JPH06179475A

JPH06179475A - 包装体及び包装装置

Info

Publication number: JPH06179475A
Application number: JP33207092A
Authority: JP
Inventors: Hiroko Yamamoto; 山本広子
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1992-12-11
Filing date: 1992-12-11
Publication date: 1994-06-28

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、包装体及び包装装置に係わり、主に
管球を包装するものに関する。【構成】本願発明は、挿入口を有する袋状の包装体にお
いて、上記挿入口から挿入する方向と非平行な方向にや
ぶれる切断予定部が形成されていることを特徴とする。【作用】本発明では、包装体にミシン目または切込等の
切断予定部が形成されているので、この切断予定部を境
にして上記包装体の両端を引っ張り、切断予定部で２分
割する。そして、管球の口金方向の包装体の半分は捨
て、バルブ方向の包装体はそのまま残し、この包装体を
介して管球を保持し、ソケットへねじ込むことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の目的】

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、包装体及び包装装置に
係わり、主に管球を包装するものに関する。

【０００３】

【従来の技術】従来、一般用、店舗用等として、石英の
管形ガラスバルブを有するハロゲン電球がある。通常こ
の種の電球は、一つ一つビニール袋に入れられ、これを
直方体の個装箱の中に入れられて包装されている。さら
に、この様に個装されたものは、例えば５０個単位毎に
外装箱に入れられて出荷されている。

【０００４】次に、この電球のソケットへの装着時に
は、個装箱に入っている電球をビニール袋とともに箱か
ら取り出す。この後、ビニール袋を破って中の電球を取
り出し、この電球のガラスバルブ近辺を指で掴んで、口
金をソケットにねじ込んで装着している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしなから、石英の
ガラスバルブの表面を素手で触れると失透し、ハロゲン
電球等の管球の早期光束低下や短寿命が発生することが
あった。この様な場合、運用面で、特にソケットへの装
着時に石英ガラスバルブの表面を触れないようにするこ
と、装着時には口金部ないしこの周辺を掴むこと、等の
注意事項を指摘していたが、根本的な課題の解決ではな
かった。

【０００６】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、ハロゲン電球等の管球そのものの改善ではなく、
管球を包んでいる包装体及び包装装置に着眼し、この包
装をうまく利用することにより、使用上バルブの表面を
素手で触れることをなくし、上記管球の早期光束低下や
短寿命等を防止する包装体及び包装装置を提供すること
を目的とする。

【０００７】

【発明の構成】

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項第１項記載の第一の発明は、挿入口を
有する袋状の包装体において、上記挿入口から挿入する
方向と非平行な方向にやぶれる切断予定部が形成されて
いることを特徴とする。

【０００９】また、請求項第２項記載の第二の発明は、
一端に挿入口を有する袋状のほぼ長方形の包装体におい
て、上記挿入口から挿入する方向と直交する方向に、ミ
シン目または切込が形成されていることを特徴とする。

【００１０】また、請求項第３項記載の第三の発明は、
挿入口を有し、この挿入口から挿入する方向と直交する
方向に形成されたミシン目または切込を有する袋状の包
装体と、この包装体に収容された管球とを具備すること
を特徴とする。

【００１１】また、請求項第４項記載の第四の発明は、
管形ガラスバルブの一端に形成された封止部方向に口金
が取り付けられてなる管球を切断予定部が形成された袋
状の包装体に収容してなる包装装置において、上記切断
予定部は、上記口金部以外に位置していることを特徴と
する。

【００１２】また、請求項第５項記載の第五の発明は、
挿入口を有し、この挿入口から挿入する方向と直交する
方向に形成されたミシン目または切込を有する袋状の包
装体と、この包装体に収容された管球と、上記管球を収
容した包装体を収納する個装箱とを具備することを特徴
とする。

【００１３】さらにまた、請求項第６項記載の第六の発
明は、第三の発明ないし第五の発明において、上記管球
は、石英の管形ガラスバルブを有すること特徴とする。

【００１４】

【作用】本願第一ないし第六の発明では、包装体にミシ
ン目または切込等の切断予定部が形成されているので、
この切断予定部を境にして上記包装体の両端を引っ張
り、切断予定部で２分割する。そして、管球の口金方向
の包装体の半分は捨て、バルブ方向の包装体はそのまま
残し、この包装体を介して管球を保持し、ソケットへね
じ込む。したがって、石英のガラスバルブの表面を触れ
ず、ソケットへ装着することが可能となった。

【００１５】

【実施例】本願発明を第１図ないし第３図を参照して説
明する。まず、第１図において、管球であるハロゲン電
球（１）は、フィラメントが内蔵された透明な石英ガラ
スからなる管形ガラスバルブの一端を封止し、この封止
部にセラミック製でねじ込みタイプの口金が装着された
構造となっている。そして、この電球（１）は、包装体
であるほぼ長方形をした透明なポスチレン製のビニール
袋（２）に収容されている。

【００１６】上記ビニール袋（２）には、電球（１）の
挿入方向と直交する方向に切断予定部であるミシン目
（２ａ）が形成され、その挿入口（２ｂ）は、折り曲げ
られている。上記ミシン目（２ａ）は、上記電球（１）
が収容されたときに、バルブ表面に位置しないように、
また口金部に位置しないように、配慮され形成されてい
る。また、切断予定部は、切込でもよい。

【００１７】次に、上記電球（１）を収容したビニール
袋（２）を収納する個装箱（３）を第２図を参照して説
明する。この箱（３）は、厚紙または段ボールで、ほぼ
直方体に形成されている。この箱（３）の一端には、電
球（１）を収容したビニール袋（２）を収納する挿入口
（３ａ）があり、２枚のフラップ（３ａ１），（３ａ
２）と、蓋（３ａ３）により挿入口（３ａ）を閉じるこ
とができる。また、他端には緩衝機構（３ｂ）が形成さ
れている。つまり、係合孔（３ｂ１）及び折り目（３ｂ
２）が形成されたフラップ（３ｂ３）を箱（３）内部に
折り込み、次に係合舌片（３ｂ４）及び折り目（３ｂ
５）が形成されたフラップ（３ｂ６）をフラップ（３ｂ
３）の上に折り込み、係合舌片（３ｂ４）を係合孔（３
ｂ１）に差し込んで両フラップ（３ｂ３）及び（３ｂ
６）を固定する。

【００１８】これによって、箱（３）内部には折り込み
部分が形成され、電球（１）を衝撃等から保護する緩衝
機構（３ｂ）が形成される。また、箱（３）内部のビニ
ール袋（２）に入った電球（１）を取り出す時のため
に、箱（３）の中央部付近にジッパ（３ｃ）及びこれに
接続してミシン目（３ｄ）が形成されている。したがっ
て、挿入口（３ａ）を開けることなく、上記ジッパ（３
ｃ）を切り取り、ミシン目（３ｄ）に沿って箱（３）を
２分割して容易に電球（１）を取り出すことができる。

【００１９】また、ビニール袋（２）に収容された電球
（１）を収納した個装箱（３）の縦断面を第３図に示
す。これによると、緩衝機構（３ｂ）方向に、電球
（１）のバルブが配置されている。したがって、管形ガ
ラスバルブの軸方向の衝撃に強い包装装置を得ることが
できる。

【００２０】さらにまた、電球（１）を図示しないソケ
ットへ装着する様子を第４図を参照して説明する。ま
ず、ビニール袋（２）に収容された電球（１）を個装箱
（３）から取り出す。次に、ビニール袋（２）のミシン
目（２ａ）を境にしてビニール袋（２）の両端を引っ張
り、ミシン目（２ａ）で２分割する。そして電球（１）
口金方向にビニール袋（２）の半分は捨て、バルブ方向
のビニール袋（２）はそのまま残し、このビニール袋
（２）を介して電球（１）を保持し、ソケットへねじ込
む。したがって、石英ガラスバルブの表面を触れず、ソ
ケットへ装着することが可能となった。

【００２１】なお、電球（１）の石英ガラスバルブの表
面には、可視光透過赤外線反射膜などの薄膜が形成され
ていても良く、この場合には薄膜に傷などが生じること
がなく、電球（１）を装着することができる。

【００２２】

【発明の効果】本願第一ないし第六の発明おいては、包
装体にミシン目または切込等の切断予定部が形成されて
いるので、この切断予定部を境にして上記包装体の両端
を引っ張り、切断予定部で２分割する。そして、管球の
口金方向の包装体の半分は捨て、バルブ方向の包装体は
そのまま残し、この包装体を介して管球を保持し、ソケ
ットへねじ込むことができる。したがって、石英ガラス
バルブの表面を触れず、ソケットへ装着することが可能
となった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す包装体に管球が収容さ
れた正面図。

【図２】本発明の一実施例を示す包装体に収容された管
球を収納する個装箱の斜視図。

【図３】本発明の一実施例を示す包装体に収容された管
球を収納する個装箱の縦断面図。

【図４】本発明の一実施例を示す包装体に収容された管
球をソケットに装着する際の模式図。

【符号の説明】

１…管球、２…包装体、２ａ…切断予定部、２ｂ…挿入
口、３…個装箱。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】挿入口を有する袋状の包装体において、上
記挿入口から挿入する方向と非平行な方向にやぶれる切
断予定部が形成されていることを特徴とする包装体。
【請求項２】一端に挿入口を有する袋状のほぼ長方形の
包装体において、上記挿入口から挿入する方向と直交す
る方向に、ミシン目または切込が形成されていることを
特徴とする包装体。
【請求項３】挿入口を有し、この挿入口から挿入する方
向と直交する方向に形成されたミシン目または切込を有
する袋状の包装体と、この包装体に収容された管球と、を具備することを特徴とする包装装置。
【請求項４】管形ガラスバルブの一端に形成された封止
部方向に口金が取り付けられてなる管球を切断予定部が
形成された袋状の包装体に収容してなる包装装置におい
て、上記切断予定部は、上記口金部以外に位置している
ことを特徴とする包装装置。
【請求項５】挿入口を有し、この挿入口から挿入する方
向と直交する方向に形成されたミシン目または切込を有
する袋状の包装体と、この包装体に収容された管球と、上記管球を収容した包装体を収納する個装箱と、を具備することを特徴とする包装装置。
【請求項６】上記管球は、石英の管形ガラスバルブを有
すること特徴とする請求項３ないし請求項５項記載の包
装装置。