JPH061788Y2 - 射出成形機のオイルタンク装置 - Google Patents

射出成形機のオイルタンク装置

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JPH061788Y2
JPH061788Y2 JP9536690U JP9536690U JPH061788Y2 JP H061788 Y2 JPH061788 Y2 JP H061788Y2 JP 9536690 U JP9536690 U JP 9536690U JP 9536690 U JP9536690 U JP 9536690U JP H061788 Y2 JPH061788 Y2 JP H061788Y2
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JP
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oil tank
injection molding
molding machine
oil
machine body
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JP9536690U
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JPH0452028U (ja
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淳一 鈴木
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株式会社新潟鐵工所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は射出成形機のアクチュエーターに供給される作
動油を貯蔵するオイルタンク装置に関するものである。
[従来の技術] 射出成形機における型締操作、あるいは射出操作等は、
一般に、油圧シリンダ−等のアクチュエーターの動力を
利用して行なわれている。
従来、このアクチュエーターへ供給される作動油を貯蔵
するオイルタンク装置は、第4図に示すように射出成型
機のマシンボディ内の型締側または射出側に上記マシン
ボディとは別に形成されて設置されており、各アクチュ
エーターに油圧配管を介して接続された構造が採られて
いる。
すなわち射出成型機のマシンボディ内の射出側に直方体
状に形成されて設置された該オイルタンク1には、サク
ションパイプ2を介して油圧ポンプ3が接続されてお
り、該油圧ポンプ3には、型締シリンダ4およびエジェ
クターシリンダ5等のアクチュエーターに加圧側、減圧
側の配管を束ねたパイプ7a、パイプ7bで接続され
た、マンホールド各種電磁弁等が一体に組み付けられて
成る型締ブロック6が、配管8を介して接続されてい
る。
また型締ブロック6は、戻り油配管8aを介してオイル
タンク1に接続されている。
オイルタンク1は、上部にエアブリーザー10を備え、
さらに内部には作動油に浸る位置に隔壁11を備えてい
る。
さらに、オイルタンク1は、図示していないが、射出成
形機の射出側についても型締側と同様に、各アクチュエ
ーターおよびその他の機器へ配管によって接続してい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記のように従来のオイルタンク1はマ
シンボディの一方に片寄らせて設置されているので、オ
イルタンク1から離れた位置に有るアクチュエーターに
対する配管が長くなり、また、射出成形機のマシンボデ
ィ内の他の機器との干渉を避けて配されるために配管経
路も規制されて複雑なものとなる。
従って、射出成形機の設計の自由度が拘束されるほか、
修理、メンテナンスの上での障害となる。
また、一般にオイルタンク1に冷却装置を設けて作動油
の温度をある範囲内に保持することが行なわれるが、上
記オイルタンク1は、箱型構造であって、マシンボディ
内の限られた空間内に設置されるためにその表面積を多
く採ることができず、オイルタンク1自体に、あまり冷
却効果を期待することが出来なかった。
本考案は、上記事情を鑑みてなされたものであって、オ
イルタンク1と接続する各機器の間に設ける配管の長さ
を縮小し、オイルタンクの表面積を増して、高い放熱性
を確保でき、かつ、省スペース化を図ることができる射
出成形機のオイルタンク装置を提供することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するためになされた射出成形機
の作動流体給排装置であって、射出成形機のマシンボデ
ィ構成部材内に中空部を形成して作動油の流路を形成す
るとともに、前記射出成型機に設けられたアクチュエー
ターの作動油の戻り部を、前記マシンボディ構成部材の
内部の流路へ連通させてなることを特徴とする。
[作用] 本考案の射出成形機のオイルタンク装置によれば、マシ
ンボディ構成部材内に作動油の流路を形成したから、該
流路が作動油を貯留するオイルタンクの一部として用い
られ、射出成形機のアクチュエーターからの作動油の戻
り油は、表面に露出するマシンボディ構成部材内部の比
較的長い流路を流れる間に異物が沈澱され、外気により
十分に冷却されて後、オイルタンクへ流入する。
また、マシンボディ構成部材はアクチュエーターの近傍
に配されるから、上記流路とアクチュエーターとを結ぶ
配管は、その長さを短く単純に成り、作動油の上記流路
への戻りは抵抗を少なく円滑に行なわれる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図を参照し
て説明する。
なお、これら図中第4図および第5図に示した装置と同
一の構成部分には同一の符号を付しその詳細説明を省略
する。
第1図および第2図において21は、本考案のオイルタ
ンク装置であって、射出成形機のマシンボディを構成す
る構成部材の内、射出成型機の反操作側の下部のマシン
ボディ構造部材を利用して、その内部空間を作動油を収
容するタンクの一部、もしくは作動油の流路22に形成
し、これを射出成形機のマシンボディ射出側の下部に設
けられている箱形のオイルタンク24に配管23で接続
した点に特徴を有するものである。
さらに詳述すれば、前記射出成型機のマシンボディA
は、機械の操作側と反操作側において上下に配設され、
長手方向に延長された断面角形のパイプから成る四本の
構造部材P、P、P、Pを複数の角パイプから
成る縦部材Bと横部材Cとで結合して直方体状の枠体に
形成されており、該マシンボディAの反操作側のマシン
ボディ構造部材Pは、他のマシンボディ構成部材から
独立した液密空間を有している。
前記マシンボディ構造部材Pには、型締側の端部にお
いて、型締ブロック6がその位置の戻り油配管8bで接
続され、さらに上記マシンボディ構造部材Pの略中央
より他端部寄りには、配管23によってオイルタンク2
4がその設置位置近くで接続されている。
該オイルタンク24には、従来と同様にサクションパイ
プ2によって油圧ポンプ3が接続されている。
以上のように、本実施例のオイルタンク装置2において
は、型締シリンダ4、エジェクターシリンダ5や型締ブ
ロック6等の油圧機器に利用されオイルタンク24内の
作動油が油圧ポンプ3によって加圧された配管8を経
て、除圧の際の戻り油は戻り油配管8bを通って油圧機
器の設置位置近くでマシンボディ構造部材P内部空間
で形成された流路22に流入し、オイルタンク24に戻
って再び油圧ポンプ3に送られる。
上記本実施例のオイルタンク装置21によれば、作動油
が角パイプから成るマシンボディ構造部材P内の流路
22を経てオイルタンク24へ戻される際に、マシンボ
ディ構造部材P内部の大きな容積を有する流路22を
配管としては勿論、オイルタンク24の一部として利用
でき、その分だけ、射出成形機のマシンボディ内に設け
るオイルタンク24の小型化を図ることができる。
同時に前記マシンボディ構造部材Pの表面は射出成形
機の表面に露出していて放熱性が高く、したがって作動
油の冷却効果が高められる。
また、型締ブロック6とマシンボディ構造部材Pとは
至近距離に配置されていることから、これらを接続する
戻り油配管8bの長さを大幅に縮小でき射出成形機の省
スペース化を図ることができる上、コストの低減につな
がる。
さらに、流路22は長い角パイプから成るマシンボディ
構造部材Pの内部に形成されているから、さらに外表
面積が大きなものと成り、冷却効果のさらなる向上を見
込めるほか、作動油の流路が長くなることで作動油中の
混入物の沈澱効果や消泡効果が得られて作動油の交換周
期を長くすることができる。
第3図は、本考案の第2実施例であり、図中の符号26
は射出成形機のマシンボディAの下部のマシンボディ構
造部材P、Pと下部の左右の横部材C、Cと結合さ
れて成る長方形のフレームにおいて、各部材の内部に設
けられた空間を液密に連通させて形成した流路27と、
該流路27に配管23によって接続されているオイルタ
ンク24で構成されたオイルタンク装置を示す。
流路27には型締側に設けられた型締ブロック6の一対
の戻り油配管8c、8dが、それぞれ操作側および反操
作側で接続されている。
その他の構成は、前記実施例と同様に構成されている。
上記のオイルタンク装置26によれば、前記第1実施例
に示すオイルタンク装置21よりも作動油の流路を射出
成形機の外周部に長く取ることができるので、オイルタ
ンク24は前記第1実施例のオイルタンク24よりも小
型化が可能であって、同時に前記第1実施例のものより
も自由に表面積が大きい形状で形成することができる。
また、オイルタンク装置26によれば流路27が長くな
ることにより、前記のオイルタンク装置21よりも作動
油中の混入物の沈澱、消泡効果が得られる上、さらに冷
却効果を向上させることができる。
さらに、作動油の性状の維持のためにオイルタンクに作
動油浄化装置を設けることがあるが、以上の効果によっ
て該装置を設ける必要が無くなるか、または該装置を縮
小することができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の射出成形機のオイルタン
ク装置によれば、射出成形機のマシンボディ構造部材内
に中空部を形成して作動油の流路を形成するとともに、
前記射出成型機に設けられたアクチュエーターの作動油
の戻り部を、前記マシンボディ構造部材の内部の流路へ
連通させてなることを特徴とするから、前記マシンボデ
ィ構造部材の流路を作動油の貯留タンクの一部として用
い、射出成形機の内部に設けられる前記貯留タンクを小
型化して射出成形機内部を省スペース化することができ
る。
また、マシンボディ構造部材の表面が外部に大きく露出
させられていることから、該オイルタンク装置を放熱性
の優れた表面積の大きい形状に形成することができる。
したがって、射出成形機のマシンボディ内部の省スペー
ス化に伴って、機器の配置や機器の間に設ける配管の設
計の自由度が高められ、また修理およびメンテナンスの
上の障害が少なくなるほか、作動油が十分な冷却効果を
得られることによってその温度を適度に保ってアクチュ
エーターの各機器の作動を円滑にすることができる。
さらに上記の利点に加えて、射出成形機のマシンボディ
構成部材をオイルタンク装置として利用するから、該オ
イルタンク装置と各アクチュエーターやその他の油圧機
器との距離が狭められて各機器の配管が短くて簡単と成
り、その施工が容易に成るといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の射出成形機の一実施例の正面図、第2
図は第1のイ−イ矢視図、第3図は本考案の第2実施例
における第2に対応する図面、第4図は従来の射出成形
機のオイルタンク装置を示す正面図、第5図は従来のオ
イルタンクの平面図である。 4……型締シリンダ(アクチュエーター)、 5……エジェクターシリンダ、 (アクチュエーター)、 21、26……オイルタンク装置、 22、27……流路、 P、P、P、P……構造部材(構成部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出成形機のマシンボディ構成部材内に中
    空部を形成して作動油の流路を形成するとともに、前記
    射出成型機に設けられたアクチュエーターの作動油の戻
    り部を、前記マシンボディ構成部材の内部の流路へ連通
    させてなることを特徴とする射出成形機のオイルタンク
    装置。
JP9536690U 1990-09-11 1990-09-11 射出成形機のオイルタンク装置 Expired - Lifetime JPH061788Y2 (ja)

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JPH0452028U JPH0452028U (ja) 1992-05-01
JPH061788Y2 true JPH061788Y2 (ja) 1994-01-19

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