JPH0617663Y2 - 操向操作装置 - Google Patents

操向操作装置

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JPH0617663Y2
JPH0617663Y2 JP17794486U JP17794486U JPH0617663Y2 JP H0617663 Y2 JPH0617663 Y2 JP H0617663Y2 JP 17794486 U JP17794486 U JP 17794486U JP 17794486 U JP17794486 U JP 17794486U JP H0617663 Y2 JPH0617663 Y2 JP H0617663Y2
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JP
Japan
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ram
oil
side clutch
brake
port
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JP17794486U
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JPS6382803U (ja
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啓治 児玉
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は左右の走行装置にそれぞれ操向装置を付設し、
それらの操向装置を作動させる操向操作装置に関する。
(ロ)従来技術 従来、左右の走行装置に附随する油圧シリンダを制御バ
ルブの切換えにより作動させて一方のサイドクラッチを
切ってからサイドブレーキを作動させるようにした操向
操作装置は実公昭58−21817号公報により既り知
られている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前記既知の操向操作装置は、ペダルを踏み込んだ時、切
換バルブがいずれか一方に切り換わり、その踏込み量に
応じてその側の単一の油圧シリンダに通ずる油路のリリ
ーフバルブのリリーフ圧が増大するもので、踏込み量が
大きいと、サイドクラッチが切れた直後にサイドブレー
キが作動するように構成されていたので、高度の操作技
術を要すると共に、走行中、圃場条件により機体は常に
ローリング及びピッチングを反復するので、踏込み量が
変動し、サイドクラッチを切った程度の大きな回行半径
でゆっくり操向方向修正等の操向操作せんとしても、サ
イドブレーキをも作動してしまうことがあり、所期の操
向操作を行なうことができなかった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、油圧シリンダによりサイドクラッチを切って
からサイドブレーキを制動動作させるようにした操向操
作装置において、各油圧シリンダに2つのポートを設
け、この油圧シリンダに一方のポートからの圧油により
押し出されてサイドクラッチを作動させるサイドクラッ
チ用ラムを嵌挿し、該サイドクラッチ用ラムをシリンダ
としてそれにサイドブレーキ用ラムを嵌挿すると共に他
方のポートからの圧油により押し出されてサイドブレー
キを作動させるようにし、ポンプ及びタンクと前記ポー
トを接続した油路に切換弁を挿入し、該切換弁から前記
他方のポートに通ずる油路に、絞り弁とタンクに通ずる
油路をその順に設け、この油路に人為操作具により絞ら
れる可変絞弁を挿入することにより前述の問題点を解決
した。
(ホ)作用 サイドクラッチを切った程度の比較的大きな回行半径で
操向操作する場合、切換弁を一方に切り換えると、油圧
ポンプからの圧油は一方のポートからサイドクラッチ用
ラムの油室に圧入されるので、該サイドクラッチ用ラム
はサイドクラッチが切れる状態まで押し出し作動し、操
向方向を修正するか、又は大きな回行半径で機体を旋回
させることができる。
また、サイドブレーキをも作動させて小さな回行半径で
操向する場合、人為操作具、例えば操作レバーをブレー
キ位置まで操作すると、他方のポートに通ずる油路から
タンクへ分岐した油路のリリーフバルブが絞られて他方
のポートにも作動油を圧入され、サイドブレーキ用ラム
が押し出されてサイドクラッチ切り状態でサイドブレー
キが作動し、機体は小さな回行半径で回行する。
その際、サイドクラッチ用ラムはサイドブレーキ用ラム
のシリンダとなる。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、ミッショ
ンケース1内のセンターギヤ2の回転は常時入り付勢さ
れた左右一対のサイドクラッチ3,3及び車軸ギヤ4,
4を介して車軸5,5に伝達され、サイドブレーキ6,
6は常時切り付勢されており、サイドクラッチ3,3の
シフター軸7,7に装着したレバー8,8は一端を後述
する揺動アーム10,10にロッド11,11で連結し、他端のピ
ン12,12はブレーキアーム13,13にクラッチ入り状態で間
隔lを隔てて対向しているので、レバー8,8が上記間
隔lだけ回動している間にサイドクラッチ3,3が切
れ、更に回動するとブレーキアーム13,13が回動してサ
イドブレーキ6,6が作動する。
前記揺動アーム10,10を作動する油圧シリンダ15(一方
のみ図示)は、基部に蓋16,16を油密に螺着したシリン
ダ17と、それに嵌挿したサイドクラッチ用ラム18と、該
サイドクラッチ用ラム18の軸心部に上方から穿設した油
室20と、該油室20に嵌挿したサイドブレーキ用ラム21と
で構成してあり、該サイドブレーキ用ラム21はアジャス
タ22を介して前記揺動アーム10に連結してあり、シリン
ダ17の下部には油圧23及びサイドクラッチ用ラム18に穿
設したT型油路25に連通するポート26を設け、上部のポ
ート27は上部内面の大径部28からサイドクラッチ用ラム
18の油孔30を経て油室20に連通させ、サイドブレーキ用
ラム21の下部にもT型油路31を穿設し、サイドクラッチ
用ラム18の油孔30より上部に小径部32を設け、前記大径
部28はポート27より下方まで大きく垂下しているので、
該ポート27は油圧シリンダ15が第1図に示す如く非作動
の場合でも、第2図に示す如く両方のラム18,21が共に
押し出された状態でも常に油室20に連通している。
また、シリンダ17の底面に油密に螺着した前記蓋16はフ
レーム33に枢支されており、揺動アーム10は戻しスプリ
ング35により下方へ引張られている。
更にポンプ36に通ずる油路37及びタンクに通ずる油路38
と、左右のシリンダ17,17に通ずる油路39,40,41,42とに
は、4ポート3位置の電磁切換弁43を挿入してあり、サ
イドブレーキ用ラム21,21の油室20,20に通ずる油路39,4
2には絞り弁45,45を付設し、その流出側は可変絞弁46を
介装すると共にタンクに連通させた戻り油路47に接続さ
れている。
操作レバー48はコンバインの機台の前部一側に立設した
操作盤50の支軸51に枢支されており、該支軸51の保持筒
52の支持板53にはロータリスイッチ54を取付け、前記支
軸51に遊嵌されている円板55の上部の切欠部には操作レ
バー48の突起48aを嵌合し、前記円板55から垂下させた
バー56はその下方の支点軸57に枢支されていて正面視で
凸状をなす板59の上部に設けた長孔59aに遊嵌され、そ
の更に下方に枢支した揺動アーム58に一端を取付られた
操作ワイヤ60は2本のワイヤ61により前記板59の両端に
連結され、操作ワイヤ60の他端は下部が枢支されたアー
ム62の上部に連結され、該アーム62の側面は前記可変絞
弁46に当接している。
前述の装置において、機体を右側へ回行すべく操作レバ
ー48を第6図の中立位置Nから切り位置Aに傾動する
と、ロータリスイッチ54が一方へONになって前記電磁
切換弁43が中立位置から一方へ切換り、ポンプ36からの
圧油はシリンダ17の下側のポート26ヘ圧入されるので、
サイドクラッチ用ラム18はストッパリング63が段部に当
接するまでのストロークだけ上昇し、一方のレバー8は
揺動アーム10及びロッド11を介して回動し、その側のサ
イドクラッチ3が切れる。その際、サイドブレーキ用ラ
ム21は、可変絞弁46が開いているので作動せず、ピン12
はブレーキアーム13に当接しないのでサイドブレーキ6
は制動作用することがない。
また、サイドブレーキ6をも作動させて小さな回行半径
で機体を回行させる場合は、前記操作レバー48を切り位
置Aからブレーキ位置Bへ傾動すると、バー56が板59の
長孔59aの端部に当接して該板59を回動し始め、操作レ
バー48をC位置に傾動する過程でワイヤ61及び操作ワイ
ヤ60を介して前記可変絞弁46が絞られ、ポンプ36からの
圧油が上方のポート27に圧入され、それによりサイドブ
レーキ用ラム21が第2図に示すようにストッパリング64
が上方の段部に当接するまで押し出されることとなり、
レバー8のピン12はブレーキアーム13を押してサイドブ
レーキ6を作動させるので、機体は小さな回行半径で旋
回する。
その際、前記サイドクラッチ用ラム18は第1図に示す押
し込まれた状態から第2図に示す押し出された姿勢に変
化するが、ポート27は押込み状態では大径部28の下部と
小径部32とT型油路31を経て油室20のヘッド側に連通
し、サイドブレーキ用ラム21が押出されると、油孔30が
油室20にも連通する。
また、前記操作レバー48を戻し傾動すると、可変絞弁46
が順次開くのでサイドブレーキ用ラム21が後退し、戻し
スプリング35が揺動アーム10を引き戻すのでサイドブレ
ーキ6が非作動状態に戻り、操作レバー48を更に戻し傾
動すると、ロータリスイッチ54がOFFになって電磁切
換弁43が中立に切換わり、ポンプ36からの圧油がタンク
に通じ、それにより油圧がなくなり、この状態でスプリ
ング35は揺動アーム及びロッド11を引張っているので、
サイドクラッチ用ラム18が第1図に示す位置に戻り、サ
イドクラッチ3がそれに付設した弾機により入り状態に
復帰する。
(ト)考案の効果 本考案は前述のように構成したので、サイドクラッチ用
ラム18をサイドブレーキ用ラム21に優先して作動させ得
ると共にサイドクラッチ用ラム18のみが作動した状態を
維持することができ、それにより従来のようにサイドク
ラッチ3とサイドブレーキ6とが連続的に作動して機体
が操縦者の予測以上に急旋回をするようなことはなく、
安全かつ的確な操向操縦を行なうことができる。
また、サイドクラッチ用ラム18とサイドブレーキ用ラム
21とを別個に構成したが、サイドクラッチ用ラム18はサ
イドブレーキ用ラム21のシリンダと兼用となり、油圧シ
リンダ15を小型軽量に構成することができると共にコス
トダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
油圧シリンダの非作動状態を示す断面図、第2図は同上
作動状態を示す断面図、第3図は油圧回路図、第4図は
操向装置の断面図、第5図は操向駆動部の正面図、第6
図は操向操作部の正面図、第7図は一部断面を示す同上
側面図である。 3……サイドクラッチ、6……サイドブレーキ、15……
油圧シリンダ、17……シリンダ、18……サイドクラッチ
用ラム、21……サイドブレーキ用ラム、26,27……ポー
ト、43……電磁切換弁、46……可変絞弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧シリンダ15,15によりサイドラクラッ
    チ3,3を切ってからサイドブレーキ6,6を制動動作
    させるようにした操向操作装置において、各油圧シリン
    ダ15に2つのポート26,27を設け、この油圧シリンダ15
    に一方のポート26からの圧油により押し出されてサイド
    クラッチを作動させるサイドクラッチ用ラム18を嵌挿
    し、該サイドクラッチ用ラム18をシリンダとしてそれに
    サイドブレーキ用ラム21を嵌挿すると共に他方のポート
    27からの圧油により押し出されてサイドブレーキを作動
    させるようにし、ポンプ36及びタンクと前記ポート26,2
    6,27,27を接続した油路39〜42に切換弁43を挿入し、該
    切換弁43から前記他方のポート27,27に通ずる油路39,42
    に、絞り弁45,45とタンクに通ずる油路47をその順に設
    け、この油路47に人為操作具により絞られる可変絞弁46
    を挿入したことを特徴とする操向操作装置。
JP17794486U 1986-11-18 1986-11-18 操向操作装置 Expired - Lifetime JPH0617663Y2 (ja)

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JPS6382803U JPS6382803U (ja) 1988-05-31
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