JPH06178542A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH06178542A
JPH06178542A JP33188992A JP33188992A JPH06178542A JP H06178542 A JPH06178542 A JP H06178542A JP 33188992 A JP33188992 A JP 33188992A JP 33188992 A JP33188992 A JP 33188992A JP H06178542 A JPH06178542 A JP H06178542A
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JP
Japan
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capacitor
voltage
switching element
power supply
scr
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JP33188992A
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Inventor
Tamiji Nagai
民次 永井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】整流出力電圧に対してのチョッピング及び平滑
処理を行って得た安定な直流電圧を負荷に供給するにあ
たり、無負荷状態に移行せしめられた場合に、回路全体
が不作動状態に陥るものとされてしまう虞を回避する。 【構成】両波整流回路部(36)からの整流出力電圧に
対してのチョッピング及び平滑処理を行うSCR(3
9)とコンデンサ(40)とに対して、両波整流回路部
(36)の出力端からコンデンサ(40)へと流れる電
流の電流路を形成するコンデンサ(43)と、コンデン
サ(43)の両端間に得られる電圧に基づいてSCR
(39)の導通状態を制御する制御信号を形成する導通
状態制御部(50)と、コンデンサ(40)に対して並
列となる関係をもって直列接続された抵抗素子(44)
及びトランジスタ(45)と、トランジスタ(45)に
SCR(39)が非導通状態にある期間内において導通
状態をとらせる駆動信号形成部(46)とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電圧を整流して得
られる整流出力電圧に対してのチョッピング及び平滑処
理を行って、所定のレベルを有した安定な直流電圧を
得、得られた直流電圧を電源電圧として負荷に供給する
電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】商用交流電源からの交流電圧を整流して
得られる整流電圧に基づき、比較的小レベルの安定化さ
れた直流電圧を得る電圧形成回路が、種々の電子機器等
における電源回路として広く実用に供されている。この
ような比較的小レベルの安定化された直流電圧を供給す
る電源回路は、様々な形式のものが提案されている状況
にあり、例えば、交流電圧が整流されて得られた整流出
力電圧に対しての、帰還制御を伴うチョッピング及び平
滑処理を行って、所定のレベルをとる安定化された直流
出力電圧を得るチョッパー方式のもの,交流電圧が整流
されて得られた整流出力電圧に基づく交流電圧を得、そ
れに所望のレベルをとらせた後再度直流に変換するよう
になし、その際帰還制御を行うことによって、所定のレ
ベルをとる安定化された直流電圧を得るコンバータ方式
のもの、さらには、チョッパー方式とコンバータ方式と
の両方が採用されたもの等が知られている。
【0003】図3は、従来提案されている、チョッパー
方式の電源回路の一例を示す。この図3に示される電源
回路にあっては、一対の電源接続端子11A及び11B
間に、商用交流電源からの交流電圧AVが供給される。
そして、交流電圧AVは両波整流回路部13に供給さ
れ、それにより、両波整流回路部13の出力端14に、
交流電圧AVが両波整流されて形成される整流出力電圧
Vrが得られる。
【0004】両波整流回路部13の出力端14に得られ
た整流出力電圧Vrは、ダイオード15を通じて、スイ
ッチング素子であるサイリスタの代表的なものとされる
シリコン・コントロールド・レクティファイア(SC
R)16の入力端をなすアノードに供給される。SCR
16の出力端をなすカソード側には、接地電位点との間
にコンデンサ17が接続されている。
【0005】また、両波整流回路部13の出力端14に
接続されたダイオード15とSCR16のカソード側に
接続されたコンデンサ17との間に、抵抗素子18とコ
ンデンサ19とが直列に接続されており、両波整流回路
部13の出力端14からダイオード15,抵抗素子1
8,コンデンサ19及びコンデンサ17を通じて流れる
電流Icにより、コンデンサ19が充電されてその両端
間に得られる電圧Vcが、導通状態制御部20に供給さ
れる。また、両波整流回路部13の出力端14と接地電
位点との間に直列に接続された抵抗素子21及び22に
より、整流出力電圧Vrが分圧されて得られる電圧V
r’が、コンデンサ23を通じて導通状態制御部20に
供給される。
【0006】導通状態制御部20においては、図4のタ
イムチャートに示される如く、コンデンサ23を通じて
供給される電圧Vr’が参照されて設定される、整流出
力電圧Vrの周期に同期した所定のタイミングをもっ
て、コンデンサ19の両端間に得られる電圧Vcに基づ
く制御パルス信号Ptが形成され、その形成された制御
パルス信号PtがSCR16のゲートに供給される。そ
れにより、SCR16が、図4のタイムチャートに示さ
れる如く、整流出力電圧Vrについての、例えば、各レ
ベル低減期間中における所定の時点とされる、各制御パ
ルス信号Ptの前縁の時点から、そのレベル低減期間の
終端の時点までの期間において導通状態(オン状態)を
とり、その他の期間において非導通状態(オフ状態)を
とるものとされる。
【0007】そして、SCR16が導通状態とされる期
間毎に、SCR16のアノードに供給された整流出力電
圧VrがSCR16のカソード側に導出されて、コンデ
ンサ17に供給される。それにより、コンデンサ17の
両端間には、SCR16を通じて導出された整流出力電
圧Vrが平滑されて形成される直流電圧Voが得られる
ことになる。このようにしてコンデンサ17の両端間に
得られる直流電圧Voは、コンデンサ17の一端に設け
られた出力端子25に導出され、出力端子25に接続さ
れた負荷回路部26に電源電圧として供給される。
【0008】負荷回路部26には、それにおける電源電
圧の変動を検出する変動検出部27が付設されており、
変動検出部27から得られる負荷回路部26における電
源電圧の変動に応じた変動検出出力Dvが、導通状態制
御部20に供給される。導通状態制御部20において
は、コンデンサ19の両端間に得られる電圧Vcに基づ
いて形成される制御パルス信号Ptの発生タイミング
が、変動検出部27からの変動検出出力Dvに応じて変
化せしめられ、それにより、SCR16が導通状態をと
るものとされる期間が、コンデンサ17の両端間に得ら
れる直流電圧Voを負荷回路部26における電源電圧の
変動が抑制されることになるものとすべく制御される。
即ち、SCR16における導通位相制御が行われるので
あり、その結果、出力端子25に、所定のレベルを有し
た安定な直流電圧Voが得られることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの図3に示
される従来の電源回路にあっては、何等かの都合によ
り、出力端子25に接続された負荷回路部26が、変動
検出部27を伴って出力端子25から切り離される事態
等が生じ、一時的に、所謂、無負荷状態とされると、導
通状態制御部20に対する変動検出部27からの変動検
出出力Dvの供給がなされなくなる。それにより、導通
状態制御部20において、コンデンサ19の両端間に得
られる電圧Vcに基づいて形成される制御パルス信号P
tの発生タイミングが、SCR16が導通状態をとるも
のとされる期間を、コンデンサ17の両端間に得られる
直流電圧Voを増大させるものとするように変化せしめ
られる。
【0010】そして、コンデンサ17の両端間に得られ
る直流電圧Voが増大せしめられ、そのレベルが両波整
流回路部13の出力端14に得られる整流出力電圧Vr
のピーク値レベルに近接するものとされると、両波整流
回路部13の出力端14からダイオード15,抵抗素子
18,コンデンサ19及びコンデンサ17を通じて流れ
る電流Icが極めて小とされて、電流Icによるコンデ
ンサ19の充電が不充分とされ、コンデンサ19の両端
間に得られる電圧Vcが、導通状態制御部20において
制御パルス信号Ptを形成するに足るものでなくなって
しまい、その結果、導通状態制御部20からSCR16
のゲートへの制御パルス信号Ptの供給がなされず、S
CR16の導通状態が得られなくなって、回路全体が不
作動状態に陥るものとされてしまう虞がある。このよう
にして、一旦、回路全体が不作動状態に陥るものとされ
ると、その後、出力端子25に、変動検出部27を伴っ
た負荷回路部26が再度接続されても、回路全体が直ち
には作動状態に復帰しないものとなってしまう。
【0011】そこで、このような不都合を回避すべく、
例えば、図3において一点鎖線により示される如くに、
コンデンサ17に対して並列に抵抗素子28を接続する
ことが考えられる。斯かる場合には、両波整流回路部1
3の出力端14からダイオード15,抵抗素子18,コ
ンデンサ19及びコンデンサ17を通じて流れる電流I
cの電流路に加えて、両波整流回路部13の出力端14
からダイオード15,抵抗素子18,コンデンサ19及
び抵抗素子28を通じて流れる電流Irの電流路が形成
され、コンデンサ19の両端間に得られる電圧Vcが増
大せしめられたもとにおいても、電流Irが所定の値を
もって流れて、コンデンサ19の電流Irによる充電が
行われ、コンデンサ19の両端間に、導通状態制御部2
0における制御パルス信号Ptの形成に足る電圧が得ら
れることになる。
【0012】しかしながら、上述の如くにして、コンデ
ンサ17に対して並列に抵抗素子28が接続される場合
には、電流Irが常時抵抗素子28を流れることにより
生じる電力損失の増加がまねかれ、さらには、SCR1
6が導通状態をとるとき、図3において一点鎖線により
示される如くの、SCR16のカソードから抵抗素子2
8を通じて流れる電流Isが生じ、この電流Isが抵抗
素子28を流れることによる電力損失が生じることにな
ってしまう。
【0013】斯かる点に鑑み、本発明は、交流電圧を整
流して得られる整流出力電圧に対してのチョッピング及
び平滑処理を行って、所定のレベルを有した安定な直流
電圧を得、得られた直流電圧を電源電圧として負荷に供
給する動作を行うにあたり、例えば、適正な負荷が接続
された状態から無負荷状態に移行せしめられた場合に
も、チョッピング及び平滑処理が行われなくなって回路
全体が不作動状態に陥るものとされてしまう虞が回避さ
れ、しかも、電力損失の増加が効果的に抑制されること
になる電源回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明に係る電源回路は、交流電源からの交流電圧を整
流して整流出力電圧を得る整流部と、入力端が整流部の
出力端に接続され、その入力端に整流部により得られる
整流出力電圧が供給される第1のスイッチング素子と、
第1のスイッチング素子の出力端に一端が接続された第
1のコンデンサと、負荷が接続され、その負荷に第1の
コンデンサの両端間に得られる直流電圧を電源電圧とし
て供給する出力端子と、整流部の出力端と第1のコンデ
ンサの一端との間に接続され、整流部の出力端から第1
のコンデンサへと流れる電流の電流路を形成する第2の
コンデンサと、第2のコンデンサの両端間に得られる電
圧に基づいて、第1のスイッチング素子に断続的に導通
状態をとらせるための制御信号を形成し、得られた制御
信号を第1のスイッチング素子の制御端に供給する導通
状態制御部とを備え、さらに、それに加えて、第2のコ
ンデンサの一端に直列接続された抵抗素子と第2のスイ
ッチング素子とを含んで成り、第2のスイッチング素子
が導通状態をとるとき、整流部の出力端から第2のコン
デンサを通じて流れる電流の電流路を形成する電流路形
成部と、第2のスイッチング素子を、第1のスイッチン
グ素子が非導通状態にある期間内において導通状態をと
らせるべく駆動する駆動部とが設けられて構成される。
【0015】
【作用】このように構成される本発明に係る電源回路に
あっては、整流部の出力端から第2のコンデンサ及び第
1のコンデンサを通じて流れる電流の電流路(第1の電
流路)が設けられるとともに、第1のスイッチング素子
が非導通状態にある期間内において第2のスイッチング
素子が導通状態とされるもとで形成される、整流部の出
力端から第2のコンデンサ,抵抗素子及び第2のスイッ
チング素子を通じて流れる電流の電流路(第2の電流
路)が設けられる。そして、例えば、出力端子から負荷
が切り離されて無負荷状態とされ、それに伴って、第1
のコンデンサの両端間に得られる直流電圧が増大せしめ
られ、第1の電流路を流れる電流が小とされる場合に
も、第2の電流路を流れる電流が所定の値を維持するも
のとされて、第2のコンデンサについての第2の電流路
を流れる電流による適正な充電が行われ、第2のコンデ
ンサの両端間に得られる電圧が、導通状態制御部におけ
る、第1のスイッチング素子に断続的に導通状態をとら
せるための制御信号の形成に、充分に足るものとされ
る。しかも、導通状態制御部からの制御信号によって第
1のスイッチング素子が導通状態とされる期間において
は、第2の電流路が形成されず、第2の電流路が形成さ
れるのは、第1のスイッチング素子が非導通状態にある
期間内とされる。
【0016】従って、出力端子に負荷が接続された状態
から、出力端子から負荷が切り離されて無負荷状態に移
行せしめられた場合にあっても、整流部からの整流出力
電圧に対する第1のスイッチング素子と第1のコンデン
サとによるチョッピング及び平滑処理が行われなくなっ
て回路全体が不作動状態に陥るものとされてしまう虞が
回避され、かつ、導通状態にある第1のスイッチング素
子から第2のスイッチング素子に直列に接続された抵抗
素子を通じで流れる電流が生じて抵抗素子における電力
損失が生じる事態がまねかれず、電力損失の増加が効果
的に抑制されることになる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明に係る電源回路の一例を示
す。この例にあっては、一対の電源接続端子31A及び
31B間に、商用交流電源からの交流電圧AVが供給さ
れる。そして、交流電圧AVは、整流用ダイオード3
2,33,34及び35により形成された両波整流回路
部36に供給され、それにより、両波整流回路部36の
出力端37に、交流電圧AVが両波整流されて形成され
る整流出力電圧VRが得られる。
【0018】両波整流回路部36の出力端37に得られ
た整流出力電圧VRは、ダイオード38を通じて、スイ
ッチング素子であるサイリスタの代表的なものとされる
SCR39の入力端をなすアノードに供給される。SC
R38の出力端をなすカソード側には、接地電位点との
間に、コンデンサ40とダイオード41とが直列に接続
されている。
【0019】両波整流回路部36の出力端37に接続さ
れたダイオード38とSCR39のカソード側に接続さ
れたコンデンサ40との間には、抵抗素子42とコンデ
ンサ43とが直列に接続されており、それにより、両波
整流回路部36の出力端37からダイオード38,抵抗
素子42,コンデンサ43,コンデンサ40及びダイオ
ード41を通じて流れる電流ICの電流路が形成されて
いる。また、コンデンサ40とダイオード41との直列
接続に対して並列とされる関係をもって、抵抗素子44
とスイッチング素子としてのトランジスタ45のコレク
タ−エミッタ間通路とが直列に接続されており、トラン
ジスタ45のベースは駆動信号形成部46に接続されて
いる。さらに、両波整流回路部36の出力端37と接地
電位点との間に直列に接続された抵抗素子47及び48
により、整流出力電圧VRが分圧されて得られる電圧V
R’が、駆動信号形成部46に供給される。
【0020】駆動信号形成部46は、電圧VR’のレベ
ルの周期的変化に同期した高レベルと低レベルとを選択
的にとる駆動信号STを発生して、それをトランジスタ
45のベースに供給し、トランジスタ45に、駆動信号
STの高レベル部に応じて導通状態をとるとともに、駆
動信号STの低レベル部に応じて非導通状態をとる動作
を行わせる。そして、トランジスタ45が導通状態をと
るときには、両波整流回路部36の出力端37からダイ
オード38,抵抗素子42,コンデンサ43,抵抗素子
44及びトランジスタ45を通じて流れる電流IRの電
流路が形成される。
【0021】コンデンサ43には電流ICと電流IRと
が流れるので、コンデンサ43が電流IC及び電流IR
によって充電されることになり、それによりコンデンサ
43の両端間に得られる電圧VCが、導通状態制御部5
0に供給される。また、両波整流回路部36の出力端3
7と接地電位点との間に直列に接続された抵抗素子47
及び48によって整流出力電圧VRが分圧されて得られ
る電圧VR’も、コンデンサ49を通じて導通状態制御
部50に供給される。導通状態制御部50においては、
図2のタイムチャートに示される如く、コンデンサ48
を通じて供給される電圧VR’が参照されて設定され
る、整流出力電圧VRの周期に同期した所定のタイミン
グをもって、コンデンサ43の両端間に得られる電圧V
Cに基づく制御パルス信号PTが形成され、その形成さ
れた制御パルス信号PTがSCR39のゲートに供給さ
れる。それにより、SCR39が、図2のタイムチャー
トに示される如く、整流出力電圧VRについての、例え
ば、各レベル低減期間中における所定の時点とされる、
各制御パルス信号PTの前縁の時点から、そのレベル低
減期間の終端の時点までの期間において導通状態(オン
状態)をとり、その他の期間において非導通状態(オフ
状態)をとるものとされる。
【0022】そして、SCR39が導通状態とされる期
間毎に、SCR39のアノードに供給された整流出力電
圧VRがSCR39のカソード側に導出されて、コンデ
ンサ40とダイオード41との直列接続に供給される。
即ち、両波整流回路部36から得られる整流出力電圧V
Rに対しての、SCR39とコンデンサ40とによるチ
ョッピング及び平滑処理が行われるのであり、その結
果、コンデンサ40の両端間には、SCR39を通じて
導出された整流出力電圧VRが平滑されて形成される直
流電圧VOが得られることになる。このようにしてコン
デンサ40の両端間に得られる直流電圧VOは、コンデ
ンサ40の両端に夫々設けられた一対の出力端子51A
及び51B間に導出され、出力端子51A及び51Bに
接続された負荷回路部52に電源電圧として供給され
る。
【0023】負荷回路部52には、それにおける電源電
圧の変動を検出する変動検出部53が付設されており、
変動検出部53から得られる負荷回路部52における電
源電圧の変動に応じた変動検出出力DVが、導通状態制
御部50に供給される。導通状態制御部50において
は、コンデンサ43の両端間に得られる電圧VCに基づ
いて形成される制御パルス信号PTの発生タイミング
が、変動検出部53からの変動検出出力DVに応じて変
化せしめられ、それにより、SCR39が導通状態をと
るものとされる期間が、コンデンサ40の両端間に得ら
れる直流電圧VOを負荷回路部52における電源電圧の
変動が抑制されることになるものとすべく制御される。
即ち、SCR39における導通位相制御が行われるので
あり、その結果、一対の出力端子51A及び51B間
に、所定のレベルを有した安定な直流電圧VOが得られ
ることになる。
【0024】また、駆動信号形成部46においては、図
2のタイムチャートに示される如く、整流出力電圧VR
が抵抗素子47及び48によって分圧されて得られる電
圧VR’が参照されて設定される、例えば、整流出力電
圧VRについての各レベル上昇期間の始点の時点からそ
のレベル上昇期間中における所定の時点までの期間及び
その他の期間において、夫々 高レベルLH及び低レベ
ルLLをとる駆動信号STを形成して、それをトランジ
スタ45のベースに供給する。駆動信号STが高レベル
LHをとる期間においては、導通状態制御部50からS
CR39のゲートへの制御パルス信号PTの供給は行わ
れず、導通状態制御部50からSCR39のゲートへの
制御パルス信号PTの供給は、駆動信号STが低レベル
LLをとる期間において行われる。それにより、図2の
タイムチャートに示される如く、トランジスタ45は、
駆動信号STの高レベルLHをとる部分に応じて、SC
R39が非導通状態(オフ状態)とされる期間において
導通状態(オン状態)をとり、駆動信号STの低レベル
LLをとる部分に応じて、SCR39が非導通状態(オ
フ状態)から導通状態(オン状態)に移行して導通状態
を維持する期間において非導通状態(オフ状態)をとる
ものとされる。
【0025】このようなもとで、何等かの都合により、
一対の出力端子51A及び51Bに接続された負荷回路
部52が、変動検出部53を伴って出力端子51A及び
51Bから切り離される事態等が生じ、一時的に、所
謂、無負荷状態とされるときには、導通状態制御部50
に対する変動検出部53からの変動検出出力DVの供給
がなされなくなる。それにより、導通状態制御部50に
おいて、コンデンサ43の両端間に得られる電圧VCに
基づいて形成される制御パルス信号PTの発生タイミン
グが、SCR39が導通状態をとるものとされる期間
を、コンデンサ40の両端間に得られる直流電圧VOを
増大させるものとするように変化せしめられる。そし
て、コンデンサ40の両端間に得られる直流電圧VOが
増大せしめられ、そのレベルが両波整流回路部36の出
力端37に得られる整流出力電圧VRのピーク値レベル
に近接するものとされると、両波整流回路部36の出力
端37からダイオード38,抵抗素子42,コンデンサ
43,コンデンサ40及びダイオード41を通じて流れ
る電流ICが極めて小とされることになる。
【0026】しかしながら、斯かる際においても、トラ
ンジスタ45が導通状態をとるものとされたもとで、両
波整流回路部36の出力端37からダイオード38,抵
抗素子42,コンデンサ43,抵抗素子44及びトラン
ジスタ45を通じて流れる電流IRは、適正な所定の値
を維持するものとされる。従って、斯かる際には、コン
デンサ43における充電が、SCR39が非導通状態に
おかれる期間において主として電流IRによって行わ
れ、それにより、コンデンサ43の両端間に得られる電
圧VCが、導通状態制御部50において制御パルス信号
PTを形成するに充分に足るものとされる。それによ
り、出力端子51A及び51Bに負荷回路部52が接続
された状態から、出力端子51A及び51Bから負荷回
路部52が切り離されて無負荷状態に移行せしめられた
場合にあっても、導通状態制御部50における制御パル
ス信号PTの形成が適正に行われ、導通状態制御部50
からの制御パルス信号PTによるSCR39に導通状態
を断続的にとらせる制御が適正に行われてSCR39の
作動が継続せしめられ、両波整流回路部36からの整流
出力電圧VRに対してのSCR39とコンデンサ40と
によるチョッピング及び平滑処理が継続的に行われるこ
とになって、回路全体が不作動状態に陥るものとされて
しまう事態はまねかれない。なお、このとき、コンデン
サ40から抵抗素子44及びトランジスタ45を通じて
流れる電流は、ダイオード41により阻止されて、生じ
ない。
【0027】そして、トランジスタ45が導通状態をと
るものとされて、両波整流回路部36の出力端37から
ダイオード38,抵抗素子42,コンデンサ43,抵抗
素子44及びトランジスタ45を通じて流れる電流IR
の電流路が形成されるのは、SCR39が非導通状態に
おかれる期間内に限られるので、導通状態におかれたS
CR39のカソード側から抵抗素子44及びトランジス
タ45を通じて流れる電流が生じて抵抗素子44におけ
る電力損失が生じる事態はまねかれない。従って、コン
デンサ40とダイオード41との直列接続に対して並列
とされる関係をもって抵抗素子44とトランジスタ45
のコレクタ−エミッタ間通路とが直列に接続されること
に起因する電力損失の増加が、極めて効果的に抑制され
ることになる。
【0028】上述の如くの図1に示される例にあって
は、SCR39に代えて、例えば、電界効果トランジス
タ(EFT)等の他のスイッチング素子を用いることが
可能であり、また、トランジスタ45に代えて、他のス
イッチング素子を用いることも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る電源回路にあっては、交流電圧を整流して得られる
整流出力電圧に対してのスイッチング素子とコンデンサ
とによるチョッピング及び平滑処理を行って、安定な直
流電圧を出力端子に得、得られた直流電圧を出力端子に
接続された負荷に電源電圧として供給する動作を行うに
あたり、例えば、出力端子から負荷が切り離されて無負
荷状態とされ、それに伴って、出力端子に得られる直流
電圧が増大せしめられる場合にも、スイッチング素子の
作動が継続せしめられて、スイッチング素子とコンデン
サとによるチョッピング及び平滑処理が適正に行われる
ことになり、スイッチング素子の作動が停止されて回路
全体が不作動状態に陥るものとされてしまう虞が回避さ
れる。さらに、スイッチング素子の作動を継続させるた
めの構成に起因する電力損失の発生が、スイッチング素
子が断続的にとる非導通状態が巧みに利用されて防止さ
れ、回路全体の電力損失の増加が効果的に抑制されるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源回路の一例を示すブロック接
続図である。
【図2】図1に示される例の動作説明に供されるタイム
チャートである。
【図3】従来の電源回路を示すブロック接続図である。
【図4】図3に示される電源回路の動作説明に供される
タイムチャートである。
【符号の説明】
31A,31B 電源接続端子 36 両波整流部 39 SCR 40,43,49 コンデンサ 42,44,47,48 抵抗素子 45 トランジスタ 46 駆動信号形成部 50 導通状態制御部 51A,51B 出力端子 52 負荷回路部 53 変動検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源からの交流電圧を整流して整流出
    力電圧を得る整流部と、 入力端が上記整流部の出力端に接続され、該入力端に上
    記整流部により得られる整流出力電圧が供給される第1
    のスイッチング素子と、 該第1のスイッチング素子の出力端に一端が接続された
    第1のコンデンサと、 負荷が接続され、該負荷に上記第1のコンデンサの両端
    間に得られる直流電圧を電源電圧として供給する出力端
    子と、 上記整流部の出力端と上記第1のコンデンサの一端との
    間に接続され、上記整流部の出力端から上記第1のコン
    デンサへと流れる電流の電流路を形成する第2のコンデ
    ンサと、 該第2のコンデンサの一端に直列接続された抵抗素子と
    第2のスイッチング素子とを含んで成り、該第2のスイ
    ッチング素子が導通状態をとるとき、上記整流部の出力
    端から上記第2のコンデンサを通じて流れる電流の電流
    路を形成する電流路形成部と、 上記第2のコンデンサの両端間に得られる電圧に基づい
    て、上記第1のスイッチング素子に断続的に導通状態を
    とらせるための制御信号を形成し、得られた制御信号を
    上記第1のスイッチング素子の制御端に供給する導通状
    態制御部と、 上記第2のスイッチング素子を、上記第1のスイッチン
    グ素子が非導通状態にある期間内において導通状態をと
    らせるべく駆動する駆動部と、 を備えて構成される電源回路。
  2. 【請求項2】整流部の出力端と第2のコンデンサとの間
    に抵抗素子が接続されたことを特徴とする請求項1記載
    の電源回路。
  3. 【請求項3】第1のスイッチング素子がサイリスタによ
    り構成され、導通状態制御部からの制御信号が該サイリ
    スタのゲートにトリガー信号として供給されることを特
    徴とする請求項1記載の電源回路。
  4. 【請求項4】第2のスイッチング素子がトランジスタに
    より構成され、駆動部が該トランジスタのベースに接続
    されることを特徴とする請求項3記載の電源回路。
JP33188992A 1992-12-11 1992-12-11 電源回路 Pending JPH06178542A (ja)

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