JPH061773Y2 - 成形型 - Google Patents

成形型

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JPH061773Y2
JPH061773Y2 JP5895888U JP5895888U JPH061773Y2 JP H061773 Y2 JPH061773 Y2 JP H061773Y2 JP 5895888 U JP5895888 U JP 5895888U JP 5895888 U JP5895888 U JP 5895888U JP H061773 Y2 JPH061773 Y2 JP H061773Y2
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mold
cooling
molding
die
holding
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JP5895888U
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Inventor
恭伸 前田
Original Assignee
豊田紡織株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、樹脂製品等の製造に用いる成形型に関する。
[従来の技術] 第3図に全体斜視図、第4図に第3図のA方向矢視部分
正面図、第5図に第4図のB−B線矢視部分断面図を示
すように、一部に細長い袋状部分30aを有する樹脂製
の成形体30を成形するための成形型としては、例えば
第6図に部分断面図を示す成形型が知られている。この
従来の成形型は、型成形された成形体30に対して先に
分離する分離型101と後に分離する保持型102とか
らなり、成形体30の袋状部分30aに対応する保持型
102の柱状部分102aには、周囲を高温の樹脂によ
り覆われて蓄熱し易いため、冷却水を循環させて冷却す
るための冷却水路123がその内部に設けられている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、冷却水路123が設けられている柱状部分1
02aは、細長い形状をしているため、冷却水路123
を大きく設けるとその部分の剛性を充分に確保すること
ができなくなる。また、柱状部分102aには成形体3
0を分離するためのエジェクタピン127を設ける必要
があり、冷却水路123用のスペースは一段と制限され
る。従って、充分な冷却水量を確保することが困難であ
り、冷却性能が充分ではなかった。このため、冷却に長
時間を要し生産性が低いという問題があった。また、冷
却が不充分なまま成形体を型出しするとその表面に毛羽
立ちが発生し品質の低下を招くこととなる。
本考案は上記問題を解決するものであり、その目的は袋
状部分に対応する部分の剛性を確保するとともに冷却性
能に優れた成形型を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の成形型は、型成形された成形体に対して先に分
離する分離型と後に分離する保持型とからなる成形型に
おいて、前記保持型は、前記分離型が分離したとき前記
成形体と対向する部分に設けられ、前記成形型に冷却流
体を噴出する噴出孔を有することを特徴とするものであ
る。
[作用] 本考案の成形型においては、型成形された成形体から分
離型を分離すると、成形体の一部(特に袋状部分)と対
向するように、保持型に設けられた噴出孔から冷却流体
が噴出する。これにより、成形体をその外面側から直接
冷却する。これにより、成形体の熱によって蓄熱し易い
保持型の蓄熱を阻止し、保持型の冷却を容易にする。
[実施例] 以下、図面を参照しつつ本考案の具体的実施例を説明す
る。
第1図は、本実施例の成形型が型締めされている状態の
要部断面図である。第1図に示すように、本実施例の成
形型は、上方に位置し入子11を有する分離型1と、下
方に位置し第1入子21および第2入子22を有する保
持型2とからなる。入子11は、分離型1の本体型10
から下方へ突出して設けられており、その一側面と本体
型10の一側面とで下方が開口した袋状空間部の型面を
形成している。一方、保持型2の第1入子21は、第2
入子22の上部に設けられており、その一部が上方に突
出した柱状部分21aを有する。この柱状部分21aは
分離型1の本体10および入子11により形成された袋
状空間部に所定間隔を隔てて挿入されており、これによ
り袋状のキャビティ3aが形成されている。なお、キャ
ビティ3aの本体型10側は、保持型21に設けられた
成形樹脂注入用の注入孔(図示せず)と連通している。
また、柱状部分21aと連続する第1入子21の上面
は、分離型1の入子11の下端面と対向しており、これ
により袋状のキャビティ3aと連通するキャビティ3b
が形成されている。そして、第2入子22は、第1入子
21の柱状部分21aと略平行して上方に突出する突出
部22aをもち、突出部22aの柱状部分21aと対向
する側面22bは分離型1の入子11の側面11aと当
接している。この突出部22aには、側面22bの柱状
部分21aと対向する位置に複数の開口部23a(第1
図では2個)をもつ噴出孔23が形成されている。この
噴出孔23の開口部23aは、突出部22aの側面22
bと当接している分離型1の入子11の側面11aによ
ってシールされている。噴出孔23は、突出部22aの
背面22c側で保持型2の本体型20に設けられたパイ
プ25と連通している。なお、第1入子21の柱状部分
21aには、成形体を保持型2から分離するためのエジ
ェクタピン27がその長手方向に沿って保持型2の外部
から挿入されている。
以上のように構成された成形型により型成形を行うに
は、まず、第1図に示すように成形型を型締めするとと
もに、圧縮した冷却エアーの導入ホースを保持型2のパ
イプ25に連結して準備する。次に、加熱溶融した成形
樹脂を注入孔から圧入してキャビティ3a、3b内に成
形樹脂を充填し、樹脂をキャビティ3a、3b内で冷却
固化させる。そして分離型1を保持型2から分離する。
すると、第2図に示すように、入子11の側面11aに
よりシールされていた噴出孔23の開口部23aが分離
型1の分離に伴なって開口し、これにより開口部23a
から冷却エアーが噴出して袋状のキャビティ3aに充填
された成形樹脂を冷却する。そして所定時間経過後、成
形樹脂が完全に冷却固化して形成された袋状部分30a
をエジェクタピン27で押して成形体30を保持型2か
ら取り出し、第3図に示す成形体30を得る。その後、
次の成形作業を行なうために分離型1が保持型2に型締
めされると、噴出孔23の開口部23aは入子11の側
面11aによってシールされる。
以上のように本実施例の成形型を用いれば、成形体の袋
状となった部分に直接冷却エアーを噴出して冷却するよ
うにしているため、効果的に冷却を行なうことができ
る。このため、冷却に要する時間を短縮して生産性を向
上させることができるとともに、冷却不良による品質の
低下を防止することができる。
また、本実施例の成形型は、従来のように第1入子21
の柱状部分21aに冷却水路等を設けないため剛性を大
きく低下させることがない。そして、噴出孔23の開口
部23aの開閉は、分離型1の入子11と保持型2の第
2入子22の合わせ面によって行なうようにしているた
め、バルブ等の他の部品が不要であり、簡単な構造にす
ることができる。さらには、冷却用に通常の圧縮エアー
を用いているため、他の設備からホース等により導入す
るだけでよく、特別な設備、改造を必要としない。
なお本実施例では、冷却流体として圧縮エアーを用いる
例を示したが、その他に冷却水等を用いることも可能で
ある。また、冷却エアーの噴出は、リミットスイッチ、
タイマ等のオン、オフにより行なうこともできる。さら
には、従来の冷却機構、即ち、柱状部分以外に設けた通
常の冷却水路と組み合せることにより、より一層の冷却
性能の向上を図ることができる。
[考案の効果] 本考案の成形型は、保持型は、前記分離型が分離したと
き前記成形体と対向する部分に設けられ、前記成形型に
冷却流体を噴出する噴出孔を有する。これにより、成形
体の外面に直接冷却流体を噴出させて冷却するため、効
率よく冷却することができ冷却性能に優れる。また、従
来のように剛性を必要とする部分に冷却用の通路を設け
ることを必要としないため、若しくは通常の冷却水通路
を設けるだけで良いため剛性の大きな低下を免れること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例に係り、第1図は
成形型が型締めされている状態の要部断面図、第2図は
分離型が分離され冷却している状態の要部断面図であ
る。第3図は型成形された成形体の全体斜視図、第4図
は第3図のA方向矢視部分正面図、第5図は第4図のB
−B線矢視部分断面図、第6図は従来の成形型が型締め
されている状態の要部断面図である。 1…分離型、2…保持型 23…噴出孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】型成形された成形体に対して先に分離する
    分離型と後に分離する保持型とからなる成形型におい
    て、 前記保持型は、前記分離型が分離したとき前記成形体と
    対向する部分に設けられ、前記成形体に冷却流体を噴出
    する噴出孔を有することを特徴とする成形型。
JP5895888U 1988-04-30 1988-04-30 成形型 Expired - Lifetime JPH061773Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5895888U JPH061773Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5895888U JPH061773Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 成形型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01163109U JPH01163109U (ja) 1989-11-14
JPH061773Y2 true JPH061773Y2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=31284750

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JP5895888U Expired - Lifetime JPH061773Y2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 成形型

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KR100380802B1 (ko) * 2000-01-13 2003-04-18 임숙자 금형표면의 순간 가열방법 및 그 시스템

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JPH01163109U (ja) 1989-11-14

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