JPH06179490A - 連続液定量注入装置 - Google Patents

連続液定量注入装置

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JPH06179490A
JPH06179490A JP4358884A JP35888492A JPH06179490A JP H06179490 A JPH06179490 A JP H06179490A JP 4358884 A JP4358884 A JP 4358884A JP 35888492 A JP35888492 A JP 35888492A JP H06179490 A JPH06179490 A JP H06179490A
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Japan
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container
liquid
valve mechanism
cylinder
nozzle
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JP4358884A
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Fukuji Abe
福次 安倍
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  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液を多数の容器に一定量づつ連続的に注入す
るための新規な装置を提供する。 【構成】 液溜容器4の下面に計量注入筒機構6を設
け、この計量注入筒機構は通常時は液溜容器内の液を上
バルブ機構8を通じて筒体7内に充填され、一方、鍔1
3が被注入容器wで押し上げられて弁体9aが押し上げ
られると上バルブ機構8が閉鎖され下バルブ機構9が開
放されて、筒体内の液は被注入容器内に注入される。こ
のさい筒体内の空気は空気通路10を通じて出入りさ
れ、また注入口の上端と鍔とは液注入時、少し離反され
て被注入容器内の空気が流出し易いようになされる。斯
かる被注入容器への液注入は容器搬送手段27による同
容器wの搬送中、多数の計量注入筒機構により連続的に
実施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は豆腐汁やジュースなどを
連続的に一定量づつ被注入容器へ供給するさいに使用さ
れる連続液定量注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体を多数の容器に一定量づつ連続的に
供給するものとした液定量注入装置は既に多種のものが
存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、豆腐汁など
の液であってもこれを多数の被注入容器内へ一定量づつ
連続的にかつ円滑に注入することを可能となす新規な連
続液定量注入装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、本発明では一定軸芯廻りに回転駆動される液
溜容器の下面で同軸芯廻りの一定径の円周上に計量注入
筒機構を縦姿勢となして列設し、この計量注入筒機構は
液の注入される筒体と、容器内の液の導入するのを制御
するためこの筒体の上部に設けた上バルブ機構と、筒体
内の液の流出するのを制御するため同筒体の下部に設け
た下バルブ機構と、筒体の液の出入りを可能とするため
の空気通路と、上バルブ機構の弁体と下バルブ機構のそ
れとを連動させるためのバルブ連動機構とを設け且つ下
バルブ機構の弁体の開放作動により筒体内から流出され
る液の流出通路を設けると共にこの通路を下方へ延長し
たノズルを設け且つこのノズルと同体に鍔を設けると共
に下バルブ機構の弁体が上方へ変位されたときにノズル
及びこれの同体部位を解放可能に係止するものとした掛
止機構を設けたものとなし、一方、計量注入筒機構の列
の下方に沿って被注入容器を連続的に搬送するための容
器搬送手段を設けると共に、この搬送手段は前記ノズル
が被注入容器の注入口内へ挿入されるように同被注入容
器を上昇変位させて搬送移動させるものとなし、且つ計
量注入筒機構の回転移動軌跡の途中には掛止機機構の掛
止を解除するための解除機構を設け、ノズルが鍔を介し
て上昇変位されたとき上バルブ機構が閉鎖されて下バル
ブ機構が開放され、逆にノズルが下降変位されたとき上
バルブ機構が開放されて下バルブ機構が閉鎖される構成
となす。
【0005】これによれば、通常状態では上バルブ機構
が開放され、下バルブ機構は閉鎖されるのであり、この
ため液溜容器の液は上バルブ機構を経て筒体内に導かれ
る。このさい筒体の空気は空気通路を経て大気へ流出さ
れることから、液は筒体内へ自重で円滑に流入する。一
方、容器搬送手段が被注入容器を適時に上昇変位させる
と、この容器の液注入口内にノズルが挿入されるのであ
り、このさい液注入ロの上端は鍔を介してノズル、下バ
ルブ機構の弁体、バルブ連動機構及び上バルブ機構を押
し上げるものとなり、これと同時に掛止機構がノズルな
どを係止してこれらを上昇変位した状態に保持する。こ
の後、容器搬送手段の作動により被注入容器が僅かに降
下されて注入口上端が鍔から少し離れた状態となされる
のであり、この状態では上バルブ機構は閉鎖される一
方、下バルブ機構は開放されるものとなって、液溜容器
の液は筒体内への流入を阻止されると共に筒体内の液は
流出通路及びノズルを経て被注入容器内へ流出される。
このさい筒体内には空気通路を経て大気が流入され、ま
た被注入容器内の空気はその注入口と鍔の間を通じて流
出されることから、液は自重で被注入容器内へ円滑に供
給される。なお、液の注入された後は掛止機構が解除機
構により係止を解除され、これに関連して上下のバルブ
機構などが通常状態に復帰され、次の注入に備えるもの
となる。
【0006】また本発明では請求項2に記載したように
下バルブ機構を筒体に嵌挿されるものとなし、筒体には
その周壁下端を曲がり溝状に切り欠いた係止溝を設ける
一方、下バルブ機構の周面にはこの溝に嵌合されるもの
とした操作レバー付の係止体を装着し、この係止体は姿
勢変位操作により係止溝からの抜け出しを規制されるも
のとなし、且つ下バルブ機構が筒体から取り外されたと
きは上バルブ機構及びバルブ連動機構が外方へ引き抜か
れる構成となす。
【0007】これによれば、係止体を姿勢変位操作する
のみで下バルブ機構が筒体から抜き取られ、次いで上バ
ルブ機構や連動機構も筒体内から引き抜かれるものとな
るのであり、したがってこれらの部品はワンタッチ操作
により筒体から取り外すことが可能となり、このため洗
浄のための手間が激減されるのである。
【0008】さらに本発明では請求項3に記載しように
容器搬送手段の搬送経路の計量注入筒機構よりも上流側
となる箇所に、同搬送手段で搬送される被注入容器の注
入口を横切断して開口するものとした注入口切断装置を
設ける。
【0009】これによれば、容器搬送手段の搬送経路の
上流に存在する容器供給箇所に液注入口の閉鎖された状
態の被注入容器を供給することができるのであり、この
ため被注入容器はゴミなどの侵入を阻止されて清浄な状
態を保持し注入直前の同容器の内面の洗浄などを不要と
なす。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る連続液定量注入
装置の要部を示す側面図、図2は同装置の要部を示す正
面図、図3は同装置の要部を示す平面図、図4は同装置
の計量注入筒機構の縦断面図、図5は同装置の計量注入
筒機構周辺を示す斜視図、図6は同装置の筒体及び係止
体に係り(a)は筒体の正面図で(b)は係止体の正面
図、そして図7は同装置の注入口切断装置部分を示す斜
視図である。
【0011】図において、1は基台2に軸受3を介して
回動自在に起立させた縦軸で、高さ途中にスプロケット
4を固定すると共に上端には豆腐汁などの液を蓄えるた
めの液溜容器5を固定してなる。
【0012】液溜容器5の下面で縦軸1廻りの一定半径
の円周上には多数の計量注入筒機構6が縦姿勢となして
列設してある。
【0013】この計量注入筒機構6は次のようなものと
なすのであって、即ち液の注入される筒体7と、容器5
内から筒体7内へ液の流下するのを制御するために筒体
7の上部に設けた上バルブ機構8と、筒体7内の液の流
出するのを制御するために同筒体7の下部に設けた下バ
ルブ機構9と、筒体7内の空気の出入りを可能とした空
気通路10と、上バルブ機構8の弁体8aと下バルブ機
構9の弁体9aとを連動させるためのバルブ連動機構1
1とを設け、且つ下バルブ機構9の弁体9aには筒体7
内から流出される液の流出通路p1を設けると共にこの
通路p1を下方に延長したものとなしたノズル12を設
け、且つこのノズル12と同体に鍔13を設けると共に
下バルブ機構9の弁体9aが上方へ変位されたときにノ
ズル12及びこれの同体部位を解放可能に係止するもの
とした掛止機構14を設けたものとなしてある。
【0014】このさい、空気通路10は上バルブ機構8
の弁体8aに通路p2を設けると共にこの通路p2を液
溜容器5内の上方へ延長させたものとした管体15を設
け、この管体15の上端開口を液溜容器5内の液面より
も上方へ位置させたものとなす。
【0015】バルブ連動機構11は弁体9aの上端面に
凹み孔e1を設けると共にこの凹み孔e1に直棒16の
下端を嵌入させ、且つ同直棒16の上端に細径部17a
と大径部17bからなるバネ受け体17を螺着すると共
に同細径部17aを他の弁体8aの下端面に設けた凹み
孔e2に摺動変位自在に嵌挿し、大径部17bバネ受け
面と弁体8aのバネ受け面との間に圧縮バネ18を装着
すると共に弁体8aの下部で凹み孔e2を横切るように
設けられた長孔mに前記バネ受け体17の細径部17a
に固定された横棒19を挿入し、弁体8aとバネ受け体
17とを縦方向の一定範囲内の相対変位自在に連結した
ものとなす。
【0016】流出通路p1は弁体9aの細径部の中心部
に設けてあって弁体9aが上方へ変位されたとき上部に
設けられた横孔m1を通じて筒体7内と連通されるもの
となす。
【0017】掛止機構14は適宜なものとなし得るが本
実施例では鍔13と屈曲棒手段20からなるものとなし
てあり、ここに屈曲棒手段20は下バルブ機構9の弁座
体9bの周面に固定された支軸21を介して揺動変位自
在に止着された円弧状のアーム部材22を設けると共に
これに係止棒23を固定し、後述する容器搬送手段の作
動に関連して上方へ変位された鍔13の下面に、この係
止棒23の先端が自重作用により支軸21廻りに揺動さ
れて引っ掛かるものとなす。
【0018】また本実施例では筒体7内の掃除を容易と
なすため、下バルブ機構9を筒体7に嵌挿されるものと
なし、且つ図6に示すように筒体7にその周壁下端を曲
がり溝状に切り欠いた係止溝24を設けると共に下バル
ブ機構9の周面にはこの溝24に嵌入されるものとした
操作レバー25a付の係止体25を軸26着してこれの
姿勢変位操作により係止溝24からの係止体25の抜け
出しが規制されるものとなすほか、下バルブ機構9が筒
体7から取り外されたとき上バルブ機構8及びバルブ連
動機構11が自重作用により外方へ引け出る構成となし
てある。
【0019】このさい係止体25の姿勢変位操作により
係止溝24からの係止体25の抜け出しが規制されるも
のとなす機構は種々考えられるが、例えば係止体25を
図6(b)に示すように周囲の一部を切除された円筒体
となし、また係止溝24の最奥部には同図(a)に示す
ように他の位置の係止溝24の巾よりも大きいもので係
止体25の径とほぼ合致した径の円形孔24aを設け、
下バルブ機構9を筒体7に挿入するさいは係止体25の
短い径を係止溝24の巾の方向に合致させてこれをその
溝24内に嵌入し、最奥部に達した後は係止体25の長
い径を係止溝24の巾の方向に合致させるようになし、
一方、下バルブ機構を9を筒体7から抜き出すさいはこ
れの逆の手順を経るものとなす。
【0020】27は計量注入筒機構6・・・の列の下方
に沿って被注入容器wを連続的に搬送するための容器搬
送手段である。
【0021】この搬送手段27は前記ノズル12が適時
に被注入容器wの注入口w1内へ挿入されるように被注
入容器wを上下変位可能に搬送移動させるものとなされ
ており、具体的には次のようになす。
【0022】即ち、前記スプロケット4のほかにもスプ
ロケット28、29を設け、これらのスプロケット4、
28、29間に無端状のチェーン30を巻き掛けると共
にこのチェーン30に被注入容器wを抱持するものとし
た容器保持手段31を列設する。このさい容器保持手段
31は容器wの側部及び底部を支持するためのホルダ3
1aとこれを上下変位自在に案内するものとした支持部
材31bからなる。しかしてスプロケット4には各容器
保持手段31に対応して、ホルダ31aを上下変位させ
るものとした上下駆動梃機構32を設ける。この上下駆
動梃機構32は縦軸1に固定された支持盤33に軸34
を介して上下揺動自在となされたアーム部材35を設け
ると共にこのアーム部材35の先端に球体部35aを形
成し、この球体部35aをホルダ31aの背面に形成さ
れた横溝n内に挿入されるものとなし、且つスプロケッ
ト4の円盤面に案内筒36を縦向きに固定すると共にこ
の案内筒36に摺動軸37を案内させ、この摺動軸37
の上端をアーム部材35の長さ途中に軸38着すると共
に同摺動軸37の下端にローラ39を設け、一方ではこ
のローラ39を案内するための平面視円環状の軌道40
を設けると共にこの軌道40は所要の高低の付与された
ものとなすほか、摺動軸37を常時上方へ変位させるた
めの弾力を付与するためのスプリング41を設ける。さ
らに縦軸1の下端には歯車42を固定し、これを他の歯
車43a、43b及び、伝動軸44を介してモータMに
駆動させるものとなすほか、容器保持手段31の移動軌
跡に沿った適宜箇所にはホルダ31aに保持された容器
wの脱落を阻止するための規制棒(図5及び図7参照)
を設けるようになす。
【0023】また計量注入筒機構6の回転移動軌跡の途
中には掛上機構14の掛止を解除するための図示しない
解除機構を設けるのであって、例えば前記係止棒23の
外方側先端を一時的に上方へ変位させて鍔13の係止を
解除させるものとした屈曲棒などを設ける。
【0024】さらに容器搬送手段27の搬送経路で計量
注入筒機構7・・・よりも上流側となる箇所には、同搬
送手段27で搬送される被注入容器wの起立状注入口w
1を横切断して開口するものとした注入口切断装置45
を設けるのであって、具体的には図7に示すように周縁
に溝46aの設けられた案内円盤46と前記溝46aに
嵌入される刃を周縁に形成された円盤刃47とを設け、
これら両者46、47をモータ48に歯車49a、49
bを介して縦軸50a、50b廻りの所定方向へ回転さ
せ、両者の重合箇所で注入口w1を切断するものとなし
てある。
【0025】なお、図中51は超音波シール装置で液の
注入された被注入容器wの注入口w1を閉塞するための
ものである。
【0026】次に上記の如く構成した本実施例装置の使
用例及びその作動を説明する。モータMを始動して装置
全体を作動状態となした後、容器搬送手段27の搬送経
路で注入口切断装置45よりも上流側、即ち矢印方向f
1の側にある各容器保持手段31のホルダ31aに手操
作で或いは自動供給装置を介して被注入容器wを供給す
る。このさい被注入容器wは注入口w1の閉鎖されたま
まで内面は奇麗な状態に保持されている。
【0027】これらの容器w・・・は容器搬送手段27
に搬送され、注入口切断装置45でその注入口w1を次
々と横切断され、次いで計量注入筒機構6の下方に達す
るのであり、ここに達したホルダ31aはその背面の横
溝nにアーム部材35の球部35aを横方向から挿入さ
れ、以後この状態を一定距離にわたって保持され、計量
注入筒機構6の回転軌跡の特定箇所に達したとき、ロー
ラ39が軌道40で上方へ変位され、これに関連して摺
動棒37、揺動アーム35及び支持部材31bなどが適
宜作動して上方へ変位されるものとなる。
【0028】一方、計量注入筒機構6は通常時は図4に
示すようにノズル12、弁体8a、9a及びバルブ連動
手段11がこれらの自重で降下された状態となっている
のであり、したがって上バルブ機構8は開放され、下バ
ルブ機構9は閉鎖されている。このため液溜容器5内の
液は上バルブ機構8を通じて筒体7内へ流下し、これに
充満される。このさい筒体7内の空気は空気通路10を
通じて大気に流出され、液は円滑かつ迅速に筒体7内に
流下する。
【0029】しかしてホルダ31aが前述したように容
器搬送手段27により上昇変位されると、ノズル12は
図5などに示すように被注入容器wの注入口w1内に挿
入され、注入口w1の上端が鍔13に達すると、鍔13
はこの上端により押し上げられるのであり、これにより
ノズル12、弁体8a、9a、バルブ連動機構11及び
空気通路10の全体が上昇変位されることから、上バル
ブ機構8は弁体8aをスプリング41の弾力を介して弁
座体8bに押圧されて閉鎖され、同時に下バルブ機構9
は弁体9aを弁座体9bから離反されて横孔m1が筒体
7内と流出通路p1とを連通させるものとなって開放さ
れる。この時点から筒体7内の液は流出通路p1へ向け
て流出を開始する。
【0030】そして、さらにノズル12がスプリング4
1の弾力に抗して押し上げられると、鍔13が掛止機構
14の係止棒23の先端を一旦退避させた後これを解放
し、これにより係止棒23は重力作用で原位置に復帰す
るため、鍔13は係止棒23の先端で一定高さ位置に掛
止されるものとなる。
【0031】この後、ホルダ31aは容器搬送手段27
の作動に関連して僅かに降下されてその状態を所要期間
保持されるのであり、これにより筒体7内の液は本格的
に横孔m1、流出通路p1及びノズル12を経てその先
端開口n1から流出し被注入容器w内に注入される。こ
のさい、注入口w1の上端と鍔13とは少し離反される
ものとなって隙間が形成されるのであり、この隙間から
容器w内の空気が大気へ流出されること及び、空気通路
10を通じて大気が筒体7内に流入することから、液は
円滑かつ迅速に被注入容器w内に流入する。
【0032】容器保持装置31が搬送手段27でさらに
移動されると、ホルダ31aは軌道40に案内されるロ
ーラ39の変位に関連して前述とは逆の作動で降下さ
れ、また図示しない解除機構が掛止機構14の掛止を適
時に解除するものとなるのであり、これによりノズル1
2、弁体8a、9a及びバルブ連動機構11は再び降下
されて通常状態に復帰され、筒体7はその内方に再び液
溜容器5の液を充満される。
【0033】一方、液を注入された後の被注入容器wは
搬送手段27でさらに下流側へ移動され、超音波シール
装置51に達したときこの装置で注入口w1を閉塞され
るのであり、かくして製品となされた後の被注入容器w
は人為的に或いは機械的に容器保持手装置31から取り
出されるものとなる。
【0034】ところで、この種の液注入装置は衛生上か
ら作業終了後に丁寧に洗浄することが要請されるのであ
るが、特に計量注入筒機構6の内部は洗浄し難いもので
あり、本実施例装置ではこれが洗浄を次のように行う。
【0035】即ち、操作レバー25aを軸26廻りに揺
動させることにより係止体25を姿勢変更させる。これ
により係止体25の短い径が係止溝24の巾の方向に合
致し、係止体25が係止溝24内から抜け出ることので
きるようなる。次いで下バルブ機構9及びノズル12を
人為力で引っ張るのであり、これによりこれらの部品は
筒体7から抜き出され、さらに弁体9a、8a、バルブ
連動機構11及び空気通路10が下方へ抜き取られるも
のとなる。かくして筒体7はその内部に殆どの部品が存
在しない状態となって洗浄の行い易い状態となる。な
お、洗浄の後は取り外した部品を上記の逆の手順で筒体
7に組みつけるようになす。
【0036】
【発明の効果】以上のように構成した本発明によれば、
液溜容器から筒体内への液の流入や筒体から被注入容器
内への液の流出が円滑かつ迅速に、しかも確実に行える
ものとなり、多数の容器への一定量の液の注入を能率的
に行わしめるものである。
【0037】また請求項2に記戴のものによれば筒体内
の殆どの部品が簡便に取り出せるものとなって洗浄の手
間を大幅に軽減せしめるものである。
【0038】さらに請求項3に記載ものによれば被注入
容器の注入口を切断開放した直後に液を注入し得るもの
となり、同容器の内面を液の注入直前に洗浄する手間を
省略できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に係る連続式液定量注入
装置の側面図である。
【図2】同装置の正面図である。
【図3】同装置の平面図である。
【図4】同装置の計量筒機構の縦断面図である。
【図5】同装置の計量注入筒機構周辺を示す斜視図であ
る。
【図6】同装置の筒体と係止体に係り(a)は筒体の正
面図で(b)は係止体の正面図である。
【図7】同装置の注入口切断装置部分を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 縦軸(一定軸芯) 5 液溜容器 6 計量注入筒機構 7 筒体 8 上バルブ機構 8a 上バルブ機構の弁体 9 下バルブ機構 9a 下バルブ機構の弁体 10 空気通路 11 バルブ連動機構 12 ノズル 13 鍔 14 掛止機構 24 係止溝 25 係止体 25a 操作レバー 27 容器搬送手段 45 注入口切断装置 p1 流出通路 w 被注入容器 w1 注入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定軸芯廻りに回転駆動される液溜容器
    の下面で同軸芯廻りの一定径の円周上に計量注入筒機構
    を縦姿勢となして列設し、この計量注入筒機構は液の注
    入される筒体と、容器内の液の導入するのを制御するた
    めこの筒体の上部に設けた上バルブ機構と、筒体内の液
    の流出するのを制御するため同筒体の下部に設けた下バ
    ルブ機構と、筒体の液の出入りを可能とするための空気
    通路と、上バルブ機構の弁体と下バルブ機構のそれとを
    連動させるためのバルブ連動機構とを設け且つ下バルブ
    機構の弁体の開放作動により筒体内の液の流出される流
    出通路を設けると共にこの通路を下方に延長したノズル
    を設け且つこのノズルと同体に鍔を設けると共に下バル
    ブ機構の弁体が上方へ変位されたときにノズル及びこれ
    の同体部位を解放可能に係止するものとした掛止機構を
    設けたものとなし、一方、計量注入筒機構の列の下方に
    沿って被注入容器を連続的に搬送するための容器搬送手
    段を設けると共に、この搬送手段は前記ノズルが適時に
    被注入容器の注入口内へ挿入されるように同被注入容器
    を適時に上昇変位させるものとなし、且つ計量注入筒機
    構の回転移動軌跡の途中には掛止機構の掛止を解除する
    ための解除機構を設け、ノズルが鍔を介して上昇変位さ
    れたとき上バルブ機構が閉鎖されて下バルブ機構が開放
    され、逆にノズルが下降変位されたとき上バルブ機構が
    開放されて下バルブ機構が閉鎖されることを特徴とする
    連続液定量注入装置。
  2. 【請求項2】 下バルブ機構を筒体に嵌挿されるものと
    なし、筒体の周壁下端を曲がり溝状に切り欠いた係止溝
    を設けると共に下バルブ機構の周面にはこの溝に嵌合さ
    れるものとした操作レバー付の係止体を装着し、この係
    止体は姿勢変位操作により係止溝からの抜け出しを規制
    されるものとなし、且つ下バルブ機構が筒体から取り外
    されたとき上バルブ機構及び連動機構が外方へ引き抜か
    れる構成であることを特徴とする請求項1記載の連続液
    定量注入装置。
  3. 【請求項3】 容器搬送手段の計量注入筒機構よりも搬
    送経路上流側となる箇所に同搬送手段で搬送される被注
    入容器の注入口を横切断して開口するものとした注入口
    切断装置を設けたことを特徴とする請求項1記戴の連続
    液定量注入装置。
JP4358884A 1992-12-08 1992-12-08 連続液定量注入装置 Pending JPH06179490A (ja)

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JP4358884A JPH06179490A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 連続液定量注入装置

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JP4358884A JPH06179490A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 連続液定量注入装置

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