JPH0617970Y2 - 折戸の下部案内部材 - Google Patents

折戸の下部案内部材

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JPH0617970Y2
JPH0617970Y2 JP7520587U JP7520587U JPH0617970Y2 JP H0617970 Y2 JPH0617970 Y2 JP H0617970Y2 JP 7520587 U JP7520587 U JP 7520587U JP 7520587 U JP7520587 U JP 7520587U JP H0617970 Y2 JPH0617970 Y2 JP H0617970Y2
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JP
Japan
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folding door
lower guide
rail
lower rail
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JP7520587U
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JPS63184969U (ja
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良一 高橋
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高橋金物株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、折戸を案内する下レールに係合する下部案内
部材に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に第8図に示す如く、折戸Aの下端には下レールB
にスライド自在に係合する下部案内部材Pが突設され、
上端には上レールQにスライド自在に係合する上部案内
部材Rが設けられている。下レールBは上面が狭幅の開
口部Cに形成されているので、この場合に下部案内部材
Pが折畳時に抜け出ないようにその下端部が膨出されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで一般に折戸Aの取付作業に際しては、折戸Aを
上レールQに吊り下げした後に折戸Aと下レールBとの
垂直をみながら割り付けするが、折戸Aを下レールBに
取付ける場合、下部案内部材Pが下レールBの端面から
差し込まれる構造となっていたために、作業者は、下レ
ールBを固定する前に予め下部案内部材Pを係入してお
かなければならない。下レールBの固定後に下部案内部
材Pを折戸Aの下端に固定しなければならず、その取付
が面倒で、作業性が悪いという問題点があった。かかる
問題点は、下レールBが長尺化する程、一層顕著になる
ものであった。
また、実開昭57−183371号には、細長直方体と
した下部案内部材が提案されている。この下部案内部材
を折戸下端に予め取付しておくとすると、下部案内部材
の突出長で折戸が斜めに吊り下げられ、下レールの上面
開口部から差し込みすることができないものである。吊
り下げ後に下部案内部材を下レールの上面開口部から差
し込みできるとしても、叙述の如く下部案内部材を折戸
の下端に取付しなければならず、依然作業性の悪い点が
解消できなかった。しかも、この下部案内部材は折戸閉
止位置で下レールに係合しておらずに単に差し込みされ
ているだけであるので、上面開口部から抜け出し易い欠
点があった。とくに、折畳みに伴ってレール側方へ折戸
荷重が移動して偏位するために、容易に抜け出し、故障
を誘発し易いものであった。
而して、本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、下
レールに下部案内部材を容易に係合できるようにするこ
とにより、取付けの作業性を向上できるようにした折戸
の下部案内部材の提供を、その目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上面開口部が狭幅の下レールに案内される折
戸の下端に取付られ上下動自在に下部案内部材が突設さ
れ、該下部案内部材の下端には、上記開口部に係合する
膨出部が形成されると共に該膨出部には開口部から差し
込んでその幅を変更することができる割溝が設けられて
なる折戸の下部案内部材である。
〔作用〕
下部案内部材を上方へ後退させた状態で折戸を下レール
上に位置させる。その後、下部案内部材を下方へ突出さ
せると共に、膨出部を下レールへ向け押圧する。上記膨
出部は、割溝によりその幅が変更されて下レール内に差
し込まれる。上記膨出部は、上記下レール内に一旦差し
込まれた後は拡がることにより、該下レールに係合して
抜けなくなる。
〔考案の実施例〕
以下に本考案の第一実施例を第1図乃至第4図に基づき
説明する。
図中、1は折戸Aの横框下端に上下動自在に突設される
下部案内部材で、上面開口部Cが狭幅の下レールBに係
合して案内される。上記下部案内部材1の下端には上面
開口部Cよりも径大の膨出部2が形成されると共に、該
膨出部2を狭めて上記上面開口部Cから差込むことがで
きる割溝3が下端から上部に向けて形成されている。図
中4は割溝3によって形成される弾性片である。
詳述すると、下部案内部材1は、円柱状に樹脂成形する
ことができ、その上端には係合突部6が突設され、上端
近傍のねじ孔5には横方向へ操作杆7が取付され、下部
には孔8が横方向へ貫設されて止めねじ9が横方向から
ねじ止できるようになっている。この場合、孔8を上下
に設けることによって、各位置でのねじ止を可能にでき
る。
又、前記膨出部2は、上端に水平方向に平坦な抜け止め
面17が形成され、側面の下部には軸芯方向へ傾斜する
ガイド面18が形成されている。前記割溝3は、上記膨
出部2の下端方向へ向けて末広がり状で且つ溝底19が
拡径した形状に構成でき、溝底19が膨出部2よりも上
位に設けられている。ここで、割溝3は膨出部2が狭め
られたときに、上記下レールBの上面開口部Cよりも狭
まることができる程度に設定されている。
斯る下部案内部材1は、ケース10の内部収納穴13に
収容され、収容孔13に沿う長孔15から突出する操作
杆7によって上下動自在に構成されている。上記収容穴
13は下側が挿入口14として開放しているので、下部
案内部材1が下方から挿入可能とされる。上記ケース1
0の下部には挿通孔16が形成され、孔11a,11b
から固定ねじ12により折戸Aに固定される。
さらに、上記ケース10の上記収容穴13の上端には保
持部材20が設けられる。保持部材20は、断面く字状
の保持片21,21と、これら保持片21,21を連通
する連結片22とから構成され、上記保持片21,21
には狭幅の絞り部23が形成されている。上記絞り部2
3は下部案内部材1をケース10内に後退させた状態で
係合突部6を係合保持するものである。上記保持部材2
0は、第4図に示す如く、ケース10の背面から挿入さ
れた後に、蓋体24により閉塞される。
次に、上記構成に基づく作用について説明する。
上レールへの折戸の吊下げ状態において、折戸Aの下端
にはケース10が埋込固定されており、下部案内部材1
は係合突部6が保持片21に挟持されて持上げ状態とな
っている。
次に、挟持力に抗して連結杆9を押下げると、保持片2
1から外れた下部案内部材1は膨出部2が下レールBへ
向けて当接される。膨出部2は上面開口部Cに強く押圧
されるので、先端のガイド面18,18に案内されて開
口部Cに押込されてくる。これに伴なって、弾性片4,
4が割溝3の方向へ縮径されつつさらに押込され、弾性
限界でレール内部へ係入されるに至る。下レールB内に
一旦係入された後にあっては、弾性片4,4が復旧して
広がるので、抜け止め面17が開口部Cの鍔部C′,
C′5,5に衝当することにより、下レールBからの抜
け止めが防止され、スライド自在に案内される。
又、第5図は第2実施例を示す。
本実施例の特徴は、割溝31を先細状とし、且つその溝
底をねじ孔32とし、ねじ孔32に螺合されるねじ33
を先細のテーパ状に設けたことにある。上記割溝31
は、ねじ33をねじ孔32に締め付けることにより、二
点鎖線で示す如く拡開することになる。上記割溝31の
拡開時に、膨出部2は下レールBの開口部Cより幅広に
なるように設定されている。
而して、本実施例においては、上記ねじ33を上記ねじ
孔32に緩めた状態で開口部Cから簡単に係入できる。
又、第6図は本考案の第3実施例を示す。
この特徴は、割溝41が、下方へ向け先細状の溝部42
と、大径穴状の溝底部43とから構成され、且つ溝部4
2を拡開させる楔部材44を設けたことにある。上記楔
部材44は、溝底部43に嵌合する円柱状の係合部45
と、溝部42に嵌合し且つ該溝部42を拡開する拡開部
46とから構成される。上記拡開部46の先端面47
は、上記溝部42と同様に下方へ向け先細状に形成さ
れ、後端面48は下方へ向け末広がり状に形成されてい
る。
従って、上記楔部材44を差し込むと、上記割溝41の
溝部42は上記拡開部46の差し込みにより徐々に拡開
し、膨出部2を幅広化させる。これにより、膨出部2は
下レールの開口部から差し込まれ、差し込まれた後は該
下レールから抜け出ない。
又、第7図は本考案の第4実施例を示す。
この特徴は、割溝51が下方へ向け先端先細状の溝部5
2と、大径穴状の溝底部53とから構成され、且つ該溝
部52を拡開させるカム部材54を設けたことにある。
上記カム部材54は、上記溝底部53に側方から差し込
まれるものである。上記カム部材54は、柱状に形成さ
れ、外径rがらせん状に徐々に拡径する外側面55と、
位置決め面56と、十字状の操作孔57が形成された端
面とを有している。
而して、上記カム部材54を上記割溝51の溝底部53
に嵌合し、その位置決め面56を溝部52の側面に当接
させる。次に、上記操作孔57にドライバ等の先端を係
合させ、矢示F方向へ回転すると、上記溝底部53はカ
ム部材54の外側面55によって押し広げられて溝部5
2は拡開する。このように、膨出部2はカム部材54に
よって幅広化するもので、膨出部2を下レールに差し込
んだ後に該膨出部2を幅広化させることにより、該下レ
ールからの抜けが防止される。
上記各実施例において、下部案内部材1が回転しない構
造を前提として説明したが、回転自在に構成しても良
い。
〔考案の効果〕
以上説明した如く本考案によれば、下レールを所望位置
に固定した後に、該下レールに対して下部案内部材を差
し込むだけで割溝を介して係合することができ、作業者
の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は取付状態の拡大斜視図、第2図は分解斜視図、第3図
は第1図のIII-III線断面図、第4図は第1図のIV-IV線
断面図、第5図の第2実施例を示す要部側断面図、第6
図は第3実施例を示す膨出部の斜視図、第7図は第4実
施例を示す動斜視図、第8図は従来技術を示す斜視図で
ある。 1…下部案内部材、2…膨出部、3,31,41,51
…割溝、A…折戸、B…下レール、C…開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折戸の下端に取付られて上下動自在に突設
    される下部案内部材が狭幅の上面開口部を有する下レー
    ルに係合して案内され、上記下部案内部材の下端には開
    口部に係合する膨出部が形成されると共に、該膨出部に
    は開口部から差し込んでその幅を変更することができる
    割溝が設けられていることを特徴とする折戸の下部案内
    部材。
JP7520587U 1987-05-21 1987-05-21 折戸の下部案内部材 Expired - Lifetime JPH0617970Y2 (ja)

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JP7520587U JPH0617970Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 折戸の下部案内部材

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JP7520587U JPH0617970Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 折戸の下部案内部材

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Publication Number Publication Date
JPS63184969U JPS63184969U (ja) 1988-11-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0736047Y2 (ja) * 1989-10-27 1995-08-16 高橋金物株式会社 折戸の吊り元構造
JP2017014740A (ja) * 2015-06-29 2017-01-19 立川ブラインド工業株式会社 遮蔽装置

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JPS63184969U (ja) 1988-11-28

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