JP2544061Y2 - 電動モータ駆動式ポンプ - Google Patents
電動モータ駆動式ポンプInfo
- Publication number
- JP2544061Y2 JP2544061Y2 JP1989041902U JP4190289U JP2544061Y2 JP 2544061 Y2 JP2544061 Y2 JP 2544061Y2 JP 1989041902 U JP1989041902 U JP 1989041902U JP 4190289 U JP4190289 U JP 4190289U JP 2544061 Y2 JP2544061 Y2 JP 2544061Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- bolt
- electric motor
- motor
- armature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両のパワーステアリング装置等に用いら
れる電動モータ駆動式ポンプに関するものである。
れる電動モータ駆動式ポンプに関するものである。
パワーステアリング装置用のオイルポンプと、電動モ
ータとを一体的に連結し、このモータによってオイルポ
ンプを駆動するようにした電動モータ駆動式ポンプは従
来から知られている。
ータとを一体的に連結し、このモータによってオイルポ
ンプを駆動するようにした電動モータ駆動式ポンプは従
来から知られている。
この電動モータ駆動式ポンプのモータ部について第2
図により説明する。モータ部は、マグネット(102)お
よびアーマチュア(104)が収容されているヨーク(10
6)を、図示しないポンプボディとリアカバーとにより
両側から挾持し、これら両者をボルト(108)によって
締結することによりオイルポンプ部に固定されている。
図により説明する。モータ部は、マグネット(102)お
よびアーマチュア(104)が収容されているヨーク(10
6)を、図示しないポンプボディとリアカバーとにより
両側から挾持し、これら両者をボルト(108)によって
締結することによりオイルポンプ部に固定されている。
上記構成に係るモータでは、電機子電流による渦磁束
の中で一番外側の磁束の片側がヨーク−ボルト−アーマ
チュアコアの磁路を形成している。このヨーク−ボルト
−アーマチュアコアの磁気吸引力によって、ボルトは、
ヨークの内周とアーマチュアコアの外周へのギャップの
大きさの違いにより、そのギャップの小側(第2図の例
ではヨーク側)へ引かれる。アーマチュアが回転し、ス
ロットの開口部がボルトの内側にくると磁路形成が困難
になって磁束が減少し、吸引力が弱くなってボルトは元
に復帰する。このようなボルトの移動が1回転中に例え
ば10数回起こりボルトが振動する。そして、ある回転数
では共振を起こし、「ピー音」と呼ばれる異音を発生す
る。
の中で一番外側の磁束の片側がヨーク−ボルト−アーマ
チュアコアの磁路を形成している。このヨーク−ボルト
−アーマチュアコアの磁気吸引力によって、ボルトは、
ヨークの内周とアーマチュアコアの外周へのギャップの
大きさの違いにより、そのギャップの小側(第2図の例
ではヨーク側)へ引かれる。アーマチュアが回転し、ス
ロットの開口部がボルトの内側にくると磁路形成が困難
になって磁束が減少し、吸引力が弱くなってボルトは元
に復帰する。このようなボルトの移動が1回転中に例え
ば10数回起こりボルトが振動する。そして、ある回転数
では共振を起こし、「ピー音」と呼ばれる異音を発生す
る。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたもので、
ボルトの共振による異音の発生を防止することができる
電動モータ駆動式ポンプを提供するものである。
ボルトの共振による異音の発生を防止することができる
電動モータ駆動式ポンプを提供するものである。
本考案に係る電動モータ駆動式ポンプは、モータ構成
部材のマグネットと外面に開口するスロットを有するア
ーマチュアが収容されているヨークを、オイルポンプの
取付部材とモータカバーとにより両側から挾持し、これ
らポンプ取付部材とカバーとをボルトによって締結する
ことにより、モータとポンプとを一体的に連結し、この
モータによってポンプの駆動軸を回転させるようにした
ものであって、特に、前記ボルトが磁性体であった場合
に、電機子磁束の中で一番外側の磁束の片側がヨーク−
ボルト−アーマチュアの磁路を形成するような位置に、
このボルトを非磁性体の素材にして配置し、磁路の形成
を無くしたものである。
部材のマグネットと外面に開口するスロットを有するア
ーマチュアが収容されているヨークを、オイルポンプの
取付部材とモータカバーとにより両側から挾持し、これ
らポンプ取付部材とカバーとをボルトによって締結する
ことにより、モータとポンプとを一体的に連結し、この
モータによってポンプの駆動軸を回転させるようにした
ものであって、特に、前記ボルトが磁性体であった場合
に、電機子磁束の中で一番外側の磁束の片側がヨーク−
ボルト−アーマチュアの磁路を形成するような位置に、
このボルトを非磁性体の素材にして配置し、磁路の形成
を無くしたものである。
本考案に係る電動モータ駆動式ポンプでは、締結ボル
トが非磁性体であるので、従来装置にように、ヨーク−
ボルト−アーマチュアコアの磁路が形成されてボルトが
いずれかに吸引されてしまうことがなく、ボルトの共振
による異音の発生を防止することができる。
トが非磁性体であるので、従来装置にように、ヨーク−
ボルト−アーマチュアコアの磁路が形成されてボルトが
いずれかに吸引されてしまうことがなく、ボルトの共振
による異音の発生を防止することができる。
以下図示実施例により本考案を説明する。第1図は本
考案の一実施例に係る電動モータ駆動式ポンプの一部を
断面とした正面図であり、右半分がベーンタイプオイル
ポンプ部(2)、左半分が直流モータ部(4)である。
考案の一実施例に係る電動モータ駆動式ポンプの一部を
断面とした正面図であり、右半分がベーンタイプオイル
ポンプ部(2)、左半分が直流モータ部(4)である。
オイルポンプ(2)は、リザーバ(6)内に収容され
たフロントボデイ(8)とポンプ取付部材(10)との間
に配置されたポンプカートリッジ(12)を備えている。
このポンプカートリッジ(12)は、ロータ(14)および
カムリング(16)をリアボディを兼ねたサイドプレート
(18)とプレッシャプレート(20)とによって挾持して
成り、ロータ(14)が、上記モータ(4)の回転軸(ポ
ンプ駆動軸)(22)に連結され、回転駆動されてポンプ
作用を行い、ポンプカートリッジ(12)から吐出された
圧油は吐出ポート(24)からパワーステアリング装置等
の油圧機器へ送られる。なお、(26)は油圧機器からの
リターンポートである。
たフロントボデイ(8)とポンプ取付部材(10)との間
に配置されたポンプカートリッジ(12)を備えている。
このポンプカートリッジ(12)は、ロータ(14)および
カムリング(16)をリアボディを兼ねたサイドプレート
(18)とプレッシャプレート(20)とによって挾持して
成り、ロータ(14)が、上記モータ(4)の回転軸(ポ
ンプ駆動軸)(22)に連結され、回転駆動されてポンプ
作用を行い、ポンプカートリッジ(12)から吐出された
圧油は吐出ポート(24)からパワーステアリング装置等
の油圧機器へ送られる。なお、(26)は油圧機器からの
リターンポートである。
モータ(4)は、マグネットおよびアーマチュアを収
容したヨーク(28)を、カバー(30)と上記オイルポン
プ(2)のリアボディ(10)とにより挾持し、ボルト
(32)によって締結することにより、オイルポンプ
(2)と一体的に連結固定されている。また、(34)は
プラス側のモータ電源端子、(36)はマイナス側のモー
タ電源端子である。
容したヨーク(28)を、カバー(30)と上記オイルポン
プ(2)のリアボディ(10)とにより挾持し、ボルト
(32)によって締結することにより、オイルポンプ
(2)と一体的に連結固定されている。また、(34)は
プラス側のモータ電源端子、(36)はマイナス側のモー
タ電源端子である。
上記ボルト(32)は、ステンレスあるいは黄銅等の非
磁性体の素材からつくられている。従って、本実施例装
置では、ボルト(32)が第2図に示すような位置に配置
されている場合でも、アーマチュアの回転に伴ってボル
ト(32)がヨーク(28)側あるいはアーマチュアコア側
に吸引され、復帰することの繰り返しにより生ずる振動
が起こるおそれがない。その結果、据切操舵時に、ある
負荷条件において特に発生しやすかった、ボルトの共振
が原因となる異音をなくすことができる。
磁性体の素材からつくられている。従って、本実施例装
置では、ボルト(32)が第2図に示すような位置に配置
されている場合でも、アーマチュアの回転に伴ってボル
ト(32)がヨーク(28)側あるいはアーマチュアコア側
に吸引され、復帰することの繰り返しにより生ずる振動
が起こるおそれがない。その結果、据切操舵時に、ある
負荷条件において特に発生しやすかった、ボルトの共振
が原因となる異音をなくすことができる。
以上述べたように本考案によれば、ヨークを両側から
挾持するカバーとポンプ取付部材とを締結しているボル
トが、共振を起こして異音を発生することを防止するこ
とができる。
挾持するカバーとポンプ取付部材とを締結しているボル
トが、共振を起こして異音を発生することを防止するこ
とができる。
第1図は本考案の一実施例に係る電動モータ駆動式ポン
プの一部を断面とした正面図、第2図は一般的な電動モ
ータの横断面図である。 (2)……オイルポンプ、(4)……モータ、(10)…
…ポンプ取付部材、(22)……ポンプ駆動軸、(28)…
…ヨーク、(30)……カバー、(32)……ボルト。
プの一部を断面とした正面図、第2図は一般的な電動モ
ータの横断面図である。 (2)……オイルポンプ、(4)……モータ、(10)…
…ポンプ取付部材、(22)……ポンプ駆動軸、(28)…
…ヨーク、(30)……カバー、(32)……ボルト。
Claims (1)
- 【請求項1】モータ構成部材のマグネットと外面に開口
するスロットを有するアーマチュアが収容されているヨ
ークを、オイルポンプの取付部材とモータカバーとによ
り両側から挾持し、これらポンプ取付部材とカバーとを
ボルトによって締結することにより、モータとポンプと
を一体的に連結し、このモータによってポンプの駆動軸
を回転させるようにした電動モータ駆動式ポンプにおい
て、前記ボルトが磁性体であった場合に、電機子磁束の
中で一番外側の磁束の片側がヨーク−ボルト−アーマチ
ュアの磁路を形成するような位置に、このボルトを非磁
性体の素材にして配置し、磁路の形成を無くしたことを
特徴とする電動モータ駆動式ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989041902U JP2544061Y2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 電動モータ駆動式ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989041902U JP2544061Y2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 電動モータ駆動式ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02132873U JPH02132873U (ja) | 1990-11-05 |
JP2544061Y2 true JP2544061Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=31552970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989041902U Expired - Lifetime JP2544061Y2 (ja) | 1989-04-10 | 1989-04-10 | 電動モータ駆動式ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544061Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4175584B2 (ja) * | 1998-09-11 | 2008-11-05 | 油研工業株式会社 | モータ一体型油圧ポンプ装置 |
US7931448B2 (en) * | 2006-08-01 | 2011-04-26 | Federal Mogul World Wide, Inc. | System and method for manufacturing a brushless DC motor fluid pump |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5536830A (en) * | 1978-09-08 | 1980-03-14 | Ricoh Co Ltd | Multiprocessor control system of copier |
JPS5837747U (ja) * | 1981-09-01 | 1983-03-11 | 三菱電機株式会社 | 始動用直流電動機 |
-
1989
- 1989-04-10 JP JP1989041902U patent/JP2544061Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02132873U (ja) | 1990-11-05 |
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