JPH0618038U - ウェザストリップの締結部構造 - Google Patents
ウェザストリップの締結部構造Info
- Publication number
- JPH0618038U JPH0618038U JP064299U JP6429992U JPH0618038U JP H0618038 U JPH0618038 U JP H0618038U JP 064299 U JP064299 U JP 064299U JP 6429992 U JP6429992 U JP 6429992U JP H0618038 U JPH0618038 U JP H0618038U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- insertion hole
- head
- weather strip
- mortar
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウェザストリップの締結部分から雨水や埃等
が外界から車室内に侵入することを防止する。 【構成】 頭部8aと擂鉢形状部8bと円筒部8cと脚
部8dとガイド部8eと一対の係止片8fとからクリッ
プ8を形成し、頭部8aを埋める凹部10aをウェザス
トリップ10の反ボディ部材9側の面に形成し、凹部1
0aの底面とボディ部材9との重なり部の厚み寸法xが
頭部8aの擂鉢形状部8b側の周縁と係止片8f先端と
の間隔寸法yより厚くなるようにする。凹部10aの底
面に、円筒部8cを通し擂鉢形状部8bのテーパ面に内
側部分10cが当接する大きさ寸法zのクリップ挿入孔
10bを穿設すると共に、該クリップ挿入孔10bより
も大で且つ係止片8fの先端が接触し得る大きさ寸法w
のクリップ挿入孔9aをボディ部材9に穿設する。
が外界から車室内に侵入することを防止する。 【構成】 頭部8aと擂鉢形状部8bと円筒部8cと脚
部8dとガイド部8eと一対の係止片8fとからクリッ
プ8を形成し、頭部8aを埋める凹部10aをウェザス
トリップ10の反ボディ部材9側の面に形成し、凹部1
0aの底面とボディ部材9との重なり部の厚み寸法xが
頭部8aの擂鉢形状部8b側の周縁と係止片8f先端と
の間隔寸法yより厚くなるようにする。凹部10aの底
面に、円筒部8cを通し擂鉢形状部8bのテーパ面に内
側部分10cが当接する大きさ寸法zのクリップ挿入孔
10bを穿設すると共に、該クリップ挿入孔10bより
も大で且つ係止片8fの先端が接触し得る大きさ寸法w
のクリップ挿入孔9aをボディ部材9に穿設する。
Description
【0001】
本考案は、自動車の前後窓、固定窓ガラス部、フード、ドア、サンルーフ等の 戸当たり部及びドアと窓ガラスの摺動部に設置して、車室内を外界の風雨、埃、 音等から遮断するために用いるウェザストリップの締結部構造に関するものであ る。
【0002】
一般に、自動車の戸当たり部やドアと窓ガラスの摺動部等において、弾力性を 有するウェザストリップを用いて外界から車室内を遮断して車室内を快適空間に することが行われており、具体的にドア開閉部を例にとり図3〜図5を参照しつ つ説明する。
【0003】 図5は、自動車のドア開閉部の概略を示す断面図にして、図中1はドアであり 、該ドア1はアウタパネル2とインナパネル3とを組合わせて形成されており、 且つ上部は窓ガラスが上下方向に摺動自在に収納される構造になっている。又、 ドア1の内側に位置するインナパネル3の下側面に排水孔4が設けられていて、 ドア1の窓ガラス収納部から侵入する雨水を矢印aの如く外界へ排出するように なっている。更に、前記ドア1の底部とサイドシル5との間の隙間を塞ぐように 、ウェザストリップ6がインナパネル3の底部にクリップ7により取付けられて いて車室内への外界からの雨水、埃等の侵入を防止するようになっている。
【0004】 前記クリップ7の詳細は図3に示すようになっている。即ち、傘形状の頭部7 aには、インナパネル3のクリップ7挿入孔3aとウェザストリップ6のクリッ プ7挿入孔6aとの径寸法より小さい寸法の外径を有する円筒部7bが、軸心部 に軸方向に向け連なって設けられていると共に、該円筒部7bの反頭部側には、 その軸心部に軸方向に向け連なって脚部7cが設けられており、大径部の寸法が インナパネル3のクリップ7挿入孔3aとウェザストリップ6のクリップ7挿入 孔6aとの径寸法より小さい截頭円錐形状のガイド部7dが、脚部7cの反円筒 部7b側に軸方向に向け連なって設けられており、更に脚部7cの側部には、頭 部7aに向け外側に反った状態で脚部7cの軸心に対し対称に位置し且つ先端間 隔寸法がインナパネル3のクリップ7挿入孔3aとウェザストリップ6のクリッ プ7挿入孔6aとの径寸法より大きくなっていてしかも頭部7aの周縁と先端と の離隔寸法がインナパネル3とウェザストリップ6の重なり厚み寸法より小さく なるように一対の係止片7eが設けられていて、クリップ7が形成されている。
【0005】 前記せるクリップ7を用いてインナパネル3にウェザストリップ6を取付ける 場合には、ウェザストリップ6のクリップ7挿入孔6aからインナパネル3のク リップ7挿入孔3aの順にクリップ7をガイド部7d側から挿入する。この挿入 により、クリップ7の頭部7a周縁がウェザストリップ6に食い込むと同時に、 係止片7eが拡がった状態でインナパネル3の反ウェザストリップ6側の面に係 止して、図4に示す如くクリップ7の頭部7a周縁のウェザストリップ6表面へ の食い込み状態の保持とクリップ7の抜け止めを行う。
【0006】
しかしながら、クリップ7の円筒部7b外周面と、インナパネル3のクリップ 7挿入孔3aとウェザストリップ6のクリップ7挿入孔6aの内周面との間に隙 間Aがあるので、シールが不完全となって図5矢印bで示す如く隙間Aを通って 雨水が車室内に侵入し、雨水に直接晒される個所が腐食し、又、外界からの雑音 や空気の車室内への流入が生じて乗員に不快感を与える、という不具合な点があ る。
【0007】 本考案は、上述の実情に鑑み、車室内を外界の風雨、埃、音等から遮断し得る ウェザストリップの締結部構造を提供することを目的とするものである。
【0008】
本考案は、頭部と、該頭部の中心に軸方向に向け連なって拡径部を頭部側にし て設けられた擂鉢形状部と、該擂鉢形状部の反頭部側に軸方向に向け連なって設 けられた円筒部と、該円筒部の反擂鉢形状部側に軸方向に向け連なって設けられ た脚部と、該脚部の側面に頭部に向い反った状態で設けられた複数の係止片とか らなるクリップを備え、ボディ部材に圧接されるウェザストリップの反ボディ部 材側の面に前記クリップの頭部を埋める凹部を形成すると共に、該凹部の底面部 からボディ部材の反ウェザストリップ当接面までの寸法を前記頭部の擂鉢形状部 側端面と係止片先端との間隔より厚くし、前記凹部に連なるようウェザストリッ プに設けた前記クリップの円筒部が通過可能なクリップ挿入孔を、該クリップ挿 入孔の周縁に前記クリップの擂鉢形状部の外周が当接する大きさとし、ウェザス トリップのクリップ挿入孔に連なるようボディ部材に設けたクリップ挿入孔を前 記ウェザストリップのクリップ挿入孔よりも大きく且つ前記クリップの係止片先 端がボディ部材の反ウェザストリップ側に接触し得る大きさとしたことを特徴と するウェザストリップの締結部構造、にかかるものである。
【0009】
ボディ部材にウェザストリップを固定した際に、ボディ部材のクリップ挿入孔 の内側に突出した、ウェザストリップのクリップ挿入孔の内周縁部を、クリップ の擂鉢形状部のテーパ面に押圧した状態にし得るので、クリップの脚部とボディ 部材との間のシールを行うことができて、外界から車室内への雨水や埃等の侵入 を防止できる。
【0010】
以下、図1、図2を参照しつつ本考案の実施例について説明する。
【0011】 先ずクリップ8について説明するに、傘形状の頭部8aと、該頭部8aの中央 部に拡径部を頭部8a側にして軸方向に向け連なって設けられた擂鉢形状部8b と、該擂鉢形状部8bの反頭部8a側の中央部に軸方向に向け連なって設けられ た円筒部8cと、該円筒部8cの反擂鉢形状部8b側に軸方向に向け連なって設 けられた脚部8dと、脚部8dの反円筒部8c側先端に設けられた截頭円錐形状 のガイド部8eと、脚部8dの側面に頭部8aに向け外側に反った状態で且つ脚 部8dの軸心に対し対称に設けられた一対の係止片8fと、からクリップ8は形 成されており、前記頭部8aと擂鉢形状部8bと円筒部8cと脚部8dとガイド 部8eと一対の係止片8fとは夫々一体に成形されている。
【0012】 次に、前記インナパネル3等のボディ部材9とウェザストリップ10の、クリ ップ8を挿入する部分について説明するに、円筒部8cの径寸法uより大で且つ 係止片8fの拡がった先端部間の間隔寸法vより小である径寸法wのクリップ挿 入孔9aがボディ部材9の所要個所に穿設されており、クリップ挿入孔9aと同 心状にウェザストリップ10の反ボディ部材9側の面に、クリップ8の頭部8a を埋める凹部10aが形成されていて、該凹部10aの底面とボディ部材9との 重なり部の厚み寸法xがクリップ8の頭部8aの擂鉢形状部8b側周縁部と係止 片8fの先端との離隔寸法yより大きくなっており、凹部10aの底面に、クリ ップ挿入孔9aと連なるよう円筒部8cの径寸法uと等しいか略等しい径寸法z のクリップ挿入孔10bが、クリップ挿入孔9aと同心状に穿設されている。即 ち、ウェザストリップ10のクリップ挿入孔10bの内側部分10cを、ボディ 部材9のクリップ挿入孔9aの内側に突出した状態になるように形成する。前記 せる各寸法は、u<w<v,y<x,z=u(z≒u)の関係にある。
【0013】 クリップ8によりウェザストリップ10をボディ部材9に取付ける場合につい て説明する。
【0014】 クリップ8を図1に示す如くウェザストリップ10の凹部10a側に、ガイド 部8eをクリップ挿入孔10bに向けて配し、クリップ8をガイド部8eからウ ェザストリップ10のクリップ挿入孔10b及びボディ部材9のクリップ挿入孔 9aの順に頭部8aが凹部10a内に収納されるまで挿入していく。そうすると 、ウェザストリップ10のクリップ挿入孔10bの内側部分10cは、その径寸 法zが円筒部8cの径寸法uと略等しいので、ボディ部材9のクリップ挿入孔9 a側に押圧され突出した状態で該クリップ挿入孔9aの縁部と擂鉢形状部8bテ ーパ部とで挾持された状態になる。従って、図2に示す如くクリップ挿入孔9a の縁部と擂鉢形状部8bテーパ面との間において、ウェザストリップ10のクリ ップ挿入孔10bの内側部分10cによりシールがなされた状態になり、ウェザ ストリップ10のクリップ挿入孔10b及びボディ部材9のクリップ挿入孔9a とクリップ8の円筒部8cとの間から雨水が車室内に流れ出ることを防止するこ とができる。又、雨水のみならず埃や雑音等の車室内への侵入をも防止すること ができる。
【0015】 尚本考案は、図示し説明した実施例にのみ限定されることなく、例えばクリッ プ8の脚部8dにその軸心に対し対称に係止片8fを複数対設けること、クリッ プ8の脚部8dに係止片8fを複数奇数個周方向等間隔に設けること、ドアの開 閉部以外の部分に適用することは任意であり、その他、本考案の要旨を逸脱しな い限り種々変更を加え得ることは勿論である。
【0016】
以上述べたように本考案のウェザストリップの締結部構造によれば、外界から 車室内への雨水や埃等の侵入を防止することができると共に、クリップの頭部を 完全にウェザストリップに嵌め込むことができるので見栄えがよくなる、等種々 の優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案のウェザストリップの締結部構造におけ
るクリップをウェザストリップに挿入固定する前の状態
を示す一部切断側面図である。
るクリップをウェザストリップに挿入固定する前の状態
を示す一部切断側面図である。
【図2】本考案のウェザストリップの締結部構造を示す
一部切断側面図である。
一部切断側面図である。
【図3】従来のウェザストリップを取付ける際に用いる
クリップを示す側面図である。
クリップを示す側面図である。
【図4】従来のウェザストリップの取付け部分を示す一
部切断側面図である。
部切断側面図である。
【図5】自動車のドア開閉部の概略を示す断面図であ
る。
る。
8 クリップ 8a 頭部 8b 擂鉢形状部 8c 円筒部 8d 脚部 8e ガイド部 8f 係止片 9 ボディ部材 9a クリップ挿入孔 10 ウェザストリップ 10a 凹部 10b クリップ挿入孔 10c 内側部分
Claims (1)
- 【請求項1】 頭部と、該頭部の中心に軸方向に向け連
なって拡径部を頭部側にして設けられた擂鉢形状部と、
該擂鉢形状部の反頭部側に軸方向に向け連なって設けら
れた円筒部と、該円筒部の反擂鉢形状部側に軸方向に向
け連なって設けられた脚部と、該脚部の側面に頭部に向
い反った状態で設けられた複数の係止片とからなるクリ
ップを備え、ボディ部材に圧接されるウェザストリップ
の反ボディ部材側の面に前記クリップの頭部を埋める凹
部を形成すると共に、該凹部の底面部からボディ部材の
反ウェザストリップ当接面までの寸法を前記頭部の擂鉢
形状部側端面と係止片先端との間隔より厚くし、前記凹
部に連なるようウェザストリップに設けた前記クリップ
の円筒部が通過可能なクリップ挿入孔を、該クリップ挿
入孔の周縁に前記クリップの擂鉢形状部の外周が当接す
る大きさとし、ウェザストリップのクリップ挿入孔に連
なるようボディ部材に設けたクリップ挿入孔を前記ウェ
ザストリップのクリップ挿入孔よりも大きく且つ前記ク
リップの係止片先端がボディ部材の反ウェザストリップ
側に接触し得る大きさとしたことを特徴とするウェザス
トリップの締結部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP064299U JPH0618038U (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | ウェザストリップの締結部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP064299U JPH0618038U (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | ウェザストリップの締結部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0618038U true JPH0618038U (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=13254235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP064299U Pending JPH0618038U (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | ウェザストリップの締結部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618038U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020003912A (ko) * | 2000-06-24 | 2002-01-16 | 이계안 | 클립 |
JP2014104835A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車体構造 |
JP2015020700A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | スズキ株式会社 | シール材の取付構造 |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP064299U patent/JPH0618038U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020003912A (ko) * | 2000-06-24 | 2002-01-16 | 이계안 | 클립 |
JP2014104835A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車体構造 |
JP2015020700A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | スズキ株式会社 | シール材の取付構造 |
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