JPH06178969A - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
- Publication number
- JPH06178969A JPH06178969A JP33463392A JP33463392A JPH06178969A JP H06178969 A JPH06178969 A JP H06178969A JP 33463392 A JP33463392 A JP 33463392A JP 33463392 A JP33463392 A JP 33463392A JP H06178969 A JPH06178969 A JP H06178969A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- cleaning liquid
- cleaning
- pipe
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 ワークＷがセットされたパレットＰを浸漬槽
２内に浸漬させる昇降枠１２に、ラックアンドピニオン
機構４により回動自在な洗浄液供給用パイプ１５を取り
付け、該昇降枠１２を下降させてワークＷの浸漬洗浄を
する際に、上記パイプ１５を回動させて浸漬槽２内の洗
浄液の攪拌を行うようにした。 【効果】 気泡を発生させて洗浄液の攪拌を行う従来の
ものに比し、洗浄液を十分に攪拌することができ、これ
によりワークＷの表面に接する洗浄液を常に交換し洗浄
効果を上げる。
２内に浸漬させる昇降枠１２に、ラックアンドピニオン
機構４により回動自在な洗浄液供給用パイプ１５を取り
付け、該昇降枠１２を下降させてワークＷの浸漬洗浄を
する際に、上記パイプ１５を回動させて浸漬槽２内の洗
浄液の攪拌を行うようにした。 【効果】 気泡を発生させて洗浄液の攪拌を行う従来の
ものに比し、洗浄液を十分に攪拌することができ、これ
によりワークＷの表面に接する洗浄液を常に交換し洗浄
効果を上げる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱処理後のワーク等を
洗浄液を満たした浸漬槽内に浸漬して洗浄を行う洗浄装
置に関する。
洗浄液を満たした浸漬槽内に浸漬して洗浄を行う洗浄装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば熱処理を施した後のワークの表面
にはごみや熱処理工程で用いる油分等が付着しており、
そのため熱処理後のワークの表面を洗浄する必要があ
る。このような場合、ワークの細部に至るまで洗浄する
ために、洗浄液を満たした浸漬槽内にワークを浸漬して
洗浄を行っている。そして、この浸漬洗浄が終了すると
浸漬槽からワークを取り出し、清浄な洗浄液をワークに
吹き付けてすすぎを行っている。
にはごみや熱処理工程で用いる油分等が付着しており、
そのため熱処理後のワークの表面を洗浄する必要があ
る。このような場合、ワークの細部に至るまで洗浄する
ために、洗浄液を満たした浸漬槽内にワークを浸漬して
洗浄を行っている。そして、この浸漬洗浄が終了すると
浸漬槽からワークを取り出し、清浄な洗浄液をワークに
吹き付けてすすぎを行っている。
【０００３】ここで、浸漬槽にワークを浸漬して洗浄を
行う場合には、浸漬槽内の洗浄液を攪拌してワーク表面
に接する洗浄液を常に交換させることにより洗浄効果を
上げることができる。このため、従来より浸漬槽の底部
に気泡発生用のノズルを設け、該ノズルから気泡を発生
させてこの気泡の上昇力により洗浄液を攪拌している。
行う場合には、浸漬槽内の洗浄液を攪拌してワーク表面
に接する洗浄液を常に交換させることにより洗浄効果を
上げることができる。このため、従来より浸漬槽の底部
に気泡発生用のノズルを設け、該ノズルから気泡を発生
させてこの気泡の上昇力により洗浄液を攪拌している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
浸漬槽内の洗浄液を気泡の上昇力により対流させ攪拌し
ているが、浸漬槽内にワークが浸漬されると、ワークが
気泡の上昇を阻害し、十分に洗浄液が対流せず洗浄液の
攪拌が十分に行われないという不具合が生じる。尚、気
泡の発生量を必要以上に増加させると、気泡がワークに
接触して、ワークに洗浄液が接する部分が減少し洗浄効
率が低下する。
浸漬槽内の洗浄液を気泡の上昇力により対流させ攪拌し
ているが、浸漬槽内にワークが浸漬されると、ワークが
気泡の上昇を阻害し、十分に洗浄液が対流せず洗浄液の
攪拌が十分に行われないという不具合が生じる。尚、気
泡の発生量を必要以上に増加させると、気泡がワークに
接触して、ワークに洗浄液が接する部分が減少し洗浄効
率が低下する。
【０００５】そこで本発明は、上記不具合を解決すべ
く、ワークを浸漬槽内に浸漬して洗浄を行う際に、浸漬
槽内の洗浄液を十分に攪拌することのできる洗浄装置を
提供することを目的とする。
く、ワークを浸漬槽内に浸漬して洗浄を行う際に、浸漬
槽内の洗浄液を十分に攪拌することのできる洗浄装置を
提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、浸漬槽内にワークを浸漬して洗浄を行う
洗浄装置において、ワークを載置した状態で昇降し下降
端位置で該ワークを浸漬槽内に浸漬させる昇降枠を設け
ると共に、該昇降枠に、ワークの中心を通る垂直軸線回
りに回動自在であってワークに対向する洗浄液噴射ノズ
ルが並設された洗浄液供給パイプを、少なくとも該パイ
プの一部が昇降枠の下降端位置で浸漬槽内に浸漬される
ように取り付けたことを特徴とする。
に、本発明は、浸漬槽内にワークを浸漬して洗浄を行う
洗浄装置において、ワークを載置した状態で昇降し下降
端位置で該ワークを浸漬槽内に浸漬させる昇降枠を設け
ると共に、該昇降枠に、ワークの中心を通る垂直軸線回
りに回動自在であってワークに対向する洗浄液噴射ノズ
ルが並設された洗浄液供給パイプを、少なくとも該パイ
プの一部が昇降枠の下降端位置で浸漬槽内に浸漬される
ように取り付けたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】ワークを浸漬洗浄すべく浸漬槽内に浸漬してい
る間は本来使用しない上記洗浄液供給パイプをワークと
共に浸漬槽内に浸漬させ、この状態で該パイプを回動さ
せることにより洗浄液の攪拌を行う。これにより、気泡
のみにより洗浄液を攪拌する場合より十分に洗浄液を攪
拌することができ、かつ気泡ではすることのできない洗
浄液の横方向の攪拌を行うことができる。
る間は本来使用しない上記洗浄液供給パイプをワークと
共に浸漬槽内に浸漬させ、この状態で該パイプを回動さ
せることにより洗浄液の攪拌を行う。これにより、気泡
のみにより洗浄液を攪拌する場合より十分に洗浄液を攪
拌することができ、かつ気泡ではすることのできない洗
浄液の横方向の攪拌を行うことができる。
【０００８】
【実施例】図１及び図２を参照して、ガイドレール１３
に沿い昇降シリンダ１１によって昇降される昇降枠１２
が設けられてる。該昇降枠１２の底部にはガイドレール
１４が設けられ、かつ逆Ｌ字状の４本の洗浄液供給用の
パイプ１５は昇降枠１２の上部に取り付けられたラック
アンドピニオン機構４のピニオンギヤ４１の回動軸に取
り付けられており、ラック４２に連結された揺動シリン
ダ４３の作動により９０°範囲で正逆回動するように構
成されている。このパイプ１５には回動中心に向って洗
浄液を噴出する洗浄液噴射ノズルが並設されている。そ
して、この回動軸下端には下方に向って洗浄液を噴出す
べく多数の洗浄液噴射ノズルを備えたショートパイプ１
５ａが取り付けられている。
に沿い昇降シリンダ１１によって昇降される昇降枠１２
が設けられてる。該昇降枠１２の底部にはガイドレール
１４が設けられ、かつ逆Ｌ字状の４本の洗浄液供給用の
パイプ１５は昇降枠１２の上部に取り付けられたラック
アンドピニオン機構４のピニオンギヤ４１の回動軸に取
り付けられており、ラック４２に連結された揺動シリン
ダ４３の作動により９０°範囲で正逆回動するように構
成されている。このパイプ１５には回動中心に向って洗
浄液を噴出する洗浄液噴射ノズルが並設されている。そ
して、この回動軸下端には下方に向って洗浄液を噴出す
べく多数の洗浄液噴射ノズルを備えたショートパイプ１
５ａが取り付けられている。
【０００９】また、該昇降枠１２の下方には洗浄液を満
たした浸漬槽２が配設され、この浸漬槽２の底部には図
外のコンプレッサから供給される圧力空気の供給通路で
ある元管３から分岐され、気泡発生用のノズルを備えた
送気チューブ２２が複数並設されている。更に、図示し
ないが、該浸漬槽２にはポンプにより常時洗浄液が供給
されており、これによりオーバーフローした洗浄液は浸
漬槽２の外周に設けられた樋２１により集められ、洗浄
液タンクに戻されて洗浄液から汚れを分離した後、この
洗浄液を浸漬槽２に再供給するようにした。
たした浸漬槽２が配設され、この浸漬槽２の底部には図
外のコンプレッサから供給される圧力空気の供給通路で
ある元管３から分岐され、気泡発生用のノズルを備えた
送気チューブ２２が複数並設されている。更に、図示し
ないが、該浸漬槽２にはポンプにより常時洗浄液が供給
されており、これによりオーバーフローした洗浄液は浸
漬槽２の外周に設けられた樋２１により集められ、洗浄
液タンクに戻されて洗浄液から汚れを分離した後、この
洗浄液を浸漬槽２に再供給するようにした。
【００１０】更に、上記昇降枠１２が上昇端位置にある
状態で、水平シリンダ１７によりガイドレール１３の下
方を該ガイドレール１３の長手方向に対して直角方向に
往復される水平パイプ１６が設けられており、該水平パ
イプ１６には上方に向って洗浄液を噴出するよう複数個
の洗浄液噴射ノズルが並設されている。
状態で、水平シリンダ１７によりガイドレール１３の下
方を該ガイドレール１３の長手方向に対して直角方向に
往復される水平パイプ１６が設けられており、該水平パ
イプ１６には上方に向って洗浄液を噴出するよう複数個
の洗浄液噴射ノズルが並設されている。
【００１１】ところで、上記ワークＷは本実施例の場
合、自動変速機に使用されるカウンタシャフトであり、
パレットＰはこれに載置するワークＷの個数と同数の開
口部ＰＨを有するベース板ＰＬと井桁状のガイド枠ＰＵ
とを各々の４隅及び中央の５か所で連結棒ＰＢを介して
上下に連結したものである。また開口部ＰＨの周縁部上
面には互いに等間隔を存して少なくとも３個の支持突起
ＰＳが立設され、ワークＷの一側周面に設けられたギヤ
部ＷＧの側面を該支持突起ＰＳにて支持し、有底の深穴
部ＷＨが下方に向って開口するようにした。
合、自動変速機に使用されるカウンタシャフトであり、
パレットＰはこれに載置するワークＷの個数と同数の開
口部ＰＨを有するベース板ＰＬと井桁状のガイド枠ＰＵ
とを各々の４隅及び中央の５か所で連結棒ＰＢを介して
上下に連結したものである。また開口部ＰＨの周縁部上
面には互いに等間隔を存して少なくとも３個の支持突起
ＰＳが立設され、ワークＷの一側周面に設けられたギヤ
部ＷＧの側面を該支持突起ＰＳにて支持し、有底の深穴
部ＷＨが下方に向って開口するようにした。
【００１２】上記構成によれば、昇降シリンダ１１の作
用により昇降枠１２と共にパレットＰを浸漬槽２内に浸
漬させワークＷを浸漬洗浄する際に、まず送気チューブ
２２のノズルにより気泡を発生させ浸漬槽２内の洗浄液
を攪拌し、更に、この状態で浸漬槽２内に浸かっている
パイプ１５を揺動シリンダ４３の作用により回動させ洗
浄液を横方向にも攪拌する。尚、このとき更にワークＷ
が浸漬槽２から出ない範囲で昇降枠１２を上下させ、浸
漬槽２内の攪拌を行うようにしてもよい。そして所定時
間浸漬洗浄すると、昇降枠１２と共にパレットＰを引き
上げ、引き続き揺動シリンダ４３の作動によりパイプ１
５及びショートパイプ１５ａを、洗浄液をワークＷに噴
出しながら９０°範囲で正逆回動させてワークＷの表面
をすすぐと共に、水平シリンダ１７の作動により水平パ
イプ１６をワークＷの下方に移動させ深穴部ＷＨ内に洗
浄液を噴出し該深穴部ＷＨ内をすすぐ。
用により昇降枠１２と共にパレットＰを浸漬槽２内に浸
漬させワークＷを浸漬洗浄する際に、まず送気チューブ
２２のノズルにより気泡を発生させ浸漬槽２内の洗浄液
を攪拌し、更に、この状態で浸漬槽２内に浸かっている
パイプ１５を揺動シリンダ４３の作用により回動させ洗
浄液を横方向にも攪拌する。尚、このとき更にワークＷ
が浸漬槽２から出ない範囲で昇降枠１２を上下させ、浸
漬槽２内の攪拌を行うようにしてもよい。そして所定時
間浸漬洗浄すると、昇降枠１２と共にパレットＰを引き
上げ、引き続き揺動シリンダ４３の作動によりパイプ１
５及びショートパイプ１５ａを、洗浄液をワークＷに噴
出しながら９０°範囲で正逆回動させてワークＷの表面
をすすぐと共に、水平シリンダ１７の作動により水平パ
イプ１６をワークＷの下方に移動させ深穴部ＷＨ内に洗
浄液を噴出し該深穴部ＷＨ内をすすぐ。
【００１３】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、洗浄液供給用パイプを回動して浸漬槽内の洗
浄液を攪拌するように構成したので、該洗浄液を十分に
攪拌することができ、浸漬槽内に浸漬されたワークの表
面に接する洗浄液を常に交換しワークに対する洗浄効果
を上げることができる。
によれば、洗浄液供給用パイプを回動して浸漬槽内の洗
浄液を攪拌するように構成したので、該洗浄液を十分に
攪拌することができ、浸漬槽内に浸漬されたワークの表
面に接する洗浄液を常に交換しワークに対する洗浄効果
を上げることができる。
【図１】 本発明が適用される洗浄装置の構成を示す正
面図
面図
【図２】 II−II断面図
１ 洗浄装置 ２ 浸漬槽 ３ 元管 ４ ラックアンドピニオ
ン機構 １１ 昇降シリンダ １２ 昇降枠 １５ 洗浄液供給用パイプ ２２ 送気パイプ ４１ ピニオンギヤ ４２ ラック ４３ 揺動シリンダ Ｐ パレット Ｗ ワーク
ン機構 １１ 昇降シリンダ １２ 昇降枠 １５ 洗浄液供給用パイプ ２２ 送気パイプ ４１ ピニオンギヤ ４２ ラック ４３ 揺動シリンダ Ｐ パレット Ｗ ワーク
Claims (1)
- 【請求項１】 浸漬槽内にワークを浸漬して洗浄を行う
洗浄装置において、ワークを載置した状態で昇降し下降
端位置で該ワークを浸漬槽内に浸漬させる昇降枠を設け
ると共に、該昇降枠に、ワークの中心を通る垂直軸線回
りに回動自在であってワークに対向する洗浄液噴射ノズ
ルが並設された洗浄液供給パイプを、少なくとも該パイ
プの一部が昇降枠の下降端位置で浸漬槽内に浸漬される
ように取り付けたことを特徴とする洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33463392A JPH06178969A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33463392A JPH06178969A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06178969A true JPH06178969A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18279564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33463392A Pending JPH06178969A (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06178969A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108543791A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-09-18 | 张莹 | 一种呼吸内科患者用具清洁处理系统 |
| CN108823587A (zh) * | 2018-08-27 | 2018-11-16 | 松阳上上德盛不锈钢有限公司 | 一种全自动密封式酸液循环酸洗池 |
| CN112663071A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-04-16 | 博峰汽配科技(芜湖)有限公司 | 一种用于钢丝生产的自动酸洗处理加工装置 |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP33463392A patent/JPH06178969A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108543791A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-09-18 | 张莹 | 一种呼吸内科患者用具清洁处理系统 |
| CN108823587A (zh) * | 2018-08-27 | 2018-11-16 | 松阳上上德盛不锈钢有限公司 | 一种全自动密封式酸液循环酸洗池 |
| CN112663071A (zh) * | 2020-12-10 | 2021-04-16 | 博峰汽配科技(芜湖)有限公司 | 一种用于钢丝生产的自动酸洗处理加工装置 |
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