JPH06180718A

JPH06180718A - 検索システム

Info

Publication number: JPH06180718A
Application number: JP4333013A
Authority: JP
Inventors: Tomotaka Uchihashi; 知孝打橋
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1992-12-14
Filing date: 1992-12-14
Publication date: 1994-06-28

Abstract

(57)【要約】【目的】データベースの内容やキーワードに関する専
門知識がなくても、簡単なキーワードの入力により適切
なデータを検索し得る検索システムを提供する。【構成】日本語が入力された場合、該日本語の英訳語
を和英辞書２から同義語として検索し、英語が入力され
た場合、該英語の和訳語を英和辞書３から同義語として
検索する辞書検索手段１を設けるとともに、検索者８か
ら入力されたキーワードを辞書検索手段１に入力して、
該キーワードの同義語を検索する検索動作および検索動
作により検索された同義語を辞書検索手段１に入力して
該同義語の同義語を検索する検索動作を検索者の指定す
る所望の回数実施するように制御し、前記検索動作で検
索された同義語および前記入力されたキーワードをキー
ワードとして検索手段６においてデータベース７からデ
ータを検索する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、データに付与されたキ
ーワードを利用して必要なデータをデータベースから検
索する検索システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のデータベース検索システムでは、
データベースにキーワードの付与されたデータが蓄えら
れ、検索者は所望する検索条件を示すキーワードを入力
し、入力されたキーワードとデータに付与されたキーワ
ードとのマッチングを行うことで必要なデータを検索す
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、データ検索時には、入手したキーワードとデータ
ベースに格納されたデータに付与されたキーワードとの
マッチングを行う必要があるが、従来方式では、データ
ベースに格納されたデータに付与されていないキーワー
ドを用いて検索を行うことができないので、検索意図を
満足させるためにどのようなキーワードを検索要求とし
て入力すれば良いかを知るために、データベースの内容
やキーワードに関する専門知識が必要となり、検索者の
キーワード入力の際に手間がかかる。

【０００４】これに関しては、同義語・類義語もキーワ
ードとして付与する方法、または語の同義語および類義
語の情報、および概念の上下関係の情報を格納するシソ
ーラスを利用して同義語・類義語を得て検索条件の拡張
を行なう方法で、検索者が自由に選択した語を検索条件
として入力できるものがある。

【０００５】しかし、同義語・類義語もキーワードとし
て付与する方法では、多数のキーワードをデータに付与
する必要があり、データベースへのデータ格納の際の作
業量が増え、検索時間が増大するという問題がある。

【０００６】また、シソーラスを利用して同義語・類義
語を得て検索条件の拡張を行なうという方法では、シソ
ーラスの設計・維持作業が必要となるという問題があ
る。

【０００７】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、データベースの内容やキーワ
ードに関する専門知識がなくても、簡単なキーワードの
入力により適切なデータを検索し得る検索システムを提
供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の検索システムは、データに付与されたキー
ワードを利用して必要なデータをデータベースから検索
する検索システムであって、キーワードの付与されたデ
ータを格納するデータベースと、日本語および該日本語
に対応する英訳語を格納する和英辞書と、英語および該
英語に対応する和訳語を格納する英和辞書と、入力され
た語が日本語である場合、該日本語の英訳語を前記和英
辞書から同義語として検索し、入力された語が英語であ
る場合、該英語の和訳語を前記英和辞書から同義語とし
て検索する辞書検索手段と、前記データベースから所望
のデータを検索するためのキーワードを入力する入力手
段と、前記入力手段から入力されたキーワードを前記辞
書検索手段に入力して、該キーワードの同義語を検索す
る検索動作および検索動作により検索された同義語を前
記辞書検索手段に入力して該同義語の同義語を検索する
検索動作を検索者の指定する所望の回数実施するように
前記辞書検索手段を制御する辞書検索制御手段と、該辞
書検索制御手段で実施した検索動作で検索された同義語
を記憶する同義語記憶手段と、前記キーワードおよび前
記同義語記憶手段に記憶された同義語をキーワードとし
て前記データベースからデータを検索する検索手段とを
有することを要旨とする。

【０００９】

【作用】本発明の検索システムでは、日本語が入力され
た場合、該日本語の英訳語を和英辞書から同義語として
検索し、英語が入力された場合、該英語の和訳語を英和
辞書から同義語として検索する辞書検索手段を設けると
ともに、入力手段から入力されたキーワードを辞書検索
手段に入力して、該キーワードの同義語を検索する検索
動作および検索動作により検索された同義語を辞書検索
手段に入力して該同義語の同義語を検索する検索動作を
検索者の指定する所望の回数実施するように制御し、前
記検索動作で検索された同義語および前記入力されたキ
ーワードをキーワードとしてデータベースからデータを
検索する。

【００１０】

【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。

【００１１】図１は、本発明の一実施例に係わる検索シ
ステムの構成を示すブロック図である。図１において、
１は辞書検索手段、２は和英辞書、３は英和辞書、４は
同義語保存手段、５は同義語拡張手段、６は検索手段、
７はデータベース、８は検索者（システムの利用者）、
９はキーワード格納ファイルである。

【００１２】辞書検索手段１は、検索者８から入力され
た検索意図を示す語が日本語である場合にはその英訳語
を和英辞書２に探し、英語である場合にはその和訳語を
英和辞書３に探す。同義語保存手段４は、辞書検索手段
１によって検索された対訳語を保存する。同義語拡張手
段５は、辞書検索手段１によって検索された対訳語を辞
書検索手段１に入力する。

【００１３】このように同義語拡張手段５は、辞書検索
手段１の検索結果を辞書検索手段１の入力として対訳語
を検索する作業を検索者の指定する回数繰り返し、同義
語保存手段４は、辞書検索手段１の全ての検索結果およ
び最初に検索者８により入力された検索意図を示す語を
キーワード格納ファイル９に保存する。

【００１４】同義語拡張手段５が指定された回数分の作
業の繰り返しを終えると、検索手段６は同義語保存手段
４に保存される語を入力として、データベース７内に格
納されているデータに付与されたキーワードと入力語と
のマッチングを行い、必要なデータを検索する。

【００１５】次に、本発明の一実施例の動作を図面を用
いて具体的に説明する。

【００１６】図２の内容がデータベース７に蓄えられて
いるとする。図２において各欄には１つの文献データが
該データを示すキーワードと共に表されている。例え
ば、文献Ｂは「データベース」、「検索」、「ｄａｔａ
ｂａｓｅ」、「ｒｅｔｒｉｅｖａｌ」というキーワード
が付与されて格納されている。

【００１７】図３の内容が和英辞書２に蓄えられている
とする。図３において各欄には１つの日本語がその英訳
語と共に表されている。例えば「検索」の英訳語は、
「ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ」、「ｒｅｔｒｉｅｖａｌ」であ
ることを表している。

【００１８】図４の内容が英和辞書３に蓄えられている
とする。図４において各欄には１つの英語がその和訳語
と共に表されている。例えば「ｉｎｑｕｉｒｙ」の和訳
語は、「質問」、「調査」であることを表している。

【００１９】まず検索者は、検索条件として「問い合わ
せ」を入力し、辞書検索の回数を３回と指定する。

【００２０】同義語保存手段４は、「問い合わせ」を保
存する。

【００２１】辞書検索手段１は、入力が日本語なので和
英辞書２を利用し、「問い合わせ」の英訳語である「ｒ
ｅｆｅｒｅｎｃｅ」および「ｉｎｑｕｉｒｙ」を得る。

【００２２】同義語拡張手段５は、「ｒｅｆｅｒｅｎｃ
ｅ」および「ｉｎｑｕｉｒｙ」を辞書検索手段１に入力
する。

【００２３】同義語保存手段４は、「ｒｅｆｅｒｅｎｃ
ｅ」および「ｉｎｑｕｉｒｙ」を追加保存する。

【００２４】検索辞書手段１は、入力が英語なので英和
辞書３を利用し、「ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ」の和訳語であ
る「参照」を得、「ｉｎｑｕｉｒｙ」の和訳語である
「質問」および「調査」を得る。

【００２５】同義語拡張手段５は、「参照」、「質
問」、「調査」を辞書検索手段１に入力する。

【００２６】同義語保存手段４は、「参照」、「質
問」、「調査」を追加保存する。

【００２７】辞書検索手段１は、入力が日本語なので和
英辞書２を利用し、「参照」の英訳語である「ｃｏｍｐ
ａｒｉｓｏｎ」および「ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ」、「質
問」の英訳語である「ｑｕｅｓｔｉｏｎ」および「ｉｎ
ｑｕｉｒｙ」、「調査」の英訳語である「ｅｘａｍｉｎ
ａｔｉｏｎ」を得る。

【００２８】同義語保存手段４は、「ｃｏｍｐａｒｉｓ
ｏｎ」、「ｑｕｅｓｔｉｏｎ」、「ｅｘａｍｉｎａｔｉ
ｏｎ」を追加保存する。

【００２９】同義語拡張手段５は、指定された通り３回
検索を行い、同義語保存手段４は、「問い合わせ」、
「ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ」、「ｉｎｑｕｉｒｙ」、「参
照」、「質問」、「調査」、「ｃｏｍｐａｒｉｓｏ
ｎ」、「ｑｕｅｓｔｉｏｎ」、「ｅｘａｍｉｎａｔｉｏ
ｎ」をキーワード格納ファイル９に保存する。

【００３０】検索手段６は、「問い合わせ」、「ｒｅｆ
ｅｒｅｎｃｅ」、「ｉｎｑｕｉｒｙ」、「参照」、「質
問」、「調査」、「ｃｏｍｐａｒｉｓｏｎ」、「ｑｕｅ
ｓｔｉｏｎ」、「ｅｘａｍｉｎａｔｉｏｎ」を検索条件
語としてキーワード格納ファイル９から入手し、これら
のいずれかがキーワードとして付与されているデータを
データベース７内に検索し、文献Ｂと文献Ｅを検索結果
とする。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
日本語が入力された場合、該日本語の英訳語を和英辞書
から同義語として検索し、英語が入力された場合、該英
語の和訳語を英和辞書から同義語として検索する辞書検
索手段を設けるとともに、入力手段から入力されたキー
ワードを辞書検索手段に入力して、該キーワードの同義
語を検索する検索動作および検索動作により検索された
同義語を辞書検索手段に入力して該同義語の同義語を検
索する検索動作を検索者の指定する所望の回数実施する
ように制御し、前記検索動作で検索された同義語および
前記入力されたキーワードをキーワードとしてデータベ
ースからデータを検索するので、データベース内のデー
タに付与されたキーワードを意識して検索目的にあうよ
うにキーワードを選択して入力する過程が不要になり、
データベースにデータを格納する際に多数のキーワード
を付与しなくとも、検索目的に合ったデータの検索を行
うことができ、データベース検索の手間を大幅に改良で
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係わる検索システムの構成
を示すブロック図である。

【図２】図１に示す検索システムに使用されているデー
タベースに蓄積された具体的データを示す説明図であ
る。

【図３】図１に示す検索システムに使用されている和英
辞書に蓄積された具体的データを示す説明図である。

【図４】図１に示す検索システムに使用されている英和
辞書に蓄積された具体的データを示す説明図である。

【符号の説明】

１辞書検索手段２和英辞書３英和辞書４同義語保存手段５同義語拡張手段６検索手段７データベース８検索者

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】データに付与されたキーワードを利用し
て必要なデータをデータベースから検索する検索システ
ムであって、キーワードの付与されたデータを格納する
データベースと、日本語および該日本語に対応する英訳
語を格納する和英辞書と、英語および該英語に対応する
和訳語を格納する英和辞書と、入力された語が日本語で
ある場合、該日本語の英訳語を前記和英辞書から同義語
として検索し、入力された語が英語である場合、該英語
の和訳語を前記英和辞書から同義語として検索する辞書
検索手段と、前記データベースから所望のデータを検索
するためのキーワードを入力する入力手段と、前記入力
手段から入力されたキーワードを前記辞書検索手段に入
力して、該キーワードの同義語を検索する検索動作およ
び検索動作により検索された同義語を前記辞書検索手段
に入力して該同義語の同義語を検索する検索動作を検索
者の指定する所望の回数実施するように前記辞書検索手
段を制御する辞書検索制御手段と、該辞書検索制御手段
で実施した検索動作で検索された同義語を記憶する同義
語記憶手段と、前記キーワードおよび前記同義語記憶手
段に記憶された同義語をキーワードとして前記データベ
ースからデータを検索する検索手段とを有することを特
徴とする検索システム。