JPH061775Y2 - 型締装置 - Google Patents

型締装置

Info

Publication number
JPH061775Y2
JPH061775Y2 JP13735887U JP13735887U JPH061775Y2 JP H061775 Y2 JPH061775 Y2 JP H061775Y2 JP 13735887 U JP13735887 U JP 13735887U JP 13735887 U JP13735887 U JP 13735887U JP H061775 Y2 JPH061775 Y2 JP H061775Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tie bar
fixed
piston
mold clamping
molding machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13735887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6442112U (ja
Inventor
敏郎 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP13735887U priority Critical patent/JPH061775Y2/ja
Publication of JPS6442112U publication Critical patent/JPS6442112U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH061775Y2 publication Critical patent/JPH061775Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、成形サイクルを短くするために型開閉速度を
速くした場合に可動プラテンや可動側金型等の慣性力に
よって成形機全体が振動するのを防止できる型締装置に
関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
射出成形機を短いサイクルで動かすためには、そのサイ
クルが短い程型開閉速度を速くする必要がある。型開閉
速度を速くすると、可動プラテン、可動側金型、型締シ
リンダのピストン等の慣性力が大きくなり、成形機全体
が無視できなくなる程に振動するようになる。
そこで、従来、その振動対策として、型開閉速度の制
限、型開閉動作(速度)のプログラム制御、型開閉スト
ローク限でのブレーキ性能の向上といった加減速時での
加速度を低減する方法、或いは、型締装置と射出装置を
一体化させて成形機フレーム上にスライドレールを介し
て移動可能に載置し、可動プラテン等可動部分の慣性力
を主要な成形機部分の全体移動で吸収し成形機フレーム
が振動しないようにする方法が採られてきた。
しかしながら、型開閉を行うのに加減速時の加速度を低
減する方法では、成形サイクルを短くするのに限界があ
り、高速化の要請に合わない。また、主要な成形機部分
の全体を移動させる方法では、型締精度を維持しにく
い。また、移動する成形機部分に振動に弱い電子部品が
多数組込まれており、電子部品の保護が必要となる。成
形機部分が移動するため成形機フレーム全体の剛性を大
きくする必要があるなどの不都合を免れなかった。
〔考案の目的〕
本考案は前記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、タイバーサポート(トグルサポートを含む。)と
タイバー間又はタイバーと固定プラテン間で可動部分の
慣性力を吸収して成形機全体の振動を防止し、かつ、固
定プラテンを成形機フレームに固定して型締精度の維持
等を図ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の型締装置は、成形機フレームに固定された固定
プラテンにタイバーを介してタイバーサポートを連結し
て対向配置し、該タイバーサポートに反力をとって固定
プラテンに対し可動プラテンをタイバーに沿い前後進さ
せる型締装置において、前記タイバーサポートを成形機
フレーム上に移動可能に支持し、該タイバーサポート又
は固定プラテンのタイバー貫通部に、タイバーに沿い移
動可能な移動ピストンを嵌入し、該移動ピストンの反可
動プラテン側にタイバーと一体的に設けられた固定ピス
トンを嵌入し、該固定ピストンと前記移動ピストンとの
間にストッパー壁を設け、該ストッパー壁を貫通して可
動プラテン側に延長し移動ピストンと当接可能なストッ
パーを固定ピストン又はタイバーに設けると共に、移動
ピストンの可動プラテン側と固定ピストンの反可動プラ
テン側に夫々型締方向に沿って流体圧又はばね力を印加
したことを特徴とするものである。
以下、本考案の一実施例を図面にて説明する。
図中1は固定プラテンで、成形機フレーム2上に固定さ
れており、該固定プラテン1には金型3が装着されてい
る。
4はタイバーサポート(実施例ではトグルサポート)
で、タイバー5を介して連結されて前記固定プラテン1
に対向配置され、成形機フレーム2上に移動可能に支持
されており、該タイバーサポート4には型締シリンダ6
が装着されている。
7は可動プラテンで、前記タイバー5に摺動可能に取付
けられており、該可動プラテン7には金型8が装着され
ている。
この可動プラテン7と前記タイバーサポート4との間は
型締シリンダ6を挟んで対称に互いに連結した2本2組
のリンク9を介して連結され、かつ、型締シリンダ6の
ロッド先端に装着したクロスヘッド10と前記2組のリ
ンク9の一方との間はリンク11を介して連結されてい
る。
12は型締力調整ナットで、前記タイバー5のタイバー
サポート4側端部に螺合され、かつ、タイバーサポート
4に係止されており、前記型締シリンダ6のロッド伸長
作動によりタイバー5に沿い可動プラテン7を前進さ
せ、前進端位置にてトグル機構9〜11により拡大され
たシリンダ力によってタイバー5を伸長させたとき反力
として所定の型締力が得られるようにギヤ13を介して
回転される。
14は移動ピストンで、タイバー5に遊嵌されて該タイ
バー5に沿い移動可能にタイバーサポート4に嵌入され
ている。
15は固定ピストンで、前記型締力調整ナット12に固
設されて移動ピストン14の反可動プラテン7側(タイ
バーサポート4のナット押さえ16部分)に嵌入されて
いる。
そして、移動ピストン14と固定ピストン15との間に
はストッパー壁17が画成され、かつ、移動ピストン1
4の可動プラテン7側と固定ピストン15の反可動プラ
テン7側には夫々圧力室18と19が画成されており、
該圧力室18,19には通路20,21等を介して図示
しない油圧源により同一の油圧Pが印加されている。圧
力室18の受圧面積Sは圧力室19の受圧面積S
り大きくなっている。
22はスリーブ状のストッパーで、前記型締力調整ナッ
ト12に固設され、ストッパー壁17を貫通して可動プ
ラテン7側に延長されており、移動ピストン14と当接
可能となっている。
〔作用〕
型締装置が作動していない静止状態では、圧力室18の
受圧面積Sが圧力室19の受圧面積Sより大きく、
両圧力室18,19内に同一の油圧Pが印加されている
から、 F=P×(S−S) の圧力室18を拡げる力Fが働く。このため、第2図
に示す如く、移動ピストン14は図示左方の反可動プラ
テン7側に移動してストッパー22に押付けられ、か
つ、タイバーサポート4は図示右方の可動プラテン7側
に移動して前記移動ピストン14に押付けられる(基本
状態)。
型閉開始直後可動部分が一定の速度になるまでの間、及
び、型開停止直前可動部分が停止するまでの間、加速度
がかかり、第3図に示す如く、型締シリンダ6のシリン
ダチューブを介してタイバーサポート4に前記力F
り大きい力Fが図示左方に作用すれば、この力F
よって、ストッパー壁17はストッパー22で停止した
移動ピストン14から離れて移動し、圧力室18が圧縮
されるため、油圧によって可動部分の慣性力が吸収され
る。F≧Fになれば、第2図に示す基本状態が回復
する。
型閉停止直前、可動部分が高速度から低圧型締時の低速
度に達するまでの間、及び型開開始直後、可動部分が高
速度に達するまでの間、加速度がかかり、第4図に示す
如く、型締シリンダ6のシリンダチューブを介してタイ
バーサポート4に前記力Fより大きい力Fが図示右
方に作用すれば、この力Fによってナット押さえ16
はタイバー5に螺合した型締力調整ナット12に固定さ
れている固定ピストン15に向かって移動し、圧力室1
9が圧縮されるため、油圧によって可動部分の慣性力が
吸収される。P×S≧Fになれば、第2図に示す基
本状態が回復する。
型締力発生時、第5図に示す如く、トグル機構9〜11
により拡大された図示左方のシリンダ力Fがタイバー
サポート4に作用する。この力Fによってストッパー
壁14は型締力調整ナット12に押付けられ、該型締力
調整ナット12がタイバーサポート4に係止された状態
となるから、かかる状態でタイバー5を伸長させてその
反力として型締力を得ることができる。
尚、本実施例はトグル式型締装置の例について説明した
が、直圧式型締装置に応用できることは言うまでもな
い。
また、本実施例では移動ピストン14と固定ピストン1
5をタイバーサポート4とタイバー5の連結部に設けた
例について説明したが、固定プラテン1とタイバー5の
連結部に設けても同効である。
さらに、本実施例では、移動ピストン14の可動プラテ
ン7側と固定ピストン15の反可動プラテン7側に夫々
型締方向に沿つて流体圧を印加した例について説明した
が、ばね力を印加しても同効である。
〔考案の効果〕
以上の通り本考案は、固定フレームを成形機フレームに
固定したから、型締精度を維持し易い。また、タイバー
サポートを成形機フレーム上に移動可能に支持して、タ
イバーサポート又は固定プラテンとタイバーとを可動部
分の慣性力に応じて相対的に移動させることでその慣性
力を吸収することによって成形機フレームの振動、従っ
て成形機全体の振動を確実に防止できるから、高速型開
閉を実現し得ると共に、使用した電子部品の保護が図れ
る。しかも、従来のように成形機フレームの剛性を大き
くせずに済み、設備費の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図,第3
図,第4図,第5図は作用説明用の要部拡大断面図であ
る。 1……固定プラテン、2……成形機フレーム、3,8…
…金型、4……タイバーサポート、5……タイバー、6
……型締シリンダ、7……可動プラテン、12……型締
力調整ナット、14……移動ピストン、15……固定ピ
ストン、16……ナット押さえ、17……ストッパー
壁、18,19……圧力室、20,21……通路、22
……ストッパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形機フレームに固定された固定プラテン
    にタイバーを介してタイバーサポートを連結して対向配
    置し、該タイバーサポートに反力をとって固定プラテン
    に対し可動プラテンをタイバーに沿い前後進させる型締
    装置において、前記タイバーサポートを成形機フレーム
    上に移動可能に支持し、該タイバーサポート又は固定プ
    ラテンのタイバー貫通部に、タイバーに沿い移動可能な
    移動ピストンを嵌入し、該移動ピストンの反可動プラテ
    ン側にタイバーと一体的に設けられた固定ピストンを嵌
    入し、該固定ピストンと前記移動ピストンとの間にスト
    ッパー壁を設け、該ストッパー壁を貫通して可動プラテ
    ン側に延長し移動ピストンと当接可能なストッパーを固
    定ピストン又はタイバーに設けると共に、移動ピストン
    の可動プラテン側と固定ピストンの反可動プラテン側に
    夫々型締方向に沿って流体圧又はばね力を印加したこと
    を特徴とする型締装置。
JP13735887U 1987-09-08 1987-09-08 型締装置 Expired - Lifetime JPH061775Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13735887U JPH061775Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 型締装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13735887U JPH061775Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 型締装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6442112U JPS6442112U (ja) 1989-03-14
JPH061775Y2 true JPH061775Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=31398708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13735887U Expired - Lifetime JPH061775Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08 型締装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH061775Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6442112U (ja) 1989-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0596271B1 (en) Locally pressurized type injection molding machine
JPH061775Y2 (ja) 型締装置
JP3881764B2 (ja) 射出成形機の型締装置
US4309164A (en) Working machine, particulary an injection-molding machine having a _motive system which produces a sequence of regularly recurrent inertia forces
ATE332778T1 (de) Einpressaggregat für eine druckgiessmaschine
US7104781B2 (en) Injection molding apparatus and injection molding method
JPS6329538Y2 (ja)
JP3524621B2 (ja) 射出成形機の型締装置
JPS5821691Y2 (ja) 2段取り発泡スチロ−ル成形機におけるクラツキング装置
JPH10296810A (ja) 射出成形機等の複合型締装置
JPH0622529Y2 (ja) 金型装置
JPH036413Y2 (ja)
JP2546646Y2 (ja) 射出成形機の型締装置
JPH11198185A (ja) 射出圧等圧機構を有する樹脂封止金型
JPH0857896A (ja) 射出成形機
JPH08164548A (ja) 型締装置
JPH0355291B2 (ja)
JPH0614977Y2 (ja) 成形機の摩擦クランプ式型締装置
JPS6341150Y2 (ja)
JP3924743B2 (ja) 型締装置及び該型締装置に用いる型厚調整方法
JP3070354B2 (ja) 射出成形方法及び射出成形用金型
JPH0736732Y2 (ja) 射出成形機の型締装置
JPH0422972Y2 (ja)
JPS6345933B2 (ja)
JP2548300Y2 (ja) 射出成形金型