JPH06177655A - 変換器回路及びこれを用いたダブルバランストミキサー回路 - Google Patents

変換器回路及びこれを用いたダブルバランストミキサー回路

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JPH06177655A
JPH06177655A JP5207845A JP20784593A JPH06177655A JP H06177655 A JPH06177655 A JP H06177655A JP 5207845 A JP5207845 A JP 5207845A JP 20784593 A JP20784593 A JP 20784593A JP H06177655 A JPH06177655 A JP H06177655A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は非対称入力信号を一対の出力信号電
流に変換する1ピンのICに集積化可能な変換器回路を
提供するものである。 【構成】 非対称入力端子は、ベース接地トランジスタ
のエミッタとエミッタ接地トランジスタのベースとに接
続されたノードに接続される。ベース接地トランジスタ
は非反転電流ホロワーとして作用し、エミッタ接地トラ
ンジスタは反転相互インピーダンス増幅器として作用す
る。入力信号はノードとベース接地トランジスタを経て
第1対称出力端子に伝送される。このときノードに生じ
た信号電圧はエミッタ接地トランジスタのコレクタ電流
を変調し、この電流は信号電流と逆位相となり、第2の
出力端子に伝送される。ダブルバランストミキサー回路
等に利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非対称入力信号を実質
的に対称な出力信号電流に変換するための変換器回路で
あって、第1及び第2のトランジスタを具え、第1のト
ランジスタのエミッタが非対称入力端子に接続され、第
1のトランジスタのコレクタと第2のトランジスタのコ
レクタが第1及び第2の対称出力端子にそれぞれ接続さ
れた変換器回路に関するものである。本発明は更にダブ
ルバランストミキサー回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の変換器回路は欧州特許出願第84
200975.5号から既知である。これは、図1に示したよう
に、ダブルバランストミキサー回路の入力段100 として
用いられている。その対称出力端子SO1 及びSO2 が差動
ミキサートランジスタ対T1、T2及びT3、T4のそれぞれの
共通エミッタ端子3及び4に接続されている。
【0003】既知の変換器回路においては第1のトラン
ジスタT5と第2のトランジスタT6との両者のエミッタ
は、誘導性変換器12を経て非対称入力端子AIに接続され
る。誘導性変換器は信号源10からの非対称信号をトラン
ジスタT5及びT6のエミッタで一対の対称信号に変換す
る。このようにトランジスタT5及びT6のエミッタに供給
される信号は反対の位相を持つ。トランジスタT5及びT6
のベースは信号接地に接続されているため、これらのト
ランジスタは対称な電流ホロワーを構成している。これ
らのトランジスタのエミッタにおける一対の対称信号電
流は、ほぼユニティゲインで端子SO1 及びSO2 における
一対の対称出力信号電流に変換される。
【0004】既知の変換器回路は高効率受信フロントエ
ンドに利用するのに適しているが、非対称入力信号を一
対の対称信号に変換するための誘導性変換器が本質的に
必要である。このような誘導性変換器は比較的高価であ
り比較的大きな面積を占める。受信機機能が益々単一チ
ップ上に集積化されるようになるに従って、例えばコー
ドレス電話機などで安価で小型な受信機が要求される。
誘導性変換器は1つのチップ上に集積化するのには適し
ていない。更に、誘導性変換器を変換器回路の集積化部
品に接続するには少なくとも2つの接続ピンを必要とす
る。接続ピンの数が増えるとそれに伴ってチップのハウ
ジングの大きさと価格が増すこととなる。
【0005】これに対して、例えばドイツ国公開公報第
28,39,061 号から既知のダブルバランストミキサー回路
におけるロングテイルペア入力段のように、変換器回路
が誘導性変換器を必要としないことも知られている。し
かし、前記のように変換器回路が誘導性変換器を具えて
いる場合に比べてロングテイルペア入力段の効率は悪
い。これについては前記の欧州特許出願で指摘したが、
第1に、ロングテイルペア入力段が過度のノイズと相互
変調動作を示す。第2に、ロングテイルペア入力段が誘
導性変換器回路に比べて比較的高い入力インピーダンス
を持つ。これは、ロングテイルペア入力段が不要の信号
源と非対称入力端子との寄生容量による結合の妨害を受
け易くなる原因となる。第3に、2対のミキサートラン
ジスタの共通エミッタ端子に印加される出力信号電流の
対の間の対称性は、一般に既知の変換器回路のそれより
も小さい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の誘導性変換器を具えた変換器回路と同等の性能を有
し、チップ上に集積化するのに適しており、接続ピンは
只1つとし、大きく或いは高価な外部部品の必要性を低
くした、非対称入力信号を一対の実質的に対称な出力信
号電流に変換するための変換器回路を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の変換器回路は、非対称入力端子が第1のトランジスタ
のエミッタと第2のトランジスタのベースとに共通に接
続されたノードに接続され、第1及び第2のトランジス
タがそれぞれベース接地構成及びエミッタ接地構成に配
置されたことを特徴とするものである。
【0008】本発明は、信号源からの入力電流を第1の
トランジスタを経て第1の対称出力端子に流すこと、及
び、少なくとも第1のトランジスタのエミッタ−ベース
接合の両側の信号電圧を第2のトランジスタを駆動する
ために用いることによって第2のトランジスタが第1の
トランジスタのコレクタ電流とは実質的に逆の位相を持
つコレクタ電流を供給し、従って一対の対称出力信号電
流が得られるとの認識に基づくものである。第1のトラ
ンジスタは、ベース接地構成に配置され、非反転電流ホ
ロワーを構成し、第2のトランジスタは、エミッタ接地
構成に配置され、相互アドミタンス増幅器を構成する。
【0009】信号源からの入力電流はノードに伝送さ
れ、電流ホロワーの入力インピーダンスが比較的低いた
め、殆どは第1のトランジスタのエミッタに流れる。ノ
ードにおける信号電圧は、電圧ホロワーの入力インピー
ダンスが零でないことに基づき電流−電圧変換(相互イ
ンピーダンス)によって生起される。この信号電圧は、
第2のトランジスタのベースに印加され、第1のトラン
ジスタのコレクタ電流とは逆の位相を持つそのコレクタ
電流を変調する。第2のトランジスタによる電圧−電流
変換(相互アドミタンス)では、前記の電流−電圧変換
とは実質的に逆の変換が行われ、第1及び第2のトラン
ジスタのコレクタ電流は実質的に対称である。
【0010】本発明の好適な実施例は、第1のインピー
ダンスが第1のトランジスタのエミッタとノードとの間
に配置され、第2のインピーダンスが第2のトランジス
タのエミッタと信号接地との間に配置されたことを特徴
とするものである。第1及び第2のトランジスタのエミ
ッタと直列にインピーダンスを付加することによって、
大きい信号の処理及び/又は回路のノイズの挙動を改善
できる。
【0011】本発明の更に好適な実施例は、入力段が非
対称入力端子とノードとの間に配置されたことを特徴と
するものである。この実施例のノイズは、既知の変換器
回路と同等であり、主として入力段によって決まる。入
力段は電力ゲインを行うため、第1及び第2のトランジ
スタのそれぞれのエミッタ直列インピーダンスのノイズ
への影響は、入力段のそれに比べて比較的小さい。
【0012】本発明の更に好適な実施例は、ベース接地
構成におけるカスコードトランジスタが第2のトランジ
スタのコレクタと第2の対称出力端子との間に配置され
たことを特徴とするものである。カスコードトランジス
タは、一対の出力信号電流の対称性の改善を助ける。第
1及び第2のトランジスタのコレクタ−ベース電圧の差
を除き、両トランジスタを経て同一の範囲に伝送する信
号に対して所謂“初期効果”を及ぼす。
【0013】本発明による変換器回路をバイアスするこ
とによって安定性を改善するために、好適な実施例は、
直流遮断コンデンサがノードと第2のトランジスタのベ
ースとの間に配置され、第1のトランジスタのエミッタ
のバイアス電圧と第2のトランジスタのベースのバイア
ス電圧とを減結合することを特徴とするものである。
【0014】前記の改良は他の方法でも達成でき、その
実施例は、第1のトランジスタに接続された第1の電流
検知回路、第2のトランジスタに接続された第2の電流
検知回路、第1及び第2の電流検知回路の出力端子にそ
れぞれ接続された第1及び第2の入力端子を有する差分
検出回路、並びに、少なくとも1つのループコンデンサ
を経て第1のトランジスタのベースに接続された差分検
出回路の出力端子を具えたバイアス制御ループを具備す
ることを特徴とするものである。
【0015】変換器回路にバイアス制御ループが具えら
れた場合は、前記直流遮断コンデンサを使用せずに回路
の安定したバイアスを得ることができる。直流遮断コン
デンサによる寄生容量が出力信号電流の対に許容出来な
い非対称性を引き起こすとき及び/又は前記直流遮断コ
ンデンサがチップの中で大き過ぎるときに、この変換器
回路を用いると便利である。
【0016】本発明の更に好適な実施例は、差分検出回
路の出力端子と第1のトランジスタのベースとの間にル
ープトランジスタが挿入され、該ループトランジスタの
ベース−エミッタ接合が前記ループコンデンサを構成す
ることを特徴とするものである。
【0017】本発明によるダブルバランストミキサー回
路の実施例は、第1の差動対であるそれぞれのエミッタ
が共通の第1のエミッタ端子に接続された第1及び第2
のミキサートランジスタ、並びに第2の差動対であるそ
れぞれのエミッタが共通の第2のエミッタ端子に接続さ
れた第3及び第4のミキサートランジスタを具え、第1
と第4のトランジスタのベース及び第2と第3のトラン
ジスタのベースがそれぞれ共通の第1ベース端子及び共
通の第2ベース端子に接続され、それらのベース端子の
間に混合される信号が印加されるダブルバランストミキ
サー回路において、非対称入力端子が、第1の共通エミ
ッタ端子と、エミッタ接地構成に配置され且つそのコレ
クタが第2の共通エミッタ端子に接続されたトランジス
タのベースとに、共通に接続されているノードに接続さ
れたことを特徴とするものである。
【0018】ダブルバランストミキサー回路のこの実施
例は、電圧供給端子間に直列に配置されたエミッタ−ベ
ース接合の数を2に減らすことができるので、特に極め
て低い供給電圧で動作するもの(例えば1.5V電池1
〜2個で動作する機器)に適している。この実施例で
は、第1及び第2のミキサートランジスタは、本発明に
よる変換器回路の第1のトランジスタの役割を果たす。
第1及び第2のミキサートランジスタのベースは、一般
に低インピーダンスの信号源に接続され、これらのトラ
ンジスタはベース接地と同様に構成され、電流ホロワー
として作用する。第1のミキサートランジスタを流れる
入力信号源からの電流と、第2のミキサートランジスタ
を流れるその電流との割合は、それぞれのベースの間の
電圧の差によって決まる。しかしながら、第1の共通エ
ミッタ端子における入力インピーダンスは、第1及び第
2のミキサートランジスタがベース接地構成の単一トラ
ンジスタで置き換えられたとした場合と同じである。そ
の結果、前記の両方の場合の相互インピーダンスは同じ
大きさとなり、ノードでの信号電圧は、第2のトランジ
スタのベースを駆動するために用いられる。
【0019】
【実施例】図2乃至7を用いて本発明を詳細に説明す
る。図2は、本発明の実施例を示すもので、特にチップ
上に集積化するのに適した変換器回路の実施例を示す。
非対称入力端子AIはノードNCに直接接続されている。ノ
ードNCは、第1のインピーダンス111 を経て第1のトラ
ンジスタ101 のエミッタと第2のトランジスタ102 のベ
ースに共通に接続されている。トランジスタ101 はベー
ス接地構成に配置され、従ってトランジスタ101 のベー
スは、直列に接続されたダイオード 241、 242及び 243
とインピーダンス 244からなる比較的低インピーダンス
のネットワークを経て信号接地に接続されている。トラ
ンジスタ102 は、エミッタがインピーダンス112 を経て
信号接地に接続され、エミッタ接地構成に配置されてい
る。トランジスタ101 及び102 のコレクタは、それぞれ
変換器回路の第1及び第2の対称出力端子( SO1、SO2
)となる。参照番号が“2”を含む部品とインピーダ
ンス120 はトランジスタ101 及び102 に正しいバイアス
を加えるように作用する。この点は後述する。
【0020】トランジスタ101 及びインピーダンス111
は、非反転電流ホロワーとみなすことができ、そうする
と入力端子はノードNCであり、出力端子は端子SO1 とな
る。この電流ホロワーの入力インピーダンスはインピー
ダンス111 とトランジスタ101 のエミッタインピーダン
スとの和にほぼ等しい。トランジスタ102 とインピーダ
ンス112 は反転相互アドミタンス増幅器とみなすことが
でき、この場合、入力端子はやはりノードNCであり、出
力端子は端子SO2 になる。この相互アドミタンス増幅器
の入力インピーダンスは、電流ホロワーのそれに比べて
少なくとも1桁大きい値を持つ。この相互アドミタンス
増幅器のゲイン、即ち電圧−電流変換係数は、インピー
ダンス112 の逆数とトランジスタ102 エミッタインピー
ダンスの逆数との和にほぼ等しい。
【0021】非対称入力端子AIに接続された信号源から
得られた入力電流は、殆どトランジスタ101 のエミッタ
に流れ、更に対称出力端子SO1 に流れる。これは不要な
信号のロスを避けるため、インピーダンス111 の値をイ
ンピーダンス211 及び120 の値に比べて相対的に小さく
しているためである。従って、変換器回路の入力インピ
ーダンスは、前記の電流ホロワーのインピーダンスにほ
ぼ等しい。ノードNCでの信号電圧は、電圧ホロワーの入
力電流と入力インピーダンスとの積にほぼ等しい。この
信号電圧は前記の相互アドミタンス増幅器の入力電圧で
ある。
【0022】電流ホロワーの相互インピーダンスのゲイ
ンと入力インピーダンスの積がユニティゲインに近けれ
ば、トランジスタ101 のコレクタ信号電流とトランジス
タ102 のそれとの間の良好な対称性が得られる。この場
合の条件は、例えば、トランジスタ101 とトランジスタ
102 とのバイアス電流の間に殆ど差が無く、インピーダ
ンス111 と112 との間に殆ど差が無い場合である。トラ
ンジスタ101 のベースと信号接地との間のインピーダン
スが零でないために、所謂“不完全な”ベース接地構成
のために若干の非対称性は存在する。インピーダンス11
2 の値に応じてインピーダンス111 の値を減らすことに
よって、この非対称性を補償することができる。
【0023】変換器回路の線形動作は、トランジスタ10
1 及び102 のベース−エミッタ接合電圧の和が一定であ
り且つ制御電圧Vc に等しい事実によって理解できる。
端子AIからトランジスタ101 のエミッタに流れる信号源
からの入力電流は、トランジスタ101 のベース−エミッ
タ接合電圧を変調する。この電流−電圧変換は対数特
性、従って非線形を示す。この結果、接合電圧の和が一
定であるため、トランジスタ102 のベース−エミッタ接
合電圧は、逆に従って非線形に変調される。しかしなが
ら、トランジスタ102 のコレクタ電流とベース−エミッ
タ接合電圧との関係は、やはり対数的である。従って、
非線形の対数的な電流−電圧変換(トランジスタ101 )
は、非線形の指数関数的な電圧−電流変換(トランジス
タ102 )によって補償され、端子AIの入力電流の端子SO
2 の反転出力電流への変換は実質的に線形になる。
【0024】インピーダンス111 及び112 は変換器回路
の直線性に殆ど影響しない。しかし、これらは、入力電
圧対入力電流の変換係数を減らすことによって、端子AI
における最大許容入力電圧を増す。インピーダンス111
及び112 が無いと仮定すると、非対称入力信号を一対の
対称出力信号電流に変換する場合、入力電圧が最大許容
値以下である場合に限って直線性が保持される。
【0025】安定した動作を得るためには、例えば端子
SO1 及びSO2 の出力信号が広い温度範囲にわたって実質
的に対称であるためには、図2に示した変換器回路がバ
イアス制御ループを具えるとよい。このバイアス制御ル
ープは、トランジスタ101 のベースバイアス電圧を制御
電圧Vc に調整し、トランジスタ102 のバイアス電流を
実質的にトランジスタ101 のバイアス電流に等しくす
る。トランジスタ101 のバイアス電流は特にインピーダ
ンス120 の値によって決まる。
【0026】バイアス制御ループは、インピーダンス21
1 と直列のトランジスタ201 とインピーダンス212 と直
列のトランジスタ202 とによって構成される第1及び第
2の感知回路を具えている。トランジスタ201 及び202
のコレクタ電流は、それぞれトランジスタ101 及び102
のコレクタ電流と相似関係にある値である。この相似比
は、トランジスタ101 及び102 に対応するトランジスタ
201 と202 とのディメンションの比、及びインピーダン
ス111 及び112 に対応するインピーダンス211と212 と
の比に依存する。トランジスタ201 及び202 のコレクタ
は、それぞれトランジスタ221 及び222 に接続される。
後者のトランジスタは、差分検知回路として作用する電
流ミラーを構成する。トランジスタ201 のコレクタ電流
が第1に反射し、従って反転し、トランジスタ202 のコ
レクタ電流と合わされて差分電流を生じ、トランジスタ
240 のベースと存在し得る寄生容量(図示していない)
に流れる。トランジスタ240 のベース−エミッタ接合容
量は、特に制御電圧Vc への差分電流を決める。ベース
−エミッタ接合容量は、トランジスタ240 のサイズと共
に増加する。トランジスタ240 は差分電流の高周波成分
を除去するに充分な大きさを有する。この場合、トラン
ジスタ240 のベース端子と信号接地との間の別個の濾波
コンデンサは不要である。ダイオード241 、242 、243
及びインピーダンス244 はトランジスタ240 を正確にバ
イアスするために用いられる。これらのダイオードにシ
ョットキーダイオードを用いれば、変換器回路のインピ
ーダンスへの温度の影響を改善できる。
【0027】定常状態においては、トランジスタ101 と
102 のバイアス電流は実質的に等しい。バイアス制御ル
ープは総括的な制御ループであり、誤差無し即ち差分電
流を零にするように動作する。差分電流が零でない状態
では、トランジスタ101 と102 のコレクタ電流の差は制
御電圧Vc を連続的に変化させる。制御電圧Vc を変化
させることにより、その都度トランジスタ101 と102 の
コレクタ電流の比を補正し、差分電流を零に近づける。
このようにして、電圧Vc は一定値になる。
【0028】制御電圧Vc の変化は、主としてトランジ
スタ102 のバイアス電流に影響する。この場合、インピ
ーダンス112 の両端での電圧降下は、トランジスタ102
のベース−エミッタ電圧より少なくとも1桁は小さい。
トランジスタ102 のベース−エミッタ電圧は、トランジ
スタのバイアス電流の関数として僅かに変化する。トラ
ンジスタ101 のバイアス電流の殆どはインピーダンス12
0 を通って流れるので、このバイアス電流は、トランジ
スタ102 のベース−エミッタ電圧とインピーダンス120
の抵抗との商にほぼ等しくなる。このように、インピー
ダンス120 は主としてトランジスタ101 と102 のバイア
ス電流の値を決める。このトランジスタ101 と102 のバ
イアス電流のバランスは、バイアス制御ループが制御電
圧Vc をその目的に合わせて制御することによって保た
れる。
【0029】広い範囲にわたる温度での変換器回路の動
作を保証するために、トランジスタ231 、232 、233 及
びインピーダンス234 からなる起動回路が付加される。
トランジスタ231 及び232 は、電流源として作用し、そ
のコレクタは初期バイアスのための一対の対称バイアス
電流を発生する。
【0030】前記の実施例の特徴は、回路に用いられた
トランジスタのカットオフ周波数の数分の一の周波数
で、出力信号電流の間の良好な対称性を保つことであ
る。トランジスタ101 及び102 のエミッタ−ベース容量
は、高周波入力信号をこれらのトランジスタを通して同
じ範囲に伝送する作用を持つ。高周波の出力信号のアン
バランスは主としてトランジスタ101 と102 とのコレク
タ−ベース容量による。トランジスタ102 はエミッタ接
地構成で配置され、トランジスタ101 はベース接地構成
で配置されているので、トランジスタ102 のコレクタ−
ベース信号電圧はトランジスタ101 のコレクタ−ベース
信号電圧より大きい。これは、トランジスタ102 のコレ
クタ−ベース容量の電流を大きくする。この電流は、コ
レクタから内部ベースに流れ、トランジスタ102 の内部
ベース抵抗の両端の信号電圧を生み出す。
【0031】図3は、本発明による変換器回路の第2の
実施例を含むダブルバランストミキサー回路を示す。変
換器回路100 の対称電流出力端子SO1 及びSO2 は、ミキ
サートランジスタの共通エミッタ端子3及び4に接続さ
れる。端子1と2との間にオッシレータ信号が印加さ
れ、ミキサートランジスタは電流スイッチとして作用す
る。例えば、端子1の電圧が端子2の電圧よりベース−
エミッタ接合電圧分だけ高いときは、ミキサートランジ
スタT1とT4が導通し、T2とT3は非導通になる。そうする
と、SO1 とSO2 の信号電流は、それぞれインピーダンス
5と6に流れる。逆に、端子2の電圧が端子1の電圧よ
り高いときは、ミキサートランジスタT2とT3が導通し、
T1とT4は非導通になる。従って、SO1 とSO2 の信号電流
は、それぞれインピーダンス6と5に流れる。このよう
に、インピーダンス5及び6に流れる電流は、SO1 とSO
2 から交互に供給される。
【0032】図2の実施例との相違は、図3の変換器回
路100 が非対称入力端子AIとノードNCとの間に入力段を
有することである。この入力段は、ベース接地構成に配
置され電流ホロワーとして作用するた入力トランジスタ
103 を有する。次の相違は、直流遮断コンデンサ130 が
ノードNCとトランジスタ102 のベースとの間に設けられ
たことである。図3の実施例では、安定動作のためのバ
イアス制御ループは不要である。バイアス電圧は端子VB
1 、VB2 及びVB3 に供給され、更にそれぞれインピーダ
ンス141 、142 及び143 を経てトランジスタ101 、102
及び103 に供給される。トランジスタ101 と103 のベー
スはそれぞれコンデンサ151 及び153 を経て接地され
る。このトランジスタ101 と103 は、ベース接地構成に
配置される。インピーダンス113 はパッシブ電流源とし
て作用し、特にトランジスタ101 及び103 のバイアス電
流を決める。コンデンサ131 は、トランジスタ103 のエ
ミッタバイアス電圧と非対称入力端子AIに印加された直
流電圧とを減結合する直流遮断コンデンサである。
【0033】信号源電圧10は、端子AIで信号電流に変換
され、主としてトランジスタ101 及び103 を経て出力端
子SO1 に流れる。変換係数は、特に電圧源インピーダン
ス11とトランジスタ103 のエミッタインピーダンスによ
って決まる。インピーダンス113 の値はトランジスタ10
3 のエミッタインピーダンスの値より数桁大きく、信号
源10からの電流の大部分がトランジスタ103 のエミッタ
に流れることが望ましい。トランジスタ103 を経てユニ
ティゲインに近いゲインで伝送される信号電流は、ノー
ドNCで信号電圧に変換される。電流−電圧変換係数は、
特にインピーダンス111 とトランジスタ101 のエミッタ
のインピーダンスによって決まる。
【0034】ノードNCの信号電圧は、直流遮断コンデン
サ130 を経てトランジスタ102 のベースに供給される。
直流遮断コンデンサ130 はインピーダンス142 と共にハ
イパスネットワークを構成する。トランジスタ102 とイ
ンピーダンス112 は反転相互アドミタンスを構成し、端
子SO1 の信号電流と逆位相の信号電流を出力端子SO2に
供給する。
【0035】図3の実施例は重要な点をいくつか含んで
いる。第1に、この実施例のノイズ特性は図2の実施例
に比べて格段に優れている。この特徴は、非対称入力端
子AIからノードNCへの伝送が電圧ゲインであることに関
係している。この電圧ゲインは特にインピーダンス111
の値に依存している。電圧ゲインが増加すると図3の変
換器回路のノイズは減少する。これは、トランジスタ10
1 及び102 のノイズ電圧の寄与が減少するからである。
電圧ゲインを充分に上げると、トランジスタ101 及び10
2 のノイズ電圧は無視できる程小さくなり、只一つのト
ランジスタ(103 )のノイズ電圧が支配的になる。これ
は、トランジスタ101 と102 との両者が入力端子AIに直
列に接続されているため両者がノイズ電圧に同等に寄与
している図2の場合と対照的である。
【0036】図3の実施例で周波数が増加すると、到達
可能な最大電圧ゲインが減少し、その結果ノイズ特性が
悪くなる。トランジスタ103 のカットオフ周波数より1
桁低い周波数では、図2の実施例のノイズ特性の方が図
3のそれよりも優れている。図2に示した変換器回路に
おいては、2つのトランジスタ(101,102 )が主として
ノイズに寄与しているが、図3の実施例では、3つのト
ランジスタが変換器回路のノイズに寄与している。従っ
て、入力信号が比較的低い周波数の場合、図3に示した
入力段を含む実施例が好適であり、比較的高い周波数の
入力信号に対しては入力段を持たない図2の実施例が好
適である。
【0037】図3に示した変換器回路の第2の特徴は、
既知の変換器回路と比較して、両者がノイズ、直線性及
び電流消費について同様の性能を持つときには、図3の
回路がより高いゲインを得られることである。ゲイン
は、非対称入力信号源電圧の、一対の対称出力信号電流
への変換係数として定義される。既知の変換器回路と本
発明による変換器回路との両者のゲインは、特に電圧源
のインピーダンス11と変換器回路の非対称入力端子AIに
おける入力インピーダンスとの和の値によって決まる。
【0038】前記の特徴の説明においては、図1のトラ
ンジスタT5及びT6並びに図3の回路のトランジスタ101
、102 及び103 のバイアス電流は1mAと仮定してみ
る。そうすると、双方の回路のSO1 及びSO2 における対
称出力端子電流のピーク値が1mAに制限される。図3
の変換器回路の非対称入力端子AIにおける入力インピー
ダンスは、1mAにバイアスされた代表的なシリコンバ
イポーラトランジスタのエミッタのインピーダンスの値
である凡そ25Ωになる。図1の変換器1の変換比が
1:1ならば、図1の変換器回路のAIにおけるインピー
ダンスは25Ωの凡そ2倍である。これは、トランジス
タT5及びT6のエミッタのインピーダンスが直列に配置さ
れていることによる。この例の既知の変換器回路は高い
入力インピーダンスのためにゲインは小さい。変換比を
変えると、回路のゲインが更に落ちるか或いは直線性と
ノイズ特性が悪くなる。
【0039】図4に示したダブルバランストミキサー回
路は、本発明による変換器回路の第3の実施例を含む。
図3の第2の実施例との相違は、図4の変換器回路100
が所謂カスコードトランジスタ104 を含むことであり、
このカスコードトランジスタ104 はトランジスタ102 の
コレクタと対称出力端子SO2 との間に配置されている。
このカスコードトランジスタはベース接地構成に配置さ
れているので、そのベースがコンデンサ154 を経て信号
接地に接続されて信号電流ホロワーとして作用する。カ
スコードトランジスタ104 は、端子VB4 に印加されたバ
イアス電圧をインピーダンス144 を経てベースで受信す
る。
【0040】図4に示すように第2のトランジスタと直
列に配置されたカスコードトランジスタは、端子SO1 と
SO2 との出力電流の間の対称性を改善するのに役立つ。
図4の実施例においては、トランジスタ102 のコレクタ
バイアス電圧はトランジスタ101 のコレクタバイアス電
圧と独立しており、端子1及び2に印加された電圧によ
って決まる。図3の実施例とは対照的に、トランジスタ
102 のコレクタバイアス電圧は端子VB4 に印加されたバ
イアス電圧によって補正される。これは、出力信号電流
の間の非対称性を減少させるための付加パラメータであ
る。非対称性は、特にコレクタ−ベース接合の両端の電
圧によって決まるトランジスタの所謂“初期効果”に原
因する。SO1 及びSO2 における出力信号電流に対する初
期効果の影響は、端子VB4 に印加されるバイアス電圧の
補正によってバランスをとることができる。
【0041】図5に示したダブルバランストミキサー回
路は、本発明による変換器回路の第4の実施例を含む。
図4に示した第3の実施例と比較すると、トランジスタ
101と103 のバイアスのためのパッシブ電流源即ち図4
のインピーダンス113 は、図5においては、トランジス
タ105 とインピーダンス115 からなるアクティブ電流源
に置き換えられている。このアクティブ電流源からのバ
イアス電流は、インピーダンス115 の値と端子VB5 に印
加されるバイアス電圧によって決まる。端子VB5 に印加
されるバイアス電圧は、インピーダンス145 を経てトラ
ンジスタ105 のベースに印加される。そのベースはコン
デンサ155 を経て接地と減結合され、これによって、端
子VB5 に印加されるバイアス電圧に含まれることのある
特にアクティブ電流源の寄生的な変調に基づく寄生的な
高周波成分を防ぐ。
【0042】図5の実施例では、トランジスタ105 のコ
レクタインピーダンスが高いことによる利点として、端
子AIの入力信号電流の大部分がトランジスタ103 のエミ
ッタに流れる。従って図5の変換器回路のゲインは、特
に回路が低い供給電圧で動作するときは図4のものより
大きい。低電圧での動作を可能にするには、インピーダ
ンス113 の両端での電圧降下を制限するためにその直流
抵抗の値を小さくする必要がある。入力信号の周波数に
おけるインピーダンス113 の大きさ(図4)は、インダ
クタを用いて広げることができる。しかし、チップ上に
集積化できるのは小さいインダクタンスに限られる。従
って、図5のトランジスタ115 のコレクタインピーダン
スの値は、通常図4のインピーダンス113 のそれより大
きくなる。
【0043】図6に示したダブルバランストミキサー回
路は、本発明による変換器回路の第5の実施例を含む。
この実施例では、図5の入力トランジスタ103 とこれに
対応する素子(インピーダンス143 、コンデンサ153 及
び端子VB3 )が除かれている。従って、非対称入力端子
AIはパッシブ素子のみを経てノードNCに接続されてい
る。これは、端子AIとノードNCとの間に入力トランジス
タが存在しない図2の実施例と似ている。
【0044】入力トランジスタ103 を除外することは、
回路が比較的低い供給電圧で動作する場合に可能であ
る。しかし、これは、端子AIとノードNCとの間で電圧ゲ
インが無いので、比較的低い周波数でのノイズ特性に悪
影響を与える。図5の実施例と比較して同等の電流消費
で同等のゲインを得るためには、図6の実施例のインピ
ーダンス111 及び112 も除外(図示していない)する必
要がある。
【0045】図7に示した本発明によるダブルバランス
トミキサー回路は、比較的低い供給電圧で動作するのに
極めて適したものである。図3と比較すると、トランジ
スタ101 とこれに対応する素子(インピーダンス141 、
コンデンサ151 及び端子VB1)が除かれている。図7の
回路の要点は、ミキサートランジスタT1及びT2がトラン
ジスタ101 の機能を肩代わりしていることである。実際
には、端子1及び2がオッシレータ信号源に接続され、
オッシレータ信号源のインピーダンスは比較的低く、ミ
キサートランジスタT1及びT2がベース接地構成に配置さ
れている。図3のトランジスタ103 と図7のトランジス
タ103 とが同一の電流でバイアスされていると仮定すれ
ば、共通のエミッタ端子3におけるインピーダンスは、
図3のトランジスタ101 のエミッタインピーダンスに実
際的に等しい。従って、信号源10からの信号電流は実質
的にトランジスタ103 を経て共通エミッタ端子3に流
れ、ノードNCに信号電圧を生じる。この信号電圧は、ト
ランジスタ102 を駆動するために使用され、トランジス
タ102 のコレクタ電流と共通エミッタ端子3に流れる電
流は実質的に対称である。
【0046】図7に示したダブルバランストミキサー回
路が図3乃至6に示した回路より低い供給電圧で動作す
るとはいえ、非対称入力端子AIとインピーダンス5及び
6のそれぞれの両端のミキサー出力電圧に、高いレベル
の擬似信号を出すこともある。この擬似信号は端子1及
び2に印加されたオッシレータ信号から生じ、実質的に
オッシレータ信号の第2次高調波からなる残留信号を共
通エミッタ端子3及び4に生成する。図3乃至6に示し
た回路において、トランジスタ101 は共通エミッタ端子
3とノードNCとの間に配置されている。トランジスタ10
1 は、広い範囲にわたって、共通エミッタ端子3の残留
信号のノードNCへのクロストークを防ぐ。しかし、図7
に示した回路は、ノードNCへの残留信号のクロストーク
減衰は殆どない。ノードNCにおけるこのような不要の残
留信号は、非対称入力端子AIにも漏れ出す。更に、トラ
ンジスタ102 のコレクタ電流を変調し、その結果ミキサ
ー出力電圧に寄生成分を生じる。
【0047】6つの実施例を示して本発明を詳しく説明
したので、当業者ならば、変換器回路或いはダブルバラ
ンストミキサー回路について本発明の範囲を逸脱せずに
他の多くの実施形態を考えることができる。第1及び第
2のトランジスタをバイアスするための回路を前記の実
施例と異なったものとすることができる。パッシブ電流
源例えばインピーダンス113 或いはアクティブ電流源例
えばトランジスタ105とインピーダンス115 は、代替し
て用いることができる。カスコードトランジスタは、第
1のトランジスタのコレクタと第1の対称出力端子との
間に配置してもよいし、第2のトランジスタのコレクタ
と第2の対称出力端子との間にカスコードトランジスタ
を付け加えてもよい。代替の入力段を非対称入力端子AI
とノードNCとの間に配置してもよい。
【0048】全般的に“インピーダンス”の語で用いた
回路素子は、抵抗性及び/又は誘導性の素子を意味す
る。例えば図2乃至7に示したインピーダンス111 及び
112 は、集積化されたインダクタからなるものでもよい
し、こうすれば回路の高周波ノイズ特性を改善できる。
図3、4及び7のインピーダンス113 はインダクタでも
よいし、これを集積化された変換器回路の入力ピンと信
号接地との間に外付け部品として配置してもよい。この
場合、コンデンサ131 も外付け部品としてもよい。この
ように、変換器回路はチップ上に集積化するのに極めて
適しているが、全ての素子を集積化する必要はないこと
も明らかである。
【0049】更に、本発明の知識により、本発明の効果
は実施例に示したNPNバイポーラトランジスタの使用
に限られないことも明らかである。代替として、電界効
果トランジスタを使用することもでき、この場合には、
この出願におけるエミッタ、コレクタ及びベースは、ソ
ース、ドレイン及びゲートと読み変えられるべきであ
る。更に、トランジスタの極性は限定されるものではな
く、バイポーラNPN或いはNチャネル電界効果トラン
ジスタの代わりにPNP或いはPチャネル電界効果トラ
ンジスタを用いてもよい。
【0050】ダブルバランストミキサー回路において
は、変換器回路(SO1 、SO2 )の対称出力端子は、差動
ミキサートランジスタ対の共通エミッタ端子(3、4)
に直接接続する必要はない。例えば、直流遮断コンデン
サを対称出力端子と共通エミッタ端子との間に配置し、
変換器回路と独立に差動ミキサートランジスタ対をバイ
アスしてもよい。
【0051】本発明による変換器回路の応用は、ダブル
バランストミキサー回路に限られることはない。これ
は、非対称信号を一対の対称信号に変換することを要す
る回路ならばどのような回路にも応用される。例えば、
平衡電圧制御電流アッテネータのような2つの差動対を
有する自動利得制御(AGC)増幅器に応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の変換器回路を入力段として用い
たダブルバランストミキサー回路の回路図である。
【図2】図2は、本発明による変換器回路の第1の実施
例の回路図である。
【図3】図3は、本発明による変換器回路の第2の実施
例を用いたダブルバランストミキサー回路の回路図であ
る。
【図4】図4は、本発明による変換器回路の第3の実施
例を用いたダブルバランストミキサー回路の回路図であ
る。
【図5】図5は、本発明による変換器回路の第4の実施
例を用いたダブルバランストミキサー回路の回路図であ
る。
【図6】図6は、本発明による変換器回路の第5の実施
例を用いたダブルバランストミキサー回路の回路図であ
る。
【図7】図7は、本発明によるダブルバランストミキサ
ー回路の実施例の回路図である。
【符号の説明】
1、2 オッシレータ信号入力端子 3、4 共通エミッタ端子 5、6、11、111、112、113、115、12
0、141、142、143、144、145、21
1、212、244 インピーダンス 7 出力端子 10 信号源 100 入力段 101、102、103、104、201、202、2
21、222、231、232、233、240、T
1、T2、T3、T4 トランジスタ 130、131、151、153、154、155 コ
ンデンサ 241、242、243 ダイオード AI 非対称入力端子 NC ノード Vc 制御電圧 SO1、SO2 対称出力端子 VB1、VB2、VB3、VB4 バイアス端子
フロントページの続き (72)発明者 エデュアルド フェルディナンド スティ ックフォールト オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ1

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非対称入力信号を実質的に対称な出力信
    号電流に変換するための変換器回路であって、第1及び
    第2のトランジスタを具え、第1のトランジスタのエミ
    ッタが非対称入力端子に接続され、第1のトランジスタ
    のコレクタと第2のトランジスタのコレクタが第1及び
    第2の対称出力端子にそれぞれ接続された変換器回路に
    おいて、非対称入力端子が第1のトランジスタのエミッ
    タと第2のトランジスタのベースとに共通に接続された
    ノードに接続され、第1及び第2のトランジスタがそれ
    ぞれベース接地構成及びエミッタ接地構成に配置された
    ことを特徴とする変換器回路。
  2. 【請求項2】 第1のインピーダンスが第1のトランジ
    スタのエミッタとノードとの間に配置され、第2のイン
    ピーダンスが第2のトランジスタのエミッタと信号接地
    との間に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の
    変換器回路。
  3. 【請求項3】 入力段が非対称入力端子とノードとの間
    に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の変換器
    回路。
  4. 【請求項4】 ベース接地構成のカスコードトランジス
    タが第2のトランジスタのコレクタと第2の対称出力端
    子との間に配置されたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載の変換器回路。
  5. 【請求項5】 直流遮断コンデンサがノードと第2のト
    ランジスタのベースとの間に配置されたことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の変換器回路。
  6. 【請求項6】 第1のトランジスタに接続された第1の
    電流検知回路、第2のトランジスタに接続された第2の
    電流検知回路、第1及び第2の電流検知回路の出力端子
    にそれぞれ接続された第1及び第2の入力端子を有する
    差分検出回路、並びに、少なくとも1つのループコンデ
    ンサを経て第1のトランジスタのベースに接続された差
    分検出回路の出力端子を具えたバイアス制御ループを具
    備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項
    に記載の変換器回路。
  7. 【請求項7】 差分検出回路の出力端子と第1のトラン
    ジスタのベースとの間にループトランジスタが挿入さ
    れ、該ループトランジスタのベース−エミッタ接合が前
    記ループコンデンサを構成することを特徴とする請求項
    6に記載の変換器回路。
  8. 【請求項8】 第1の差動対であるそれぞれのエミッタ
    が共通の第1のエミッタ端子に接続された第1及び第2
    のミキサートランジスタ、並びに第2の差動対であるそ
    れぞれのエミッタが共通の第2のエミッタ端子に接続さ
    れた第3及び第4のミキサートランジスタを具え、第1
    と第4のトランジスタのベース及び第2と第3のトラン
    ジスタのベースがそれぞれ共通の第1ベース端子及び共
    通の第2ベース端子に接続され、それらのベース端子の
    間に混合される信号が印加されるダブルバランストミキ
    サー回路において、第1の共通エミッタ端子及び第2の
    共通エミッタ端子が、それぞれ、請求項1乃至7に記載
    された変換器回路の第1の対称出力端子及び第2の対称
    出力端子に接続されたことを特徴とするダブルバランス
    トミキサー回路。
  9. 【請求項9】 第1の差動対であるそれぞれのエミッタ
    が共通の第1のエミッタ端子に接続された第1及び第2
    のミキサートランジスタ、並びに第2の差動対であるそ
    れぞれのエミッタが共通の第2のエミッタ端子に接続さ
    れた第3及び第4のミキサートランジスタを具え、第1
    と第4のトランジスタのベース及び第2と第3のトラン
    ジスタのベースがそれぞれ共通の第1ベース端子及び共
    通の第2ベース端子に接続され、それらのベース端子の
    間に混合される信号が印加されるダブルバランストミキ
    サー回路において、非対称入力端子が、第1の共通エミ
    ッタ端子と、エミッタ接地構成に配置され且つそのコレ
    クタが第2の共通エミッタ端子に接続されたトランジス
    タのベースとに、共通に接続されているノードに接続さ
    れたことを特徴とするダブルバランストミキサー回路。
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