JPH06178416A - 多導体の延線工法及びそれに用いる分割形3輪金車 - Google Patents

多導体の延線工法及びそれに用いる分割形3輪金車

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JPH06178416A
JPH06178416A JP35218992A JP35218992A JPH06178416A JP H06178416 A JPH06178416 A JP H06178416A JP 35218992 A JP35218992 A JP 35218992A JP 35218992 A JP35218992 A JP 35218992A JP H06178416 A JPH06178416 A JP H06178416A
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和夫 相沢
Yoshisada Ishida
吉貞 石田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】完全プレハブ式による多導体の延線について、
従来におけるような大がかりなワイヤの移動作業を必要
としない延線工法及びそれに用いる分割形の3輪金車の
提供。 【構成】1個のホイールを有する3個の単位金車2a、
2b、2cを各単位金車ごとに分割可能にして並列に組
み合わせてなる分割形3輪金車1をワイヤ延線用に用
い、鉄塔アームAの鉄塔T寄りの部位で3本のワイヤW
a、Wb、Wcを一括的に延線し、それから分割形3輪
金車を3本のワイヤごと鉄塔アームの先端部位に移し、
次いで分割形3輪金車から2個の単位金車2a、2bを
それぞれのワイヤを支持したままの状態で分割し、それ
から分割で得られた2個の単位金車を所定の吊り下げ位
置に位置決めさせた後、この2個の単位金車及びそれぞ
れに支持されているワイヤを用いて2本の電線の延線を
行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電線により一つ
の相が形成される多導体の延線に関し、特に完全プレハ
ブ式による多導体の延線に好適な工法及びそれに用いる
分割形3輪金車に関する。
【0002】
【従来の技術】完全プレハブ式による多導体の延線につ
いての従来の工法を図10及び図11を参照して説明す
ると以下の通りである。鉄塔アームAに鉄塔T寄りの部
位で3輪金車60を吊り下げ、この3輪金車60を用い
て先ず3本のワイヤWa、Wb、Wcを一括的に延線す
る。それから、この延線された3本の内の1本のワイヤ
Wbはそのまま残して次のワイヤ延線用とし、他の2本
のワイヤWa、Wcを電線の延線部位である鉄塔アーム
Aの先端部に吊りコードCを用いて吊り下げられている
2個の1輪金車61、61に移し、このワイヤWa、W
cをそれぞれのメッセンジャーワイヤとして2本の電線
を同期に延線する。これらの作業は多導体の電線の本数
に応じて繰り返されるもので、例えば8導体の場合には
図11に示すようにして4回繰り返されることになる。
【0003】このようにワイヤの延線と電線の延線につ
いて3輪金車と1輪金車を使い分けるようにしているの
は、完全プレハブ工法に特有のもので、電線に掛かる負
担をできるだけ小さくして延線中の電線に予定外の伸び
を生じないようにするためである。即ち、3輪金車の場
合には重量が大きいために追随性が悪く、電線が振れる
箇所での電線への負担が大きくなって電線に予定外の伸
びを生じるおそれがあるからである。
【0004】このような従来の工法においては、ワイヤ
移動作業は、滑車62x、62yを介して地上から操作
される2本の操作ワイヤ63x、63yで移動対象のワ
イヤWを吊り上げて行われるもので、順繰りに2本の操
作ワイヤ63x、63yの長さを調節しつつ目的の金車
61にまでワイヤWを移動させて行くようにされてお
り、この大がかりなワイヤの移動作業が大きな負担とな
っている。即ち、延線張力も含めて数トンの荷重となっ
ているワイヤを2本の操作ワイヤで操作するものである
から、その操作に高度なバランスが要求されて作業に熟
練性を要するし、また作業時間も長く掛かる。この結
果、熟練作業者の確保という問題や、また工期の遅れ等
の問題を招くことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
完全プレハブ式による多導体の延線について、従来にお
けるような大がかりなワイヤの移動作業を必要としない
延線工法の提供を目的とし、またそれに用いる分割形の
3輪金車の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による多導体の延
線工法は、1個のホイールを有する3個の単位金車を各
単位金車ごとに分割可能にして並列に組み合わせてなる
分割形3輪金車をワイヤ延線用に用い、3本のワイヤの
延線が終了した後、分割形3輪金車をワイヤごと鉄塔ア
ームの先端部位に移し、次いで分割形3輪金車から2個
の単位金車をそれぞれのワイヤを支持したままの状態で
分割し、それから分割で得られた2個の単位金車を所定
の吊り下げ位置に位置決めさせた後、この2個の単位金
車及びそれぞれに支持されているワイヤを用いて2本の
電線の延線を行うようにしている。
【0007】この延線工法によると、ワイヤ延線に使用
した分割形3輪金車ごとワイヤを鉄塔アームの先端部位
に移せるので、従来のような大がかりなワイヤの移動作
業を行わずに済み、完全プレハブ式による多導体の延線
工法について大幅な合理化を図れる。
【0008】このような延線工法に用いる分割形3輪金
車については、一つとして、共通下横フレーム部材と共
通上横フレーム部材の間に3個の単位金車を並列に設け
るようにすると共に、左右両側の各単位金車を、各単位
金車ごとのフレームである単位フレームに1個のホイー
ルを回転可能に保持させた構造とし、且つそれぞれの単
位フレームの上端部を共通上横フレーム部材に、また下
端部を共通下横フレーム部材にそれぞれ分離可能に接続
し、そしてこの左右両側の各単位金車について各単位フ
レームを共通上横フレーム部材及び共通下横フレーム部
材から分離させる一方で各単位金車ごとに鉄塔アームに
吊り下げて分割をなす構成とすることができる。この構
成によると構造を比較的簡単なもので済ませることがで
きるという利点がある。
【0009】また、他の一つとして、各単位金車ごとの
フレームである単位フレームに1個のホイールを回転可
能に保持させた構造の各単位金車をそれぞれの単位フレ
ームが上下回動可能となるようにして各単位金車に共通
である共通フレームに保持させ、そしてワイヤ延線に際
しては各単位金車の単位フレームを下側に回動させた状
態で使用し、分割に際しては、各単位金車ごとに単位フ
レームを上側に回動・起立させて鉄塔アームに吊り下げ
た後、各単位金車を共通フレームから取り外す構成とす
ることができる。この構成によると分割操作が比較的容
易であるという利点がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本発明に
よる延線工法は、分割形の3輪金車を用いるもので、図
1及び図2に示すように、鉄塔アームAの鉄塔T寄りの
部位に分割形3輪金車1を吊り下げ、この分割形3輪金
車1を用いて先ず3本のワイヤWa、Wb、Wcを一括
的に延線する。
【0011】ワイヤ延線が終了したら、分割形3輪金車
1の3個の単位金車2a、2b、2cの各ホイール3、
3、3にワイヤWa、Wb、Wcを支持させたままの状
態で分割形3輪金車1を鉄塔アームAの先端部位に移動
させる。
【0012】そのための移動手段は、鉄塔アームAの下
辺に取り付けた例えばIビームのようなレール部材4、
複数の回転輪5、5、……を介してレール部材4に支持
させた移動部材6、及びレール部材4に沿って設けられ
ている滑車7d、7iに巻回させられ、一方の滑車7d
に加えられる駆動力により正逆両方向に無端走行可能と
された走行ワイヤ8よりなっており、走行ワイヤ8の走
行に応じ、この走行ワイヤ8に接続されている移動部材
6がレール部材4上を移動する構造とされている。
【0013】次いで、鉄塔アームAの先端部位におい
て、分割形3輪金車1から2個の単位金車2a、2bを
それぞれのワイヤWa、Wbを支持したままの状態で分
割する。それから、この分割で得られた2個の単位金車
2a、2bをワイヤWa、Wbごと電線延線用の高さ位
置まで吊りコードCで吊り下げる一方で、残りの単位金
車2c又は1個の単位金車2cを残すだけとなった分割
形3輪金車1をワイヤ延線用の部位に戻し、予め用意し
てある予備の単位金車2a′、2b′を補充して新たな
分割形3輪金車1′として次のワイヤ延線に備える。
尚、この分割形3輪金車1′については、単位金車2c
の配置換えを行い、分割形3輪金車1では単位金車2b
があった位置に移し、新たな単位金車2a′、2b′を
残りの部分に組み込むようにする。
【0014】そして最後に、電線延線用の高さ位置まで
吊り下げた2個の単位金車2a、2b及びそれぞれに支
持されているワイヤWa、Wbを用いて2本の電線の延
線を行う。以上の作業が電線2本ごとの作業で、多導体
の電線の本数に応じてこれら一連の作業を複数回繰り返
して一つの相の延線が完了する。
【0015】以下、分割形3輪金車の具体的な実施例を
説明する。第1実施例(図3及び図4) この実施例の分割形3輪金車10は、共通下横フレーム
部材11と共通上横フレーム部材12の間に3個の単位
金車13a、13b、13cを並列に設けた構造とされ
ている。
【0016】左右両側の各単位金車13a、13cは、
互いに対称とされており、それぞれ上横フレーム部材1
4、第1縦フレーム部材15、第2縦フレーム部材1
6、及び下横フレーム部材17よりなる単位フレーム1
8に1個のホイール19を回転可能に保持させた構造と
されており、単位フレーム18を介して共通下横フレー
ム部材11に載せるようにされ、単位フレーム18に掛
かる荷重を共通下横フレーム部材11で受ける構造とさ
れている。
【0017】より詳細には、上横フレーム部材14は、
左右の各端部に単位化用の接続部20、20を有すると
共に中間部に一体化用の接続部21を有し、一体化用の
接続部21を介して共通上横フレーム部材12に接離可
能とされ、またこの上横フレーム部材14の一方の単位
化用の接続部20に対し第1縦フレーム部材15の上端
が接離可能とされると共に、他方の単位化用の接続部2
0に第2縦フレーム部材16の上端が接離可能とされ、
さらに第1縦フレーム部材15の下端が共通下横フレー
ム部材11に接離可能とされている。
【0018】さらにまた、第1縦フレーム部材15の上
端部には中間接続部22が設けられ、この中間接続部2
2を支点に矢示Xの如く回動できるようにされると共
に、第2縦フレーム部材16についてはその上側部が矢
示Yの如く伸縮する構造とされている。
【0019】一方、真ん中の単位金車13bは、左右両
側の単位金車13a、13cの第2縦フレーム部材16
と同様にその上側部が矢示Yの如く伸縮する構造とされ
た左右一対の縦フレーム部材23、23からなる単位フ
レーム24に1個のホイール19を回転可能に保持させ
た構造とされており、同じく単位フレーム24が共通下
横フレーム部材11に載せられた構造とされている。
【0020】この分割形3輪金車10は、左右両側の単
位金車13a、13cについて、上横フレーム部材14
を共通上横フレーム部材12から分離すると共に、第1
縦フレーム部材15を共通下横フレーム部材11から分
離させることにより分割され、分割後は単位金車13
a、13cはそれぞれの吊り下げ部25を介し、また単
位金車13bは共通吊り下げ部26を介して別々に吊り
下げて扱われる。
【0021】この分割形3輪金車10は、その構造から
電線の延線用には左右両側の各単位金車13a、13c
を用いるのが基本であるが、この場合には線交わし作業
が必要になる。即ち、単位金車13cを残して単位金車
13bをワイヤ延線部位に戻すことになるので、単位金
車13bの吊りコードCと単位金車13cが支持してい
るワイヤとに干渉を生じないようする線交わし作業が必
要になる。従って、線交わし作業を行わずに済ませたい
場合には左右何れかの単位金車13a、13cと真ん中
の単位金車13bの組合せで用いるようにしてもよい。
【0022】第1縦フレーム部材15についての前記回
動構造及び第2縦フレーム部材16や縦フレーム部材2
3についての前記伸縮構造は、3個の単位金車13a、
13b、13cを一体で使用する場合に、単位金車13
a、13b、13cそれぞれのホイール19にワイヤW
を通すための構造である。
【0023】即ち、例えば単位金車13bにワイヤWを
通すには、この単位金車13bの一方の縦フレーム部材
23の上側部を伸ばして共通上横フレーム部材12に接
続した状態とする一方で、単位金車13aの第1縦フレ
ーム部材15を上横フレーム部材14から外してその上
端部を倒し、これにより形成される開路から先ず単位金
車13aにワイヤWを仮に載せ、それから第1縦フレー
ム部材15を上横フレーム部材14に再び接続する一方
で、縦フレーム部材23を共通上横フレーム部材12か
ら分離してその上端部を引っ込めて開路を形成し、この
開路から単位金車13aに仮置きしてあったワイヤWを
単位金車13bに移す。
【0024】第2実施例(図5〜図7) この実施例の分割形3輪金車30は、共通横フレーム部
材31の左右両端に共通縦フレーム部材32、32を垂
設させてなる門形状の共通フレーム33に3個の単位金
車34a、34b、34cを並列に保持させた構造とさ
れている。
【0025】左右両側の各単位金車34a、34cは、
互いに対称とされており、それぞれ横フレーム部材35
と左右一対の縦フレーム部材36、36よりなる単位フ
レーム37に1個のホイール38を回転可能に保持させ
てなっており、その単位フレーム37が各単位金車34
a、34cごとに図7中の矢示Zの如く上下方向で回動
できるような状態で共通フレーム33に保持されてい
る。
【0026】一方、真ん中の単位金車34bは、基本的
には他の単位金車34a、34cと同様で、横フレーム
部材35と左右一対の縦フレーム部材39、39からな
る単位フレーム40にホイール38を保持させた構造で
ある。ただ、その単位フレーム40の縦フレーム部材3
9、39の下端部が伸縮するようにされ、この伸縮によ
り共通横フレーム部材31に対し接離可能とされてい
る。これは第1実施例について説明したのと同様であっ
て、各単位金車34a、34b、34cのホイール38
にワイヤをセットするための構造で、第1実施例の場合
の第1縦フレーム部材15に設けた構造に対応する構造
は共通縦フレーム部材32に設けられている。即ち、共
通縦フレーム部材32は、中間接続部41を介して回動
できる構造とされ、その先端部を共通横フレーム部材3
1から分離した状態で回動させることによりワイヤを通
すための開路を形成できるようになっている。
【0027】この分割形3輪金車30は、3個の単位金
車34a、34b、34cを一体のまま使うワイヤ延線
に際してはそれぞれの単位フレーム37、40、37を
下側に回動させた状態で使用する。一方、電線の延線に
使用するについては、各単位金車34a、34b、34
cごとに単位フレーム37、40、37を上側に回動・
起立させ、それからそれぞれを横フレーム部材35の吊
り下げ部42を介して図2のように鉄塔アームAに吊り
下げた後、各単位金車34a、34b、34cに分割す
る。そして、左右何れかの単位金車34a、34cと真
ん中の単位金車34bを組にして電線の延線に用いる。
【0028】尚、図中に43で示すのは係止爪で、各単
位金車34a、34b、34c同士及び共通縦フレーム
部材32とを一体化させるためのものであり、分割に際
してはこれを外すことになる。また、44はストッパ
で、単位金車34a、34b、34cが互いに前後方向
及び上下方向にずれるのを防止する機能を負っている。
即ち、各ストッパ44が隣り合った各縦フレーム部材3
6、39に交互に固定されており、この各ストッパ44
が互い同志及び各縦フレーム部材36、39を規制し合
うことにより、各単位金車34a、34b、34c同志
の前後方向及び上下方向でのずれが規制されるものであ
る。ただ、これらは分割に際しては外す必要がない。
【0029】第3実施例(図8及び図9) この実施例の分割形3輪金車50は、上横フレーム部5
1u、下横フレーム部51d、及び縦フレーム部51s
からなる一体構造に形成され一側が開放部51cとされ
たC字形の共通フレーム51を有しており、この共通フ
レーム51に3個の単位金車52a、52b、52cを
保持させてなっている。
【0030】3個の単位金車52a、52b、52c
は、何れも同一構造を持つようにされており、それぞれ
主単位フレーム53と補助単位フレーム54を有してい
る。
【0031】主単位フレーム53は、吊り下げ部55を
有する横フレーム部材56で左右一対の縦フレーム部材
57、57の一端を接続した構造とされており、分割の
ために第2実施例の分割形3輪金車30と同様に上下方
向で回動できるようにされている。
【0032】一方、補助単位フレーム54は、左右両側
の縦フレーム部54h、54h及び横フレーム部54y
からなる一体構造に形成され、またその横フレーム部5
4yには係合部54jが突設されている。そして、各単
位金車52a、52b、52cは、この補助単位フレー
ム54を介して共通フレーム51の下横フレーム部51
dに載置され、各単位金車52a、52b、52cのホ
イール58に掛かる荷重を下横フレーム部51dが受け
るようにされている。
【0033】このような載置構造は第1実施例の場合と
同様であるが、この例では共通フレーム51が開放部5
1cを有する関係から横ずれを防止するために、補助単
位フレーム54の横フレーム部54yに係合部54jを
突設すると共に、これに対応させて共通フレーム51の
下横フレーム部51dに係合受け部51jを凹設し、係
合部54jが係合受け部51jに嵌まり込むようにされ
ている。
【0034】この分割形3輪金車50は、第2実施例の
分割形3輪金車30の場合と同様にして分割されるもの
であるが、分割の際には各単位金車52a、52b、5
2cごとに吊り下げた状態で共通フレーム51の開放部
51cに取り付けられている閉鎖部材51rを外すだけ
の簡単な作業で分割を行えるという利点がある。
【0035】
【発明の効果】本発明による多導体の延線工法は、以上
説明したように、必要に応じて1輪構造の単位金車に分
割できる分割形3輪金車を用い、この分割形3輪金車で
ワイヤ延線を行った後、分割形3輪金車ごとワイヤを鉄
塔アームの先端部位に移し、そこで分割形3輪金車を各
単位金車に分割し、この各単位金車をそれに支持されて
いるワイヤごと電線の延線用に使用するようにしている
ので、従来のような大がかりなワイヤの移動作業を行わ
ずに済み、完全プレハブ式による多導体の延線工法の合
理化に大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による延線工法における分割形3輪金車
の移動状態の説明図。
【図2】本発明による延線工法における分割形3輪金車
の分割使用状態の説明図。
【図3】本発明の第1実施例による分割形3輪金車の正
面図。
【図4】図3中の矢示A4方向から見た側面図。
【図5】本発明の第2実施例による分割形3輪金車の正
面図。
【図6】図5中の矢示A6方向から見た側面図。
【図7】共通フレームの回動状態を示す側面図。
【図8】本発明の第3実施例による分割形3輪金車の正
面図。
【図9】図8中の矢示A9方向から見た側面図。
【図10】従来の延線工法の説明図。
【図11】従来の延線工法におけるワイヤ移動作業の繰
返し状態についての説明図。
【符号の説明】
1 分割形3輪金車 2a 単位金車 2b 単位金車 2c 単位金車 3 ホイール Wa ワイヤ Wb ワイヤ Wc ワイヤ A 鉄塔アーム T 鉄塔 10 分割形3輪金車 11 共通下横フレーム部材 12 共通上横フレーム部材 13a 単位金車 13b 単位金車 13c 単位金車 18 単位フレーム 19 ホイール 30 分割形3輪金車 33 共通フレーム 34a 単位金車 34b 単位金車 34c 単位金車 37 単位フレーム 38 ホイール 50 分割形3輪金車 51 共通フレーム 52a 単位金車 52b 単位金車 52c 単位金車 53 主単位フレーム 58 ホイール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄塔アームの鉄塔寄りの部位で3本のワ
    イヤを一括的に延線し、これら3本のワイヤの内の1本
    を次のワイヤ延線用とする一方で、他の2本のワイヤを
    電線の延線部位である鉄塔アームの先端部位に移し、そ
    れからこのワイヤを用いて鉄塔アームの先端部位で2本
    の電線を延線するという一連の作業を複数回繰り返すこ
    とにより多導体の延線を行うようになっている多導体の
    延線工法において、 1個のホイールを有する3個の単位金車を各単位金車ご
    とに分割可能にして並列に組み合わせてなる分割形3輪
    金車をワイヤ延線用に用い、3本のワイヤの延線が終了
    した後、分割形3輪金車をワイヤごと鉄塔アームの先端
    部位に移し、次いで分割形3輪金車から2個の単位金車
    をそれぞれのワイヤを支持したままの状態で分割し、そ
    れから分割で得られた2個の単位金車を所定の吊り下げ
    位置に位置決めさせた後、この2個の単位金車及びそれ
    ぞれに支持されているワイヤを用いて2本の電線の延線
    を行うようにしたことを特徴とする多導体の延線工法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の多導体の延線工法に用
    いる分割形3輪金車であって、 共通下横フレーム部材と共通上横フレーム部材の間に3
    個の単位金車が並列に設けられており、左右両側の各単
    位金車は、各単位金車ごとのフレームである単位フレー
    ムに1個のホイールを回転可能に保持させてなり、且つ
    それぞれの単位フレームの上端部が共通上横フレーム部
    材に、また下端部が共通下横フレーム部材にそれぞれ分
    離可能に接続されており、そしてこの左右両側の各単位
    金車について各単位フレームを共通上横フレーム部材及
    び共通下横フレーム部材から分離させる一方で各単位金
    車ごとに鉄塔アームに吊り下げて分割をなすようにされ
    ていることを特徴とする分割形3輪金車。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の多導体の延線工法に用
    いる分割形3輪金車であって、 各単位金車は、各単位金車ごとのフレームである単位フ
    レームに1個のホイールを回転可能に保持させてなり、
    且つそれぞれの単位フレームが上下回動可能となるよう
    にして3個の単位金車に共通である共通フレームに保持
    されており、そしてワイヤ延線に際しては各単位金車の
    単位フレームを下側に回動させた状態で使用し、分割に
    際しては、各単位金車ごとに単位フレームを上側に回動
    ・起立させて鉄塔アームに吊り下げた後、各単位金車を
    共通フレームから取り外して分割をなすようにされてい
    ることを特徴とする分割形3輪金車。
JP35218992A 1992-12-10 1992-12-10 多導体の延線工法及びそれに用いる分割形3輪金車 Expired - Lifetime JPH0710122B2 (ja)

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JP35218992A Expired - Lifetime JPH0710122B2 (ja) 1992-12-10 1992-12-10 多導体の延線工法及びそれに用いる分割形3輪金車

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JP (1) JPH0710122B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100759246B1 (ko) * 2007-02-28 2007-09-17 주식회사 서광이엔씨 연ㆍ긴선용 이도 보정 장치

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JPH0710122B2 (ja) 1995-02-01

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