したがって、本発明によれば、第二世代冷
媒としてHFC−134a、−32、−125、−14
3aなどを単独、あるいは2種・3種などの組合せ物と
し、これと特殊エステル油を冷凍機油として使用するこ
とにより、実用可能な冷凍サイクルを製造することがで
きる。
媒としてHFC−134a、−32、−125、−14
3aなどを単独、あるいは2種・3種などの組合せ物と
し、これと特殊エステル油を冷凍機油として使用するこ
とにより、実用可能な冷凍サイクルを製造することがで
きる。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。例えば圧縮
機1に注入する低水分ガスとしては、内部の水分や残留
溶剤などを排出するものであり、また、銀ろうや銅ろう
などによって配管接続する際に、金属が酸化しないよう
に保護する機能持つものであれば良いので、水分量が2
0ppm以下のアルゴンガス、ヘリウムガス、二酸化炭
素であっても良い。
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。例えば圧縮
機1に注入する低水分ガスとしては、内部の水分や残留
溶剤などを排出するものであり、また、銀ろうや銅ろう
などによって配管接続する際に、金属が酸化しないよう
に保護する機能持つものであれば良いので、水分量が2
0ppm以下のアルゴンガス、ヘリウムガス、二酸化炭
素であっても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第二世代
冷媒を使用すると共に冷凍機油として特殊エステル油を
使用する冷凍サイクルの製造方法であって、冷凍機油を
注入した圧縮機を加熱し、該圧縮機の下部側に設けたチ
ャージ口から水分が20ppm以下の低水分ガスを吹き
込むと同時に、上部側に設けた排気口から吸引排気し、
内部を減圧状態に保ってガス置換と水分排出とを行い、
前記吸引排気を終了し、前記低水分ガスの吹き込みを継
続して内圧を大気圧を越える状態に保持し、該圧縮機を
配管接続することを特徴とする第二世代冷媒使用冷凍サ
イクルの製造方法であるので、圧縮機内に残留していた
水分や溶剤をある限度以下に保つことが可能である。
冷媒を使用すると共に冷凍機油として特殊エステル油を
使用する冷凍サイクルの製造方法であって、冷凍機油を
注入した圧縮機を加熱し、該圧縮機の下部側に設けたチ
ャージ口から水分が20ppm以下の低水分ガスを吹き
込むと同時に、上部側に設けた排気口から吸引排気し、
内部を減圧状態に保ってガス置換と水分排出とを行い、
前記吸引排気を終了し、前記低水分ガスの吹き込みを継
続して内圧を大気圧を越える状態に保持し、該圧縮機を
配管接続することを特徴とする第二世代冷媒使用冷凍サ
イクルの製造方法であるので、圧縮機内に残留していた
水分や溶剤をある限度以下に保つことが可能である。
【0023】このため、冷媒の圧縮/膨張を繰り返して
も氷結して膨張弁を詰まらせることがないし、フロンが
加水分解して酸を生じることもないので、金属部を腐食
することがないから、脂肪酸鉄塩とその重合物の生成も
抑制できることで、長期に渡って正常に機能する冷凍サ
イクルが製造できる。
も氷結して膨張弁を詰まらせることがないし、フロンが
加水分解して酸を生じることもないので、金属部を腐食
することがないから、脂肪酸鉄塩とその重合物の生成も
抑制できることで、長期に渡って正常に機能する冷凍サ
イクルが製造できる。
【0024】特に、冷凍サイクルの組立工程に浄油機や
注油機がなく、油封入済みの圧縮機を用いて組み立てる
冷凍サイクルの組み立てに顕著な効果を奏する。
注油機がなく、油封入済みの圧縮機を用いて組み立てる
冷凍サイクルの組み立てに顕著な効果を奏する。
【図1】一実施例の装置構成図である。
1 圧縮機 11 チャージ口 12 排気口 13 冷媒吸入口 14 冷媒吐出口 2A、2B ゴムホース 3 窒素ガスボンベ 31 レギュレータ 4 真空ポンプ 5 加熱手段
Claims (1)
- 【請求項1】 第二世代冷媒を使用すると共に冷凍機油
として特殊エステル油を使用する冷凍サイクルの製造方
法であって、冷凍機油を注入した圧縮機を加熱し、該圧
縮機の下部側に設けたチャージ口から水分が20ppm
以下の低水分ガスを吹き込むと同時に、上部側に設けた
排気口から吸引排気し、内部を減圧状態に保ってガス置
換と水分排出とを行い、前記吸引排気を終了し、前記低
水分ガスの吹き込みを継続して内圧を大気圧を越える状
態に保持し、該圧縮機を配管接続することを特徴とする
第二世代冷媒使用冷凍サイクルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19656592A JP3397806B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 第二世代冷媒使用冷凍サイクルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19656592A JP3397806B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 第二世代冷媒使用冷凍サイクルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618129A true JPH0618129A (ja) | 1994-01-25 |
JP3397806B2 JP3397806B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=16359853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19656592A Expired - Fee Related JP3397806B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 第二世代冷媒使用冷凍サイクルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3397806B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8230691B2 (en) | 2006-08-08 | 2012-07-31 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioner and air conditioner cleaning method |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP19656592A patent/JP3397806B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8230691B2 (en) | 2006-08-08 | 2012-07-31 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioner and air conditioner cleaning method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3397806B2 (ja) | 2003-04-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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