JPH06176907A - 自動巻き線機 - Google Patents

自動巻き線機

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JPH06176907A
JPH06176907A JP5114977A JP11497793A JPH06176907A JP H06176907 A JPH06176907 A JP H06176907A JP 5114977 A JP5114977 A JP 5114977A JP 11497793 A JP11497793 A JP 11497793A JP H06176907 A JPH06176907 A JP H06176907A
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resistance wire
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wire
cap
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Mitsunori Yokoyama
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】巻き線抵抗器製造工程を完全に自動化し、熟練
した作業者以上の製造速度と、大幅な品質の向上を図
る。 【構成】内部に挿通された抵抗線17を素体に供給する
ノズル機構18と、上記素体の端部を把持するチャック
機構と、上記チャック機構によって把持固定された素体
を素体の中心軸を回転軸として回転させるスピンドル機
構2と、上記抵抗線17を素体の両端に取付けられたキ
ャップに溶接するための電極9を有する溶接用電極機構
とを有し、上記ノズル機構18には、抵抗線17を素体
の上記後端側キャップに溶着する際に、供給される抵抗
線17を引張することにより抵抗線17に張力を付与し
うる張力付与手段64が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円柱形のセラミック製
の素体に抵抗線を巻き付けて形成するいわゆる巻線抵抗
器及びヒーター等を製造しうる自動巻き線機に係り、特
に、希望する抵抗値等を設定することにより精度の高い
巻線抵抗器又はヒーター等を自動的に製造し得る自動巻
き線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のごとき巻線抵抗器はセラミ
ック素体の巻き線機へのセット工程、スピンドルの回転
による線巻き工程、素体両端に固定された金属製のキャ
ップと線材の溶接工程、線材の切断工程等、多くの工程
が、夫々、分離されており、個々の工程に独自な技術を
必要とするものであり、自動化することは困難であると
されていた。
【0003】また、このような事情から、製造される巻
線抵抗器は、その抵抗値の精度も5〜10%の誤差を生
じており、製造速度に関しても、熟練した作業者の短時
間の作業によった場合であっても、1分間に6〜7個が
限界である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
のような従来の巻き線抵抗器製造工程を完全に自動化
し、熟練した作業者以上の製造速度と、大幅な品質の向
上を計ることにあり、そのための装置自体も合理的な構
造で安価に製作し得るものとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、このような課題
解決のため、本発明は、円柱状の絶縁体の両端にキャッ
プが取付けられた素体の前端側キャップに抵抗線を溶着
し、絶縁体周面に抵抗線を巻装し、後端側キャップに抵
抗線を溶着することにより素体に抵抗線を巻装固定して
巻線抵抗器を作製する自動巻き線機であって、内部に挿
通された抵抗線を素体に供給するノズル機構と、上記素
体端部を把持するチャック機構と、上記チャック機構に
よって把持固定された素体を素体中心軸を回転軸として
回転させるスピンドル機構と、上記抵抗線を素体両端に
取付けられたキャップに溶接するための電極を有する溶
接用電極機構とを有し、上記ノズル機構には、抵抗線を
素体の上記後端側キャップに溶着する際に、供給される
抵抗線を引張することにより抵抗線に張力を付与しうる
張力付与手段が設けられており、素体の上記後端側キャ
ップへ抵抗線を溶着する場合に、上記張力付与手段によ
り抵抗線を引張することにより抵抗線に張力を付与し、
上記電極に通電して抵抗線をキャップに溶着させること
により、溶着部位のノズル側において抵抗線を溶断しう
るように形成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明にあっては、以上の様な構成を有するこ
とから、上述の様に、素体の後端側キャップに抵抗線を
溶着する際に、上記張力付与手段により抵抗線を引張す
ることにより抵抗線に張力を付与し、上記電極に通電し
て抵抗線をキャップに溶着させることにより、溶着部位
のノズル側において抵抗線を溶断するものである。
【0007】従って、本発明によれば、抵抗線を素体の
後端側キャップに溶着する場合、抵抗線は、張力付与手
段によりノズル方向に引張され、所定の張力が与えられ
ているため、電極に通電されて抵抗線がキャップに溶着
されることにより、人手を介すること無く、容易に、そ
して、自動的かつ迅速に、抵抗線を切断することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、添付図面により本発明を実施例に基づ
き詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の構造を
示す上面図、図2はその部分側面図である。図1及び図
2に示すように、本実施例に係る自動巻き線機63は、
円柱状の絶縁体8の両端に前端側キャップ29,48が
取付けられた素体24の前端側前端側キャップ29に抵
抗線17を溶着し、絶縁体8の周面に抵抗線17を巻装
し、後端側キャップ48に抵抗線17を溶着することに
より、素体24に抵抗線17を巻装固定して巻線抵抗器
を作製するように構成されている。
【0009】そして、本実施例に係る自動巻き線機63
のフレーム1の側板57には、スピンドル2がフレーム
1内方に向かって設けられており、その先端には、テー
パー状の凹部3が設けられている。又、後端は接ぎ手4
を介してパルスモータ5に結合され外部からの駆動信号
により任意の回転速度であって、かつ、任意の回転数で
回転駆動することが出来るように構成されている。そし
て、回転数は1/200〜1/400回転の微少な範囲
においても制御することが出来る。また、スピンドル2
の回転軸と同軸上に対向して、上記凹部3との間に素体
24を挾持しうるチャック6が回転自在であってかつ、
軸方向に擢動可能にフレーム1の側板62に固定されて
おり軸方向の移動は側板62の外方に取付固定されたエ
アシリンダー7により結合部8を介して行われる。な
お、上記凹部3の最大直径は、素体24両端に取付固定
されたキャップ29,48の直径よりも大きい寸法に形
成されている。そして、図2に示すように、スピンドル
2の上方および下方には、一対の溶接用電極9がコの字
型の可動フレーム10に、夫々、エアシリンダ11によ
って、上下方向において進退可能に設けられ、可動フレ
ーム10の内側には同様にコの字状の首振りフレーム1
2が溶接用電極9と同軸に回動可能に装着されている。
【0010】そして、この首振りフレーム12は、フレ
ーム1の側板57に固定されたエアシリンダ13に設け
られたアーム59先端に設けられたピン47を介して接
合されることにより、可動フレーム10上において一定
角度回動しうるように構成されている。また、可動フレ
ーム10はネジ溝が刻設された送りネジ14及びガイド
軸15を介して、フレーム1に支持されており、送りネ
ジ14を回転駆動するためのパルスモータ16の回転に
応じて、スピンドル2の回転軸方向に沿って駆動フレー
ム10を移動させて溶接用電極9の位置を適宜設定しう
るように構成されており、首振りフレーム12の中央部
には、抵抗線17を供給するノズル機構部18が設けら
れている。
【0011】このノズル機構部18は、内部に軸方向に
沿って抵抗線17が挿通されたノズル本体50と、抵抗
線17を素体24の上記後端側キャップ48に溶着する
際に、供給される抵抗線17を引張することにより抵抗
線17に張力を付与しうる張力付与手段64と、抵抗線
17を素体24の上記後端側キャップ48に溶着する際
に、ノズル本体50を所定角度回動させうるノズル回動
部58とを備えている。
【0012】そして、本実施例においては、上記張力付
与手段64は、図2に示すように、上記ノズル20を素
体24から離間する方向へ後退させうるノズル進退駆動
部51と、ノズル20の後退動作開始後に抵抗線17を
ノズル20内部に固定しうる抵抗線固定部52とにより
構成されている。上記ノズル本体50内部には、軸方向
に沿って抵抗線17が挿通される抵抗線供給溝56が設
けられている。
【0013】上記ノズル進退駆動部51は、上記首振り
フレーム12背面部に上下方向に夫々固定された2個の
エアシリンダ19から成り、これら2個のエアシリンダ
19は、ノズル本体50の取付板60に、夫々、アーム
61を介して固定されている。そして上記ノズル本体5
0及び抵抗線固定部52は、取付板60に固定され、上
記エアシリンダ19の作動により、ノズル本体50及び
抵抗線固定部52は、素体24から離間する方向(図1
中、素体24を基準として右方向)へ後退されうると共
に、素体24へ抵抗線を巻装しうる位置に前進されうる
ように構成されている。 また、上記抵抗線固定部52
は、装置後方へ突出して設けられたエアシリンダ23
と、このエアシリンダ23により駆動されるクランプ機
構53とから成る。
【0014】このクランプ機構53は、L字状に形成さ
れたクランプレバー21と、軸22とからなり、このク
ランプレバー21はエアシリンダ23が作動することに
より、軸22を中心に回動しクランプレバー21の先端
に形成されたクランプ部55により、抵抗線20を上記
抵抗線供給溝56の内面に押圧させることにより、抵抗
線20をノズル本体50内部に固定しうるように構成さ
れている。
【0015】上記ノズル回動部58は、フレーム1の側
板57に固定されたエアシリンダ13と、このエアシリ
ンダ13により進出及び縮退動作を行うアーム59と、
ノズル本体50の長さ方向中間部位においてノズル本体
50に枢着固定されたピン47とから成り、エアシリン
ダ13の作動に応じてノズル本体50を首振りフレーム
12と共に所定角度回動させうるように構成されてい
る。
【0016】抵抗線17は、図示しないボビンに巻かれ
ており、たるみなくノズル機構部18に供給される様
に、一定の張力を与えられている。更に、本実施例に係
る自動巻き線機63においては、シュータ部25が設け
られており、図示されないパーツフィーダからパイプ2
6を介して搬送された素体24を、抵抗線17を巻装し
うる位置に供給しうるように構成されている。
【0017】即ち、スピンドル2に円柱状の素体24を
供給する為のシュータ部25は、パイプ26を通って図
示しないパーツフィーダより送り込まれた素体24を受
け取るべき凹部27を有し、エアシリンダ28により、
スピンドル2の回転軸位置に素体24を送り出す為の進
出動作と原位置へ復帰するための縮退動作を行い得るも
のであり、縮退位置で次に抵抗線を巻装すべき新たな素
体24を受け取ることが出来るように構成されている。
【0018】尚、上記パルスモータ5、16及びエアシ
リンダ7、11、13、19、23、28は、図示しな
い演算制御機能を備えた駆動回路部によって総合的に制
御可動されるように構成されている。次に本実施例に係
る自動巻き線機の作動を図1、図2に基づいて説明す
る。まず、製作する抵抗器の抵抗値、及び、素体径、素
体長さ、線材の1m あたりの抵抗値を設定する。抵抗線
17をノズル機構部18内の抵抗線供給溝56に挿通し
て、本実施例に係る自動巻き線機63にセットし、製作
個数を指定する。この場合、図示されない駆動回路部で
は抵抗線17の総巻数からパルスモータ5の回転数及び
パルスモータ16の回転速度を定め、素対24にどれだ
けの間隔で何回抵抗線17を巻くかを設定する。
【0019】その後、エアシリンダ28が作動して、シ
ューター25が、パーツフィーダから供給された素体2
4をスピンドル2の回転軸位置まで搬送する。その後、
エアシリンダ7が作動し、チャック6が前進して、素体
24をスピンドル2とチャック6の円錐状の凹部3の間
にはさみ込んだ形でスピンドル2とチャック6とが素体
24を空中に挾持する。この場合、上記のように、内方
へ向かうにつれて収縮するテーパーにより形成された内
周面を有する凹部3の最大直径は、素体24のキャップ
29,48の直径よりも大きく形成されているため、素
体24のキャップ49,48は、凹部3内に半ば収納さ
れた状態で、スピンドル2及びチャック6により挾持さ
れるものであるため、素体24は確実に挾持固定される
ものである。この状態において、エアシリンダ28は後
退作動し、シュータ25は初期位置に復帰する。
【0020】この時、抵抗線17の巻装先端部は、素体
24の前端側キャップ29に当接しうる位置に来る様
に、ノズル機構部18によって支持されている。従っ
て、エアシリンダ11が作動することによって、溶接用
電極9が、抵抗線17が上部に当接した状態の前端側キ
ャップ29を、抵抗線17を介して上下方向から挾持
し、溶接用電極9に通電することによって、抵抗線17
の巻装先端部を前端側キャップ29上部に溶着すること
が出来る。
【0021】この場合に、抵抗線17が前端側キャップ
29の端部円周面と平行に溶着された場合には、絶縁体
8の周面と前端側キャップ29との間には、前端側キャ
ップ29の肉厚分段差が形成されるため、抵抗線17が
素体24に巻きつけられた場合に、この段差を抵抗線2
4が通過する際に、一定長さ前端側キャップ29と不完
全に接触する部分が生じ、この部分の電気抵抗が不安定
なものとなってしまう場合がある。
【0022】従って、上記前端側キャップ29への溶接
時には、ノズル機構部18を構成するエアシリンダ13
が作動して、首振りフレーム12を、図1における時計
方向に回転させ、抵抗線17と前端側キャップ29の端
縁との間に形成される角度を大きく形成しておくもので
ある。溶接完了により電極9はエアシリンダ11の後退
作動により抵抗線17及び前端側キャップ29より離れ
る。
【0023】これによりパルスモータ16が駆動回路部
であらかじめ設定された回転数回転し、ノズル機構部1
8を有する可動フレーム10を前端側キャップ29より
絶縁体8の中央部に向けて移動させ、絶縁体8への巻き
初め位置へ移動させる。ここで又、エアシリンダ13が
作動して、アーム59を縮体させることにより、首振り
フレーム12も反時計方向に回動して素体24の軸方向
に対して直角の位置に戻る。
【0024】この状態から、パルスモータ5が回転して
ノズル20から抵抗線17を連続的に引き出すと共に、
パルスモータ16が回転することにより可動フレーム1
0は素体24の後端側キャップ48へと移動し、素体2
4の絶縁体8に抵抗線17をあらかじめ設定された間隔
と長さだけ正確に巻装する。抵抗線17の巻きつけが完
了すると、再びエアシリンダ13が作動して、アーム5
9が突出することにより首振りフレーム12が時計方向
に回転して、抵抗線17の巻装方向を後端側キャップ4
8の端縁に対して大きな角度を形成するように修正す
る。
【0025】その後、パルスモータ16が、駆動回路部
においてあらかじめ設定された回転数分回転するため、
抵抗線17は、後端側キャップ48と絶縁体8周面との
間に形成された段差を乗り越え、抵抗線17の巻装後端
部は後端側キャップ48上の適宜の位置に設定される。
次に、エアシリンダ11が作動し、再び溶接用電極9が
上下方向から抵抗線17を介して後端側キャップ48を
挟み込む。
【0026】そして、次に、上記張力付与手段64が作
動し、抵抗線17をノズル本体50方向へ引張して、抵
抗線17に張力を付与する。即ち、先ず、張力付与手段
64を構成するノズル進退駆動部51を形成する2つの
エアシリンダ19が作動し、ノズル20を素体24から
離間する方向へ後退させ始める。
【0027】次に、抵抗線固定部52を構成するエアシ
リンダ23が作動してクランプ機構53を作動させる。
即ち、クランプレバー21が軸22を中心に回動するこ
とによりクランプ部55が抵抗線17を抵抗線供給溝5
6に対して押圧し、抵抗線17をノズル20内部におい
て固定する。この場合、上述の様に、ノズル20は、素
体24から離間し続けているため、上記抵抗線固定部5
2の作動により、抵抗線17はノズル20方向に引張さ
れ、抵抗線17には張力が付与された状態となる。
【0028】そして、この状態において電極9に通電し
た場合には、抵抗線17が後端側キャップ48に溶着さ
れると共に、ノズル20はさらに素体24から離間し続
けることから、抵抗線17は、溶着部位のノズル20側
において引切られ、自動的に溶断される。従って、本実
施例にあっては、抵抗線17の素体24への巻装後端を
溶着後に切断する為のカッター機構等を別途設けること
なく抵抗線17の巻装溶着作業を完了することができる
さらに、前述のように、本実施例にあっては、ノズル2
0の後退動作開始後に、抵抗線17を抵抗線固定部52
によりノズル20内部に固定するように構成されてお
り、ノズル機構部18が、素体24から離間し始めてか
ら抵抗線17を固定して溶断するように構成されている
ため、この間のノズル機構部18の移動によって、所定
長の抵抗線17がノズル本体50先端部から突出してい
るものである。
【0029】従って、切断後の抵抗線17はノズル本体
50先端部より、所定長さ分突出した状態となってお
り、次回巻装する新たな素体24の前端側キャップ29
に溶接する際に、改めて溶着に必要な長さ量の抵抗線1
7を送り出す行程を省略することが出来る。本実施例に
おいて、パルスモータ5及び6によって正確に巻き付け
られて溶接された抵抗線17の抵抗値は極めて精度が高
く素体24の形状の誤差のみが残る程度で実測精度は2
%程度である。 そして、抵抗線17の溶断が完了した
後には、エアシリンダ11により溶接用電極9を上下方
向に復帰させパルスモータ16を逆転させて可動フレー
ム10全体を巻装作業初期位置に復帰させ、更にエアシ
リンダ7によって、チャック6による素体24の挾持を
解除した場合には、完成した巻線抵抗器はスピンドル2
を離れて下方に落下し図示しないスタッカーに収納され
る。
【0030】指定された製造個数だけ上記の行程をくり
かえせば巻き線抵抗器は次々と製造され、この間全く人
手を必要とすることはない。また、動作はパルスモータ
及びエアシリンダによる連続した一連のものとなる為極
めて能率的であり実測値で1個製作に必要な時間は6秒
強となり人が行う速度を50%も上回るものである。な
お、本実施例においては、上記張力付与手段が、ノズル
進退駆動部51及び抵抗線固定部52とを備えている場
合を例に説明したが、張力付与手段の構成に付いては本
実施例には限定されない。
【0031】図3は、本発明の他の実施例の構造を示す
部分上面斜視図である。図3において、両端に針金状の
リード30のついたキャップ31を有する素体32は図
示しないパーツフィーダーにより並列に並んだ状態で紙
面上方からシューター33に送り込まれる。シューター
33は、可撓性の板バネ材等でリード30と並行な方向
に撓むごとくコの字形に形成され、その先端部はリード
30を支持すべくV形の切欠き34が設けられている。
又、シューター33の外側には固定のガイド35が設け
られリード30が一定の範囲内に収納されるごとくなさ
れている。さらにシューター33はエアシリンダ36に
よって前後に移動可能にフレーム1に支持されている。
尚フレーム1は図面上では省略されている。37はスピ
ンドル、38はチャックである。両者とも先端部に内テ
ーパー部39、40及び深穴41、42を有する。スピ
ンドル37はパルスモータ43により回転可動されると
共にエアシリンダ44で軸方向に突出、後退することが
出来る。チャック38は図1、図2に示すものと同様の
構造で結合部45を介して、エアシリンダ46により軸
方向に突出、後退することが出来る。
【0032】図3に示すごときシューター33を有する
巻き線機は、キャップ31に針金状のリード30が設け
られたごとき素体でも完全に自動的に巻き線行程を完了
することが出来る。即ち、紙面上方からシューター33
に送り込まれた素体32はリード30の先端付近を、切
欠き34で支持される。この状態でエアシリンダ36に
よって、スピンドル37の軸心まで押し出された素体3
0はエアシリンダ44によるスピンドル37及びチャッ
ク38の突出運動によって内テーパー部39、40によ
りリード30が深穴41、42内に導かれ、確実にチャ
ックされる。一般にリード30は多少曲がっている場合
が多くこれを正しく芯出してチャックすることは困難で
あるが本実施例においては、上記のごとく極めて容易に
行われる。即ち、前記実施例において上述したように、
内テーパー部39,40の最大直径は、素体32のキャ
ップ31,31の直径よりも大きく形成されているた
め、素体32のキャップ31,31は、内テーパー部3
9,40内に半ば収納された状態で、スピンドル37及
びチャック38により挾持される。従って、上記の様
に、素体32の両端に設けられた一対のリード30が同
一軸心上にない場合であっても、双方のリード30が、
夫々、深穴41,42内に収納された状態で上記内テー
パー部39,40により素体32のキャップ31,31
を挾持し、容易且つ確実に素体32のセンター出しを行
うことができる。
【0033】尚、シューター33はリード30と平行な
方向に撓むことが出来る為、スピンドル37及びチャッ
ク38の突出によって点線に示すごとく変形するが、エ
アシリンダ36によって元の位置に復帰した状態では元
のコの字形に復元している。この後の動作は、図1及び
図2についての説明と同様であるのでスピンドル38突
出、後退用のエアシリンダ44の動きは、チャック突
出、後退用のエアシリンダ46と全く同様のものである
ことのみを述べて他は省略する。
【0034】
【発明の効果】以上の説明で明らかなごとく、本発明に
係る自動巻き線機は、合理的な構造により巻き線抵抗部
品の製造における全ての行程を自動化し高速でしかも高
精度化することが出来るものであり、また、巻き線ヒー
ター等の製造にもそのまま応用することが出来るもので
あり、その産業上の効果は著しいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動巻き線機の一実施例の構造を
示す上面図である。
【図2】本発明に係る自動巻き線機の一実施例の構造を
示す部分正面図である。
【図3】本発明に係る自動巻き線機の他の実施例の構造
を示す部分上面斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 スピン
ドル 3 凹部 4 接ぎ手 5 パルスモータ 6 チャッ
ク 7 エアシリンダ 8 絶縁体 9 溶接用電極 10 可動フ
レーム 11 エアシリンダ 12 首振
りフレーム 13 エアシリンダ 14 送り
ネジ 15 ガイド軸 16 パル
スモータ 17 抵抗線 18 ノズ
ル機構部 19 エアシリンダ 20 ノズ
ル 21 クランプレバー 22 軸 23 エアシリンダ 24 素体 25 シュータ 26 パイ
プ 27 凹部 28 エア
シリンダ 29 前端側キャップ 30 リー
ド 31 キャップ 32 素体 33 シュータ 34 切欠 35 ガイド 36 エア
シリンダ 37 スピンドル 38 チャ
ック 39 内テーパ部 40 内テ
ーパ部 41 深穴 42 深穴 43 パルスモータ 44 エア
シリンダ 45 結合部 46 エア
シリンダ 47 ピン 48 後端
側キャップ 50 ノズル本体 51 ノズ
ル進退駆動部 52 抵抗線固定部 53 クラ
ンプ機構 55 クランプ部 56 抵抗
線供給溝部 57 側板 58 ノズ
ル回動部 59 アーム 60 取付
板 61 アーム 62 側板 63 自動巻き線機 64 張力
付与手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 自動巻き線機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円柱形のセラミック製
の素体に抵抗線を巻き付けて形成するいわゆる巻線抵抗
器及びヒーター等を製造しうる自動巻き線機に係り、特
に、希望する抵抗値等を設定することにより精度の高い
巻線抵抗器又はヒーター等を自動的に製造し得る自動巻
き線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のごとき巻線抵抗器はセラミ
ック素体の巻き線機へのセット工程、スピンドルの回転
による線巻き工程、素体両端に固定された金属製のキャ
ップと線材の溶接工程、線材の切断工程等、多くの工程
が、夫々、分離されており、個々の工程に独自な技術を
必要とするものであり、自動化することは困難であると
されていた。
【0003】また、このような事情から、製造される巻
線抵抗器は、その抵抗値の精度も5〜10%の誤差を生
じており、製造速度に関しても、熟練した作業者の短時
間の作業によった場合であっても、1分間に6〜7個が
限界である。従って、従来より、このような要請に応え
るため、図4に示すような自動巻き線機65が提案され
ている。即ち、このような自動巻き線機65は、抵抗線
供給機構66と抵抗線巻装機構67とを備えている。そ
して、抵抗線巻装機構67は、基台68と、この基台6
8上に設けられた素体保持装置69と、抵抗線溶着装置
70とを備えている。素体保持装置69は、基台68の
端部に設けられた駆動部71と、この駆動部71により
駆動される素体挾持部72とを有している。この素体挾
持部72は、筒状に形成された一対の素体挾持バー7
3,74と、一方の素体挾持バー74をロッド75を介
して前進又は後退させうる操作レバー76とを備えてお
り、上記素体挾持バー73,74の間に素体86を圧接
挾持して、上記駆動部71により素体周面方向に回転さ
せうるように構成されている。
【0004】また、上記抵抗線溶着装置70は、移動ユ
ニット87と、この移動ユニット87に設けられた電極
77,78を備えており、上記素体挾持部72に素体8
6が挾持された場合には、レール79上を前出して素体
86に接近し、図5に示すように、電極77,78とに
通電して、抵抗線80をキャップ81に溶着するように
構成されている。
【0005】このような従来の自動巻き線機65にあっ
ては、図6に示すように、素体挾持部72を構成する素
体挾持バー73,74は、夫々、略円柱状に形成され、
その先端部には、素体両端部に当接しうる平面部83,
83が形成されると共に、素体挾持バー73,74の軸
方向には、夫々、先端部から後方へ向かって、リード線
収納溝82,82が、周面部に開放された状態で刻設さ
れている。
【0006】なお、図7に示すように、上記素体86
は、円柱状の絶縁体85と、この絶縁体85の両端に取
付固定されたキャップ81,81とを有し、これらのキ
ャップ81,81にリード線84,84が溶着されて突
設されている。従って、このような従来の自動巻き線機
65において、上記のような素体86を素体挾持部72
に挾持させる場合には、先ず、素体両端部に冠着された
キャップ81,81に突設されたリード線84,84
を、上記素体挾持バー73,74に設けられたリード線
収納溝82,82内に、素体挾持バー73,74の周面
方向から収納させ、この状態において、上記操作レバー
76を操作して一方の素体挾持バー74を、他方の素体
挾持バー73に接近させ、素体86のキャップ81,8
1に素体挾持バー73,74の先端の平面部83,83
を圧接させ、素体挾持バー73,74の間に素体86を
挾持するものである。
【0007】ところで、上記素体86にあっては、絶縁
体85にキャップ81,81を固定する際の組み付け誤
差、又は、リード線84をキャップ81に溶着する際の
誤差により、双方のリード線84,84の軸線が相互に
一致しない素体86が作製される場合や、双方のリード
線84,84の軸線は一致しているが、リード線84,
84の軸線と、絶縁体85の中心軸とが一致しない素体
86が作製される場合がある。
【0008】このような、リード線84,84の軸線が
絶縁体85の中心軸と一致しない素体や、リード線8
4,84の軸線に不一致が生じている素体に、上述した
ような従来の自動巻き線機65を用いて抵抗線80を巻
装しようとした場合には、以下のような不具合がある。
即ち、このような従来の自動巻き線機65にあっては、
上記の様に、素体挾持バー73,74が、素体両端部に
当接し得る平面部83,83を先端に有する円柱状に形
成され、この先端の平面部83,83から素体挾持バー
73,74の後方へ向かって、リード線収納溝82,8
2が刻設されて形成されているため、双方のリード線8
4,84の軸線の相互の不一致が大きい場合には、リー
ド線収納溝82,82内に当該リード線84,84を収
納させることができず、素体挾持バー73,74によっ
て、素体86を挾持して保持することができない、とい
う不具合がある。
【0009】また、リード線84,84の不一致が小さ
く、上記リード線収納溝82,82内に各リード線8
4,84を収納させる素体挾持バー73,74によって
挾持させることは可能な場合であっても、絶縁体85の
中心軸とリード線84,84の軸線とが不一致の場合に
は、素体挾持バー73,74によって挾持させた場合
に、素体86と、素体挾持バー73,74とが同一軸線
上に位置せず、素体挾持バー73,74を回転させた場
合に、素体86が斜めに偏心して回転することとなる。
【0010】このように素体86が斜めに偏心して回転
した場合には、抵抗線80を素体86に巻装する際に、
予め定められたピッチで正確に巻装することができない
こととなり、所定の抵抗値を有する巻線抵抗器を作製で
きない、という不具合が存していた。 更に、このような
従来の自動巻き線機65にあっては、素体86を素体挾
持バー73,74の軸中心に合わせて素体挾持バー7
3,74の間に挾持させるためには、上記リード線収納
溝82,82の径を、素体86のリード線の幅に合致さ
せて形成する必要がある。この場合、素体の大きさに応
じて各種の素体挾持バーを複数種準備し、素体に合わせ
て使用しなければならず、交換作業が煩雑である、とい
う不具合も存していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の技術
的課題は、このような従来の不具合に鑑みなされたもの
であって、その技術的課題は、自動巻き線機において、
両端部に取付けられたリード線が、製造誤差により軸線
方向において相互に一致しない素体や、リード線の軸線
と絶縁体の中心軸とが不一致の素体に対しても、抵抗線
を予め定められたピッチで正確に巻装すると共に、素体
のリード線の径の大きさに拘らず、単一の素体挾持手段
にて素体を挾持し抵抗線を巻装することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような技術的課題解
決のため本発明にあっては、円柱状の絶縁体の両端にキ
ャップが取付けられた素体の前端側キャップに抵抗線を
溶着し、絶縁体周面に抵抗線を巻装し、後端側キャップ
に抵抗線を溶着することにより素体に抵抗線を巻装固定
して巻線抵抗器を作製する自動巻き線機において、 抵抗
線を素体に供給するノズル機構と、上記素体端部を把持
するチャック機構と、上記チャック機構によって把持固
定された素体を素体中心軸を回転軸として回転させるス
ピンドル機構と、上記抵抗線を素体両端に取付けられた
キャップに溶接するための電極を有する溶接用電極機構
とを有し、 上記素体端部を把持するチャック機構は、互
いに対向して配置された一対の把持棒体を有し、上記把
持棒体には、素体端部に設けられたキャップに圧接し、
先端部から後端部方向にかけて収縮するテーパ状の内周
面を備えた開口からなる把持部と、この把持部後端に連
設され、素体両端部にリード線が突設されている場合に
はこのリード線を内部に収納しうる空洞からなる収納部
とが設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明にあっては、以上の様な構成を有するこ
とから、キャップ部の両先端部を上記テーパ状の内周面
を備えた開口からなる把持部において把持するため、素
体両端部に取付られたリード線が軸心方向において相互
に不一致の状態で固定されていた場合や、リード線の軸
線と絶縁体の中心軸とが不一致の場合であっても、チャ
ック機構が素体としての軸中心を確保した状態で素体を
保持することができる。また、素体に突設されたリード
線の径の大きさに拘らず、単一の挾持手段にて挾持する
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面により本発明を実施例に基づ
き詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の構造を
示す上面図、図2は、その部分側面図、図3は、チャッ
ク機構及びシューター機構を示す部分拡大斜視図であ
る。図1及び図2に示すように、本実施例に係る自動巻
き線機63は、円柱状の絶縁体46の両端にキャップ2
9,48が取付けられた素体24の前端側キャップ29
に抵抗線17を溶着し、絶縁体46の周面に抵抗線17
を巻装し、後端側キャップ48に抵抗線17を溶着する
ことにより、素体24に抵抗線17を巻装固定して巻線
抵抗器を作製するように構成されている。
【0015】そして、本実施例に係る自動巻き線機63
のフレーム1の側板57には、スピンドル37がフレー
ム1内方に向かって設けられている。又、後端は接ぎ手
4を介してパルスモータ5に結合され外部からの駆動信
号により任意の回転速度であって、かつ、任意の回転数
で回転駆動することが出来るように構成されている。そ
して、回転数は1/200〜1/400回転の微少な範
囲においても制御することが出来る。このスピンドル2
は、エアシリンダ7によって、スピンドル軸方向に沿っ
て進退動し、以下に述べるチャック38との間に素体2
4を挾持しうるように構成されている。
【0016】また、チャック38は、スピンドル37の
回転軸と同軸上において対向し、上記スピンドル37と
の間に素体24を挾持しうるように回転自在であって、
かつ、軸方向に進退動可能にフレーム1の側板62に固
定されており、軸方向の移動は側板62の外方に取付固
定されたエアシリンダー7により結合部8を介して行わ
れる。
【0017】そして、本実施例においては、上記素体2
4の端部を把持するチャック機構44は、図3に示すよ
うに、互いに対向して配置された一対の把持棒体として
のチャック38及び上記スピンドル37を有し、これら
の把持棒体としてのチャック38及びスピンドル37に
は、夫々、素体24の端部に設けられたキャップ29,
48に圧接し、先端部から後端部方向にかけて収縮する
テーパ状の内周面45を備えた開口からなる把持部3
9,40と、この把持部39,40の後端に連設され、
素体両端部にリード線30が突設されている場合に、こ
のリード線30を内部に収納しうる空洞からなる収納部
41,42とが設けられている。
【0018】上記開口からなる把持部39,40の直径
は、素体24の直径よりも大きく形成され、把持部3
9,40が素体24を挾持した場合には、素体24のキ
ャップ29,48を内周面45において把持し得るよう
に構成されている。そして、図2に示すように、スピン
ドル2の上方および下方には、一対の溶接用電極9がコ
の字型の可動フレーム10に、夫々、エアシリンダ11
によって、上下方向において進退可能に設けられ、可動
フレーム10の内側には同様にコの字状の首振りフレー
ム12が溶接用電極9と同軸に回動可能に装着されてい
る。
【0019】そして、この首振りフレーム12は、フレ
ーム1の側板57に固定されたエアシリンダ13に設け
られたアーム59先端に設けられたピン47を介して接
合されることにより、可動フレーム10上において一定
角度回動しうるように構成されている。また、可動フレ
ーム10はネジ溝が刻設された送りネジ14及びガイド
軸15を介して、フレーム1に支持されており、送りネ
ジ14を回転駆動するためのパルスモータ16の回転に
応じて、スピンドル2の回転軸方向に沿って駆動フレー
ム10を移動させて溶接用電極9の位置を適宜設定しう
るように構成されており、首振りフレーム12の中央部
には、抵抗線17を供給するノズル機構部18が設けら
れている。
【0020】このノズル機構部18は、内部に軸方向に
沿って抵抗線17が挿通されたノズル本体50と、抵抗
線17を素体24の上記後端側キャップ48に溶着する
際に、供給される抵抗線17を引張することにより抵抗
線17に張力を付与しうる張力付与手段64と、抵抗線
17を素体24の上記後端側キャップ48に溶着する際
に、ノズル本体50を所定角度回動させうるノズル回動
部58とを備えている。
【0021】そして、本実施例においては、上記張力付
与手段64は、図2に示すように、上記ノズル20を素
体24から離間する方向へ後退させうるノズル進退駆動
部51と、ノズル20の後退動作開始後に抵抗線17を
ノズル20内部に固定しうる抵抗線固定部52とにより
構成されている。上記ノズル本体50内部には、軸方向
に沿って抵抗線17が挿通される抵抗線供給溝56が設
けられている。
【0022】上記ノズル進退駆動部51は、上記首振り
フレーム12背面部に上下方向に夫々固定された2個の
エアシリンダ19から成り、これら2個のエアシリンダ
19は、ノズル本体50の取付板60に、夫々、アーム
61を介して固定されている。そして上記ノズル本体5
0及び抵抗線固定部52は、取付板60に固定され、上
記エアシリンダ19の作動により、ノズル本体50及び
抵抗線固定部52は、素体24から離間する方向(図1
中、素体24を基準として右方向)へ後退されうると共
に、素体24へ抵抗線を巻装しうる位置に前進されうる
ように構成されている。 また、上記抵抗線固定部52
は、装置後方へ突出して設けられたエアシリンダ23
と、このエアシリンダ23により駆動されるクランプ機
構53とから成る。
【0023】このクランプ機構53は、L字状に形成さ
れたクランプレバー21と、軸22とからなり、このク
ランプレバー21はエアシリンダ23が作動することに
より、軸22を中心に回動しクランプレバー21の先端
に形成されたクランプ部55により、抵抗線20を上記
抵抗線供給溝56の内面に押圧させることにより、抵抗
線20をノズル本体50内部に固定しうるように構成さ
れている。
【0024】上記ノズル回動部58は、フレーム1の側
板57に固定されたエアシリンダ13と、このエアシリ
ンダ13により進出及び縮退動作を行うアーム59と、
ノズル本体50の長さ方向中間部位においてノズル本体
50に枢着固定されたピン47とから成り、エアシリン
ダ13の作動に応じてノズル本体50を首振りフレーム
12と共に所定角度回動させうるように構成されてい
る。
【0025】抵抗線17は、図示しないボビンに巻かれ
ており、たるみなくノズル機構部18に供給される様
に、一定の張力を与えられている。更に、図1及び図3
に示すように、本実施例に係る自動巻き線機63におい
ては、図示されないパーツフィーダから搬送された素体
24を、上記チャック機構44に供給するシューター機
構25が設けられている。
【0026】このシューター機構25は、素体24の両
端部に突設されたリード線30,30を支持する支持部
26と、この支持部26を上記チャック機構44により
素体24が把持され得る位置にまで移動させうるエアシ
リンダから成る駆動部28とを備えている。 上記支持部
26は、細長板を折曲して平面コ字状に形成され、この
支持部26の対向面部32,32の前端上縁部には、上
記素体24の両端に突出して設けられたリード線30,
30を保持しうる切欠部34が設けられている。この支
持部26の両側には、上端部が外方に向かって開放され
て折曲形成されたガイド35,35が設けられ、図示し
ないパーツフィーダーから供給される素体24を支持部
26が支持しやすいように構成されている。
【0027】尚、上記パルスモータ5、16及びエアシ
リンダ7、11、13、19、23、28は、図示しな
い演算制御機能を備えた駆動回路部によって総合的に制
御可動されるように構成されている。次に本実施例に係
る自動巻き線機の作動を図1、図2に基づいて説明す
る。まず、製作する抵抗器の抵抗値、及び、素体径、素
体長さ、線材の1m あたりの抵抗値を設定する。抵抗線
17をノズル機構部18内の抵抗線供給溝56に挿通し
て、本実施例に係る自動巻き線機63にセットし、製作
個数を指定する。この場合、図示されない駆動回路部で
は抵抗線17の総巻数からパルスモータ5の回転数及び
パルスモータ16の回転速度を定め、素対24にどれだ
けの間隔で何回抵抗線17を巻くかを設定する。
【0028】その後、シューター機構25を構成するコ
字状の支持部26が、パーツフィーダ(図示せず)から
供給された素体24を、素体24の両端部に突設された
リード線30,30を、支持部26の対向面部32,3
2に設けられた切欠部34,34において支持する。そ
の後、エアシリンダ28が作動して、チャック機構44
を構成する、チャック38及びスピンドル37が、素体
24を両端から把持しうる位置に至るまで、支持部26
を前出させて素体24を搬送する。
【0029】その後、図3に示すように、エアシリンダ
7,7が作動することにより、チャック38及びスピン
ドル37が互いに前進して、チャック38とスピンドル
37との先端部に形成された、先端部から後端部方向に
かけて収縮するテーパ状の内周面45を備えた開口から
なる把持部39,40が、夫々、素体24の両端部から
素体24を挾持する。
【0030】この場合、素体24の両端部に突設された
リード線30,30は、上記把持部39,40の後端部
に連設された細長状の空洞からなる収納部41,42内
に収納され、素体24の両端部に冠着されたキャップ2
9,48は、把持部39,40の内周面45に圧接した
状態で、チャック38及びスピンドル37により挾持さ
れる。
【0031】この場合、チャック38及びスピンドル3
7には、テーパ状の内周面45を備えた開口からなる把
持部39,40が設けられているため、この把持部3
9,40がリード線30,30が収納部41,42に収
納される際のガイド部としての機能を果たし、リード線
30,30は円滑に収納部39,40内に収納される。
また、リード線30,30が製造誤差等により軸線方向
においてズレが生じている場合や、リード線30,30
の軸線と絶縁体8の軸中心が一致していない場合であっ
ても、素体24の両端部を把持部39,40が把持する
ように構成されているため、素体24の軸中心をチャッ
ク38及びスピンドル37の軸中心に一致させた状態で
素体24をチャック38及びスピンドル37により挾持
することができる。
【0032】そして、その後、エアシリンダ28は後退
作動し、支持部26は初期位置に復帰する。この時、抵
抗線17の巻装先端部は、素体24の前端側キャップ2
9に当接しうる位置に来る様に、ノズル機構部18によ
って支持されている。従って、エアシリンダ11が作動
することによって、溶接用電極9が、抵抗線17が上部
に当接した状態の前端側キャップ29を、抵抗線17を
介して上下方向から挾持し、溶接用電極9に通電するこ
とによって、抵抗線17の巻装先端部を前端側キャップ
29上部に溶着することが出来る。
【0033】この場合に、抵抗線17が前端側キャップ
29の端部円周面と平行に溶着された場合には、絶縁体
8の周面と前端側キャップ29との間には、前端側キャ
ップ29の肉厚分段差が形成されるため、抵抗線17が
素体24に巻きつけられた場合に、この段差を抵抗線2
4が通過する際に、一定長さ前端側キャップ29と不完
全に接触する部分が生じ、この部分の電気抵抗が不安定
なものとなってしまう場合がある。
【0034】従って、上記前端側キャップ29への溶接
時には、ノズル機構部18を構成するエアシリンダ13
が作動して、首振りフレーム12を、図1における時計
方向に回転させ、抵抗線17と前端側キャップ29の端
縁との間に形成される角度を大きく形成しておくもので
ある。溶接完了により電極9はエアシリンダ11の後退
作動により抵抗線17及び前端側キャップ29より離れ
る。
【0035】これによりパルスモータ16が駆動回路部
であらかじめ設定された回転数回転し、ノズル機構部1
8を有する可動フレーム10を前端側キャップ29より
絶縁体8の中央部に向けて移動させ、絶縁体8への巻き
初め位置へ移動させる。ここで又、エアシリンダ13が
作動して、アーム59を縮体させることにより、首振り
フレーム12も反時計方向に回動して素体24の軸方向
に対して直角の位置に戻る。
【0036】この状態から、パルスモータ5が回転して
ノズル20から抵抗線17を連続的に引き出すと共に、
パルスモータ16が回転することにより可動フレーム1
0は素体24の後端側キャップ48へと移動し、素体2
4の絶縁体8に抵抗線17をあらかじめ設定された間隔
と長さだけ正確に巻装する。抵抗線17の巻きつけが完
了すると、再びエアシリンダ13が作動して、アーム5
9が突出することにより首振りフレーム12が時計方向
に回転して、抵抗線17の巻装方向を後端側キャップ4
8の端縁に対して大きな角度を形成するように修正す
る。
【0037】その後、パルスモータ16が、駆動回路部
においてあらかじめ設定された回転数分回転するため、
抵抗線17は、後端側キャップ48と絶縁体8周面との
間に形成された段差を乗り越え、抵抗線17の巻装後端
部は後端側キャップ48上の適宜の位置に設定される。
次に、エアシリンダ11が作動し、再び溶接用電極9が
上下方向から抵抗線17を介して後端側キャップ48を
挟み込む。
【0038】そして、次に、上記張力付与手段64が作
動し、抵抗線17をノズル本体50方向へ引張して、抵
抗線17に張力を付与する。即ち、先ず、張力付与手段
64を構成するノズル進退駆動部51を形成する2つの
エアシリンダ19が作動し、ノズル20を素体24から
離間する方向へ後退させ始める。
【0039】次に、抵抗線固定部52を構成するエアシ
リンダ23が作動してクランプ機構53を作動させる。
即ち、クランプレバー21が軸22を中心に回動するこ
とによりクランプ部55が抵抗線17を抵抗線供給溝5
6に対して押圧し、抵抗線17をノズル20内部におい
て固定する。この場合、上述の様に、ノズル20は、素
体24から離間し続けているため、上記抵抗線固定部5
2の作動により、抵抗線17はノズル20方向に引張さ
れ、抵抗線17には張力が付与された状態となる。
【0040】そして、この状態において電極9に通電し
た場合には、抵抗線17が後端側キャップ48に溶着さ
れると共に、ノズル20はさらに素体24から離間し続
けることから、抵抗線17は、溶着部位のノズル20側
において引切られ、自動的に溶断される。従って、本実
施例にあっては、抵抗線17の素体24への巻装後端を
溶着後に切断する為のカッター機構等を別途設けること
なく抵抗線17の巻装溶着作業を完了することができる
さらに、前述のように、本実施例にあっては、ノズル2
0の後退動作開始後に、抵抗線17を抵抗線固定部52
によりノズル20内部に固定するように構成されてお
り、ノズル機構部18が、素体24から離間し始めてか
ら抵抗線17を固定して溶断するように構成されている
ため、この間のノズル機構部18の移動によって、所定
長の抵抗線17がノズル本体50先端部から突出してい
るものである。
【0041】従って、切断後の抵抗線17はノズル本体
50先端部より、所定長さ分突出した状態となってお
り、次回巻装する新たな素体24の前端側キャップ29
に溶接する際に、改めて溶着に必要な長さ量の抵抗線1
7を送り出す行程を省略することが出来る。本実施例に
おいて、パルスモータ5及び6によって正確に巻き付け
られて溶接された抵抗線17の抵抗値は極めて精度が高
く素体24の形状の誤差のみが残る程度で実測精度は2
%程度である。 そして、抵抗線17の溶断が完了した
後には、エアシリンダ11により溶接用電極9を上下方
向に復帰させパルスモータ16を逆転させて可動フレー
ム10全体を巻装作業初期位置に復帰させ、更にエアシ
リンダ7によって、チャック6による素体24の挾持を
解除した場合には、完成した巻線抵抗器はスピンドル2
を離れて下方に落下し図示しないスタッカーに収納され
る。
【0042】指定された製造個数だけ上記の行程をくり
かえせば巻き線抵抗器は次々と製造され、この間全く人
手を必要とすることはない。また、動作はパルスモータ
及びエアシリンダによる連続した一連のものとなる為極
めて能率的であり実測値で1個製作に必要な時間は6秒
強となり人が行う速度を50%も上回るものである。な
お、本実施例においては、上記張力付与手段が、ノズル
進退駆動部51及び抵抗線固定部52とを備えている場
合を例に説明したが、張力付与手段の構成に付いては本
実施例には限定されない。
【0043】また、本実施例にあっては、上記支持部2
6が細長状の板材により折曲形成されている場合を例に
説明したが、本実施例に限定されず、リード線30の突
設された素体24を支持しうる様に構成されていれば良
く、例えば、棒状の支持アームにより構成されていても
良い。 更に、本実施例にあっては、両端部にリード線3
0,30が突設されている素体24に抵抗線17を巻装
する場合を例に説明したが、本実施例に限定されず、シ
ューター機構の構成を適宜変更することにより、両端部
にリード線30,30が突設されていない素体又は、端
子が一端もしくは両端に設けられている素体であって
も、本実施例に係るチャック機構44により挾持し、抵
抗線17を巻装することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているこ
とから、両端部に固定されたリード線が、製造誤差等に
より軸線方向において相互に一致しない素体や、リード
線の軸線と絶縁体の中心軸とが不一致の素体に対して
も、抵抗線を予め定められたピッチで正確に巻装するこ
とが可能となる。また、種類の異なる素体に抵抗線を巻
装する場合、素体のリード線の径の大きさが異なった場
合であっても、その都度素体挾持手段を変更する必要が
無く、常に、単一の素体挾持手段にて素体を挾持し抵抗
線を巻装することができ、巻線抵抗機の作製作業効率を
向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動巻き線機の一実施例の構造を
示す上面図である。
【図2】本発明に係る自動巻き線機の一実施例の構造を
示す部分正面図である。
【図3】本発明に係る自動巻き線機に使用されるチャッ
ク機構及びフィード機構の構造の一実施例を示す部分上
面斜視図である。
【図4】従来の自動巻き線機の一例を示す斜視図であ
る。
【図5】従来の自動巻き線機を用いて素体に抵抗線を溶
着する場合を示す一部断面図である。
【図6】従来の自動巻き線機の素体のチャック機構を示
す平面図である。
【図7】巻線抵抗器を一般に示す斜視図である。
【符号の説明】 1 フレーム 3 凹部
4 接ぎ手 5 パルス
モータ 7 エアシリンダ 8 結合部 9 溶接用電極 10 可動フ
レーム 11 エアシリンダ 12 首振
りフレーム 13 エアシリンダ 14 送り
ネジ 15 ガイド軸 16 パル
スモータ 17 抵抗線 18 ノズ
ル機構部 19 エアシリンダ 20 ノズ
ル 21 クランプレバー 22 軸 23 エアシリンダ 24 素体25 シュータ−機構 26 支持
28 エアシリンダ 29 前端
側キャップ 30 リード線 32 対向
面部 34 切欠部 35 ガイ
ド 36 エアシリンダ 37 スピ
ンドル 38 チャック 39 把持
40 把持部 41 収納
42 収納部 44 チャ
ック機構 45 内周面 46 絶縁
47 ピン 48 後端
側キャップ 50 ノズル本体 51 ノズ
ル進退駆動部 52 抵抗線固定部 53 クラ
ンプ機構 55 クランプ部 56 抵抗
線供給溝部 57 側板 58 ノズ
ル回動部 59 アーム 60 取付
板 61 アーム 62 側板 63 自動巻き線機 64 張力
付与手段65 自動巻き線機 66 抵抗
線供給機構 67 抵抗線巻装機構 68 基台 69 素体保持装置 70 抵抗
線溶着装置 71 駆動部 72 素体
挾持部 73 素体挾持バー 74 素体
挾持バー 75 ロッド 76 操作
レバー 77 電極 78 電極 79 レール 80 抵抗
81 キャップ 82 リー
ド線収納溝 83 平面部 84 リー
ド線 85 絶縁体 86 素体 87 移動ユニット
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図3】
【図4】
【図7】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の絶縁体の両端にキャップが取付
    けられた素体の前端側キャップに抵抗線を溶着し、絶縁
    体周面に抵抗線を巻装し、後端側キャップに抵抗線を溶
    着することにより素体に抵抗線を巻装固定して巻線抵抗
    器を作製する自動巻き線機であって、 内部に挿通された抵抗線を素体に供給するノズル機構
    と、上記素体端部を把持するチャック機構と、上記チャ
    ック機構によって把持固定された素体を素体中心軸を回
    転軸として回転させるスピンドル機構と、上記抵抗線を
    素体両端に取付けられたキャップに溶接するための電極
    を有する溶接用電極機構とを有し、 上記ノズル機構には、抵抗線を素体の上記後端側キャッ
    プに溶着する際に、供給される抵抗線を引張することに
    より抵抗線に張力を付与しうる張力付与手段が設けられ
    ており、 素体の上記後端側キャップへ抵抗線を溶着する場合に、
    上記張力付与手段により抵抗線を引張することにより抵
    抗線に張力を付与し、上記電極に通電して抵抗線をキャ
    ップに溶着させることにより、溶着部位のノズル側にお
    いて抵抗線を溶断しうるように形成したことを特徴とす
    る自動巻き線機。
  2. 【請求項2】 上記張力付与手段は、上記ノズルを素体
    から離間する方向へ後退させうるノズル進退駆動部と、
    ノズルの後退動作開始後に抵抗線をノズル内部に固定し
    うる抵抗線固定部とを備えていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の自動巻き線機。
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