JPH0618123A - 空調給湯装置 - Google Patents
空調給湯装置Info
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- JPH0618123A JPH0618123A JP17838792A JP17838792A JPH0618123A JP H0618123 A JPH0618123 A JP H0618123A JP 17838792 A JP17838792 A JP 17838792A JP 17838792 A JP17838792 A JP 17838792A JP H0618123 A JPH0618123 A JP H0618123A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 給湯機への影響が小さく、出湯温度が乱され
にくい空調給湯装置を提供すること。 【構成】 冷媒を圧縮するための圧縮機1を有する室外
機5と、その室外機5に接続された空調に用いる複数の室
内機8a,8bと、室外機5に接続された給湯を行うための給
湯機12と、室内機8a,8bの設置された部屋9a,9bの室温を
それぞれ検知する室温検知器13a,13bと、その室温検知
器13a,13bの検知結果に応じて、給湯機12に必要な回転
数を維持した状態で圧縮機1の回転数を制御する第三圧
縮機回転数制御器18及び第二圧縮機回転数決定器20とを
備える。
にくい空調給湯装置を提供すること。 【構成】 冷媒を圧縮するための圧縮機1を有する室外
機5と、その室外機5に接続された空調に用いる複数の室
内機8a,8bと、室外機5に接続された給湯を行うための給
湯機12と、室内機8a,8bの設置された部屋9a,9bの室温を
それぞれ検知する室温検知器13a,13bと、その室温検知
器13a,13bの検知結果に応じて、給湯機12に必要な回転
数を維持した状態で圧縮機1の回転数を制御する第三圧
縮機回転数制御器18及び第二圧縮機回転数決定器20とを
備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1台の室外機に複数台
の室内機と給湯ユニットを接続した空調給湯装置におけ
る圧縮機の制御に関するものである。
の室内機と給湯ユニットを接続した空調給湯装置におけ
る圧縮機の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、1台の室外機に複数台の室内機を
接続したいわゆるマルチエアコンにおいて、冷房時にい
ずれかの室温が各室温設定値を下回りすぎたり、あるい
は暖房時にいずれかの室温が各室温設定値を上回りすぎ
たりしたときには、その室内機の風量を低下もしくは0
にして(サーモOFF)、その室内機における冷房能力
あるいは暖房能力を減少させて各室温を各室温設定値に
近づけようとする制御が行われている。近年、更に室内
機に加えて給湯用の熱交換器(給湯ユニット)を設けた
冷暖房給湯装置が利用されており、給湯を行いつつ、前
述のような室内機の制御が行われている。
接続したいわゆるマルチエアコンにおいて、冷房時にい
ずれかの室温が各室温設定値を下回りすぎたり、あるい
は暖房時にいずれかの室温が各室温設定値を上回りすぎ
たりしたときには、その室内機の風量を低下もしくは0
にして(サーモOFF)、その室内機における冷房能力
あるいは暖房能力を減少させて各室温を各室温設定値に
近づけようとする制御が行われている。近年、更に室内
機に加えて給湯用の熱交換器(給湯ユニット)を設けた
冷暖房給湯装置が利用されており、給湯を行いつつ、前
述のような室内機の制御が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
給湯ユニット(給湯機)を有する冷暖房給湯装置では、
運転中の室内機のうちいずれかの運転を停止したり、サ
ーモOFFにするなど室内機の運転台数が減少する(以
下、台数減少という)と、冷凍サイクルの状態が急激に
変化するため、運転継続中の他室の室内機への影響だけ
でなく給湯ユニットへの影響も大きくなるために出湯温
度が乱されるという課題がある。
給湯ユニット(給湯機)を有する冷暖房給湯装置では、
運転中の室内機のうちいずれかの運転を停止したり、サ
ーモOFFにするなど室内機の運転台数が減少する(以
下、台数減少という)と、冷凍サイクルの状態が急激に
変化するため、運転継続中の他室の室内機への影響だけ
でなく給湯ユニットへの影響も大きくなるために出湯温
度が乱されるという課題がある。
【0004】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、給湯機への影響が小さく、出湯温度が乱されにくい
空調給湯装置を提供することを目的とするものである。
し、給湯機への影響が小さく、出湯温度が乱されにくい
空調給湯装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷媒を圧縮す
るための圧縮機を有する室外機と、その室外機に接続さ
れた空調に用いる複数の室内機と、室外機に接続された
給湯を行うための給湯機と、複数の室内機の運転状態を
それぞれ検知する運転検知手段と、その運転検知手段の
検知結果に応じて、給湯機に必要な所定の運転能力を維
持した状態で圧縮機の運転能力を制御する制御手段とを
備えた空調給湯装置である。
るための圧縮機を有する室外機と、その室外機に接続さ
れた空調に用いる複数の室内機と、室外機に接続された
給湯を行うための給湯機と、複数の室内機の運転状態を
それぞれ検知する運転検知手段と、その運転検知手段の
検知結果に応じて、給湯機に必要な所定の運転能力を維
持した状態で圧縮機の運転能力を制御する制御手段とを
備えた空調給湯装置である。
【0006】
【作用】本発明は、運転検知手段が、複数の室内機の運
転状態をそれぞれ検知し、制御手段が、その検知結果に
応じて、給湯機に必要な所定の運転能力を維持した状態
で圧縮機の運転能力を制御する。
転状態をそれぞれ検知し、制御手段が、その検知結果に
応じて、給湯機に必要な所定の運転能力を維持した状態
で圧縮機の運転能力を制御する。
【0007】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0008】図1は、本発明にかかる一実施例の空調給
湯装置の構成図である。すなわち、冷暖房及び給湯が同
時に行える空調給湯装置には、部屋9a、9bの空調用
として室内熱交換器6a、6bが設けられ、給湯用とし
て給湯用熱交換器10が設けられている。室内熱交換器
6a、6bには、それぞれ空調用絞り装置7a、7bが
接続され、給湯用熱交換器10には、給湯用絞り装置1
1が接続されている。室内熱交換器6a、6b、空調用
絞り装置7a、7bは、室内ファン(図示せず)などと
ともにそれぞれ室内機8a、8bを構成し、給湯用熱交
換器10、給湯用絞り装置11などは給湯ユニット12
を構成している。
湯装置の構成図である。すなわち、冷暖房及び給湯が同
時に行える空調給湯装置には、部屋9a、9bの空調用
として室内熱交換器6a、6bが設けられ、給湯用とし
て給湯用熱交換器10が設けられている。室内熱交換器
6a、6bには、それぞれ空調用絞り装置7a、7bが
接続され、給湯用熱交換器10には、給湯用絞り装置1
1が接続されている。室内熱交換器6a、6b、空調用
絞り装置7a、7bは、室内ファン(図示せず)などと
ともにそれぞれ室内機8a、8bを構成し、給湯用熱交
換器10、給湯用絞り装置11などは給湯ユニット12
を構成している。
【0009】一方、外部には外気と熱交換を行うための
室外機5が設けられ、その室外機5には冷媒を圧縮する
ための圧縮機1が設けられている。その圧縮機1の冷媒
出口側には、給湯用熱交換器10及び、冷房時と暖房時
とで冷媒の流路を切り換える四方弁3が接続され、圧縮
機1の冷媒入口側には、四方弁3を介して室外熱交換器
2が接続されている。室外熱交換器2には更に、室外用
絞り装置4が接続され、四方弁3、室外熱交換器2、室
外用絞り装置4、室外ファン(図示せず)などは、圧縮
機1とともに室外機5を構成している。又、四方弁3
は、室内熱交換器6a、6bに接続されている。
室外機5が設けられ、その室外機5には冷媒を圧縮する
ための圧縮機1が設けられている。その圧縮機1の冷媒
出口側には、給湯用熱交換器10及び、冷房時と暖房時
とで冷媒の流路を切り換える四方弁3が接続され、圧縮
機1の冷媒入口側には、四方弁3を介して室外熱交換器
2が接続されている。室外熱交換器2には更に、室外用
絞り装置4が接続され、四方弁3、室外熱交換器2、室
外用絞り装置4、室外ファン(図示せず)などは、圧縮
機1とともに室外機5を構成している。又、四方弁3
は、室内熱交換器6a、6bに接続されている。
【0010】また、部屋9a、9bには室温を検知する
室温検知器13a、13bがそれぞれ設けられ、圧縮機
1の冷媒出口には吐出圧力を検知する吐出圧力検知器1
5、冷媒入口には吸入圧力を検知する吸入圧力検知器1
6が設けられている。室温検知器13a、13bは、第
一圧縮機回転数制御器14、第三圧縮機回転数制御器1
8及び第二圧縮機回転数決定器20に接続され、吐出圧
力検知器15及び吸入圧力検知器16は、第二圧縮機回
転数制御器17及び第一圧縮機回転数決定器19に接続
されている。
室温検知器13a、13bがそれぞれ設けられ、圧縮機
1の冷媒出口には吐出圧力を検知する吐出圧力検知器1
5、冷媒入口には吸入圧力を検知する吸入圧力検知器1
6が設けられている。室温検知器13a、13bは、第
一圧縮機回転数制御器14、第三圧縮機回転数制御器1
8及び第二圧縮機回転数決定器20に接続され、吐出圧
力検知器15及び吸入圧力検知器16は、第二圧縮機回
転数制御器17及び第一圧縮機回転数決定器19に接続
されている。
【0011】上述の第一圧縮機回転数制御器14は、部
屋9a、9bの室温をそれぞれ室温設定値に一致させる
ために圧縮機1の回転数を決定し、第二圧縮機回転数制
御器17は、室内機8a、8bで暖房を行っているとき
には検知した吐出圧力が吐出圧力設定範囲内となるよう
に、また室内機8a、8bで冷房を行っているときには
検知した吸入圧力が吸入圧力設定範囲内となるように、
圧縮機1の回転数を決定する。第三圧縮機回転数制御器
18は、室内機8a、室内機8bでのサーモ状態を判定
してサーモON状態から運転停止あるいはサーモOFF
になったとき(台数減少時)に運転停止あるいはサーモ
OFFになった室内機の定格能力に応じて圧縮機1の回
転数を減少させる。第一圧縮機回転数決定器19は、暖
房時には吐出圧力、冷房時には吸入圧力が圧力設定範囲
内にあれば第一圧縮機回転数制御器14で決定された回
転数の優先度を高く、暖房時には吐出圧力、冷房時には
吸入圧力が圧力設定範囲外にあれば第二圧縮機回転数制
御器17で決定された回転数の優先度を高くして圧縮機
1の回転数を決定する。第二圧縮機回転数決定器20
は、室内機の台数減少時には第三圧縮機回転数制御器1
8で決定された回転数で、そうでないときには第一圧縮
機回転数決定器19で決定された回転数で圧縮機1を操
作する。
屋9a、9bの室温をそれぞれ室温設定値に一致させる
ために圧縮機1の回転数を決定し、第二圧縮機回転数制
御器17は、室内機8a、8bで暖房を行っているとき
には検知した吐出圧力が吐出圧力設定範囲内となるよう
に、また室内機8a、8bで冷房を行っているときには
検知した吸入圧力が吸入圧力設定範囲内となるように、
圧縮機1の回転数を決定する。第三圧縮機回転数制御器
18は、室内機8a、室内機8bでのサーモ状態を判定
してサーモON状態から運転停止あるいはサーモOFF
になったとき(台数減少時)に運転停止あるいはサーモ
OFFになった室内機の定格能力に応じて圧縮機1の回
転数を減少させる。第一圧縮機回転数決定器19は、暖
房時には吐出圧力、冷房時には吸入圧力が圧力設定範囲
内にあれば第一圧縮機回転数制御器14で決定された回
転数の優先度を高く、暖房時には吐出圧力、冷房時には
吸入圧力が圧力設定範囲外にあれば第二圧縮機回転数制
御器17で決定された回転数の優先度を高くして圧縮機
1の回転数を決定する。第二圧縮機回転数決定器20
は、室内機の台数減少時には第三圧縮機回転数制御器1
8で決定された回転数で、そうでないときには第一圧縮
機回転数決定器19で決定された回転数で圧縮機1を操
作する。
【0012】また、第一圧縮機回転数制御器14及び第
二圧縮機回転数制御器17は、第一圧縮機回転数決定器
19に接続され、第三圧縮機回転数制御器18及び第一
圧縮機回転数決定器19は、第二圧縮機回転数決定器2
0に接続されている。
二圧縮機回転数制御器17は、第一圧縮機回転数決定器
19に接続され、第三圧縮機回転数制御器18及び第一
圧縮機回転数決定器19は、第二圧縮機回転数決定器2
0に接続されている。
【0013】上記の第三圧縮機回転数制御器18及び第
二圧縮機回転数決定器20が制御手段を構成している。
二圧縮機回転数決定器20が制御手段を構成している。
【0014】次に上記実施例の動作について、暖房給湯
運転を例に説明する。
運転を例に説明する。
【0015】まず、部屋9a、9bの暖房を行う場合、
四方弁3を図中の実線のように切り換える。暖房給湯運
転が行われると、圧縮機1で圧縮されて高温高圧となっ
た冷媒ガスのうち一部はそのまま給湯用熱交換器10
へ、残りは四方弁3を経て室内熱交換器6a、6bへ導
入され、給湯水あるいは部屋9a、9bの空気に放熱し
て高圧の液冷媒となり、液冷媒は給湯用絞り装置11あ
るいは空調用絞り装置7a、7bを経て合流する。この
とき給湯用絞り装置11あるいは空調用絞り装置7a、
7bの抵抗の違いによって給湯用熱交換器10あるいは
室内熱交換器6a、6bに導入される冷媒流量を調節し
て給湯用熱交換器10での給湯能力あるいは室内熱交換
器6a、6bでの暖房能力を調節する。その後、液冷媒
は室外用絞り装置4で減圧されて低温低圧の気液二相状
態となり室外熱交換器2に導入される。ここでは冷媒
は、室外の大気から吸熱して蒸発し低温低圧のガスとな
り、四方弁3を通って再び圧縮機1に吸入される。以上
のサイクルが連続して行われて給湯あるいは暖房を行
う。
四方弁3を図中の実線のように切り換える。暖房給湯運
転が行われると、圧縮機1で圧縮されて高温高圧となっ
た冷媒ガスのうち一部はそのまま給湯用熱交換器10
へ、残りは四方弁3を経て室内熱交換器6a、6bへ導
入され、給湯水あるいは部屋9a、9bの空気に放熱し
て高圧の液冷媒となり、液冷媒は給湯用絞り装置11あ
るいは空調用絞り装置7a、7bを経て合流する。この
とき給湯用絞り装置11あるいは空調用絞り装置7a、
7bの抵抗の違いによって給湯用熱交換器10あるいは
室内熱交換器6a、6bに導入される冷媒流量を調節し
て給湯用熱交換器10での給湯能力あるいは室内熱交換
器6a、6bでの暖房能力を調節する。その後、液冷媒
は室外用絞り装置4で減圧されて低温低圧の気液二相状
態となり室外熱交換器2に導入される。ここでは冷媒
は、室外の大気から吸熱して蒸発し低温低圧のガスとな
り、四方弁3を通って再び圧縮機1に吸入される。以上
のサイクルが連続して行われて給湯あるいは暖房を行
う。
【0016】次に、圧縮機1の操作について暖房の場合
を例に通常時(運転中の室内機のうちサーモON状態か
ら運転停止あるいはサーモOFFに変化した室内機がな
い場合)と台数減少時(運転中の室内機のうち少なくと
も一台がサーモON状態から運転停止あるいはサーモO
FFになった場合)に分けて説明する。
を例に通常時(運転中の室内機のうちサーモON状態か
ら運転停止あるいはサーモOFFに変化した室内機がな
い場合)と台数減少時(運転中の室内機のうち少なくと
も一台がサーモON状態から運転停止あるいはサーモO
FFになった場合)に分けて説明する。
【0017】最初に通常時について説明する。まず、吐
出圧力検知器15で検知される圧縮機1の吐出圧力が吐
出圧力設定範囲を下回ったとき、吐出圧力検知器15と
第一圧縮機回転数制御器14と第二圧縮機回転数制御器
17の各出力を入力とする第一圧縮機回転数決定器19
では、吐出圧力が吐出圧力設定範囲内となるように求め
られた圧縮機回転数である第二圧縮機回転数制御器17
の出力を優先的に出力する。この第一圧縮機回転数決定
器19の出力と第三圧縮機回転数制御器18の出力と室
温検知器13a、13bの各出力(=部屋9a、9bの
室温)を入力とする第二圧縮機回転数決定器20では、
室温検知器13a、13bの各出力と各室温設定値とを
比較して室内機6aあるいは室内機6bでのサーモ状態
(サーモONあるいはサーモOFFあるいは運転停止)
を判定し、台数減少時でなければ、第一圧縮機回転数決
定器19の出力(すなわち吐出圧力が吐出圧力設定範囲
内となるように求められた圧縮機回転数である第二圧縮
機回転数制御器17の出力)を優先的に出力して圧縮機
1の回転数を操作する。したがって吐出圧力は吐出圧力
設定範囲内に制御されて給湯用熱交換器10や室内熱交
換器6a、6bでは給湯能力あるいは暖房能力が確保さ
れる。
出圧力検知器15で検知される圧縮機1の吐出圧力が吐
出圧力設定範囲を下回ったとき、吐出圧力検知器15と
第一圧縮機回転数制御器14と第二圧縮機回転数制御器
17の各出力を入力とする第一圧縮機回転数決定器19
では、吐出圧力が吐出圧力設定範囲内となるように求め
られた圧縮機回転数である第二圧縮機回転数制御器17
の出力を優先的に出力する。この第一圧縮機回転数決定
器19の出力と第三圧縮機回転数制御器18の出力と室
温検知器13a、13bの各出力(=部屋9a、9bの
室温)を入力とする第二圧縮機回転数決定器20では、
室温検知器13a、13bの各出力と各室温設定値とを
比較して室内機6aあるいは室内機6bでのサーモ状態
(サーモONあるいはサーモOFFあるいは運転停止)
を判定し、台数減少時でなければ、第一圧縮機回転数決
定器19の出力(すなわち吐出圧力が吐出圧力設定範囲
内となるように求められた圧縮機回転数である第二圧縮
機回転数制御器17の出力)を優先的に出力して圧縮機
1の回転数を操作する。したがって吐出圧力は吐出圧力
設定範囲内に制御されて給湯用熱交換器10や室内熱交
換器6a、6bでは給湯能力あるいは暖房能力が確保さ
れる。
【0018】また吐出圧力検知器15で検知される圧縮
機1の吐出圧力が吐出圧力設定範囲内に維持されている
とき、吐出圧力検知器15と第一圧縮機回転数制御器1
4と第二圧縮機回転数制御器17の各出力を入力とする
第一圧縮機回転数決定器19では、各部屋9a、9bの
室温が各室温設定値と一致するように求められた圧縮機
回転数である第一圧縮機回転数制御器14の出力を優先
的に出力する。この第一圧縮機回転数決定器19の出力
と第三圧縮機回転数制御器18の出力と室温検知器13
a、13bの各出力(=部屋9a、9bの室温)を入力
とする第二圧縮機回転数決定器20では、室温検知器1
3a、13bの各出力と各室温設定値とを比較して室内
機6aあるいは室内機6bでのサーモ状態(サーモON
あるいはサーモOFFあるいは運転停止)を判定し、台
数減少時でなければ、第一圧縮機回転数決定器19の出
力(すなわち各室温が各室温設定値と一致するように求
められた圧縮機回転数である第一圧縮機回転数制御器1
4の出力)を優先的に出力して圧縮機1の回転数を操作
する。したがって各部屋9a、9bの負荷に応じて室内
熱交換器6a、6bで暖房能力が確保される。
機1の吐出圧力が吐出圧力設定範囲内に維持されている
とき、吐出圧力検知器15と第一圧縮機回転数制御器1
4と第二圧縮機回転数制御器17の各出力を入力とする
第一圧縮機回転数決定器19では、各部屋9a、9bの
室温が各室温設定値と一致するように求められた圧縮機
回転数である第一圧縮機回転数制御器14の出力を優先
的に出力する。この第一圧縮機回転数決定器19の出力
と第三圧縮機回転数制御器18の出力と室温検知器13
a、13bの各出力(=部屋9a、9bの室温)を入力
とする第二圧縮機回転数決定器20では、室温検知器1
3a、13bの各出力と各室温設定値とを比較して室内
機6aあるいは室内機6bでのサーモ状態(サーモON
あるいはサーモOFFあるいは運転停止)を判定し、台
数減少時でなければ、第一圧縮機回転数決定器19の出
力(すなわち各室温が各室温設定値と一致するように求
められた圧縮機回転数である第一圧縮機回転数制御器1
4の出力)を優先的に出力して圧縮機1の回転数を操作
する。したがって各部屋9a、9bの負荷に応じて室内
熱交換器6a、6bで暖房能力が確保される。
【0019】次に、室内機の運転台数減少時について説
明する。まず室温検知器13a、13bの出力を入力と
する第三圧縮機回転数制御器18では、室温検知器13
a、13bの各出力と各室温設定値とを比較して室内機
6aあるいは室内機6bでのサーモ状態(サーモONあ
るいはサーモOFF)を判定し、台数減少時であれば、
サーモOFFあるいは運転停止になった各室内機の定格
能力に応じて圧縮機1の回転数を減少させて(例えば数
1のように時刻(t−t0)でサーモON状態であった
各室内機の各定格能力の合計値と時刻(t−t0)でサ
ーモON状態であり時刻tでサーモOFF状態あるいは
運転停止になった各室内機の各定格能力の合計との差
を、時刻(t−t0)でサーモON状態であった各室内
機の各定格能力の合計値で除した値に時刻(t−t0)
での圧縮機回転数から給湯に最低限必要な圧縮機回転数
を引いた値を乗じてさらに給湯に最低限必要な圧縮機回
転数を加えて圧縮機1の回転数とする)出力する。
明する。まず室温検知器13a、13bの出力を入力と
する第三圧縮機回転数制御器18では、室温検知器13
a、13bの各出力と各室温設定値とを比較して室内機
6aあるいは室内機6bでのサーモ状態(サーモONあ
るいはサーモOFF)を判定し、台数減少時であれば、
サーモOFFあるいは運転停止になった各室内機の定格
能力に応じて圧縮機1の回転数を減少させて(例えば数
1のように時刻(t−t0)でサーモON状態であった
各室内機の各定格能力の合計値と時刻(t−t0)でサ
ーモON状態であり時刻tでサーモOFF状態あるいは
運転停止になった各室内機の各定格能力の合計との差
を、時刻(t−t0)でサーモON状態であった各室内
機の各定格能力の合計値で除した値に時刻(t−t0)
での圧縮機回転数から給湯に最低限必要な圧縮機回転数
を引いた値を乗じてさらに給湯に最低限必要な圧縮機回
転数を加えて圧縮機1の回転数とする)出力する。
【0020】
【数1】F=(F0−FW)×(S−dS)/S+FW ここで、Fは時刻tにおける圧縮機回転数、F0は時刻
(t−t0)における圧縮機回転数、FWは給湯に最低
限必要な圧縮機回転数(最低限必要な圧縮機回転数は例
えば給湯機の最低水量及び温度を考慮して予め決められ
る。)、Sは時刻(t−t0)においてサーモON状態
であった各室内機の各定格能力の合計値、dSは時刻
(t−t0)ではサーモON状態であり時刻tではサー
モOFFあるいは運転停止になった各室内機の各定格能
力の合計値である。この第三圧縮機回転数制御器18の
出力と第一圧縮機回転数決定器19の出力と室温検知器
13a、13bの各出力(=部屋9a、9bの室温)を
入力とする第二圧縮機回転数決定器20では、室温検知
器13a、13bの各出力をもとに室内機6aあるいは
室内機6bでのサーモ状態(サーモONあるいはサーモ
OFF)を判定し、台数減少時であれば、第三圧縮機回
転数制御器18の出力を優先的に出力して圧縮機1の回
転数を操作する。したがって運転状態および冷凍サイク
ル状態が急激に変化する台数減少時においても運転継続
中の他室の暖房や給湯に及ぼす影響を小さくでき、また
機器の信頼性、安全性をも保証することができる。
(t−t0)における圧縮機回転数、FWは給湯に最低
限必要な圧縮機回転数(最低限必要な圧縮機回転数は例
えば給湯機の最低水量及び温度を考慮して予め決められ
る。)、Sは時刻(t−t0)においてサーモON状態
であった各室内機の各定格能力の合計値、dSは時刻
(t−t0)ではサーモON状態であり時刻tではサー
モOFFあるいは運転停止になった各室内機の各定格能
力の合計値である。この第三圧縮機回転数制御器18の
出力と第一圧縮機回転数決定器19の出力と室温検知器
13a、13bの各出力(=部屋9a、9bの室温)を
入力とする第二圧縮機回転数決定器20では、室温検知
器13a、13bの各出力をもとに室内機6aあるいは
室内機6bでのサーモ状態(サーモONあるいはサーモ
OFF)を判定し、台数減少時であれば、第三圧縮機回
転数制御器18の出力を優先的に出力して圧縮機1の回
転数を操作する。したがって運転状態および冷凍サイク
ル状態が急激に変化する台数減少時においても運転継続
中の他室の暖房や給湯に及ぼす影響を小さくでき、また
機器の信頼性、安全性をも保証することができる。
【0021】一方、冷房給湯運転の場合でも上記の暖房
給湯運転の場合と同様に運転状態および冷凍サイクル状
態が急激に変化する台数減少時においても運転継続中の
他室の冷房や給湯に及ぼす影響を小さくでき、また機器
の信頼性、安全性をも保証することができる。
給湯運転の場合と同様に運転状態および冷凍サイクル状
態が急激に変化する台数減少時においても運転継続中の
他室の冷房や給湯に及ぼす影響を小さくでき、また機器
の信頼性、安全性をも保証することができる。
【0022】なお、上記実施例では、室内機は二台の構
成の場合を示したが、室内機の台数はこれに限定される
ものではない。
成の場合を示したが、室内機の台数はこれに限定される
ものではない。
【0023】また、上記実施例では、四方弁の切換によ
って暖房と冷房を切り換える構成としたが、給湯と暖房
のみ、あるいは給湯と冷房のみ等の構成でもよく、これ
に限定されるものではない。
って暖房と冷房を切り換える構成としたが、給湯と暖房
のみ、あるいは給湯と冷房のみ等の構成でもよく、これ
に限定されるものではない。
【0024】また、上記実施例では、運転検知手段を室
温検知手段を用いて構成したが、これに限らず、例えば
室内機の停止信号を検出する構成等にしてもよい。
温検知手段を用いて構成したが、これに限らず、例えば
室内機の停止信号を検出する構成等にしてもよい。
【0025】また、上記実施例では、制御手段は圧縮機
の回転数を制御する構成としたが、これに限らず、圧縮
機の運転能力が制御できれば例えば電圧などを制御する
ようにしてもよい。
の回転数を制御する構成としたが、これに限らず、圧縮
機の運転能力が制御できれば例えば電圧などを制御する
ようにしてもよい。
【0026】また、上記実施例では、給湯機に必要な所
定の運転能力を給湯機の水量と温度を考慮して予め決め
たが、これに限らず、給湯機に関する他の要素を考慮す
るようにしてもよい。
定の運転能力を給湯機の水量と温度を考慮して予め決め
たが、これに限らず、給湯機に関する他の要素を考慮す
るようにしてもよい。
【0027】また、上記実施例では、制御手段を専用の
ハードウェアにより構成したが、同様の機能をコンピュ
ータを用いてソフトウェア的に構成してもよい。
ハードウェアにより構成したが、同様の機能をコンピュ
ータを用いてソフトウェア的に構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、複数の室内機の運転状態をそれぞれ検知する運
転検知手段と、その検知結果に応じて、給湯機に必要な
所定の運転能力を維持した状態で圧縮機の運転能力を制
御する制御手段とを備えているので、室内機の運転状態
の変化による給湯機への影響が小さく、出湯温度が乱さ
れにくいという長所を有する。
発明は、複数の室内機の運転状態をそれぞれ検知する運
転検知手段と、その検知結果に応じて、給湯機に必要な
所定の運転能力を維持した状態で圧縮機の運転能力を制
御する制御手段とを備えているので、室内機の運転状態
の変化による給湯機への影響が小さく、出湯温度が乱さ
れにくいという長所を有する。
【図1】本発明にかかる一実施例の空調給湯装置の構成
図である。
図である。
1 圧縮機 2 室外熱交換器 3 四方弁 4 室外用絞り装置 5 室外機 6a、6b 室内熱交換器 7a、7b 空調用絞り装置 8a、8b 室内機 9a、9b 部屋 10 給湯用熱交換器 11 給湯用絞り装置 12 給湯ユニット 13a、13b 室温検知器 14 第一圧縮機回転数制御器 15 吐出圧力検知器 16 吸入圧力検知器 17 第二圧縮機回転数制御器 18 第三圧縮機回転数制御器 19 第一圧縮機回転数決定器 20 第二圧縮機回転数決定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 雄二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 冷媒を圧縮するための圧縮機を有する室
外機と、その室外機に接続された空調に用いる複数の室
内機と、前記室外機に接続された給湯を行うための給湯
機と、前記複数の室内機の運転状態をそれぞれ検知する
運転検知手段と、その運転検知手段の検知結果に応じ
て、前記給湯機に必要な所定の運転能力を維持した状態
で前記圧縮機の運転能力を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする空調給湯装置。 - 【請求項2】 運転能力は、回転数であることを特徴と
する請求項1記載の空調給湯装置。 - 【請求項3】 給湯機に必要な所定の運転能力とは、前
記給湯機の水量及び温度を考慮して決められることを特
徴とする請求項1記載の空調給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17838792A JPH0618123A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 空調給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17838792A JPH0618123A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 空調給湯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618123A true JPH0618123A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16047606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17838792A Pending JPH0618123A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 空調給湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618123A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007232228A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却加熱装置 |
WO2012081052A1 (ja) | 2010-12-15 | 2012-06-21 | 三菱電機株式会社 | 空調給湯複合システム |
JP2014102011A (ja) * | 2012-11-16 | 2014-06-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マルチ型空気調和機 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP17838792A patent/JPH0618123A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007232228A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷却加熱装置 |
WO2012081052A1 (ja) | 2010-12-15 | 2012-06-21 | 三菱電機株式会社 | 空調給湯複合システム |
US9625187B2 (en) | 2010-12-15 | 2017-04-18 | Mitsubishi Electric Corporation | Combined air-conditioning and hot-water supply system |
JP2014102011A (ja) * | 2012-11-16 | 2014-06-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | マルチ型空気調和機 |
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