JPH06178173A - 後方視認用カメラのフ−ドガラス - Google Patents
後方視認用カメラのフ−ドガラスInfo
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- JPH06178173A JPH06178173A JP4345103A JP34510392A JPH06178173A JP H06178173 A JPH06178173 A JP H06178173A JP 4345103 A JP4345103 A JP 4345103A JP 34510392 A JP34510392 A JP 34510392A JP H06178173 A JPH06178173 A JP H06178173A
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
可視光線だけを透過させる広帯域フィルタを形成する選
択透過膜を積層し、部品点数の削減を可能とする。 【構成】 ガラス基板10の一方の面に紫外線および赤
外線のフィルタ機能を併有する選択透過膜11を積層
し、他方の面に加熱用透明導電膜12を形成させる。選
択透過膜11としては、λ/8の高屈折率膜上にλ/4
の高低屈折率膜を交互に積層し、さらにλ/4の低屈折
率膜とλ/8の高屈折率膜とを積層した多層構成の紫外
域透過防止膜と、λ/8の中屈折率膜上にλ/4の高低
屈折率膜を交互に積層し、さらにλ/4の高屈折率膜と
λ/8の中屈折率膜とを積層した多層構成の赤外域透過
防止膜とから構成された多層構成膜が用いられる。
Description
のフ−ドガラス、特に選択透過膜付きヒーターフ−ドガ
ラスに関する。
の後方視界を確認するには、車室内の略中央前部に設け
られたインナ−ミラ−によるか、或いは、車両後方を振
り返って目視するの何れかであったが、その何れも死角
の点から後方視界の完全な確認は無理であった。そのた
め最近は、運転者が直接目視して確認することのできな
い後方の死角及び視界を減少させるため、リアスポイラ
ー付近に後方監視カメラを内蔵させ、このカメラによっ
て捉らえた像を車室内のモニタTV画面に表示させて、
後方視界の安全を確認する装置が使用されるようになっ
ている。
92753号公報に開示されたものが知られている。こ
のものは、車両後部に配置されて後方視界を映像信号に
変換する昼間用カメラと夜間用カメラとを含む撮像手段
と車室内前部に設けた表示装置とよりなる。表示手段
は、撮像手段により得られた映像信号をビデオ信号に変
換するメイン回路ユニットと、そのビデオ信号によりコ
ントロールユニットを介して作動して後方視界の映像を
表示するモニタTVとより構成されている。また前記撮
像手段における各カメラは、レンズと電荷結合型撮像子
(CCD)とよりなっており、昼間用カメラは調光フィ
ルタと反射鏡とを介して後方視界を捉え夜間用カメラは
カバーガラスと反射鏡とを介して前記同様後方視界を捉
えるようにしてある。この撮像手段を内蔵したハウジン
グには、前面開放部にそれぞれ昼間用カメラと夜間用カ
メラとに対応する位置に、フードガラスであるフラット
な調光フィルタとカバーガラスとが嵌め込まれている。
D素子は、紫外線により劣化する問題点がある。一方外
界より照射される太陽光に含まれる赤外線により、カメ
ラケ−ス内は不必要な温度上昇を来し、内蔵する電子回
路に悪影響を及ぼす問題点がある。前記従来のフ−ドガ
ラスでは、上記紫外線や赤外線の透過を押さえることが
できなく、そのためには、通常の紫外線フィルタと赤外
線フィルタとの2枚を前記フ−ドガラスに重ね合わせ使
用せざるをえない状況におかれている。本発明は、上記
問題点を解決すべくなされたもので、フ−ドガラスに紫
外線と赤外線をカットして可視光線だけを透過させる広
帯域フィルタを形成する選択透過膜を積層蒸着し、部品
点数の削減を可能とする選択透過膜付きヒーターフ−ド
ガラスを提供することを目的とする。
め、本発明は、ガラス基板の一方の面に紫外線および赤
外線のフィルタ機能を併有する選択透過膜を積層し、他
方の面に加熱用透明導電膜を形成させて選択透過膜付き
ヒーターフ−ドガラスとしたものである。また、ガラス
基板の一方の面に紫外線および赤外線のフィルタ機能を
併有する選択透過膜と、加熱用透明導電膜とを積層して
もよい。さらに、選択透過膜としては、λ/8の高屈折
率膜上にλ/4の高低屈折率膜を交互に積層し、さらに
λ/4の低屈折率膜とλ/8の高屈折率膜とを積層した
多層構成の紫外域透過防止膜と、λ/8の中屈折率膜上
にλ/4の高低屈折率膜を交互に積層し、さらにλ/4
の高屈折率膜とλ/8の中屈折率膜とを積層した多層構
成の赤外域透過防止膜とから構成された多層構成膜が用
いられる。選択透過膜形成方法としては、真空蒸着法、
スパッタリング法またはイオンプレーティング法が使用
できる。
された選択透過膜は多層膜構成の紫外線フィルタと赤外
線フィルタとを組合せ構成してあるため、紫外線と赤外
線とをカットして可視光線だけを透過でき、内蔵するC
CDカメラのCCD素子の劣化防止と電子回路への悪影
響を防止できる。また、前記選択透過膜を積層蒸着して
あるフ−ドガラスの結露防止機能により、該薄膜の水分
により惹起される波長のシフト並びに剥離を防止すると
ともに、カメラのレンズの保護をすることができる。
する。図1は本発明のフードガラス付き後方監視カメラ
の一実施例の概略の構成を示すブロック図である。後方
監視カメラのハウジング1内に、レンズユニット2、レ
ンズ3およびCCD基板4を配置し、レンズ3の前面に
おけるハウジングの開口部にフードガラス5を取付け
る。後方監視カメラは、モニタ部よりなる制御部6と電
源部7に接続されている。電源部7と制御部6とは車両
の前部運転室内に設置され、カメラハウジング1は前記
電源部.制御部と分離して車両後部のリアスポイラー等
に設けてある。
ので、ガラス基板10の一方の面に紫外線および赤外線
のフィルタ機能を併有する選択透過膜11を積層し、他
方の面に透明導電膜12を形成させる。透明導電膜12
は、ITO膜等の導電膜より構成し、該導電膜に通電し
て結露防止用に使用する。これらの膜は、真空蒸着法、
スパッタリング法またはイオンプレーティング法等で形
成される。図3は、別の実施例で、ガラス基板10の一
方の面に紫外線および赤外線のフィルタ機能を併有する
選択透過膜11と、加熱用透明導電膜12とを積層した
場合を示す。
率膜上にλ/4の高低屈折率膜を交互に積層し、さらに
λ/4の低屈折率膜とλ/8の高屈折率膜とを積層した
多層構成の紫外域透過防止膜と、λ/8の中屈折率膜上
にλ/4の高低屈折率膜を交互に積層し、さらにλ/4
の高屈折率膜とλ/8の中屈折率膜とを積層した多層構
成の赤外域透過防止膜とから構成された多層構成膜が用
いられる。例えば、高屈折物質HとしてTiO2 、中間
屈折物質MとしてAl2O3、低屈折物質LとしてSiO
2 を使用すると、波長λは、λ1 =350nmのとき、
H1、L1で紫外域をカットし、またλ2 =840nmの
とき、H2、L2、M2 で赤外域をカットする。
折率膜を交互に7層した場合に(L1H1)7 で表すと、
紫外域透過防止膜は、H1/2(L1H1)7 L1 H1/
2、赤外域透過防止膜は、M2/2(H2L2)7 H2 M2
/2で表すことができる。ただし、L1、H1、L2、H2
はλ/4の膜厚、H1/2、M2/2はλ/8の膜厚であ
る。上記構成であるので、図4に示すように、400〜
700nmの可視域で透過率は、約90〜100%を示
し、400nm以下の紫外域で、また、750nm以上
の赤外域で透過率は0%となりカットできる。
装置のCCDカメラのCCD素子の紫外線による劣化は
防止できる。また、カメラケ−ス内の赤外線による温度
上昇が低減でき、電子回路や電子部品の熱的劣化を防止
できる。また、フ−ドガラスによりカメラのレンズ保護
と選択透過膜の波長のシフト並びに剥離を防止できる。
また、フ−ドガラスに選択透過膜を積層蒸着することに
より、部品点数の削減ができる。
を備えた後方視認用カメラの断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ガラス基板の一方の面に紫外線および赤
外線のフィルタ機能を併有する選択透過膜を積層し、他
方の面に加熱用透明導電膜を形成させてなる後方視認用
カメラのフ−ドガラス。 - 【請求項2】 ガラス基板の一方の面に紫外線および赤
外線のフィルタ機能を併有する選択透過膜と、加熱用透
明導電膜とを積層してなる後方視認用カメラのヒーター
フ−ドガラス。 - 【請求項3】 選択透過膜は、λ/8の高屈折率膜上に
λ/4の高低屈折率膜を交互に積層し、さらにλ/4の
低屈折率膜とλ/8の高屈折率膜とを積層した多層構成
の紫外域透過防止膜とλ/8の中屈折率膜上にλ/4の
高低屈折率膜を交互に積層し、さらにλ/4の高屈折率
膜とλ/8の中屈折率膜とを積層した多層構成の赤外域
透過防止膜とから構成された多層構成膜である請求項1
または2記載の後方視認用カメラのフ−ドガラス。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34510392A JP3169459B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 後方視認用カメラのフ−ドガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34510392A JP3169459B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 後方視認用カメラのフ−ドガラス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06178173A true JPH06178173A (ja) | 1994-06-24 |
JP3169459B2 JP3169459B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=18374307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34510392A Expired - Fee Related JP3169459B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 後方視認用カメラのフ−ドガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3169459B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0689962B2 (en) † | 1994-06-29 | 2005-07-06 | Murakami Kaimeido Co., Ltd | Vehicle mirror |
EP1701182A1 (en) * | 2005-03-10 | 2006-09-13 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Camera module comprising an infrared cut filter, said filter comprising ultraviolet cut means |
JP2007110665A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | For-A Co Ltd | カメラハウジング装置 |
US11535173B2 (en) | 2019-01-25 | 2022-12-27 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Camera device |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP34510392A patent/JP3169459B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0689962B2 (en) † | 1994-06-29 | 2005-07-06 | Murakami Kaimeido Co., Ltd | Vehicle mirror |
EP1701182A1 (en) * | 2005-03-10 | 2006-09-13 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Camera module comprising an infrared cut filter, said filter comprising ultraviolet cut means |
JP2006251380A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Mitsumi Electric Co Ltd | カメラモジュール |
JP2007110665A (ja) * | 2005-10-13 | 2007-04-26 | For-A Co Ltd | カメラハウジング装置 |
US11535173B2 (en) | 2019-01-25 | 2022-12-27 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Camera device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3169459B2 (ja) | 2001-05-28 |
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