JPH0617866A - 長手方向に調節可能なガススプリングとそのようなガススプリングを備えたチェアー - Google Patents

長手方向に調節可能なガススプリングとそのようなガススプリングを備えたチェアー

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JPH0617866A
JPH0617866A JP6410593A JP6410593A JPH0617866A JP H0617866 A JPH0617866 A JP H0617866A JP 6410593 A JP6410593 A JP 6410593A JP 6410593 A JP6410593 A JP 6410593A JP H0617866 A JPH0617866 A JP H0617866A
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gas spring
housing
chair
piston
stop
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JP6410593A
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Guenther Siebenhaar
ジーベンハール ギュンター
Herbert Wolf
ヴォルフ ヘルベルト
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Suspa Compart AG
Original Assignee
Suspa Compart AG
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/02Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using gas only or vacuum
    • F16F9/0209Telescopic
    • F16F9/0245Means for adjusting the length of, or for locking, the spring or dampers
    • F16F9/0263Means for adjusting the length of, or for locking, the spring or dampers characterised by actuation means, e.g. manually-operated lever arrangement

Abstract

(57)【要約】 【目的】 調節装置とガススプリングの組み立てと分解
が容易なガススプリングを提供する。 【構成】 ハウジングと、当該ハウジングから案内され
たピストンロッドと、ハウジングに向かう方向での長手
方向調節のために移動可能な作動ピンと、ハウジングに
向かう作動ピンの移動のための液圧調節装置とを備え、
ハウジングが収容部に導入されるべき起動装置と、液圧
管を介して起動装置と連結する制御装置とを有し、作動
ピンに密接する起動装置の起動ピストンが、制御装置の
手動により移動可能な操作ピストンに液圧的に繋がって
いる長手方向に調節可能なガススプリングにおいて、調
節装置25が独立した構造ユニットになっていて、起動
装置26が起動装置とガススプリング6との間の連結を
生じ解放するための手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の前提部分に
係る長手方向に調節可能なガススプリング、即ち、ハウ
ジングと、当該ハウジングから案内されたピストンロッ
ドと、ハウジングに向かう方向での長手方向調節のため
に移動可能な作動ピンと、ハウジングに向かう作動ピン
の移動のための液圧調節装置とを備え、ハウジングが、
ガススプリングに関連した収容部に導入されるべき起動
装置と、液圧管を介して起動装置と連結する制御装置と
を有し、作動ピンに密接する起動装置の起動ピストン
が、制御装置の手動により移動可能な操作ピストンに液
圧的に繋がっている長手方向に調節可能なガススプリン
グ、及び請求項2の前提部分に係るそのようなガススプ
リングを装着したチェアー、即ち、調節装置を備えたガ
ススプリングからなるチェアー支柱を備え、ガススプリ
ングの円錐固定区分を保持するための円錐収容部を有す
るチェアーに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
なタイプの長手方向調節可能なガススプリングにおい
て、起動装置は、ガススプリング又はそれを取り巻く補
助的懸架チューブの、バルブ用作動ピンに関連した区分
にまとめられている。
【0003】ヨーロッパ特許出願公開公報第42382
8号(EP 0 423 828 A1) において、内部バルブの作動用
の作動ピンに対向するガススプリングの端部に、液圧室
を収容する補助的ハウジングを設けることが公知であ
る。この端部は、ピストンロッドの外側自由端部か又は
当該ピストンロッドの存在すると反対側のハウジングの
端部にあたる。ピンによって外側から作動されるべき作
動ピストンは、この液圧室内に移動するように配置され
ている。更に、起動ピストンがこの液圧室から突出し、
作動ピンに密接している。このために、第一に、液圧伝
達又は減速によってバルブの作動ピンの移動のために手
動で働かされるべき力が影響されうる。
【0004】ドイツ連邦共和国特許第1554478号
(DE-PS 15 54 478) において、液圧管を介して制御装置
を、そのバルブがピストン内に配置されているガススプ
リングの中空ピストンロッドと連結することが公知であ
る。制御装置が作動すると、液圧流体は、ピストン内に
位置した弁ステムの補助ピストンに作用する。
【0005】本発明の目的は、調節装置とガススプリン
グの組み立てと分解が容易に可能であるような一般的な
種類のガススプリングを提供することにあり、またその
ようなガススプリングを備えた一般的タイプのチェアー
の構造を示すことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の前提部分に係
る長手方向に調節可能なガススプリングにおいて、この
課題は、請求項1の特徴部分の内容によって、即ち、調
節装置を独立した構造ユニットの形状とすること、及び
起動装置に起動装置とガススプリングとの間の連結を生
じ解放するための手段を備えることによって、解決され
る。本発明に従うやり方は、調節装置全体を、ガススプ
リングと容易に連結され取り外される、それ自身独立し
た構造ユニットとするもので、ガススプリング又は嵌め
込み装置が損なわれた場合には非常に簡単に交換でき
る。とりわけ、組み立ての際、例えば、ガススプリング
をチェアー内に挿入する場合、連結は組み立て操作の最
後で容易になされる。
【0007】下記する実施の態様は、請求項1に従う解
決法の少なくとも部分的に創意に富むか有利な例を示し
ている。
【0008】請求項2に特定されるように、本発明に係
る調節装置を備えたガススプリングを有するチェアー
の、本発明に係る具体化は、調節装置が、チェアーの製
造中に、シート又はシートキャリアに必須部分として提
供されることを保証する。チェアー支柱として供される
ガススプリングの組み立て又は分解は、次いで、ガスス
プリングの作動ピンを作動するための機械的操作レバー
が利用できるように、簡単なやり方で行われる。ガスス
プリングと起動装置との間に嵌め込み係合を生ずること
は、ガススプリングがチェアーに固定される場合に、独
立して行われる。係合を解くことは、ガススプリングが
チェアー又はチェアーシートから取り外される場合に、
独立して行われる。ガススプリングなる用語は、長手方
向に調節可能なガススプリングに直接用いられるが、ま
た補助的懸架管に配置されたガススプリングにも用いら
れる。
【0009】更に有利な、又は少なくとも部分的に創意
に富む具体化は、下記する実施の態様から明らかにな
る。
【0010】
【実施例】本発明の更なる特徴、利点及び詳細は、図面
に関連した下記の3つの例の記載から明らかにされる。
【0011】図1にオフィスチェアー1が示される。地
面上でキャスター2に支持されたチェアースタンド3が
あり、これに上方に延びるチェアー支柱が付けられてい
る。チェアー支柱は、ガイド管5を有し、長手方向に調
節可能なガススプリング6がこの中に配置され、そのピ
ストンロッドがガイド管5の底に固定されている。ガス
スプリング6のハウジング7はガイド管5内を移動可能
に案内される。ハウジング7の上方端部は、シート8を
支持するチェアーのシートキャリア9に固定されてい
る。チェアーは、肘掛け10、10’と通常のように普
通は揺動可能な背もたれ11とを有する。シート8を備
えたシートキャリア9は、ガススプリング6の長手方向
調節によって、対応する垂直な高さ調節の矢印12に従
い、セットされることが可能である。一方、背もたれ1
1は、揺動軸方向矢印13に従い、セットされることが
可能である。高さの調節可能なチェアー支柱としてガイ
ド管5内に長手方向に調節可能なガススプリング6を配
設することは、(米国特許第3711054号及び日本
特許第892209号に相当する)ドイツ連邦共和国特
許第1931012号(German Patent 19 31 012) で一
般的に公知であり、広く実用化されている。
【0012】図2に、長手方向に調節可能なガススプリ
ング6を示す。そのハウジング7は、補助的で実質的に
円筒形の懸架管14内に配置されている。既述のピスト
ンロッド15は、ガススプリング6のハウジング7の一
端から案内され、一方作動ピン16は、ハウジング7内
に位置するバルブの作動のためにピストンロッド出口と
は反対側のハウジング7の端部から突出している。当該
弁は、ガススプリング6の長手方向の調節のために作動
ピン16によって作動されなければならない。
【0013】作動ピン16に隣接する端部で、補助的懸
架管14は、ガススプリング6の中央長手方向軸線18
に向かって内側に曲がった縁部19を有した円錐形状に
テーパーのついた固定区分17を備えている。スペーサ
スリーブ20は固定区分17内に配置され、軸線18方
向に縁部19に密接している。作動ピン16に隣接する
ガススプリング6のハウジング7のフロント部21は、
順にこのスリーブ20に密接している。
【0014】雌ねじ部22は、ピストンロッドの存在す
る箇所に隣接する補助的懸架管14の区分に形成されて
おり、ピストンロッド15を取り囲む環状ナット23が
その中にねじ締められ、ピストンロッド出口と関したガ
ススプリング6のハウジング7のフロント部24に密接
している。この環状ネット23によって、ガススプリン
グ6のハウジング7は、スペーサスリーブ20に保持さ
れ、当該スリーブは順に縁部19に保持されている。そ
れ故ガススプリング6のハウジング7は補助的懸架管1
4に係止される。記載された限りにおいて、実施例はヨ
ーロッパ特許公告公報第133524号(EP 0 133 524
B1、米国特許第4979719号及び日本特許第181
8872号に相当する) から公知であり、実用に供され
ている。
【0015】液圧調節装置は、液圧起動装置26、液圧
制御装置27及び当該装置に連結する耐圧性でフレキシ
ブルな液圧管28からなって備えられている。
【0016】起動装置26は、実質的に円筒形のハウジ
ング29を有しており、その円筒形液圧室30に、シー
ル部材32によってシールされた起動ピストン31が移
動可能に案内される。液圧室30は、一方面を起動ピス
トン31によって閉じられ、他方面をハウジング29の
フロント壁33によって閉じられている。当該壁に、液
圧管28用の連結支管34が形成され、液圧管が液圧室
30と連結している。
【0017】ハウジング29は円筒形状であり、図2に
示されるように、スペーサスリーブ20に容易に導入可
能であるけれども実質的な間隙はないような外径を有し
ている。外側に面した表面で、起動ピストン31は、ガ
ススプリング6の作動ピン16を収容し環状フランジに
よって規定されるか形成される凹部35を有している。
【0018】フロント壁33の半径方向周縁部に位置す
る区分に、起動装置26のハウジング29は、直径方向
で相対し軸線18に向かって弾性的に曲げられうる弾性
止め凸縁部36を備える。これらは、スペーサスリーブ
20での組みの切り欠き部38に係合する顎状の止め突
出部37を有する。更にこれらは、外側の自由操作チッ
プ39に向かう方向で止め突出部37に続く切り欠き部
40を有する。当該切り欠き部は軸線18に関して外側
半径方向に開いていて、固定区分17の縁部19及びス
リーブ20の隣接縁部41とそれぞれ係合している。起
動装置26を懸架管14の固定区分17に組み立てるた
めに、ハウジング29は導入され、起動ピストン31が
作動ピン16に密接する。導入中、止め突出部37の円
錐ガイド表面42は、縁部41と縁部19上をそれぞれ
滑り、止め凸縁部36は、相互に押され、即ち軸線18
に向かい押される。勿論、オペレータは止め凸縁部36
をその操作チップ39と一緒に押すこともでき、それは
同じ効果を有する。導入操作の終わりで操作チップ39
が解放された後、止め凸縁部36はその弾性力ゆえに外
側に動き、その結果、止め突出部37は切り欠き部38
に嵌まり込む。更に縁部41と縁部19は、それぞれの
止め凸縁部36での切り欠き部40と係合する。起動装
置26はそれ故懸架管14中に、そしてガススプリング
6に関して係止される。取り外しのために、止め凸縁部
の操作チップ39を一緒に押圧し、記述の止めを解放す
る。
【0019】制御装置27も円筒形ハウジング43を有
し、その中に円筒形液圧室44が形成され、操作ピスト
ン45がシール部材46によって移動可能にシールされ
ている。操作ピン47は操作ピストン45と共に一体的
に形成され、ハウジング43の一端から案内される。他
端で、液圧室44はハウジング43のフロント壁48に
よって閉じられており、当該壁に連結支管49が形成さ
れ、これに液圧管28が固定され、それ故、当該管は液
圧室44と連結する。雄ねじ部50がハウジング43の
外側に備えられ、これによって制御装置27は例えばチ
ェアー1の肘掛け10に固定されてもよい。この場合、
液圧管28は例えば肘掛け10を介してシートキャリア
に案内される。
【0020】起動ピストン31とハウジング29でのフ
ロント壁33の間に規定される液圧室30、液圧管2
8、及び操作ピストン45とハウジング43のフロント
壁48の間に規定される液圧室44は、非圧縮性流体で
満たされる。制御装置27の操作ピン47が外側から制
御装置のハウジング43に押される場合、起動ピストン
31は結果としてハウジング29のフロント壁33から
動き、ガススプリングの作動ピン16をガススプリング
のハウジング7内に押し、ハウジング7に位置したバル
ブを開口する。ガススプリング6は、ピストンロッド1
5がハウジング7を出ることによって、あるいはピスト
ンロッド15がハウジング7内に押されることによって
長さを調節可能である。操作ピン47が解放される場
合、ガススプリング6内のガス圧は、動作ピンを再び外
側に押し、起動ピストン31をハウジング29のフロン
ト壁33に向かう方向に動かす。液圧室30から排出さ
れた流体は、液圧管28を介して、液圧室44に流れ込
み、操作ピン47付きの操作ピストン45を元の位置に
押し戻す。
【0021】操作ピストン45が不用意にハウジング4
3から取り外されないようにするために、操作ピン47
にほぼ平行して延在しハウジング43の案内スリット5
2に案内される止め凸縁部51が備えられる。案内スリ
ット52は液圧室44と重複して接触することは決して
ない。案内スリット52はまた、操作ピストン45とと
もに操作ピン47の最大操作動程を規定し、同時に起動
装置26の起動ピストン31が、ガススプリング6と連
結する条件においてもハウジング29から押し出されな
いことを保証する。したがって、操作の準備が整った場
合、調節装置25は、貯蔵され、取り外され、固定され
うる独立の構造要素である。
【0022】図3に係る例示的な実施例において、調節
装置25は図2のそれと同じである。したがって部分的
にのみ図示されている。図3に係る実施例の場合、独立
の構造ユニットを形成する調節装置は、長手方向に調節
可能なガススプリング53を作動するために用いられ、
その円筒形ハウジング54はその止め端部に固定要素5
5を備える。このガススプリング53において、バルブ
は、ハウジングの止め端部の近傍に備えられる代わりに
ピストン内に配置される。このピストンは、固定要素5
5から離れたハウジング54の側で、当該ハウジングか
らシールされるように案内されたピストンロッド56に
配置される。作動ピン57は、中央長手方向軸線58の
方向に移動するために、中空ピストンロッド内に案内さ
れる。シール部材59はハウジング54の外側に位置し
たピストンロッド56の自由端部近傍に備えられ、攻撃
媒体が外側からガススプリングに入り込むことを防止す
る。ピストンロッド56のこの外側端部の近傍に、ピス
トンロッドはまた雄ねじ部60を備える。中空ピストン
ロッド56を介して作動するそのような長手方向に調節
可能なガススプリング53は、ドイツ連邦共和国特許公
開公報第3825077号(DE 38 25 077 A1、米国特許
第4949941号及び特開平1−186201号に相
当する)から公知であり、広く実用化されている。
【0023】固定要素61は雄ねじ部60上に配置され
る。これは、止めナット63によって係止される所でピ
ストンロッド56の雄ねじ部60上にねじ締めされた管
状連結要素62内に形成される。固定要素61と固定要
素55は同じく、一方が他方に向かい動く、特に一方が
他方に向かい旋回する二つの部分上でガススプリングを
旋回可能に間接連結するために供される。例えば、その
ような長手方向調節可能なガススプリング53が、シー
トキャリア9、故にシート8に関して背もたれ11を揺
動するために使用されてもよい。比較的短い長手方向に
調節可能なガススプリングを背もたれ調節のために使用
することは、一般的に例えばヨーロッパ特許公告公報第
144577号(EP 0 144 577 B1、米国特許第4589
697号及び特開昭62−37282号に相当する)か
ら公知であり、広く実用化されている。この場合、この
趣旨で制御装置27は、他方の肘掛け10’に配置され
る。
【0024】管状連結要素62は、ハウジング29に合
うのに適しそのリム部65の近傍に切り欠き部66を備
えた円筒形凹部64を有する。止め凸縁部36の止め突
出部37が当該切り欠き部に係合する。ここでも、作動
ピン57は起動ピストン31内の収容凹部35に密接す
る。
【0025】調節要素25’が使用され、その起動装置
26’がチェアーのシートキャリア9に係止する実施例
を図4に示す。液圧管28と制御装置27は既述の実施
例と同じであり、改めて記載しない。この場合にも、不
図示の制御装置はチェアーの肘掛けに備えられ、容易に
届き取り扱うことができる。この実施例で使用されるガ
ススプリング6は、図2に係る実施例と同じく、補助的
懸架管14に取り囲まれているが、独立して製造される
だけでなく、独立して取り外される連結装置67が起動
装置26’のために備えられている点が異なる。
【0026】シートキャリアは、懸架管14の固定区分
17のために円錐収容部68を備えらる。当該収容部内
に懸架管が係止されるべく置かれる。そのようなプラグ
連結は一般的に実用上公知であり、図2に係る実施例に
も備えられている。起動装置26’は既に特定されたよ
うに内側に構成されるので、改めて記載するには及ばな
い。フロント壁33’に次いで、そのハウジング29’
は止め溝69を有する。止め溝に続いて、ハウジング2
9’は案内支管70を備える。これは軸線18との調節
において、軸線18の方向に移動可能であるようにシー
トキャリア9上に配置された保持プレート72の案内孔
71内に案内される。予め張力のかかった螺旋状の圧縮
スプリング74は、止め溝69を限定するハウジング2
9の環状フランジ73と保持プレート72との間に配置
され、起動装置26’を下方へ、即ち、円錐収容部68
の開口入口端部75の方へ押し、この方向での移動の最
大路、即ち、起動装置26’の係止の位置が止め部72
aによって限定される。一方で固定区分17、他方で円
錐収容部68の円錐角aは非常に小さい。それは通常
1.26°である。
【0027】入口端部75から離れた上方端で、円錐収
容部68は円錐台の形状の傾斜止め表面76を備え、軸
線18に関するその傾きの角度は、円錐角aより著しく
大きい。傾きの角度bは例えば30〜45°になる。傾
斜止め表面76に円筒形止め表面77が続く。
【0028】スペーサスリーブ20’は、懸架管14の
縁部19を越えて延在し直径方向で互いに向き合う二つ
の開口部79を有した環状の円筒形頸部78を有する。
この頸部78に、これを取り囲む保持リング80が、開
口部79に配置された2個のジャーナル形状の、即ち円
筒形の止め突出部81を備えた分離構成要素として配置
される。止め突出部81を備えた保持リング80は、弾
性プラスチック材料からなる。保持リング80が変形さ
れない条件の場合、その止め突出部81は図4に示され
るように、スペーサスリーブ20’との一直線上整の内
側にある。止め突出部81の近傍で、保持リング80の
外径cは変形されない条件で、傾斜止め表面76に移る
所の円錐収容部68の内径dより幾らか小さい。止め突
出部81に対し直角である保持リング80の外径eは径
c及び径dより小さく、また円筒形止め表面77の内径
fよりもまた少ない。止め突出部81の長さgと止め溝
69の径hの和の2倍は、止め表面77の径fと同じ
か、僅かに小さい。
【0029】懸架管14とスペーサスリーブ20’に押
された保持リング80とを備えたガススプリング6が円
錐収容部68内に導入される場合、固定区分17は円錐
収容部内に滑らかに入る。図7に示されるように、円錐
固定区分が円錐収容部68内に係止される前に、保持リ
ング80は傾斜止め表面76に達する。固定区分17が
更に円錐収容部に入る場合、保持リング80は、その2
個の止め突出部81の近傍で共に押され、その結果、止
め突出部81は起動装置26’の止め溝69と係合す
る。固定区分17は、図8に図示されるように、円錐収
容部68内に係止され、そして保持リング80が止め突
出部81の近傍で円筒形止め表面77に対して少なくと
も部分的に圧接する。即ち、軸線18の方向で、起動装
置26’はスペーサスリーブ20と、それ故懸架管14
及びガススプリング6と固く止め係合する。懸架管14
を備えたガススプリング6が、固定区分17と円錐収容
部68の直径公差に依存した長さの違いによって円錐収
容部内に導入されるならば、これは、保持リング80が
対応する長さの違いによって円筒形止め表面77内に滑
らかに入るので、嵌め込み効果に影響しない。図7及び
図8を比較することで示されるように、案内支管70は
保持プレート72を介して部分的に上方へ押され、一方
対応して、上述の止め操作の過程で、圧縮スプリング7
4の予張力が増加する。
【0030】ガススプリング6が懸架管14とスペーサ
スリーブ20’と共にシートキャリア9から取り外され
るようになっているならば、それは円錐収容部68から
引き出される。保持リング80は、それが開口部79に
位置した止め突出部81によってガススプリング6に関
して軸線18の方向で係止されているので、携行され
る。保持リング80が止め表面77から取り除かれる場
合、即ち、円錐台の形状の傾斜止め表面76の近傍に入
る場合、保持リングは再び止め突出部81の近傍で広が
り、その結果、止め突出部81は止め溝69から半径方
向外側に押される。嵌め込み係合はそれ故解かれる。こ
れはなお、起動装置26’のハウジング29’のフロン
ト壁33’の近傍で止め溝69からハウジング29’に
向かって延在する傾斜解放表面82が形成されることに
よって支持される。当該表面に沿って止め突出部81は
開口した解放位置に案内される。
【0031】圧縮スプリング74は、ガススプリング6
の組み立てに関して、起動装置26’が先ずそのハウジ
ング29’と共にスペーサスリーブ20’内に下方止め
部83まで導入される、即ち、起動装置26’が圧縮ス
プリング74の力に屈する前にガススプリングに関して
所定の位置に導かれることを保証する。好適には、その
ような止め部83が図2及び3に係る実施例にも備えら
れる。
【0032】勿論、ガススプリング6のハウジング7
は、補助的懸架管14の代わりに直接対応して延在して
もよく、即ち、ガススプリング自身としてドイツ連邦共
和国特許公開公報第1958874号(German publishe
d patent application 19 58 874号)から公知であるよ
うに、作動ピン16を越えて突出する固定区分17を備
えてもよい。
【0033】起動装置26、26’と制御装置27は、
適切なプラスチック材料からできており、同じ材質がス
ペーサスリーブ20、20’に利用される。
【0034】一方で起動ピストン31の、他方で操作ピ
ストン45の径を対応して釣り合わせることによって、
調節装置25又は25’はそれぞれ伝達又は減速を与え
られうる。
【0035】次に、本発明の実施の態様を列記する。
【0036】(1)連結を生じ解放する手段が、ガスス
プリング6、53と起動装置26、26’との間で作用
する止め手段−止め凸縁部36、保持リング80−とし
て形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガ
ススプリング。
【0037】(2)起動装置26が、ガススプリング
6、53に係合可能な弾性止め凸縁部30を備えること
を特徴とする上記(1)項に記載のガススプリング。
【0038】(3)止め凸縁部36の止め突出部37
が、ガススプリング6、53と関連した切り欠き部3
8、66と係合することを特徴とする上記(2)に記載
のガススプリング。
【0039】(4)止め凸縁部36が操作チップ39と
ともにガススプリング6、53を越えて突出することを
特徴とする上記(2)に記載のガススプリング。
【0040】(5)ガススプリングが円錐収容部68に
導入される際、起動装置26’の凹部−止め溝69−に
滑らかに入り込む止め突出部81がガススプリング6上
に備えられることを特徴とする請求項2に記載のチェア
ー。
【0041】(6)傾斜解放表面が円錐収容部68と止
め表面77との間に形成されることを特徴とする請求項
2に記載のチェアー。
【0042】(7)止め突出部81がガススプリング6
と関連した保持リング80上に形成されることを特徴と
する上記(5)に記載のチェアー。
【0043】(8)起動装置26’が圧縮スプリング7
4の力に抗してチェアー−シートキャリア9−上に移動
可能に案内されることを特徴とする請求項2に記載のチ
ェアー。
【0044】
【発明の効果】本発明によって、調節装置とガススプリ
ングの組み立てと分解が容易なガススプリングが提供さ
れ、またそのようなガススプリングを備えたチェアー構
造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】オフィスチェアーの概略斜視図である。
【図2】本発明に係る調節装置を備えたガススプリング
の部分断面図である。
【図3】図2に係る調節装置を備え、中空ピストンロッ
ドを通して作動されるガススプリングの部分断面図であ
る。
【図4】チェアー支柱として供される長手方向に調節可
能なガススプリングと調節装置とを備えるチェアーの分
解切断図である。
【図5】図4に係るガススプリングのスペーサスリーブ
の縦切断図である。
【図6】図4に係るガススプリングの保持リングの平面
図である。
【図7】ほぼ組み立て状態にある図4に係るガススプリ
ングの部分断面図である。
【図8】チェアーと連結された状態にある図7に係るガ
ススプリングの部分断面図である。
【符号の説明】
6 ガススプリング 7 ハウジング 15 ピストンロッド 16 作動ピン 20 スペーサスリーブ 25 調節装置 26 起動装置 27 制御装置 28 液圧管 31 起動ピストン 45 操作ピストン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(7、54)と、当該ハウジ
    ング(7、54)から案内されたピストンロッド(1
    5、56)と、ハウジング(7、54)に向かう方向で
    の長手方向調節のために移動可能な作動ピン(16、5
    7)と、ハウジング(7、54)に向かう作動ピン(1
    6、57)の移動のための液圧調節装置(25、2
    5’)とを備える長手方向に調節可能なガススプリング
    (6、53)にして、ハウジングが、ガススプリング
    (6、53)に関連した収容部(それぞれスペーサスリ
    ーブ20、20’又は64)に導入されるべき起動装置
    (26、26’)と、液圧管(28)を介して起動装置
    (26、26’)と連結する制御装置(27)とを有
    し、作動ピン(16、57)に密接する起動装置(2
    6、26’)の起動ピストン(31)が、制御装置(2
    7)の手動により移動可能な操作ピストン(45)に液
    圧的に繋がっているガススプリングにおいて、調節装置
    (25、25’)が独立した構造ユニットの形状を有し
    ていること、及び起動装置(26、26’)が起動装置
    (26、26’)とガススプリング(6、53)との間
    の連結を生じ解放するための手段を備えることを特徴と
    するガススプリング。
  2. 【請求項2】 請求項1の調節装置を備えたガススプリ
    ングからなるチェアー支柱を備えるチェアーにして、ガ
    ススプリング(6)の円錐固定区分(17)を保持する
    ための円錐収容部(68)を有するチェアー(1)にお
    いて、円錐固定区分(17)が起動装置(26’)のた
    めの収容部(スペーサスリーブ20’)を取り囲むこ
    と、起動装置(26’)がチェアー(シートキャリア
    9)に係止すること、及び連結装置(67)がガススプ
    リング(6)と連結し、チェアー(シートキャリア9)
    上の止め表面(77)によって作動可能であることを特
    徴とするチェアー。
JP6410593A 1992-03-24 1993-03-23 長手方向に調節可能なガススプリングとそのようなガススプリングを備えたチェアー Pending JPH0617866A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19924209446 DE4209446A1 (de) 1992-03-24 1992-03-24 Längenverstellbare Gasfeder und Stuhl mit einer solchen Gasfeder
DE4209446.1 1992-03-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0617866A true JPH0617866A (ja) 1994-01-25

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ID=6454829

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JP6410593A Pending JPH0617866A (ja) 1992-03-24 1993-03-23 長手方向に調節可能なガススプリングとそのようなガススプリングを備えたチェアー

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EP (1) EP0564776A1 (ja)
JP (1) JPH0617866A (ja)
BR (1) BR9301275A (ja)
DE (1) DE4209446A1 (ja)

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EP0564776A1 (de) 1993-10-13
BR9301275A (pt) 1993-09-28
DE4209446A1 (de) 1993-09-30

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