JPH0617848A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JPH0617848A
JPH0617848A JP4177179A JP17717992A JPH0617848A JP H0617848 A JPH0617848 A JP H0617848A JP 4177179 A JP4177179 A JP 4177179A JP 17717992 A JP17717992 A JP 17717992A JP H0617848 A JPH0617848 A JP H0617848A
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JP
Japan
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circlip
armature
oil
rotor
friction surface
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JP4177179A
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English (en)
Inventor
Junichi Oguchi
純一 大口
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Electromagnets (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機のシャフトシールからハウジングのボ
ス部に漏出したオイルがロータとアーマチャとの摩擦面
に侵入することを防止する電磁クラッチの提供。 【構成】 電磁クラッチ10は、圧縮機のハウジング1
1のボス部11aにベアリング21を介して回転可能に
支持されるロータ17と、このロータ17に相対向する
アーマチャ24と、このアーマチャ24と連結され圧縮
機の回転軸13に嵌合したハブ28と、ロータ17及び
アーマチャ24を包含する磁気回路に設けられた励磁コ
イル14とを備えている。ベアリング21を軸方向に保
持する第2サークリップ33は、延伸部33a及びオイ
ル切り部33bを有している。ハウジング11のボス部
11aに漏出したオイルは、延伸部33aを経てオイル
切り部33b先端に達し、そこからアーマチャの反摩擦
面24aに接合されたカバー25表面に落下しその表面
を外周部に向かって流れ、クラッチ外に放出される。こ
のため、オイルはロータとアーマチャとの摩擦面に侵入
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用のクーラ等に
使用される電磁クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5及び図6に示すような自動車
用クーラの圧縮機に使用される電磁クラッチ110が知
られていた。この電磁クラッチ110の主要部は、圧縮
機のハウジング111のボス部111aに回転可能に支
持され、外部駆動源により回転駆動されるロータ117
と、このロータ117の摩擦面に相対向しある間隔をも
って配設されたリング状のアーマチャ124と、このア
ーマチャ124と付勢部材129を介して連結され、前
記圧縮機の回転軸113にボルトにより一体連結された
ハブ128と、前記ロータ117及び前記アーマチ12
4ャを包含する磁気回路に設けられ、通電されると前記
磁気回路に磁束を発生して前記付勢部材129の付勢力
に抗して前記アーマチャ124を前記ロータ117の摩
擦面に吸着する励磁コイル114とから成っている。
【0003】励磁コイル114を含む磁気回路に通電し
ていない状態では、外部駆動源により回転駆動している
ロータ117と、アーマチャ124とが、ある間隔をも
って保持されているため、ロータ117だけが空転して
いる状態になっている。そのため、圧縮機は停止してい
る状態にある。一方、磁気回路に通電すると、励磁コイ
ル114が強力な電磁石となり、付勢部材129の付勢
力に抗してロータ117の摩擦面にアーマチャ124を
吸着する。その結果、ロータ117とアーマチャ124
が共に回転し、付勢部材129、ハブ128を介してロ
ータ117のトルクが圧縮機の回転軸113に伝達さ
れ、圧縮機が駆動する。このように、電磁クラッチ11
0は、磁気回路に電気を通断することによって圧縮機を
駆動させたり停止させたりする制御装置ということがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
電磁クラッチ110は、圧縮機のシャフトシール112
からハウジング111のボス部111aに漏出したオイ
ルがアーマチャ124とロータ117との摩擦面119
に侵入する(図6矢印)ことにより、摩擦面119の摩
擦係数が低下しアーマチャ124とロータ117との間
に滑りが発生することが問題となっていた。摩擦面11
9の滑りは、ロータ117からアーマチャ124、保持
板126、付勢部材129、ハブ128を介して圧縮機
の回転軸113に伝達されるトルクを減少させるため、
圧縮機の機能を低下させる一原因となっていた。なお、
ロータ117とボス部111aとの間にはベアリング1
21が配置されている。
【0005】以上の課題を解消するため本発明は、圧縮
機のシャフトシールからハウジングのボス部に漏出した
オイルがロータとアーマチャとの摩擦面に侵入すること
を防止する電磁クラッチの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載の電磁クラッチは、圧縮機のハウジン
グのボス部にベアリングを介して回転可能に支持され、
外部駆動源により回転駆動されるロータと、このロータ
の摩擦面に相対向して配設されたリング状のアーマチャ
と、このアーマチャと前記圧縮機の回転軸とを連結する
連結経路に設けられ、前記アーマチャを前記ロータの摩
擦面から離す方向に付勢力を作用する付勢部材と、前記
ロータ及び前記アーマチャを包含する磁気回路に設けら
れ、通電されると前記磁気回路に磁束を発生して前記付
勢部材の付勢力に抗して前記アーマチャを前記ロータの
摩擦面に吸着する励磁コイルと、前記アーマチャの反摩
擦面に接合したリング状のカバーと、前記ハウジングの
ボス部に設けたサークリップ固定溝に固定され、前記ベ
アリングを前記ボス部に係止するリング状のサークリッ
プとを備え、このサークリップには、リング状の下部に
前記アーマチャの反摩擦面側に達するように形成された
延伸部と、該延伸部を半径方向外側に折り曲げた形状の
オイル切り部とが設けられていることを要旨とする。
【0007】請求項2記載の電磁クラッチは、請求項1
記載の電磁クラッチであって、上記サークリップと上記
サークリップ固定溝との接触面のうち少なくともサーク
リップの下部に樹脂層が設けられていることを要旨とす
る。請求項3記載の電磁クラッチは、請求項1記載の電
磁クラッチであって、上記サークリップと上記サークリ
ップ固定溝との接触面のうち少なくともサークリップ固
定溝の下部に樹脂層が設けられていることを要旨とす
る。
【0008】
【作用】請求項1記載の電磁クラッチでは、圧縮機の運
転中あるいは停止中において、圧縮機のシャフトシール
からハウジングのボス部に漏出したオイルが、サークリ
ップの下部に設けられアーマチャの反摩擦面側に達した
延伸部を伝わって、アーマチャの反摩擦面側に到達した
後、延伸部を半径方向外側に折り曲げたオイル切り部の
先端に達し、そこからカバーの上に落下する。カバー
は、アーマチャの反摩擦面を覆うようにしてアーマチャ
の反摩擦面に接合されているので、カバーの上に落下し
たオイルはアーマチャに接触することなくカバーの表面
を外周部に向かって流れ、電磁クラッチ外に放出され
る。この結果アーマチャとロータとの隙間にはオイルは
到達しないので、アーマチャとロータとの摩擦面に滑り
が発生しない。従ってロータからアーマチャにトルクを
確実に伝達することができる。すなわち、ロータのトル
クを圧縮機の回転軸に確実に伝達することができる。
【0009】請求項2記載の電磁クラッチは、上記作用
及び効果に加えて、サークリップとサークリップ固定溝
との接触面のうち少なくともサークリップの下部に樹脂
層が設けられているため油密性が向上し、ハウジングの
ボス部に漏出したオイルがサークリップの延伸部へ移動
する際、サークリップ固定溝からベアリング側に廻り込
むのを防止することができる。このため、ロータの摩擦
面にオイルが侵入することをより確実に防止できる。
【0010】請求項3記載の電磁クラッチは、サークリ
ップとサークリップ固定溝との接触面のうち少なくとも
サークリップ固定溝の下部に樹脂層が設けられているた
め油密性が向上し、請求項2記載の電磁クラッチと同様
の作用及び効果が得られる。
【0011】
【実施例】本発明の構成及び作用をより明確にするため
に、以下に本発明の好適な実施例を示す。図1及び図2
は本発明の電磁クラッチ10の一実施例を示している。
図1において、圧縮機のハウジング11内にシャフトシ
ール12を介して圧縮機の回転軸13が回転可能に設け
られている。励磁コイル14はプラスチック製の円筒状
巻体14aに巻線して構成され、この巻体14aがかし
めにより磁性体製のステータハウジング15内に固定さ
れている。励磁コイル14は図示しないリード線により
外部電源と接続され、通電により後述の磁気回路に磁束
を発生する。
【0012】ステータハウジング15は磁性材(鉄)製
のもので、これには取付フランジ15aが接続されてお
り、この取付フランジ15aを介してステータハウジン
グ15は第1サークリップ16により圧縮機のハウジン
グ11に固定されている。磁性材製のロータ17は断面
コ状の二重リング体であり、外輪部17aと摩擦部17
bと内輪部17cとからなっており、外輪部17aには
プーリ17eが一体的に形成されている。このプーリ1
7eには自動車エンジンの回転力がベルト等を介して伝
達される。ロータ17の摩擦部17bの側端面(図1で
左側端面)には摩擦面19が形成されており、内輪部1
7cの左端(図1において)内周面にリング状の溝17
dが形成されている。この溝17dはベアリング21か
らオイルが漏洩した場合でも、当該漏洩オイルの摩擦面
19への廻り込みを防止するものである。内輪部17c
とハウジング11のボス部11aとの間には上記ベアリ
ング21が圧入固定され、このベアリング21によって
ロータ17をハウジング11のボス部11aに回転自在
に支持している。なお、ベアリング21は後述する第2
サークリップ33により軸方向に保持されている。
【0013】アーマチャ24は長孔24bを有するリン
グ状で磁性材からなり、ロータ17の摩擦面19に相対
向して設けられている。アーマチャ24の反摩擦面24
aにはアルミ板などの非磁性材からなるカバー25が接
着剤により接合されている。カバー25は非磁性薄板を
プレス成形してリング状に形成されており、その内周側
はテーパ状に形成されたオイル案内部25aを経てアー
マチャ24の内周空間内に延びるよう折り曲げ形成され
ている。また、カバー25の外周端は、アーマチャ24
の外周面上に折り曲げ形成された筒部25bを有してい
る。
【0014】第2サークリップ33は金属製であり、下
部33cのみにアーマチャ24の反摩擦面24a側に達
する延伸部33aと、その延伸部33aを半径方向外側
に折り曲げた形状のオイル切り部33bとが一体に形成
され(図3及び図4)、ハウジング11のボス部11a
に設けられたサークリップ固定溝34に固定されてい
る。延伸部33aはカバー25の中心孔を貫通してアー
マチャ24の反摩擦面24a側に達している。オイル切
り部33bの先端はカバー25のオイル案内部25aと
対向した位置に、カバー25のオイル案内部25aにで
きる限り接近するように設計されている。サークリップ
固定溝34と第2サークリップ33との接触面のうち、
第2サークリップ33の下部33cと接触面を形成する
サークリップ固定溝34の下部34bに、合成樹脂のコ
ーティング層34aが設けられている。このコーティン
グ層34aは、第2サークリップ33をサークリップ固
定溝34に油密に固定することにより、延伸部33aに
達したオイルがサークリップ固定溝34からベアリング
21側に廻り込むのを防止している。
【0015】アーマチャ24にはリベット27により保
持板26がカバー25とともに固定され、保持板26は
回転軸13の方向に伸びる筒状フランジ26aを有して
いる。保持板26の内部にはハブ28が配置され、ハブ
28の筒状部28aと保持板26の筒状フランジ26a
とが対向し、両者間の隙間にクッションゴム29が挿入
され、接着により固定されている。ここで、クッション
ゴム29はアーマチャ24をロータ17の摩擦面19か
ら離す方向(図1左方向)に付勢力を作用させる付勢部
材の役割と、アーマチャ連結時の回転方向の衝撃を緩和
する役割とを兼ねる。ハブ28は回転軸13にスプライ
ン嵌合され、ボルト32により回転軸13に一体に連結
されている。
【0016】なお本実施例では、延伸部33a及びオイ
ル切り部33bは、第2サークリップ33と一体に形成
したが、特にこれに限定するものではなく、例えば、第
2サークリップ33の下部33cに溶接、接着等により
固定されていてもよい。また、その材質は、例えば銅、
ステンレスなどの金属、あるいは樹脂など、オイルが浸
透しない材質であればよい。また、コーティング層34
aは第2サークリップ33とサークリップ固定溝34と
の接触面のうちサークリップ固定溝34の下部34bに
設けたが、第2サークリップ33の下部33cに設けて
もよい。また、それぞれの場合において、下部33c,
34bだけでなく接触面全体にコーティング層を施して
もよい。
【0017】上記の構成の電磁クラッチ10において、
圧縮機の起動時に励磁コイル14に直流電流が通電され
ると、ステータハウジング15、ロータ17及びアーマ
チャ24を包含する磁気回路に磁束が発生し、アーマチ
ャ24にはロータ17への吸着力が付与されてクッショ
ンゴム29が撓み、アーマチャ24は保持板26ととも
に軸方向に移動してロータ17の摩擦面19に吸着され
る。
【0018】そして、ロータ17は図示しない自動車の
エンジンによりベルトを介して駆動されるので、アーマ
チャ24がロータ17に吸着された時にロータ17の駆
動力がアーマチャ24に伝達されてアーマチャ24が回
転し、アーマチャ24の回転はリベット27を介して保
持板26に伝達され、更にクッションゴム29を経てハ
ブ28及び回転軸13に伝達され、圧縮機が作動する。
【0019】電磁クラッチ10による動力の伝達を遮断
するため励磁コイル14への通電を断つと、アーマチャ
24はクッションゴム29の復元力によりロータ17の
摩擦面19と所定の隙間G(図2)を隔てた元の位置に
復帰する。ここで圧縮機の運転中あるいは停止中におい
て圧縮機のシャフトシール12からオイルが漏出する
と、この漏出オイルは図1の二点鎖線(イ)で示すよう
にハウジング11のボス部11aの内周部から第2サー
クリップ33に形成された延伸部33aを経て、オイル
切り部33bからカバー25のオイル案内部25aに滴
下し、カバー25に沿ってカバー25の外周部に流れ、
カバー25の外周端に形成した筒部25bから電磁クラ
ッチ10外に流出する。
【0020】上述のように本実施例においては、延伸部
33aとオイル切り部33bを備えた第2サークリップ
33と、アーマチャ24の反摩擦面側24aに接合され
内周部にオイル案内部25aを有するリング状のカバー
25と、コーティング層を有するサークリップ固定溝3
4とを備えているため、以下の〜の作用・効果が得
られる。 第2サークリップ33に形成された延伸部33aを経
てオイル切り部33bに達したオイルは、オイル切り部
33b先端からカバー25のオイル案内部25aに落下
し、このオイル案内部25aによりロータ17の摩擦面
19に廻り込むことを堰止められ、反摩擦面24a側の
方向にスムーズに排出される。 第2サークリップ33とサークリップ固定溝34との
接触面のうち、サークリップ固定溝34の下部34bに
樹脂層を設けたため、延伸部33aに達したオイルがサ
ークリップ固定溝34からベアリング21側へ廻り込む
ことが不可能となる。 オイルがアーマチャ24の長孔部24bからロータ1
7の摩擦面19に侵入しようとしても、カバー25の存
在により侵入不可能となる。 アーマチャ24外周部からオイルがロータ17の摩擦
面19に侵入しようとしても、カバー25に設けた筒部
25bにより油滴が形成され、オイルはスムーズに外部
に排出される。
【0021】以上この発明の実施例について説明した
が、この発明はこうした実施例に何等限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様
で実施できることはいうまでもない。例えば、本実施例
ではカバー25をアルミ板のプレス成形品とし、アーマ
チャ24に接着固定としたが、この材質、製造方法及び
固定方法に限定するものではなく、材質は非磁性でかつ
オイルの浸透しない材質であれば、銅、ステンレス等の
金属、あるいは樹脂でもよい。また、固定方法はアーマ
チャ24に固定されておればよく、溶接、一体成形等の
方法でも同じ効果が得られる。また、オイル切り部33
bの先端形状を刃状に尖った形状にして、先端部におけ
るオイルの切れを良好にすることが実用上好ましい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の電
磁クラッチによれば、圧縮機のシャフトシールからハウ
ジングのボス部に漏出したオイルがロータとアーマチャ
との摩擦面に侵入することをベアリング固定用のサーク
リップを用いて防止することが可能となった。その結
果、外部駆動源により回転駆動しているロータからアー
マチャにそのトルクを確実に伝達することができ、圧縮
機の機能を低下させていた原因を除去することができる
とともに、特別の部品を追加することなくサークリップ
自身の形状を工夫して簡潔な構造で摩擦面へのオイル侵
入防止を図ることができる。
【0023】また、請求項2記載の電磁クラッチによれ
ば、請求項1記載の電磁クラッチの効果に加えて、ハウ
ジングのボス部に漏出したオイルがサークリップの延伸
部へ移動する際、サークリップの固定溝からベアリング
側に回り込むのを防止するため、ロータの摩擦面にオイ
ルが侵入することをより確実に防止できる。
【0024】請求項3記載の電磁クラッチの効果は、請
求項2記載の電磁クラッチの効果と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の縦断正面図である。
【図2】 図1のA部の詳細図である。
【図3】 第2サークリップの正面図である。
【図4】 第2サークリップのA−A端面図である。
【図5】 従来の電磁クラッチの縦断正面図である。
【図6】 図5のA部の詳細図である。
【符号の説明】
10・・・電磁クラッチ、 11・・・ハウジング、 11a・・・ボス部、 14・・・ 励磁コイル、 17・・・ロータ、 19・・・摩擦面、 24・・・アーマチャ、 24a・・・反摩擦面、 25・・・カバー、 25a・・・オイル案内部、 33・・・第2サークリップ、 33a・・・延伸部、 33b・・・オイル切り部、 34・・・サークリップ固定溝、 34a・・・コーティング層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機のハウジングのボス部にベアリン
    グを介して回転可能に支持され、外部駆動源により回転
    駆動されるロータと、 このロータの摩擦面に相対向して配設されたリング状の
    アーマチャと、 このアーマチャと前記圧縮機の回転軸とを連結する連結
    経路に設けられ、前記アーマチャを前記ロータの摩擦面
    から離す方向に付勢力を作用する付勢部材と、 前記ロータ及び前記アーマチャを包含する磁気回路に設
    けられ、通電されると前記磁気回路に磁束を発生して前
    記付勢部材の付勢力に抗して前記アーマチャを前記ロー
    タの摩擦面に吸着する励磁コイルと、 前記アーマチャの反摩擦面に接合したリング状のカバー
    と、 前記ハウジングのボス部に設けたサークリップ固定溝に
    固定され、前記ベアリングを前記ボス部に係止するリン
    グ状のサークリップとを備え、 このサークリップには、リング状の下部に前記アーマチ
    ャの反摩擦面側に達するように形成された延伸部と、該
    延伸部を半径方向外側に折り曲げた形状のオイル切り部
    とが設けられていることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 上記サークリップと上記サークリップ固
    定溝との接触面のうち少なくともサークリップの下部に
    樹脂層が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の電磁クラッチ。
  3. 【請求項3】 上記サークリップと上記サークリップ固
    定溝との接触面のうち少なくともサークリップ固定溝の
    下部に樹脂層が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の電磁クラッチ。
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