JPH061806Y2 - シート状断熱材の貼付器 - Google Patents
シート状断熱材の貼付器Info
- Publication number
- JPH061806Y2 JPH061806Y2 JP7024389U JP7024389U JPH061806Y2 JP H061806 Y2 JPH061806 Y2 JP H061806Y2 JP 7024389 U JP7024389 U JP 7024389U JP 7024389 U JP7024389 U JP 7024389U JP H061806 Y2 JPH061806 Y2 JP H061806Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- roller
- insulating material
- heat insulating
- shaped heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はシート状断熱材の貼付器に関するものである。
[従来の技術] 宇宙構造物には、温度環境から該構造物を保護するため
に断熱材が張られている。
に断熱材が張られている。
而して、宇宙構造物が宇宙ステーションのように長期に
亘って使用されるものである場合には、何等かの原因で
断熱材が破損することがあり、破損が生じたら補修する
必要がある。
亘って使用されるものである場合には、何等かの原因で
断熱材が破損することがあり、破損が生じたら補修する
必要がある。
[考案が解決しようとする課題] 断熱材破損箇所の補修の仕方としては、宇宙飛行士が宇
宙構造物外に出て補修作業を行うことが考えられる。
宙構造物外に出て補修作業を行うことが考えられる。
しかし、人間が宇宙空間で作業を行うのは、作業がやり
にくく且つ危険である。
にくく且つ危険である。
本考案は上述の実情に鑑み、構造物の断熱材が破損した
場合に、該断熱材を容易且つ安全に補修し得るようにす
ることを目的としてなしたものである。
場合に、該断熱材を容易且つ安全に補修し得るようにす
ることを目的としてなしたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案はロボットアームにより搬送可能なケーシングの
少なくとも一面に開口部を設け、前記ケーシング内に長
手方向が前記開口部と平行なローラを回転自在に収納す
ると共に該ローラの一部を前記開口部から外方へ突出せ
しめ、前記ローラ外周部に、前記ローラ外周部に対し接
触しない面に接着剤を塗布されて巻付けられたシート状
断熱材の周方向両端耳部を挾み込むスリットを、前記ロ
ーラ長手方向へ向けて設けたものである。
少なくとも一面に開口部を設け、前記ケーシング内に長
手方向が前記開口部と平行なローラを回転自在に収納す
ると共に該ローラの一部を前記開口部から外方へ突出せ
しめ、前記ローラ外周部に、前記ローラ外周部に対し接
触しない面に接着剤を塗布されて巻付けられたシート状
断熱材の周方向両端耳部を挾み込むスリットを、前記ロ
ーラ長手方向へ向けて設けたものである。
[作用] ロボットアームによりケーシングは所定位置に搬送さ
れ、シート状断熱材の巻付けられたローラは構造物に押
付けられたうえ回転させられる。このためシート状断熱
材はローラから離れて構造物に貼付される。
れ、シート状断熱材の巻付けられたローラは構造物に押
付けられたうえ回転させられる。このためシート状断熱
材はローラから離れて構造物に貼付される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第4図は本考案の一実施例である。
下面に開口部17を備え且つ天井部にロボットアーム用把
持部12を備えた箱状のケーシング1内に、開口部17側の
外周部2がケーシング1から僅かに外部へ突出するよう
ローラ3を配設し、ローラ3の軸部4両端部をケーシン
グ1内側部に取付けた軸受5に回転自在に支持させ、ロ
ーラ3外周部には後述のシート状断熱材10を挾み込み、
支持し得るよう長手方向lへ向けてスリット6を設け
る。
持部12を備えた箱状のケーシング1内に、開口部17側の
外周部2がケーシング1から僅かに外部へ突出するよう
ローラ3を配設し、ローラ3の軸部4両端部をケーシン
グ1内側部に取付けた軸受5に回転自在に支持させ、ロ
ーラ3外周部には後述のシート状断熱材10を挾み込み、
支持し得るよう長手方向lへ向けてスリット6を設け
る。
ケーシング1内に固定したモータ等の駆動装置7にギア
8を固着し、該ギア8を前記軸部4に外嵌したギア9に
噛合せしめる。
8を固着し、該ギア8を前記軸部4に外嵌したギア9に
噛合せしめる。
構造物に貼付ける、Al蒸着カプトンフイルム等のシート
状断熱材10は、第4図に示され、幅Wはローラ3の長手
方向lの長さL以下に形成し、ローラ3に対する周方向
長さはローラ3の外周部長さπD(Dはローラ3の外周
部直径)と等しく形成する。又シート状断熱材10の長さ
πD方向両端部には、ローラ3のスリット6に挾み込む
耳部11を設け、シート状断熱材10のローラ3外周に接触
しない面19には、耳部11を除いて接着剤18を塗布する。
状断熱材10は、第4図に示され、幅Wはローラ3の長手
方向lの長さL以下に形成し、ローラ3に対する周方向
長さはローラ3の外周部長さπD(Dはローラ3の外周
部直径)と等しく形成する。又シート状断熱材10の長さ
πD方向両端部には、ローラ3のスリット6に挾み込む
耳部11を設け、シート状断熱材10のローラ3外周に接触
しない面19には、耳部11を除いて接着剤18を塗布する。
なお、図中14はロボットアーム13から駆動装置7へケー
ブル15を介して動力を供給し得るようケーシング1に設
けたコネクタ、16はシート状断熱材10を貼付する構造物
である。
ブル15を介して動力を供給し得るようケーシング1に設
けたコネクタ、16はシート状断熱材10を貼付する構造物
である。
構造物16の断熱材破損箇所を補修する場合には、予め宇
宙ステーション等所定の構造物内で、接着剤18を塗布し
た面19がローラ3と接触しないようシート状断熱材10を
ローラ3外周に巻付けると共に耳部11をスリット6内に
折り込み、シート状断熱材10を巻付けたローラ3をケー
シング1内の軸受5に軸部4を介して支持せしめ、ロボ
ットアーム13によりロボットアーム用把持部12を介し
て、ローラ3を収納したケーシング1を吊下げ、搬送
し、ケーシング1を構造物16の補修部まで搬送し、ロボ
ットアーム13を操作してローラ3に巻付けてあるシート
状断熱材10を補修部に押付け、駆動装置7を駆動する。
宙ステーション等所定の構造物内で、接着剤18を塗布し
た面19がローラ3と接触しないようシート状断熱材10を
ローラ3外周に巻付けると共に耳部11をスリット6内に
折り込み、シート状断熱材10を巻付けたローラ3をケー
シング1内の軸受5に軸部4を介して支持せしめ、ロボ
ットアーム13によりロボットアーム用把持部12を介し
て、ローラ3を収納したケーシング1を吊下げ、搬送
し、ケーシング1を構造物16の補修部まで搬送し、ロボ
ットアーム13を操作してローラ3に巻付けてあるシート
状断熱材10を補修部に押付け、駆動装置7を駆動する。
これにより、ギア8,9、軸部4を介してローラ3が回
転するが、ローラ3に巻付けたシート状断熱材10の外周
面には接着剤18が塗布してあるため、シート状断熱材10
は構造物16の補修部に付着し、ローラ3の回転によりロ
ーラ3から離れ、而してシート状断熱材10は構造物16の
平面的な補修部に貼付される。
転するが、ローラ3に巻付けたシート状断熱材10の外周
面には接着剤18が塗布してあるため、シート状断熱材10
は構造物16の補修部に付着し、ローラ3の回転によりロ
ーラ3から離れ、而してシート状断熱材10は構造物16の
平面的な補修部に貼付される。
シート状断熱材10の耳部11はローラ3のスリット6に挾
んであるだけであるので、シート状断熱材10を構造物16
に貼付すれば、該シート状断熱材10は簡単にローラ3か
ら外れる。このため、人間が宇宙空間に出なくとも、構
造物の断熱材破損箇所の補修を容易且つ安全に行うこと
ができる。
んであるだけであるので、シート状断熱材10を構造物16
に貼付すれば、該シート状断熱材10は簡単にローラ3か
ら外れる。このため、人間が宇宙空間に出なくとも、構
造物の断熱材破損箇所の補修を容易且つ安全に行うこと
ができる。
なお、本考案の実施例では、宇宙構造物の断熱材の補修
を行う場合について説明したが、地上構造物に対して適
用することもできること、ローラはケーシングに収納し
たままでシート状断熱材を巻付けることもできること、
駆動装置は設けずロボットアームによりローラを構造物
に押し付けてケーシングを移動させることによりシート
状断熱材を構造物に貼付するようにもできること、その
他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。
を行う場合について説明したが、地上構造物に対して適
用することもできること、ローラはケーシングに収納し
たままでシート状断熱材を巻付けることもできること、
駆動装置は設けずロボットアームによりローラを構造物
に押し付けてケーシングを移動させることによりシート
状断熱材を構造物に貼付するようにもできること、その
他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のシート状断熱材の貼付器に
よれば、構造物に対するシート状断熱材の貼付けを容易
且つ安全に行うことができるという優れた効果を奏し得
る。
よれば、構造物に対するシート状断熱材の貼付けを容易
且つ安全に行うことができるという優れた効果を奏し得
る。
第1図は本考案のシート状断熱材の貼付器の一実施例の
側面図、第2図は第1図のII−II方向矢視図、第3図は
第2図のIII−III方向矢視図、第4図は本考案のシート
状断熱材の貼付器に使用されるシート状断熱材の平面図
である。 図中1はケーシング、2は外周部、3はローラ、6はス
リット、7は駆動装置、10はシート状断熱材、11は耳
部、12はロボットアーム用把持部、13はロボットアー
ム、16は構造物、17は開口部、18は接着剤、19は面、l
は長手方向を示す。
側面図、第2図は第1図のII−II方向矢視図、第3図は
第2図のIII−III方向矢視図、第4図は本考案のシート
状断熱材の貼付器に使用されるシート状断熱材の平面図
である。 図中1はケーシング、2は外周部、3はローラ、6はス
リット、7は駆動装置、10はシート状断熱材、11は耳
部、12はロボットアーム用把持部、13はロボットアー
ム、16は構造物、17は開口部、18は接着剤、19は面、l
は長手方向を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ロボットアームにより搬送可能なケーシン
グの少なくとも一面に開口部を設け、前記ケーシング内
に長手方向が前記開口部と平行なローラを回転自在に収
納すると共に該ローラの一部を前記開口部から外方へ突
出せしめ、前記ローラ外周部に、前記ローラ外周部に対
し接触しない面に接着剤を塗布されて巻付けられたシー
ト状断熱材の周方向両端耳部を挾み込みスリットを、前
記ローラ長手方向へ向けて設けたことを特徴とするシー
ト状断熱材の貼付器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7024389U JPH061806Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | シート状断熱材の貼付器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7024389U JPH061806Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | シート状断熱材の貼付器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH039827U JPH039827U (ja) | 1991-01-30 |
JPH061806Y2 true JPH061806Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31606236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7024389U Expired - Lifetime JPH061806Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | シート状断熱材の貼付器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061806Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP7024389U patent/JPH061806Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH039827U (ja) | 1991-01-30 |
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